JPH0221375B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0221375B2
JPH0221375B2 JP10237883A JP10237883A JPH0221375B2 JP H0221375 B2 JPH0221375 B2 JP H0221375B2 JP 10237883 A JP10237883 A JP 10237883A JP 10237883 A JP10237883 A JP 10237883A JP H0221375 B2 JPH0221375 B2 JP H0221375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
mold
molds
cavity
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10237883A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59227436A (ja
Inventor
Koji Morishita
Takeshi Arimoto
Yoshinobu Takeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Metal Corp filed Critical Mitsubishi Metal Corp
Priority to JP10237883A priority Critical patent/JPS59227436A/ja
Publication of JPS59227436A publication Critical patent/JPS59227436A/ja
Publication of JPH0221375B2 publication Critical patent/JPH0221375B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/02Transfer moulding, i.e. transferring the required volume of moulding material by a plunger from a "shot" cavity into a mould cavity

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、トランスフア成型法に用いられる
トランスフア成型用金型に関する。
周知のように、トランスフア成型法は、2つの
型を突き合わせてこれら2つの型の間にランナー
(通路)およびキヤビテイを形成するとともに、
ランナーとキヤビテイとの間にゲートを形成し、
樹脂投入口から投入された熱硬化性樹脂をプラン
ジヤによつて押圧してランナーおよびゲートを介
してキヤビテイ内への圧入することにより、所要
の製品を得るもので、集積回路の接点部に樹脂の
被膜を形成する場合等に広く用いられている。と
ころで、この種のトランスフア成型法において
は、原料となる樹脂自体がその内部に空気を含有
しており、さらにその樹脂を溶融状態にしてラン
ナーおよびゲートを介してキヤビテイ内へ圧入す
る際に、それらランナ、ゲートおよびキヤビテイ
内に存する空気が溶融樹脂に巻き込まれるため、
ボイドと称する気泡が点在する不良品が発生する
ことがある。
そこで、従来から不良品の発生を解消するため
に各種の対策が行われているが、不良品の発生頻
度を大幅に低下させるまでには至つておらず、特
に空気の巻き込みについてはほとんど解決されて
いないのが現状である。
すなわち、原料自体が空気を含有する点につい
ては、固体状の原料であるタブレツトを真空状態
の下で成形することにより、概ね解消されてい
る。
一方、空気の巻き込みについては、キヤビテイ
のゲートと対向する側およびランナーの止まり部
の外部に通じるスリツトを形成し、樹脂の圧入に
伴なつてランナー、ゲートおよびキヤビテイ内の
空気をスリツトから外部へと排出することによ
り、空気の巻き込みの防止を図つている。しかし
ながら、キヤビテイおよびランナーに形成される
スリツトは、そこから樹脂が漏出するようなもの
であつてはならず、その幅を極く狭く(15μ程
度)しなければならない。このため、キヤビテイ
等の内部に存する空気を速やかに排出することが
できず、依然として空気の巻き込みが生じていた
