JPH0594095A - 電子写真記録装置 - Google Patents

電子写真記録装置

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JPH0594095A
JPH0594095A JP27894891A JP27894891A JPH0594095A JP H0594095 A JPH0594095 A JP H0594095A JP 27894891 A JP27894891 A JP 27894891A JP 27894891 A JP27894891 A JP 27894891A JP H0594095 A JPH0594095 A JP H0594095A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録用紙の先端のバリや折れ曲がりの有無や
記録用紙の種類に係りなく、ドラムラップ発生を防止
し、転写不良のない電子写真記録装置の提供。 【構成】 感光体2、感光体2の露光装置、露光で得ら
れた静電潜像の現像機、可視画像を記録用紙に転写する
転写装置を有する電子写真記録装置において、転写装置
は記録用紙搬送体6に電荷を与える帯電器12を具備
し、帯電器12は搬送中の記録用紙4の先端がニップ領
域にきたとき記録用紙搬送体6に電荷を与え、その際、
記録用紙4の先端部に対応した記録用紙搬送体6に与え
る先端供給電荷量を、前記先端部以外に対応し記記録用
紙搬送体6に与える電荷量よりも小さくし、かつ、先端
供給電荷量をこの電荷により記録用紙4の先端部と記録
用紙搬送体6との間の空隙7に生じる電界が空気の放電
開始電界以下になる値に選ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真記録装置に係
り、特に、感光体の表面の可視画像を記録用紙に転写す
る際に、記録用紙が感光体に巻き付く現象、いわゆる、
ドラムラップ現象の発生を防ぐ手段を具備した電子写真
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラムラップ現象の発生を防ぐ手
段(以下、これをラップ防止手段という)を具備した電
子写真記録装置としては、特開平1−121879号、
特開平1−121878号、特開平1−172986号
等に開示のもののように、記録用紙搬送体における転写
用コロナ帯電器の配置個所の上流側に別個の密着用コロ
ナ帯電器を配置し、この密着用コロナ帯電器により記録
用紙への転写直前に記録用紙と記録用紙搬送体とを密着
させるようにしたもの(以下、これを密着型という)
や、特開昭55−9505号等に開示のもののように、
記録用紙を記録用紙搬送体に載置させる直前に、記録用
紙に記録用紙搬送体の帯電極性とは逆の極性の帯電を行
ない、記録用紙を記録用紙搬送体に載置させた際に両者
を吸着させるようにしたもの(以下、これを準密着型と
いう)や、特開昭61−5256号等に開示のもののよ
うに、記録用紙搬送体に複数の小孔を設けておき、記録
用紙への転写が終わった後、真空吸引器により記録用紙
を小孔を通して記録用紙搬送体側に吸引させるようにし
たもの(以下、これを吸引型という)がそれぞれ知られ
ている。なお、ここで使用される記録用紙搬送体は、コ
ロナ帯電器で発生した電荷を保持するものでなければな
らず、ウレタンゴムやPVDF等のプラスチックフイル
ムの単層体または複層体からなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子写真記
録装置において発生する前述のドラムラップ現象は、本
発明者等の調査によれば、次のような要因によって発生
することが判明した。
【0004】その1つは、記録用紙の先端部分、特に、
その先端から少なくとも20乃至30mmの範囲の領域
にトナー像が形成されていない場合、即ち、前記領域が
白紙印刷領域であるときには、ドラムラップ現象が発生
しやすい。これに対して、前記領域にトナー像が形成さ
れている場合には、その領域のトナーが感光体と記録用
紙との間に介在するようになるため、ドラムラップ現象
は発生しにくくなる。
【0005】その2つ目は、記録用紙がA4版やA3版
等のサイズのカット紙である場合に、それらカット紙は
大きな紙を所定のサイズにカットすることにより得るも
のであるが、そのカット時に、記録用紙の切断部(記録
用紙の先端)が切断方向に曲がる状態、いわゆるバリが
発生する。また、前記切断部以外の部分でも、何等かの
原因により記録用紙の先端が折れ曲がる場合もある。こ
のように、記録用紙の先端に大きなバリや折れ曲がりが
あると、ドラムラップ現象が発生しやすくなり、特に、
前記バリや折れ曲がりが記録用紙搬送体側を向いて搬送
されてきたときにはドラムラップ現象の発生の頻度は相
当大きくなる。
【0006】その3つ目は、記録用紙に同じ程度の大き
さのバリや折れ曲がりがあっても、ドラムラップ現象の
発生の頻度は、その記録用紙の種類、例えば、厚み、紙
