JPH02226407A - 過電流保護機能付きパワーmosfet - Google Patents

過電流保護機能付きパワーmosfet

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JPH02226407A
JPH02226407A JP1046871A JP4687189A JPH02226407A JP H02226407 A JPH02226407 A JP H02226407A JP 1046871 A JP1046871 A JP 1046871A JP 4687189 A JP4687189 A JP 4687189A JP H02226407 A JPH02226407 A JP H02226407A
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gate
mosfet
gate voltage
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Toronnamuchiyai Kuraison
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、過電流保護機能を備えたパワーMOSFET
 (MOS形電界効果トランジスタ)に関する。
B、従来の技術 過電流保護機能付きパワーMOSFETとしては、例え
ば、第7図に示すように本出願人によって提案された特
願昭62−223018号に示すものがある。
第7図において、100は過電流保護機能付きパワーM
OSFET、RLは負荷である。過電流保護機能付きパ
ワーMOSFETは、負荷RLをスイッチングするメイ
ンMOSFET Ml(以下lMOSトランジスタMl
)と、このメインMOSトランジスタM1に並列に接続
される力レントミラーMOSFET M2 (以下、M
OSトランジスタM2)とを備え、カレントミラーMO
SトランジスタM2は単一もしくは数個のパワーMOS
FETセルを並列に接続し、メインMOSトランジスタ
M1は同一のパワーMOSFETセルを数十個並列に接
続したものからそれぞれ構成される。
また、第7図において、Rsは電流検出用抵抗、Riは
入力抵抗、T1はメインMOSトランジスタM1のゲー
ト電圧vG□を制限するバイポーラ・トランジスタであ
る。電流検出抵抗RsはカレントミラーMoSトランジ
スタM2のソースに直列に接続され、入力抵抗Riはl
MOSトランジスタMl、M2の共通のゲート入力端子
GとメインMOSトランジスタM1のゲート間に直列に
接続されている。バイポーラ・トランジスタT1のコレ
クタは入力抵抗Riを介して、ゲート入力端子Gに接続
されているカレントミラーMOSトランジスタM2のゲ
ートに接続され、そのエミッタはメインMOSトランジ
スタM1のソースに接続されると共に、ベースはカレン
トミラーMOSトランジスタM2のソースに接続されて
いる。
次に、このように構成された従来の過電流保護機能付き
パワーMOSFETの動作について説明する。
メインMOSトランジスタM1に負荷RLを通して電源
電圧VBが印加されている状態において、例えば負荷R
Lが短絡されるなどの異常が発生すると、メインMOS
トランジスタM1のドレイン・ソース間にかかる電圧V
osが増加し、これに流れる電流工も増大する。この時
、過電流保護機能を有しないパワーMOSFETにあっ
ては、過電流によって温度が上昇し破壊されてしまう。
そこで、第7図に示す構成のパワーMOSFETは、次
のようにして過電流から保護している。
過電流が流れると、カレントミラーMOS上ラスタM2
を通して電流検出抵抗R3に流れる電流jも増大する。
このため、バイポーラ・トランジスタT1のベース・エ
ミッタ間電圧VBE”1−R8が大きくなり、ついには
ベース・エミッタ間電圧の閾[VBIEON (= 0
.6 V) ニナル、 すると、バイポーラ・トランジ
スタT1にベース電流iBが流れ、トランジスタT1が
導通してコレクタ電流icが流れる。そして、ベース電
