JPH0221576Y2 - - Google Patents
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- JPH0221576Y2 JPH0221576Y2 JP1985012288U JP1228885U JPH0221576Y2 JP H0221576 Y2 JPH0221576 Y2 JP H0221576Y2 JP 1985012288 U JP1985012288 U JP 1985012288U JP 1228885 U JP1228885 U JP 1228885U JP H0221576 Y2 JPH0221576 Y2 JP H0221576Y2
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- starting fuel
- fuel passage
- starting
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 158
- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims description 19
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 16
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 claims description 10
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 claims description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は機関へ供給する混合気の量及び濃度を
制御する気化器に関し、特に機関の低温始動時に
濃混合気を供給する気化器の始動装置に関するも
のである。
制御する気化器に関し、特に機関の低温始動時に
濃混合気を供給する気化器の始動装置に関するも
のである。
従来、一般的に使用される気化器の始動装置
は、吸気道内にチヨークバルブを配置し、機関の
始動時にこのチヨークバルブを閉塞して機関の始
動操作を行なうもので、これによるとチヨークバ
ルブより機関側の吸気道内に開口する主噴孔、低
速噴孔、に大なる吸気道負圧が作用するもので、
これによつて燃料が吸出されて機関へ濃混合気を
供給できるものである。
は、吸気道内にチヨークバルブを配置し、機関の
始動時にこのチヨークバルブを閉塞して機関の始
動操作を行なうもので、これによるとチヨークバ
ルブより機関側の吸気道内に開口する主噴孔、低
速噴孔、に大なる吸気道負圧が作用するもので、
これによつて燃料が吸出されて機関へ濃混合気を
供給できるものである。
然しながら主噴孔、低速噴孔、を制御されて流
れる燃料量は機関の低、中、高速運転に最適な燃
料量を設定するものであり、この燃料量が機関の
始動時において最適な燃料量となり得ない場合が
ある。これによると、機関の低温始動時において
始動悪化をもたらす場合があり、特に機関のクラ
ンキング動作をセルモーターを使用せずリコイル
スターターにて行なう低温始動時に顕著にあらわ
れる。これは始動操作による機関の回転数が充分
に上昇しない為に吸気道負圧が充分に上昇しない
ことによつて燃料の機関への吸入が充分に増量さ
れないことによる。
れる燃料量は機関の低、中、高速運転に最適な燃
料量を設定するものであり、この燃料量が機関の
始動時において最適な燃料量となり得ない場合が
ある。これによると、機関の低温始動時において
始動悪化をもたらす場合があり、特に機関のクラ
ンキング動作をセルモーターを使用せずリコイル
スターターにて行なう低温始動時に顕著にあらわ
れる。これは始動操作による機関の回転数が充分
に上昇しない為に吸気道負圧が充分に上昇しない
ことによつて燃料の機関への吸入が充分に増量さ
れないことによる。
本考案になる気化器の始動装置はかかる点に鑑
みなされたもので、機関の始動を確実にして容易
に行なうことのできる気化器の始動装置を提供す
ることにある。
みなされたもので、機関の始動を確実にして容易