のである。したがつて、上記のようなトランスフ
ア成型法においては、不良品の発生頻度を若干低
下させることができるものの大幅に低下させるこ
とができなかつたのである。
この発明は、上記事情を考慮してなされたもの
で、樹脂内への空気の巻き込みを防止して内部に
気泡を有する不良品の発生頻度を大幅に下させる
ことができるトランスフア成型用金型を提供する
ことを目的とする。
この発明の第1の特徴は、上下2つの型にキヤ
ビテイを囲むようにして互いに嵌まり合う嵌合部
を形成するとともに、これら嵌合部間にシール部
材円を設け、しかも2つの型の少なくとも一方に
一端がキヤビテイに接続されるとともに、他端が
負圧源に接続される空気抜き孔を形成することに
より、樹脂をキヤビテイ内に圧入する際に、その
キヤビテイ内から空気を予め吸引しておくように
した点にある。しかし、ここに一つの問題があつ
た。それは、従来のトランスフア成型装置におい
ては、上型に上下に貫通する樹脂投入孔が形成さ
れており、たとえ空気抜き孔から空気を吸引した
としても、樹脂投入孔からランナー(通路)を介
してキヤビテイ内へ空気が流入してしまうことに
なり、このため単に上記のような構成を採用する
と、その金型は従来の装置に用いることができな
くなるという問題である。そこで、この発明にお
いては、下型の上面の樹脂投入孔に対応する部分
に樹脂受け棒を上下方向に移動自在に設け、この
樹脂受け棒によつて樹脂投入孔と通路との間を断
続するようにしているのである。そして、これに
よつて従来のトランスフア成形装置に使用し得る
ようにしたものである。
以下、この発明の一実施例について第1図ない
し第6図を参照して説明する。なお、第1図はこ
の発明に係る金型を備えたトランスフア成形装置
の一部を省略して示す平面図、第2図はその装置
の型締め時における第1図の―線矢視断面
図、第3図は同装置の型締め途中における第1図
の―線矢視断面図である。
図中符号1は上取付板で、図示しない機体に固
定されている。この上取付板1の下面の第1図中
左右の端部には、板状体2,2が互いに平行に固
定される。一方の板状体2にはタブレツト8を投
入する際に腕を通すための切欠き3が形成されて
いる。また、2つの板状体2,2の下面には、そ
れらに架け渡すようにして上型板4が固定されて
いる。この上型板4の下面には、周縁部に沿つて
延在する突部5が形成されている。この突部5の
内側であつて上型板4の下面中央部には、上セン
タブロツク6が固定されている。これら上型板4
および上センタブロツク6の中央部には、それら
を上下方向に貫通するようにしてスリーブ(樹脂
投入孔)7が固定されている。このスリーブ7
は、タブレツト8が投入されるもので、その下端
面は上センタブロツク6の下面と面一とされ、そ
の上端部は上型板4から上方へ突出させられてい
る。また、上型板4の下面には、上センタブロツ
ク6の第4図中上側の側面と下側の側面に沿つて
それぞれ3個宛配置された上ブロツク9が上セン
タブロツク6に密接して固定されている。各上ブ
ロツク9の下面には、複数の凹部10がそれぞれ
所定の箇所に形成されている。
また、前記上取付板1と上型板4との間には、
上ピン押え11が配備されている。この上ピン押
え11は、上板11aと下板11bとからなるも
のであつて、上型板4の上面に立設されたガイド
ピン(図示せず)によつて案内されて上下方向へ
移動し得るようになつている。上板11aと上取
付板1との間には、上ピン押え11を下方へ向か
つて付勢するばね12が装着されている。一方、
下板11bの下面には、上ストツパ13が取り付
けられている。また、上板11aと下板11bと
によつて、それぞれ下方に向かつて延在するリタ
ーンピン14および上ノツクアウトピン15がそ
の頭部を挾持されている。位置決めピン14は、
上型板4および上センタブロツク6を貫通し、上
ノツクアウトピン15は上型板4および上ブロツ
ク9を貫通している。そして、上ノツクアウトピ
ン15は、ばね12、上ストツパ13およびリタ
ーンピン14によつて次のように位置するように
なつている。すなわち、型締め時においては、リ
ターンピン14の下端面が後述する下センタブロ
ツク31の上面に当接して、上ピン押え11をば
ね12に抗して上方へ押し上げる。このとき、上
ノツクアウトピン15の下端面が上ブロツク9の
凹部10の底面と面一になり、凹部10の底面の
一部を構成するようになつている。他方、型締め
