JPH02218B2 - - Google Patents

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JPH02218B2
JPH02218B2 JP57217929A JP21792982A JPH02218B2 JP H02218 B2 JPH02218 B2 JP H02218B2 JP 57217929 A JP57217929 A JP 57217929A JP 21792982 A JP21792982 A JP 21792982A JP H02218 B2 JPH02218 B2 JP H02218B2
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JP
Japan
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valve
pressure
brake
pressure chamber
chamber
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Application number
JP57217929A
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English (en)
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JPS58110352A (ja
Inventor
Burugudorufu Yohen
Birukenbatsuha Arufuretsuto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Continental Teves AG and Co OHG
Original Assignee
Alfred Teves GmbH
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Filing date
Publication date
Application filed by Alfred Teves GmbH filed Critical Alfred Teves GmbH
Publication of JPS58110352A publication Critical patent/JPS58110352A/ja
Publication of JPH02218B2 publication Critical patent/JPH02218B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/26Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels
    • B60T8/266Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels using valves or actuators with external control means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、自動車の液圧ブレーキ装置に係わ
り、特に、加圧される第1乃至第3圧力室を有
し、車輪のブレーキシリンダを作動させるための
ブレーキ作動ユニツトと、第1圧力室に接続さ
れ、両方の後輪ブレーキシリンダに導かれる第1
ブレーキ回路と、第2及び第3圧力室に夫々接続
され、前輪ブレーキシリンダに夫々導かれる第2
及びだ3ブレーキ回路とを備えてなる自動車の液
圧ブレーキ装置に関する。
「従来の技術」 このような液圧ブレーキ装置は、西独特許公開
第2213944号公報から公知となつている。この公
知の液圧ブレーキ装置は、ブレーキ作動ユニツト
として、いわゆる第1乃至第3の圧力室を有した
タンデムマスタシリンダ装置を備えている。この
タンデムマスタシリンダ装置の第1ピストンは、
ブレーキペダルによつて移動可能となつており、
また、そのシリンダボア内には、第2及び第3ピ
ストンが案内されている。これら第2及び第3ピ
ストンは、第1ピストンの移動により作動され
る。これら第1乃至第3ピストンは、第1乃至第
3圧力室を区画して形成しており、第1圧力室か
らは、ブレーキ弁を介して、両方の後輪ブレーキ
シリンダには、第1ブレーキ回路が導かれてい
る。
各前輪には、2つの前輪ブレーキシリンダが設
