JPH06249015A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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JPH06249015A
JPH06249015A JP3847493A JP3847493A JPH06249015A JP H06249015 A JPH06249015 A JP H06249015A JP 3847493 A JP3847493 A JP 3847493A JP 3847493 A JP3847493 A JP 3847493A JP H06249015 A JPH06249015 A JP H06249015A
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control
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throttle valve
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Etsuya Yokoyama
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットルバルブ駆動系やスロットル制御装
置の故障時にスロットルバルブ駆動系統を組替えること
なくリンプホーム機能を実現すると共に、スロットルバ
ルブ制御に相当するエンジン出力制御をアクセルペダル
の操作で行い得る車両用制御装置を提供する。 【構成】 スロットルバルブ制御不能時には、TCU6
0よりECU8にフェール信号63を供給して故障を通
報する。故障時のスロットル開度が全閉または全閉近傍
の場合は、ISCバルブ64の開度をAPS61で検出
されるアクセル開度に応じて制御してエンジン出力を調
整する。故障時のスロットル開度が所定値以上で固定し
た場合は、休筒マップを用い、APS61で検出される
アクセル開度に基づいて休筒レベルを調整してエンジン
出力を制御する。P,Nレンジ時は走行時とは異なる休
筒マップを用い、TPS17で検出されるスロットルポ
ジションに応じて休筒レベルを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用制御装置に関
し、特に車両にアクセル操作のみでいわゆるリンプホー
ム機能を持たせることができる車両用制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの出力を運転者のアクセ
ル操作のみに委ねず、車両の運転状態を加味した制御を
導入する提案がなされている。例えば、スロットルバル
ブ制御装置からの指令に基づき、スロットルバルブをア
クチュエータで直接駆動する方式等がある。
【0003】以下、特開昭63−109244号公報に
開示されるリンクレススロットバルブの構成について、
図9を用いて説明する。図において、1はスロットルボ
ディであって、図示しないエンジンの吸気系に連結され
て、吸入空気量を調整する装置である。このスロットル
ボディ1は、吸気管3、この吸気管3内に配設されたス
ロットルバルブ5、このスロットルバルブ5を開閉する
アクチュエータ7、スロットル軸13に直結された駆動
部材であるアーム9に係合される操作部材11を主要構
成とするものである。
【0004】スロットルバルブ5は、吸気管3内でスロ
ットル軸13にビス15により止められている。スロッ
トル軸13は、一端が吸気管3外のアクチュエータ7に
連結され、他端が吸気管3外のスロットル開度検出部1
7、リターンスプリング19およびアーム9の取り付け
部21を形成している。
【0005】アクチュエータ7は、ステッピングモータ
等で構成され、図示しないコントローラからの電気信号
に基づいてスロットル軸13を回転駆動する。スロット
ル開度検出部17は、スロットル軸13に支持された接
触子と接触抵抗体とからなり、スロットルバルブ5の開
度信号を図示しないコントローラに供給するものであ
る。なお、スロットル開度検出部17、アクチュエータ
7によるスロットルバルブ開度の制御については周知の
技術が用いられる。リターンスプリング19は、スロッ
トル軸13を常にスロットルバルブ5の全閉方向に付勢
するものであって、アクチュエータ7の故障時にスロッ
トルバルブ5を全閉にして、車両が異常な走行をしない
ようにするフェールセーフ用の部材である。
【0006】アーム9は、スロットル軸13の一端に形
成された取り付け部21に嵌合孔23で結合される長板