流iBが増大するに伴いコレクタ電流icも増大し、メ
インMoSトランジスタM1のゲート電圧vG工が減少
する。 これを式で示すと以下のようになる。
Rs(i−in)=VBpoN =0.6V  ・−−
(1)ic=hpa−ia           −−
(2)VG、:VG、−Ri−ic         
 −−(3)上記(1)、(2)、(3)式からic及
びiBを除去すると、 S となる、但し、hFEはバイポーラ・トランジスタT1
のエミッタ接地電流増幅率である。また、(4)式が成
立するための条件を次の(5)式に書き表わすことがで
きる。
R5−1> VBEON             −
−(5)上記(4)式及び(5)式から次のことがわか
る。
電流iが増加してR8−1がVBEONを越えるとバイ
ポーラ・トランジスタT1がターンオンする。
電流iがさらに増加すると、IC+lBが大きくなり、
その結果、ゲート電圧V G 1がメインMOSトラン
ジスタM1の閾値電圧VT)lより小さくなるとメイン
MOSトランジスタM1がターンオフする。
このため電流工が減少してパワーMOSFETを過電流
から保護することができる。
ところで、電流検出抵抗R3には、パワーMOSFET
と同一のシリコン基板上の所定領域に不純物を拡散して
形成する拡散抵抗と、シリコン基板上の絶縁膜上に堆積
したポリシリコン膜に形成するポリシリコン抵抗とがあ
る。
第8図は、ポリシリコン抵抗の温度特性図を示すもので
、rJournal of Applied Phyc
Lcs。
Vol、 46. No、12. Dec、 1975
. ”The electricalproperti
es of polycrystalline 5il
icon filIms”。
P、 5249Jに開示されている。なお縦軸には、1
60℃での比抵抗に対する各温度の比抵抗の比を対数表
示した単位を用いている。
この第8図は、温度が高くなるとポリシリコン抵抗の抵
抗値が減少すること、即ち、温度依存性があることを表
わしている。これは、温度上昇に伴いポリシリコン膜の
結晶粒界のポテンシャル・バリアを超える熱放出電子の
数が増加するからである。
このようなポリシリコン抵抗を電流検出抵抗として用い
る場合、その抵抗値は温度の上昇につれ減少するから、
上記(5)式のR8が小さくなる。
これに伴い(5)式の条件を満足させようとすると、電
流iを増大しなければならないが、この電流iでバイポ
ーラ・トランジスタT1のターンオンを条件を確保しよ
うとしても、それ以前にメインMoSトランジスタM1
に過電流が流れてしまうおそれがある。また、バイポー
ラ・トランジスタT1がターンオンしにくくなりパワー
MOSFETの過電流保護機能はほとんど発揮できない
また第9図は、拡散抵抗の温度特性図を示すもので、「
電気通信学会大学講座、コロナ社、昭和39年2月10
日初版発行、゛′半導体電子工学″P、31Jに開示さ
れている。
この第9図は次のことを示している。
温度が低くなると不純物からキャリアが供給されにくく
なるために導電率が減少する。また、温度が上昇すると
ほとんどの不純物がイオン化しキャリアが増加しないた
めに導電率が飽和する領域がある。そして、温度がさら
に上昇すると、真性半導体からのキャリアが発生し導電
率が再び増加する。但し、飽和領域ではキャリアの移動
度の温度依存性によって、温度が上昇するに伴い導電率
が多少減少する傾向を示す。
即ち、拡散抵抗の抵抗値はほとんどの温度範囲で温度の
上昇につれて減少する。但し、ある温度範囲内のみで抵
抗値がほとんど一定または温度上昇によって多少増大す
る。この温度範囲は不純物密度や結晶欠陥密度などによ
って決定されるものである。
このような拡散抵抗を電流検出抵抗として用いる場合、
その不純物密度や欠陥密度を制御して、MOSFETの
動作が保証される温度範囲内で拡散抵抗の抵抗値が温度
とともに大きくなるようにすれば、MOSFETの過電
流保護機能を有効に発揮し得る。しかし、拡散抵抗は、
温度が下がると抵抗値が減少するため、これを考慮して
過電流保護機能が失われないように設計する必要がある