けられている。各前輪に於いて、一方の前輪ブレ
ーキシリンダは、第2圧力室に接続されており、
これに対し、他方の前輪ブレーキシリンダは、第
3圧力室に接続されている。
このような液圧ブレーキ装置によれば、1つの
ブレーキ回路が破損した場合でも、自動車のブレ
ーキングが可能となる。例えば、後輪と組をなす
第1ブレーキ回路が破損しても、前輪ブレーキシ
リンダのみを作動させることにより、自動車を停
止させることができるばかりでなく、自動車の横
揺れを防止することができる。更に、ブレーキ回
路が分割されていれば、自動車の左右両側に同様
なブレーキ力をかけながら、ブレーキングをなす
ことが可能となる。
「発明が解決しようとする課題」 上述した公知の液圧ブレーキ装置の下具合は、
各前輪に2つの前輪ブレーキシリンダを必要とす
ることであり、このことは、液圧ブレーキ装置全
体をより高価なものにする。付け加えて、公知の
液圧ブレーキ装置は、第1ブレーキ回路が両方の
後輪ブレーキシリンダと組み合わされ、各前輪の
1つの前輪ブレーキシリンダが第2及び第3ブレ
ーキ回路と夫々組み合わされた、いわゆるY型配
管を有した通常の液圧ブレーキ装置に比べて、ブ
レーキ管路の長さが長くなる。更に、後輪側の第
1ブレーキ回路と組み合わされるブレーキ弁が故
障するか、又は、自動車が極端な荷重状態にある
場合には、後輪はオーバブレーキングとなり、同
時に、自動車の操向が不能となる。
この発明の目的は、簡単な構造で、且つ、両方
の後輪のオーバブレーキングを防止し、これによ
り、自動車の操向性を向上することのできる自動
車の液圧ブレーキ装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この発明の液圧ブレーキ装置は、車輪のブレー
キシリンダを作動させるため、加圧可能な第1乃
至第3圧力室を備えてなるブレーキ作動ユニツト
と、 第1圧力室と自動車に於ける両方の後輪ブレー
キシリンダとの間を接続する第1ブレーキ回路
と、 第2圧力室と一方の前輪ブレーキシリンダとの
間を接続する第2ブレーキ回路と、 第3圧力室と他方の前輪ブレーキシリンダとの
間を接続する第3ブレーキ回路と、 第1ブレーキ回路に於いて、一方の前輪ブレー
キシリンダとともに自動車の対角線上に配置され
た一方の後輪ブレーキシリンダと第1圧力室との
間に介挿されている一方、第2圧力室に接続され
ており、第2ブレーキ回路が破損したとき、一方
の後輪ブレーキシリンダと第1圧力室との間の接
続を断つ一方、第2圧力室内の圧力に依存して、
一方の後輪ブレーキシリンダ内の圧力を低下させ
る第1制御弁と、 第1ブレーキ回路に於いて、他方の前輪ブレー
キシリンダとともに自動車の対角線上に配置され
た他方の後輪ブレーキシリンダと第1圧力室との
間に介挿されている一方、第3圧力室に接続され
ており、第3ブレーキ回路が破損したとき、他方
の後輪ブレーキシリンダと第1圧力室との間の接
続を断つ一方、第3圧力室内の圧力に依存して、
一方の後輪ブレーキシリンダ内の圧力を低下させ
る第2制御弁とを具備して構成されている。
上述した液圧ブレーキ装置によれば、第2及び
第3ブレーキ回路の一方が破損したとき、その破
損したブレーキ回路と組をなす前輪ブレーキシリ
ンダとともに自動車の対角線上にある後輪ブレー
キシリンダ内の圧力もまた、破損したブレーキ回
路内での圧力低下に伴い、制御弁を通じて、その
後輪にロツクが生じない程度まで減少される。こ
の場合、内部の圧力が減少される後輪ブレーキシ
リンダと第1圧力室との間の接続は、制御弁によ
り断たれているので、第1ブレーキ回路の全体が
作動不能になることはない。
従つて、第2及び第3ブレーキ回路の一方が破
損するといつた非常事態に於いて、自動車の両方
の後輪がともにブレーキングされるのを防止でき
る。何故なら、1つの後輪がロツクした緊急停止
の場合、他方の後輪の後輪ブレーキシリンダ内
は、常に、その後輪にロツクが生じることとない
圧力まで減少されているので、自動車の操向を十
分に制御できる。
この発明の好適な実施例では、ブレーキ作動ユ
ニツトは、液圧ブレーキブースタを備えたマスタ
シリンダ装置からなり、その第1圧力室は、液圧
ブレーキブースタのブースタ室である。このよう
なブレーキ回路が分割された液圧ブレーキ装置
は、アンチスキツド制御型のブレーキ装置に特に
好適したものとなる。ここで、両方の後輪ブレー
キシリンダ内のブレーキ圧は、同時に調整される
ので、個々の後輪を独立して制御することはでき
ない。また、後輪ブレーキシリンダは、動圧によ
