JPH02221641A - エンジン出力制御装置 - Google Patents

エンジン出力制御装置

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JPH02221641A
JPH02221641A JP4401289A JP4401289A JPH02221641A JP H02221641 A JPH02221641 A JP H02221641A JP 4401289 A JP4401289 A JP 4401289A JP 4401289 A JP4401289 A JP 4401289A JP H02221641 A JPH02221641 A JP H02221641A
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output
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engine
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Kazuhide Togaki
一英 栂井
Yoshiro Danno
団野 喜朗
Masato Yoshida
正人 吉田
Makoto Shimada
誠 島田
Katsunori Ueda
克則 上田
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、多気筒エンジンを備えた車両のエンジン出
力制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に、エンジン出力制御装置としては、ドライブ・パ
イ・ワイヤ(Drive−by−Wire)と称し、ア
クセルペダルとスロットル弁とを機械的に連結せず、ア
クセルペダルの踏込量(操作量)を検知し、その検知量
から目標エンジン出力を定め、その目標エンジン出力が
得られるようにスロットル弁をモータ駆動するものがあ
る。
また、任意の速度で走行しているとき、アクセルペダル
を離してもそのままの速度を維持する定速走行装置があ
る。さらに、トラクションコントロール装置との組合せ
により、車輪にスリップが生じたらアクセルペダルの踏
込みにかかわらずスロットル弁の開度を絞り、スリップ
を収束させるものがある。
一方、エンジンには気筒が複数の多気筒エンジンがあり
、その多気筒エンジンには各気筒ごとに燃料噴射用のイ
ンジェクタを設けたマルチインジェクションタイプ(以
下、MPIタイプと略称する)がある。
このMPIタイプの多気筒エンジンを搭載した車両に上
記のドライブ・パイ・ワイヤを採用した場合、目標エン
ジン出力に応じたスロットル弁駆動によってエンジンの
吸入空気量が調節され、その吸入空気量に対応する量の
燃料がエンジンの各気筒に噴射されることになる。
そしてその結果、エンジンの出力が変化し、上記目標エ
ンジン出力に等しい出力がエンジンから得られる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、MPIタイプの多気筒エンジンにおいて、い
ずれかのインジェクタにリード線の断線等が生じてその
インジェクタが故障すると、対応する気筒に燃料を噴射
できなくなり、気筒が休止状態となる。
また、各気筒に設けである点火プラグのいずれかに点火
コイル断線等の故障が生じて火花を発しなくなると、空
気と燃料の混合気に対する点火ができなくなり、対応す
る気筒が休止状態となる。
こうなると、エンジン出力が下がってしまう。
特に、上記したドライブ・パイ・ワイヤのように目標エ
ンジン出力を逐次求めてエンジン出力を制御するもので
は、その目標エンジン出力に合致した適正なエンジン出
力が得られなくなり、走行に支障を来たしてしまう。
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、エンジンの気筒に故障が生じ
ても、それにかかわらず運転者の意志を反映し、安定し
た走行の継続を可能とするエンジン出力制御装置を提供
することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための手段として本発明においては
、多気筒エンジンを備え、少なくともアクセル操作に応
じて目標エンジン出力を求め、同目標エンジン出力に従
って前記エンジンの出力を制御する車両において、上記
エンジンの各気筒の故障を検知する故障検知手段と、同
故障検知手段が故障を検知すると上記目標エンジン出力
を増大方向に補正する補正手段とを備える。
(作用) エンジンのいずれかの気筒に故障が生じたことを故障検
