JPH02219829A - フルオロオルガノポリシロキサン及びその製造方法 - Google Patents

フルオロオルガノポリシロキサン及びその製造方法

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JPH02219829A
JPH02219829A JP1040960A JP4096089A JPH02219829A JP H02219829 A JPH02219829 A JP H02219829A JP 1040960 A JP1040960 A JP 1040960A JP 4096089 A JP4096089 A JP 4096089A JP H02219829 A JPH02219829 A JP H02219829A
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博 猪俣
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/22Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G77/24Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen halogen-containing groups

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なフルオロオルガノポリシロキサン及び
その製造方法に関する。
〔従来の技術〕
オルガノポリシロキサンは、低表面張力及び低屈折率を
有し、耐熱性、耐寒性、電気絶縁性、撥水性、離型性、
消泡性、耐薬品性等の特性が優れているため、今日、広
範囲の産業分野において使用されている。しかし、最近
の技術の進展に伴い、さらに高度の要求に応えるために
種々の特性に優れたオルガノポリシロキサンの開発が要
請されている。これらの要求のいくつかに応えるものと
して、例えば、分子内に含フツ素有機基を有するオルガ
ノポリシロキサンが創案され、その製造方法がいくつか
提案されている。(特開昭62−47605号、同62
−47608号、同62−49305号、同63−52
9号、同63−27530号、同63−41535号)
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、パーフルオロアルキルエーテル基を含む含フツ
素有機基を有するフルオロオルガノポリシロキサンで粘
度がI X10”cP以上(25°C)の高重合度のも
のは未だ提案されていない。このようなフルオロオルガ
ノポリシロキサンを製造する方法としては、当該パーフ
ルオロアルキルエーテル基を有するシクロトリシロキサ
ンを合成し、これに公知の方法、即ち、Li5Na、に
、Cs等のアルカリシラル−ト触媒の存在下、100〜
180°Cで重合する方法を適用することが考えられる
が、この方法においては解重合反応も生起するため低分
子量体をかなり含む重合体が得られ、目的とする高重合
度のものを高収率で得ることができないことが判明した
そこで本発明の目的は、最近の高機能材料の素材に対す
るいくつかの要求を満足することができるパーフルオロ
アルキルエーテル基を有し、高重合度の新規なフルオロ
オルガノポリシロキサン及びその製造方法を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段] 本発明は、前記課題を解決するものとして、下記一般単
位式(I); (R’OR”)、(R3)b(OB)cSi、イユ(1
)〔式中、R1は下記式: F+C,F2*O+aCbFghCL−(ここで、gは
1〜3の整数、dは1〜5の整数、hは1又は2である
) で表されるパーフルオロアルキルエーテル基を含む含フ
ツ素有機基であり、R2は炭素原子数3〜10の2価の
置換又は非置換のフッ素を含まない炭化水素基であり、
R3は炭素原子数1−10の置換又は非置換のフッ素を
含まない炭化水素基であり、aは0.001〜0.34
の数、bは1.64〜2.34の数、Cは0〜0.67
の数であり、a + b +−Cは1.90〜2.67
である〕で表され、粘度(25°C)がI X10”c
P以上であるフルオロオルガノポリシロキサンを提供す
るものである。
本発明のフルオロオルガノポリシロキサンは、前記一般
式(1)で表されるものであるが、一般式(1)におい
て、R’ は下記式: F+C,FzgO+aCbF2hCHz(ここで、gは
1〜3の整数、dは1〜5の整数、hは1又は2である
) で表されるパーフルオロアルキルエーテル基を含む含フ
ツ素有機基であり、通常5、炭素原子数3〜18のもの
、さらに6〜15のものが代表的である。
炭素原子数が/1・さすぎると、本発明のフルオロオル