り作動され、これに対し、第2及び第3ブレーキ
回路は、マスタシリンダ装置の各圧力室により静
的に加圧されることになる。この場合、マスタシ
リンダ装置の2つのマスタピストンは、同軸上に
配置されているか、又は、並列的に配置されてい
る。
液圧ブレーキ装置の各制御弁は、好ましくは、
第1弁通路を備えている。この第1弁通路の一端
部は、第1ブレーキ回路の第1圧力室側の上流側
部位に接続されており、その他端部側は、第2及
び第3圧力室側のうちの対応する圧力室側に接続
されている。更に、第1弁通路は、第1ブレーキ
回路の対応する後輪ブレーキシリンダ側の下流側
部位に接続されている。そして、第1弁通路の第
1圧力室側の端部は、弁体部材により、閉塞可能
となつている。
従つて、上述した各制御弁の構成によれば、静
圧で作動される第2及び第3ブレーキ回路のうち
一方のブレーキ回路、つまり、一方の静圧ブレー
キ回路が破損した場合でも、他の正常な静圧ブレ
ーキ回路と組をなす第1ブレーキ回路、つまり、
動圧ブレーキ回路の一部は、対応する後輪ブレー
キシリンダを作動可能に維持する。この点に関し
て更に詳述すれば、破損した静圧ブレーキ回路で
みて、その制御弁に於ける第1弁通路の第1圧力
室側端部が弁体部材により閉塞すれば、第1圧力
室、即ち、ブースタ室に供給される圧液がその第
1弁通路を通じて、破損した静圧ブレーキ回路に
流出されることがなく、これにより、第1圧力室
内、つまり、ブースタ室内のブースタ圧を維持で
きるので、1つの後輪ブレーキシリンダに導かれ
る動圧ブレーキ回路を作動可能に維持できる。
また、各制御弁は、第4弁通路の他端部側を第
2弁通路として構成しており、この第2弁通路
は、第2及び第3圧力室側のうち対応する圧力室
側に向かつてのみ開くような逆止弁機能を有して
構成されている。従つて、一方の静圧ブレーキ回
路が破損した場合、動圧ブレーキ回路の中で、破
損した静圧ブレーキ回路と組をなす後輪ブレーキ
シリンダ側の下流側部位内の圧力は、その後輪に
ロツクを生じさせることのない圧力まで、第2弁
通路を通じて逃がされることになる。
好適した制御弁の実施例では、第1弁通路を開
閉する弁体部材は、第1圧力室の圧力をその閉止
方向に受け、第2及び第3圧力室のうち対応する
圧力室の圧力をその開方向に受けるようになつて
いる。付け加えて、弁体部材は、その開方向に圧
縮ばねの付勢力を受けている。このような構成に
よれば、液圧ブレーキ装置が正常に作動する場合
において、第1圧力室と後輪ブレーキシリンダと
を接続する第1弁通路は、常に、開かれているの
で、ブレーキ作動が可能となる。第2及び第3圧
力室の対応する圧力室が無くなると、弁体部材に
作用する第1ブレーキ回路の動圧、つまり、ブー
スタ圧により、弁体部材は、第1弁通路を閉じる
ように移動される。この場合、弁体部材の閉止作
動は、弁体部材を開方向に付勢している圧縮ばね
の付勢力に抗してなされる。
第2弁通路の逆止弁機構は、スリーブシールに
より簡単にして実現することができる。または、
第2弁通路に逆止弁を介挿してもよい。
この発明の液圧ブレーキ装置は、アンチスキツ
ド制御装置を組み込むこともできる。即ち、第1
ブレーキ回路に於いて、制御弁と第1圧力室との
間には、第1アンチスキツド弁機構が介挿されて
おり、また、第2及び第3ブレーキ回路の前輪ブ
レーキシリンダよりも上流側にも、第2及び第3
アンチスキツド弁機構が夫々介挿されている。こ
れら第1乃至第3アンチスキツド弁機構は、アン
チスキツド電子制御回路によつて独立して、その
作動が制御可能であり、これにより、第1乃至第
3ブレーキ回路内の圧力は、その車輪の瞬間的な
回転動向に応じ、互いに独立して調整される。
制御弁が共通の弁ハウジング内に収容されてい
ると、構造が簡単となる。この場合、両方の制御
弁は、1つの弁ユニツトとして取り扱うことがで
きる。このような弁ユニツトに於いて、2つの弁
体部材は、弁ハウジング内で同軸上に配置される
のが好ましく、各弁体部材の開作動は、共通の軸
方向止めによつて制限されている。その上、弁体
部材は、閉止方向に付勢され、そして、通常は、
段付きピストンにより開位置に保持されているの
が好ましい。この場合、段付きピストンの大径端
面は、第2及び第3圧力室のうち、対応する圧力
室内の圧力を、弁体部材の開方向に受けており、
一方、段付きピストンの小径端面は、第1圧力室
内の圧力を、弁体部材の閉止方向に受けている。
液圧ブレーキ装置が作動されていない場合に於い
て、第1圧力室と後輪ブレーキシリンダとの間を
