JPH01117916A - 水冷式エンジンの冷却装置 - Google Patents

水冷式エンジンの冷却装置

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JPH01117916A
JPH01117916A JP27649787A JP27649787A JPH01117916A JP H01117916 A JPH01117916 A JP H01117916A JP 27649787 A JP27649787 A JP 27649787A JP 27649787 A JP27649787 A JP 27649787A JP H01117916 A JPH01117916 A JP H01117916A
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JP
Japan
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cooling
water
engine
cooling water
temperature
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JP27649787A
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English (en)
Inventor
Takeshi Goto
剛 後藤
Motoo Hayakawa
元雄 早川
Koichi Hatamura
耕一 畑村
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水冷式エンジンの冷却装置に関するものであ
る。
(従来技術) 一般にエンジン本体は、大きく分けてシリンダヘッド部
とクランクケース側のシリンダブロック部との2つの部
分に区分される。
そして、上記シリンダヘッド部およびシリンダブロック
部は、エンジン運転状態において共に相当な熱負荷を受
けるが、その熱負荷量そのものは上記シリンダヘッド部
とシリンダブClツク部とでは決して同じではなく、燃
焼室を包囲するシリンダヘッド部側の方が当然ながら相
当に大きい。
また、ノッキング防止等の見地からも上記シリンダヘッ
ド部側の方は十分に冷却したいが、他方シリンダブロッ
ク側の方はクランクケース内のオイル粘性の上昇を考え
ると余りに低くは冷却しない方が好ましい。
従って、本来上記熱負荷量の大きいシリンダヘッド側を
冷却するための冷却水の要求冷却水温値とシリンダブロ
ック側を冷却するための冷却水の要求冷却水温値とは自
ずと異なることになり、理想的には別途独立した水温コ
ントロールを行うことが必要となる。しかし、古くから
採用されているようなシリンダヘッドとシリンダブロッ
クとを一つの共通した冷却装置で冷却するようにした場
合には、そのような独立した冷却水の温度コントロール
は一般に難しい。
そのため従来よりエンジンの中には、上記シリンダヘッ
ド部とシリンダブロック部側との各々に独立の冷却系路
を設け、それら各冷却系路に各々ウォータポンプ並びに
ラジェータを設置して上記シリンダヘッド部およびシリ
ンダブロック部を別々に冷却するようにし、個々の特性
に応じて冷却効果を向上させるようにした所謂2系統冷
却装置が提案されている(例えば特開昭57−1460
10号公報参照)。この上うな2系統冷却装置によれば
、上記シリンダヘッド部およびシリンダブロック部の各
々の運転状態に応じた熱負荷重およびその冷却特性に対
応して効率の良い冷却を行うことができるようになる。
一方、最近ではエンジン出力向上の見地からターボチャ
ージャー等の吸気過給装置を設けた機械過給機付のエン
ジンが多くなってきている。このような機械過給機付エ
ンジンに於ける吸入空気(過給吸気)は、上記ターボチ
ャージャーのプロワ−内でポリトロープ圧縮(逮心圧縮
)される結果、圧力の上昇と同時に吸気温度自体し上昇
(80〜120℃)する。そして、このように吸気温度
か上昇すると、空気密度の減少、すなわち吸気充填効率
の低下によりエンジン出力の低下を招く。
そこで、上記のようなターボチャージャーを備えたエン
ジンでは、通常ターボチャージャーのコンブレヅサホイ
ールの出口側とエンジン吸気ポートとの間に位置して上
記過給吸気の中間冷却器、すなわちインタークーラを装
着して上記過給吸気を冷却することにより、上記エンジ