途中においては、第3図に示すように、リターン
ピン14の下端面が下センタブロツク31の上面
から離間し、上ストツパ13か上型板4に当接す
るまでばね12が上ピン押え11を押し下げる。
このとき、上ノツクアウトピン15の下端面が凹
部10内に突出するようになつている。
また、図中符号16は、下取付板で、上取付板
1と対向して図示しない機体に取り付けられてお
り、その機体によつて上取付板1と接離する方向
へ移動するようになつている。この下取付板16
の上面には、断面四角形状の下枠17が固定され
ている。この下枠17の下面には、下型板18が
固定されている。そして、これら下取付板16、
下枠17および下型板18によつて空間S1が形成
されている。なお、図中符号19,20はそれぞ
れ下取付板16と下枠17との間、下枠17と下
型板18との間の気密性を確保するためのOリン
グである。
前記下型板18の上面には、周縁部に沿つて延
在する突部(嵌合部)21が形成されている。こ
の突部21は、前記上型板4の突部5の内周に嵌
合して上型板4と下型板18との間に空間S2を形
成するためのものであつて、その外周(側壁)に
は、互いの嵌合面間の気密性を確保するためのO
リング(シール部材)22が装着されている。ま
た、下型板18の中央部には、上下に貫通する貫
通孔23が明けられている。この貫通孔23は、
下側から上側へ向けて順次形成された大径部23
a、小径部23bおよびテーパ孔部23cとから
構成されている。そして、この貫通孔23内には
上端部が貫通孔23から突出したタブレツト受け
棒(樹脂受け棒)24が配置されている。
このタブレツト受け棒24は、その頭部24a
と前記貫通孔23の大径部23aの底部に固定さ
れた止めリング25との間に装着されたばね26
によつて常時上方へ付勢されている。しかも、タ
ブレツト受け棒24の下端部にはワツシヤ27が
ねじ止め固定されており、このワツシヤ27が止
めリング25に当接することにより、タブレツト
受け棒24の上方への移動限界点が決定されてい
る。また、タブレツト受け棒24の頭部24aの
下端部には、テーパ部24bが形成されている。
このテーパ部24bは下型板18の貫通孔23の
テーパ孔部23cに適合する形状とされており、
テーパ孔部23cを画成する壁面に当接すること
により、タブレツト受け棒24の下動限界点が決
定されている。また、タブレツト受け棒24の頭
部24aの外径は、前記スリーブ7の内径とほぼ
同径とされており、第3図に示すように、上型板
4の突部5と下型板18の突部21とが嵌合し始
める際には、スリーブ7に嵌合するようになつて
いる。そして、これによつて空間S2とスリーブ
7、ひいては外部との接続が断たれるようになつ
ている。なお、図中符号28は頭部24aとスリ
ーブ7との間の気密性を確保するためのOリング
である。さらに、第6図に示すように、頭部24
aの上面中央部には、凹部29が形成されてお
り、頭部24aの上面外周部には凹部29から外
周にまで延在する6つの溝30か放射状に配設さ
れている。
また、前記下型板18の上面中央部には、下セ
ンタブロツク31が固定されている。この下セン
タブロツク31の中央部には、上下に貫通する貫
通孔32が明けられている。この貫通孔32は、
前記タブレツト受け棒24の頭部24aとほぼ同
径(数ミクロン程度小径)に形成されている。ま
た、下センタブロツク31の上面には、6つの溝
33が形成されている。各溝33の一端は貫通孔
32に開放されている。しかも各溝33の一端
は、タブレツト受け棒24がスリーブ7に挿入さ
れたプランジヤ34によつてタブレツト8を介し
て押圧されて下動限界点に達すると、タブレツト
受け棒24のいずれかの溝30に接続するように
なつている。なお、6つの溝33のうち3つの溝
33の他端は下センタブロツク31の第5図中上
側の側面に開放され、他の3つの溝33の他端
は、第5図中下側の側面に開放されている。
また、下型板18の上面には、下センタブロツ
ク31の第5図中上側の側面および下側の側面に
沿つてそれぞれ3個宛配置された下ブロツク35
が下センタブロツク31に密接して固定されてい
る。各下ブロツク35の上面には、下センタブロ
ツク31の溝33に接続された溝36が形成され
ている。なお、溝30,33,36によつて樹脂
を通すための通路が構成されている。また、下ブ
ロツク35の所定箇所、つまり上ブロツク9の凹
