JP3110127B2 - 分岐ポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

分岐ポリシロキサンの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な分岐ポリシロキサ
ンの製造方法に関する。詳しくは、式SiO 4/2 で示さ
れるポリシロキサン単位を分岐の中心とし、ジオルガノ
ポリシロキサン単位を枝とする分岐ポリシロキサンの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】分子内に分岐を有するポリシロキサンは
数多く提案されており、また上市されている。例えば、
W.H.Dickstein らによるMacromolecules、22巻、38
86−3888ページ(1989年)には、末端にアミ
ノ基を配し分子量の制御された4本のポリジメチルシロ
キシ基を有する、分岐状ポリジメチルシロキサンの合成
が報告されている。しかしながら、式SiO4/2 で示さ
れるポリシロキサン単位を分岐の中心とするオルガノポ
リシロキサンはあまり報告されていない。また、これま
でに報告されているそれらの分岐オルガノポリシロキサ
ンの大多数は、SiO4/2 成分とジオルガノポリシロキ
サン成分とを単に混合、反応させたものにすぎず、構造
が明確なものとはいえない。例えば、H.Huang らによる
Polymer Bulletin、14巻、557−564ページ(1
985年)には、両末端水酸基含有ジメチルポリシロキ
サンとテトラエチルオルソシリケートとをゾルーゲル法
により反応させた重合物の記載があるが、この重合物は
ジオルガノポリシロキサンの両末端が分岐中心と結合し
てしまっており、明確な構造を持つとはいえない。これ
までに、式SiO2 で示されるポリシロキサン単位を分
岐の中心とし、しかもジオルガノポリシロキサン成分の
片末端のみが正確にその分岐中心に結合した、いわゆる
スター型オルガノポリシロキサンは報告されていない。
本発明者らは、先にそのような新規分岐ポリシロキサン
およびその製造方法を提案した(特願平3−28674
5号(特開平5−117393号)、同3−28675
3号(特開平5−117394号))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、式S
iO4/2 で示されるポリシロキサン単位を分岐の中心と
し、ジオルガノポリシロキサンの片末端のみが正確に中
心に結合した、分岐ポリシロキサンの新しい製造方法を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達し
た。すなわち本発明は、式(I)R1 (R2 3 Si
O)a M(式中、R1 ,R2 ,R3 はそれぞれ水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲン化アルキル基
もしくはアルケニル基、またはアリール基であり、1≦
a≦1000であり、Mはアルカリ金属原子又は水素原
子である)で示される直鎖状ポリシロキサンと 式(II)〔SiO4/2 x 〔R4 2XSiO1/2 y 〔R
5 26 SiO1/2 z〔RO1/2 w (式中、R4 ,R5 は炭素数1〜8のアルキル基、ハロ
ゲン化アルキル基もしくはアルケニル基またはアリール
基であり、R6 はR1 と等しく定義され、Xはハロゲン
原子、Rは水素原子または炭素数1〜8のアルキル基で
あり、2≦x≦500,2≦y+z+w≦150,2≦
y,0≦z,0≦w≦15,0.3≦(y+z+w)/
x≦3,0≦w/(y+z+w)≦0.1である。)で
示される反応性ポリシロキサンと反応させることを特徴
とする下記式(III)で表される分岐ポリシロキサンの製
造方法である。 〔SiO4/2 x 〔R4 2ASiO1/2 y 〔R5 26
iO1/2 z 〔RO1/ 2 w (III) (式中、Aは(OSiR2 3)a 1 である。)
【0005】本発明で用いる直鎖状ポリシロキサン
(I)における置換基R1 ,R2 ,R3には、アルキル
基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
が、ハロゲン化アルキル基としては、3,3,3−トリ
フルオロプロピル基が、アルケニル基としてはビニル
基、アリル基、ブテニル基が、アリール基としてはフェ
ニル基が好ましい基として例示される。これらR1 ,R
2 ,R3 は、同一であっても異なっていても良い。
【0006】また、本直鎖状ポリシロキサンの重合度a
は1以上1000以下の数である。aの値が分岐ポリシ
ロキサンの枝の長さを決定するわけであるが、1000
を越える場合には、ポリシロキサン全体の分子量が大き
くなりすぎ、粘度が著しく高くなる。実際に好ましいa
の範囲は1以上800以下であり、1以上500以下が
より好ましい。
【0007】さらに、ポリシロキサン分子の末端はシラ
