JPH08141105A - スプリンクラヘッド - Google Patents

スプリンクラヘッド

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JPH08141105A
JPH08141105A JP29078394A JP29078394A JPH08141105A JP H08141105 A JPH08141105 A JP H08141105A JP 29078394 A JP29078394 A JP 29078394A JP 29078394 A JP29078394 A JP 29078394A JP H08141105 A JPH08141105 A JP H08141105A
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heat
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fusible alloy
sprinkler head
hole
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Hitoshi Yamada
山田  均
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和幸 秋本
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で確実に溶融することのできる可溶合
金を備えたスプリンクラヘッド、及び熱の逃げを最小限
に抑えることのできる感熱部を備えたスプリンクラヘッ
ドを得ること。 【構成】 可溶合金62を有し火災発生時にその熱によ
り分解して落下する感熱分解部60を備えたスプリンク
ラヘッドにおいて、可溶合金62に熱伝導率の高い金属
板63を埋込んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプリンクラヘッドに
係り、さらに詳しくは、可溶合金を有し火災発生時にそ
の熱気流により加熱されて分解し、落下して放水口を開
放する感熱分解部及び熱気流によって加熱され、その熱
を感熱分解部に伝達する感熱部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、フラッシュ型スプリンクラヘッ
ドは放水口を閉塞する弁体を有し、この弁体は可溶合金
を備えた感熱分解部により押圧保持されており、火災が
発生するとその熱気流によって可溶合金が加熱されて溶
融し、これにより感熱分解部が分解して外部に落下する
と共にデフレクタが下降し、放水口が開放されてデフレ
クタから消火水を散水し、火災を消火するようになって
いる。
【0003】この種のフラッシュ型スプリンクラヘッド
の一例として実開平5−51368号公報に開示された
考案がある。このフラッシュ型スプリンクラヘッドは、
図21、図22に示すように、上部が外方に屈曲したほ
ぼ逆J字状の一対のレバー101a,101b、シリン
ダ104が固定されレバー101a,101bに設けた
長穴102の下部に係止するバランサ103、シリンダ
104内に収容された低融点合金105及びシリンダ1
04内に摺動可能に収容されたプランジャ106、レバ
ー101a,101bの長穴102の上部に係合するサ
ポートプレート107、及びこのサポートプレート10
7のねじ穴に螺入されてプランジャ106に当接する止
めねじ108からなる圧縮型分解部分(感熱分解部)1
00を備えたものである。
【0004】そして、この圧縮型分解部100の上部を
フレーム112内に挿入してレバー101a,101b
の先端部をフレーム112の下端部に設けた内側フラン
ジ113に係止させ、ガイドポスト116を介してデフ
レクタ114と一体化された弁体115を本体110の
放水口111に圧接し、放水口111を閉塞するように
したものである。なお、117はシリンダ104の下端
部にねじ止めされた感熱板を兼ねた保護カバーである。
【0005】いま、火災が発生してその熱気流により圧
縮型分解部分100が加熱されて低融点合金105が溶
融すると、圧縮型分解部分100は分解してガイドポス
ト116と共に外部に跳ね出され、落下する。これによ
り、デフレクタ114及び弁体115が落下して放水口
111を開放すると共に、デフレクタ114のストッパ
リングがフレーム112の内側フランジ113上に着座
してその位置に保持され、デフレクタ114から消火水
を散水する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなフラッシ
ュ型スプリンクラヘッドにおいて、火災が発生するとそ
の熱気流によって保護カバー117が加熱され、この熱
によりシリンダ104を介して低融点合金105が溶融
する。この場合、シリンダ104からの熱は、図23に
矢印で示すように伝熱し、低融点合金105はシリンダ