状の部材である。このアーム9の両端には、操作部材1
1と係合するための結合溝25が形成され、この結合溝
25に隣接して操作部材11を適正な位置に配置するた
めの樋状のガイド27が取り付けられている 操作部材11は、2本の紐29と把手31とからなる。
紐29の一端には、アーム9の結合溝25に係合するた
めの結合部材33が接続されている。紐29の他端は、
把手31の両端に取り付けられている。
【0007】次に、動作について説明する。スロットル
ボディ1は、通常走行時にはアーム9および操作部材1
1をスロットル軸13に取り付けずに使用する。この場
合、スロットルバルブ5の開度は、アクチュエータ7お
よびスロットル開度検出部17を用いて図示しない外部
の制御装置によりフィードバック制御等の周知の制御技
術を用いて制御される。
【0008】一方、スロットルバルブ5がスロットル制
御装置およびアクチュエータ7の故障等で正常に作動し
なくなったときには、リターンスプリング19によって
スロットルバルブ5は全閉になり、車両は一旦停止す
る。この後に、運転者がアーム9を矢印A方向のスロッ
トル軸13の取り付け部21に結合し、次いでアーム9
の抜け止めのナット35を矢印B方向の取り付け部21
に形成されたねじ部37に取り付けて、アーム9を確実
に取り付け部21に固定する。
【0009】次に、操作部材11の結合部材33を矢印
C方向、矢印D方向のアーム9の結合溝25に係合す
る。以上の手順で組み立てられたスロットルボディ1に
おいては、把手31を車室内から矢印E方向または矢印
F方向に操作することにより、アーム9がスロットル軸
13を中心に回転するので、スロットルバルブ5の開閉
操作ができ、アクチュエータ7やスロットル制御装置の
故障時にリンプホーム機能を確保できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のリンクレススロ
ットルバルブは以上のように構成されているので、スロ
ットルバルブ駆動系やスロットル制御装置の故障時に車
両を一時的に略々定常状態に保持して所定の場所まで移
動させるいわゆるリンプホーム機能を確保できるが、操
作部材11等のリンプホーム時のスロットルバルブ制御
機構が待機系となっているため、運転者等が取り付け作
業を行なわなければならない問題点があった。また、ス
ロットルバルブ制御に操作部材11を用いた手による操
作を要するので、アクセルペダルを足で操作する通常の
スロットルバルブ制御とは全く異なり、運転者の操作負
担が多大になり、操作フィーリングが悪化する等の問題
点があった。
【0011】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、スロットルバルブ駆動系やスロッ
トル制御装置の故障時にスロットルバルブ駆動系統を組
み替えることなしに車両のリンプホーム機能を実現し得
ると共に、スロットルブルブ制御に相当するエンジンの
出力制御を運転者のアクセルペダルの操作で行い得る車
両用制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用制
御装置は、アクセルベダルのアクセル開度を検出する第
1の検出手段と、エンジンへ吸入空気量を供給する吸気
管に設けられた第1のバルブと、上記吸気管のバイパス
路に設けられた第2のバルブと、この第2のバルブのス
ロットル開度を検出する第2の検出手段と、上記エンジ
ンへの吸入空気量を検出する第3の検出手段と、上記第
1及び第2の検出手段の出力に基づいて上記第1のバル
ブを制御すると共に該第1のバルブに関連した故障を検
出する第1の制御手段と、少なくとも上記第1及び第2
の検出手段の出力に基づいて上記エンジンへの燃料供給
を制御する第2の制御手段とを備え、上記第2の制御手
段は上記第1の制御手段より故障情報を受けると、その
内容により上記アクセル開度に応じて上記第2のバルブ
による吸入空気制御または上記アクセル開度及びスロッ
トルに開度に応じた燃料カットによる部分休筒制御を行
なうようにしたものである。
【0013】
【作用】この発明においては、スロットルバルブ制御不
能時に、アクセルポジションに応じたアイドルスピード
コントロールバルブによる吸入空気制御またはフューエ
ルカットによる部分休筒制御によってエンジン出力を制
御でき、運転者にスロットル駆動系の組み替え等の作業
負担を強いることなく、かつ正常時と同様にアクセルペ
ダルの操作でリンプホーム機能を実現することが可能と