常に連通させるために、段付きピストンの大径端
面には、圧縮ばねの付勢力が作用されている。こ
こで、圧縮ばねの付勢力は、弁体部材を付勢する
力よりも大きく設定されている。
段付きピストンの小径端面が第1弁通路に連通
した室を区画して形成しており、この室の容積が
段付きピストンの位置によつて可変可能であるな
らば、第1ブレーキ回路内の圧力は、特に簡単に
して、第2及び第3圧力室、つまり、第2及び第
3ブレーキ回路のうち対応するブレーキ回路内の
圧力に一致される。従つて、段付きピストンの位
置は、前輪ブレーキシリンダ内の圧力によつて制
御されることになる。制御弁の作動上の信頼性を
向上するために、段付きピストンの大径及び小径
端面に区画される第1及び第2室は、逆止弁を介
して接続することもでき、この逆止弁は、第1弁
通路から第2及び第3圧力室側のうち対応する圧
力室側に向かつてのみ開くようになつている。従
つて、この場合、段付きピストンの移動のみで
は、後輪ブレーキシリンダ内の圧力を十分に減少
できないときでも、この後輪ブレーキシリンダ内
の圧力を逃がすことができる。
「実施例」 以下、第1図を参照して、この発明の一実施例
に係わる自動車の液圧ブレーキ装置を説明する。
第1図に示した液圧ブレーキ装置は、ブレーキ
作動ユニツトとして、液圧ブレーキブースタを含
むタンデムスタシンダ装置1を備えている。この
タンデムマスタシリンダ装置1は、第1乃至第3
圧力室2,3,4を有している。第1圧力室2
は、液圧ブレーキブースタのブースタ室を構成し
ている。従つて、第1圧力室2は、ブレーキペダ
ル5に加わる踏み込圧により、図示しない圧力源
に接続されるか、又は、圧力源から解放される。
第1圧力室2からは、第1ブレーキ回路6が延
びており、この第1ブレーキ回路6は、2つの制
御弁7,8を介して、自動車に於ける後車軸の後
輪ブレーキシリンダ9,10に夫々接続されてい
る。タンデムマスタシリンダ装置1の第2圧力室
3は、第2ブレーキ回路11を介して前車軸の一
方の前輪ブレーキシリンダ12に接続されてお
り、これに対し、他方の前輪ブレーキシリンダ1
3は、第3ブレーキ回路14を介して、タンデム
マスタシリンダ装置1の第3圧力室4に接続され
ている。第1乃至第3ブレーキ回路6,11,1
4には、電磁弁からなる入口弁15,16,17
が夫々介挿されており、これら入口弁15,1
6,17は、非励磁状態に開位置にある。更に、
第1乃至第3ブレーキ回路6,11,14に於い
ては、入口弁15,16,17の下流側に夫々位
置して、別の電磁弁からなる出口弁18,19,
20が介挿されている。これら出口弁18,1
9,20は、非励磁状態で閉位置にあるが、励磁
されて開位置に切換えられると、後輪及び前輪ブ
レーキシリンダ9,10,12,13と図示しな
い非加圧の戻りリザーバとの間を接続する。
互いに組をなす入口弁及び出口弁は、アンチス
キツド弁機構を構成している。
制御弁7,8は、同一の構造を有し、入口室2
1,22を夫々備えている。これら入口室21,
22は、第1ブレーキ回路6の第1圧力室2側の
上流部位23,24に夫々接続されている。制御
弁7,8内には、入口室21,22に連通した第
1弁通路25,26が設けられており、これら第
1弁通路25,26は、第1ブレーキ回路6の後
輪ブレーキシリンダ9,10側の下流部位に接続
されている。入口室21,22に臨む第1弁通路
25,26の開口縁は、弁座29,30として形
成されている。従つて、これら弁座29,30に
入口室21,22内の弁体部材31,32が着座
されたとき、第1ブレーキ回路6に於ける上流部
位23と下流部位27との間、又、上流部位24
と下流部位28との間の連通は、夫々遮断される
ことになる。
弁体部材31,32には、第1弁通路25,2
6を貫通して延びる軸部33,34が設けられて
おり、これら軸部33,34は、更に、スリーブ
シール35,36を貫通して、制御弁7,8の制
御室37,38内に夫々突出されている。スリー
ブシール35,36は、第1弁通路25,26と
制御室37,38との間を接続する第2弁通路3
9,40を形成する。これに関して付け加えれ
ば、スリーブシール35,36は、第1通路2
5,26から制御室37,38へ伝達される圧力
勾配が生じたときにのみ開かれる逆止弁の機能を
有している。
弁体部材31,32とは反対側の軸部33,3
4の端部には、板状をなしたばね座41,42が
設けられており、これらばね座41,42にと制
御室37,38の内端面との間には、圧縮ばね4
