JPH02217611A - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

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JPH02217611A
JPH02217611A JP3556489A JP3556489A JPH02217611A JP H02217611 A JPH02217611 A JP H02217611A JP 3556489 A JP3556489 A JP 3556489A JP 3556489 A JP3556489 A JP 3556489A JP H02217611 A JPH02217611 A JP H02217611A
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shallow
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JP3556489A
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Mikio Nakasugi
幹夫 中杉
Yoshiaki Watanabe
吉章 渡辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、動圧軸受装置に係り、特にレーザービームプ
リンタ等に使用される回転多面体偏向器(以下、ポリゴ
ンスキャナミラーという)等の回転ユニット用軸受に好
適なものに関する。
(従来の技術) 従来、動圧軸受装置としては第7図(a)に示すような
ものがある。これは、回転ユニ・ソトを支持しつつ回転
する軸101が潤滑油等の流体102を介してスリーブ
103に回動自在に取り付けられたものであり、この軸
101の円筒状の表面(以下、ラジアル面という)には
へリングポーン状の第1の浅溝104,105が形成さ
れ、この軸101の回転に伴って軸半径外方向(以下、
ラジアル方向という)の動圧が発生し、ラジアル方向に
おいて軸lO1とスリーブ103との非接触状態を保つ
ものである。そして、軸101の端面106と対向する
スリーブ103の内部底面はスラスト板107の凹部内
に嵌挿されたインサート部材108となっており、この
インサート部材108の表面にはスパイラル状の第2の
浅溝109が形成され、この軸101の回転に伴ってス
ラスト方向の動圧が発生し、スラス]・方向において軸
101とスリーブ103との非接触状態を保つものであ
る。
また、上記スリーブ103の開口端部近傍の内側部には
内溝110が形成され、この内溝110よりさらに開口
端部寄りに位置する軸101のラジアル面にはスパイラ
ル状の第3の浅溝111が形成されている。すなわち、
上記第3の浅溝111は軸101の回転によって流体1
02をスリーブ103の開口端部から内溝110へ圧送
するので、流体102がスリーブ103の開口端から飛
散することが防止されている。
なお、上記インサート部材108には、その中央部に中
央孔112が形成されるとともに、周外側部には縦溝1
13が形成され、さらにインサート部祠’ 108の底
部においては上記中央孔112と縦溝113とを結ぶ放
射状の底溝1.14が形成されている。そして、これら
の孔や溝を図中矢印に示す方向へ流体102が循環し、
上記軸101の回転による負圧の発生を防止するととも
に、発生した熱の拡散を行なうものである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、第1.第3の浅溝104,105゜111に
よってラジアル方向に発生する動圧は第7図(b)に示
すような曲線となり、第2の浅溝109によってスラス
ト方向に発生する動圧は同図(C)に示すような曲線と
なる。ところが、上記従来例においては軸101が高速
回転を行なうと上記第3の浅溝111により圧送される
流体102によって軸101に揚力が働き、スラスト方
向の浮上量が著しく大きくなることで、上記スラスト方
向に発生する動圧は不安定になり、スラスト剛性が充分
に得られない。したがって、動圧軸受装置としての特性
を十分に発揮できないという欠点があった。
なお、以上の説明は上記従来例における、軸101が回
転してスリーブ103が静止しているタイプの動圧軸受
装置として説明したが、軸101が静止してスリーブ1
03が回転するタイプの動圧軸受装置においても同様の
欠点が存在していた。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、高速回転動作時
においてもスラスト方向に発生する勤王を安定化するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明にあっては、軸が流体
を介してこの軸と相対的に回転するスリーブに取り付け
られ、この軸とスリーブとの少なくとも一方のラジアル
面に第1の浅溝が形成されてラジアル方向の動圧を発生
するとともに、この軸の端面とスリーブの内部底面との
少なくとも一方のスラスト面に第2の浅溝が形成されて
スラスト方向の動圧を発生し、スリーブの開口端部近傍
の内側部に内溝が形成され、この内溝よりもさらに開口
端部寄りに軸とスリーブとの少なくとも一方に第3の浅
溝が形成されて上記流体を開口端部から内溝△、圧送す
る動圧軸受装置において、上記第1の浅溝と第3の浅溝
との間に、軸とスリーブとの少なくとも一方に大気開放
の通孔を設けたものとした。
(作 用) 上記構成を有する本発明にあっては、第1の浅溝と第3
の浅溝との間に大気開放用の通孔を設けることで、この
通孔部分の圧力を大気圧によって調整でき、高速回転動
作時においてもスラスト方向に発生する動圧に影響を及
ぼさない。
(実施例) 本発明の第一実施例を第1図ないし第3図に示し、その
構成を説明する。
1はポリゴンスキャナミラー等の回転ユニットを支持し
つつ回転する軸であり、この軸は潤滑油等の流体2を介
してスリーブ3に回動自在に取り付けられている。4.
