JPH02215920A - エンジンの冷却液温度制御装置 - Google Patents

エンジンの冷却液温度制御装置

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JPH02215920A
JPH02215920A JP3470489A JP3470489A JPH02215920A JP H02215920 A JPH02215920 A JP H02215920A JP 3470489 A JP3470489 A JP 3470489A JP 3470489 A JP3470489 A JP 3470489A JP H02215920 A JPH02215920 A JP H02215920A
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兼坂 弘
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剛 後藤
Koichi Hatamura
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Kanesaka Gijutsu Kenkyusho KK
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Kanesaka Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジン低負荷時には通常時よりエンジンの
冷却水温を高めて燃費性能の向上、さらにガソリンエン
ジンにおいては点火プラグのくすぶり防止、ヒーター装
着仕様においてはヒーター効果の向上等を図るようにし
たエンジンの冷却液温度制御装置に関するものである。
[従来の技術] 一般にエンジンにおいては、エンジン高負荷時(以下、
高負荷時という)には、エンジン素材を耐熱限界温度以
下に維持するとともに、ガソリンエンジンにおいては、
さらにプリイグニッション及びノッキングの発生を防止
してエンジン出力を高めるために冷却水温度を比較的低
温(例えば、70〜80℃)に維持する必要がある。
一方、エンジン低負荷時(以下、低負荷時という)には
、潤滑油温度が低い(粘度が高い)ととによる各摺動部
分の抵抗増大や1.混合気の燃焼性低下により、燃費性
能1(低下したり、ガソリンエンジンにおいてはさらに
点火プラグのくすぶりが生じやすくなるといった不具合
が生じるが、このような不具合の発生を防止するために
、低負荷時には冷却水温度を比較的高@(例えば、10
0〜120℃)に維持するのが好ましい。
そこで、高負荷時にはエンジンのウォータジャケラトに
流入する冷却水を比較的低温に維持することにより、エ
ンジン素材(燃焼室壁等)の信頼性向上を図る一方、低
負荷時には冷却水を比較的高温に維持することにより燃
費性能の向上を図るようにしたエンジンの冷却装置が提
案されている(特公昭54−9665号公報参照)。
上記従来の冷却装置では、第6図に示すように、冷却水
通路51に、比較的低温(75〜90℃)で開かれる低
温用サーモスタット52と、比較的高温(90〜120
℃)で開かれる高温用サーモスタット53との2つのサ
ーモスタットを冷却水の流れ方向に直列に設けている。
さらに、低温用サーモスタット52下流かつ高温用サー
モスタット53上流の冷却水通路51と、高温用サーモ
スタット53下流の冷却水通路51とを連通するバイパ
ス冷却水通路54と、該バイパス冷却水通路54を開閉
するバイパス冷却水通路開閉弁56と、該バイパス冷却
水通路開閉弁56を開閉作動させるアクチュエータ55
と、該アクチュエータ55を制御する制御機構57とを
設けている。そして、所定の低負荷時にはバイパス冷却
水通路開閉弁56を閉じ、高温用サーモスタット53に
よって冷却水温度をコントロールするようにする一方、
高負荷時にはバイパス冷却水通路開閉弁56を開き、低
温用サーモスタット52によって冷却水温度をコントロ
ールするようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の冷却装置では、サーモスタッ
トを2つ設け、さらにバイパス冷却水通路とその開閉制
御機構とを設けなければならないので、冷却装置が大形
化するとともに複雑化する。
このため、製作コストが高くなり、かつエンジンの前方
のレイアウトがむずかしくなるといった問題があった。