104の内周に接する面、したがって外周から中心部に
向って溶融する。
【0007】低融点合金105は外周から溶融し、中心
部付近は熱が充分行渡らないので溶融しにくく、図24
に示すように芯105aが残ってこの部分の溶融に時間
がかかり、さらに熱はレバー101a,101bやプラ
ンジャ106から上方に逃げる。このため、火災に対す
る応答が遅くなる、すなわち、感度が低いという問題が
ある。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、短時間で確実に溶融することのできる可
溶合金を有する感熱分解部、及び熱の逃げを最小限に抑
えることのできる感熱部を備えた感度の高いスプリンク
ラヘッドを得ることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るスプリンクラヘッドは、火災発生時
にその熱により分解して落下する感熱分解部に設けられ
た可溶合金に、熱伝導率の高い金属板を埋込んだもので
ある。 (2)また、上記の金属板を薄銅板又は銅箔で構成した
ものである。
【0010】(3)さらに、本発明に係るスプリンクラ
ヘッドは、可溶合金を収容したシリンダと、このシリン
ダを保持する保持部材との間に火災時におけるシリンダ
からの熱の逃げを防止する熱逃げ防止手段を設けたもの
である。
【0011】
【作用】火災が発生すると、可溶合金はその周囲から加
熱され、その熱は例えば、薄銅板又は銅箔の如き金属板
を介して内部に伝達され、全体がほぼ均一に加熱され
る。これにより、中心部に芯が残ることなく短時間で溶
融し、作動する。このためスプリンクラヘッドの感度を
高めることができる。
【0012】また、シリンダは熱逃げ防止手段を介して
保持部材に保持されているので、シリンダから保持部材
への熱の逃げを最小限に抑えることができ、可溶合金を
短時間で溶融させ、スプリンクラヘッドを作動させる。
【0013】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の第1の実施例の縦断面図、図
2は図1の分解斜視図である。図において、1は中心部
に放水口2が貫設された本体で、フランジ4の上面には
給水管に接続される第1のねじ部3が設けられており、
フランジ4の下面には後述のフレーム10が螺合される
第2のねじ部5が設けられ、さらに第2のねじ部5の下
端部にはこれより小径の円筒部6が突設されている。
【0014】10は円筒状のフレームで、上部には本体
1の第2のねじ部5に螺合されるめねじ部11が設けら
れており、下端部にはフランジ状の段部12が形成さ
れ、この段部12には等間隔で側壁と直交した複数のボ
ール穴13が貫設されている。14a,14bは側壁の
上下方向のほぼ中間部に設けたスリットで、フレーム1
0に多少でもばね性を持たせるためのもので、また、水
漏れ試験時における確認用の穴でもあるが、これは省略
してもよい。
【0015】15は本体1の放水口2を封止する弁体
で、本体1の円筒部6の外径とほぼ等しい外径の基板、
基板の上面に突設され本体1の放水口2内に挿入される
頭部、基板の下面中心から突設された突出部及び基板の
下面に突出部と同心的に設けられたかしめ片とからなっ
ている。16は頭部に嵌合され基板上に設置された例え
ば四ふっ化樹脂からなるガスケットである。
【0016】20はデフレクタアッセンブリで、デフレ
クタ21は円板状の基板の外周にほぼ等間隔で放射状に
突設された複数の羽根22が設けられ、羽根22のうち
等間隔(例えば120°間隔)の位置にある複数の羽根
22は、さらに延出されて連結柱23a,23b,23
cを形成している。この連結柱23a〜23cの羽根2
2に続く部分には羽根22の幅より狭い嵌入部が形成さ
れ、その先には嵌入部より幅の広い圧入部が形成されて
おり、さらに先端部には圧入部より幅の広い係止部が設
けられている。
【0017】上記の羽根22は上方に折曲げられて羽根
22の間にそれぞれ散水口24を有するデフレクタ21
が形成される。このデフレクタ21の内径は、本体1の
円筒部6の外径より僅かに大きく形成されている。25
はストッパリングで、その内径は本体1の円筒部6の外
径より僅かに大きく形成され、外径はフレーム10の内
径より小さく、かつ降下時に段部に係止する大きさに形
成されている。また、ストッパリング25には連結柱2
3a〜23cに対応して(したがって120°間隔で)
係止穴が設けられており、係止穴は係止爪を介して外周
に開口している。この係止穴の幅はデフレクタ21の連
結柱23a〜23cの圧入部の幅とほぼ等しいか又は僅
かに狭く、したがって係止部の幅より狭く形成されてお
り、また、係止爪間の幅は、連結柱23a〜23cの嵌
入部の幅とほぼ等しく形成されている。
【0018】上記のようなデフレクタ21及びストッパ
リング25からなるデフレクタアッンブリ20を組立て
るには、先ず、デフレクタ21の中心部に設けた貫通穴