ノール又はシラノール金属塩である。シラノール金属塩
の場合のアルカリ金属原子Mについては、リチウム、ナ
トリウム、カリウム、セシウムが例示されるが、リチウ
ムが好ましい。
【0008】本発明の直鎖状ポリシロキサン(I)の製
造方法については特に制限はないが、重合度の揃ったポ
リシロキサンを得るために、以下の方法などが推奨され
る。すなわち、環状ポリシロキサンのアルカリ金属化合
物存在下での開環重合などである。ここで用いられる環
状ポリシロキサンは、上述の置換基R2 ,R3 を有する
ポリシロキサンであれば制限はないが、反応性を考慮す
るとシクロトリシロキサン、シクロテトラシロキサン、
シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサンが好
ましく使用される。これらの化合物は単独で用いても良
く、2種以上を混合して用いても良い。
【0009】上記の環状ポリシロキサンを適切な有機溶
媒の存在下、あるいは不存在下にアルカリ金属化合物と
反応させ、開環重合し直鎖状ポリシロキサン(I)とす
ることができる。ここで用いる有機溶媒に特に制限はな
いが、環状ポリシロキサンと生成する直鎖状ポリシロキ
サンおよび最終生成物である分岐ポリシロキサンを良好
に溶解することが好ましいことから、適度の極性を有す
ることが好ましい。また、極性溶媒と非極性溶媒とを混
合して用いると良好な結果が得られる場合がある。これ
らの条件を満たす溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、ジブチ
ルエーテル、ジフェニルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン等のエーテル系化合物、四塩化
炭素、クロロフォルム、トリクロロエタン等の塩素系化
合物等が挙げられるが、これらに限定されるわけではな
い。
【0010】またここで用いるアルカリ金属化合物とし
ては、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム等の
アルカリ金属のアルキル、アリール化合物、および該金
属のアミド化合物が挙げられる。一般的には、それらア
ルカリ金属のメチル、エチル、プロピル、ブチル、フェ
ニル化合物が入手も容易であり好ましい。メチルリチウ
ム、ブチルリチウムが特に好ましく使用される。
【0011】このようにして得られた直鎖状ポリシロキ
サン(I)は式(II)〔SiO4/2x 〔R4 2XSiO
1/2 y 〔R5 26 SiO1/2 z 〔RO1/2 w (式
中、R4 ,R5 は炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲン
化アルキル基もしくはアルケニル基またはアリール基で
あり、R6 はR1 と等しく定義され、Xはハロゲン原
子、Rは水素原子または炭素数1〜8のアルキル基であ
り、2≦x≦500,2≦y+z+w≦150,2≦
y,0≦z,0≦w≦15,0.3≦(y+z+w)/
x≦3,0≦w/(y+z+w)≦0.1である。)で
示される反応性ポリシロキサンと反応させることによ
り、下記式(III)で示される分岐ポリシロキサンを形成
する。 〔SiO4/2 x 〔R4 2ASiO1/2 y 〔R5 26
iO1/2 z 〔RO1/ 2 w (III) (式中、Aは(OSiR2 3)a 1 である。)
【0012】反応性ポリシロキサン(II)は、例えば、
式(IV)〔SiO4/2 x 〔R4 2HSiO1/2 y 〔R
5 26 SiO1/2 z 〔RO1/2 w (式中、R4 ,R
5 ,R6 ,R,x,y,z,wは式(III)のものと等し
い。)で示される水素官能性ポリシロキサンを、エネル
ギー線照射下又は金属塩化物もしくはラジカル開始剤の
存在下、ハロゲン含有化合物例えば四塩化炭素と反応さ
せることにより製造することができる。
【0013】このようにして得られた反応性ポリシロキ
サン(II)と直鎖状ポリシロキサン(I)の反応は室
温、冷却下あるいは加温下のいずれの条件で行ってもよ
い。通常−80℃から200℃の範囲で行われる。さら
に適切な温度範囲は、−25℃から160℃の範囲であ
る。この反応は、直鎖状ポリシロキサン(I)の末端が
シラノールの場合には、ハロゲン化水素トラップ剤を共
存させることが好ましい。ここで使用されるハロゲン化
水素トラップ剤としては特に制限はないがトリエチルア
ミン、ピリジン等の有機塩基類アンモニア等の無機塩基
類が好ましい。
【0014】このようにして得られる分岐ポリシロキサ
ン(III)は、一分子中にx個のSiO4/2 単位を有する
ものであり、この部分が該シロキサンの中心すなわち核
になるものである。xは2以上特に4以上の数であり、
その大きさには制限はない。しかしながら、一般的にx
が500を越える場合には、結果として得られる分岐ポ
リシロキサンの有機溶媒に対する溶解性が著しく低下
し、取扱いが非常に困難となる。作業性を考慮すると、