5は軸1のラジアル面に形成されたベリングボーン状の
第1の浅溝であり、その溝深さは2〜20μm程度とな
っている。6は軸1の端面であり、この端面6と対向す
るスリーブ3の内部底面はスラスト板7の凹部内に嵌挿
されたインサート部材8となっている。そして、このイ
ンサート部材8は第3図(a)ないし同図(C)に示す
ように、その表面には溝深さ2〜20μm程度のスパイ
ラル状の第2の浅溝9が形成されるとともに、その中央
部には中央孔12が形成され、さらに周外側部には縦溝
13が形成されるとともに、その底部には上記中央孔1
2と縦溝13とを結ぶ放射状の底溝14が形成されてい
る。また、上記スリーブ3の開口端部近傍の内側部には
溝深さ0.01〜2mm程度で環状の内溝が形成され、
この内溝10よりさらに開口端部寄りに位置する軸1の
ラジアル面には溝深さ2〜20μm程度のスパイラル状
の第3の浅溝10が形成されている。そして、上記内溝
10の溝内には内部圧力を大気に開放するためφ0.1
〜φ1.○程度で放射状の通孔としての小径孔15が設
けられている。
次に本実施例の動作例を説明する。
軸lの回転に伴って、第1の浅溝4.5の働きにより、
ラジアル方向の動圧が発生しく第7図(b)参照)、こ
のラジアル方向で軸1とスリーブ3どの非接触状態を保
つとともに、第2の浅溝9の働きにより、スラスト方向
の動圧が発生しく第7図(C)参照)、このスラスト方
向で軸1とスリーブ3との非接触状態を保つものである
そして、第3の浅溝11の働きにより上記内溝lo中は
流体2の圧力が上昇するが、余分な上昇圧力に対応した
流体2は上記内溝lo内に設けられた小径孔15に入り
、外気との空気バネ作用により、第3の浅溝11の働き
によって上昇した圧力は緩和される。
なお、上記流体2は小径孔15の管路抵抗や流体2の表
面張力により外部への洩れ出しは防止される。
次に本発明の第二実施例を第4図に示し、上記第一実施
例と同一の部分には同一の符号を付して説明する。
本実施例における小径孔15はスリーブ3の内溝10内
に形成され、軸1の回転によって流体2に働く遠心力F
と反対方向である概略接線方向に設けたものである。
したがって、流体2に働く遠心力Fと反対方向に小径孔
15を設けたことで、軸1が高速回転をする際に生じる
遠心力Fによって小径孔15から流体2を洩れ出す可能
性が第一実施例に比較して低くなっている。
また、小径孔15を設ける方向を概略接線方向としたこ
とで、小径孔15を放射状に設けた第一実施例よりも管
路長を長くすることができる。
すなわち、小径孔15の管路抵抗も大きくなるので、流
体2の外部への洩れ出しはさらに防止される。
次に本発明の第三実施例を第5図に示し、上記第一実施
例と同一の部分には同一の符号を付して説明する。
本実施例における小径孔15はスリーブ3の内溝10内
に形成され、このスリーブ3の軸方向に対して一定の傾
きをもって下方向に設けたものである。
したがって、軸1に対して直角方向に設けた場合より管
路長を長くすることができるので、小径孔15の管路抵
抗は大きくなり流体2の外部への洩れ出しはより防止さ
れる。
次に、本発明の第四実施例を第6図に示し、上記第一実
施例と同一部分には同一の符号を付して説明する。
本実施例における小径孔15はスリーブ3ではなく軸1
に形成され、この小径孔15はスリーブ3の内溝10に
対応する軸lの外周位置において半径方向外方に設けら