に弁体15のかしめ片を挿入してかしめ、弁体15とデ
フクレタ21を一体に結合する。ついで、デフレクタ2
1の連結柱23a〜23cの嵌入部を、ストッパリング
25の係止爪の間から係止穴にそれぞれ嵌入し、ストッ
パリング25を上方に引上げてその上面を連結柱23a
〜23cの係止部に当接させる。このとき、係止穴内に
は連結柱23a〜23cの圧入部が圧入されており、ス
トッパリング25はその位置に保持される。なお、係止
爪をかしめれば、ストッパリング25をより確実に保持
することができる。
【0019】31はフレーム10内に摺動可能に配設さ
れたほぼ有底円筒状の分解部支持筒で、図3に示すよう
に、その上部の内径はデフレクタ21が遊嵌しうる大き
さの大内径部32に形成され、その下部は縮径されて小
内径部33となり、両者の間には段部34が形成されて
いる。35は底部の中心部に設けられた凸部で、その中
心部には穴36が設けられており、穴36の外周にはフ
ランジ状の係止部37が形成されている。38は底部の
上方において小内径部33の側壁に等間隔で貫設された
複数のボール挿入穴である。
【0020】この分解部支持筒31の高さは、フレーム
10内に組込んだ際にその上端部がデフレクタ21の羽
根22の上端部とほぼ一致するか、又はそれより上方に
あるように選ばれており、羽根22と分解支持筒31は
互いにガイドするように作用する。
【0021】40は感熱部で、図4に示すように、有底
円筒状のシリンダ41と、その下面及び高さ方向のほぼ
中央部外壁に設けられた円板状の感熱板42a,42b
とからなり、シリンダ41の上端部には分解部支持筒3
1の穴36に挿入しうる外径でフランジ状の係止爪43
が設けられている。なお、感熱板42a,42bは1個
でもよく、あるいは3個以上設けてもよい。
【0022】45はバランサで、図5に示すように、中
心部が高く周縁部が低い断面ほぼハ字状に形成されてお
り、中心部には貫通穴46が設けられている。このバラ
ンサ45の外径は、分解部支持筒31の大内径部32の
内径とほぼ等しいか、又は僅かに小さく形成されてい
る。
【0023】47はばね部材で、図6に示すように、断
面ハ字状の2枚の皿ばね48a,48bを、互いに反対
方向になるように中心部を当接し、皿ばね48a,48
bの中心部に設けた穴49a,49bにリベット50を
挿入してかしめ、一体に結合したものである。なお、こ
のばね部材47の外径は、分解部支持筒31の大内径部
32の内径とほぼ等しいか、又は僅かに小さく形成され
ている。
【0024】51は分解支持筒31の小内径部33内に
摺動可能に収容された分解部押えで、図7に示すよう
に、外周に上部フランジ部52及び下部フランジ部53
が設けられたほぼ有底円筒状に形成されており、上下の
フランジ部52,53の間には凹部54が形成されてい
る。また、下部のフランジ部53の外周には、傾斜面を
介してほぼ垂直の当接面55が設けられている。56は
調整穴、58は底部に設けたねじ穴57に螺入された止
めねじ、61は分解部押え51内に配設されたコイルば
ねである。
【0025】62は感熱部40のシリンダ41内に収容
されたコンプレッションはんだの如き可溶合金で、図8
(a)に示すように、上下方向のほぼ中央部には全面に
わたって、例えば、薄銅板あるいは銅箔の如き熱伝導率
の高い金属板63が一体に埋込まれ、可溶合金62は上
側部62aと下側部62bとに分けられている。なお、
金属板63を埋込む代りに、金属板63の両側に可溶合
金62の上側部62aと下側部62bを溶着して結合し
てもよく、あるいは、単に下側部62bの可溶合金の上
に金属板63を載せ、その上に上側部62aの可溶合金
を載せておくだけでもよい。
【0026】この金属板63は、図8(b)に示すよう
に、可溶合金62の上部の一端から下部の他端に斜めに
設けてもよく、あるいは図8(c)に示すように、ほぼ
中心部を通る上下方向に設けてもよい。さらに、図8
(d)に示すように、複数の金属板63を適宜埋込んで
もよい。なお、金属板63の厚さ及び可溶合金62への
設け方は、可溶合金62が溶融した際にピストン64の
下降を妨げないように設定するが、この金属板63の厚
さは試験の結果によれば0.05〜0.3mm程度が好
ましいことがわかった。
【0027】64はシリンダ41内において可溶合金6
2の上に上下に摺動可能に収容されたピストンで、上面
中心部には凹部65が設けられている。66は分解部支
持筒31の凸部35に設けた係止部37と、感熱部40
の係止爪43との間に介装された熱逃げ防止手段を構成
するCリング、67は鋼材からなる複数のロックボール
である。なお、前述のフレーム10に設けたボール穴1
3の内径は、ロックボール67の外径より小さく、ま
た、分解部支持筒31に設けたボール挿入穴38の内径
は、ロックボール67の外径より大きく形成されてい
る。
【0028】次に、上記のような各部からなる本実施例