ガノポリシロキサンのフッ素含有化合物としての特性、
例えば、離型性、低表面エネルギー性等が低下するおそ
れがある。この含フツ素有機基の具体例として、下記式
: ChCFxCFzO+ CFxChCFxO+ChCF
2CH□−−CF3CF20−(−CFICFzO品C
F2O÷CF、C)1.−等で表される基が挙げられる
R2は炭素原子数3〜10の2価の置換又は非置換の炭
化水素基であり、例えば、トリメチレン基、プロピレン
基、2−メチルトリメチレン基等のアルキレン基;下記
式: などで表される一部をフェニレン基などで置換されたア
ルキレン基等が挙げられる。
R3は炭素原子数1−10の置換又は非置換のフッ素を
含まない炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基、
ヘキセニル基等の脂肪族不飽和炭化水素基;フェニル基
、トリル基、キシリル基等の芳香族炭化水素基:クロロ
エチル基、クロロプロピル基、シアノエチル基、メトキ
シエチル基等の置換炭化水素基等が挙げられる。
またaは0.001〜0.34の数、bは1.64〜2
.34の数、CはO〜0.67の数であり、a+b+c
は1.90〜2.67である。
また本発明のフルオロオルガノポリシロキサンの1分子
中に含まれる脂肪族不飽和炭化水素基の量は、特に制限
されないが、例えば、本発明のフルオロオルガノポリシ
ロキサンをフルオロシリコーンゴムに配合する場合、ゴ
ムの加硫後の物性に応じて用途に応じて適・宜調節され
、一般に、0.2〜30モル%である。またシリコーン
ゲルとして使用する場合には、別に用いられるオルガノ
ハイドロジエンポリシロキサン中のケイ素原子に結合し
た水素原子/本発明のフルオロオルガノポリシロキサン
中のケイ素原子に結合したビニル基等の脂肪族不飽和基
のモル比が1〜1.5となるようにすることが必要であ
るため、通常、1分子中の脂肪族不飽和基の量は、平均
で2個未満であればよい。
本発明の上記式(1)で表されるフルオロオルガノポリ
シロキサンの代表例として、例えば、下記一般式(■)
: 〔ここで、R1、R1及びR3は、前記と同じであり、
R4はR″と同じが、又は水素原子もしくは式: %式% (ここで、R3は前記と同じであり、 R5はR3と同じか又は式: %式% (ここで、R1及びRtは前記と同 じ) で表される基である) で表される基であり、mは2以上の整数、20〜500
0が代表的であり、nは1以上の整数、10〜2500
が代表的であり、m≧2nである〕 で表され、両末端及び/又は側鎖にビニル基を有するフ
ルオロオルガノポリシロキサンが挙げられる。この一般
式(IV)で表されるフルオロオルガノポリシロキサン
の代表的なものとしては、前記一般式(IV)において
、分子末端のR4がトリアルキルシリル基であるもの、
例えば、下記式:〔ここで、R1、R1、m及びnは前
記と同じ〕 で表されるもの;m+n−3〜2000であり、かつ分
子末端がシラノール基で停止されたものなどが挙げられ
る。
かかる高重合度のものは従来知られていない。
本発明のフルオロオルガノポリシロキサンの製造は、例
えば、下記式(II): 〔ここで、R16、R3及びR3は前記と同じ〕 で表される含フツ素シクロトリシロキサン、又は該含フ
ツ素シクロトリシロキサンと下記式(■):及びR3は
前記式(1)について定義したとおりである。弐(I[
)で表される含フツ素シクロトリシロキサンの具体例と
しては、下記式:〔ここで、R8は前記と同じ〕 で表されるシクロトリシロキサンの混合物を、テトラア
ルキルホスホニウムヒドロキシド、テトラアルキルアン
モニウムヒドロキシド及びこれらのシラル−トからなる
群から選ばれる少なくとも1種の塩基性触媒又は酸性触
媒の存在下に、実質的に水の不存在下に、80゛C以下
において重合する工程を有する方法により行うことがで
きる。
本発明のフルオロオルガノポリシロキサンの製造に用い
られる含フツ素シクロトリシロキサン及びシクロトリシ
ロキサンは、前記式(n)及び(■)で表されるもので
あるが、式中のR1、R1〔ここで、R1は前記と同じ
〕 で表されるものが挙げられる。また、弐(III)で表
されるシクロトリシロキサンとしては、例えば、下記式
: 〔式中、R3は前記のとおりであり、 R6は水素又はメチル基である] で表されるもの等が挙げられる。
本発明のフルオロオルガノポリシロキサンの製造におい
て、前記式(Il)で表される含フツ素シクロトリシロ
キサンと前記式(II[)で表されるシクロトリシロキ
サンの混合物を使用する場合、前記式(If)で表され
る含フツ素シクロトリシロキサン/前記式(m)で表さ
れるシクロトリシロキサンの混合比は、目的とする式(
1)のフルオロオルガノポリシロキサンにより適宜選択
されるが、通常、99.910.1〜0.1 /99.