質(上質紙と再生紙の別)にも依存し、薄紙や再生紙の
ように腰の弱い紙の場合には特に発生しやすい。これは
通常の紙だけでなく、転写紙としてプラスチックフイル
ム等のOHPシートを用いた場合も同様である。
【0007】その4つ目は、環境条件にも依存し、湿度
が低くなるほどドラムラップ現象が発生しやすくなる。
特に、湿度が30%RH以下の低湿度のときにはドラム
ラップ現象の発生の頻度は上昇する。
【0008】以上のように、前述のドラムラップ現象
は、種々の要因によってその発生の度合いが変動するた
め、最近は、これらの要因の変動にも左右されないラッ
プ防止手段が要望されている。
【0009】しかるに、前述した従来のラップ防止手段
の全てのものは、前記各要因について考慮を払った上で
設計が行なわれたものではない。その上に、前述した従
来のラップ防止手段の中の密着型と準密着型のものは、
転写用コロナ帯電器の他に密着用コロナ帯電器、また
は、帯電用のローラを余分に必要とし、しかも、密着型
のものは記録用紙の先端部の一定領域内に対応する可視
画像の転写ができないという問題を有するものである。
さらに、従来のラップ防止手段の中の吸引型のものは、
真空吸引器を余分に必要とし、しかも、記録用紙を吸引
するタイミングの設定が難しい等の問題がある。
【0010】本発明は、これらの問題点を除去するため
のもので、その目的は、記録用紙の先端のバリや折れ曲
がりの有無や記録用紙の種類に係りなく、簡単な構造で
ドラムラップ現象の発生を防止でき、かつ、転写不良の
ない電子写真記録装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、所定の速度で移動する感光体と、この感
光体を露光する露光装置と、前記露光により得られた静
電潜像を現像する現像装置と、現像された可視画像を記
録用紙等に転写する転写装置を有する電子写真記録装置
において、前記転写装置は、記録用紙搬送体に電荷を与
える帯電器を具備し、この帯電器は搬送されてきた前記
記録用紙の先端がニップ領域にきたとき前記記録用紙搬
送体に電荷を与え、その際に、前記記録用紙搬送体の前
記記録用紙の先端部に対応する領域に与える先端供給電
荷量を、前記記録用紙搬送体の前記記録用紙の先端部以
外に対応する領域に与える電荷量よりも小さくし、か
つ、前記初期電荷量をこの電荷により前記先端部の記録
用紙と前記記録用紙搬送体との間の空隙に生じる電界が
空気の放電開始電界以下になる値に選ぶ第1の手段を具
備する。
【0012】また、前記目的を達成するため、本発明
は、所定の速度で移動する感光体と、この感光体を露光
する露光装置と、前記露光により得られた静電潜像を現
像する現像装置と、現像された可視画像を記録用紙等に
転写する転写装置を有する電子写真記録装置において、
前記転写装置は、記録用紙搬送体を前記感光体側に押圧
する導電性バイアスローラを具備し、このバイアスロー
ラは搬送されてきた前記記録用紙の先端がニップ領域に
きたとき前記記録用紙搬送体に電圧を与え、その際に、
前記記録用紙の先端部に対応した前記記録用紙搬送体に
与える先端印加電圧を、前記記録用紙の先端部以外に対
応した前記記録用紙搬送体に与える電圧よりも小さく
し、かつ、前記先端印加電圧をこの電圧により前記先端
部の記録用紙と前記記録用紙搬送体との間の空隙に生じ
る電界が空気の放電開始電界以下になる値に選ぶ第2の
手段を具備する。
【0013】
【作用】本発明の作用を説明する前に、バリや折れ曲が
りを有する記録用紙がドラムラップ現象を生じるメカニ
ズムについて説明する。
【0014】図9は、感光体と記録用紙搬送体とが遭遇
するラップ領域を示す拡大構成図である。
【0015】図9において、101はドラム、102は
ドラム101の表面の感光体、103はトナー、104
は記録用紙、105は記録用紙104の先端のバリ、1
06は記録用紙搬送体、107は空隙、108は押し付
けローラ、109はコロナチャージャー、110は現像
機、111は現像ローラ、112は定電流電源である。
【0016】そして、記録用紙104の先端のバリ10
5の存在により、このバリ105と記録用紙搬送体10
6との間には幅Lが0.1乃至5.0mm程度の空隙1
07が形成され、このバリ105を含む記録用紙104
の先端部分は何等転写が行なわれない白紙部分になって
いる。また、コロナチャージャー109のコロナワイヤ
ーには定電流電源112からの電流Itが供給される
が、その中の10乃至30%がコロナワイヤーから記録
用紙搬送体106に帯電電流Ibとして流れ込み、記録
用紙搬送体106に正極性の電荷量Q(クーロン/cm
2 )を蓄積させる。このとき、前記電荷量Qに基づいて
空隙107内には正負極性の電荷が生じ、それにより電
界Eairが形成される。
【0017】いま、先端にバリ105を有する記録用紙
104が記録用紙搬送体106に搬送されてニップ領域
に達すると、コロナチャージャー109により記録用紙