なる。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明に係る車両用制御装置の一
実施例を示す構成図である。本例は、6気筒エンジン、
自動変速機の車両に適用した場合の構成例である。図に
おいて、スロットル制御部は、第1の制御手段としての
スロットルバルブ制御装置(以下、「TCU」という)
60と、運転者のアクセル操作量を検出する第1の検出
手段としてのアクセルポジションセンサ(以下、「AP
S]という)61と、吸気管3に組み付けられた第1の
バルブとしてのスロットルバルブ5およびリターンスプ
リング19と、スロットルバルブ5を駆動するアクチュ
エータ7と、スロットル開度を検出する第2の検出手段
としてのスロットルポジションセンサ(以下、「TP
S」という)17によって構成される。
【0015】また、エンジン制御部は、第2の制御手段
としての車両用制御装置(以下、「ECU」という)8
と、吸入空気量を計測する第3の検出手段としてのエア
フローセンサ(以下、「AFS」という)62と、エン
ジンのクランクシャフトの位置およびエンジン回転数を
検出するクランク角センサ82と、自動変速機のN,P
ポジションを判定するインヒビタスイッチ(以下、「イ
ンヒビタSW」という)80と、冷却水温を検出する水
温センサ81と、各シリンダ毎に燃料を噴射する#1〜
#6のインジェクタ84〜89と、#1〜#6のイグニ
ッションコイル90〜95への通電、遮断を行って#1
〜#6の点火プラグ96〜101に点火させるイグナイ
タ83と、アイドル時等にバイアスエアの流量を調整す
るアイドルスピードコントロールバルブ(以下、「IS
Cバルブ」という)64によって構成される。スロット
ルバルブ制御不能時には、TCU60からECU8にフ
ェール信号63が供給されて故障発生が通報される。
【0016】スロットル制御部の動作について説明す
る。TCU60は、APS61で検出される運転者のア
クセル操作量に応じてアクチュエータ7を作動させてス
ロットルバルブ5の開閉制御をする。この場合、TPS
17によりスロットルバルブ5の開度を検出しながらア
クセル操作量に対応した所定開度までスロットルバルブ
5を駆動するものであり、周知の制御技術であるPID
制御によるクローズドループ制御等を用いる。図7に、
アクセル開度に対応したスロットル開度の事例を示して
いる。
【0017】スロットルバルブ5の開閉制御中にアクチ
ュエータ7およびスロットルバルブ5の駆動系の故障で
制御不能になっとき、TCU60は故障を検出し、アク
チュエータ7の駆動を中止し、ECU8にフェール信号
63を供給して故障発生を通報する。ECU8は、通常
時はAFS62でエンジンに吸入される空気量を計測
し、クランク角センサ82で計測したエンジン回転数と
クランク角度により各気筒毎にインジェクタ84〜89
を駆動して燃料を供給すると共に、イグナイタ83、イ
グニッションコイル90〜95、点火プラグ96〜10
1により各気筒の点火制御を行うものである。スロット
ルバルブ制御不能時には、ECU8はフェール信号63
に基づいてISCバルブ64による吸入空気量の調整ま
たはカットを行い、エンジンの出力を制御する。
【0018】次に、リンプホーム機能について説明す
る。スロットルバルブ制御不能時には、アクチュエータ
7の駆動電流を遮断するので、スロットルバルブ5はリ
ータンスプリング19によって全閉方向に戻される。但
し、このときモータのロック等でスロットルバルブ回転
軸の機械的ロックが発生している場合には、スロットル
は故障発生時の開度で固定してしまう。
【0019】この故障時のスロットル開度が全閉または
全閉の近傍の場合にはISCバルブ64の開度を図8に
示したようにAPS61で検出されるアクセル操作量
(アクセル開度)に比例した制御とすることによってリ
ンプホーム機能を確保し、スロットル開度が所定より大
きい位置で固定した場合には図3に示す休筒マップを用
いて休筒制御を行ってリンプホーム機能を確保する。こ
の休筒マップは、例えばスロットル開度が全開で故障し
た場合には、APS61の検出値により休筒レベル5〜
3の間で可変できるため、エンジン出力をアクセル操作
量で調整できる。休筒レベルは、図2(b)に示す通り
レベル5では5気筒休筒、レベル1では1気筒休筒であ
る。
【0020】上述の休筒マップを用いての休筒制御で
は、走行中の出力制御はできるが、始動直後の休筒によ
るアイドル回転の変動および始動後の変速(P→N,N
→D等シフトレバーによる変速)時にエンジン回転上昇
によるシフトショック発生等の問題が発生するので、イ
ンヒビタSW80を利用してP,Nレンジ時は走行時
