JPH02223980A - トナー像転写装置 - Google Patents

トナー像転写装置

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JPH02223980A
JPH02223980A JP1044368A JP4436889A JPH02223980A JP H02223980 A JPH02223980 A JP H02223980A JP 1044368 A JP1044368 A JP 1044368A JP 4436889 A JP4436889 A JP 4436889A JP H02223980 A JPH02223980 A JP H02223980A
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JP1044368A
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Masatoshi Kimura
正利 木村
Yukio Sasaki
幸雄 佐々木
Hideaki Iwasaki
岩崎 秀昭
Kunihiko Sato
邦彦 佐藤
Masao Konishi
正雄 小西
Akimasa Iwamasa
岩政 暁賢
Toshio Toda
遠田 俊雄
Hiroshi Osame
浩史 納
Tomimasa Utaka
宇鷹 臣将
Tatsu Kitao
北尾 龍
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 帯電トナーを坦持する無端状の像坦持体として感光ドラ
ムあるいは誘電体ドラムを利用する静電記録装置に用い
られるトナー像転写装置であって、かかる像坦持体上に
形成されたトナー像を記録媒体に静電的に転写させるト
ナー像転写装置に関し、トナー像転写域を通過させられ
る記録紙の先端縁部の静電吸着を減少させることが可能
なトナー像転写装置を提供すること目的とし、 帯電トナーを坦持する像坦持体に対向して配置され、帯
電トナーをは逆極性の電荷を放出することで記録媒体上
に帯電トナーを転写するための転写帯電器と、帯電トナ
ーが転写された記録媒体を像坦持体から分離するための
電荷を放出するAC除電器と、AC除電器に電気エネル
ギを供給するための電源と、像坦持体との間に記録媒体
が存在しない状態では電荷を放出しない第1の電荷量、
記録媒体の存在時には像坦持体から分離するための第2
の電荷量、記録媒体の先端縁部の存在時には記録媒体と
像坦持体との静電吸着力を減少すべく第2の電荷量より
も多い第3の電荷量となるように電気エネルギを制御す
る制御手段とを含むトナー像転写装置を構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は例えば帯電トナーを坦持する無端状の像坦持体
として感光ドラムあるいは誘電体ドラムを利用する静電
記録装置に用いられるトナー像転写装置に関し、−層詳
しくは、かかる像坦持体上に形成されたトナー像を記録
媒体に静電的に転写させるトナー像転写装置に関する。
〔従来の技術〕
静電記録装置の記録原理を説明すると、像坦持体である
感光ドラムあるいは誘電体ドラムの表面上に静電潜像が
形成され、この静電潜像は帯電トナーで現像されて可視
像とされる。次いで、そのようなトナー像に記録媒体す
なわち記録紙を適用すると共に該記録紙にその背面から
帯電トナーとは逆極性の電荷を与え、これによりトナー
像は静電的に該記録紙に転写される。このような転写ト
ナー像を持つ記録紙はドラムから分離されて、ヒートロ
ーラ定着器等に送られ、そこで該転写トナー像は記録紙
上に熱定着される。
第5図を参照すると、静電記録装置の一例として、電子
写真方式を採用したレーザプリンタの原理構成が概略的
に示されている。電子写真方式では、感光ドラム10が
用いられ、この感光ドラム10は例えばAf製の円筒体
表面に感光材料層を形成したものであり、そのような感
光材料としては、光導電性物質として知られる例えばa
−Siが用いられる。レーザプリンタの記録作動中、感
光ドラム10は矢印aで示す方向に回転駆動させられる
。レーザプリンタは感光ドラム10の回転方向に沿って