3,44が架け渡されている。これら圧縮ばね4
3,44は、弁体部材31,32が弁座29,3
0から離座して、第1弁通路25,26を開く方
向に、弁体部材31,32を付勢している。制御
弁7の制御室37は、圧力通路45を介して、第
3ブレーキ回路14に接続されている。従つて、
制御弁7の制御室37は、タンデムマスタシリン
ダ装置1の第3圧力室4に接続されている。制御
弁8の制御室38は、タンデマスタシリン装置1
の第2圧力室3に、圧力通路46を介して接続さ
れている。
上述したブレーキ装置の作動は、以下の通りで
ある。
ブレーキの解放状態から説明すると、このと
き、ブレーキペダル5には、踏み込み圧が何等作
用しておらず、第1乃至第3ブレーキ回路6,1
1,14は、非加圧の状態である。また、非励磁
状態で開位置にある入口弁15,16,17、並
びに、非励磁状態で閉位置にある出口弁18,1
9,20は、その不作動位置にある。このような
状態では、弁体部材31,32は、圧縮ばね4
3,44の付勢力を受けて弁座29,30から離
座しており、これにより、制御弁7,8の第1弁
通路25,26は、開かれている。ブレーキペダ
ル5が踏み込まれると、タンデムマスタシリンダ
装置1つまり液圧でースタのブレー弁を介して、
第1圧力室2内には、図示しない補助圧力源から
圧力が伝達され、そして、第1圧力室2内には、
いわゆるブースタ圧が立ち上げられる。第1圧力
室2内のブースタ圧は、第2及び第3圧力室3,
4内に静圧を立上げ、そして、これら第2及び第
3圧力室3,4内の圧力は、第2及び第3ブレー
キ回路11,14、並びに、開位置にある入口弁
16,17を介して、前車軸の前輪ブレーキシリ
ンダ12,13に伝達される。同時に、第2及び
第3圧力室3,4内の圧力は、圧力通路45,4
6を通じて、制御弁7,8の制御室37,38内
に伝達される。制御室37,38内に立ち上げら
れる圧力は、弁体部材31,32に開方向の力を
更に与えられることになる。この構成に於いて本
質的なことは、制御弁7の制御室37には、第3
ブレーキ回路14内の圧力が圧力通常45を通じ
て伝達され、これに対し、制御弁8の制御室38
には、第2圧力室3内の圧力が圧力通路46を通
じて伝達されることである。このような接続によ
り、後輪ブレーキシリンダ9と組をなす制御弁7
は、後輪ブレーキシリンダ9とともに自動車の対
角線上に配置されている前輪ブレーキシリンダ1
3内の圧力によつて、その作動が制御されること
になる。一方、後輪ブレーキシリンダ10と組を
なす制御弁8は、同じく後輪ブレーキシリンダ1
0とともに自動車の対角線上に配置されている前
輪ブレーキシリンダ12内、即ち、第2ブレーキ
回路内の圧力によつて制御されることになる。
第1圧力室2内のブースタ圧は、開位置にある
入口弁15、第1ブレーキ回路6の上流側及び下
流側部位23,27、また、上流側及び下流側部
位24,28を通じて、後輪ブレーキシリンダ
9,10に伝達される。従つて、ここで、制御弁
7,8の入口室21,22内もまた、加圧される
ことになる。これら入口室21,22内に立上げ
られる圧力は、弁体部材31,32に閉止方向に
向かう力を作用させる。しかしながら、このよう
な入口室31,32内の加圧に拘らず、第1弁通
路25,26は、液圧ブレーキ装置が完全に作動
している限り、圧縮ばね43,44の付勢力によ
り、開いたままである。
ここで、第2ブレーキ回路11が故障したとす
ると、第2圧力室3内の圧力は無くなり、これに
より、前輪ブレーキシリンダ12と組をなす車輪
には、ブレーキがきかなくなる。同時に、第2圧
力室3に圧力通路46を通じて接続されている制
御室38内の圧力をもまた無くなる。入口室22
内に伝達されている第1ブレーキ回路6の動的な
ブレーキ圧は、圧縮ばね44の付勢力に抗して、
弁体部材32を閉止方向に移動させ、そして、入
口室2と第1弁通路26との間の接続が閉じられ
る。この作動状態では、第1ブレーキ回路6に於
ける上流側部位24と下流側部位28とは、互い
に分離される。更に、第1弁通路26から制御室
38へ向かう圧力勾配が存在すると、これによ
り、第2弁通路40が開かれ、第1ブレーキ回路
6の下流部位28から制御室38に圧液が流れる
ことになる。従つて、後輪ブレーキシリンダ10
及び第1ブレーキ回路6の下流側部位28内の圧
力は、減少される。このため、スリーブシール3
6の逆止弁機能は、第2ブレーキ回路11が故障
したとき、後輪ブレーキシリンダ10と組をなす
後輪にロツクを生じさせることがないように、後