9の範囲である。
上記式(n)で表される含フツ素シクロトリシロキサン
は、例えば、下記に例示するパーフルオロアルキレンエ
ポキシドを出発物質とする方法によって製造することが
できる。
まず、下記反応式(a)のように、式(■)で表される
パーフルオロアルキレンエポキシドを非プロトン性極性
溶媒中、触媒の存在下に重合させ、式(IX)で表され
る酸フルオライドを製造する(H。
S、Eleuterio、  J、Macros+ol
  Sci−Chem、、A6(6)、1027(19
72) 、米国特許第3.250.808号明細書、特
開昭62−195345号参照)。
ルコールを製造する(米国特許第3,293,306号
明細書参照)。
この式(X)で表されるパーフルオロアルキルポリエー
テルアルコールに、ハロゲン化アルケン、例えば、臭化
アリルを反応させて、例えば、下記式(XI): (ここで、jは2〜6の整数である) この反応で用いられる非プロトン性極性溶媒としては、
例えば、テトラグライム等が挙げられる。
また触媒としては、例えば、フッ化セシウムCsF 。
フッ化カリウムKP等が挙げられる 次に、得られた式(IX)で表される酸フルオライドを
、例えば、LiA fl Ha、NaBH,等の還元剤
で還元した後、加水分解して下記式(X):で表される
パーフルオロアルキルポリエーテルアで表される末端に
ビニル基を有するエーテル化合物を製造する(特願昭6
2−088357号明細書参照)。
この反応を円滑にするために、例えば、水酸化ナトリウ
ム等の塩基性物質及びテトラブチルアンモニウム−水素
−硫酸等の相間移動触媒が使用される。
二〇式(Xりで表されるエーテル化合物とメチルジクロ
ロシロキサンとを之下記反応式(b)にしたがって、白
金系触媒の存在下、付加反応させて式(XI[)で表さ
れるシラン化合物を製造する(特願昭62−08835
9号明細書参照)。
次に、式(XI)で表されるシラン化合物と、テI・ラ
メチルジシロキサンジオールとを脱塩酸反応させて、弐
(II)’: で表される含フツ素シクロトリシロキサンを製造するこ
とができる(特願昭62−227909号明細書参照)
、用いられる脱塩酸剤としては、例えば、トリエチルア
ミン等の第3級アミン、ピリジン等の活性水素を含まな
い環状アミンなどが挙げられる。
以上の説明においては、式(II)の含フツ素シクロト
リシロキサンの製法を、特定の例に即して説明したが、
用いられる原料として目的とする式(n)の含フツ素シ
クロトリシロキサンに応じたものを選択することにより
、種々の式(■)の含フツ素シクロトリシロキサンを製
造することができる。特に、出発物質であるパーフルオ
ロアルキレンエポキシド及び製法を変えることにより、
上記式(IX)で表される酸フルオライドとは構造の異
なる酸フルオライドを得ることができ(特公昭46−1
1164号参照)、この構造の異なる酸フルオライドか
ら種々のパーフルオロアルキルエーテル基を含む含フツ
素有機基を有するフルオロオルガノポリシロキサンを製
造することができる。また上記製法においても、出発物
質として種々のパーフルオロアルキレンエポキシドを混
合した原料を使用すれば、種々のパーフルオロアルキル
エーテル基を有する種々の含フツ素シクロトリシロキサ
ンからなる混合物を製造することもできる。
以上のようにして得られる式(n)で表される含フツ素
シクロトリシロキサン、又は該含フッ素シクロトリシロ
キサンと式(II[)で表されるシクロトリシロキサン
とを前記した特定の塩基性触媒又は酸性触媒の存在下、
実質的に水の不存在下に重合することにより、本発明の
フルオロオルガノポリシロキサンを製造することができ
る。
用いられる特定の塩基性触媒は、テトラアルキルホスホ
ニウムヒドロキシド、テトラアルキルアンモニウムヒド
ロキシド、又はこれらをシラル−ト化したものからなる
群から選ばれる少なくとも1種である。テトラアルキル