その周囲に順次配置された帯電器12、現像器14、転
写帯電器16およびクリーナ18を具備する。記録紙P
は感光ドラム10と転写帯電器16との間に矢印すの方
向から導入され、記録紙Pの進行方向下流側には定着器
20が設けられる。
帯電器12は例えばコロナ放電器からなるものであって
、感光ドラムlOの感光材料層すなわちa−3i層に正
の電荷(図中十で示す)を帯電させるように構成される
。なお、a−3i層に正の電荷が帯電されると、その内
側A1層には負の電荷が現れる。感光ドラムlOの帯電
領域には例えばワードプロセッサあるいはマイクロコン
ピュータからの画像データに基づいて静電潜像の書込み
がレーザビーム22によって行われ、その静電潜像領域
24はいわゆる電荷井戸と呼ばれる。
現像器I4は着色微粒子であるトナーを保持するホッパ
14aと、トナーを感光ドラム10の表面に供給させる
トナー供給ローラ14bとを具備し、ホッパ14a内の
トナーは摩擦作用あるいは電荷注入によって正の電荷で
帯電させられる。なお、図中、正の電荷で帯電された帯
電トナーはeで示される。感光ドラム10上の静電潜像
領域が現像器14を通過するとき、帯電トナーは感光ド
ラム10の内側A1層の負の電荷によって引き寄せられ
て該静電潜像領域に付着し、これにより・静電潜像は可
視像すなわちトナー像として現像される。
転写帯電器16は帯電器12と同様にコロナ放電器から
なり得るものであって、記録紙Pに帯電トナーとは逆極
性の負の電荷(図中−で示す)を帯電させるように構成
される。したがって、感光ドラム10上のトナー像が転
写帯電器16を通過するとき、該トナー像は感光ドラム
10側から記録紙P側に静電的に引き寄せられ、これに
よりトナー像は記録紙Pに転写される。
転写帯電器16でのトナー像の転写効率は記録紙Pの電
荷量によって決まり、一部の帯電トナーは感光ドラム1
0に残ることになる。このような残留トナーは感光ドラ
ム10の感光面からクリーナ18によって清掃され、そ
の清掃領域は再び帯電器12によって正の電荷で帯電さ
せられ、次の静電潜像の書込みに備えることになる。な
お、クリーナ18は例えばファーブラシ18aによって
構成され得る。一方、転写トナー像は記録紙Pと共に例
えば熱定着器20に送られて、該記録紙P上に定着像2
6として熱定着される。なお、熱着器20はヒートロー
ラ20aおよび加圧ローラ20bから構成され得る。
ところで、上述したようにトナー像の転写効率は記録紙
Pの電荷量によって決まるが、その転写効率を高めるた
めには比較的大きな所定の電荷量例えば約320μC/
rrf程度を記録紙Pに与えることが必要であり、転写
帯電器16は当然その電荷供給に応じられるように設計
される。しかしながら、そのような電荷量を記録紙Pに
与えた場合、該記録紙Pは感光ドラム10側に引き寄せ
られるような静電的吸着力を受け、その結果記録紙Pが
感光ドラムlOと転写帯電器16との間に導、入されて
その間から排出されるとき、該記録紙Pの先端縁部は感
光ドラム10から分離されずにそこに巻き取られること
になる。
そこで、従来では、第6図に示すような分離爪部材28
を感光ドラムlOに適用し、これによりトナー像転写後
に記録紙Pを感光ドラム10から分離させるようにして
いる。詳しく述べると、分離爪部材28は弾性ゴム材料
から作られた爪要素28aと、この爪要素28aを保持
するアーム部28bとからなり、アーム部28bは軸部
28cに枢着され、しかも該軸部28cにはアーム部2
8bを反時計方向(第6図において)に弾性的に偏倚さ
せるようにトーションばね28dが設けられ、これによ
り爪要素28aは感光ドラム10の表面に対して弾性的
に圧接させられる。要するに、転写帯電器16を通過し
て来た記録紙Pの先端縁部と感光ドラム10の表面との
間に爪要素を介入させることによって、記録紙Pは感光
ドラム10から引き剥がされるごとになる。なお、第6
図において、参照番号30および32はそれぞれ記録紙
Pのガイド板を示し、ガイド板30は記録紙Pの導入側
に配置され、ガイド板32は記録紙Pの排出側に配置さ
れる。
しかしながら、かかる分離爪部材だけでは記録紙の分離
を充分に達成し得ない点が問題とされている0分離爪部