xは300以下であることが好ましく、150以下がよ
り好ましい。
【0015】本発明による分岐ポリシロキサンのもう一
つの重要な部分である〔R4 2ASiO1/2 〕単位は、一
分子中にy個含まれている。yについても2以上であれ
ばその大きさに制限はないが、「分岐」の観点からyは
3以上であることが好ましい。また、yの上限は150
であり、これより大きなyを有する分子は合成が困難で
ある。
【0016】〔R5 26 SiO1/2 〕単位は本発明によ
る分岐ポリシロキサンに必須の構成要素ではない。従っ
て、zの値は0でもよい。この単位の存在により、本発
明による分岐ポリシロキサンの枝の本数、核の大きさな
どが規定される。すなわち、(y+z+w)/xの値に
より核の大きさが決まり、この値が小さいほど核は大き
くなる。また、核が同じ大きさであれば、zの値を小さ
くするほど枝の本数は多くなる。zの値は、(y+z+
w)の値が150より大きい分子の合成が困難であるこ
とから上限がある。
【0017】さらに、反応性ポリシロキサン製造時の出
発物質となる水素官能性ポリシロキサン(IV)の合成条
件によっては、〔RO1/2 〕単位が残存しうる。その数
は一分子中15個以下であり、その比率は、〔SiO
4/2 〕単位以外の構成単位の合計に対して10モル%以
下である。
【0018】一官能性シロキサン単位と四官能性シロキ
サン単位の比(y+z+w)/xの値は、0.3以上3
以下である。この値が小さくなるほどポリシロキサンの
分子量は増大するが、0.3未満の場合には、有機溶媒
に対する溶解性が著しく低下するため好ましくない。一
方、3を越える場合には、分子量が小さすぎるため好ま
しくない。最適範囲は、0.3以上2以下である。
【0019】置換基R4 ,R5 は、炭素数1〜8のアル
キル基、ハロゲン化アルキル基もしくはアルケニル基、
またはアリール基から選ばれる基であるが、経済性の観
点からは、メチル基、ビニル基、フェニル基から選ばれ
た基であることが好ましい。Aは式(OSiR2 3)a
1 で表されるジオルガノポリシロキサンであり、直鎖
状ポリシロキサン(I)からアルカリ金属又は水素原子
Mを取り除いたものである。
【0020】本発明方法により得られる化合物は、シリ
コーンエラストマーの出発原料として又は補強成分とし
て有用である。又、シリコーン流体の流動特性を改善す
るための添加剤として有用である。
【0021】
【実施例】本発明をさらに具体的に説明するために、以
下に実施例を挙げて説明するが、これら実施例は本発明
を限定するものではない。
【0022】参考例1 (反応性ポリシロキサン〔SiO4/2 22〔Me2 Cl
SiO1/2 20の調製) 式〔SiO4/2 22〔Me2 HSiO1/2 20で表され
る水素官能性ポリシロキサン20gを四塩化炭素100
mlに溶解し、ベンゾイルパーオキサイド3.0gを加え
た。この混合物を40時間加熱還流した後、反応溶媒を
留去した。残渣にn−ヘキサンを加え不溶物を濾別し、
n−ヘキサンを留去することにより、〔SiO4/2 22
〔Me2 ClSiO1/2 20に相当するポリマーが25
g(収率99%)得られた。
【0023】参考例2 (反応性ポリシロキサン〔SiO4/2 22〔Me2 Cl
SiO1/2 16〔Me 3 SiO1/2 4 の調製) 式〔SiO4/2 22〔Me2 HSiO1/2 16〔Me3
SiO1/2 4 で表される水素官能性ポリシロキサン2
0gを四塩化炭素100mlに溶解し、塩化パラジウム
2.3gを加えた。この混合物を40時間加熱還流した
後、塩化パラジウムを濾別することにより、〔SiO
4/2 22〔Me2 ClSiO1/2 16〔Me 3 SiO
1/2 4 に相当するポリマーが23.8g(収率99
%)得られた。
【0024】実施例1 1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テト
ラビニルシクロテトラシロキサン8.6gを150mlの
テトラヒドロフランに溶解し、氷浴中で0℃に保った。
この溶液に1.69モルのノルマルブチルリチウムヘキ
サン溶液59mlを30分かけて添加した。得られた反応
溶液にヘキサメチルシクロトリシロキサンのテトラヒド
ロフラン溶液(ヘキサメチルシクロトリシロキサン換算
で133g)を加え攪拌を続けた。ヘキサメチルシクロ
トリシロキサンの減少をガスクロマトグラフィを用いて
追跡し、仕込み量の95%以上が反応したことを確認し
た。この反応液に、参考例1で調製した反応性ポリシロ
キサン16.7gを添加し、さらに1時間攪拌し反応を
終了した。
【0025】生成した固体を濾別により除いた後、水
洗、乾燥の操作により、〔SiO4/222〔Me2 AS
iO1/2 20(ただし、A:(OSiMe2)18OSiM
enBuVi、ただしここにMeはメチル、nBuはn
−ブチル、Viはビニルを表わす。以下同じ。)に相当
するポリマーが136g(収率85%)得られた。ゲル