搬送体106の裏面に正電荷が蓄積され、この正電荷に
より感光体102の表面に付着されている負電荷を有す
るトナー103が記録用紙104上に吸引され、感光体
102の表面に形成されていた可視画像が記録用紙10
4上に転写される。
【0018】この場合、図10の(a)に示すように、
記録用紙104がニップ領域に接近すると、コロナチャ
ージャー109に転写電流Imが通流されるが、記録用
紙104の先端のバリ105の部分には、図10の
(b)のカーブに示すように、前記バリ105の部分
がコロナチャージャー109の入力端Laに達する以前
から電荷が蓄積され始め、その後、この電荷の量は前記
バリ105の部分が前記入口端Laからコロナチャージ
ャー109の出口端Lcに至る間に次第に増大して行
く。そして、前記バリ105の部分が前記入口端Laと
前記出口端Lcの間の位置Lpにきたとき、前記空隙1
07の電界Eairが空気の放電開始電界Eb(大気圧
において30kv/cm)に達してこの空隙107内に
放電が発生する。この放電が生じると、正電荷と負電荷
が発生するが、正電荷は感光体102上の負電荷に引か
れて記録用紙104内に注入され、負電荷は記録用紙搬
送体106に注入される。この結果、記録用紙104と
感光体102との間には静電吸着力が働き、記録用紙1
04が感光体102に巻き付く現象、いわゆる、ドラム
ラップ現象が発生することになる。
【0019】ところで、図10の(b)のカーブに示
すように、前記バリ105の部分がコロナチャージャー
109の前記入口端Laに達する以前から電荷が蓄積さ
れ始め、その後、前記バリ105の部分が前記入口端L
aからコロナチャージャー109の出口端Lcに搬送さ
れる間に、前記電荷の量が次第に増大して行く場合であ
っても、前記電荷の量が、前記空隙107の電界Eai
rが空気の放電開始電界Ebに対応した電荷の量Qbを
越えなければ、前記空隙107内には放電が発生せず、
従って、前述のドラムラップ現象が発生しないことにな
る。
【0020】本発明は、このような原理を基にしてなさ
れたものであって、その第1の手段は、記録用紙搬送体
106に電荷を注入するための帯電器(コロナチャージ
ャー)109を用い、この帯電器109により、先端に
バリ105を有する記録用紙104の先端部に与える電
荷量を前記電荷量Qbより小さい電荷量Qjに選び、記
録用紙104の前記先端部以外の電荷量は転写効率が最
大になるような電荷量Qmに選んでいる。
【0021】また、その第2の手段は、記録用紙搬送体
106に電圧を印加するためのバイアスロールを用い、
このバイアスロールにより、先端にバリ105を有する
記録用紙104の先端部に与える電圧を前記電荷量Qb
を生じさせる電圧より小さい電圧Vjに選び、記録用紙
104の前記先端部以外の電荷量は転写効率が最大にな
るような電荷量Qmを生じさせる電圧Vmに選んでい
る。
【0022】前述の第1または第2の手段を採用すれ
ば、記録用紙104の先端部分にバリ105が存在して
も、その先端部に対応した記録用紙搬送体106に与え
られる電荷量または電圧は、空隙107に生じる電界E
airが空気の放電開始電界Ebよりも小さくなるよう
に設定されるので、空隙107において放電が発生せ
ず、従って、記録用紙104が感光体102に巻き付く
ことはなく、ドラムラップ現象は発生しないことにな
る。
【0023】ここで、図8は、記録用紙搬送体106に
与える電荷量Qと、転写効率(%)及び記録用紙104
のドラムラップ発生率(%)との関係を表すグラフであ
る。
【0024】このグラフのカーブに示されているよう
に、記録用紙搬送体106に与える電荷量Qが前記電荷
量Qb以下であれば、ドラムラップ発生率は0であり、
前記電荷量Qが前記電荷量Qbを越えると急激にドラム
ラップ発生率が上昇する。一方、グラフのカーブに示
されているように、記録用紙搬送体106に与える電荷
量Qが前記電荷量Qb以下のときの転写効率は転写用の
電荷量Qmを与えたときに比べて低下するが、例えば、
前記電荷量Qとして図示のような電荷量Qjを選べば約
60%程度の転写効率を得ることができる。因に、記録
用紙搬送体106に何等電荷量Qを与えないときの転写
効率は20%以下で、このときには転写画像の濃度が低
く、画像ムラを生じて、画像劣化は避けられないところ
である。
【0025】本発明においては、前記先端部に対応した
記録用紙搬送体106には、転写を行なうには不十分で
あるにしても、転写用電荷または転写用電圧と同極性の
電荷量または電圧を与えており、しかも、それによって
記録用紙搬送体106に前記電荷量Qjを与えるように
しているので、感光体102の表面と記録用紙搬送体1
06との間には転写電界が働き、記録用紙104の前記
先端部においても感光体102の表面の可視画像が転写
される。また、記録用紙104の前記先端部以外におい
ては、転写を行なうのに十分な転写用電荷または転写用
電圧が与えられるので、従来通りの鮮明な転写を行なう