材だけによる分離性能は記録紙の種類等の種々の条件に
よって異なるが通常は80%程度しか得られない、すな
わち、記録紙10枚のうち2枚は感光ドラムから引き剥
がされことなく感光ドラムに巻き込まれることがある。
その理由の1つとして、分離爪部材を記録紙の側辺側し
か設けられないという点が挙げられるが(すなわち、分
離爪部材を記録紙の中央部に設けた場合には、その爪要
素が転写トナー像に触れてそれを毀損し得るからである
)、最大の理由は記録紙がその帯電による大きな静電的
吸着力でもって感光ドラム側に引き寄せられるからであ
る。
このような静電的吸着力を弱めるためにAC除電器を転
写帯電器に隣接させて設けることが行われている。すな
わち、記録紙の進行方向に沿う転写帯電器の下流側にA
C除電器を配置し、トナー像の転写された記録紙をAC
除電器に通すことによって、該記録紙の電荷量を減少さ
せ、これにより記録紙と感光ドラムとの間の静電的吸着
力が弱められて、記録紙の分離性能が向上されることに
なる。ところが、ここで配慮されなければならないこと
は、記録紙が除電され過ぎると、該記録紙とトナー像と
の間の静電的結合力が弱まって、そのトナー粒子が再び
感光ドラム側に戻され、その結果トナー転写率の低下を
招来することになる。
要するに、記録紙の分離性とトナー転写率とは互いに相
反する関係にあり、それを折衷するように記録紙の除電
を行うことは非常に難しい。
〔発明が解決しようとする課題〕
記録紙の除電によってその分離性を高めることはトナー
転写率との関係で難しいことは上述した通りであるが、
記録紙の除電には別の問題点もある。
詳述すると、記録紙が転写帯電器を通過させられるとき
、該記録紙の先端縁部および後端縁部にはその中央部に
比べて異常に高い電荷が帯電させられ、このため記録紙
の先端縁部がその中央部よりも一層大きな静電的吸着力
でもって感光ドラム側に引き寄せられる傾向にある。し
たがって、記録紙の除電を記録紙の先端縁部の電荷量に
合わせて行うと、記録紙の中央部が除電され過ぎ、これ
とは反対に記録紙の除電を記録紙の中央部の電荷量に合
わせて行うと、記録紙の先端縁部の除電が充分行われな
いという結果になる。
第7図には、転写帯電器を経てAC除電器を通過させら
た記録紙の電位を表面電位計(トレック製モデル360
)で測定した結果がグラフとして示され、このグラフの
横軸は記録紙が表面電位計を通過する際の時間(1)を
表し、またその縦軸は記録紙が表面電位計を通過する際
のその通過部の電位(V)を表す。すなわち、1=0か
らむζ1250m5までの電位分布は記録紙の先端縁か
らその後端縁までの電位分布を示すことになる。第7図
のグラフから明らかなように、記録紙が転写帯電器を通
過する間そのコロナ電流が一定に維持されているにも拘
わらず、また記録紙がAC除電器を通過する間その印加
電気エネルギが一定に維持されているにも拘わらず、記
録紙の先端縁部とその後端縁部とで電位が異常に高くな
ることが分かる。
この現象は感光ドラムだけの場合のその静電容量と感光
ドラムに記録紙が適用された際のその静電容量とが大巾
に異なることによって生じたものである。詳しく述べる
と、転写帯電器すなわちコロナ放電器から見ると、感光
ドラムのみの場合、静電容量5μF/n(が被帯電物体
となるのに対して、感光ドラムに記録紙が適用された場
合には、記録紙と感光ドラムとの合成によって表される
0、 5μF/nfが被帯電物体となり、このため静電
容量の大きなa−3t悪感光表面には多くの電荷が与え
られるので、記録紙の先端縁部が転写帯電器に導入され
るとき、またその後端縁部が転写帯電器から排出される
とき、a−3i悪感光表面に与えれるべき多量の電荷の
一部が記録紙の先端縁部とその後端縁部とに供給され、
その結果記録紙の電位分布が第7図に示すようなものと
なる。
以上の理由により、記録紙の先端縁部とその後端縁部と
の電荷量が該記録紙の中央部の最適転写電荷量(320
μC/rI′r)よりも遥かに大きくなり、このため記
録紙の分離にとって究めて重要なその先端縁部の静電的
吸着力が異常に大きくなって、AC除電器による除電効
果が充分に発揮されないという結果になる。
したがって、本発明の目的はトナー像転写域を通過させ
