JPH0363206A - 油性固形化粧料 - Google Patents

油性固形化粧料

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JPH0363206A
JPH0363206A JP20070689A JP20070689A JPH0363206A JP H0363206 A JPH0363206 A JP H0363206A JP 20070689 A JP20070689 A JP 20070689A JP 20070689 A JP20070689 A JP 20070689A JP H0363206 A JPH0363206 A JP H0363206A
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Shigesada Momose
重禎 百瀬
Jiyunki Sugimoto
杉本 淳樹
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Kobayashi Kose Co Ltd
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Kobayashi Kose Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油性固形化粧料に関し、更に詳しくは、融点が
特定範囲内にある側鎖を有する飽和炭化水素と、ジイソ
ステアリン酸ジグリセリル及び/又はトリイソステアリ
ン酸ジグリセリルとを含有し、形状保持性に優れ、使用
感が良好な油性固形化粧料に関する。
〔従来の技術〕
従来、油性固形化粧料の形状を保持するための固化剤と
しては、ミツロウ等の動物性ワックス;カルナウバワッ
クス、キャンデリラワックス等の植物性ワックス;セレ
シン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス等の鉱物性ワックスが使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来用いられている勅、植物性ワックス
、鉱物性ワックスは固化力が劣るため、形状保持性を得
るには充分満足できるものではなった。また、これらを
多量に使用すると、塗布時ののびやなめらかさなどの使
用感が損われてしまうという問題もあった。
このため、優れた形状保持性と使用感を併せもつ油性固
形化粧料の開発が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実情において、本発明者らは鋭意研究を行なった
結果、固化剤として融点が特定範囲内にある側鎖を有す
る飽和炭化水素を用い、これに液状油剤としてジイソス
テアリン酸ジグリセリル及び/又はトリイソステアリン
酸ジグリセリルを組み合わせて用いれば、形状保持性と
使用感に優れた油性固形化粧料が得られることを見出し
、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、(a)及びb) (a)融点が85〜105℃の側鎖を有する飽和炭化水
素 (b)ジイソステアリン酸ジグリセリル及び/又はトリ
イソステアリン酸ジグリセリル を含有することを特徴とする油性固形化粧料を提供する
ものである。
本発明で用いられる(a)の飽和炭化水素は、融点が8
5〜105℃で、側鎖を有するものである。
融点が85℃未満のものは固化力が劣るため充分な形状
保持性が得られず、また105℃を越えると、使用感が
悪く、製造時に高温にしなければならないため使用しず
らいので好ましくない。前記範囲内に含まれる飽和炭化
水素は、天然又は合成のものであり、具体的には融点が
85〜105℃のマイクロクリスタリンワックスやポリ
エチレンワックス為フィッシャートロプシュワックスが
挙げられる。具体的には、融点が85〜105℃のマイ
クロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス等が
挙げられる。これらの市販品としては、マイクロワック
ス190Y(モービル社製)、ハイミック1080/2
095 (日本製蟻社製)、サンワックスE−200/
E−300(三洋化或工業■製)、モービル180(モ
ービル社製)、スターワックス100(バリコ社製)、
8石マイクロワックス180(日本石油@!!I!り 
、フィッシャートロプシュ7−/りxFT−95/FT
 −100H/FT−150/FT−200(サゾール
公社製)、ビースク、:c7180/185/190/
195(バリコ社製)、ポリワックス500/655(
バリコ社製)等が挙げられ、好適に使用し得る。
これら飽和炭化水素は、全組成中に3〜30重量%、特
に3〜20重量%配合するのが好ましい。
3重量%未満では、充分な形状保持性が得られず、30
重量%を越えると固さが著しく増して使用感が悪くなる
ので好ましくない。
また、本発明で用いられるb)のジイソステアリン酸ジ
グリセリル及びトリイソステアリン酸ジグリセリルは、
ジグリセリルに2個又は3個のイソステアリン酸を縮合
させたエステル化合物であり、液状油剤として使用され
るものである。これらの市販品としては、シスモール4
2.43(共に日清製油■製)等が挙げられる。
これらジイソステアリン酸ジグリセリル及び/又はトリ
イソステアリン酸ジグリセリルは、全組成中に10〜9
0重量%、特に30〜50重量%配合するのが好ましい
。10重量%未満では本発明の効果が得られず、90重
量%を越えると前記飽和炭化水素等の他の成分の配合量
が少なくなり、形状保持性が損われるので好ましくない
さらに、°本発明の油性固形化粧料には、前記必須成分
の他、化粧目的等に応じ、通常の化粧料に用いられる成
分、例えば前記以外の油剤、粉体、着色剤、香料、保湿
剤、防腐剤、美容成分、酸化防止剤、紫外線吸収剤、樹
脂、高分子、界面活性剤、薬剤、アルコール等を適宜選
択して配合することができる。
本発明の油性固形化粧料は、通常の方法に従って製造す
ることができ、口紅、リップクリーム、ファンデーショ