C6発明が解決しようとする課題 上述のような従来の過電流保護機能付きパワーMOSF
ETでは、カレントミラーMOSトランジスタM2を通
って流れる電流iをポリシリコン抵抗又は拡散抵抗から
なる電流検出抵抗R8により電圧に変換し、その電圧が
所定の閾値電圧を超えた時にバイポーラ・トランジスタ
T1をオンしてメインMoSトランジスタM1のゲート
電圧を下げ、メインMOSトランジスタM1をターンオ
フさせるようになっているため、雰囲気温度の上昇によ
って電流検出抵抗の抵抗値が減少すると。
バイポーラ・トランジスタT1をターンオンさせるだめ
の(5)式の条件が成立せず過電流保護機能が失われて
しまう。
また、電流検出抵抗の抵抗値が温度上昇によって減少し
ないように設計した拡散抵抗を用)Nれば上述の問題は
解消し得るが、その反面、拡散抵抗をシリコン基板上に
形成する際、不純物密度や欠陥密度などを高精度に制御
する必要があり、これに伴い回路設計の自由度が限定さ
れ、回路設計も困難となる問題がある。さらにまた、電
流検出抵抗には常に電流が流れるため、電力消費が大き
く、発熱する問題があった。
本発明の技術的課題は、温度変化に左右されず、回路設
計が容易でかつ設計の自由度を大きくするとともに低消
費電力で過電流保護を確実に行なうようにすることにあ
る。
00課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図により本発明を説明すると、本発
明に係る過電流保護機能付きパワーMOSFETは、ゲ
ート入力信号Gに入力されるゲート入力信号に応じてオ
ン・オフして負荷RLをスイッチングするメインMoS
トランジスタM1と、メインMoSトランジスタM1を
流れる電流に比例する電流が流れるようにそのメインM
OSトランジスタM1と接続されると共に、ゲート入力
端子Gに入力されるゲート入力信号に応じてオン・オフ
するカレントミラーMOSトランジスタM2と、ゲート
入力端子GとカレントミラーMOSトランジスタM2の
ゲートとの間に介装されたゲート抵抗R1と、ゲート入
力端子Gとゲート抵抗R1の接続点とメインMOSトラ
ンジスタM1のゲートとの間に接続された入力抵抗Ri
と、カレントミラーMOSトランジスタM2を通して直
接流れる電流の大きさに応じてオン制御され入力抵抗R
iを流れる電流を制御することによりメインMOSトラ
ンジスタM1のゲート電圧を制御するゲート電圧制限用
スイッチング手段T1とを備えてなるものである。
E1作用 異常発生時にカレントミラーMOSトランジスタM2を
通してゲート電圧制限用スイッチング手段T1のベース
に流れる電流iが増大し、この電流iに伴いゲート電圧
制限用スイッチング手段T1がターンオンする。これに
より入力抵抗Riを介してゲート電圧制限用スイッチン
グ手段T1に電流が流れる。このとき、入力抵抗Riの
電圧降下によりカレントミラーMOSトランジスタM2
のゲート電圧はその閾値以上に保持されるが。
メインMOSトランジスタM1のゲート電圧Vc工は低
下し、メインMOSトランジスタM1をオフできる。
これによってパワーMOSFETを雰囲気温度に左右さ
れることなく過電流から確実に保護できる。そして、電
流検出抵抗が不要になることにより9回路設計を容易に
し、かつ回路設計の自由度を拡大できる。
また、カレントミラーMO8)−ランジスタM2のゲー
トにはゲート抵抗R1を介してゲート電圧VGzが印加
されるから、ゲート入力端子Gに入力されるゲート入力
信号がゲート抵抗R1で遅延されるため、メインMOS
トランジスタM1が先にターンオンした後にこのカレン
トミラーMOSトランジスタM2がターンオンする。し
たがって、確実にメインMOSトランジスタM1をター
ンオンできる。
F、実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
矢JLLL 第1図は、本発明による過電流保護機能付きパワーMO
SFETの第1の実施例を示す回路図であり、第7図と
同一の部分には同一符号を付して相異点を中心に説明す
る。
第1図において、−点鎖線で囲んだ部分の符号101は