ンに供給される吸気温度を低下させて空気密度の回復、
出力の向上を図るようにしている。また、上記の結果、
エンジン燃焼室内における圧縮始めの吸気温そのものか
低下するので、燃焼室内混合気の最高温度および最高圧
力も低下してエンジンの熱負荷および機械負荷も軽減さ
れ、エンジン自体の耐久性ら向上するようになる。
上記熱交換器の一種であるインタークーラは、その冷却
方式によって空冷式と水冷式に区分される。空冷式イン
タークーラは冷却液を使用しないので機能的には簡便で
あるが、直接外気を用いて吸入空気を冷却するものであ
るために非常に大きな伝熱面積を必要とし、装置(特に
放熱コア部)が大型になる一方、車速風(走行風)のな
い時を考慮して例えば電磁クラッチ付エンジン駆動ファ
ン、或いは電動ファン等のファン装置が必要になるので
全体的に構造が複雑になるなどのデメリットがあり、又
搭載性ら悪い。特に、乗用車用のディーゼルエンジンな
どの場合には、本来乗用車自体の前面面積が限られてい
る上に該ディーゼルエンジンの場合はガソリンエンジン
に比べて冷却水放熱量が大きく一般に大型のラジェータ
か設置(またエアコン用コンデンサーも)されるので特
にパッケージングが難しくなる。また、エンジン機能と
の関連で見ると、空冷式インク・−クーラの場合、上述
のように放熱効率の関係から、どうしても吸気系の容積
を相当に大きくしなければならないから、吸気抵抗、乙
増大し吸気系の応答性が悪化する欠点がある。
他方、これに対して水冷式インタークーラの場合には、
上記空冷式インタークーラに比べると、本来的に熱交換
効率が高く冷却水との伝熱面積も小さくできるから、全
体として構造がコンパクトになり、パッケージングは容
易となる。
ところが、一方この水冷式のインタークーラの場合、冷
却媒体である上述の冷却水に何を使うかによって次のよ
うな問題を生じる。
すなわち、先ず上記冷却水としてエンジン冷却用の冷却
水を兼用することが考えられる。
しかし、エンジン冷却用の冷却水は、例えば−般的な一
系統冷却装置の場合、暖機完了後は通常80℃〜100
℃程度の水温になり、一方ターボヂャージャーのブロワ
−からの過給吸気の温度は一般的な過給圧でも100℃
前後に達する。つまり、それらの間の温度差へTは、殆
んどない。従って、上記一般的な一系統のエンジン冷却
装置に於けるエンジン冷却水を上記インタークーラ用の
冷却水として使用することは冷却効率の点で問題が生じ
る。
このような事情から、これまでの水冷式インタークーラ
では、その冷却水としてエンジン冷却水とは別の冷却液
を使用し、これをウォータポンプを設けた独立のインタ
ークーラ冷却用の循環系路内を流通させるようになす一
方、当該循環系路の一部にラジェータを配設して上記冷
却液に取り込んだ熱量を外気に放熱させて冷却する構成
が採用されていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記のようにインタークーラ独自に冷却液の循
環系路を設ける一方、該循環系路にウォータポンプ並び
にラジェータ等を設置するような構成を先に述べた2系
統冷却装置を備えたエンジンに対して適用したとすると
、結局エンジン周りだけで少なくとも3組の独立した冷
却システムが配設されることになり、配管構造が複雑に
なることはもちろん、乗用車のように前面面積の狭い車
では実質的に3組のラジェータを設置することは極めて
困難である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の問題を解決することを目的としてなさ
れたもので、エンジンのシリンダヘッド部とシリンダブ
ロック部との各々に対応してそれぞれ独自にウォータポ
ンプ並びにラジェータを備えた2つの冷却系路を設けて
冷却するようにしてなる水冷式エンジンの冷却装置にお
いて、上記シリンダヘッド側冷却系路の常時冷却水が流
通する部分に吸気冷却用の水冷式インタークーラを設け
てなるものである。
(作 用) 上記本発明の問題点解決p段によると、シリンダヘッド
部およびシリンダブロック部の各々に独立した冷却装置
を有するエンジン、すなわち2系統冷却力式を採用した
エンノンにおいて、ターボチャージャー用等の水冷式イ
ンタークーラを設置するに際し、上記シリンダヘッド側
冷却系路の常時冷却水が流通する部分を設置部としたこ
とから、水冷式インタークーラ独自の冷却液循環系路、
ウォータポンプ、ラジェータ等の設置を必要とせずエン
ジンルーム内の配管並びにパッケージング構造を簡素化