ン、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウな
どとして適用することができる。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 第1表に示す組成のスティック状口紅を調製し、折れ強
度及び使用感について評価した。結果を第1表に示す。
(製法) A、 (1) 〜aGヲ120〜130℃ニテ加熱溶解
する。
B、AI、1m(ロ)を加えて均一に混合する。
C,Bを脱泡後0.0を加えて均一に混合する。
D、Cを型に流し込み充填後、 る。
(評価方法) 折れ強度・・・ 冷却して成型す 使用感・ レオメータ−NRM −2002J  (不動工業■製
)により測定し、充 分な形状保持性を有するものか ら成型困難なものまでを◎〜× の4段階で評価した。
20名からなる女子パネルを対 象とした使用テストにより、塗 布陣ののび、なめらかさについ て評価した。評価は、のびが良 く、なめらかに塗布できると判 定した人数で行い、次の通り表 わした。
15Å以上の場合二〇 10〜14人の場合二0 5〜9人の場合:△ 0〜4人の場合:X 尚「−」は折れ強度が低いため、 使用感を評価することが困難で あった。
以下余白 第1表から明らかな如く、本発明のスティック状口紅は
、折れ強度が高く、形状保持性に優れ、しかも塗布時の
のび、なめらかさ等の使用感が良好であり、また色むら
や発汗等もなく、成型状態も良好であった。
これに対し、固化剤として融点の低いマイクロクリスタ
リンワックスやパラフィンワックスを用いた場合(比較
前[1]、[2] ’) 、使用感は良好なものの、固
化力が弱いために折れやすく、配合量を多くして折れ強
度を上げると(比較前[3])、のびやなめらかさが悪
くなり、使用感が低下してしまった。また、液状油剤と
してジイソステアリン酸ジグリセリル及びトリイソステ
アリン酸ジグリセリル以外のものを用いた場合(比較前
[4]〜[7])、いずれも折れ強度が充分でなかった
り、使用感触上満足できるものではなかった。
実施例2  スティック状アイシャドウ(処方)   
           (重量%)(1)マイクロクリ
スタリンワックス   10.0(融点95℃) (2)流動パラフィン          10.0(
3)トリイソステアリン酸ジグリセリル 28.8(4
)ワセリン               5.0(5
)ソルビタンセスキオレート1.0(6)マ  イ  
 カ                       
 1O00(7)雲母チタン            
20.0(8)着色顔料             1
5.0(9)香   料              
      0.2(製法) A、(1)〜(5)を加熱溶解する。
B、Aに(6)〜(8)を加えて混合攪拌する。
C,Bを脱気後(9)を加えて、繰り出し容器に直接流
し込み、冷却して成型する。
上記の如くして得られたスティック状アイシャドウは、
形状保持性に優れ、しかも使用感も良好なものであった
実Jill13   油性ファンデーション(処方) 
             (重量%)(1)流動パラ
フィン          24.5(2)トリイソス
テアリン酸ジグリセリル 10.0(3) ハJL/ミ
チン酸イソプロピル      5.0(4)ラノリン
アルコール         2.0〔5)ラノリン 
               3.0(6)マイクロ
クリスタリンワックス    7.0(融点95℃) (7)オシケライト            8.0(
8)キャンデリラワックス        0.5(9
)酸化チタン            1O00αQカ
オリン               14.80Dタ
  ル  り                   
10.00の着色顔料              5
.00つ香   料                
    0.2(製法) A、(1)〜(8)を加熱溶解する。
B、(9)〜αのを混合攪拌する。
C,AにBを加え、ロールミルにて混合攪拌する。
D、Cを再溶解後、攪拌を続けながら冷却し、0を加え
て容器に流し込み成型する。
上記の如くして得られた油性ファンデーションは、形状
保持性に優れ、しかも使用感も良好なものであった。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明の油性固形化粧料は、形状保
持性に優れ、しかも塗布時ののびやなめらかさが良好で
優れた使用感をも併せもつ、極めて有用なものである。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)及び(b) (a)融点が85〜105℃の側鎖を有する飽和炭化水
    素 (b)ジイソステアリン酸ジグリセリル及び/又はトリ
    イソステアリン酸ジグリセリル を含有することを特徴とする油性固形化粧料。 2(a)成分を3〜30重量%、(b)成分を10〜9
    0重量%含有することを特徴とする請求項1記載の油性
    固形化粧料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001039733A1 (fr) * 1999-12-02 2001-06-07 Shiseido Company, Ltd Composition de baton de rouge a levres
JP2006052155A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Kose Corp 油性固形化粧料
JP2008133205A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Shiseido Co Ltd スティック状化粧料
JP2021183577A (ja) * 2020-05-22 2021-12-02 東色ピグメント株式会社 油性固形口唇化粧料

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