られる記録紙の先端縁部の静電吸着を減少させることが
可能なトナー像転写装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] そして、かかる目的は、第1図に示すように、帯電トナ
ーを坦持する像坦持体10に対向して配置され、帯電ト
ナーとは逆極性の電荷を放出することで記録媒体10上
に帯電トナーを転写するための転写帯電器36と、帯電
トナーが転写された記録媒体10を像坦持体から分離す
るための電荷を放出するAC除電器38と、AC除電器
38に電気エネルギを供給するための電源42と、像坦
持体10との間に記録媒体Pが介在しない状態(第1図
(b))では電荷を放出しない第1の電荷量、記録媒体
Pの存在時(第1図(c))には像坦持体10から分離
するための第2の電荷量、記録媒体の先端縁部の存在時
(第1図(d))には記録媒体Pと像坦持体(10)と
の静電吸着力を減少すべく第2の電荷量よりも多い第3
の電荷量となるように電気エネルギを制御する制御手段
44とを含むトナー像転写装置を提供することによって
達成される。
〔作 用〕
以上述べたように、本発明によるトナー像転写装置では
、制御手段によって、転写帯電器への電気エネルギが記
録紙の先端縁部の電荷量を減少するように制御されるの
で、該記録紙の先端縁部を像坦持体に引き寄せるように
作用する静電的吸着力が小さくされる。
〔実施例〕
次に、添付図面の第2図、第3図Aおよび第3図Bを参
照して、本発明によるトナー像転写装置の実施例につい
て説明する。
第2図には、本発明によるトナー像転写装置の一実施例
が示され、このトナー像転写装置は第5図および第6図
を参照して説明したような電子写真方式のレーザプリン
タに組み込まれている。なお、第2図では、第5図およ
び第6図と同じ構成要素については同一の参照番号が用
いられ、それら構成要素は同一の機能を持つ。
第2図に示す実施例では、トナー像転写装置は−a的に
は転写チャージャと呼ばれる転写ユニット34を具備し
、この転写チャージャ34は一対のコロナ放電器から構
成され、その一方は転写帯電器36として機能し、また
他方はAC除電器38として機能する。第2図から明ら
かなように、転写チャージャ34はAC除電器38が記
録紙Pの進行方向に沿って転写帯電器36の下流側とな
るように感光ドラムlOに接近して配置、される。
トナー像転写装置は転写帯電器36に電気エネルギを供
給する直流電源40と、AC除電器38に電気エネルギ
を供給する交流電源42とを具備する。直流電源40か
らは負の100μへの一定電流と負の200μへの一定
電流とが出力されて、転写帯電器36のコロナワイヤ3
6aに印加されるようになっており、また交流電源42
からはオフセット電圧750vの12KVの交流電圧と
オフセット電圧100vの12にVの交流電圧とが出力
されて、ACの出力口が設けられ、AC除電器38のコ
ロナワイヤ38aに印加されるようになっている。
直流電源40の0N10FF制御およびその出力切換と
交流電源42の0N10FF制御およびその出力切換と
は制御回路44によって行われ、この制御回路44はレ
ーザプリンタ自体の制御回路でもある。第2図に示すよ
うに、制御回路すなわちメカコントローラ44は中央処
理装置(cPU)46と、レーザプリンタ自体の作動プ
ログラム、直流電源40と文種電源42との0N10F
F制御および出力切換制御プログラム、定数等を記憶し
ている読出し専用メモリ(ROM)48と、−時的なデ
ータ等を記憶する書込み・読出し可能なメモリ(RAM
)50と、入出力インターフェース(Ilo)52とを
包含する。
電源0N10FF信号ならびにその出力切換信号は11
044を介して直流電源40および交流電源42に入力
される。
第2図に示す実施例では、記録紙Pの先端縁が転写チャ
ージャの導入口に到達したときに、直流電源40と交流
電源42とは共に、“オン”され、このとき直流電源4
0からは負の100μへの一定電流が、また交流電源4
2からはオフセット電圧750Vの12KVの交流電圧
が出力され、記録紙Pの先端縁が転写チャージャ34の
排出口に到達したとき、直流電源40の出力電流は10