に行なうことのできる気化器の始動装置を提供す
ることにある。
前記目的達成の為に浮子室と区分して形成さ
れ、浮子室内に形成される一定液面下に位置する
始動燃料溜り室と、一定液面上に位置する大気室
とを有する始動燃料槽と; 一端が浮子室内の一定液面下に連通された第1
始動燃料通路と、一端が始動燃料槽の一定液面下
に連通された第2始動燃料通路と; 一端が吸気道を含み機関に連なる吸気管に連通
された第3始動燃料通路と、がそれぞれ開口した
始動燃料切換弁室と; 始動燃料切換弁室にあつて、第1始動燃料通路
と第2始動燃料通路との連通時、第2始動燃料通
路と第3始動燃料通路とを閉塞する第1位置と、
第1始動燃料通路と第2始動燃料通路との閉塞
時、第2始動燃料通路と第3始動燃料通路とを連
通する第2位置と、をチヨークバルブの開閉動作
に応じて切換える始動燃料切換弁と;により気化
器の始動装置を構成したものである。
れ、浮子室内に形成される一定液面下に位置する
始動燃料溜り室と、一定液面上に位置する大気室
とを有する始動燃料槽と; 一端が浮子室内の一定液面下に連通された第1
始動燃料通路と、一端が始動燃料槽の一定液面下
に連通された第2始動燃料通路と; 一端が吸気道を含み機関に連なる吸気管に連通
された第3始動燃料通路と、がそれぞれ開口した
始動燃料切換弁室と; 始動燃料切換弁室にあつて、第1始動燃料通路
と第2始動燃料通路との連通時、第2始動燃料通
路と第3始動燃料通路とを閉塞する第1位置と、
第1始動燃料通路と第2始動燃料通路との閉塞
時、第2始動燃料通路と第3始動燃料通路とを連
通する第2位置と、をチヨークバルブの開閉動作
に応じて切換える始動燃料切換弁と;により気化
器の始動装置を構成したものである。
始動装置によつて、機関に濃混合気を供給する
必要のない機関雰囲気温度が一定温度以上(例え
ば20℃以上)の始動時、あるいは機関が暖機運転
を完了した状態において、チヨークバルブは吸気
道を開放状態に保持する。これによると、始動燃
料切換弁によつて第1始動燃料通路と第2始動燃
料通路とが連通するとともに第2始動燃料通路と
第3始動燃料通路とは閉塞するもので、浮子室内
の燃料は第1始動燃料通路、第2始動燃料通路を
介して始動燃料貯溜槽内に浮子室内の液面高さに
応じた液面の燃料を貯溜する。
必要のない機関雰囲気温度が一定温度以上(例え
ば20℃以上)の始動時、あるいは機関が暖機運転
を完了した状態において、チヨークバルブは吸気
道を開放状態に保持する。これによると、始動燃
料切換弁によつて第1始動燃料通路と第2始動燃
料通路とが連通するとともに第2始動燃料通路と
第3始動燃料通路とは閉塞するもので、浮子室内
の燃料は第1始動燃料通路、第2始動燃料通路を
介して始動燃料貯溜槽内に浮子室内の液面高さに
応じた液面の燃料を貯溜する。
一方、機関雰囲気温度が一定温度以下(例えば
20℃以下)の始動時においては、機関の始動操作
に先立つてチヨークバルブに閉動作を与える。こ
れによると、始動燃料切換弁によつて第1始動燃
料通路と第2始動燃料通路とが閉塞するとともに
第2始動燃料通路と第3始動燃料通路とが連通す
るものであり、始動燃料槽内に貯溜された一定量
の燃料は、第2始動燃料通路、第3始動燃料通路
を介して吸気道を含む吸気管内へ供給され、もつ
て機関の始動に備えるものである。
20℃以下)の始動時においては、機関の始動操作
に先立つてチヨークバルブに閉動作を与える。こ
れによると、始動燃料切換弁によつて第1始動燃
料通路と第2始動燃料通路とが閉塞するとともに
第2始動燃料通路と第3始動燃料通路とが連通す
るものであり、始動燃料槽内に貯溜された一定量
の燃料は、第2始動燃料通路、第3始動燃料通路
を介して吸気道を含む吸気管内へ供給され、もつ
て機関の始動に備えるものである。
以下、本考案になる気化器の始動装置の一実施
例を第1図により説明する。
例を第1図により説明する。
1は内部を吸気道2が貫通した気化器本体であ
り、吸気道2には絞り弁(図示せず)とチヨーク
バルブ3が配置され、このチヨークバルブ3は気
化器本体1に回動自在に軸支された軸4に取着さ
れる。また軸4の端部にはチヨークレバー5が取
着され、このチヨークレバー5が運転者によつて
手動または電動によつて操作される。