ことができるものである。
【0026】なお、前記電荷量Qjを選定する場合、転
写効率が60%以上、好ましくは、60乃至70%程度
になるような値に選べばよく、そのときには殆ど画像劣
化が生じることなく、実用上問題はないものである。
【0027】このように、本発明は、記録用紙104の
先端部における転写画像の劣化もなく、記録用紙104
の感光体102への巻き付きがない、いわゆる、ドラム
ラップ現象が発生しない電子写真記録装置を得ることが
できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
るが、以下の実施例を説明するのに先立って、本発明が
対象としている電子写真記録装置の全体構成の概略につ
いて述べると、その構成は、例えば、図11に示すよう
なものである。
【0029】図11において、電子写真記録装置は、感
光体ドラム201と、帯電器202と、露光装置203
と、現像機204と、転写器205と、記録用紙206
と、定着器207と、イレーズランプ208と、クリー
ナ209からなっている。
【0030】この電子写真記録装置の動作の大要は、次
のとおりである。
【0031】感光体ドラム201は図示しない駆動装置
により一定の速度で回転されており、最初に、この表面
は帯電器202においてマイナス電荷により一様に帯電
される。次に、前記表面はレーザ発光器やポリゴンミラ
ー等を含む露光装置203において露光され、そこに静
電潜像が形成される。次いで、この静電潜像は現像機2
04においてマイナス帯電されたトナーが付着すること
により現像され、前記表面に静電潜像に対応した可視画
像が形成される。続いて、この可視画像は転写器205
を有するニップ領域に転送されるが、このとき、ニップ
領域には記録用紙搬送体(図示なし)に搬送された記録
用紙206が到来し、しかも、記録用紙206は記録用
紙搬送体とともに転写器205においてプラス電荷で帯
電されるので、このニップ領域において記録用紙206
上にトナーが付着されて前記可視画像の転写が行なわれ
る。続いて、可視画像が転写された記録用紙206は定
着器207においてトナーが定着され、所定の記録が行
なわれるものである。また、この転写後に、感光体ドラ
ム201の表面に残留したトナーは、イレーズランプ2
08とクリーナ209とによって除去され、再び、前述
の工程が繰り返されるものである。
【0032】ここで、本発明の実施例の説明を行なう。
まず、図1は、本発明に係る電子写真記録装置の第1の
実施例を示す要部構成図であり、特に、図11に示した
転写器205の周辺部分を示したものである。
【0033】図1において、1はドラム、2は感光体、
3はトナー、4は記録用紙、5は記録用紙4先端のバ
リ、6は記録用紙搬送体、7は空隙、8は押し付けロー
ラ、9は駆動ローラ、10はレジストローラ、11は用
紙位置検出センサ、12はコロナチャージャー、13は
コロナワイヤー、14は定電流源、15は制御回路、1
6は紙質センサ、17は湿度センサ、18は測定回路で
ある。
【0034】そして、記録用紙搬送体6は駆動ローラ9
により図1に示す矢印方向に移動され、レジストローラ
10を介して供給された記録用紙4を搬送する。コロナ
チャージャー12のコロナワイヤー13は定電流源14
からの電流Itを受け、記録用紙搬送体6に図示のよう
な電荷を発生させる。レジストローラ10の近傍に配置
された用紙位置検出センサ11はレジストローラ10か
ら供給される記録用紙4の先端等の検知を行ない、ここ
で得られた検知出力Vsを制御回路に送り込む。また、
紙質センサ16は記録用紙4の種類、例えば、厚さ、上
質紙と再生紙の別等の検知、湿度センサ17は周囲の湿
度の検知をそれぞれ行ない、これらの検知出力を測定回
路18を介して制御回路に送り込んでいる。なお、本実
施例においては、記録用紙搬送体6として、厚さ500
μmのウレタンゴム製のベルトの両面にフッ素系の被膜
を形成した厚さ約650μmの三層のものを用いてい
る。
【0035】本実施例の動作は、以下に述べるとおりで
ある。
【0036】いま、記録用紙4がレジストローラ10を
介して供給され、その先端が用紙位置検出センサ11で
検出されると、その検出信号Vsが制御回路15に供給
される。制御回路15は、この信号Vsを受けると、コ
ロナワイヤー13に通電する電流Itのタイミングやそ
の電流Itの値を設定する。次に、記録用紙4の先端が
コロナチャージャー12の入口端Laに到達すると、制
御回路15は、図2に示すように、大きさがI1 の電流
Itを発生し、以下に述べるように記録用紙搬送体6に
先端供給電荷量Q1を与える動作を開始する。続いて、
記録用紙4の先端がニップ領域の出口部分Lnoまで搬
送されると、制御回路15は、図2に示すように、大き
さがImの電流Itを発生し、前記先端供給電荷量Q1
を与える動作から通常の転写動作に移行する。
【0037】ここで、記録用紙搬送体6の移動速度をU