0μ八から200μ八に、また交流電源42からの出力
電圧は750vの12KVからオフセット電圧100V
の12KVに切り換えられる。したがって、記録紙Pの
先端縁部に与えられる電荷量は小さく、しかもその先端
縁部の除電効果は大きいことになる。
直流電源40の0N10FF作動およびその出力切換の
タイミング、また交流電源42の0N10FF作動およ
びその出力切換のタイミングについては、転写チャージ
ャ34の記録紙導入口の付近に配置された適当な記録紙
検出器によって記録紙の先端縁部を検出し、この検出時
点を基準とすることもできるが、本実施例では、感光ド
ラムIOにレーザビームでもって静電潜像を書き込む際
の書込みタイミング信号の立上がりを基準にする。とい
うのは、上述のレーザプリンタでは、記録紙の送り作動
が書込みタイミング信号の立上がりと同期され、その書
込みタイミング信号の立上がりから所定時間経過後に該
記録紙が転写チャージ中34に対して所定位置まで送り
込まれて、記録紙に対するトナー像の転写開始位置が常
に同じとなるようにされているので、かかる書込みタイ
ミング信号の立上がりを直流電源40の0N10FF作
動およびその出力切換のタイミングと交流電源42の0
N10FF作動およびその出力切換のタイミングとの基
準として利用し得るからである。
詳しく述べると、第2図に示されるように、給紙ホッパ
(図示されない)からピックローラ(図示されない)に
より繰り出されたカットシート状の記録紙Pが待機ロー
ラ50a、50bの位置に到達し、両持機ローラ50a
、50b間に挟持されて停止される。このような状態に
なったことがフォトセンサ51により検出され、A/D
変換器51aを介して検出信号がメカコントローラ44
に送出される。
メカコントローラ44は記録紙Pが待機状態となったの
で、印字データ要求信号をIlo 52を介してホスト
コントローラ61に送出する。ホストコントローラ61
はl1061aを介して受信し、コードバッファ61b
に格納されたホストコンピュータからお(られてきた文
字コードデータを、CG(キャラクタジェネレータ)6
1cに基づいてイメージ信号に変換し、イメージメモリ
61dに格納する。
ホストコントローラ61はイメージメモリ61dに一頁
分のイメージデータが格納された時点で11061eを
介してスタート信号をメカ、コントローラ44に送出す
る。メカコントローラ44はそのスタート信号を受信し
た後、半導体レーザ71a、ポリンボンミラ−71bを
含むレーザ走査光学系71(なお、これにより感光ドラ
ム10への静電潜像の書込みが行われる)のレーザビー
ム71cの走査開始基準位置に設けられたスタート検知
センサ71dからのビーム検知信号(書込みタイミング
信号)の出力があった時点で、待機ローラ50a。
50bを駆動すべくドライバ50dに駆動指令を出力し
、モータ50eを回転駆動する。スタート検知センサ7
1dの出力信号はA/D変換器71eS l1052を
介してメカコントローラ44に読み込まれる。
一方、メカコントローラ44はかかる駆動指令を発する
と共に、記録紙Pが転写帯電器34の位置に到達した時
点でトナー像の転写が行われるようにスタート検知セン
サ71dのビーム検出信号に同期して、ホストコントロ
ーラ61に対して水平同期信号を出力する。
したがって、ホストコントローラ61はかかる水平同期
信号を受信する毎に、イメージメモリ61dから−ライ
ン分づつのイメージデータ(ビデオ信号)をメカコント
ローラ44に送出する。メカコントローラ44はかかる
ビデオ信号に基づいて半導体レーザ71aの駆動回路(
図示されない)を0N10FF駆動することにより、感
光ドラム10上に静電潜像の形成が行われる。
ところで、メカコントローラ44はそのような像形成作
動と平行してスタート検知センサ71dの検知信号をカ
ウントする。そして、そのカウント値が前述したように
記録紙Pの先端縁部が所定の長さだけ転写帯電器34を
通過するのに相当する予め定められた値に一致したとき
、直流電源34が“オン゛°される。
次に、第2図に示したトナー像転写装置の作動を第3図
Aおよび第3図Bを参照して説明する。
第3図Aは直流電源40および交流電源42の電源出力
制御ルーチンを示し、これは4IIIS毎に実行される