することができるとともに上記設置部は常時ラジェータ
で冷却された低温のエンジン冷却水が流通する部分であ
ることから充分な吸気冷却効果を得ることができるよう
になる。又冷間時等の部分負荷時などには上記゛水冷式
インタークーラを逆に冷却水加温手段として作用させる
ことができる。
(実施例) 第1図および第2図は、例えば■型6気筒エンジンに適
用した本発明の実施例に係る水冷式エンジンの冷却装置
のシステム構成およびその制御フローを示している。
先ず第1図において、符号lは例えばV型6気筒エンジ
ンのエンジン本体である。該エンジン本体lは、シリン
ダブロック部2およびシリンダヘッド部3を各々一体化
した気筒を3気筒ごとに左右に分岐並設することによっ
て左右一対のバンク4L、41’Lを形成しており、該
左右一対のバンク4L、41Nの上記各気筒のシリンダ
ブロック部2並びにシリンダヘッド部3の各ウォータジ
ャケット2 a、 2 b、 3 a、 3 bは相互
に独立していて第1および第2の各々別々の独立した冷
却系統(詳細は後述)11.12により冷却水が循環せ
しめられるようになっている。
また、符号14は上記左側および右側の各バンク4 L
、d It側の各排気マニホールド22.23に」(通
に接続された排気通路であり、該排気通路14の下流に
はターボチャージャー用のタービンケーシング15が設
けられており、該タービンケーシング!5内には排気ガ
スタービン(タービンホイール)16が設置されている
。一方、符号17は、上記各バンク4L、4Rの各気゛
筒の吸気マニホールド32.33に共通に接続された吸
気通路であり、該吸気通路17は、その途中に設けられ
た水冷式インタークーラ18、コンプレッサケーシング
19を介して上流側エアクリーナ25に連通せしめられ
ている。そして、上記コンプレッサケーシング19内に
は、回転軸2Gを介して上記タービンホイール16と相
互に連結されたコンプレッサホイール27が設置されて
いる。従って、エンジンが過給領域で運転されるように
なると、上記排気通路14を通る排気ガスエネルギーに
よって上記タービンホイール16が回転せしめられ、そ
れによって上記吸気通路17側のコンプレッサホイール
27が駆動され、該コンプレッサホイール27の回転に
よる遠心圧縮によって吸気の過給が行われろ。そして、
上記遠心圧縮によって加圧され、高温度(80℃〜12
0℃)になった過給吸気は、上記水冷式インタークーラ
18によって所定温度以下に冷却された後に上記吸気マ
ニホールド32.33を介して左右バンク4L、411
の各気筒に供給される。父上記吸気通路17の上記吸気
マニホールド寄りのスロットルボデー13内には、ツイ
ンタイプのスロットル弁7 a、 7 bが設けられて
いる。このスロットル弁7 a、 7 bの開度(TV
O)Oは、スロットル開度センサ8によって検出され、
後述するエンジンコントロールユニット(以下ECUと
言う)9に入力される。また、上記吸気通路17内には
、吸気温センサ10が設置されており、その検出値T、
も上記ECU9に入力される。
上記ECU9は、例えばniX算部であるマイクロコン
ピュータ(cps)を中心とし、水温コントロール回路
、ノック判定回路、メモリ(ROMおよびRAM)、イ
ンタフェース(Ilo)回路などを備えて構成されてい
る。そして、このECU9の上記インタフェース回路に
は上述の各検出信号の他に例えば図示しないスタータス
イッヂからのエンジン始動信号(ECUトリガー)、エ
ンジン回転数センサ5からのエンジン回転数検出信号N
o、後述する水冷式インタークーラ18の冷却水出口側
に設けられた水温サーミスタ6により検出されたエンジ
ンの冷却水温度の検出温度′I゛1、ノックセンサ21
により検出されたノッキング信号Ko。
エアフロメータ20によって検出された吸入空気量検出
信号Q等の各種の検出信号も各々入力される。
そして、上記ECU9は、第2図に示す冷却水温コント
ロール機能とともに、機能的に例えばノック判定制御機
能を備えており、上記ノックセンサ21の出力を基にノ
ック判定部によってノッキング状態が判定されたときに
は第2図のシリンダヘッド側第2冷却系統の冷却水温低
下制御によるノッキングの防止とともに例えば点火時期
の制御によるノッキング抑制制御をも必要に応じて行う
ようになっている。
次に、先ず上記左右バンク4L、4Rの右側バンク4R
のシリンダブロック側ウォータジャケット2bには、ウ
ォータポンプ34の吐出口側通路が接続されており、該