また、低負荷時には、ラジェータへ導かれる冷却水が2
つのサーモスタット(2つの狭い弁部)を通過するため
、流通抵抗が増大し、その分ウォータポンプの負荷増大
による燃費性能の低下を招く問題があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、高負荷時には冷却水温度を比較的低温に維持して、
エンジン素材の信頼性を向上させるとともに、ガソリン
エンジンにおいてはさらにプリイグニッション及びノッ
キングの発生を有効に防止する一方、低負荷時には冷却
水の流通抵抗の増大を招くことなく冷却水温度を比較的
高温に維持して燃費性能をより向上させるとともに、ガ
ソリンエンジンにおいては点火プラグのくすぶりを防止
させ、さらにはヒーター効果等の向上を図ることができ
る、簡素な構造でかつ製作コストの低いエンジンの冷却
液温度制御装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達するため、ラジェータ下流側と
、エンジンのつオータジャケットの冷却水流入口との間
の冷却水通路にサーモスタットが配置されたエンジンに
おいて、一端がラジェータ下流側と連通し他端がサーモ
スタットの感温部周辺に開口する冷水導入通路を設ける
とともに、低負荷時に上記冷水導入通路の開通面積を増
大させる冷水導入通路開閉手段を設けたことを特徴とす
るエンジンの冷却液温度制御装置を提供する。
[発明の作用・効果] 本発明によれば、冷水導入通路開閉手段によって冷水導
入通路の開通面積が増大させられたときには、ラジェー
タ下流部の比較的低温の冷却水が積極的にサーモスタッ
トの感温部周辺に供給され、この冷却水によって感温部
が直接的に冷却される。
したがって、エンジンのウォータジャケット内の冷却水
の温度にかかわりなくサーモスタットによって強制的に
ラジェータ下流側の冷却水通路が閉じられる。そこで、
所定の低負荷時に冷水導入通路を大きく開通させるよう
に冷水導入通路開閉手段の作動特性を設定することによ
り、低負荷時にラジェータ下流側の低温の冷却水のウォ
ータジャケットへの供給を停止して、ウォータジャケッ
トの冷却水の温度を高めることができる。
そして、このときサーモスタットの感温部に供給すべき
冷却水の量は、感温部を冷却するのに足りるだけの量で
済むので、冷水導入通路及び冷水導入通路開閉手段は小
をのもので済む。
したがって、複数のサーモスタットや大型のアクチュエ
ータを必要としない簡単な構造で、しかも冷却水の流通
抵抗増大を招くことなく、運転状態に応じてエンジンの
ウォータジャケット内の冷却水の温度を制御することが
でき、低負荷時の一層の燃費性能の向上を図るとともに
、ガソリンエンジンにおいてはさらに点火プラグのくす
ぶりの発生を防止して、より高出力が得られる放熱性の
高い(熱価が高い)点火プラグが採用でき、またヒータ
ー効果等の向上を図ることができる。
一方、高負荷時には、冷水導入通路を閉止もしくは略閉
止することにより、サーモスタットを比較的低温で開く
作動特性とすることができるので、エンジン素材の信頼
性が向上し、その分エンジンの出力向上を図ることがで
きるとともに、ガソリンエンジンにおいてはプリイグニ
ッション及びノッキングの発生も有効に防止でき、より
エンジンの出力向上を図ることができる。
[実施例〕 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
〈第1実施例〉 第3図に示すように、4気筒ガソリンエンジンCEの第
1〜第4気筒#l〜#4に吸気を供給するために独立吸
気通路!、1.1.lが設けられ、これらの独立吸気通
路1,1.1.lは上流で1つの共通吸気通路2に集合
され、・この共通吸気通路2にはアクセルペダル(図示
せず)と連動して開閉されるスロットル弁3が介設され
ている。また、各気筒#l〜#4の燃焼ガスは、夫々独
立排気通路4.4.4.4と共通排気通路5とを通して
排出されるようになっている。
エンジンCEを冷却するために、冷却装置CRが設けら
れている。この冷却装置CRは、エンジンCEのウォー
タジャケットJから流出する冷却水を、第1冷却水通路
7を通してラジェータ8の上流側タンク8aに導入し、
続いて熱交換部8bで冷却した後、下流側タンク8cを
介して第2冷却水通路9に導出し、さらに第2冷却水通
路9を通して再びエンジンCEのウォータジャケットJ
に流入させるような基本構成となっている。