の組立順序の一例を説明する。 (1)感熱部40のシリンダ41内に可溶合金62及び
ピストン64を挿入する。 (2)分解部支持筒31の凸部35に設けた穴36内
に、感熱部40のシリンダ41の先端部を挿入し、係止
爪43の下にCリング66を装着して下降させる。これ
により、感熱部40はCリング66を介して分解部支持
筒31に装着される。
【0029】(3)分解部支持筒31を立設し、上部の
開口部から分解部支持筒31内に分解部押え51を挿入
する。このとき、止めねじ58を上昇させて分解部押え
51を分解部支持筒31のボール挿入穴38の下方に位
置させ、止めねじ58の先端部をピストン64の凹部6
5に当接させる。
【0030】(4)分解部支持筒31の各ボール挿入穴
38に、外側からそれぞれロックボール67を挿入し、
ロックボール67をボール挿入穴38と分解部押え51
の凹部54との間に位置させる。 (5)フレーム10内にフレーム10の下方から分解部
支持筒31を挿入してそのボール穴13と分解部支持筒
31のボール挿入穴38とを整合させる。そして、ほぼ
L字状の治具を分解部押え51の開口部から挿入してそ
の先端部を調整穴56内に挿入し、ロックボール67を
押してその一部をフレーム10のボール穴13内にそれ
ぞれ誘導する。
【0031】(6)止めねじ58を回転して分解部押え
51を上昇させ、その当接面55をロックボール67に
当接させて外方に押圧し、ロックボール67の一部をフ
レーム10のボール穴13から突出させて分解部押え5
1との間に保持する。このとき、ボール穴13から覗く
ことにより、ロックボール67が所定の位置に保持され
ているかどうかを外部から確認する。
【0032】(7)分解部押え51内にコイルばね61
を挿入し、さらに、分解部支持筒31の大内径部32内
にばね部材47、バランサ45及びデフレクタアッンブ
リ20を挿入し、デフレクタ21に取付けた弁体15の
突出部をバランサ45の貫通穴46内に挿入する。
【0033】(8)本体1の円筒部6をストッパリング
25に挿入してその先端部を弁体15の基板の上面(基
板の上面にはガスケット16が装着されている)に当接
し、第2のねじ部5をフレーム10のめねじ部11に螺
入する。これにより、ばね部材47、バランサ45及び
弁体15を含むデフレクタアッセンブリ20は、コイル
ばね61に抗して圧下され、ばね部材47の下面が分解
部支持筒31の段部34に当る。さらに、ばね部材47
の両皿ばね48a,48bがほぼ密着するまで本体1を
螺入し、組立を終了する。このとき、分解部支持筒31
はフレーム10にロックされ、感熱部40は分解部支持
筒31にロックされる。また、感熱部40及び分解部支
持筒31の下部は、フレーム10の下端部から外部に突
出している。なお、上述の分解部支持筒31、可溶合金
62、ピストン64を含む感熱部40、分解部押え51
及びコイルばね61により感熱分解部60が構成され
る。そして、分解部支持筒31は円板状のバランサ45
によって覆われるのでその内部が完全な密封構造になる
ため、腐食性の高い雰囲気中に設置されても腐食するお
それがない。
【0034】ところで、上記のようなフラッシュ型スプ
リンクラヘッドにおいては、弁体15により本体1の放
水口2を50kgf程度の組立荷重で封止して水漏れを
防止しており、この組立荷重が分解部支持筒31を介し
てロックボール67に下向きに作用する。ロックボール
67はこの荷重によりフレーム10のボール穴13の下
端部に圧接され、図9に示すような反力F及び分力F1
が生じる。なお、バランサ45は円板状に形成されてい
るため、組立荷重は確実かつ均等にロックボール67に
加えられる。このため、ロックボール67には常に内側
(分解部押え51側)に出ようとする力が作用してい
る。しかしながら、ロックボール67は分解部押え51
の当接面55により移動が阻止されているためその位置
に保持され、分解部支持筒31をロックしている。
【0035】一方、可溶合金62にはロックボール67
が分解部押え51の垂直面である当接面55のみに接触
しているため上記の組立荷重はほとんど作用せず、主と
してコイルばね61の圧下力(約10kgf)が加わる
だけなので、従来のフラッシュ型スプリンクラのように
消火水の水圧の大小によって可溶合金62にかかる荷重
が変動することはなく、弁体15に大きな荷重(例えば
100kgf)が作用しても可溶合金62にクリープ現
象が生じることはない。
【0036】上記のように構成したフラッシュ型スプリ
ンクラヘッドは、天井に設けた穴から挿入され、その第
1のねじ部3を給水管に接続することにより天井面に取
付けられ、その一部が天井面から露出する。なお、天井
に設けた穴はシーリングプレートにより塞がれる。ま
た、フレーム10の外径が小さい(22〜23mm程
度)ので、システム天井のTバーの間にも設置すること
ができる。この場合は、例えば、天井裏において自在接
手に接続された給水管に本体1の第1のねじ部3を螺入