bとすれば、記録用紙4の先端部がコロナチャージャー
12から電荷を受ける時間Tcは、Tc≒(Lno−L
a)/Ubで表される。そして、制御回路15が発生す
る大きさがI1 の電流Itのうち、記録用紙搬送体6に
流入する電流の平均値をI1vとすると、記録用紙4の
先端部に対応した記録用紙搬送体6に与えられる電荷量
Q1は、Q1=Tc×I1vで表される。従って、前記
電荷量Q1を、図8に示された電荷量Qbより小さいも
のになるように選べば、記録用紙4が感光体2に巻き付
くことはなく、ドラムラップ現象は発生しないことにな
る。
【0038】前述の例は、コロナチャージャー12に供
給する電流Itを、I1 、Imの2段階に変化させた場
合についてのものであるが、図2に示すように、制御回
路15は、記録用紙4の先端がコロナチャージャー12
の中間点まで搬送されたときに、それまで供給されてい
た大きさがI1 の電流Itより大きな値I2 の電流It
を発生させ、その後、記録用紙4の先端がニップ領域の
出口部分Lnoまで搬送されたときに、前と同様に大き
さがImの電流Itを発生させる、いわゆる、3段階に
変化させるようにすることもできる。
【0039】ここで、制御回路15が発生する大きさが
2 の電流Itのうち、記録用紙搬送体6に流入する電
流の平均値をI2vとすると、このときの記録用紙4の
先端部に対応した記録用紙搬送体6に与えられる初期電
荷量Q12は、Q12=Tc(I1v+I2v)/2で
表されることになる。従って、ここでも前記初期電荷量
Q12を、図8に示された電荷量Qbより小さいものに
なるように選べば、記録用紙4が感光体2に巻き付くこ
とはなく、ドラムラップ現象は発生しないことになる。
【0040】また、前述のように、ドラムラップ現象
は、記録用紙4の種類、または、周囲環境、特に、湿度
に依存するので、記録用紙4の種類を変えたとき、湿度
がかなり変化した際等には、紙質センサ16や湿度セン
サ17からの検出出力を測定回路18で適宜加工した
後、制御回路15に供給し、コロナチャージャー12へ
供給する電流Itの大きさを制御するようにしている。
【0041】なお、図2においては、記録用紙4の先端
がコロナチャージャー12の入口端Laに到達した時点
において、コロナチャージャー12に始めて大きさI1
の電流Itを通電するようにしているが、記録用紙4の
先端が前記入口端Laに到達した時点を検出することが
困難な場合には、記録用紙4の先端が前記入口端Laに
到達する以前に大きさI1 の電流Itを通電するように
してもよい。
【0042】図3は、図1の実施例において用いられる
定電流源14と制御回路15の部分の詳細構成を示すブ
ロック構成図である。
【0043】図3において、14aは低電流源、14b
は高電流源であり、その他、図1に示す構成要素と同じ
構成要素には同じ符号を付けている。
【0044】そして、定電流源14は、小さい電流を発
生する低電流源14aと大きな電流を発生する高電流源
14bとで構成され、これら低電流源14aと高電流源
14bには制御回路15からの制御信号Vsl、Vsh
がそれぞれ供給されている。
【0045】この定電流源14の動作を、図4の動作説
明図を用いて説明する。ただし、この図においては、各
信号は負論理で示されている。
【0046】始めに、図4の(a)において、いま、時
間t0 に用紙位置検出センサ11が記録用紙4の先端を
検出すると、時間t0 から時間t1 までHighレベル
となる検出信号Vsを発生する。制御回路15は、この
検出信号VsがLowレベルになると、時間Tsの経過
後の時間t3 から時間t4 までLowレベルになる制御
信号Vslを発生し、この制御信号Vslの印加期間内
に低電流源14aは小さな値I1 の電流Itを発生す
る。次に、時間t4 になると、制御回路15は、今度は
時間t4 から時間t5 までLowレベルになる制御信号
Vshを発生し、この制御信号Vshの印加期間内に高
電流源14bは大きな値Imの電流Itを発生する。続
く、時間t6 になると、用紙位置検出センサ11が再び
記録用紙4の先端を検出し、時間t6 から時間t7 まで
Lowレベルになる検出信号Vsを発生して、前述の動
作が繰り返される。なお、図3において、Tsは記録用
紙4の先端が用紙位置検出センサ11で検出されてから
コロナチャージャー12の入口端Laに達するまでの時
間であり、Teは記録用紙4の先端がコロナチャージャ
ー12の入力端Laからニップ領域の出口端Lnoに達
するまでの時間であり、Trは大きな値Imの転写電流
が流れる時間であり、さらに、Tqは1つの記録用紙4
と次の記録用紙4がそれぞれ搬送されてくる間の時間で
ある。
【0047】これによって、定電流源14が発生する電
流Itは、時間t3から時間t4 までが小さい値I
1 で、時間t4 から時間t5 までが大きい値Imとな
り、前述のようなドラムラップ現象の防止と、通常の転
写が行なわれる。
【0048】次に、図4の(b)は、1つの記録用紙4