過電流保護機能付きパワーMOSFETであり、ドレイ
ン端子D、ソース端子S及びゲート入力端子Gを備えて
いる。ドレイン端子りは負荷RLを介して電源電圧Va
に接続され、ソース端子Sは接地されている。
過電流保護機能付きパワーMOSトランジスタ101は
、ドレイン・ソースをドレイン端子り及びソース端子S
間に接続した負荷スイッチング用のメインMoSトラン
ジスタM1と、カレントミラーMoSトランジスタM2
及びバイポーラ・トランジスタT1を備える。また、カ
レントミラーMOSトランジスタM2のドレインはドレ
イン端子りに接続され、そのゲートはゲート抵抗R1を
介してゲート入力端子Gに接続されている。さらに、メ
インMOSトランジスタM1のゲートは入力抵抗Riを
介してゲート入力端子Gとゲート抵抗R1の接続点に接
続されている。
メインMoSトランジスタM1のゲート電圧VGxを制
限するバイポーラ・トランジスタ(ゲート電圧制限用ス
イッチング手段)TlのコレクタはメインMOSトラン
ジスタM1のゲートに接続され、そのエミッタはソース
端子Sに接続され、さらにベースはカレントミラーMO
SトランジスタM2のソースに接続されている。
次に、このように構成された本実施例のパワーMOSF
ETの動作について説明する。
(パワーMOSFETの通常動作時) ゲート入力端子Gに入力されたゲート電圧vGが閾値電
圧VTHよりも大きくメインMOSトランジスタM1が
導通している状態では、そのオン抵抗が小さいため、そ
のドレイン・ソース間電圧vDsが小さく、これに伴う
バイポーラ・トランジスタT1のベース・エミッタ間電
圧Vag(<Vos)は、その閾値電圧Vasoq (
= 0.6 V)より小さくなっている。従って、バイ
ポーラ・トランジスタT1はターンオンせず、電流1(
=in)が流れない、この時、コレクタ電流i(Hは1
C=hFE−1B=テあり、ゲート電圧vGは、VG=
VGz=vG1となり、メインMOSトランジスタM1
は導通状態を保つ。
一方、ゲート電圧vGがメインMOSトランジスタM1
及びカレントミラーMoSトランジスタM2の閾値電圧
VTHより小さくなると、メインMOSトランジスタM
1及びカレントミラーMOSトランジスタM2がターン
オフし、電流1=(in)が流れない、この時もバイポ
ーラ・トランジスタT1はターンオンせず、そのコレク
タ電流icは、1c=hpp−ia=oとなる。
ここで、ゲート抵抗R1は次の理由により設けている。
メインMOSトランジスタM1及びカレントミラーMO
SトランジスタM1がともに遮断されている状態におい
て、ゲート入力端子Gに入力信号を印加してパワーMO
SFETIOIをスイッチオンさせる時、もしカレント
ミラーMOSトランジスタM2がメインMoSトランジ
スタM1より先にターンオンしたとしても、カレントミ
ラーMoSトランジスタM2は負荷RLを駆動するだけ
のパワーがない。このため、そのドレイン・ソース間電
圧Vosが上昇し、バイポーラ・トランジスタT1がタ
ーンオンしてしまい、メインMOSトランジスタM1を
ターンオンできないおそれがある。そこで、抵抗R1を
介装してカレントミラーMOSトランジスタM2がメイ
ンMOSトランジスタM1より遅れてターンオンするこ
とを保証する。
(負荷RLが短絡するなどの異常発生時)パワーMOS
FETIOIのオン時に例えば負荷Rt、が短絡して負
荷電流ILが増大すると、メインMOSトランジスタM
1のドレイン・ソース閏電圧Vosも増大する。これに
伴いバイポーラ・トランジスタT1のベース・エミッタ
間電圧VBgが増加し、ついには、ベース・エミッタ間
の電圧閾値VaεONより大きくなる。すると、バイポ
ーラ・トランジスタT1にベース電流iBが流れてオン
しコレクタ電流Icも流れ始める。このとき。
カレントミラーMOSトランジスタM2にも電流1(=
in)が流れる。
ここで、メインMoSトランジスタM1を流れる電流工
と、カレントミラーMoSトランジスタM2を流れる電
流iについて説明する。
メインMoSトランジスタMl及びカレントミラーMo