ウォータポンプ34を介して上記第1冷却系統11の第
1のラジェータ41の冷却水出口側通路42に接続され
ている。
他方、左側バンク4Lのシリンダブロック側ウォータジ
ャケット2aには上記第1のラジェータ4!の冷却水入
口側通路44が接続されている。また、該冷却水入口側
通路44は、バイパス通路45を介して上記第1のラジ
ェータ41の冷却水出口側通路42とら接続されており
、該接続部には一三方電磁弁構成のサーモスタット46
が設置されている。
また、符号52は上記左右各バンク4L、4Rののシリ
ンダヘッド3側ウオータジヤケツト3a。
3bに供給される冷却水を冷却する上記第2冷却系統1
2の第2のラジェータを示しており、該第2のラジェー
タ52の冷却水入口側通路53は上記左側バンク4Lの
シリンダヘッド側ウォータジャケット3aに、また冷却
水出口側通路54は三方制御弁60、ウォータポンプ5
5を介して上記水冷式インタクーラ18の冷却水インレ
ット口側に接続されている。また水冷式インタークーラ
18の冷却水出口側通路は、上記右バンク4R側のシリ
ンダヘッド側ウォータジャケット3bに接続されており
、上記インタークーラ18を経て吐出される冷却水を該
右バンク側ウォータジャケット3bから左バンク側ウォ
ータジャケット3aを介して上記第2のラジェータ52
の冷却水人口側通路53又はウォータポンプ55側に流
通させる。この左バンク4Lから出た冷却水の流通状態
は、上記三方制御弁60の開弁状態によってコントロー
ルされるようになっている。三方制御弁6oは、I)1
〜P3の3つのボートを有し、P1→l)3ボート連逆
状態とP t−P sボート連通状態との2つの状態を
択一的に取ることができるようになっており、又その各
状態での開度(Y)制御ができるようになっている。こ
れらコントロールは、上記ECU9によってなされる。
次に、上記ECU9によるエンジンの運転状態に対応し
た冷却水温の制御動作について第2図のフローチャート
を参照して詳細に説明する。
先ずステップSIで、上記水冷式インククーラ18の冷
却水出口側に設けられた上記水温サーミスタ6の検出水
温′r1を読み込む。そして、続いてステップS2に進
み、上記検出水温TIが制御設定温度Ts(Ts=6Q
℃)以上となっているか否かを判断する。その結果、Y
 E S (T 、が60℃以上)の場合には、ステッ
プS3に進み、更にエンジンの運転状態を示す各種の変
数、例えばスロットル開度(’rvo)θトエンジン回
転数Ne・吸気温T、を各々読み込む。他方NOの場合
(T、/+460℃以下)には、ステップS4に移って
上記シリンダヘッド側第2冷却系統12の上記三方制御
弁60の第2のラジェータ52側への通路(p+−p、
)開度Yを全閉状態0/4 Y(便宜上、以下の説明で
は、1) 、、−、p 、、P*”P3各ボートの開弁
デユーティYをI/4ステップの25%で設定している
ものとする)に制御して暖機状態を促進する。攻暖機状
態の促進は、上述のようにシリンダヘッド部3 (11
1とシリンダブロック部2側とが別々の独立した冷却系
路12.11となっており、一系統冷却の場合に比べる
と本来冷却効率が高いのであるが、上述のようにシリン
ダヘッド側第2冷却系統12の常時冷却水が流通する冷
却水通路56には上述のように吸気冷却用の水冷式イン
タクーラ18が設けられているので、該水冷式インクタ
ー918部分で高温(80〜120℃)の過給吸気と冷
却水との熱交換がなされ、冷却水温が上昇することによ
り、特に効果的に行われる(暖機促進作用)。
一方、上記暖機完了又は定常運転状態であるとして、上
記ステップS、、S、の動作が完了した場合には、さら
にステップS、に進んで当該運転時のエンジン回転数N
eとスロットル開度01とをパラメータとして第4図の
適正水温マツプから当該運転′状態に応じた適正水温(
目標値)t、を、また同様にして第5図の適正吸気温マ
ツプから適正吸気温t、を各々ルックアップする。
次に、ステップS6に進んで過給運転状態を前提として
例えば高負荷・低回転領域のような第3図に示すノッキ
ング領域(2+領域)の判定を行う。
その結果、YES(ノッキング領域)の場合には、ステ
ップS7で上記ノックセンサ2Iの信号Koを基にして
ノック発生の有無を判定し、実際にノッキングを生じて
いるYESの場合には更にステップS8で上述の三方制
御弁60を第2のラジェータ52側(p、−p、)に全
開(4/4Y)l、て可及的速やかに上記左右各バンク