輪ブレーキシリンダ10内の圧液を逃がして、そ
の圧力を所定の値以下に維持するようになつてい
る。
それ故、第2ブレーキ回路1内に圧力、つま
り、ブレーキ力が立ち上がらず、そして、前輪ブ
レーキシリンダ12が不作動状態にある間、前輪
ブレーキシリンダ12とともに自動車の対角線上
にある後輪ブレーキシリンダ10もまた、同時に
作動不能となる。このような故障中に於いて、自
動車が急停止されても、両方の後輪にオーバブレ
ーキングが生じることはない。その上、レーキト
ルクは、自動車の垂直軸線に関してみた場合、比
較的左右均一に分配され、これにより、自動車の
横揺れを避けることができる。
上述した液圧ブレーキ装置の作動は、第3ブレ
ーキ回路14が故障した場合でも同様である。こ
の場合には、前輪ブレーキシリンダ13の他、こ
の前輪ブレーキシリンダ13とともに自動車の対
角線上に配置されている後輪ブレーキシリンダ9
は加圧されることがないか、又は、加圧されて
も、第1ブレーキ回路6に於ける下流側部位27
内の比較的小さな残圧により作動されるのみであ
る。この点に関しては、第2ブレーキ回路11が
故障した場合での後輪ブレーキシリンダ10につ
いても同様である。
第2図に於いて、第1図の制御弁7,8は、1
つの弁ユニツトとして纒められており、1つの弁
ハウジング47内に収容されている。2つの制御
弁7,8は、弁体部材31,32が共通の入口室
48内に突出するように構成されており、不作動
位置に於いて、これら弁体部材31,32は、軸
方向止め49に当接されている。制御弁7,8
は、軸方向止め49に対して対称な構造を有して
いる。その上、対称な2つの構造部分は、第1図
の分離して構成された制御弁7,8に正確に相当
するものであるから、その詳細な作動の説明は省
略する。第2図の制御弁は、更に、2つの逆止弁
50,51を備えており、これら逆止弁50,5
1は、第2弁通路39,40と並列に配置されて
いる。このような構成によれば、第2弁通路3
9,40内に第1弁通路25,26から制御室3
7,38に向かう僅かな差圧があると、逆止弁5
0,51は開位置となるので、後輪ブレーキシリ
ンダ9,10内の圧力は、前輪ブレーキシリンダ
12,13内の圧力に殆ど一致される。これによ
り、スリーブシール35,36により維持される
後輪ブレーキシリンダ9,10内の残圧は、減少
可能となる。
第3図は、制御弁7,8をユニツト化した他の
例の弁ユニツトを示しており、この弁ユニツト
は、共通の入口室48を備えている。この入口室
48は、第1ブレーキ回路6に接続されていると
ともに、その内部には、2つの弁体部材31,3
2が収容されている。これら弁体部材31,32
は、共通の圧縮ばね52により付勢されている。
通常のブレーキ作動中、並びに、ブレーキ解除状
態では、弁体部材31,32は、第1弁通路2
5,26が開かれるように、段付きピストン5
3,54により互いに対して保持されることにな
る。このため、段付きピストン53,54の大径
端面には、圧縮ばね55,56の付勢力が作用さ
れており、これら圧縮ばね55,56の付勢力
は、圧縮ばね52の付勢力よりも大きく設定され
ている。更に、段付きピストン53,54の大径
端面は、制御室37,38を区画しており、これ
ら制御室37,38には、第2及び第3ブレーキ
回路11,14内の圧力が伝達される。第1弁通
路25,26と制御室37,38との間には、逆
止弁50,51が介挿されており、これら逆止弁
50,51は、制御室37,38に向かつて開く
ことができるものである。
第2及び第3ブレーキ回路11,14が正常に
作動するとき、後輪ブレーキシリンダ9,10へ
の経路は、第1弁通路25,26を介して開かれ
ている。第2及び第3ブレーキ回路11,14の
一方が故障すると直ちに、段付きピストン53又
は54の大径端面に作用する圧力は無くなり、こ
れにより、第1弁通路25又は26に伝達される
圧力は、段付きピストン53又は54を圧縮ばね
55又は56の付勢力に抗して移動させて、対応
する第1弁通路25又は26を閉じさせる。更
に、段付きピストン53又は54の移動により、
段付きピストン53又は54の小径端面で区画さ
れる室の容積が増加し始めることから、第1ブレ
ーキ回路6の対応する下流側部位27又は28内
の圧力は低下することになる。このような下流側
部位27又は28内の圧力低下は、後輪ブレーキ
シリンダ9又は10と組をなす後輪にロツクを生
じさせない程度まで実施される。第2図の弁ユニ