し、ついで給水管を動かしてフレーム10の一部又は全
部をTバーの間から室内に露出させ、給水管を固定すれ
ばよい。
【0037】次に、本発明の作用を説明する。図1は天
井面に取付けられたフラッシュ型スプリンクラヘッドが
警戒状態にある場合を示すもので、本体1の放水口2に
は加圧された消火水が供給されており、弁体15には消
火水の圧力が加えられている。このときの弁体15の閉
止力は50kgf程度であり、また、可溶合金62に加
わる圧下力は10kgf程度である。
【0038】いま、火災が発生するとその熱気流により
感熱板42a,42bが加熱され、その熱により可溶合
金62が周囲から加熱されて溶融し始め、溶融した可溶
合金62はシリンダ41とピストン64の間から流出
し、図10に示すようにその体積が減少する。
【0039】このとき、分解部支持筒31と感熱部40
とはCリング66を介して連結されており、また、止め
ねじ58の先端部は細く形成されてピストン64に圧接
されているため、これらの接触面積はきわめて小さい。
このため、感熱部40から分解部支持筒31及び止めね
じ58に逃げる熱はごく僅かであり、大部分の熱は可溶
合金62に加えられるため、可溶合金62は短時間で溶
融する。
【0040】そして、可溶合金62は、シリンダ64に
接する面、したがって底部及び外周から溶融し始める
が、その熱は図12に矢印で示すように、金属板63に
伝えられて可溶合金62の上側部62aの下面及び下側
部62bの上面を加熱するため、可溶合金62を外側か
らだけでなく、内側からも加熱することができるので、
可溶合金62への熱の伝達が早くなり、かつ全体がほぼ
均一に加熱され、短時間に確実に溶融することができ、
芯が残るようなことはない。このため、火災に対する応
答が早くなり、感度を向上することができる。100
℃、1.8m/secの風洞試験によれば、従来の可溶
合金を使用したフラッシュ型スプリンクラヘッドの作動
開始までの時間が64秒であったのに対し、図12に示
すように、金属板63(厚さ0.2mmの銅板)を埋込
んだ可溶合金62を使用した場合の作動開始までの時間
は56秒で、感度を約12%向上することができた。
【0041】可溶合金62が溶融してその体積が減少す
ると、分解部押え51がコイルばね61に圧下されて下
降する。これにより、ロックボール67はフレーム10
のボール穴13から外れて、分解部支持筒31のボール
挿入穴38とロック押え51の凹部54内に転動し、分
解部支持筒31のロックが解除される。そして、分解部
支持筒31がばね部材47に圧下され、デフレクタ21
の羽根22をガイドとして下降する。
【0042】さらに、可溶合金62の大部分が溶融する
と、ロックボール67がフレーム10の下端部から外れ
るので、感熱分解部60及びばね部材47とバランサ4
5は自重及び消火水の水圧により急激に下降し、図11
に示すように、フレーム10から離脱し、落下する。
【0043】同時に、弁体15を含むデフレクタアッセ
ンブリ20も自重及び消火水の水圧によって落下し、ス
トッパリング25がフレーム10の段部12上に着座し
て停止する。このとき、デフレクタ21はフレーム10
の下方に位置する。これにより、本体1の放水口2が開
放され、消火水はデフレクタ21から散水されて火災を
消火する。
【0044】このとき、ばね部材47は皿ばね48a,
48bを2枚重ねてストロークが長くなるように構成さ
れているので、弁体15を押上げて放水口2の早期開放
を防止すると共に、分解部支持筒31を押下げてフレー
ム10からの離脱を促進する。また、分解部支持筒31
のボール挿入穴38と分解部押え51の当接面55とは
互いに直交した平面でロックボール67に接触している
ので、感熱分解部60の分解に際してロックボール67
が分解部押え51などに食い込むことはない。
【0045】本実施例においては、可溶合金62をフレ
ーム10の下端部から突出させてスプリンクラヘッドの
最下端部に配設したので熱応答性にすぐれており、その
上可溶合金62に金属板63を埋込んだので、感熱部4
0の熱は可溶合金62を周囲から加熱すると共に、金属
板63を介して可溶合金62の中心部も加熱されるの
で、全体が均一に加熱されて溶融時間を短縮することが
できる。このためさらに高感度のフラッシュ型スプリン
クラヘッドを実現することができる。
【0046】実施例2.図13は本発明の第2の実施例
の縦断面図である。図において、1は本体で、放水口
2、ねじ部3、フランジ4及びフランジ4の下面に設け
た凹部の内周に形成されためねじ5aからなっている。
15は弁体、70はほぼコ字状のアームガイドで、弁体
15が一体的に結合されている。
【0047】10aは上部に設けたおねじ11aが本体
1のめねじ5aに螺合されて一体に結合された有底円筒
状のフレームで、側壁のほぼ中央部には対向して円周方
向に開口するスリット14a,14bが形成されてお
り、底部にはほぼ小判状の開口部が設けられている。1