知手段が検知すると、目標エンジン出力を増大方向に補
正し、同補正のなされた目標エンジン出力に従ってエン
ジン出力制御を実行し、気筒故障によるエンジン出力の
低下を補う。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。ここでは、ドライブ・パイ・ワイヤのシステムに
スリップ制御システムを加えた構成を例に説明する。
第1図において、1はエアクリーナで、エレメント2お
よびエアーフローセンサ3を有している。
このエアーフローセンサ3は、エレメント2を通してエ
ンジン4に吸込まれる吸入空気量を検出するものである
このエアクリーナ1からエンジン4の燃焼室に燃焼用空
気を導入する吸気路5を設け、その吸気路5の中途部に
スロットル弁6を配設する。
スロットル弁6は、吸気路4を通ってエンジン4に吸入
される空気の量を調節するもので、全閉位置から全開位
置までスムーズな回動が可能である。そして、このスロ
ットル弁6にコイル式のリターンスプリング7を取付け
、閉方向の偏倚力を常時与えている。
さらに、スロットル弁6の回動軸にDCモータ(直流モ
ータ)8のシャフトを連結する。
また、スロットル弁6の回動軸にスロットル開度センサ
9を取付ける。このスロットル開度センサ9は、たとえ
ばポテンショメータを用いており、スロットル弁6の開
度に対応する電圧レベルの信号を出力するものである。
ところで、エンジン4は、いわゆる多気筒エンジンであ
り、気筒11を複数備えている。
気筒11は、第2図に示すように、シリンダヘッドに吸
気管12および排気管13を連通し、それぞれの連通部
に吸気弁14および排気弁15を設けている。そして、
吸気管12内に燃料噴射用のインジェクタ16を臨ませ
ている。さらに、シリンダヘッドに点火プラグ17を設
け、その点火プラグ17に点火コイル18を介してパル
ス電圧を印加する構成としている。
そして、気筒11のシリンダヘッドに燃焼検知用の光セ
ンサ19および筒内圧検知用の圧力センサ20を設け、
排気管13に排気温度センサ21を設ける。この構成に
ついては全ての気筒11に施している。
一方、上記エアフローセンサ3で検出される吸入空気f
f1Aはエンジン制御用コンピュータ(以下、ECIと
称す)23に送られて、エツジ21回転当たりの実際の
吸入空気量A / N rが所定クランク角度毎に計算
され、その吸入空気量A / N rに応じた燃料量が
エンジン4の各気筒11に噴射されるようになっている
また、30は主制御部で、同主制御部30に上記ECI
 2Bからエツジ21回転当たりの実際の吸入空気m 
A / N rが所定クランク角度毎に入力される。
この主制御部30は、上記入力信号の他に、図示しない
エンジン回転数センサからのエンジン回転数データNe
、アクセルペダル位置センサ24の出力、スリップ検出
部40の出力、および気筒故障検知部60の出力などを
取込み、エンジン4の吸入空気量を制御するもので、そ
の要部を第3図に示す。
第3図において、目標駆動軸トルク算出部301はアク
セルペダル位置センサ24の出力から駆動軸におけるト
ルクの目標値として目標駆動軸トルクTφ1を算出する
もので、その目標駆動軸トルクTφ1は目標駆動軸トル
ク切換部302に供給される。この目標駆動軸トルク切
換部302は、上記目標駆動軸トルクTφ1と後述する
スリップ検出部40から供給される目標駆動軸トルクT
φ2とを、同じくスリップ検出部40から供給される算
出スリップ量DVに応じて選択的に出力するもので、算
出スリップfiDVが所定値DVsより小(DV<DV
s )のときは目標駆動軸トルクTφ1を選択出力し、
算出スリップ量DVが所定値DVs以上(DV≧DVs
)のときは目標駆動軸トルクTφ2を選択出力するよう
になっている。この選択出力は目標駆動軸トルクTφ0
として目標エンジン出力算出部303に送られ、同目標
エンジン出力算出部303において、変速機の変速比等
に基づきエンジン出力に換算して目標エンジン出力Te
が算出される。そして、目標エンジン出力Teは切換部
304および目標エンジン出力補正部305にそれぞれ
供給される。
目標エンジン出力補正部305は、故障気筒検知部60
からの指令信号Hを監視し、同故障検知部60が故障を
検知したときに、上記目標エンジン出力算出部303で
算出される目標エンジン出力Teを下式により増大方向
に補正演算し、同演算結果を目標エンジン出力Te□と
して出力するものである。
Te□ −k(4−) ・Te+TfIここで、kは全
気筒数Nと出力可能気筒数Rとの比N/Hに応じて定ま
る係数であり、はぼ上記N/Hに近い値をも7て予め設
定されたものである。
TΩは、体止気筒における4i!l動抵抗損失である。