ホスホニウムヒドロキシドとしては、例えば、式: %式% 等で表されるものが挙げられる。テトラアルキルアンモ
ニウムヒドロキシドとしては、例えば、式;%式% 等で表されるものが挙げられる。これらの塩基性触媒の
うちで、低分子体の含有量が極めて少ないフルオロオル
ガノポリシロキサンを高収率で製造でき、しかも入手し
易い点で、特に、(C4119)4P・0[1のシラル
−ト化が好ましい。また、これらのテトラアルキルホス
ホニウムヒドロキシド又はテトラアルキルアンモニウム
ヒドロキシドのシラル−ト化は、例えば、テトラアルキ
ルホスホニウムヒドロキシドの水溶液とオクタメチルシ
クロテトラシロキサンを攪拌下、50〜60°Cに加温
し、減圧下、水を留去していくことにより行うことがで
きる。
また、酸性触媒としては、好ましくは、例えば、CIl
、SOJ、 CFsSOz(45PSOJ 、 Hg5
Oa 、PNCj2□等が挙げられる。
触媒の使用量は、特に限定されず、通常、用いられる前
記式(II)で表される含フツ素シクロトリシロキサン
及び式(III)で表されるシクロトリシロキサン中の
全St/触媒分子のモル比が、2000〜50000程
度になるようにするとよい。触媒の使用量が多すぎると
重合時に触媒自身がモノマーである式(n)、(Ill
)のシクロトリシロキサン又は重合中に生成したオルガ
ノポリシロキサンに結合してシラル−ト末端基を生成す
るため、高重合度のフルオロオルガノポリシロキサンの
製造が困難となる。また重合反応後の中和処理の負担が
増大し、中和によって生成する塩が、得られるフルオロ
オルガノポリシロキサンの物性に悪影響を与えるおそれ
がある。
重合反応の温度は、通常、80°C以下であり、酸性触
媒を使用する場合には、−10〜60″C1さらに0〜
30°Cが好ましく、塩基性触媒を使用する場合には1
0〜80℃、さらに20〜60°Cが好ましい。重合反
応の温度が高すぎると平衡化反応によって低分子環状体
の生成が増大するおそれがある。
重合時間は、数分〜数十時間の範囲で適宜選択できるが
、触媒の使用量及び重合温度を調整して30分〜数時間
程度にして、所定の重合度のフルオロオルガノポリシロ
キサンが得られるようにするのがよい。
重合溶媒として、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジグライム、テトラグライム、ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル等の非プロトン性溶媒、又はフロ
ン等の不活性溶媒を使用してもよい。
また、水、アルコール、又はシラノールが反応系に混入
すると、重合の反応速度が低下するだけでなり1.得ら
れるフルオロオルガノポリシロキサンの重合度も低下す
るおそれがあり、努めて反応系から除去する必要がある
。特に、水分については、実質的に水の不存在下に行わ
れ、例えば、反応系中における水の含有量を200pρ
m以下、さらに1100pp以下にするのが好ましい。
さらに反応系で使用する全物質、例えば、式(II)で
表される含フツ素シクロトリシロキサン、式(lli)
で表されるシクロトリシロキサン及び触媒の純度を高く
するとよい。この点で、主原料である前記式(U)で表
される含フツ素シクロトリシロキサン及び式(I[[)
で表されるシクロトリシロキサンの純度は、98%以上
、さらに99%以上であることが好ましい。
重合によって得られる高重合度のポリシロキサンは、シ
リカ等を配合した場合、シリカ中の少量の塩酸分により
自動的に中和されることもあるため、このような配合系
では未中和で使用してもよい。−船釣には、以上の重合
によって得られた反応混合物中には、塩基性触媒又は酸
性触媒が残存しているため、これを中和処理して重合に
よって生成したフルオロオルガノポリシロキサンを安定
化すればよい。
この中和処理を、中和剤を適宜選択して行うことにより