2aは下部外周に設けた段部である。20はデフレクタ
21、連結柱及びストッパリング25からなるデフレク
タアッセンブリ、45はアームガイド70内に挿入され
たバランサである。
【0048】60aは感熱分解部を構成するリンク機構
で、先端部がフレーム10aのスリット14a,14b
に係止する一対のアーム71a,71b、中心部に設け
た貫通穴にシリンダ41aが遊嵌され、両端部がアーム
71a,71bに設けた係止穴に係止するアーム支持板
72、止めねじ74を有し両端部がアーム71a,71
bに設けた係止穴に係止するリンク押え板73等からな
り、シリンダ41a内には金属板63が埋込まれた可溶
合金62及びピストン64が収容されている。75は感
熱板を兼ねてリンク機構60aを保護する保護カバー
で、ねじ76によりシリンダ41aの下部に装着され
る。
【0049】上記のようなフラッシュ形スプリンクラヘ
ッドにおいて、火災の発生により保護カバー75が加熱
されて可溶合金62が溶融するとリンク機構60aが分
解し、リンク機構60a及びバランサ45は、自重によ
りデフレクタ21の底部の穴21aから保護カバー75
と共に落下する。同時に、弁体15はその自重と消火水
の水圧により、アームガイド70にガイドされてデフレ
クタアッセンブリ20と共に落下し、ストッパリング2
5がフレーム10aの底部に着座し、弁体15を含むア
ームガイド70はデフレクタ21上に着座する。これに
より、放水口2が開放され、消火水がデフレクタ21を
介して散水される。
【0050】本実施例においても、シリンダ41aから
の熱は図14に矢印で示すように金属板63に伝えら
れ、可溶合金62は均一に加熱されて短時間で溶融する
ので、スプリンクラヘッドの感度を向上することができ
る。
【0051】実施例3.図15は本発明の第3の実施例
の縦断面図で、本発明をマルチ型スプリンクラヘッドに
実施した例を示すものである。なお、第1、第2の実施
例と同じような機能の部分にはこれと同じ符号を付し、
説明を省略する。10bは有底円筒状のフレームで、内
壁の上部には本体1の第2のねじ部4に螺合されるめね
じ11が設けられており、めねじ11の下方(高さ方向
の中央部よりやや下方)にはフランジ部17が形成され
ている。18は散水口で、フランジ部17と底部19と
の間に放射状かつ等間隔に形成され、周壁と底部19の
周縁部とに開口する。19aは底部19に設けられ、長
軸側の両端部が円弧状に形成されたほぼ小判状の開口部
である。
【0052】上記のように構成した本実施例において、
火災が発生して可溶合金62が溶融するとリンク機構6
0aが分解し、保護カバー75を含むリンク機構60a
及びバランサ45は自重によりフレーム10bから落下
する。同時に弁体15を含むアームガイド70も消火水
の水圧により落下し、弁体15がフレーム10bの底部
19に着座してその開口部19aを閉塞する。これによ
り、放水口2が開放され、消火水は散水口18から散水
される。
【0053】本実施例においても可溶合金62には金属
板63が埋込まれているため、可溶合金62は均一に加
熱されて短時間で溶融するので、スプリンクラヘッドの
感度を高めることができる。
【0054】実施例4.図16は本発明の第4の実施例
の縦断面図で、フレーム型スプリンクラヘッドに本発明
を実施したものである。なお、第2、第3の実施例と同
じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略す
る。80は本体1の下部に等間隔で設けられた複数のフ
レーム(図には1本だけ示してある)で、下端部は受座
81に一体に連結されている。82は受座81に取付た
デフレクタ、83は受座81のねじ穴に螺入された止め
ねじである。
【0055】60aは第2、第3の実施例で説明したリ
ンク機構60aとほぼ同じ構造及び作用のリンク機構で
あるが、アーム71a,71bの先端部(図の左方)は
ほぼ直線状に形成されて外側に凹部72a,72bが設
けられており、また、シリンダ41aには感熱板75a
が取付けられている。そして、リンク機構60aを90
°回転してフレーム80の間から弁体15と受座81の
間に挿入し、アーム71aの凹部72aを止めねじ83
に、アーム71bの凹部72bを弁体15の突起部にそ
れぞれ嵌合したもので、その組立荷重は止めねじ83に
よって調整される。
【0056】上記のように構成した本実施例において
は、火災が発生すると前述の要領によりリンク機構60
aが分解して落下し、同時に弁体15も落下して放水口
2を開放する。これにより、放水口2から消火水が放出
され、デフレクタ82を介して散水し、消火する。
【0057】本実施例においても、可溶合金62に金属
板63を埋設してあるので、可溶合金62は短時間で確
実に溶融することができ、スプリンクラヘッドの感度を
向上させることができる。
【0058】実施例5.上述の第2〜第4の実施例にお
いて、シリンダ41aは図17(a)に示すように、ア
