JPH0222725B2 - - Google Patents

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JPH0222725B2
JPH0222725B2 JP57172675A JP17267582A JPH0222725B2 JP H0222725 B2 JPH0222725 B2 JP H0222725B2 JP 57172675 A JP57172675 A JP 57172675A JP 17267582 A JP17267582 A JP 17267582A JP H0222725 B2 JPH0222725 B2 JP H0222725B2
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JP
Japan
Prior art keywords
container
oil
solid
composition
cosmetic
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57172675A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5962513A (ja
Inventor
Yoshio Hachiman
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP17267582A priority Critical patent/JPS5962513A/ja
Publication of JPS5962513A publication Critical patent/JPS5962513A/ja
Publication of JPH0222725B2 publication Critical patent/JPH0222725B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は固型状化粧料の製造方法、さらに詳し
くは適量の油分を含み皮膚生理的に良好で表面状
態の美しい固型状化粧料の製造方法に関する。 従来、固型状メイクアツプ化粧料としては、油
分と粉末の配合量により表−1のように位置付け
されるものが製品化されている。
【表】
【表】 しかし、このような従来のメーキヤツプ化粧料
には次の如き欠点がある。ケークタイプは使用性
面ではサツパリするが粉つぽい。皮膚生理的にも
肌質や季節によつて肌の乾燥、かさつきを訴える
場合がある。これは化粧面積が大きいほど問題と
なる。ケーク(ソフト)タイプはケークタイプに
比べ、油分の効果によつて使用性面では粉つぽさ
が抑えられ、仕上げ効果も良好であるがまだしつ
とり感が不足している為、皮膚生理的に肌質や季
節によつて肌の乾燥、かさつきを訴える場合がま
だある。油性タイプはしつとりとしている為、冬
期の肌の乾燥を防ぐなど皮膚生理的には良好な面
があるが、使用性面でベタツイたり、塗布した部
分の動きによつて経時でよれてきてむらになると
いう欠点がある。 そこでケーク(ソフト)タイプと油性タイプの
中間の油分量を持ち、化粧効果と皮膚生理的に問
題ない製品の開発が望まれてきたわけであるが、
次の如く、充填成型に困難な面があり、実現出来
なかつた。 すなわち、従来、ケークタイプ及びケーク(ソ
フト)タイプのように油分が少ない場合には、粉
末に油分、香料等を混合した後に粉砕しコンパク
ト中皿等にプレス成型する。 一方、油性タイプのように油分が多い場合に
は、混合粉砕した粉末を、加熱溶融した油分中に
加え、溶融した状態でコンパクト中皿等に流し込
んで冷却固化させる。しかし、ケークタイプ、ケ
ーク(ソフト)タイプと油性タイプとの中間の油
分量を持つものにおいては、プレス成型は困難で
あり、又この組成物を加熱溶融しても流動性が殆
んどなく、容器に流し込めず、又流し込んだとし
ても中皿の端まで流しこめなかつたり表面がもり
上がつたりして、製品の外観を著しく損ねること
を免れなかつた。 上記の欠点を解決する方法として、特開昭56−
131510では、加熱してある程度流動性が出てきた
組成物を中皿に流し込んだ後に固型油分の固化す
る温度以上の温度でプレス成型して、プレス状化
粧料を得る方法が開示されているが、本発明者ら
が追試してみた結果、油脂類が30〜35%の組成に
おいては加熱しても流動性がでない為中皿に流し
込めない。又、油分が35%〜70%の組成において
は中皿に流し込めても、固型油分が固化する前の
プレス成型では固型油分の粘着性が残つている
為、成型機のプレツシヤーパツドに付着して、表
面が凹凸となつたり、固型油分の固化力による収
縮によつて中皿との間にスキ間ができたりして、
外観を著しく損ね、満足な製品は得られなかつ
た。 本発明者らは、かかる事情にかんがみ、鋭意研
究を行つた結果、加熱溶解した油分・粉末化粧料
組成物を充填しようとする最終容器の内径より若
干小さい内径を有する筒状の容器に流し込み充填
した後、固型油分が固化する温度以下迄冷却し、
固化した化粧料を筒から取り出し適当な厚さに切
つたものを最終容器に充填し低圧プレスすれば、
前掲の如き欠点をことごとく解決できることを見
出し、本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は固型油分を含有し配合量が
35〜70重量%の油分と、配合量が35〜70重量%の
粉末と、を主成分とする化粧料組成物を加熱溶解
する溶解工程と、前記溶解した化粧料組成物を最
終容器より若干小さな径を有する筒状容器に流し
込み充填し、固型油分が固化する温度以下まで冷
却し、固化した筒状組成物を前記筒状容器から取
り出す筒状組成物形成工程と、前記筒状組成物を
適当な厚さに切断し、その切断組成物を最終容器
に充填し、低圧プレスする成形工程と、を有する
固型状化粧料の製造方法である。 以下、本発明の構成について述べる。 本発明で用いる固型油分は融点40℃以上のもの
であり、高級アルコール、高級脂肪酸、炭化水
素、天然ロウをはじめとする各種エステル、天然
油脂をはじめとする各種グリセライドのうち、融
点40℃以上のものが、1種あるいは2種以上、任
意に選ばれて使用される。これらの固型油分の例
としては、例えばセチルアルコール、ステアリル
アルコール、ステアリン酸、ベヘニン酸、固型パ
ラフイン、マイクロクリスタリンワツクス、ポリ