部10に対応する箇所には、凹部37が形成され
ている。この凹部37は、上ブロツク9の凹部1
0とによつて樹脂が圧入されるキヤビテイを構成
するものである。なお、凹部37はゲート38を
介してて溝36に接続されている。
また、前記空間S1内には、下ピン押え39が配
備されている。この下ピン押え39は、上板39
aと下板39bとからなるもので、下型板18の
下面に立設されたガイドピン(図示せず)によつ
て案内されて上下方向に移動し得るようになつて
いる。上板39aと下型板18との間には、下ピ
ン押え39を下方に向かつて付勢するばね40が
装着されており、下板39bの下面には下ストツ
パ41および突出し棒42が取り付けられてい
る。この突出し棒42の下端部は下取付板16を
上下に貫通する貫通孔43に移動自在に嵌合させ
られている。そして、突出し棒42はその下端面
を機体に設けられたロツド44によつて押圧さ
れ、これによつて下ピン押え39をばね40に抗
して上方へ移動させるようになつている。なお、
図中符号45は突出し棒42と貫通孔43との間
の気密性を確保するためのOリングである。ま
た、上板39aと下板39bとによつて、上方に
向かつて延在する下ノツクアウトピン46がその
頭部を挾持されている。この下ノツクアウトピン
46は、下型板18および下ブロツク35を貫通
しており、その先端部がばね40および突出し棒
42によつて次のように位置するようになつてい
る。すなわち、突出し棒42がロツド44によつ
て押圧されていない状態においては、下ストツパ
41が下取付板16に当接するまでばね40が下
ピン押え39を押し下げている。このとき、下ノ
ツクアウトピン46は、その上端面が下ブロツク
35の凹部37の底面と面一となるように位置さ
せられている。一方、突出し棒42がロツド44
によつて押圧されると、突出し棒42はばね40
に抗して下ビン押え39を上方へ移動させる。こ
れに伴つて、下ノツクアウトピン46の先端部が
凹部37内の突出するようになつている。
次に、空間S2内に存する空気の排気を行つてキ
ヤビテイ内を真空にするための排気系統について
説明する。前記下枠17には、一端が下枠17の
外周に開口して負圧源に接続され、他端が空間S1
側に開口する空気抜き孔47が明けられている。
この空気抜き孔47は、一端が空間S1側に開口
し、他端が空間S2側に開口するようにして下型板
18に明けられた貫通孔48を介して空間S2内に
連通させられている。また、下型板18には、一
端が下型板18の外周に開口して負圧源に接続さ
れ、他端が空間S2側に開口する空気抜き孔49が
明けられている。なお、この場合には、空気抜き
孔を2つ形成している。これら2つの空気抜き孔
47,49のうちいずれか1つであつてもよいの
は勿論である。
しかして、上記のように構成されたトランスフ
ア成形装置によつて成形加工を行う場合には、下
型板18を上動させてその突部21を上型板4の
突部5に嵌合させる。突部5,21が嵌合した
ら、負圧源を作動させて空間S1,S2の排気を行
う。このとき、タブレツト受け棒24の頭部24
aがスリーブ7に嵌合しているから、スリーブ7
から空間S2内へ空気が流入することはない。そし
て、下型板18をさらに上動させて上センタブロ
ツク6および上センタブロツク9と下センタブロ
ツク31および下ブロツク35とを突き合わせ
る。次に、スリーブ7内にタブレツト8を投入
し、それをプランジヤ34によつて押圧する。す
ると、タブレツト受け棒24が下動させられ、そ
れが下動限界点に達すると、タブレツト受け棒2
4の溝30と下センタブロツク31の溝33が接
続する。そして、タブレツト8が上型板4および
下型板18にそれぞれ埋設されたヒータ(図示せ
ず)によつて溶融状態にされると、この溶融した
樹脂が溝30,33,36およびゲート38を介
して凹部10,29によつて構成されるキヤビテ
イ内へと圧入される。なお、この場合にはタブレ
ツト8を型締完了後に投入するようにしたが、こ
の投入時期については、タブレツト受け棒24が
スリーブ7に嵌合した後であればいつでもよい。
また、樹脂内からガスが生じるような場合には、
このガスを排出するために、上下のブロツク9,
35の互いの突き合わせ面の一部に、一端がキヤ
ビテイに接続され、他端が空間S2に接続される極
く狭い(10〜15μ程度)の隙間を形成しておくの
が望ましい。
次に、このようにして成形された成形体をキヤ
