JPH0221603A - 磁気ヘッド用単結晶フェライト材料 - Google Patents

磁気ヘッド用単結晶フェライト材料

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JPH0221603A
JPH0221603A JP63055164A JP5516488A JPH0221603A JP H0221603 A JPH0221603 A JP H0221603A JP 63055164 A JP63055164 A JP 63055164A JP 5516488 A JP5516488 A JP 5516488A JP H0221603 A JPH0221603 A JP H0221603A
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JP
Japan
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mol
group
crystal ferrite
ferrite material
single crystal
Prior art date
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Pending
Application number
JP63055164A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kugimiya
公一 釘宮
Takeshi Hirota
健 広田
Mitsuo Satomi
三男 里見
Keiichi Matsuyama
松山 圭一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はひろく高密度磁気記録機器に使用される磁気ヘ
ッド用材料に関する。
従来の技術 機器の高周波化に伴って磁気ヘッドの10MH2に至る
場合によってはそれ以上の高周波への対応が強く要望さ
れている。現在の単結晶フェライト材料のみよりなる磁
気ヘッドにおいては、耐磨耗性が非常に優れているもの
の、7〜10MHz域の高周波域で出力が十分高くない
事や、摺動ノイズが高い等の問題が指摘されている。又
機械的強度がが十分でな(、加工中や使用中に破壊する
等の問題点が挙げられている。これらすべてについての
改良が望まれている。
発明が解決しようとする課題 本発明は先ず上述のような耐磨耗性、機械的強度の優れ
た、高周波域においても十分出力の高い、さらには摺動
ノイズに問題のない磁気ヘッド用の材料を提供する。
課題を解決するための手段 単結晶MnZnフェライトが第1群の添加物として、C
a、SrまたはBaを各々CaCO3SrCO3,Ba
CO3の式に換算して各々0゜2〜1.5モル%、0.
15〜1.2モル%。
0.1〜1.1モル%、少なくとも1種含有し、且つ固
溶して成り、組成がF e 20 s / M n O
/ZnOのモル比として52/29/19.52/42
/6.57.5/36.5/6.55 / 26/19
の四点にて囲まれる組成より成り、高周波特性が改善さ
れる。
また前記単結晶フェライトが、第2群の添加物として、
Sn、Ti、Zr、GeまたはSiを少なくとも1種、
SnO3,TiO2、ZrO2゜GeO3,5io2に
換算して0.5〜2.5モル%含む事によって摺動ノイ
ズを減少せしめる。
さらに前記単結晶フェライトが、第3群の添加物として
、CoをCoOに換算して0.1〜1゜5モル%、さら
に第4群の添加物としてNi、Cr、InをNi2O3
,Cr2O3,1n203に換算して0.5〜2.5モ
ル%、第5群の添加物として、希土類元素をその三価の
酸化物に換算して0.15〜1.0モル%の群の内、少
なくとも1種をさらに含ませる事により温度特性を改善
し、さらに高周波特性を改善する。
作  用 Ca等の第1群の添加は単結晶であるにもかかわらすM
nZnフェライトの固有抵抗を大幅に高め、それに伴っ
て同時に高周波特性を改善する。
第2〜4群の添加物は、温度特性を改善すると同時にそ
のピークシフトに伴って周波数特性を全体に改善してい
る事が確認された。第5群の添加物は固有抵抗を幾分上
昇させ、且つ上記ピークシフトを伴うので高周波数特性
を全体に改善している事が確認された。又、これらの添
加物は単結晶フェライト中に固溶するため、電磁気特性
に悪影響を生じしめず、上記説明の如く種種の好ましい
結果が得られている。この池、固溶添加物が転移を制動