また、上記切換部304は、上記目標エンジン出力算出
部303で算出される目標エンジン出力Teと上記目標
エンジン出力補正部305から出力される目標エンジン
出力TeOとを、故障気筒検知部60から供給される指
令信号Hに応じて選択的に出力するもので、同故障気筒
検知部60が故障を検知していないときは目標エンジン
出力Teを選択出力し、同故障気筒検知部60が故障を
検知したときは目標エンジン出力TeOを選択出力する
ようになっている。
そして、切換部304から出力される目標エンジン出力
Teまたは目標エンジン出力Te□は目標空気量算出部
306に送られて、上記目標エンジン出力Teまたは目
標エンジン出力Te、)をエンジン4が出力するために
必要なエツジ21回転当たりの目標吸入空気量A/Nt
が算出される。
この目標吸入空気量A/Ntは目標スロットル開度算出
部307に送られ、同目標スロットル開度算出部307
において、上記目標吸入空気量A/Ntに対応する目標
スロットル開度θ20が求められる。上記目標吸入空気
ff1A/Ntは減算部308に送られて上記EC12
3から所定クランク角度毎に入力される実際の吸入空気
量A / N rが減算されて、上記目標吸入空気ff
1A/Ntと上記吸入空気量A / N rとの偏差Δ
A/Nが求められる。同偏差ΔA/NはPID制御部3
09に送られて、同偏差ΔA/Nに基づきPID制御が
行なわれ、同偏差ΔA/Nに対応した目標スロットル開
度の補正量θ2rが求められる。そして、目標スロット
ル開度θ20と補正量θ2rとが加算部310で加算さ
れて目標開度θ2が求められるようになっている。
目標開度θ2が求められると、その目標開度θ2を表わ
す目標開度信号がモータ駆動制御部50に供給されるよ
うになっている。
なお、311は制御に使うマツプなどのデータを記憶す
るメモリ、312は時間制御用のタイマである。
上記アクセルペダル位置センサ24は、たとえばポテン
ショメータを用いており、アクセルペダルの踏込み位置
(操作M)に対応する電圧レベルの信号を出力するもの
である。
また、スリップ検出部40は、図示しない駆動輪速度セ
ンサおよび従動輪速度センナからの駆動輪速度データV
f、従動輪速度データVrなどを取込み、駆動輪のスリ
ップを収束するためのトラクションコントロールを目的
としたスリップ量検出を行なうもので、その要部を第4
図に示す。
第4図において、401は基準トルク算出部で、従動輪
速度Vrから求めた車体加速度GBに基づいて路面に伝
達可能な基準トルクTgを算出する。
402はスリップ量算出部で、駆動輪速度Vfおよび従
動輪速度Vrからスリップ量DV(−Vf−Vr)を算
出する。このスリップfiDVは、主制御部30の目標
駆動軸トルク切換部302に供給されるとともに、スリ
ップ状態量算出部403に入力され、同スリップ量DV
に対応する比例値および積分値を適切に組合わせて制御
されることにより補正トルクTaが算出される。そして
、上記基準トルク算出部401から出力される基準トル
クTgから上記補正トルクTaが減算部404において
減算されて目標駆動軸出力トルクTφ2が算出される。
この目標駆動軸出力トルクTφ2は、上記算出スリップ
ff1DVと共に主制御部30の目標駆動軸トルク切換
部302に供給される。
気筒故障検知部60は、前記した光センサ19、圧力セ
ンサ20、排気温度センサ21を構成要素としており、
光センサ19が火花光を検知しないとか、圧力センサ2
0の検知圧力が所定の基準圧力より低いとか、あるいは
排気温度センサ21の検知温度が所定の基準温度より低
いなど、そのいずれかが生じると対応する気筒11が出
力不能な故障であると判定し、その旨の指令信号Hを発
するものである。
さらに、気筒故障検知部60は、前記したインジェクタ
16のリード線や点火コイル18の断線を検知する機能
を備え、断線検知に際しては上記同様に気筒11が故障
であると判定し、指令信号Hを発する働きをする。
モータ駆動制御部50は、主制御部30で求められた目
標開度θ2とスロットル開度センサ9の検知開度とを比
較しながらモータ8を駆動し、スロットル弁6の開度を
目標開度θ2に設定するものである。
つぎに、上記のような構成において第5図を参照しなが
ら動作を説明する。
アクセルペダルを踏込むと、その踏込み位置がアクセル
ペダル位置センサ24で検知される。
主制御部30は、アクセルペダル位置センサ24の出力
から目標エンジン出力を求め、その目標エンジン出力を
得るために必要な吸入空気量を算出し、その吸入空気量
を確保するためのスロットル弁6の目標開度θ2を算出
する。
すなわち、アクセルペダル位置センサ24の出力に応じ
、駆動軸におけるトルクの目標値として目標駆動軸トル