ビテイから取り外す場合には、下型板18を下動
させる。すると、上ノツクアウトピン15がばね
12によつて下動させられ、その先端部が上ブロ
ツク9の凹部10内に突出する。したがつて、成
型体は下ブロツク35の凹部37内に存すること
となる。そして、下型板18が上型板4から充分
離間したら、下型板18を停止させる。その後、
ロツド44によつて突出し棒42を押圧し、下ノ
ツクアウトピン45を上動させて成形体を凹部3
7から離脱させる。
ここで、この発明の金型によれば、一端がキヤ
ビテイに、他端が負圧源にそれぞれ接続された空
気抜き孔47,49を形成しているから、樹脂を
キヤビテイ内に圧入する際にキヤビテイ内を真空
状態にすることができ、したがつて樹脂内への空
気の巻き込みを防止して不良品の発生頻度を防止
することができる。しかもOリング(シール部
材)22を突部5,21間に装着しているから、
型締めの途中において上型板4と下型板18との
間の空間S2から真空吸引を行うことができ、した
がつていわゆる成形のサイクルタイムの短縮化を
図ることができる。また、これに加えてキヤビテ
イ内を真空状態とすることができるから、キヤビ
テイの壁面と圧入された樹脂との間に空気の層が
形成されることがない。したがつて、成形体の転
写性が向上してその精度を向上させることがで
き、また成形体の表面に焼けが発生するのを防止
することができる。さらに、下型板18にタブレ
ツト受け棒(樹脂受け棒)24を上下方向に移動
可能に設け、スリーブ(樹脂投入孔)7と溝(通
路)33との間に断続を行うようにしているか
ら、スリーブ7からキヤビテイ内への空気の流入
を防止することができ、したがつてこの発明の金
型は従来のトランスフア成形装置に使用すること
ができる。
なお、上記実施例においては上型板4と下型板
18とにそれぞれ突部5,21を形成している
が、一方に突部を形成し、他方に凹部を形成する
ようにしてもよい。この場合、突部については型
板と一体に形成してもよく別体に形成してもよ
い。
また、上記実施例においては、Oリング(シー
ル部材)22を突部21に装着しているが、突部
5に装着してもよい。
以上説明したように、この発明のトランスフア
成形用金型によれば、2つの型にキヤビテイを囲
むようにして互いに嵌まり合う嵌合部を形成する
とともに、これら嵌合部の側壁間にシール部材を
設け、2つの型の少なくとも一方に一端がキヤビ
テイに接続され、他端が負圧源に接続される空気
抜き孔を形成し、さらに下型板に樹脂受け棒を上
下方向に移動自在に設け、この樹脂受け棒によつ
て樹脂投入孔と通路との間の断続を行うようにし
ているから、樹脂内への空気の巻き込みを防止し
て不良品の発生頻度を大幅に低下させることがで
き、しかもサイクルタイムの短縮化、成型体の精
度向上および焼け防止を図ることができ、さらに
従来のトランスフア成形装置に使用することがで
きる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る金型を備えたトランス
フア成形装置の一部を省略して示す平面図、第2
図はその装置の型締め時における第1図のX―X
線矢視断面図、第3図は同装置の型締め途中にお
ける第1図のX―X線矢視断面図、第4図は第3
図―線矢視図、第5図は第3図の―線矢
視図、第6図は第3図の矢視図である。 4……上型板、5……突部(嵌合部)、6……
上センタブロツク、7……スリーブ(樹脂投入
孔)、8……タブレツト、9……上ブロツク、1
0……凹部、18……下型板、21……突部(嵌
合部)、22……Oリング(シール部材)、24…
…タブレツト受け棒(樹脂受け棒)、30……溝、
31……下センタブロツク、33……溝、34…
…プランジヤ、85……下ブロツク、36……
溝、37……凹部、38……ゲート、47,49
……空気抜き孔、S2……空間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上下に貫通する樹脂投入孔を有する上型と、
    この上型の下方にそれに対向して配置される下型
    とを有し、これら上型と下型とを上下方向に相対
    移動させて突き合わせ、これら2つの型の間に、
    樹脂が圧入されるキヤビテイを形成するととも
    に、一端が上記樹脂投入孔に接続され、他端が上
    記キヤビテイに接続された通路を形成してなるト
    ランスフア成型用金型において、上記2つの型に