割込みルーチンとされ、また第3図Bは第3図Aの電源
出力制御ルーチンを説明するためのタイムチャートを示
す。なお、作動条件については以下の通りである。
■ 感光ドラム10はa−3i悪感光を持つ直径120
auaのドラムとされ、しかもその周速度が240閤/
s となるように低速回転された。
■ 感光ドラム10を帯電器すなわちコロナ放電器で+
700vに帯電し、そこに半導体レーザ光によって静電
潜像を書き込んで、その静電潜像領域の表面電位を約1
00vまで低下させた。
■ 磁気ブラシ現像器にバイアス電圧+450vを印加
し、静電潜像領域をトナー像として現像した。
■ 転写チャージャ34の作動条件は上述の通りである
■ 感光ドラム10への静電潜像書込み開始時点すなわ
ち書込みタイミング信号の立上がり時点から記録紙Pの
先端縁が転写チャージャ34の導入口に到達するまでに
要した時間は532m5であり、その172m5後に記
録紙Pの先端縁は転写チャージャ34の排出口に到達し
た。
ステップ301では、感光ドラム10に静電潜像を書き
込む際の書込みタイミング信号がHレベルかLレベルか
が判断され、書込みタイミング信号がHレベルとなった
とき(すなわち、その立上がり時点)、ステップ302
に゛進み、そこでフラグF+が1であるか0であるかが
判断され、F l=1であるとき、ステップ303に進
む、ステップ303では、フラグF8がlであるか0で
あるかが判断され、F、−tであるとき、ステップ30
4に進む。
ステップ304では、カウンタCが1だけカウントアツ
プされ、次いでステップ305に進み、そこではカウン
タCのカウント数が133(532鵬S)よりも大きい
か否かが判断され、カウンタCのカウント数が133 
(532ns)以下である場合には、ステップ316で
カウンタSCをクリアした後にリターンされる。この動
作はカウンタCのカウント数が133(532ns)に
達するまでJms毎繰り返される。
ステップ305でカウンタCのカウント数が133(5
32ns)に達したとき、すなわち、記録紙Pの先端縁
が転写チャージャ34の導入口に到達したとき)、ステ
ップ306に進み、そこでフラグF1を0に書き換え、
次いでステップ307で直、流電源40および交流電源
42を“°オン”し、続いてステップ308で電源出力
切換信号をHレベルにする。
なお、電源出力切換信号がHレベルのとき、直流電源4
0からは負の100μAの一定電流が、また交流電源4
2からはオフセット電圧750νの12にνの交流電圧
が出力され、一方電源出力切換信号がLレベルのとき、
直流電源40からは負の200μへの一定電流が、また
交流電源42からはオフセット電圧100vの12KV
の交流電圧が出力される。
ステップ308で電源出力切換信号がHレベルとなると
、ステップ309に進み、そこでカウンタCはクリアさ
れ、次いでステップ310でカウンタCは1だけカウン
トアツプされる。ステップ311ではカウンタCのカウ
ント数が43 (172ns)よりも大きいか否かが判
断され、カウンタCのカウント数が43(172ns)
以下である場合には、ステップ316を経た後にリター
ンされる。4+++s後に再び電源出力制御ルーチンが
実行されると、ステップ301を経てステップ302に
進むが、そこではF r = Oとなっているので、ス
テップ310に直ちに進み、そこでカウンタCは再びl
だけカウントアツプされ、ステップ311およびステッ
プ316を経た後にリターンされる。この動作はカウン
タCのカウント数が43 (172a+s)に達するま
でJms毎繰り返される。
ステップ311でカウンタCのカウント数が43(17
2ns)に達したとき、(すなわち、記録紙Pの先端縁
が転写チャージャ34の排出口に到達したとき)、ステ
ップ312に進み、そこで電源出力切換信号をLレベル
とする。この時点で上述したように直流電源40からは
負の200μへの一定電流が、また交流電源42からは
オフセット電圧100Vの12KVの交流電圧が出力さ
れる。
次いで、ステップ313に進むと、フラグF1は1に書
き換えられ、次いでステップ314ではフラグFtは0
に書き換えられ、続いてステップ315でカウンタCを