ーム支持板72の中心部に設けた貫通穴72aに上下に
摺動可能に遊嵌されている。したがって、この貫通穴7
2aの内径はシリンダ41aの外径より僅かに大きく形
成され、シリンダ41aはその外壁が非接触の状態で挿
入されるように設計されているが、その差、したがって
貫通穴72aの内壁とシリンダ41aの外壁との間に形
成されるすき間はきわめて小さい。このため、スプリン
クラヘッドを組立てた際に、シリンダ41aの外壁の一
部がアーム支持板72の貫通穴72aの内壁に接触し、
ここから熱が逃げることがあった。特に、アーム支持板
72は、シリンダ41a内に配設された可溶合金62に
近接して配置されているので、これによる影響は大きか
った。
【0059】そこで、本実施例においては、図17
(b)に示すように、アーム支持板72の貫通穴72a
を上部が拡径された断面ほぼ逆台形状に形成し、下部の
小径部の内径をシリンダ41aの外径より僅かに大きく
形成したものである。本実施例は上記のように構成した
ので、若し、シリンダ41aの外壁の一部がアーム支持
板72の貫通穴72aの内壁72aに接触しても、その
接触面積がきわめて小さいため、シリンダ41aからア
ーム支持板72へ逃げる熱を最小限に抑えることができ
る。
【0060】図17(c)はアーム支持板72の貫通穴
72aの内径をシリンダ41aの外径より若干大きく形
成し、その内壁の下部にシリンダ41aの外径より僅か
に大きい内径のリング状の突起部72bを設けたもの
で、その作用効果は図17(b)の場合とほぼ同様であ
る。
【0061】図18(a)はアーム支持板72の貫通穴
72aの内壁に複数の突起72cを突設し、その先端部
を結ぶ円周の径をシリンダ41aの外周より僅かに大き
く形成したものである。また、図18(b)はアーム支
持板72の貫通穴72aの内壁に溝72dを設け、この
溝72dにOリング又はCリング66を介装したもの
で、これらの場合も図17(b),(c)の実施例とほ
ぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0062】図18(c)はアーム支持板72の貫通穴
72aの内壁と、シリンダ41aの外壁との間に断熱材
72eを介装したもので、これによりシリンダ41aか
らアーム支持板72への熱の移動を防止することができ
る。なお、上記の各実施例では、金属板63を埋込んだ
可溶合金62を収容したシリンダ41aについて説明し
たが、金属板62のない従来の可溶合金を用いたスプリ
ンクラヘッドにも本実施例を実施することができる。
【0063】実施例6.図19は本発明の第6の実施例
の縦断面図、図20は一部を省略した図19の要部拡大
断面図である。なお、第2〜第4の実施例と同じ機能の
部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。本実
施例においては、第1の実施例(図1、図4)で説明し
た感熱部40のシリンダ41を長く形成すると共に、シ
リンダ41とは別に、上端部にアーム支持板72が係止
するフランジ86を有し、下端部に内側に折曲げられた
係止部87が設けられたほぼ円筒状の支持部材85を設
け、さらに、中心部に設けた穴の縁部を上方に折曲げた
折曲げ部75aを有する保護カバー75を設けたもので
ある。
【0064】上記のように構成した本実施例の感熱部4
0を組立てるには、先ず、アーム支持板72の貫通穴7
2aに上方から支持部材85を挿入し、そのフランジ8
6をアーム支持板72に係止させる。ついで、保護カバ
ー75の折曲げ部75aを支持部材85の下方から係止
部87内に挿入し、係止部87側に折曲げてかしめ、両
者を一体に結合する。
【0065】次に、保護カバー75の中心部の穴に下か
らシリンダ41を挿入し、係止爪43の下にCリング6
6を装着して感熱部40を下降させる。これにより、感
熱部40はCリング66を介して支持部材85に装着さ
れる。そして、止ねじ74を下降させてピストン64を
圧下すれば、支持部材85はアーム支持板72に係止し
てロックされ、感熱部40にはCリング66を介して支
持部材85にロックされてその位置に保持される。
【0066】上記のように構成した本実施例は、感熱部
40はCリング66を介して支持部材85に取付けられ
ており、両者の接触面積はきわめて小さいので、感熱部
40から支持部材85及びアーム支持板72に逃げる熱
はごく僅かであり、大部分のが可溶合金62に加えられ
るため、可溶合金62は短時間で溶融することができ
る。なお、本実施例においては、金属板63が埋込まれ
ていない従来の可溶合金を使用してもよく、また、本実
施例は、第2〜図4の実施例にも実施することができ
る。以上本発明に係る可溶合金を使用したスプリンクラ
ヘッドの実施例について説明したが、本発明はこれに限
定するものではなく、可溶合金を使用するものであれば
他の構造のスプリンクラヘッドにも本発明を実施するこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