クTφlが算出され(ステップ511)、その目標駆動
軸トルクTφ1が目標駆動軸トルク切換部302に供給
される。この目標駆動軸トルク切換部302には後述の
スリップ検出部40から目標駆動軸トルクTφ2および
算出スリップfiDVが供給されており、算出スリップ
量DVが所定値DVSより小(DVくDVS)であれば
(ステップS4)、上記目標駆動軸トルク切換部302
において目標駆動軸トルクTφ、が目標駆動軸トルクT
φ。とじて選択出力され(ステップS 51) 、同目
標駆動軸トルクTφ。が目標エンジン出力算出部303
に供給される。同目標エンジン出力算出部303では、
変速機の変速比等に基づき、その目標駆動軸トルクTφ
。をエンジン出力に換算して目標エンジン出力Teが算
出される(ステップS6)。
ここで、故障気筒検知部60が故障を検知していなけれ
ば(ステップS7)、切換部304において目標エンジ
ン出力算出部303からの目標エンジン出力Teが選択
出力され(ステップ591)、同目標エンジン出力Te
が目標空気量算出部306に供給される。
目標エンジン出力Teが目標空気量算出部306に供給
されると、同目標空気量算出部306で目標エンジン出
力Teを出力させるために必要なエンジン1回転当たり
の目標吸入空気量A/Ntが算出され(ステップ510
)、目標スロットル開度算出部307において、上記目
標吸入空気11A/Ntに対応する目標スロットル開度
θ20が求められる(ステップ5111)。また、減算
部308において所定クランク角度毎にEC123から
入力される実際の吸入空気ff1A/N「が上記目標吸
入空気量A/Ntから減算されて、上記目標吸入空気m
A/Ntと上記吸入空気m A / N rとの偏差Δ
A/Nが求められ(ステップS11□)、同偏差ΔA/
Nに基づきPID制御部309においてPID制御が行
なわれることにより目標スロットル開度の補正量θ2r
が求められる(ステップ512)。そして、加算部31
0において目標スロットル開度θ20と補正量θ2fと
が加算されて目標開度θ2が求められる(ステップ81
3)。
目標開度θ2が求められると、その目標開度θ2に応じ
てモータ駆動制御部50がモータ8を駆動しくステップ
514)、スロットル弁6の開度が目標開度θ2に設定
される。このとき、スロットル弁6の開度に応じた量の
空気がエンジン4の各気筒11に供給されしかも各気筒
11には吸入空気量に対応する量の燃料が噴射される。
したがって、アクセルペダルの踏込み量に応じて逐次に
求まる目標エンジン出力Teに等しいエンジン出力が実
際に得られる。
ところで、気筒故障検知部60が、光センサ19が火花
光を検知しないとか、圧力センサ20の検知圧力が所定
の基準圧力より低いとか、排気温度センサ21の検知温
度が所定の基阜温度より低いなど、そのいずれかを検知
したとき、あるいはインジェクタ16のリード線や点火
コイル18の断線を検知したとき、つまり故障を検知し
たときには(ステップS・7)、主制御部30の目標エ
ンジン出力補正部305において目標エンジン出力Te
の補正が行なわれる(ステップS8)。そして、目標エ
ンジン出力補正部305の補正によって得られる新たな
目標エンジン出力Te□が切換部304において選択出
力される(ステップ592)。
すなわち、目標エンジン出力補正部305は、故障気筒
検知部60が故障を検知すると、同故障気筒倹知部60
の指令信号Hから、故障して出力不能な気筒の数(体筒
数)を判別し、予め記憶している全気筒数Nと上記判別
した出力不能気筒数とから出力可能な気筒の数Rを判別
し、上記全気筒数Nと出力可能気筒数Rとの比N/Rに
対応する係数kを選定する。そして、目標エンジン出力
補正部305は、予め記憶している損失(体筒の摺動抵
抗によって生じる損失)TNを読出し、下式による目標
エンジン出力Teの補正演算を行ない、新たな目標エン
ジン出力TeOを求める。
T eQ −k(H) QT e +Tjll係数1(
はほぼ上記比N/Rに近い値が設定されているので、た
とえば気筒11の数が4つで、そのうちの1つが出力不
能になった場合、N/R−4/3となり、よって目標エ
ンジン出力Teoは本来の目標エンジン出力Teのほぼ
4/3倍となる。
こうして、新たな目標エンジン出力Te□が求められ、
かつ切換部304で選択出力されて目標空気量算出部3
06に供給されると、同目標空気量算出部306で目標
エンジン出力Te、)を出力させるために必要なエン2
21回転当たりの目標吸入空気量A/Ntが算出され(
ステップ510)、目標スロットル開度算出部307に
おいて、上記目標吸入空気量A/Ntに対応する目標ス
ロットル開度θ20が求められる(ステップS11.)