と次の記録用紙4との間においても、小さい値I1 の電
流Itを通電している例であって、この例では、制御回
路15が発生する制御信号Vshのタイミングは前記図
4の(a)のVslの場合と同じであるが、制御信号V
slは図4(b)に示すように時間t4 から時間t5
でがLowレベルになる電圧波形である。
【0049】これにより、定電流源14が発生する電流
Itは、時間t4 から時間t5 までが大きい値Imとな
り、その他の時間は小さい値I1 になって、前例と同様
にドラムラップ現象の防止と、通常の転写が行なわれ
る。ただし、本例は、前例と比べれば、低電流源14a
の電流Itの立上り時間を考慮にいれる必要はないけれ
ども、記録用紙搬送体6が常時コロナにさらされるた
め、記録用紙搬送体6の寿命はやや短くなる。
【0050】実際の動作時においては、記録用紙搬送体
6の移送速度を10ips、コロナチャージャー12の
幅を20mm、ニップ領域の幅(これは、(Lno−L
b)×2に等しい)を10mmとし、20℃、20%R
Hの環境条件下において、前記図4の(a)に示す電流
Itの供給を行ない、かつ、前記時間Tcを69ms、
コロナチャージャー12の通電電流I1 を10乃至30
μA、Imを300μAとしたところ、記録用紙4の先
端部への流れ込み電流は5乃至20μA、記録用紙4の
先端部を除いた部分への流れ込み電流は約50μAにな
り、記録用紙4の先端から約5mm以内の領域の転写効
率は60乃至80%になり、比較的高画質の記録を行な
うことができた。これと同時に、記録用紙4の感光体2
への巻き付きの発生がないことも確認することができ
た。
【0051】また、記録用紙4の先端がコロナチャージ
ャー12の中心点(コロナワイヤー13の存在点)Lb
に到達した時点からコロナチャージャー12への通電
(I1 =約70μA)を開始し、記録用紙4の先端がニ
ップ領域の出口Lnoに達した時点からコロナチャージ
ャー12への通電電流を大きく(Im=約300μA)
したところ、記録用紙4の先端から約3mmまでの領域
の転写効率は60乃至80%、記録用紙4の前記領域以
外の部分の転写効率は約80%以上になり、画質上特に
問題はなかった。さらに、この場合も、記録用紙4の感
光体2への巻き付きの発生がないことが確認できた。
【0052】次に、環境条件として、20℃、40%R
Hに変更し、前記小さな値I1 を200μA、大きな値
Imを300μAにしたところ、記録用紙4の感光体2
への巻き付きの発生がなく、しかも、記録用紙4全体に
渡って約80%以上の転写効率を得ることができた。
【0053】図5は、本発明に係る電子写真記録装置の
第2の実施例を示す構成図である。
【0054】図5において、19は記録用紙搬送体6を
感光体2側に押圧する導電性バイアスローラ、20は圧
力印加手段、21は電圧源であり、その他、図1に示す
構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付けている。
【0055】そして、導電性バイアスローラ19は金属
ローラまたは金属ローラの表面に低抵抗皮膜が形成され
たもので、圧力印加手段20の作用により回転しながら
記録用紙搬送体6を感光体2側に押圧するとともに、電
圧源21から供給される電圧により記録用紙搬送体6に
電圧を印加するものである。
【0056】本実施例の動作は、導電性バイアスローラ
19を介して記録用紙搬送体6に電圧を印加し、その電
圧により記録用紙搬送体6に正の電荷を生じさせるもの
であって、電荷を生じさせる手段が第1の実施例のもの
と異なっているが、その他の点は殆ど第1の実施例のも
のと同じである。
【0057】そこで、図6のバイアスローラ19への印
加電圧の時間的な変化状況を示す図を用いて、記録用紙
搬送体6に電圧を印加する手段に付いて説明する。
【0058】記録用紙4が用紙位置検出センサ11で検
出された後、その先端がニップ領域の入口点Lniに到
達すると、制御回路15は、電圧源21を制御して小さ
い値V1 の電圧をバイアスローラ19に供給し、さら
に、前記先端がニップ領域の出口点Lnoに到達する
と、制御回路15は、通常の転写に必要な大きな値Vm
の電圧をバイアスローラ19に供給する。
【0059】この場合、前記小さな値V1 の電圧は、記
録用紙4の先端にバリ5があり、それによって先端の記
録用紙4と記録用紙搬送体6間に空隙7が形成されてい
たとき、記録用紙搬送体6にこの小さな値V1 の電圧を
加えたとしても、その空隙7内に放電が生じないような
値に選ばれている、換言すれば、前記小さな値V1 の供
給によりに記録用紙搬送体6に発生する電荷量Qが、前
述の電荷量Qb以下になるように前記小さな値V1 が選
ばれており、しかも、前記小さな値V1 により生じる前
記電荷量Qが転写効率を少なくとも60%以上にするよ
うな値に選ばれている。
【0060】このため、本実施例においても、記録用紙
4の感光体2への巻き付きの発生はなく、しかも、記録