するためか機械的強度も大幅に改良されている。
実施例 フェライトが第1F3の添加物として、Ca、Sr、B
aを少なくとも1種、各々CaC0a、5rcOs、B
aCO3の式に換算して0.2〜1.5モル%、0.1
5〜1.2モル%、0.1〜161モル%を最少限含有
し、且つ固溶して成り、組成が第1図に示す様に、F 
e 203 / M n○/ Z n Oのモル比とし
て52/29/19 (本発明例6)、52/42/6
 (同7)、57.5/36.5/6 (同8)、55
/26/19 (同9)と、その四点にて囲まれるa組
成の中心点(同10)より成るヘッドについて従来例と
対比した。
従来より使用されているヘッド材料としては一般的な、
例えば51/25/24(従来例1)、54/38/8
 (同2)、56/36/8 (同3)、53/23/
24 (同4)と、その四点で囲まれた細長いb組成領
域の中心点(同5)を選んだ。この内Zn○が19モル
%以上のときでは飽和磁束密度が低(、第2図に示され
ている様な現在多用され且つ必要とされている5−VH
3用としではあきらかに不適当である。又領域aの外側
ではひびが全体に入り、ヘッド出力がでない場合が多く
不適当な事が判明した。特に鉄石足側ではフェライトに
、逆に鉄過剰側ではガラスに無数のひびがはいった。さ
らにZnOが6モル%未満では全体にひびが観測された
これらの素材(Ca CO3を0.8モル%含有)やそ
のヘッドの特性は第1表に示すとおりであり、特に必要
な高周波域での透磁率(7M Hz)は、本発明例では
素材のみでも800以上と従来例の500と化べて非常
に高く、さらにヘッド出力としても7M)IzのC/N
で約1dB以上高い事が示され、全体としても優れてい
る事が示された。
次に組成10について、Ca量を変化させた例を第3図
に示す。透磁率の変化から0.2〜1゜5モル%の量が
適している事が判明した。同様の結果がSr、Baにつ
いてもいえ、各々0.15〜1.2.0.1〜1.1モ
ル%が適量である事が判明した。
さらに、第1図で明確な様に本発明に於いては広い組成
領域で高周波特性が優れ、ヘッド出力が安定している事
が示されている。なお、電気抵抗は本発明例ではCa、
Sr、Baいずれも5以上、従来例では0.5オームセ
ンチ以下と大きな差のある事が測定されており、これも
特性の差に影響の有ることが示された。
以上の結果は、粒界の無い単結晶に於いては考え難い事
であるが、本発明者等の実験に基づ(検討によれば、第
1群の添加物は全体としてはほぼ固溶しているものの、
単結晶内部に含まれている結晶欠陥、疑似粒界や転移等
にわずかの量が集中して偏析し、よって電気抵抗を上昇
させている事が推測された。添加量が多すぎると偏+J
T量が増加し、顕微鏡下でも明確に認められる様になり
、析出として扱われる。
次に第2群の添加物についての例を以下に示す。本発明
例6〜10の組成について3モル%までの添加物を加え
たフェライトの強度(抗折力)を第4図に示す。相応す
る組成の従来例を100?6とすれば、最大値は240
%となり、総てのブタは同図斜線の部分に入った。この
結果添加量が0.5〜2.5モル%で特に強度の高い事
が判明した。さらに、透磁率の第2ピークの位置が少し
低温側へ動く事から酸化雰囲気で焼成でき、よって、従
来例に比べて7MHzでの高周波での透磁率が全体とし
て10〜30%向玉し、さらにC/Nも0.5〜1.5
DB改善されている。さらには磁気ヘッドとしての評価
に於いても摺動ノイズは7 M Hzにおいて5dB以
上改善されていた。これをCaと組み合わせる事によっ
てさらにC/Nが0.5dB全体として改善された。
なおこれらの添加物はさらに多量が固溶する事が認めら
れているが、上記特性等は全体に悪化した。
次に組成8に第3群の添加物を加えた物について実施例
を上げる。微量の添加で前述の第2ピークがかなり低温
に移動するので、幾分酸(ヒ雰囲気で焼成した。その為
もあって高周波特性が非常に改善された。上述の様に5
−VHSで測定したところ、平均して約3dBC/Nが
向上した。第5図に結果を示す様に添加物量がO,1〜
1.5モル%のときにC/Nが安定している事が判明し
た。またこの領域で強度が約25%改善されている事が
判明した。
さらに第4群についての実施例を次に記述する。この系
では上述の様な第2ピークの変化は余りなく比較的安定
している。例えば組成7.9での0.1M−Hzにおけ
る透磁率は従来例に比べ約30%改善された。0.1M
Hzでの透磁率及びC/Hの改善は平均20%と1.7