クリアした後にステップ316を経てリターンされる。
4IIls後に再び電源出力制御ルーチンが実行される
と、ステップ301および302を経てステップ303
に進むが、そこではF2=0となっているので、ステッ
プ316を経てリターンされる。この動作は書込みタイ
ミング信号がHレベルである間繰り返される。
ステップ301で書込みタイミング信号がLレベルとな
ると、ステップ317に進み、そこでフラグF!は1に
書き換えられ、次いでステップ318ではカウンタSC
が1だけカウントアツプされる。
続いて、ステップ319に進み、そこではカウンタSC
のカウント数が188(752ns)以下か否かが判断
され、カウント数が188(752ns)以下である場
合にはリターンされる。この動作はカウンタscのカウ
ント数が188(752ns)に達するまで行われ、5
C=188となると、ステップ320に進んで、直流電
源40および交流電源42は共に“オフ”される。
一方、ステップ319でカウンタCのカウント数が18
8(752s+s)に達する前に書込みタイミング信号
がHレベルとなると、ステップ302に進み、上述の動
作が繰り返される。要するに、書込みタイミング信号の
立上がりからその立下がりまでの間に記録紙−枚分の記
録情報が感光ドラム10に静電潜像として書き込まれ、
そのトナー像が転写チャージャ34によって記録紙Pに
転写されるが、複数枚の記録紙に連続的に記録を行う場
合には、直流電源40および交流電源42は共に、“オ
ン”状態とされ、その出力だけが電源出力切換信号によ
って切り換えられることになる。
以上で説明した実施例では、直流電源40および交流電
源42の双方を制御したが、必要に応じて交流電源42
だけを制御して、記録紙Pの先端縁部の電荷量を大巾に
減少させるようにしてもよい、なお、上述の実施例では
、交流電源42の出力電気エネルギの制御をオフセット
電圧の切換によって行ったが、その他のパラメータ例え
ばP−P電圧(peak−to−peak value
)の切換によって行ってもよく、具体例としては、交流
電源出力切換信号がLレベルのとき、P−P電圧12に
Vを印加し、その交流電源出力切換信号がHになったと
きP−P電圧12KVからp−p電圧14にνに切り換
え得る。
また、上述の実施例では、転写帯電器36の電源として
直流電流源が用いられたが、その代わりに直流電圧源を
用いて同様な制御を行い、得ることは明らかであろう。
更に、上述の実施例では、転写帯電器としてコロナ放電
器が用いられたが、その他の帯電器を用いて記録紙に電
荷を与えうることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上の記載から明らかなように、本発明によるトナー像
転写装置においては、記録紙の先端縁部への電荷量を小
さくできるので、トナー像転写後の記録媒体ドラムから
の記録紙の分離性を著しく向上させることができる。ま
た、記録紙の先端縁部の電荷を効果的除電すれば、記録
紙のいわゆる“腰の強さ”だけでその先端縁部を記録媒
体ドラムから分離することが可能であり、この場合には
従来用いられた分離爪部材の使用を排除し得るという効
果も得られる。
なお、上述の実施例で記録紙にトナー像転写を行った際
の記録紙の電荷分布を第7図の場合と同様な方法で測定
した結果を第4図に示す。第7図との比較から明らかな
ように、本発明によれば、記録紙の先端縁部の電荷量を
相当に減少させ得ることが分かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成図、第2図は本発明によるトナー
像転写装置の一実施例示すブロック図、第3図Aは第2
図Aのトナー像転写装置の作動を説明する電源出力制御
ルーチン、第3図Bは第3図Aの電源出力制御ルーチン
の説明するためのタイムチャート、第4図は第2図のト
ナー像転写装置で記録紙にトナー像を転写させた際の該
記録紙の電荷分布を示すグラフ、第5図は電子写真方式
を採用したレーザプリンタの記録原理を説明する概略図
、第6図はトナー像転写後の記録紙を感光ドラムから分
離爪部材によって分離させる際の従来技術を説明する概
略図、第7図は従来のトナー像転写装置で記録紙にトナ