に係るスプリンクラヘッドは、火災発生時にその熱気流
に加熱されて分解する感熱分解部の可溶合金に、熱伝導
率の高い金属板を埋め込んだので、火災の発生により感
熱部が受けた熱は、外周から可溶合金に伝わり、その熱
は金属板を介して可溶合金の内部に伝えられて全体がほ
ぼ均一に加熱される。そのため、可溶合金は中心部に芯
が残ることなく短時間で確実に溶融することができ、こ
れによりスプリンクラヘッドの感度を大幅に向上させる
ことができる。
【0068】また、上記の金属板を薄銅板又は銅箔で構
成したので、入手が容易でありコストの増嵩も防止する
ことができる。
【0069】さらに、可溶合金を収容したシリンダとこ
のシリンダを保持する保持部材との間に熱逃げ防止手段
を設けたので、火災の発生に際して、シリンダから保持
部材への熱の逃げを最小限に抑えることができる。この
ため、可溶合金の溶融を早めることができ、これにより
スプリンクラヘッドの感度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の縦断面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の分解部支持筒の断面図である。
【図4】図1の感熱部の断面図である。
【図5】図1のバランサの断面図である。
【図6】図1の皿ばねの断面図である。
【図7】図1の分解部押えの断面図である。
【図8】図1の可溶合金の実施例の説明図である。
【図9】本実施例のロックボールの作用説明図である。
【図10】本実施例の作用説明図ある。
【図11】本実施例の作用説明図ある。
【図12】本実施例の可溶合金の作用説明図ある。
【図13】本発明の第2の実施例の縦断面図である。
【図14】第2の実施例の可溶合金の作用説明図であ
る。
【図15】本発明の第3の実施例の縦断面図である。
【図16】本発明の第4の実施例の縦断面図である。
【図17】(a)はアーム支持板とシリンダとの関係を
示す説明図、(b),(c)は本発明の第5の実施例の
説明図である。
【図18】(a)〜(c)は本発明の第5の実施例の説
明図である。
【図19】本発明の第6の実施例の縦断面図である。
【図20】一部を省略した図19の要部拡大断面図であ
る。
【図21】従来のフラッシュ型スプリンクラヘッドの一
例の縦断面図である。
【図22】図21の圧縮型分解部分の拡大図である。
【図23】図21の点融点合金の作用説明図である。
【図24】図21の点融点合金の作用説明図である。
【符号の説明】
1 本体 10,10a,10b フレーム 15 弁体 20 デフレクタアッセンブリ 21 デフレクタ 31 分解部支持筒 40 感熱部 41,41a シリンダ 45 バランサ 47 皿ばね 51 分解部押え 60,60a 感熱分解部 61 コイルばね 62 可溶合金 63 金属片 64 ピストン 66 Cリング 67 ロックボール 72 アームス支持板 72a 貫通穴 72b 突起部 72d 溝 72e 断熱材 75 保護カバー 85 支持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可溶合金を有し火災発生時にその熱によ
    り分解して落下する感熱分解部を備えたスプリンクラヘ
    ッドにおいて、 前記可溶合金に熱伝導率の高い金属板を埋め込んだこと
    を特徴とするスプリンクラヘッド。
  2. 【請求項2】 金属板を薄銅板又は銅箔で構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のスプリンクラヘッド。
  3. 【請求項3】 可溶合金を有し火災発生時にその熱によ
    り分解して落下する感熱分解部を備えたスプリンクラヘ
    ッドにおいて、 前記可溶合金を収容したシリンダと、該シリンダとを保
    持する保持部材との間に火災時におけるシリンダからの
    熱の逃げを防止する熱逃げ防止手段を設けたことを特徴
    とするスプリンクラヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010193986A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Is Sprinkler Kk スプリンクラーヘッド
CN103768746A (zh) * 2012-10-26 2014-05-07 胡永华 一种新型灭火激发启动装置
CN103768747A (zh) * 2012-10-26 2014-05-07 胡永华 一种新型灭火自动启动装置
JP2015192859A (ja) * 2014-03-20 2015-11-05 千住スプリンクラー株式会社 スプリンクラーヘッド

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