り、吸気道2には絞り弁(図示せず)とチヨーク
バルブ3が配置され、このチヨークバルブ3は気
化器本体1に回動自在に軸支された軸4に取着さ
れる。また軸4の端部にはチヨークレバー5が取
着され、このチヨークレバー5が運転者によつて
手動または電動によつて操作される。
また、気化器本体1の下方凹部1Aに対応して
浮子室本体6が配置され、気化器本体1の下方凹
部1Aと浮子室本体6とによつて浮子室7が形成
され、この浮子室7内に配置されたフロート8及
び燃料源に連なる燃料流路に配置したバルブシー
ト及びバルブシートに対応して配置したフロート
バルブ(符号なきものは図示せず)によつて浮子
室7内に一定なる液面X−Xが形成される。
浮子室本体6が配置され、気化器本体1の下方凹
部1Aと浮子室本体6とによつて浮子室7が形成
され、この浮子室7内に配置されたフロート8及
び燃料源に連なる燃料流路に配置したバルブシー
ト及びバルブシートに対応して配置したフロート
バルブ(符号なきものは図示せず)によつて浮子
室7内に一定なる液面X−Xが形成される。
以上は従来公知の気化器の構造であつて、前記
目的達成の為に次の構造を付加する。
目的達成の為に次の構造を付加する。
すなわち、10は浮子室7と格別に区分して形
成された始動燃料槽であつて、浮子室7内に形成
される一定液面X−X下に位置する始動燃料溜り
室10Aと一定液面X−X上に位置する大気室1
0Bと、よりなり、大気室10Bはエヤーベント
通路11によつて大気に連なる。(エヤーベント
通路11の大気室10Bへの開口位置は、一定液
面X−Xより高位置である。) 12は始動燃料槽10と格別して設けられた始
動燃料切換弁室であつて、この始動燃料切換弁室
12には、浮子室7内の一定液面X−X下に連絡
された第1始動燃料通路13と、始動燃料溜り室
10Aに連絡された第2始動燃料通路14と、吸
気道2を含み、機関に連なる吸気管(図示せず)
に連絡された第3始動燃料通路15とが開口す
る。
成された始動燃料槽であつて、浮子室7内に形成
される一定液面X−X下に位置する始動燃料溜り
室10Aと一定液面X−X上に位置する大気室1
0Bと、よりなり、大気室10Bはエヤーベント
通路11によつて大気に連なる。(エヤーベント
通路11の大気室10Bへの開口位置は、一定液
面X−Xより高位置である。) 12は始動燃料槽10と格別して設けられた始
動燃料切換弁室であつて、この始動燃料切換弁室
12には、浮子室7内の一定液面X−X下に連絡
された第1始動燃料通路13と、始動燃料溜り室
10Aに連絡された第2始動燃料通路14と、吸
気道2を含み、機関に連なる吸気管(図示せず)
に連絡された第3始動燃料通路15とが開口す
る。
尚、前記第1、第2、第3、始動燃料通路1
3,14,15の始動燃料切換弁室12への開口
位置は、本実施例において第1始動燃料通路13
を基準に時計方向へ90度間隔で穿設される。
3,14,15の始動燃料切換弁室12への開口
位置は、本実施例において第1始動燃料通路13
を基準に時計方向へ90度間隔で穿設される。
16は、始動燃料切換弁室12内にあつて第
1、第2、第3、始動燃料通路13,14,15
を切換える始動燃料切換弁であり、本実施例にお
いては90度L型にまがつた切換通路16Aを穿設
したものであり、この始動燃料切換弁16の切換
通路16Aによつて、第1始動燃料通路13と第
2始動燃料通路14との連通時において、第2始
動燃料通路14と第3始動燃料通路15とが閉塞
される第1位置と;第1始動燃料通路13と第2
始動燃料通路14との閉塞時において、第2始動
燃料通路14と第3始動燃料通路15とが連通す
る第2位置と;に切換えられる。
1、第2、第3、始動燃料通路13,14,15
を切換える始動燃料切換弁であり、本実施例にお
いては90度L型にまがつた切換通路16Aを穿設
したものであり、この始動燃料切換弁16の切換
通路16Aによつて、第1始動燃料通路13と第
2始動燃料通路14との連通時において、第2始
動燃料通路14と第3始動燃料通路15とが閉塞
される第1位置と;第1始動燃料通路13と第2
始動燃料通路14との閉塞時において、第2始動
燃料通路14と第3始動燃料通路15とが連通す
る第2位置と;に切換えられる。