上記第2冷却水通路9のウォータジャケットJへの接続
部のやや上流には、ウォータポンプlOが設けられ、さ
らにこのウォータポンプlOの上流にはサーモスタット
11が設けられている。また、後で詳説するように、第
1冷却水通路7とサーモスタット11とを連通するバイ
パス冷却水通路12が設けられるとともに、サーモスタ
ット11の感温部22(第1図参照)周辺に開口し、ラ
ジェータ8の直下流の低温の冷却水(以下、この低温の
冷却水を冷水という)をこの感温部22周辺に導入する
ための冷水導入通路13が設けられ、この冷水導入通路
13には、これを開閉する冷水導入通路開閉弁14が介
設されている。この冷水導入通路開閉弁14に対しては
負圧応動式のダイヤフラム32(第1図参照)よりなる
アクチュエータ16が設けられ1.このアクチュエータ
16の圧力室31(第1図参照)へは負圧導入通路17
を通してスロットル弁3下流の共通吸気通路2内の負圧
が常時導入されるようになっている。なお、スロットル
弁3下流にサージタンクが設けられたエンジンでは、負
圧導入通路17をサージタンクに接続すればよい。上記
の冷水導入通路開閉弁14とアクチュエータ16とは本
願請求項1に記載された冷水導入通路開閉手段に相当す
る。
以下、サーモスタットllと冷水導入通路開閉弁14の
作動機構について説明する。
第1図に示すように、サーモスタット11の略円筒形の
ケーシング21の軸線方向上流側(第1図では下側であ
り、以下ではラジェータ側という)の端面にはサーモス
タット11より上流側の第2冷却水通路9の下流側端部
が開口する一方、ケーシング21のラジェータ側端面と
対向する側(第1図では上側であり、以下ではバイパス
冷却水通路側という)の端面にはバイパス冷却水通路1
2の下流側端部が開口している。さらに、ケーシング2
1のエンジン素材側(第1図では左側であり、以下では
エンジン側という)の側面にはサーモスタットllより
下流側の第2冷却水通路9の上流側端部が開口する一方
、ケーシング21の側面には冷水導入通路13が接続さ
れている。そして、ケーシング21内には、これと軸線
を同じくして略多段円柱形の感温部22(内部に封入し
たワックスの膨張、収縮に応じて伸縮する)が配置され
、この感温部22のラジェータ側端部22aは、ケーシ
ング21に固定された固定部材23に固定されている。
感温部22のバイパス冷却水通路側端部22bには、バ
イパス冷却水通路12を開閉するバイパス冷却水通路開
閉弁24が取り付けられ、さらに、感温部22の軸線方
向中央部よりややラジェータ側には、第2冷却水通路9
を開閉する第2冷却水通路開閉弁25が取り付けられて
いる。
感温部22の周辺の冷却水温度が高いときには、感温部
22内に封入されたワックスが膨張して、感温部22の
可動部が軸線方向バイパス冷却水通路側にPで示すよう
に伸長し、これに伴って、仮想線Qで示すように、バイ
パス冷却水通路開閉弁24がバイパス冷却水通路12を
閉止するとともに、第2冷却水通路開閉弁25が第2冷
却水通路9を開通させるようになっている。一方、感温
部22周辺の冷却水温度が低いときには、感温部22内
に封入されたワックスが収縮して、感温部22の可動部
が軸線方向ラジェータ側に収縮し、これに伴ってバイパ
ス冷却水通路開閉弁24がバイパス冷却水通路12を開
くとともに、第2冷却水通路開閉弁25が第2冷却水通
路9を閉止するようになっている。
そして、冷水導入通路13はケーシング21の冷水導入
通路側側面を貫通して感温部22近傍で感温部22に向
かって開口しており、冷水導入通路開閉弁14が開かれ
たときにはサーモスタットll側のサクシ田ンによりラ
ジェータ8下流側の冷水が冷水導入通路13を通して感
a部22に向かって噴出し、感温部22を直接的に冷却
するようになっている。冷水導入通路開閉弁14を作動
させるアクチュエータ16の圧力室31は負圧導入通路
17を介してスロットル弁3下流の共通吸気通路2と連
通している。そして、スロットル弁3下流の共通吸気通
路2内の圧力が所定値(例えば、−300mmHg)よ
り低くなったときには、この負圧が圧力室31に導入さ
れ、この負圧によってダイヤフラム32がコイルばね3
3の付勢力に抗して冷水導入通路開閉弁14側に膨出し
、これに伴って冷水導入通路14が開かれるようになっ
ている。一方、スロットル弁3下流の共通吸気通路2内
の圧力が上記所定値より高いときには、コイルばね33
の付勢力によって冷水導入通路14が閉じられるように