エチレン末、キヤンデリラロウ、ビースワツク
ス、カレナウバロウ、バリコワツクス、硬化ヒマ
シ油を挙げることができる。固型油分の配合量は
該固型状化粧料の1.0〜60.0重量%(以下、単に
%と称す)である。1.0%より少ないと、固型油
分特有の硬さが失なわれて、固型状化粧料の表面
が軟らかくなり過ぎ、60%を超えると逆に表面が
硬くなりすぎ、どちらも化粧用具(スポンジやパ
フ)への化粧料のとれが適当でなくなるので好ま
しくない。 本発明で用いられる固型油分以外の油分は、一
般に化粧料に用いられる植物油、動物油、鉱物
油、合成エステル油及び合成シリコン油である。
これらの例としては、例えばオリーブ油、ホホバ
油、ヒマシ油、ラノリン及びその誘導体、スクワ
ラン、流動パラフイン、ワセリン、トリメチロー
ルプロパントリイソステアレート、イソプロピル
ミリステート、グリセロールトリ2エチルヘキサ
ノエート、ペンタエリスリトールテトラ−2−エ
チルヘキサノエート、ポリフエニルメチルシロキ
サンを挙げることができる。固型油分を含めた油
分の配合量は該固型状化粧料の35〜70%である。
35%以下では加熱しても流動性が悪く筒状容器に
流し込み難い。70%を超えると出来上つた固型状
化粧料が油つぽくなり、肌につけたとき上すべり
するようになり、化粧もちも悪くなる。 本発明で用いられる粉末は、一般に化粧品に利
用される粉末類で、例えばタルク、マイカ、クレ
ー、カオリン等の体質顔料、酸化チタン、亜鉛
華、酸化鉄、群青等の無機顔料、及び有機顔料等
である。配合量は、30〜65%で油分(固型油分を
含む)の量によつて決定される。 本発明に係る固型状化粧料には上記の必須成分
の他、必要に応じて色素、防腐剤、香料等を配合
することができる。 上記本発明の固型状化粧料の製造法は次の通り
である。すなわち、上記固型油分を含む油分と上
記粉末とを、該固型油分の融点以上で加熱混合す
る。この混合物を充填しようとする最終容器の内
径より若干小さい内径を有する筒状の容器等に流
し込み充填した後、固型油分が固化する温度以下
迄冷却し、固化させる。この固化した化粧料を筒
状容器から取り出し、適当な厚さに切つたものを
容器等に充填し、低圧プレスする。プレス圧は1
Kg/cm2〜30Kg/cm2である。30Kg/cm2を超すと中身
が必要以上にへこんだり、容器等の外へはみだし
たりして好ましくない。又この低圧プレスの際、
プレツシヤーパツドと該固型状化粧料の間に布等
を介在させれば、該化粧料の表面に美しい各種の
模様を好みに応じて施すことができる。 本発明の固型状化粧料にあつては、筒状容器内
で固型油分が固化した後に取り出し適当な厚さに
切つて最終容器に充填した後にプレスを行なうの
で、固化力の強いカルナウバロウやバリコワツク
ス、ポリエチレン末等を多量に配合してもプレス
成型後、中身と中皿との間にスキ間があいたりし
ないので、使用性を自由に調節できる。又、プレ
ツシヤーパツドと中身との間に布等を介在させれ
ば種々の模様を中身が布等に付着することもなく
施すことができる。さらに本発明の固型状化粧料
にあつては、筒状容器中で固型油分の固化温度以
下迄冷却し、それを取り出し適当な厚さに切つて
容器に充填してプレスするので、中身充填後直ち
にプレスしなければならないという様な工程上の
制約を受けることもなく、これまでにはない油分
量、粉末配合量を持つ新規な化粧料を得られるの
で、その価値は極めて高い。 次に本発明の実施例を示す。本発明はこれによ
つて限定されるものではない。配合量は重量%で
ある。
【表】 (製法) 〜を混合する。その中に〜を添加して
混合する。その後、〜を添加して加熱し、十
分混合する。その後脱気し、香料を添加して筒状
容器に流し込み充填する。 冷却後中身を筒状容器から取り出し適当な厚さ
に切つて中皿に充填した後低圧でプレスする。実
施例2にあつては、プレツシヤーパツドと中味と
の間に絹布を介在させた。 実施例1、2、3は中味と中皿の間にスキ間も
できず、表面状態の美しい(とくに実施例2)固
型状化粧料である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固型油分を含有し配合量が35〜70重量%の油
    分と、配合量が35〜70重量%の粉末と、を主成分
    とする化粧料組成物を加熱溶解する溶解工程と、 前記溶解した化粧料組成物を最終容器より若干
    小さな径を有する筒状容器に流し込み充填し、固
    型油分が固化する温度以下まで冷却し、固化した
    筒状組成物を前記筒状容器から取り出す筒状組成
    物形成工程と、 前記筒状組成物を適当な厚さに切断し、その切
    断組成物を最終容器に充填し、低圧プレスする成
    形工程と、 を有する固型状化粧料の製造方法。
JP17267582A 1982-10-01 1982-10-01 固型状化粧料の製造方法 Granted JPS5962513A (ja)

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JPS5962513A JPS5962513A (ja) 1984-04-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0685554A1 (en) * 1994-05-29 1995-12-06 CLILCO COSMETICS & PHARMACEUTICALS LTD. Solid oil-based candles
JP4628671B2 (ja) * 2003-12-24 2011-02-09 乙雄 榊原 毛髪化粧料

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5013542A (ja) * 1973-06-08 1975-02-13
JPS54163831A (en) * 1978-06-16 1979-12-26 Shiseido Co Ltd Powdery makeeup cosmetics
JPS5538332A (en) * 1978-09-11 1980-03-17 Kanebo Ltd Improved oily foundation composition

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