    上記キヤビテイを囲むようにして互いに嵌合する
    嵌合部を形成するとともに、これら嵌合部を利用
    して密閉機構を設け、密閉する手段にシール材を
    設け、上記2つの型の少なくとも一方に一端が上
    記キヤビテイに接続され、他端が負圧源に接続さ
    れる空気抜き孔を形成し、上記下型の上面の上記
    樹脂投入孔に対応する部分に樹脂受け棒を上下方
    向に移動可能に設けてなり、上記樹脂受け棒は、
    上記2つの型が離間した際に上動限界点に位置し
    て上記樹脂投入孔に気密的に嵌合し、上記通路と
    上記樹脂投入孔との接続を阻止し、上記2つの型
    が突き合つた際に下動限界点に位置して上記通路
    と上記樹脂投入孔との接続を許容するように構成
    したことを特徴とするトランスフア成形用金型。
JP10237883A 1983-06-08 1983-06-08 トランスフア成形用金型 Granted JPS59227436A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10237883A JPS59227436A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 トランスフア成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10237883A JPS59227436A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 トランスフア成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59227436A JPS59227436A (ja) 1984-12-20
JPH0221375B2 true JPH0221375B2 (ja) 1990-05-14

Family

ID=14325791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10237883A Granted JPS59227436A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 トランスフア成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59227436A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59227436A (ja) 1984-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3232254B2 (ja) 射出成形用の金型構造およびその金型構造における成形品の突き出し方法
JPH0221375B2 (ja)
US5962042A (en) Injection mold
JPH0121774B2 (ja)
JPS6140167B2 (ja)
JPS5938252Y2 (ja) 射出成形用金型のガス抜き構造
JPH1158440A (ja) 射出成形装置および射出成形品並びにその成形方法
JPS6222344Y2 (ja)
JPS5931390Y2 (ja) 射出成形における型内真空装置
JPH0994834A (ja) 樹脂成形装置およびそれを用いて製造した半導体集積回路装置
JPH1110684A (ja) 射出成形用金型
JPS6023135Y2 (ja) 射出成形における真空金型装置
JP2000176971A (ja) 環状成形品及びその射出成形方法並びに射出成形金型
JPH09207174A (ja) 半導体モールド装置
JPS59123640A (ja) ゴム注入成形用金型
JPH09169045A (ja) 射出成形用金型
JPH0532270Y2 (ja)
JPH0351138Y2 (ja)
JPH05212760A (ja) 金型装置
JP2736554B2 (ja) 樹脂封止成形方法及び樹脂注入ゲートの構成方法
JPH0536658Y2 (ja)
JPS63281814A (ja) 樹脂成形金型装置
JPH0459215A (ja) モールド型
JPS59140019A (ja) 樹脂成形用金型の離型装置
JP2969610B2 (ja) 電子部品の樹脂封止部成形用金型装置