SトランジスタM2がそれぞれnいn3個の同一のパワ
ーMOSFETセルによって構成されているとすると、
メインMOSトランジスタM1を流れる電流Iと、カレ
ントミラーMOSトランジスタM2を流れる電流iとの
比はn□:n2となる。即ち電流iは。
n□+n2 る、これによりMoSトランジスタM2がカレントミラ
ーとしての機能を果たすことになる。
また、この時のゲート電圧vG1は次式によって与えら
れる。
Vax=Vas−Ri−ic=VGa−Ri−hpa−
i”・(6)この(6)式から明らかなように、負荷電
流工しの増大により、バイポーラ・トランジスタT1が
ターンオンしさらに負荷電流ILが増加すると、カレン
トミラーMOSトランジスタM2を流れる電流iもそれ
に比例して増加する。
このとき、入力抵抗Riの電圧降下によってカレントミ
ラーMOSトランジスタM2のゲート電圧はその閾値以
上に保持されオンし続ける。一方、メインMOSトラン
ジスタM1は、バイポーラ・トランジスタT1のコレク
タ電流rcの増加に伴って低下し閾値以下になる。その
結果、メインMOSトランジスタM1がオフし、パワー
MOSFETl0Iを負荷短絡などによる過電流から保
護する。
第2図は、上述したパワーMOSFETのデバイス構造
の一部、すなわち、カレントミラーMOSトランジスタ
M2、バイポーラ・トランジスタT1.ゲート抵抗R1
及び入力抵抗Riの構造図である。
過電流保護機能付きパワーMOSFETIOIは、N形
高濃度基板1aとN形低濃度基板1bからなるN型半導
体基板1を備え、このN形半導体基板1の裏面にドレイ
ン端子りが設けられている。
N形半導体基板1のN形低濃度基板1b上には二重拡散
法によって縦型のMOSFET、即ちカレントミラーM
OSトランジスタM2が形成されている。このカレント
ミラーMoSトランジスタM2は、N形低濃度基板lb
中に形成したPウェル領域2a、2bと、このPウェル
領域2a。
2b内に形成したN9領域3a、3bと、N+領域3a
、3b間に位置するようゲート酸化膜4を介して配置し
たゲート電極5と、このゲート電極5を覆う層間絶縁膜
6と、Pウェル領域2a及びN0領域3aにコンタクト
するソース電極7とから構成される。図示を省略したが
メインMOSトランジスタM1もこのような縦形MOS
FETで基板1上に形成される。
また、バイポーラ・トランジスタTl、ゲート抵抗R1
及び入力抵抗R,iは、N形半導体基板1上に形成され
た絶縁用5i02膜8上のポリシリコン膜9A、9B、
9C内に形成されている。
第3図は、第1図に相当する過電流保護機能付きパワー
MoSトランジスタ101を半導体基板上に形成した場
合のデバイスの一例を示す平面図であり、第1図と同一
符号は同一部分を表わしている。
この第3図に示すデバイスは、メインMOSトランジス
タM1と、カレントミラーMOSトランジスタM2と、
バイポーラ・トランジスタT1と、ゲート抵抗R1と、
入力抵抗Riとを有する。
ここで、メインMOSトランジスタM1は、N形半導体
基板に設けたPウェルMllと、PウェルMll中に設
けたN1ソース領域M12と、ソース領域M12中に設
けたP0領域M13とから成る7つのセル5Ml−1〜
5Ml−7を備え、隣接する各セル間にゲートM14が
設けられている。カレントミラーMOSトランジスタM
2は、メインMOSトランジスタM1と同様に、Pウェ
ルM21、N0ソ一ス領域M22.P”領域M23およ
びゲートM24から成る1つのセルで構成されている。
これらの各要素は配線Ωで第1図に示す回路に結線され
る。
第4図および第5図は、第3図に示すバイポーラトラン
ジスタT1の平面図、および第4図のV−V線断面図で
ある6 第4図および第5図において、絶縁性基板501上に半
導体薄膜としての多結晶シリコン層102が所要の厚さ
に堆積され、かつ所定の形状にパターニングされている
。そしてこの多結晶シリコン層102の所定領域上にマ
スク材110が形成されている。このマスク材110直
下の多結晶シリコン層102には、低濃度のN形コレク
タ領域105aとP形ベース領域104aとが接して形
成されている。