(Dレンジ等)とは異なる制御をする。
【0021】シフトポジションがN,Pレンジ時の休筒
は、図2(a)に示す休筒マップを用いる。この休筒マ
ップではスロットルの低開度域の休筒は行わない設定と
なっている。また、このマップによる休筒を行ってもエ
ンジン回転数が2000〜3000rpm以上になる場
合を想定して(そのままRまたはDレンジに変速すると
ショックが大きく運転性不良の原因となる)、図2
(c)に示すフューエルカットマップで全気筒フューエ
ルカットをする。水温でフューエルカット回転数を変化
させているのは、低温時のエンジン内部のフリクション
ロス増加に対応するためで、リンプホーム時の運転性向
上を狙ったものである。
【0022】次に、上述のリンプホーム機能を実現する
ECU8の制御フローについて説明する。図4は、EC
U8の内部の図示しない制御用マイクロコンピュータの
メインルーチンの処理を示すフローチャートである。ま
ず、電源投入直後に内部の初期化をする(ステップS
1)。次に、燃料噴射、燃料点火制御をし(ステップS
2)、ISCバルブ64等その他のエンジン補器制御を
する(ステップS3)。
【0023】次に、スロットルバルブ制御装置が故障
(スロットルフェール)か否かを判定する(ステップS
4)。スロットルフェールでないときは、ステップS
2,S3の処理をする。TCU60よりフェール信号6
3が供給されてスロットルフェールが通報された場合、
スロットル開度が所定値以下か否かを判定する(ステッ
プS5)。スロットル開度が所定値以下であれば、図8
に示すAPS61によるISCバルブ64の開度制御を
して、エンジン出力の調整をする(ステップS18)。
また、スロットル開度が所定値より大きい場合には、フ
ューエルカット回転数の算出と、休筒レベル判定をする
(ステップS6)。
【0024】フューエルカット回転数は、自動変速機が
N,Pレンジ時では図2(c)に示すマップから求めた
値を用い、N,Pレンジ時以外ではオーバーラン防止用
に固定値、例えば4000rpmを用いる。また、休筒
レベル判定も、自動変速機がN,Pレンジ時では図2
(a)に示すマップより求めた値を用い、N,Pレンジ
時以外では図3に示すマップより求めた値を用いる。
【0025】次に、シフトポジションを判定し(ステッ
プS7)、N,Pレンジ時およびN,Pレンジ時以外に
対応して、それぞれステップS8およびステップS14
以下の処理をする。N,Pレンジ時以外の場合には、図
3のマップより求めた休筒レベルを休筒指令としてセッ
トする(ステップS8)。なお、休筒、フューエルカッ
トの実行については、図5を用いて後述する。
【0026】次に、フューエルカットの実行中であるか
否かを判定する(ステップS9)。フューエルカットの
実行中であるときは、フューエルカットの解除判定をす
る(ステップS12)。フューエルカット解除回転数以
下であるときは、フューエルカット指令を解除する(ス
テップS13)。フューエルカット解除回転数は、フュ
ーエルカット回転数より低い3900rpmとして10
0rpmのヒステリシスを設けている。また、フューエ
ルカットの実行中でないときは、フューエルカットの実
行判定をする(ステップS10)。フューエルカット回
転数4000rpm以上であるときは、フューエルカッ
ト指令をセットする(ステップS11)。
【0027】以上のステップS8から続く一連の判定お
よび処理を終了すると、ステップS2に戻って次の各種
の処理を実行する。ステップS7で、NまたはPレンジ
と判定した場合には、図2(a)に示す休筒マップによ
り休筒指令をセットした後(ステップS14)、フュー
エルカットの実行中であるか否かを判定する(ステップ
S15)。実行中であるときはフューエルカットの解除
判定をし(ステップS17)、実行中でないときはフュ
ーエルカットの実行判定をする(ステップS16)。
【0028】フューエルカットの解除判定、実行判定
は、図2(c)の水温に対応したエンジン回転数を用い
る。この場合、解除判定と実行判定のエンジン回転数に
は、100rpmのヒステリシスを持たせる。フューエ
ルカット指令および解除指令のセットはステップS11
およびS13でする。以上のステップS14から続く一
連の判定および処理を終了すると、ステップS2に戻っ
て次の各種の処理を実行する。
【0029】次に、図5を用いてフューエルカットの実
行について説明する。燃料噴射は、本実施例のように気
筒噴射する場合には、一般的に図6(a)に示すように
クランク角センサ82のクランク角信号に基づいて各々