れた横孔15aと上記軸1の中心軸方向に設けられた縦
穴1.5 bとからなっている。そして、この横孔15
aは軸1の中心において縦穴15bと連通している。
したがって、流体2に働く遠心力によって流体2は軸1
の半径方向外方へ力が作用するが、小径孔15を力の作
用方向と反対の軸1内部に設けたことで、流体2の外部
への洩れ出しは確実に防止される。
なお、上記した第一ないし第四実施例においては、軸1
が回転してスリーブ3が静止しているタイプの動圧軸受
装置について説明したが、逆に、軸1が静止してスリー
ブ3が回転するタイプの動圧軸受装置においても本発明
を応用可能である。
また、本発明における実施例を複合させたもの、たとえ
ば、第二実施例と第三実施例とを複合して管路長をさら
に長く設けたもの等も有効である。
(発明の効果〕 以上説明したように本発明にあっては、軸の高速回転動
作時においても軸に対する余分な揚力の発生を押さえ、
スラスト方向に発生する動圧に影響を及ぼさないことに
よって、スラスト方向に発生する動圧が安定し、充分な
スラスト剛性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例を示す縦断面図、第2図は
第1図におけるA−A線断面図、第3図(a)はインサ
ート部材の平面図、第3図(b)は同図(a)の側面図
、第3図(C)は同図(a)の底面図、第4図は本発明
の第二実施例における要部を示す断面図、第5図は本発
明の第三実施例を示す縦断面図、第6図は本発明の第四
実施例を示す縦断面図、第7図(a)は従来例を示す縦
断面図、第7図(b)は同図(a)におけるラジアル方
向に発生する動圧を示す図、第7図(C)は同図(a)
におけるスラスト方向に発生する動圧を示す図である。 符号の 1・・・軸 3・・・スリーブ 6・・・端面 8・・・インサート部材 10・・・内溝 12・・・中央孔 14・・・底溝 説明 2・・・流体 4.5・・・第1の浅溝 7・・・スラスト板 9・・・第2の浅溝 11・・・第3の浅溝 13・・・縦溝 15・・・小径孔(通孔) 第を図 第2図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 軸が流体を介して、この軸と相対的に回転するスリーブ
    に取り付けられ、この軸とスリーブとの少なくとも一方
    のラジアル面に第1の浅溝が形成されてラジアル方向の
    動圧を発生するとともに、この軸の端面とスリーブの内
    部底面の少なくとも一方のスラスト面に第2の浅溝が形
    成されてスラスト方向の動圧を発生し、スリーブの開口
    端部近傍の内側部に内溝が形成され、この内溝よりもさ
    らに開口端部寄りに軸とスリーブとの少なくとも一方に
    第3の浅溝が形成されて上記流体を開口端部から内溝へ
    圧送する動圧軸受装置において、上記第1の浅溝と第3
    の浅溝との間に、軸とスリーブとの少なくとも一方に大
    気開放の通孔を設けたことを特徴とする動圧軸受装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0979263A (ja) * 1995-09-20 1997-03-25 Hitachi Ltd 軸受装置及びこれを備えたスピンドルモ−タ
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