マスク材110直下以外の多結晶シリコン層102には
、N形コレクタ領域105aと接してN“形コレクタ引
出し領域105bが形成されるとともに、P形ベース領
域104aと接してN9形エミツタ領域103が形成さ
れている。
そしてこのN+形エミッタ領域103とN形コレクタ領
域105aとに挟まれたP形ベース領域104aは、極
めて狭い(数千人)ベース幅Wとされる。なおこのベー
ス幅Wは、マスク材110をマスクとしてP形ベース領
域104aを形成するP形不純物とN形コレクタ領域1
05aを形成するN形不純物とを二重拡散して多結晶シ
リコン層102に導入し、2種類の不純物の横方向拡散
長の差によって規定される。
さらに、マスク材110直下以外の多結晶シリコン層1
02には、P形ベース領域104aと接してP1形ベー
ス引出し領域104bが形成されている。そしてこのP
“形ベース引出し領域104bとN0形エミツタ領域1
03とは、マスク材110直下以外の領域においては層
間絶縁膜107によって分離される。マスク材110直
下においては、P形ベース引出し領域104bとN0形
エミツタ領域103がP形ベース領域104aにそのベ
ース幅方向でラップするようにそれぞれ接続される。す
なわち、P形ペース引出し領域104bとN0形エミツ
タ領域103とはベース領域104a内でのみ接続され
る。
また、N9形エミツタ領域103、P″形ベース引出し
領域104b、およびN0形コレクタ引出し領域105
bはそれぞれ、多結晶シリコン層102上に堆積した層
間絶縁膜107に開孔したコンタクトホールを介してエ
ミッタ電極106E、ベース電極106B、およびコレ
クタ電極106Cに接続されている。
このように構成されるバイポーラトランジスタT1は、
マスク材110直下以外では、ベース電極106Bと接
続されるP3形ベース引出し領域104bとN3形エミ
ツタ領域103とが互いに分離され、マスク材110直
下では、N3形エミツタ領域103とP1形ベース引出
し領域104bとがP形ベース領域104aを介しベー
ス幅Wよりも短い接触長で互いに接するため、エミッタ
ーベース間にはPN接合による寄生ダイオードが形成さ
れない。従って、すべてのベース電流iBがトランジス
タ動作に寄与するようになり、寄生ダイオードの形成に
よる電流増幅率hFEの低下を防ぐことができる。また
、エミッターベース間に寄生ダイオードが形成されない
ので、この寄生ダイオードの接合容量によるエミッター
ベース間の寄生容量がなく、その結果、トランジスタの
動作速度を速くすることができ、遮断周波数fTを高く
することもできる。
このような本実施例の過電流保護機能付きパワーMOS
FETにあっては、カレントミラーMOSトランジスタ
M2を通して流れる電流iを電流検出抵抗を用いずに直
接バイポーラ・トランジスタT1のベースに流し、その
電流でメインMOSトランジスタM1のゲート電圧を制
御するように構成したもので、温度変化に左右されるこ
とのない過電流保護機能を確実に発揮できる。また、電
流検出抵抗がないため、その温度特性を考慮した回路設
計が不要になり、設計の自由度が大きくなりかつ回路設
計も容易になる。さらに、カレントミラーMOSトラン
ジスタM2のゲートとゲート入力端子Gとの間にゲート
抵抗R1を介装したので、カレントミラーMOSトラン
ジスタM2のゲート入力信号が遅延してメインMOSト
ランジスタM1よりも先にターンオンすることがなく、
メインMOSトランジスタM1を確実にターンオンでき
る。
さらにまた、電流検出抵抗を省略できるので回路構成が
簡単になり、回路をより小さくできると共に、より小面
積、高集積化が可能になる。また、電流検出抵抗を用い
た場合には常時電流が流れることになるが、本実施例の
ような構成にすることにより、電流iは、ベース・エミ
ッタ電圧VBEが閾値電圧V BEONより大きくなっ
た時以外は流れないので、電力の消費を少なくできる。
太m 第6図は、本発明による過電流保護機能付きパワーMO
SFETIOIの第2の実施例を示す回路図であり、第
1図と同一の部分には同一符号を付してその説明を省略