の気筒の吸気工程前で各気筒毎に燃料噴射をする。この
燃料噴射パルスは、図6(a)のクランク角信号の立ち
上がり毎にECU8の内部のマイクロコンピュータの割
り込み処理を用いて生成する。
【0030】図5は、上述の割り込み処理のフローチャ
ートである。まず、気筒判別をする(ステップS2
1)。気筒判別は、図6(a)に示すクランク角信号の
立ち上がり時の気筒判別センサのレベル判定をして検出
する。次に、スロットルフェール時か否かを判定する
(ステップS22)。スロットルフェール時であるとき
は、図4でのフューエルカット指令があるか否かを判定
する(ステップS23)。フューエルカット指令がある
ときは割り込みフラグをクリアして割り込み処理を終了
する(ステップS26)。
【0031】ステップS23で、フューエルカット指令
がないときは、休筒指令による休筒気筒番号と現在のク
ランク角(吸入工程の気筒番号#n)が同一であるか否
かを判定する(ステップS24)。同一であるときは割
り込みフラグをクリアして割り込み処理を終了する(ス
テップS26)。一方、同一でないときは、#nのイン
ジェクタを駆動した後(ステップS25)、割り込みフ
ラグをクリアして割り込み処理を終了する(ステップS
26)。
【0032】ステップS22でスロットルフェール時で
ないときは、#nのインジェクタを駆動した後(ステッ
プS25)、割り込みフラグをクリアして割り込み処理
を終了する(ステップS26)。なお、#nのインジェ
クタの駆動が開始して所定時間後に駆動を中止するよう
にオフタイマをセットする(例えばマイクロコンピュー
タ内蔵のフリーランタイマとアウトプットコンペア機能
を利用する)。
【0033】以上の図4および図5に示したフローチャ
ートに基づいてスロットルフェール時の休筒レベルが3
になったときの燃料噴射タイミングの事例を図6(b)
に示している。
【0034】実施例2.上述実施例では、6気筒低圧配
電車両にこの発明を適用したものであるが、高圧配電車
両、または8気筒、12気筒等についても全く同様に適
用できることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、アクセ
ルベダルのアクセル開度を検出する第1の検出手段と、
エンジンへ吸入空気量を供給する吸気管に設けられた第
1のバルブと、上記吸気管のバイパス路に設けられた第
2のバルブと、この第2のバルブのスロットル開度を検
出する第2の検出手段と、上記エンジンへの吸入空気量
を検出する第3の検出手段と、上記第1及び第2の検出
手段の出力に基づいて上記第1のバルブを制御すると共
に該第1のバルブに関連した故障を検出する第1の制御
手段と、少なくとも上記第1及び第2の検出手段の出力
に基づいて上記エンジンへの燃料供給を制御する第2の
制御手段とを備え、上記第2の制御手段は上記第1の制
御手段より故障情報を受けると、その内容により上記ア
クセル開度に応じて上記第2のバルブによる吸入空気制
御または上記アクセル開度及びスロットルに開度に応じ
た燃料カットによる部分休筒制御を行なうようにしたの
で、運転者にスロットル駆動系の組み直し等の作業負担
を強いることなく、かつ正常時と同様にアクセルペダル
の操作でリンプホーム機能を達成できる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用制御装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】P,Nレンジ時の休筒制御マップ、休筒レベル
と休筒気筒の関係およびN,Pレンジ時の燃料カット制
御マップを示す図である。
【図3】P,Nレンジ時以外の休筒制御マップを示す図
である。
【図4】車両用制御装置の制御動作(メインルーチン)
を示すフローチャートである。
【図5】車両用制御装置の制御動作(割り込み処理)を
示すフローチャートである。
【図6】正常時およびスロットルフェール時の燃料噴射
動作を示すタイムチャートである。
【図7】アクセル開度とスロットル開度との関係を示す
図である。
【図8】アクセル開度とアイドルスピードコントロール
バルブ開度との関係を示す図である。
【図9】従来のリンクレススロットルバルブの構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 スロットルボディ 3 吸気管 5 スロットルバルブ 7 アクチュエータ 8 エンジン制御装置(ECU) 17 スロットルポジションセンサ(TPS) 19 リターンスプリング 60 スロットルバルブ制御装置(TCU) 61 アクセルポジションセンサ(APS) 62 エアフローセンサ(AFS) 63 フェール信号 64 アイドルスピードコントロールバルブ(ISCバ