また、始動燃料切換弁16には始動燃料切換弁
16と一体的に回動する切換弁レバー16Bが取
着され、この切換弁レバー16Bはチヨークレバ
ー5とリンク17等によつて機械的に連動され
る。
16と一体的に回動する切換弁レバー16Bが取
着され、この切換弁レバー16Bはチヨークレバ
ー5とリンク17等によつて機械的に連動され
る。
而して、前述の如く、リンク17による切換弁
レバー16Bとチヨークレバー5との連結によつ
て、チヨークバルブ3の全開状態において、始動
燃料切換弁16の切換通路16Aは第1始動燃料
通路13と第2始動燃料通路14とを連通し、第
2始動燃料通路14と第3始動燃料通路15とを
閉塞して第1位置を保持し、一方、チヨークバル
ブ3の全閉状態において、始動燃料切換弁16の
切換通路16Aは、第1始動燃料通路13と第2
始動燃料通路14とを閉塞し、第2始動燃料通路
14と第3始動燃料通路15とを連通して第2位
置を保持する。
レバー16Bとチヨークレバー5との連結によつ
て、チヨークバルブ3の全開状態において、始動
燃料切換弁16の切換通路16Aは第1始動燃料
通路13と第2始動燃料通路14とを連通し、第
2始動燃料通路14と第3始動燃料通路15とを
閉塞して第1位置を保持し、一方、チヨークバル
ブ3の全閉状態において、始動燃料切換弁16の
切換通路16Aは、第1始動燃料通路13と第2
始動燃料通路14とを閉塞し、第2始動燃料通路
14と第3始動燃料通路15とを連通して第2位
置を保持する。
次にその作用について説明する。
まず、機関の停止時について説明すると、チヨ
ークバルブ3は開放状態にあり、これによると、
チヨークレバー5、リンク17、切換弁レバー1
6Bによつて、始動燃料切換弁16の切換通路1
6Aは、第1始動燃料通路13と第2始動燃料通
路14とを連通状態とするとともに第2始動燃料
通路14と第3始動燃料通路15とを閉塞保持す
る。
ークバルブ3は開放状態にあり、これによると、
チヨークレバー5、リンク17、切換弁レバー1
6Bによつて、始動燃料切換弁16の切換通路1
6Aは、第1始動燃料通路13と第2始動燃料通
路14とを連通状態とするとともに第2始動燃料
通路14と第3始動燃料通路15とを閉塞保持す
る。
而して、浮子室7内に貯溜された燃料は第1始
動燃料通路13、切換通路16A、第2始動燃料
通路14を介して始動燃料溜り室10A内に流入
し、浮子室7内の一定液面X−Xと同一高さ位置
まで燃料を貯溜する。この状態は第1図に示され
る。
動燃料通路13、切換通路16A、第2始動燃料
通路14を介して始動燃料溜り室10A内に流入
し、浮子室7内の一定液面X−Xと同一高さ位置
まで燃料を貯溜する。この状態は第1図に示され
る。
次に機関の始動時について説明すると、まず機
関の雰囲気温度が一定温度以上(例えば20℃以
上)にあつて、濃混合気を必要とせず、始動装置
としてのチヨークバルブ3を全開状態に保持して
始動する際、機関へ供給される燃料は吸気道2内
へ開口する主噴孔、低速噴孔、(共に図示せず)
より吸出されて機関を始動するものである。(チ
ヨークバルブ3が全開状態にあるので始動燃料溜
り室10A内の燃料は第3始動燃料通路15より
流出しない。) 次いで、機関雰囲気温度の低い状態(20℃以
下)において、チヨークバルブ3の閉塞動作が行
なわれると、チヨークレバー5が回動するもの
で、この回動によるとリンク17、切換弁レバー
16Bにて始動燃料切換弁16は第1図において
時計方向へ90度回転し、始動燃料切換弁16の切
換通路16Aによつて第1始動燃料通路13と第
2始動燃料通路14を閉塞するとともに第2始動
燃料通路14と第3始動燃料通路15とを連通す
る。(この状態は第2図に示される。) これによると始動燃料溜り室10A内に貯溜さ
れた燃料は第2始動燃料通路14、切換通路16
A、第3始動燃料通路15へ流出し、始動の為に
機関のクランキング運転を行なうと、この燃料は
吸気道2を含む吸気管へ吸出され、もつて機関を
初爆させ、次いで完爆させるものである。この機
関の完爆によると、機関の回転数はクランキング
運転時の回転数に比較して大きく上昇するので、
チヨークバルブ3の吸気道2の閉塞効果によつて
吸気道2に開口する各噴孔(主噴孔、低速噴孔)