末端がトリオルガノシリル基で停止されたもの、又は末
端がシラノール基で停止されたもののいずれかを選択的
に得ることができる。
まず、塩基性触媒を使用して重合を行った場合、末端が
トリオルガノシリル基で停止したフルオロオルガノポリ
シロキサンを得るためには、例えば、反応混合物を式(
■): R’R”、SiX            (V )〔
ここで、R3及びR4は前記と同じであり、Xはハロゲ
ン原子である〕 で表されるハロシラン化合物と、式(■):(R’R’
zSi) xNH(■) 〔ここで、R3及びR5は前記と同じである〕 で表されるジシラザン化合物とを併用して中和処理して
安定化させるとよい。
中和処理に用いられる前記式(V)で表されるハロシラ
ン化合物の具体例としては、式:(CH2) 3SiB
r等で表されるトリアルキルハロシラン;CHg=CI
(CHx)tsil 、 (C!Iz=CH):+5i
Cj!。
C1(z=cHsiΦ・C1(a・C2等で表されるビ
ニル基、フェニル基等を有するハロシランなどが挙げら
れる。
また前記式(Vl)で表されるジシラザン化合物の具体
例としては、式: 等で表されるヘキサアルキルジシラザン;またはで表さ
れる含フツ素有機基を有するジシラザンなどが挙げられ
る。
ハロシラン化合物の使用量は、通常、重合に使用した触
媒に対して0.8〜3.0倍モル量程度である。ジシラ
ザン化合物の使用量は、通常、重合に使用した触媒に対
して0.5〜10倍モル量程度である。ハロシラン化合
物又はジシラザン化合物の使用量が多すぎると、得られ
るフルオロオルガノポリシロキサンの安定性を悪化させ
るおそれがある。
このようにハロシラン化合物及びジシラザン化合物を併
用して中和処理する方法によってフルオロオルガノポリ
シロキサンの末端をトリオルガノシリル基で停止させる
場合に、この末端のトリオルガノシリル基が有する有機
基の一部としてビニル基やその他の官能基を導入するこ
ともできる。
また、塩基性触媒を使用して重合した場合、末端がシラ
ノール基で停止されたフルオロオルガノポリシロキサン
を製造するためには、使用した塩基性触媒の中和剤とし
て、希硫酸、希塩酸、リン酸等の酸性物質を用いて中和
した後、生成した塩及び過剰の酸性物質を除去するとよ
い。酸性物質の使用量は、通常、用いられた塩基性触媒
に対して酸性物質が0.8〜3倍当量となるようにする
のが好ましい。
酸性触媒を使用して重合した場合には、中和剤としてア
ンモニア水、アミン化合物と水の混合液等の塩基性物質
の溶液を用い、生成した塩及び過剰の塩基性物質を除去
するのが良い。用いられるアミン化合物としては、減圧
留去可能なものがよく、例えば、アンモニア水、ジメチ
ルアミン、プロピルアミン等の低級アルキルアミン、炭
酸アンモニウム等が挙げられる。この場合、中和に使用
する塩基性物質の使用量は、通常、用いられた酸性触媒
に対して塩基性物質中の窒素原子が1〜5倍当量となる
ようにするのが好ましい。
本発明のフルオロオルガノポリシロキサンの製造におい
ては、重合時の攪拌、中和処理、または中和剤の溶解も
しくは分散を容易にし、さらに中和によって生成する塩
を濾過によって除去するのを容易にするために、適宜、
不活性溶媒を使用してもよい。この不活性溶媒としては
、例えば、フロン113、メタキシレンヘキサフルオラ
イド等のフッ素系溶媒、塩化メチレン、トリクロロエタ
ン等の塩素系溶媒などが挙げられる。
本発明のフルオロオルガノポリシロキサンは、表面張力
、屈折率が低く、また耐寒性、耐油性等の特性に優れた
ものであり、例えば、離型剤、繊維処理剤、液状ゴム及
び熱加硫ゴム等の用途への使用が期待される。
(実施例〕 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の詳細な説明す
る。なお、以下の記載において、前記式(II)の含フ