4 L、41Nのシリンダヘッド側ウォータジャケット
3 a、 3 bに第2のラノエータ側で冷却されたよ
り低温(60’C)の冷却水を供給してエンジンを冷却
し、効果的にノッキングを抑制する。
一方、ノック発生無しのNoの場合には、ステップ5l
l−S、3の動作に移る。先ずステップs8では、上記
水冷式インタクーラ18からの冷却水の水温T1が、上
記ステップS5でルックアップした適正水?n t +
を基にしハンチングを考慮して設定した上限側の基準設
定温度tu、(但しtu、=t、+Δtυを越えている
か否かを判定し、YESの場合には更にステップS1゜
で上記吸気温′l゛、が同様にして設定された同じく上
限側の基準設定温度jut(但し、tut−It+Δb
)を越えているか否か、を判定ずろ。
それらの判定結果が共にYESの場合、すなわちエンジ
ン冷却水温T2、吸気温T!共に当該運転状態に於ける
上限側の適正温度を越えている時には、ステップS、に
進んで−1−記三方制御弁60のP、−P3ボートの開
弁角Yを1/2Y(1/2開度=デユーティ比50%)
に制御して本来の適正温度t1に維持すべく冷却する。
他方、上記各判断結果が、各々NOの場合には、更にス
テップS I2に進んで上記冷却水温rl11が上記マ
ツプの適正水温t1を基にしハンチングを考慮して設定
した下限側設定値tLt(但し、LL、=1.−Δ1+
)よりも低くなっているか否か、を判定しY E Sの
場合には、ステッブS+3に進み上記三方制御弁60の
弁開度Yを3/4Y(3/4開度:l/4開度だけ閉弁
)に制御して所定値エンジン水温を上昇させ適正水温に
収束させる。
他方、NOの場合には上記三方制御弁開度Yをそのまま
の状態に維持する。
また、上述のステップS8の判定の結果、ノブキング領
域ではない(No)と判定された場合には、次にステッ
プS +4の方に移って現在の運転領域が例えば高負荷
・高回転領域のような第3図の高熱負荷領域(Z2)に
あるか否かを判定し、YESの場合には順次ステップS
+s〜Sl?に進んで上記ステップ88〜S11の場合
と同様にして現在のシリンダ側エンジン冷却水温’r+
、吸気温T、が先ず各上限側設定値b+(但し、k1=
Lt+Δ11)よりも大であるか否か(ステップS +
s、 S 1e)、また上記エンジン冷却水温T1が下
限値tLl(但し、tL、=j、−Δ1.)よりも小さ
くなっているか否か(ステップ517)を各々判定し、
先ずステップS ls+ S +8で共にYESの場合
には、上記ステップS、、S、、で共にYESの場合と
同様にステップS、に進んで上記三方制御弁60のl)
 、 −+ p、ボートの弁開度Yを1/2Yに制御し
てエンジン冷却水温を本来の適正水温に低下させる。
一方、上記ステップS +5+ 316で各々Noと判
定された後、上記ステップSI7に進んだ場合において
YES(下限設定温度LL、よりら低い)と判定される
と、上記ステップS12でYESの場合と同様にしてス
テップS +3に進んで上記三方制御弁60の弁開度Y
を1/4Yに制御してエンジン冷却水温を上昇させる。
他方、Noの場合には、適正水温範囲にあると認めてそ
のままの制御弁開度にNet持する。
他方、上記ステップSI4でNOと判定された場合には
、さらにステップS Illの低負荷・低回転領域のよ
うな第3図燃費重視領域(Z3領域)の判定に移る。そ
して、該判定の結果、YESとなると、ステップS1e
、St’。に進んでエンジン冷却水温、吸気温の各下限
値tL1 、 tLlよりも高いか否か、を判定し、共
にYESの場合には、更にステップS、、で水温上限値
tu、をら越えているか否かを判定する。その結果、最
終的にYESとなると、ステップS。に進んで上記三方
制御弁60の弁開度Yを1/4Y(1/4開度)に制御
し、シリンダヘッドと吸気の冷却度を低下させて温度変
動がないように制御し、エンジンの燃焼状態を安定化さ
せて燃費性能を向上させる。
また、上記ステップS16でNOの場合には、上述した
ノブキング領域(Z、)、高熱負荷領域(Z、)、燃費
重視領域(Z、3)の3つの領域以外の領域(Z4)で
あり、ステップS、に進んで当該領域(Z4)での条件
に応じた制御が行われる。
(発明の効果) 本発明は、以上に説明したように、エンジンのシリンダ
ヘッド部とシリンダブロック部との各々に対応してそれ
ぞれ独自にウォータポンプ並びにラジェータを備えた2
つの冷却系路を設けて冷却するようにしてなる水冷式エ