より燃料を吸出して機関の暖機運転が行なえるも
のである。そして機関の暖機運転完了後にチヨー
クバルブ3を開放状態に戻すと、チヨークレバー
5、リンク17、切換弁レバー16Bによつて始
動燃料切換弁16は図において反時計方向へ90度
回転して第1図の原位置に復帰する。
関の雰囲気温度が一定温度以上(例えば20℃以
上)にあつて、濃混合気を必要とせず、始動装置
としてのチヨークバルブ3を全開状態に保持して
始動する際、機関へ供給される燃料は吸気道2内
へ開口する主噴孔、低速噴孔、(共に図示せず)
より吸出されて機関を始動するものである。(チ
ヨークバルブ3が全開状態にあるので始動燃料溜
り室10A内の燃料は第3始動燃料通路15より
流出しない。) 次いで、機関雰囲気温度の低い状態(20℃以
下)において、チヨークバルブ3の閉塞動作が行
なわれると、チヨークレバー5が回動するもの
で、この回動によるとリンク17、切換弁レバー
16Bにて始動燃料切換弁16は第1図において
時計方向へ90度回転し、始動燃料切換弁16の切
換通路16Aによつて第1始動燃料通路13と第
2始動燃料通路14を閉塞するとともに第2始動
燃料通路14と第3始動燃料通路15とを連通す
る。(この状態は第2図に示される。) これによると始動燃料溜り室10A内に貯溜さ
れた燃料は第2始動燃料通路14、切換通路16
A、第3始動燃料通路15へ流出し、始動の為に
機関のクランキング運転を行なうと、この燃料は
吸気道2を含む吸気管へ吸出され、もつて機関を
初爆させ、次いで完爆させるものである。この機
関の完爆によると、機関の回転数はクランキング
運転時の回転数に比較して大きく上昇するので、
チヨークバルブ3の吸気道2の閉塞効果によつて
吸気道2に開口する各噴孔(主噴孔、低速噴孔)
より燃料を吸出して機関の暖機運転が行なえるも
のである。そして機関の暖機運転完了後にチヨー
クバルブ3を開放状態に戻すと、チヨークレバー
5、リンク17、切換弁レバー16Bによつて始
動燃料切換弁16は図において反時計方向へ90度
回転して第1図の原位置に復帰する。
従つて始動燃料槽10の始動燃料溜り室10A
内に再び燃料が貯溜されて、次の始動に備えるこ
とができるものである。
内に再び燃料が貯溜されて、次の始動に備えるこ
とができるものである。
尚、機関へ供給する始動燃料量は始動燃料溜り
室10Aの容積を適当に設定すればよいものであ
り、また供給される燃料を分配して各機関へ供給
すると多連気化器、多気筒機関への利用が図るこ
とができるもので、このとき各気筒への燃料量を
制御する為に分配された各燃料吐出路に制御ジエ
ツトを配置すると良い。
室10Aの容積を適当に設定すればよいものであ
り、また供給される燃料を分配して各機関へ供給
すると多連気化器、多気筒機関への利用が図るこ
とができるもので、このとき各気筒への燃料量を
制御する為に分配された各燃料吐出路に制御ジエ
ツトを配置すると良い。
以上のように本考案になる気化器の始動装置に
よると、機関の始動時には、チヨークバルブの閉
塞による吸気道内負圧の増加による主噴孔、低速
噴孔の燃料とは全く別に最適に設定された初期始
動燃料を供給でき、以後の暖機運転を比較的薄目
のチヨークバルブによつて制御される混合気にて
行なわしめたので始動性が確実且つ良好に行ない
得るものである。また、機関の初;完爆時の燃料
をチヨーク系と別としたので気化器の一般燃料供
給特性を薄目に説定することができ燃料経済、排
気ガス特性の上より極めて効果的なものである。
また始動用燃料の供給量の制御は単に始動燃料槽
の室容積を適宜選定すれば良いので気化器のセツ
テイング作業が容易となるものである。
よると、機関の始動時には、チヨークバルブの閉
塞による吸気道内負圧の増加による主噴孔、低速
噴孔の燃料とは全く別に最適に設定された初期始
動燃料を供給でき、以後の暖機運転を比較的薄目
のチヨークバルブによつて制御される混合気にて
行なわしめたので始動性が確実且つ良好に行ない
得るものである。また、機関の初;完爆時の燃料
をチヨーク系と別としたので気化器の一般燃料供
給特性を薄目に説定することができ燃料経済、排
気ガス特性の上より極めて効果的なものである。
また始動用燃料の供給量の制御は単に始動燃料槽