用紙4の先端部における転写画像の劣化もの生じないも
のである。
【0061】図7は、本発明に係る電子写真記録装置の
第3の実施例を示す構成図である。
【0062】図7において、22は電流源、23はシー
ルド流入電流検出回路であり、その他、図1に示す構成
要素と同じ構成要素には同じ符号を付けている。
【0063】そして、シールド流入電流検出回路23は
コロナチャージャー12のコロナワイヤー13に流れる
電流Itのうち、コロナチャージャー12のシールドに
流れる電流Isを検出する回路で、電流源22はシール
ド流入電流検出回路23の検出結果に基づいてその出力
電流値Itを変化させる。
【0064】即ち、電流源22からコロナチャージャー
12のコロナワイヤー13に供給される電流Itの中
で、一部は記録用紙搬送体6に流れ込み電流Ibとして
供給されるものの、残りはシールド電流Isとしてコロ
ナチャージャー12のシールドに流れるものである。こ
のとき、前記電流Itを一定にしたとしても、シールド
電流Isの大きさは環境条件等によって変化するから、
前記流れ込み電流Ibは一定でなくなるが、本実施例に
おいては、シールド流入電流検出回路23において前記
シールド電流Isの値を検出していて、前記シールド電
流Isの値が変化したときにはその変化の極性及び量に
見合った信号を電流源22にフイードバックするように
し、そのフイードバック量に応じて前記電流Itが可変
にされ、その結果、前記流れ込み電流Ibを一定にする
ことができるものである。
【0065】また、その他の動作は、第1の実施例のも
のと同じであるので、これ以上の説明は省略する。
【0066】本実施例によれば、記録用紙搬送体6に与
える電荷量に直接関連する記録用紙搬送体6への流れ込
み電流Ibの制御を行なっているので、第1の実施例の
もののように、コロナチャージャー12の転写電流It
を制御するよりも高精度の制御を行なうことができる。
【0067】なお、以上の各実施例においては、感光体
2としてドラム状のものを用いた場合についての説明で
あったが、本発明は、ドラム状感光体2のものに限定さ
れるわけではなく、感光体シートをドラム面に巻き付け
て用いるもの、または、比較的曲率の大きなものであれ
ば、ベルト状感光体2のものにも同様に適用されるもの
である。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、記録用紙4の先端部に
対応した記録用紙搬送体6には、転写用の電荷量Qmよ
りは小さい、前記転写用の電荷と同極性の電荷量Qjを
与えているので、記録用紙4の先端部のバリ等の有無や
記録用紙4の種別、環境状態に係りなく、記録用紙4の
感光体2への巻き付き、いわゆる、ドラムラップ現象の
発生を防止することができるという効果がある。
【0069】また、前記電荷量Qjは通常の転写を行な
うには不十分であるにしても、転写用電荷と同極性であ
るので、感光体2の表面と記録用紙搬送体6との間には
転写電界が働き、記録用紙4の前記先端部においても感
光体2の表面の可視画像が転写されるという効果があ
る。
【0070】なお、記録用紙4の前記先端部以外の部分
においては、転写を行なうのに十分な転写用電荷が与え
られるので、従来通りの鮮明な転写を行なうことができ
る。
【0071】このように、本発明によれば、記録用紙1
04の先端部における転写画像の劣化もなく、記録用紙
4の感光体2への巻き付きがない、いわゆる、ドラムラ
ップ現象が発生しない電子写真記録装置を、簡単な構成
によって実現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真記録装置の第1の実施例
を示す構成図である。
【図2】コロナチャージャーの転写電流の時間変化を示
す説明図である。
【図3】定電流電源の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】定電流電源が出力する転写電流の時間変化を示
す説明図である。
【図5】本発明に係る電子写真記録装置の第2の実施例
を示す構成図である。
【図6】バイアスローラの印加電圧の時間変化を示す説
明図である。
【図7】本発明に係る電子写真記録装置の第3の実施例
を示す構成図である。
【図8】電荷量、転写効率、ラップ率の3者の関係を示
す特性図である。
【図9】ドラムラップ発生のメカニズムを説明する概要
構成図である。
【図10】記録用紙先端位置と電荷量、空隙電界との関
係を示す特性図である。
【図11】電子写真記録装置の全体構造の概要を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 ドラム 2 感光体 3 トナー 4 記録用紙 5 バリ 6 記録用紙搬送体 7 空隙 8 押し付けローラ 9 駆動ローラ 10 レジストローラ 11 用紙位置検出センサ 12 コロナチャージャー 13 コロナワイヤー 14 定電流源 15 制御回路 16 紙質センサ 17 湿度センサ 18 測定回路 19 バイアスローラ 20 圧力印加手段 21 電圧源 22 電流源 23 シールド流入電流検出回路