ンジンの冷却装置において、上記シリンダヘッド側冷却
系路の常時冷却水が流通する部分に吸気冷却用の水冷イ
ンタークーラを設けたことを特徴とするものである。
すなわち、本発明によると、シリンダヘッド部およびシ
リンダブロック部の各々に独立した冷却装置を有するエ
ンジン、すなわち2系統冷却力式を採用したエンジンに
おいて、ターボチャージャー用等の水冷式インタークー
ラを設置するに際し、上記シリンダヘッド側冷却系路の
常時冷却水が流通する部分を設置部としたことから、水
冷式インタークーラ独自の冷却液循環系路、ウォータポ
ンプ、ラジェータ等の設置を必要とせずエンジンルーム
内の配管並びにパッケージング構造を簡素化することが
できるととらに上記設置部は常時ラジェータで冷却され
た低温のエンジン冷却水が流通する部分であることから
充分な吸気冷却効果を得ることができるようになる。
従って、吸気冷却による吸気充填効率の向上とノッキー
ングの回避作用に加え、上記設置部を通る冷却水の流通
量を調整するようにすると、吸気温の上昇コントロール
ら可能となり、エンジン冷間時の暖機促進機能をも実現
することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る水冷式エンジンの冷却装置のノ
ステム構成を示す冷却系統図、第2図は、同装置の冷却
水温度の制御動作を示すフローヂャート、第3図は、該
第2図の制御動作に於ける制御領域を示す領域マツプ図
、第4図、第5図は、各々同第3図の制御において用い
られる適正水温マツプおよび適正吸気温マツプ図である
。 l・・・・・エンジン本体 2・・・・・シリンダブロック部 2a、2b ・・・ウォータジャケット3・・・・・シ
リンダヘッド部 3a、 3b ・・・ウォータジャケット4L・・・・
左側バンク 4R・・・・右側パンク ロ・・・・・水温サーミスタ 7a、7b ・・・スロットル弁 8・・・・・スロットル開度センサ 9壷・・拳・エンジンコントロールユニット(ECU) 11・・・・第1冷却系統 I2・・・・第2冷却系統 14・・・・排気通路 15・・・・タービンケーシング 16・・・・排気ガスタービン I7・・・・吸気通路 18・・・・水冷式インタクーラ 19・・・・コンブレッザケーシング 27・・・・コンブレッザホイール 41・・・・第1のラジェータ 52・・・・第2のラジェータ 55・・・・ウォータポンプ 60・・・・三方制御弁 第3図 /αη2)00.zαハ役η裾 エンジン回転数Nc O/πX)Do力刀勉でj刀 エンジン回転敗Nc

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エンジンのシリンダヘッド部とシリンダブロック部
    との各々に対応してそれぞれ独自にウォータポンプ並び
    にラジエータを備えた2つの冷却系路を設けて冷却する
    ようにしてなる水冷式エンジンの冷却装置において、上
    記シリンダヘッド側冷却系路の常時冷却水が流通する部
    分に吸気冷却用の水冷式インタークーラを設けたことを
    特徴とする水冷式エンジンの冷却装置。
JP27649787A 1987-10-30 1987-10-30 水冷式エンジンの冷却装置 Pending JPH01117916A (ja)

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JP2008074132A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Toyota Motor Corp 冷却装置
JP2009515088A (ja) * 2005-11-10 2009-04-09 ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 回路システム、混合器
JP2012082757A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の冷却装置
JP2020105912A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 マツダ株式会社 過給機付エンジンの吸気温度制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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