なっている。なお、圧力室31内の圧力が所定値(例え
ば、  300 mmHg)より高いときには、その圧
力に応じて冷水導入通路開閉弁14が徐々に閉じられる 以下、アクチュエータ16と冷水導入通路開閉弁14と
サーモスタット11の作用について説明する。
スロットル弁3下流の共通吸気通路2内の圧力が、例え
ば−300mmHg以下となるような低負荷時には、上
記負圧がアクチュエータ16の圧力室31内に導入され
、冷水導入通路開閉弁14が全開される。ここにおいて
、冷水導入通路13の下流側端部(すなわちケーンフグ
21内)は冷水導入通路13の上流側端部(すなわちラ
ジェータ8の直下流の第2冷却水通路9内)よりサクシ
ョン側に位置しているので、ラジェータ8の直下流の第
2冷却水通路9内の冷水が冷水導入通路13を通してケ
ーシング21内に吸い出され、直接的に感温部22に接
触し、これによって感温部22が冷却され、その可動部
が軸線方向ラジェータ側に移動する。このため、エンジ
ンCEのウォータジャケラl−J内の冷却水温度にかか
わりなく、−第2冷却水通路開閉弁25が閉じられると
ともに、バイパス冷却水通路開閉弁24が開かれる。し
たがって、ラジェータ8で冷却された冷却水がエンジン
CEのウォータジャケットJに流入しなくなる一方、エ
ンジンCEのウォータジャケットJから流出する冷却水
がバイパス冷却水通路12を通してエンジンCEのウォ
ータジャケットJに戻るようになる。そこで、エンジン
CEのジャケットJ内の冷却水温度が高くなり、100
〜120°Cに維持される。このため、潤滑油温度が高
くなり、勘弁系、クランク系のta動抵抗が小さくなる
とともに、混合気の燃焼性が高まり、燃費性能の向上が
図られる。また、シリンダヘッドの!!温上昇に伴って
点火プラグの放熱量が減り、点火プラグのくすぶりの発
生が防止され、さらにはヒーター効果等の向上が図られ
る。
一方、スロットル弁3下流の共通吸気通路2内の圧力が
、例えば−300+imHgより高くなるような比較的
高負荷時にはアクチュエータ16の圧力室31内に導入
される負圧か弱くなるので、第4図中の曲線G、と曲線
G、との間の領域で示すような運転領域では、スロット
ル弁3下流の共通吸気通路2内の圧力(すなわちエンジ
ン負荷)が高まるのに伴って冷水導入通路開閉弁14が
徐々に閉じられ、冷水導入通路13を通して感温部22
に噴出する冷水の量が少なくなる。そして、エンジンC
Eの運転状態が第4図中の曲線G、より高負荷側にあれ
ば、冷水導入通路開閉弁14が完全に閉じられ、サーモ
スタット11は本来のつオータジャケットJを流出した
冷却水の温度(すなわち、バイパス冷却水通路12から
流出される冷却水の温度)により作用し、ウォータジャ
ケットJに流入する冷却水の温度が70〜80℃に維持
される。
このようにして冷水導入通路開閉弁14が全閉されたと
きには、エンジンCE(高温に熱っせられた熱負荷が高
い燃焼室壁等)が十分に冷却されるため、シリンダヘッ
ド等の信頼性が向上するとともに、プリイグニッション
及びノッキングの発生が防止される。なお、エンジンC
Eの運転状態が第4図中の曲線G、と曲線G、との間の
領域にあるときには、エンジンCEの発熱量にほぼ比例
して第2冷却水通路9が開かれ、いわゆるリニアな制御
が行なわれるので、負荷の大小にかかわりなくウォータ
ジャケットJ内の冷却水の温度は70〜80℃に維持さ
れる。
したがって、第5図に示すように、エンジンCEのジャ
ケットJ内の冷却水の温度は、曲線G。
以下(スロットル弁3下流の共通吸気通路2内の圧力が
一300mmHg以下)の低負荷領域では100℃程度
の比較的高温状態となり、曲線G、(−300關Hg)
と曲線G、(WOT)との間の運転領域では75℃程度
の比較的低温状態となる。
このように、第1実施例では、サーモスタット11が1
つで済み、かつ冷水導入通路開閉弁14の作動機構が非
常に簡素なものとなる。
〈第2実施例〉 以下、本発明の第2実施例を説明するが、第1実施例と
共通の部材には同一番号を付してその説明を省略し、第
1実施例と異なる部分についてのみ°説明する。
第2図に示すように、第2実施例では、負圧導入通路1
7に電磁式の3方ソレノイド弁41を介設し、アクチュ
エータ16の圧力室31にスロットル弁3下流の共通吸
気通路2内の負圧を導入するか、または大気導入通路4
2を介して大気を導入するかを切り替えられるようにし
ている。そして、3方ソレノイド弁41の切り替え制御