の室容積を適宜選定すれば良いので気化器のセツ
テイング作業が容易となるものである。
第1図は本考案になる気化器の始動装置の一実
施例を示す要部縦断面図、第2図は始動燃料切換
弁が90度移動した状態を示す始動燃料切換弁部の
縦断面図である。 3……チヨークバルブ、7……浮子室、10…
…始動燃料槽、10A……始動燃料溜り室、13
……第1始動燃料通路、14……第2始動燃料通
路、15……第3始動燃料通路、16……始動燃
料切換弁。
施例を示す要部縦断面図、第2図は始動燃料切換
弁が90度移動した状態を示す始動燃料切換弁部の
縦断面図である。 3……チヨークバルブ、7……浮子室、10…
…始動燃料槽、10A……始動燃料溜り室、13
……第1始動燃料通路、14……第2始動燃料通
路、15……第3始動燃料通路、16……始動燃
料切換弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 内部を吸気道が貫通し、吸気道の上流側にチヨ
ークバルブを配置するとともにチヨークバルブよ
り下流側の吸気道内に絞り弁を配置した気化器本
体と; 気化器本体の一側に対応して浮子室本体を配置
し、気化器本体と浮子室本体とによつて内部に一
定なる液面を形成する浮子室と; 浮子室と区分して形成され、浮子室内に形成さ
れる一定液面下に位置する始動燃料溜り室と、一
定液面上に位置する大気室とを有する始動燃料槽
と; 一端が浮子室内の一定液面下に連通された第1
始動燃料通路と、一端が始動燃料槽の一定液面下
に連通された第2始動燃料通路と; 一端が吸気道を含み機関に連なる吸気管に連通
された第3始動燃料通路と、がそれぞれ開口した
始動燃料切換弁室と; 始動燃料切換弁室にあつて、第1始動燃料通路
と第2始動燃料通路との連通時、第2始動燃料通
路と第3始動燃料通路とを閉塞する第1位置と、
第1始動燃料通路と第2始動燃料通路との閉塞
時、第2始動燃料通路と第3始動燃料通路とを連
通する第2位置と、をチヨークバルブの開閉動作
に応じて切換える始動燃料切換弁と;よりなり チヨークバルブの開放時、始動燃料切換弁によ
つて第1始動燃料通路と第2始動燃料通路とを連
通させるとともに、第2始動燃料通路と第3始動
燃料通路とを閉塞し、一方チヨークバルブの閉塞
時、始動燃料切換弁によつて第1始動燃料通路と
第2始動燃料通路とを閉塞させるとともに、第2
始動燃料通路と第3始動燃料通路とを連通させて
なる気化器の始動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985012288U JPH0221576Y2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985012288U JPH0221576Y2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61128364U JPS61128364U (ja) | 1986-08-12 |
JPH0221576Y2 true JPH0221576Y2 (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=30495208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985012288U Expired JPH0221576Y2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0221576Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57129944U (ja) * | 1981-02-07 | 1982-08-13 |
-
1985
- 1985-01-31 JP JP1985012288U patent/JPH0221576Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61128364U (ja) | 1986-08-12 |
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