し、第1図と異なる部分を重点に述べる。
この第6図の実施例において、第1図と異なる部分は、
バイポーラ・トランジスタT1のベースをベース抵抗R
Bを介してカレントミラーMOSトランジスタM2のソ
ースに接続したものである。
この実施例においてはベース抵抗RBを設けることによ
り、バイポーラ・トランジスタT1の動作点の設定及び
動作の安定化が可能になるほか、上記第1の実施例と同
様な作用効果が得られる。
なお、以上ではNチャネルローサイドスイッチについて
説明したが、Nチャネルハイサイドスイッチにも同様に
本発明を適用できる。さらには、全ての極性と電極を反
転すればPチャネルローサイド、ハイサイドスイッチに
も同様に本発明を適用できる。
G1発明の詳細 な説明したように本発明によれば、カレントミラーMO
SFETを通して流れる電流を直接ゲート電圧制限用ス
イッチング手段の制御端子に流し、その電流によりその
ゲート電圧制御用スイッチング手段を制御してメインM
OSFETのゲート電圧を制御するように構成したので
、外気温度の変化に左右されることなくパワーMOSF
ETを過電流から確実に保護することができると共に。
電流検出抵抗が不要になることによって、回路設計が容
易となり、その設計の自由度も大きくなるほか、低消費
電力化できるという効果がある。また、ゲート抵抗を設
けたので、カレントミラーMoSトランジスタが先にタ
ーンオンせず、メインMQSトランジスタを確実にター
ンオンできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による過電流保護機能付きパワーMOS
FETの第1の実施例を示す回路図、第2図は第1図に
おけるパワーMOSFETのデバイス構造の一部を示す
構成図、第3図は第1図に相当するパワーMOSFET
のデバイスの一例を示す平面図、第4図は第3図に示す
パワーMOSFETに用いられるバイポーラ・トランジ
スタの拡大平面図、第5図は第4図のV−V線断面図、
第6図は本発明による過電流保護機能付きパワーMOS
FETの第2の実施例を示す回路図、第7図は従来の過
電流保護機能付きパワーMOSFETの回路図、第8図
はポリシリコン抵抗の温度特性図、第9図は拡散抵抗の
温度特性図である。 101:過電流保護機能付きパワーMOSFETM1:
メインMOSFET M2:カレントミラーMOSFET T1:バイポーラ・トランジスタ R1:入力抵抗     R1:ゲート抵抗RB:ベー
ス抵抗    RL:負荷 特許出願人  日産自動車株式会社 代理人弁理士   永 井 冬 紀 ′M3図 MlメインMOSFET M2:カレントミラーMOSFET Tlバイポーラトランジスタ R1:ゲート抵抗 R1:入力抵抗 VG、:Mlのゲート電圧 第4図 ■ ]○j 第5図 第6図 Vn RB:ベース抵抗 第8図 第9 図 平成1年6月2Z日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ゲート入力端子に入力されるゲート入力信号に応じてオ
    ン・オフして負荷をスイッチングするメインMOSFE
    Tと、 前記メインMOSFETを流れる電流に比例する電流が
    流れるようにそのメインMOSFETと接続されると共
    に、前記ゲート入力端子に入力されるゲート入力信号に
    応じてオン・オフするカレントミラーMOSFETと、 前記ゲート入力端子と前記カレントミラーMOSFET
    のゲートとの間に介装されたゲート抵抗と、 前記入力端子と前記ゲート抵抗の接続点と前記メインM
    OSFETのゲートとの間に接続された入力抵抗と、 前記カレントミラーMOSFETを通して直接流れる電
    流の大きさに応じてオン制御され前記入力抵抗を流れる
    電流を制御することにより前記メインMOSFETのゲ
    ート電圧を制限するゲート電圧制限用スイッチング手段
    とを備えてなる過電流保護機能付きパワーMOSFET
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