dBであった。所が機械強度の改善は第6図に示す様に
非常に著しく最大330%に及んだ。同図に示す様に添
加fNo、5〜2.5モル%が特に効果のあることが判
明した。又これらを組み合わせればさらに良港な特性を
得られる事は言うまでもない。
さらに第5群についての実施例を次に記述する。この系
では上述の様な第2ピークの変化は少しあり、第1群と
第3群の特長を合わせ持つっていた。電気抵抗値は約4
オームセンチ以上と高く、高周波特性もすぐれており、
第3図と類似の特徴を持ち、7 M HzのC/Nは第
5図と同様な特徴を示し、いずれも0.15〜1.0モ
ル%の添加で各々50%以上、2dB以上の改善が見い
だされた。
発明の効果 本発明によれば、耐磨耗性やテープ/ヘッド界面特性の
優れた単結晶フェライトの特長を活かし、高周波特性の
優れ、強度が高く安定した、また、さらには摺動ノイズ
も低く:5−VHSのような高精度の録画再生装置に適
した良好な記録特性を示すヘッドを実現する優れた単結
晶フェライト材料を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における磁気ヘッド用単結晶フ
ェライト及び従来例の組成を示す図、第2図は従来より
のヘッドの概略の構成を示す正面図、第3図〜6図は、
本発明の実施例における磁気ヘッド用単結晶フェライト
の各種の特性を示すグラフである。 第 図 Ca0Cモt7;f) 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1群の添加物として、Ca,SrまたはBaを
    少なくとも1種、各々CaCO_3,SrCO_3,B
    aCO_3の式に換算して0.2〜1.5モル%、0.
    15〜1.2モル%,0.1〜1.1モル%含有し、且
    つそれらが固溶しており、組成が、Fe_2O_3/M
    nO/ZnOのモル比として52/29/19,52/
    42/6、57.5/36.5/6、55/26/19
    の四点にて囲まれる範囲にある磁気ヘッド用単結晶フェ
    ライト材料。
  2. (2)第1群の添加物として、Ca,SrまたはBaを
    少なくとも1種、各々CaCO_3,SrCO_3,B
    aCO_3の式に換算して0.2〜1.5モル%、0.
    15〜1.2モル%,0.1〜1.1モル%、第2群の
    添加物として、Sn,Ti、Zr、GeまたはSiを少
    なくとも1種、各々SnO_2,TiO_2、ZrO_
    2,GeO_2,SiO_2に換算して0.5〜2.5
    モル%それぞれ含有し、且つそれらが固溶しており、組
    成が、Fe_2O_3/MnO/ZnOのモル比として
    52/29/19,52/42/6、57.5/36.
    5/6、55/26/19の四点にて囲まれる範囲にあ
    る磁気ヘッド用単結晶フェライト材料。
  3. (3)第3群の添加物としてCoをCoOに換算して0
    .1〜1.5モル%、さらに第4群の添加物としてNi
    ,Cr,YまたはInを、Ni_2O_3,Cr_2O
    _3,Y_2O_3,In_2O_3に換算して0.5
    〜2.5モル%の範囲内で少なくとも1種さらに含む事
    を特徴とする請求項1又は2記載の磁気ヘッド用単結晶
    フェライト材料。
  4. (4)第5群の添加物として、希土類元素をその三価の
    酸化物に換算して0.15〜1.0モル%、少なくとも
    1種、さらに含むことを特徴とする請求項1又は2記載
    の磁気ヘッド用単結晶フェライト材料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104051109A (zh) * 2014-06-24 2014-09-17 铜陵三佳变压器有限责任公司 一种用于变压器的钼基铁氧体磁芯材料
WO2017212997A1 (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 パウダーテック株式会社 フェライト粒子、樹脂組成物及び電磁波シールド材料
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CN111446056A (zh) * 2020-03-31 2020-07-24 江苏普隆磁电有限公司 一种软磁粉材料

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