ツ素シクロトリシロキサンの1種である式(■)“ : CF:l   CF。
で表される含フツ素シクロトリシロキサンを、D2F’
(dは前記のとおり、1〜5の整数)と略記する。
実施例1 容量200−の四つロフラスコに、02F’ (純度9
9,6%)28.8gを仕込み、撹拌しながら乾燥窒素
ガスを流し、油浴で120°Cに加熱しながら、1時間
乾燥した。乾燥後のり、F’をフラスコ中から10g採
取して水分量を測定したところ、67ppmであった。
次に、フラスコ中に残ったり、tF+18゜8gを45
°Cに冷却し、(C4L) 4P −OH@ 10%含
むジメチルシラル−ト触媒(以下、r T B P H
触媒」という) 0.055gを添加して反応系中のS
i/Pのモル比が5000となるようにし、40〜45
゛Cで、窒素を少し流しながら撹拌して重合させた。2
0分後、反応混合物が高粘度を有する油状を呈し、さら
に1時間後にはガム状を呈したため、撹拌が困難となっ
たが、さらに撹拌速度を6〜10r、p、a+、程度に
減速して3時間熟成させたところ、無色透明で粘度が6
.2 XIO’cPのフルオロオルガノポリシロキサン
を得た。
このフルオロオルガノポリシロキサンを濃度1%にテト
ラヒドロフランに溶解させたところ、若干懸濁した。G
PC分析に供したところ、図1に示すごとく、面積が約
98%の高分子体に由来するビーク11が測定され、こ
のフルオロオルガノポリシロキサンは低分子体をほとん
ど含まないものであることがわかった。
比較例1 重合温度を40〜45°Cの代わりに110°Cとする
以外は実施例1と同様にして16時間重合させたところ
、25゛Cでの粘度が4200cStの油状のフルオロ
オルガノポリシロキサンを得た。得られたフルオロオル
ガノポリシロキサンを実施例1と同様にしてGPC分析
に供したところ、図2に示すGPCチャートが得られ、
高分子体に由来するビーク21の面積は約60%に低下
し、得られたフルオロオルガノポリシロキサンは多量の
低分子体くビーク22.23)を含んでいることがわか
った。
比較例2 実施例1と同様にしてDzF’28.2 gを乾燥し、
TBPH触媒の代わりに下記式: %式% で表されるリチウムシラル−ト触媒0.0090 gを
トルエンに溶解してなる溶液を添加し、反応系中のSi
/Liのモル比が3000となるようにして150〜1
60°Cで8時間撹拌しながら加熱したが、粘度の増加
は認められなかった。
また、D!F’の代わりに式(i): で表されるシクロトリシロキサンのみを、上記と同様に
してリチウムシラル−ト触媒を用いて重合させたところ
、GPCによる測定においてはほとんど低分子体を含ま
ないガム状のオルガノポリシロキサンが得られた。この
結果よりシクロトリシロキサンD、F’は、式(i)の
シクロトリシロキサンよりもはるかに重合しに(いもの
であることがわかった。
比較例3 リチウムシラル−ト触媒を0.02g添加し、反応系中
のst/l、iのモル比が1250となるようにする以
外は比較例2と同様にして重合を行ったが、粘度149
cStの低粘度のオルガノポリシロキサンしか得られな
かった。
比較例4 比較例2において、リチウムシラル−ト触媒の代わりに
、下記式: で表される化合物0.034 gをアセトニトリルに濃
度0.2%に溶解してなる溶液を触媒として添加し、1
00°Cで17時間攪拌して反応させたが、重合して増
粘する傾向は認められなかった。
実施例2 実施例1と同様に、DzF’18.8 gをフラスコ中
で少量の乾燥窒素ガスを流して乾燥した後、45〜50
℃に加熱してテトラメチルアンモニウムヒドロキシドを
5重量%含む、そのジメチルシラル−ト触媒0.036
4 gを添加し、反応系中のSi/Nのモル比が500
0となるようにし、緩やかに攪拌しながら約16時間重
合させ、ガム状のフルオロオルガノポリシロキサンを得
た。
得られたフルオロオルガノポリシロキサンの粘度は2.