ー像を転写した際の該記録紙の電荷分布を示すグラフで
ある。 10・・・感光ドラム、   34・・・転写チャージ
ャ、36・・・転写帯電器、  38・・・AC除電器
、40・・・直流電源、    42・・・交流電源、
44・・・制御回路。 時間(ms) 第3図Aの電源出力制御ルーチンのタイムチャト 第 図8 時間↑(ms) 第 図 電子写真方法のレーヅプ1ルタの記録原理説明図第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、帯電トナーを坦持する像坦持体に対向して配置され
    、帯電トナーをは逆極性の電荷を放出することで記録媒
    体上に帯電トナーを転写するための転写帯電器と、 帯電トナーが転写された記録媒体を前記像坦持体から分
    離するための電荷を放出するAC除電器と、 前記AC除電器に電気エネルギを供給するための電源と
    、 前記像坦持体との間に記録媒体(P)が存在しない状態
    (第1図(b))では電荷を放出しない第1の電荷量、
    記録媒体(P)の存在時(第1図(c))には像坦持体
    から分離するための第2の電荷量、記録媒体の先端縁部
    の存在時(第1図(d))には記録媒体(P)と像坦持
    体(10)との静電吸着力を減少すべく第2の電荷量よ
    りも多い第3の電荷量となるように電気エネルギを制御
    する制御手段とを含むトナー像転写装置。
JP1044368A 1989-02-25 1989-02-25 トナー像転写装置 Pending JPH02223980A (ja)

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JP1044368A JPH02223980A (ja) 1989-02-25 1989-02-25 トナー像転写装置
CA002010623A CA2010623C (en) 1989-02-25 1990-02-21 Toner image transferring device used in electrophotographic field
EP90301970A EP0385674B1 (en) 1989-02-25 1990-02-23 Toner image transferring device used in electrophotographic field
DE69021411T DE69021411T2 (de) 1989-02-25 1990-02-23 Tonerbildübertragungsvorrichtung, nutzbar auf elektrophotographischem Gebiet.
KR1019900002439A KR930010872B1 (ko) 1989-02-25 1990-02-26 전자사진분야에 이용되는 토너영상 형성장치
US07/774,377 US5200784A (en) 1989-02-25 1991-10-10 Transferring device controlled for preventing the leading edge of a sheet from being excessively charged

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163360A (ja) * 1985-01-14 1986-07-24 Canon Inc 転写材分離装置
JPS61223870A (ja) * 1985-03-29 1986-10-04 Mita Ind Co Ltd 電子写真感光体からの転写紙分離装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163360A (ja) * 1985-01-14 1986-07-24 Canon Inc 転写材分離装置
JPS61223870A (ja) * 1985-03-29 1986-10-04 Mita Ind Co Ltd 電子写真感光体からの転写紙分離装置

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