ツトから明らかなように、第1弁通路25と制御
室37との間、並びに、第1弁通路26と制御室
38との間にも、逆止弁50,51が夫々介挿さ
れており、これにより、第1ブレーキ回路6の下
流側部位27又は28内の圧力は、更に減少する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す液圧ブレ
ーキ装置の概略図、第2図は、液圧ブレーキ装置
に組み込まれる2つの制御弁を1つに纒めた例を
示す弁ユツトの断面図、第3図は、他の例の弁ユ
ニツトの断面図である。 1…タンデムマスタシリンダ装置、2…第1圧
力室、3…第2圧力室、4…第3圧力室、6…第
1ブレーキ回路、7,8…制御弁、9,10…後
輪ブレーキシリンダ、11…第2ブレーキ回路、
12,13…前輪ブレーキシリンダ、14…第3
ブレーキ回路、25,26…第1弁通路、39,
40…第2弁通路、31,32…弁体部材、3
5,36…スリーブシール、45,46…圧力通
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車輪のブレーキシリンダを作動させるため、
    加圧可能な第1乃至第3圧力室を備えてなるブレ
    ーキ作動ユニツトと、 第1圧力室と自動車に於ける両方の後論ブレー
    キシリンダとの間を接続する第1ブレーキ回路
    と、 第2圧力室と一方の前輪ブレーキシリンダとの
    間を接続する第2ブレーキ回路と、 第3圧力室と他方の前輪ブレーキシリンダとの
    間を接続する第3ブレーキ回路と、 第1ブレーキ回路に於いて、一方の前輪ブレー
    キシリンダとともに自動車の対角線上に配置され
    た一方の後輪ブレーキシリンダと第1圧力室との
    間に介挿されている一方、第2圧力室に接続され
    ており、第2ブレーキ回路が破損したとき、一方
    の後輪ブレーキシリンダと第1圧力室と間の接続
    を断つ一方、第2圧力室内の圧力に依存して、一
    方の後輪ブレーキシリンダ内の圧力を低下させる
    第1制御弁と、 第1ブレーキ回路に於いて、他方の前輪ブレー
    キシリンダとともに自動車の対角線上に配置され
    た他方の後輪ブレーキシリンダと第1圧力室との
    間に介挿されている一方、第3圧力室に接続され
    ており、第3ブレーキ回路が破損したとき、他方
    の後輪ブレーキシリンダと第1圧力室戸の間の接
    続を断つ一方、第3圧力室内の圧力に依存して、
    一方の後輪ブレーキシリンダ内の圧力を低下させ
    る第2制御弁とを具備したことを特徴とする自動
    車の液圧ブレーキ装置。 2 ブレーキ作動ユニツトは、液圧ブレーキブー
    スタと組み合わされ、2つの圧力室を有したマス
    タシリンダ装置からなり、第1圧力室は、液圧ブ
    レーキブースタのブースタ室であり、第2及び第
    3圧力室は、マスタシリンダ装置の2つの圧力室
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の自動車の液圧ブレーキ装置。 3 第1及び第2制御弁の各々は、第1ブレーキ
    回路の第1圧力室側に位置する上流側部位と後輪
    ブレーキシリンダ側の下流側部位との間を接続す
    る開閉可能な第1弁通路を備えていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の自動車の液
    圧ブレーキ装置。 4 第1及び第2制御弁の各々は、一方に於いて
    第1弁通路に接続されているとともに、他方に於
    いて第2及び第3圧力室の対応する圧力室側に接
    続され、第1ブレーキ回路の下流側部位内の圧力
    を第2及び第3圧力室のうち対応する圧力室側に
    逃がすことができる第2弁通路を備えていること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の自動
    車の液圧ブレーキ装置。 5 第1及び第2制御弁の各々は、第1弁通路の
    第1圧力室側の端部を開閉する弁体部材を備えて
    おり、この弁体部材は、第1圧力室内の圧力を第
    1弁通路の閉止方向に受けるとともに、第2及び
    第3圧力室のうち対応する圧力室内の圧力を第1
    弁通路の開方向に受けることを特徴とする特許請
    求の範囲第3項に記載の自動車の液圧ブレーキ装
    置。 6 第1及び第2制御弁の各々は、第1弁通路を