。また、減算部308において所定クランク角度毎にE
CI23から入力される実際の吸入空気量A / N 
rが上記目標吸入空気ff1A/Ntから減算されて、
上記目標吸入空気量A/Ntと上記吸入空気ffi A
 / N rとの偏差ΔA/Nが求められ(ステップ5
112)、同偏差ΔA/Nに基づきPID制御部309
においてPID制御が行なわれることにより目標スロッ
トル開度の補正量θ2fが求められる(ステップ512
)。
そして、加算部310において目標スロットル開度θ2
0と補正量θ2fとが加算されて目標開度θ2が求めら
れる(ステップ813)。
目標開度θ2が求められると、その目標開度θ2に応じ
てモータ駆動制御部50がモータ8を駆動しくステップ
514)、スロットル弁6の開度が目標開度θ2に設定
される。このとき、スロットル弁6の開度に応じた量の
空気がエンジン4の各気筒11に供給されしかも各気筒
11には吸入空気量に対応する量の燃料が噴射される。
このように、エンジン4の気筒11に出力不能な故障が
生じた場合には、アクセルペダルの踏込み位置に応じた
本来の目標エンジン出力Teを増大方向に補正し、同補
正によって得られる新たな目標エンジン出力Teoに従
ってエンジン出力制御を実行することにより、同目標エ
ンジン出力TeOに等しいエンジン出力が実際に得られ
、上記気筒故障によるエンジン出力の低下を迅速に補う
ことができる。したがって、たとえば過負荷運転による
エンストを回避することができ、安定した走行を継続す
ることができる。
一方、スリップ検出部40では、基準トルク算出部40
1が従動輪速度Vrから求めた車体加速度GBに基づい
て路面に伝達可能な基準トルクTgを算出するとともに
(ステップ512)、スリップ量算出部402が駆動輪
速度データVfおよび従動輪速度データVrから駆動輪
のスリップff1DV (−V f−V r)を算出す
る(ステップ513)。このスリップ量DVに対する比
例値と積分値とに基づき補正トルクTaがスリップ状態
量算出部403において算出され(ステップS2)  
減算部404においてその補正トルクTaが上記基準ト
ルクTgから減算されて目標駆動軸出力トルクTφ2が
求められ(ステップS3)、同目標駆動軸トルクTφ2
が上記スリップ量算出部402で算出されたスリップ量
DVとともに目標駆動軸トルク切換部302に供給され
る。
ここで、算出スリップ量DVが所定値DVs以上(DV
≧DVs)であれば(ステップS4)、主制御部30の
目標駆動軸トルク切換部302において目標駆動軸トル
クTφ2が目標駆動軸トルクTφ0として選択出力され
る(ステップ552)。そして、前に述べたように目標
エンジン出力算出部30°3において上記目標駆動軸ト
ルクTφ0から目標エンジン出力Teが算出される(ス
テーツブS6)。
このとき、故障気筒検知部60が故障を検知していなけ
れば(ステップS7)、切換部304において目標エン
ジン出力算出部303からの目標エンジン出力Teが選
択出力され(ステップ591)、同目標エンジン出力T
eが目標空気量算出部306に供給される。
目標空気m′R,出部306では上記切換部304から
供給される目標エンジン出力Teを出力させるために必
要なエン221回転当たりの目標吸入空気mA/Ntが
算出され(ステップ510)、目標スロットル開度算出
部307において、上記目標吸入空気量A/Ntに対応
する目標スロットル開度θ20が求められる(ステップ
5111)。
また、減算部308において所定クランク角度毎にEC
I23から入力される実際の吸入空気mA/ N rが
上記目標吸入空気量A / N tから減算されて、上
記目標吸入空気fiA/Ntと上記吸入空気m A /
 N rとの偏差ΔA/Nが求められ(ステップ511
2)、同偏差ΔA / N l:基づきPID制御部3
09においてPID制御が行なわれることにより目標ス
ロットル開度の補正量θ2fが求められる(ステップ5
12) そして、加算部310において目標スロットル
開度θ20と補正量θ2rとが加算されて目標開度θ2
が求められる(ステップ813)。