パーミエイションクロマトグラフィにより測定した数平
均分子量は20700、分散度は1.6であった。 IR:1091,1024cm-1(Si−O−Si)1 H NMR(CDCl3 溶媒、CHCl3 基準、δ=
7.24ppm): 0〜0.1 (s,105H) 0.6 (t,2H) 0.9 (t,3H) 1.3 (m,4H) 5.7〜5.8(q,1H) 5.9〜6.0(q,1H) 6.0〜6.1(q,1H)29 Si NMR(CDCl3 溶媒、TMS基準、δ=0
ppm): −4.0(SiViMenBu) −21〜−22.5(SiMe2) −110.9(Si4/2)
【0026】実施例2 参考例2で調製した反応性ポリシロキサン20.3gを
使用した以外は、実施例1と同様に反応を行い〔SiO
4/2 22〔Me2 ASiO1/2 16〔Me3 Si
1/2 4 (ただし、A:(OSiMe2)18OSiMe
nBuVi)に相当するポリマーが143g(収率87
%)得られた。平均分子量14500。
【0027】実施例3 ヘキサメチルシクロトリシロキサンのテトラヒドロフラ
ン溶液の代わりに、1,3,5−トリメチル−1,3,
5−トリス(3,3,3−トリフルオロプロピル)シク
ロトリシロキサン187gを用いた以外は、実施例1と
同様に反応を行い〔SiO4/2 22〔Me2 ASiO
1/2 20(ただし、A:(OSiMeC24 CF3)12
OSiMenBuVi)を合成した。収率88%。平均
分子量12500。 IR:1071,1020cm-1(Si−O−Si)1 H NMR(CD3 COCD3 溶媒、CH3 COCH
3 基準、δ=2.04ppm): 0.1〜0.3(m,45H) 0.6 (t,2H) 0.8〜0.9(m,27H) 1.3 (m,4H) 2.1〜2.3(m,24H) 5.7〜5.8(q,1H) 5.9〜6.0(q,1H) 6.0〜6.1(q,1H)29 Si NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、
δ=0ppm): −2.2(SiViMenBu) −20.0(SiMe2) −22.1(Si2 4 CF3) −110.9(Si4/2)
【0028】実施例4 ヘキサメチルシクロトリシロキサンのテトラヒドロフラ
ン溶液の代わりに、ヘキサフェニルシクロトリシロキサ
ンのジフェニルエーテル溶液(ヘキサフェニルシクロト
リシロキサン換算で119g)を用い、反応温度を16
0℃、反応時間を15時間とした以外は実施例1と同様
に反応を行い、〔SiO4/2 22〔Me 2 ASi
1/2 20(ただし、A:(OSiPh2)6 OSiMe
nBuVi、但しここにPhはフェニルを表わす。)を
合成した。収率58%。平均分子量15000。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明は構造明確な分岐
ポリシロキサンの新規な製造方法を提供する。この化合
物は、シリコーンエラストマーの出発原料として、ある
いは補強成分として有用である。また、シリコーン流体
の流動特性を改良するための添加剤としても有用であ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)R1 (R2 3 SiO)a M (式中、R1 ,R2 ,R3 はそれぞれ水素原子、炭素数
    1〜8のアルキル基、ハロゲン化アルキル基もしくはア
    ルケニル基、またはアリール基であり、1≦a≦100
    0であり、Mはアルカリ金属原子又は水素原子である)
    で示される直鎖状ポリシロキサンと 式(II)〔SiO4/2 x 〔R4 2XSiO1/2 y 〔R
    5 26 SiO1/2 z〔RO1/2 w (式中、R4 ,R
    5 は炭素数1〜8のアルキル基、ハロゲン化アルキル基
    もしくはアルケニル基またはアリール基であり、R6
    1 と等しく定義され、Xはハロゲン原子、Rは水素原
    子または炭素数1〜8のアルキル基であり、2≦x≦5
    00,2≦y+z+w≦150,2≦y,0≦z,0≦
    w≦15,0.3≦(y+z+w)/x≦3,0≦w/
    (y+z+w)≦0.1である。)で示される反応性ポ
    リシロキサンと反応させることを特徴とする下記式(II
    I)で示される分岐ポリシロキサンの製造方法。 〔SiO4/2 x 〔R4 2ASiO1/2 y 〔R5 26
    iO1/2 z 〔RO1/ 2 w (III) (式中、Aは(OSiR2 3)a 1 である。)
  2. 【請求項2】 アルカリ金属原子がリチウムである請求
    項1記載の分岐ポリシロキサンの製造方法。
  3. 【請求項3】 ハロゲン原子が塩素である請求項1また
    は2に記載の分岐ポリシロキサンの製造方法。
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