フロントページの続き (72)発明者 詫間 康夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 伊川 辰夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 三輪 正人 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機 株 式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の速度で移動する感光体と、この感
    光体を露光する露光装置と、前記露光により得られた静
    電潜像を現像する現像装置と、現像された可視画像を記
    録用紙等に転写する転写装置を有する電子写真記録装置
    において、前記転写装置は、記録用紙搬送体に電荷を与
    える帯電器を具備し、この帯電器は搬送されてきた前記
    記録用紙の先端がニップ領域にきたとき前記記録用紙搬
    送体に電荷を与え、その際に、前記記録用紙搬送体の前
    記記録用紙の先端部に対応する領域に与える先端供給電
    荷量を、前記記録用紙搬送体の前記記録用紙の先端部以
    外に対応する領域に与える電荷量よりも小さくし、か
    つ、前記初期電荷量をこの電荷により前記先端部の記録
    用紙と前記記録用紙搬送体との間の空隙に生じる電界が
    空気の放電開始電界以下になる値に選ぶことを特徴とす
    る電子写真記録装置。
  2. 【請求項2】 前記先端供給電荷量は、感光体の可視画
    像を記録用紙に転写可能な値に選ばれていることを特徴
    とする請求項1記載の電子写真記録装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電器は、チャージ電流量が調整可
    能なコロナチャージャーであることを特徴とする請求項
    1記載の電子写真記録装置。
  4. 【請求項4】 前記コロナチャージャーは、記録用紙の
    先端部がニップ領域にあるときのコロナワイヤーへの通
    電電流を、前記先端部が前記ニップ領域を出たときのコ
    ロナワイヤーへの通電電流よりも小さくなるように通電
    することを特徴とする請求項3記載の電子写真記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記コロナチャージャーは、記録用紙搬
    送体への流入電流が常時一定になるように制御されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の電子写真記録装置。
  6. 【請求項6】 所定の速度で移動する感光体と、この感
    光体を露光する露光装置と、前記露光により得られた静
    電潜像を現像する現像装置と、現像された可視画像を記
    録用紙等に転写する転写装置を有する電子写真記録装置
    において、前記転写装置は、記録用紙搬送体を前記感光
    体側に押圧する導電性バイアスローラを具備し、このバ
    イアスローラは搬送されてきた前記記録用紙の先端がニ
    ップ領域にきたとき前記記録用紙搬送体に電圧を与え、
    その際に、前記記録用紙の先端部に対応した前記記録用
    紙搬送体に与える先端印加電圧を、前記記録用紙の先端
    部以外に対応した前記記録用紙搬送体に与える電圧より
    も小さくし、かつ、前記先端印加電圧をこの電圧により
    前記先端部の記録用紙と前記記録用紙搬送体との間の空
    隙に生じる電界が空気の放電開始電界以下になる値に選
    ぶことを特徴とする電子写真記録装置。
  7. 【請求項7】 前記先端印加電圧は、感光体の可視画像
    を記録用紙に転写可能な値に選ばれていることを特徴と
    する請求項6記載の電子写真記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録用紙搬送体に前記初期電荷量ま
    たは前記初期電圧を与える記録用紙の先端部の長さは、
    先端から少なくとも0.1mm乃至5mmの範囲である
    ことを特徴とする請求項1及び6記載の電子写真記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記記録用紙搬送体が誘電体ベルトであ
    ることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の電子
    写真記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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