目標開度θ2が求められると、その目標開度θ2に応じ
てモータ駆動制御部50がモータ8を駆動しくステップ
514)、スロットル弁6の開度が目標開度θ2に設定
される。このとき、スロットル弁6の開度に応じた量の
空気がエンジン4の各気筒11に供給されしかも各気筒
11には吸入空気量に対応する量の燃料が噴射される。
こうして、スリップ量DVが所定値以上の場合はアクセ
ルペダルの踏込みにかかわらず目標エンジン出力Teが
下がり、目標開度θ2が小さくなってスロットル弁6の
開度が絞まる。このトラクションコントロールにより、
エンジン4の吸入空気量が減り、同吸入空気ff1A/
Nに応じ燃料噴射量が減少し、エンジン出力が下がって
スリップが収束される。
このトラクションコントロールにおいても、気筒故障検
知部60が故障を検知した場合には(ステップS7)、
トラクションコントロールのための本来の目標エンジン
出力Teが目標エンジン出力補正部305で増大方向に
補正され(ステップS8)、同補正によって得られる新
たな目標エンジン出力Te、)が切換部304で選択出
力される。
そして、選択出力された目標エンジン出力Te□に従っ
てエンジン出力制御が実行され、同目標エンジン出力T
e□に等しいエンジン出力が実際に得られる。
したがって、気筒故障によるエンジン出力の低下を迅速
に補うことができ、適切なトラクションコントロールを
行なうことができる。つまり、エンジン出力が下がり過
ぎてしまうことがなく、ひいては過負荷運転によるエン
ストを生じることもなく、スリップを適切に制御すると
ともに加速性を確保した、安定した走行を継続すること
ができる。
なお、上記実施例では、スロットル弁による吸入空気量
の調節によってエンジン出力が変化するガソリンエンジ
ンへの適用について説明したが、ガバナによる燃料ff
i調節によってエンジン出力が変化するディーゼルエン
ジンについても、上記実施例のスロットル弁の代わりに
上記ガバナを同様に制御することにより、同様に適用で
きる。
その他、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、多気筒エンジンを
備え、少なくともアクセル操作に応じて目標エンジン出
力を求め、同目標エンジン出力に従って上記エンジンの
出力を制御する車両において、上記エンジンの各気筒の
故障を検知する故II検知手段と、同故障検知手段が故
障を検知すると上記目標エンジン出力を増大方向に補正
する補正手段とを備えたので、エンジンの気筒に故障が
生じても、故障前と同様に運転者の意志を反映したエン
ジン出力を得ることができ、安定した走行の継続を可能
とするエンジン出力制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の構成を示す図、第2図は
同実施例に関わるエンジンの気筒およびその周辺部の構
成を部分的に示す図、第3図は同実施例における主制御
部の要部の構成を示す図、第4図は同実施例におけるス
リップ検出部の要部の構成を示す図、第5図は同実施例
の動作を説明するためのフローチャートである。 4・・・エンジン、5・・・吸気路、6・・・スロット
ル弁、8・・・DCモータ、11・・・気筒、30・・
・主制御部、50・・・モータ駆動制御部、60・・・
気筒故障検知部。 出願人代理人  弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 多気筒エンジンを備え、少なくともアクセル操作に応じ
    て目標エンジン出力を求め、同目標エンジン出力に従っ
    て前記エンジンの出力を制御する車両において、上記エ
    ンジンの各気筒の故障を検知する故障検知手段と、同故
    障検知手段が故障を検知すると上記目標エンジン出力を
    増大方向に補正する補正手段とを具備したことを特徴と
    するエンジン出力制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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