を行うために、エンジン回転数、冷却水温度、外気温等
を入力情報とするコントロールユニット43が設けられ
ている。
第2実施例によれば、エンジン負荷だけでなく、エンジ
ン回転数、外気温等積々の運転条件に応じてエンジンC
Eのつオータジャケットに供給される冷却水の温度を制
御できるので、より一層燃費性能の向上と出力の向上と
を図ることができる。
例えば、低負荷時であっても高回転時にはエンジンCE
の発熱量が増加するので、高回転・低負荷時には冷水導
入通路開閉弁14を閉じて、ウォータジャケットJ内の
冷却水温度を比較的低温(例えば、70〜80℃)に維
持するといった精密な制御を行うことができる。また、
例えば外気温度が高い夏場等では、高負荷時におけるつ
オータジャケットJ内の冷却水温度をさらに低温(例え
ば、65〜75℃)に維持し、吸気温度が高いことによ
る燃焼室壁、ピストン等の過大な熱負荷アップを抑え、
プリイグニッション、ノッキングの発生を防止すること
ができる。なお、第1実施例と同様に、低負荷時の燃費
性能の向上と高負荷時の出力の向上とが図られることは
もちろんである。
さらに、過給機を装着したエンジンにおいては、アクチ
ュエータ16におけるコイルバネ33を、ダイヤフラム
32を挟んで圧力室31と反対側の室に設け、共通吸気
通路2の圧力が所定値以上の正圧となる高負荷時に冷水
導入通路開閉弁14が閉じるよう構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示す、冷却液温度制御
装置のサーモスタットまわりの冷却系統図である。 第2図は、本発明の第2実施例を示す、冷却液温度制御
装置の冷水導入通路開閉弁まわりの冷却系統図である。 第3図は、本発明にかかる冷却液温度制御装置を備えた
エンジンのシステム構成図である。 第4図は、冷水導入通路開閉弁の作動特性を、エンジン
回転数とエンジントルクとをパラメータとして表した図
である。 第5図は、エンジンのウォータジャケット内の冷却水の
温度を、エンジン回転数とエンジントルクとをパラメー
タとして表した図である。 第6図は、負荷に応じて冷却水温度を制御するようにし
た従来の冷却装置のシステム構成図である。 CE・・・エンジン、2・・・共通吸気通路、3・・・
スロットル弁、7・・・第1冷却水通路、8・・・ラジ
ェータ、9・・・第2冷却水通路、10・・・ウォータ
ポンプ、ll・・・サーモスタット、12・・・バイパ
ス冷却水通路、13・・・冷水導入通路、14・・・冷
水導入通路開閉弁、16アクチユエータ、17・・・負
圧導入通路、22・・・感温部、41・・・3方ソレノ
イド弁、43・・・コントロールユニット。 特許出願人 株式会社兼坂技術研究所 はか1名代 理
 人 弁理士 青白 葆 はか1名第4図 第5図 エンジン[]軸教 エンジン[i]転数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ラジエータ下流側と、エンジンのウォータジャケ
    ットの冷却水流入口との間の冷却水通路にサーモスタッ
    トが配置されたエンジンにおいて、一端が上記ラジエー
    タ下流側と連通し他端が上記サーモスタットの感温部周
    辺に開口する冷水導入通路を設けるとともに、上記冷水
    導入通路の開通面積をエンジン低負荷時にはエンジン高
    負荷時に比して増大させる冷水導入通路開閉手段を設け
    たことを特徴とするエンジンの冷却液温度制御装置。
JP3470489A 1989-02-14 1989-02-14 エンジンの冷却液温度制御装置 Expired - Lifetime JP2647483B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007071145A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Toyota Motor Corp 内燃機関の冷却装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007071145A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Toyota Motor Corp 内燃機関の冷却装置
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