    開く方向に弁体部材を付勢する圧縮ばねを備えて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記
    載の自動車の液圧ブレーキ装置。 7 第2弁通路は、第1弁通路から第2及び第3
    圧力室のうち対応する圧力室に向かつてのみ開か
    れることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記
    載の自動車の液圧ブレーキ装置。 8 第2弁通路には、その開閉を制御する逆止弁
    機能を有したスリーブシールが設けられているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の自
    動車の液圧ブレーキ装置。 9 第1及び第2制御弁の各々は、第1弁通路と
    第2及び第3圧力室のうち対応する圧力室側との
    間に介挿され、その圧力室側に向かつて開く逆止
    弁を備えていることを特徴とする特許請求の範囲
    第4項に記載の自動車の液圧ブレーキ装置。 10 第1及び第2制御弁は、1つの弁ユニツト
    を構成していることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の自動車の液圧ブレーキ装置。 11 弁ユニツトは、弁ハウジングと、この弁ハ
    ウジング内に同軸上にして離間して設けられた一
    対の第1弁通路と、これら第1弁通路間に、第1
    弁通路と同軸にして配置された一対の弁体部材
    と、これら弁体部材間に固定して設けられ、弁体
    部材の開方向の移動を規制する軸方向止めとを備
    えて構成されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第10項に記載の自動車の液圧ブレーキ装
    置。 12 弁ユニツトは、弁ハウジングと、この弁ハ
    ウジング内に同軸上にして離間して設けられた一
    対の第1弁通路と、これら第1弁通路間に配置さ
    れ、対応する第1弁通路を閉止する方向に夫々付
    勢された一対の弁体部材と、各弁体部材に設けら
    れ、対応する第1弁通路を貫通して延びる軸部
    と、弁ハウジング内に配置され、対応する弁体部
    材の軸部と当接して、通常は弁体部材を開位置に
    保持する一対の段付きピストンとを備えてなり、 各段付きピストンは、対応する弁体部材とは反
    対側に位置し、第2及び第3圧力室のうち対応す
    る圧力室側の圧力を受ける大径端面と、第1ブレ
    ーキ回路の対応する下流側部位内の圧力を弁体部
    材の閉止方向に受ける小径端面とを有しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の
    自動車の液圧ブレーキ装置。 13 弁ユニツトは、各段付きピストンの大径端
    面に作用し、段付きピストンを弁体部材の開方向
    に付勢する圧縮ばねを備えていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第12項に記載の自動車の液圧
    ブレーキ装置。 14 圧縮ばねの付勢力は、弁体部材を閉止方向
    に付勢する力よりも大きいことを特徴とする特許
    請求の範囲第13項に記載の自動車の液圧ブレー
    キ装置。 15 各段付きピストンの小径端面は、第1ブレ
    ーキ回路の対応する下流側部位に接続され、段付
    きピストンの位置に応じて容積が可変される室を
    区画していることを特徴とする特許請求の範囲第
    12項に記載の自動車の液圧ブレーキ装置。 16 弁ユニツトの各段付きピストンの大径端面
    及び小径端面は、弁ハウジング内に、第2及び第
    3圧力室のうち対応する圧力室に接続された第1
    室と、第1弁通路に接続された第2室とを夫々区
    画しており、 弁ユニツトは、第1及び第2間に介挿され、第
    2室から第1室に向かつて減少する圧力勾配が存
    するときに開かれる逆止弁を備えていることを特
    徴とする特許請求の範囲第12項に記載の自動車
    の液圧ブレーキ装置。
JP57217929A 1981-12-18 1982-12-14 自動車の液圧ブレーキ装置 Granted JPS58110352A (ja)

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