JPH02208Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパチンコ機用風車に関するものであ
る。

従来より、パチンコ機においては、美感と遊技
球の流れの変化とを増大させるために、遊技盤の
前面にパチンコ機用風車を取り付けていたが、従
来の風車は、遊技盤前面に打ち付けた釘等に羽根
付ロータを回転自在に支持させただけの構成であ
つたため、美感の変化が乏しいという欠点があつ
た。

本考案は上記欠点を解消したパチンコ機用風車
を提供することを目的とするもので、ランプによ
る充分な光量を有する明りがともつたロータを回
転させて美感の変化を増大させるようにしたこと
を特徴とする。

以下、図面を参照して本考案の一実施例を詳細
に説明すると、１はパチンコ機の遊技盤２に取り
付けられる支持板で、ここでは、この支持板１は
遊技盤の前面に釘止めされるようになつている。
この支持板１の裏側に取り付けられたランプ基板
３にはここでは３つのランプ４が取り付けられ、
各ランプ４は支持板１に形成された貫通孔として
の孔５を貫通して支持板１の前方に即ち遊技盤２
の前方に突出している。

ここでは、基板３は支持板１の裏側に突設され
たポスト６の後端に釘７で取り付けられている。
８はランプ４の各端子を図示しない点灯回路に接
続するための銅箔である。

支持板１には、ランプ４の前方及び周囲を包囲
する非円形キヤツプ状としての略三角キヤツプ状
のロータ９が回転自在に支持されている。ロータ
９の外周面には球当て用の突起１０が形成されて
いる。ロータ９の内部中央には軸１１の一端が埋
設され、この軸１１の他端はロータ９の後方に延
在して支持板１の中央部裏側に形成されたボス部
１２に回動自在に支持されており、止め輪１３に
よつて抜け止めされている。

ロータ９は透光性を有するプラスチツクス等で
作られており、その前面には適宜の模様、彫刻等
が施こされている。

上記実施例において、ここでは、ランプ４は遊
技中常時点灯されており、このランプ４の光によ
つてロータ９には明りがともされている。今、ロ
ータ９の外周面に遊技球が当たると、その衝撃力
によつてロータ９自体が明りをともした状態で回
転する。したがつて、美感は大きく変化する。

以上一実施例につき説明したが、本考案は上記
実施例のみに限定されるものではなく、例えば次
のような変形例も包含する。

ロータ９は例えば前面の一部に透光性を有す
る窓部を有しているものであつてもよい。

ランプは、ロータ９が回転を始めた際に点灯
するように構成されていてもよい。

ランプは交互に又は同時に点滅するように構
成されていてもよい。

ロータの形状、ランプの個数及びその取付構
造等は上記以外のいかなる態様であつてもよい
（ただしロータ９には外周面に突起１０を突設
するものとする）。

本考案は以上述べたことから明らかなように、 ランプは、貫通孔を貫通して遊技盤の前方に
突設されるので、ロータ内の光量を充分にとる
ことができる、 ロータが非円形キヤツプ状であるので、ロー
タ外周面に遊技球が当ると、ロータは確実に回
転することができると共に該ロータ外周面に対
する遊技球の当り場所により該ロータの初期回
転速度を変化させることができる、 ロータが非円形キヤツプ状であり、しかもロ
ータの外周面には突起が形成されているので、
上記の場合よりもさらにロータを確実に回転
させることができると共に遊技球によるロータ
の初期回転速度変化を大きくすることできる、 という効果を奏し、また上記各効果が相俟つて美
感の変化に富んだパチンコ機用風車が提供でき、
パチンコ遊技の興味を増大させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す風車の前面
図。第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図。第
３図は第１図に示す風車の後面図。第４図はロー
タの後面図。第５図は支持板の側面図。 １……支持板、２……遊技盤、４……ランプ、
９……ロータ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 パチンコ機の遊技盤に取付けられる支持板と、 該支持板に穿設した貫通孔と、 該貫通孔を貫通して前記遊技盤の前方に向けて
   突設したランプと、 前記支持盤に回転自在に支持され前記ランプの
   前方及び周囲を包囲する非円形キヤツプ状で且つ
   外周面には突起を備えた透光性を有するロータと からなることを特徴とするパチンコ機用風車。