7 X10”cPであった。
実施例3 下記一般式: で表されるシクロトリシロキサンにおいて、nが1.2
.3.4又は5であるものをそれぞれ13重量%、49
重量%、27重量%、7重量%及び2重量%含む混合物
15.9 gを四つロフラスコに仕込み、窒素気流下、
120°Cで1時間乾燥した。30°Cに冷却した後、
CF35O,Hを5重量%含むメタキシレンヘキサフル
オライド0.16gを添加して反応系中のSi/CFs
Sthtlのモル比が1100になるようにして、攪拌
しながら16時間重合させ、透明なガム状のフルオロオ
ルガノポリシロキサンを含む反応混合物を得た。さらに
、反応混合物に水を1重量%含むジオキサン0.48g
を添加して、60分間攪拌して混合し中和した。
得られたフルオロオルガノポリシロキサンは、粘度が1
.I X10’cPであり、テトラヒドロフランには不
溶であった。
実施例4〜12 D、F’ (純度98.9%) 113.7 gをフラ
スコに仕込み、窒素気流下、30〜35°Cで10時間
脱水させた。
ここで、乾燥したり、F’lOgを採取し水分量を測定
したところ、t86ppmであった。次に、テトラビニ
ルテトラメチルシクロテトラシロキサン0.14g及び
TBPH触媒0.142 gを添加し反応系中のSi/
Pのモル比がlXl0’となるようにして重合させた。
重合開始後、約5分後に反応混合物の粘度の増大が認め
られた。その後、反応混合物が高粘度となったところで
、攪拌速度を6〜lOrpmに減速し、約20時間熟成
させてフルオロオルガノポリシロキサンを得た。得られ
た重合体は無色透明で粘度が4.lX10”cPOもの
であった。
このフルオロオルガノポリシロキサンを10gずつに分
けてそれぞれ容量的30dのガラス瓶に入れ、表1に示
す中和剤を添加して混合し、室温で6時間放置して熟成
させた後、さらに、150°Cで22時間エージングさ
せた後、不揮発分及び粘度の測定を行った。粘度は、フ
ルオロオルガノポリシロキサンを濃度lOi量%にメタ
キシレンへキサフルオライドに溶解して溶液を調製し、
測定した。また、エージング前の溶液粘度は25.2c
Stであった。結果を表−1に示す。
さらに、実施例7の中和処理、エージング後のフルオロ
オルガノポリシロキサンを赤外線吸収スペクトル、IH
−NMRスペクトルの測定及ヒCPC分析に供したとこ
ろ下記の結果が得られた。
赤外線吸収スペクトル:図3に示すスペクトルが得られ
た。主な特性吸収ピークは下記のとおりであった。
1000〜1130c+s−’ (Si−0−5i)2
970.1260.810 cm−’(St−CH*)
1000〜1400cm−’ (C−F)’H−NMR
:フレオン113溶液、 図4に示す結果が得られた。主なスペクトルの帰属を示
す。
δ: 3.70〜4.08ppm(d、  CFCTo
O−12B)2.28〜3.40ppm(t、 −QC
!lx−,2[i)1.34〜1.91ppm(鴫、−
CHgCH2CH!−,211)0.30〜0.70p
pm(m、 −CH2Si、2)1)CPC分析:重合
体を濃度1重量%にTHFに溶解した溶液は若干濁った
が、GPC分析の結果、図5に示すように、低分子体に
由来するピークの面積は全体の約8%であり、低分子体
の含有量が少ないことがわかった。
また屈折率、比重、凝固点及びビニル基含有量を測定し
たところ、それぞれ1.3656.1,29、−98゛
C及び0.0017モル/100 gであった。
上記の結果よりTBPH触媒を使用して行った重合にお
いても、重合後十分に中和されていないと得られるフル
オロオルガノポリシロキサンは安定化せず、また、中和
剤として(C)13) zsic lと〔(CH3) 
ssi 〕JHを併用した場合には、添加量が多少変化
しても十分に中和が行われることがわかった。
実施例13 実施例1と同様に、フラスコにり、F” (純度99.
4%、St原子約0.12モル)29.2gを仕込み、
乾燥後、30〜35°CでTBPH触媒0.110 g
を添加し反応系中のSt/I’のモル比が3000とな
るようにして、約16時間重合させた。得られたフルオ
ロオルガノポリシロキサンはガム状であり、その粘度は
5゜6×10’cPであった。またこの重合体の比重、
屈折率(nr)を測定したところ、それぞれ1.36.