ルブ) 80 インヒビタスイッチ(インヒビタSW) 81 水温センサ 82 クランク角センサ 83 イグナイタ 84〜89 インジェクタ 90〜95 イグニッションコイル 96〜101 点火プラグ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リンクレススロット
ル制御を用いた車両用制御装置に関し、特に車両にアク
セル操作のみでいわゆるリンプホーム機能を持たせるこ
とができる車両用制御装置に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの出力を運転者のアクセ
ル操作のみに委ねず、車両の運転状態を加味した制御を
導入する提案がなされている。例えば、スロットルバル
ブ制御装置からの指令に基づき、スロットルバルブをア
クチュエータで直接駆動する方式(リンクレススロット
ル制御)等がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用制
御装置は、アクセルベダルのアクセル開度を検出する第
1の検出手段と、エンジンへ吸入空気量を供給する吸気
管に設けられた第1のバルブと、上記吸気管のバイパス
路に設けられた第2のバルブと、この第のバルブのス
ロットル開度を検出する第2の検出手段と、上記エンジ
ンへの吸入空気量を検出する第3の検出手段と、上記第
1及び第2の検出手段の出力に基づいて上記第1のバル
ブを制御すると共に該第1のバルブに関連した故障を検
出する第1の制御手段と、少なくとも上記第1及び第2
の検出手段の出力に基づいて上記エンジンへの燃料供給
を制御する第2の制御手段とを備え、上記第2の制御手
段は上記第1の制御手段より故障情報を受けると、その
内容により上記アクセル開度に応じて上記第2のバルブ
による吸入空気制御または上記アクセル開度及びスロッ
トルに開度に応じた燃料カットによる部分休筒制御を行
なうようにしたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、アクセ
ルベダルのアクセル開度を検出する第1の検出手段と、
エンジンへ吸入空気量を供給する吸気管に設けられた第
1のバルブと、上記吸気管のバイパス路に設けられた第
2のバルブと、上記のバルブのスロットル開度を検
出する第2の検出手段と、上記エンジンへの吸入空気量
を検出する第3の検出手段と、上記第1及び第2の検出
手段の出力に基づいて上記第1のバルブを制御すると共
に該第1のバルブに関連した故障を検出する第1の制御
手段と、少なくとも上記第1及び第2の検出手段の出力
に基づいて上記エンジンへの燃料供給を制御する第2の
制御手段とを備え、上記第2の制御手段は上記第1の制
御手段より故障情報を受けると、その内容により上記ア
クセル開度に応じて上記第2のバルブによる吸入空気制
御または上記アクセル開度及びスロットルに開度に応じ
た燃料カットによる部分休筒制御を行なうようにしたの
で、運転者にスロットル駆動系の組み直し等の作業負担
を強いることなく、かつ正常時と同様にアクセルペダル
の操作でリンプホーム機能を達成できる等の効果があ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルベダルのアクセル開度を検出す
    る第1の検出手段と、 エンジンへ吸入空気量を供給する吸気管に設けられた第
    1のバルブと、 上記吸気管のバイパス路に設けられた第2のバルブと、 この第2のバルブのスロットル開度を検出する第2の検
    出手段と、 上記エンジンへの吸入空気量を検出する第3の検出手段
    と、 上記第1及び第2の検出手段の出力に基づいて上記第1
    のバルブを制御すると共に該第1のバルブに関連した故
    障を検出する第1の制御手段と、 少なくとも上記第1及び第2の検出手段の出力に基づい
    て上記エンジンへの燃料供給を制御する第2の制御手段
    とを備え、上記第2の制御手段は上記第1の制御手段よ
    り故障情報を受けると、その内容により上記アクセル開
    度に応じて上記第2のバルブによる吸入空気制御または
    上記アクセル開度及びスロットルに開度に応じた燃料カ
    ットによる部分休筒制御を行なうようにしたことを特徴
    とする車両用制御装置。
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