1.3530であり、さらに重合体はテトラヒドロフラ
ンには不溶性であった。
実施例14 四つロフラスコに、(hF118.8gを仕込み、12
0°Cで1時間乾燥窒素ガスを通じて乾燥後、0°Cで
トリフルオロメタンスルホン酸18.8■を濃度1%に
メタキシレンへキサフルオライドに溶解した溶液を添加
して攪拌しながら重合させた。約18時間後、ガム状の
フルオロオルガノポリシロキサンを得、その粘度を測定
したところ、5.6 X10’cPであった。このフル
オロオルガノポリシロキサンをGPC分析に供したとこ
ろ、約30%の低分子体を含んでいることがわかった。
実施例15 四つロフラスコに、DJ”14.6 g及びヘキサメチ
ルシクロトリシロキサン2.2gを仕込み、乾燥窒素気
流中、70°Cで1時間乾燥後、40゛Cに冷却してT
BP)(触媒0.083 gを添加し反応系中のSt/
Pのモル比が3000となるようにして、6時間攪拌し
て重合させ、透明なガム状のフルオロオルガノポリシロ
キサンを得た。その後、実施例日と同様にして、 和剤(混合比:重量比1/9)を添加してCf/Pのモ
ル比が1.2となるようにして、40°Cで2時間攪拌
して中和させた。
得られたフルオロオルガノポリシロキサンの粘度を測定
したところ、2.I X 10’cPであった。次にこ
のフルオロオルガノポリシロキサンを濃度1%にメタキ
シレンへキサフルオライドに溶解して溶液を調製してG
PCの測定に供した。その結果、このフルオロオルガノ
ポリシロキサンは低分子体をほとんど含まないものであ
ることがわかった。
〔発明の効果〕
本発明は、分子内にパーフルオロアルキルエーテル基を
含む含フッ素存機基を有し、粘度1×10’cP (2
5°C)以上の高重合度である新規なフルオロオルガノ
ポリシロキサンを提供するものであり、また本発明はそ
の新規な高重合度フルオロオルガノポリシロキサンを高
収率で得ることができる製造方法をも提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図1及び図2は、それぞれ実施例1及び比較例1で得ら
れたフルオロオルガノポリシロキサンのGPCチャート
を示し、図3〜5はそれぞれ実施例7で得られたフルオ
ロオルガノポリシロキサンの赤外線吸収スペクトル、’
H−NMRスペクトル及びcpcチャートを示す。 図 溶出時間□ 図2 代理人 弁理士  岩見谷 同志 溶出時間□

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般単位式( I ): (R^1OR^2)_a(R^3)_b(OH)_cS
    i_(_4_−_a_−_b_−_c_)_/_2(
    I )〔式中、R^1は下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、gは1〜3の整数、dは1〜5 の整数、hは1又は2である) で表されるパーフルオロアルキルエーテル基を含む含フ
    ッ素有機基であり、R^2は炭素原子数3〜10の2価
    の置換又は非置換のフッ素を含まない炭化水素基であり
    、R^3は炭素原子数1〜10の置換又は非置換のフッ
    素を含まない炭化水素基であり、aは0.001〜0.
    34の数、bは1.64〜2.34の数、cは0〜0.
    67の数であり、a+b+cは1.90〜2.67であ
    る〕で表され、粘度(25℃)が1×10^6cP以上
    であるフルオロオルガノポリシロキサン。
  2. (2)請求項1のフルオロオルガノポリシロキサンの製
    造方法であって、下記式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔ここで、R^1、R^2及びR^3は前記と同じ〕で
    表される含フッ素シクロトリシロキサン、又は該含フッ
    素シクロトリシロキサンと下記式(III):▲数式、化
    学式、表等があります▼(III) 〔ここで、R^3は前記と同じ〕 で表されるシクロトリシロキサンの混合物を、テトラア
    ルキルホスホニウムヒドロキシド、テトラアルキルアン
    モニウムヒドロキシド及びこれらのシラノレートからな
    る群から選ばれる少なくとも1種の塩基性触媒又は酸性
    触媒の存在下に、実質的に水の不存在下に80℃以下に
    おいて重合する工程を有する方法。
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