JP3092317U - 風車玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風により容易に回転する構造を有する風車を
得る。 【構成】 風車の羽根の回転軸孔の下部より、回転軸を
支える円錐形ワッシャーをはめ込み、円錐形ワッシャー
の突起部に適合したカシメ部を設けてある金属製の接続
支柱を設置し、羽根に設置されているカシメを利用し、
羽根と接続支柱を円形ワッシャーで固定し羽根回転支持
体とし、回転支持体を本体に接続した風車

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、風により容易に回転する構造を有する風車を設置した玩具に関す るものである。

【０００２】

【考案の背景】

風車は以前より子供の玩具として愛用されている。風車を吹いて遊んだり、駆 け出して風を起こし、風車をまわして遊んだりと子供の好奇心を満足させる道具 として、またくるくる回る風車を見るだけで子供だけでなく、大人も楽しめるお もちゃとして定着している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記の風車には次のような不都合がある。すなわち息を吹きかけ ても、風にあてても風車が回転しないことがあり、しばしばいらだたしい思いを することがあった。構造は簡単で羽根と回転支柱によるものである。よって回転 軸の変形や羽根と回転軸のバランスが悪く、思うような回転が得られない場合は 、強く息を吹きかけたり、思いっきり早く走らなければならず、楽しさが半減し てしまうことも多い。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案に係る風車は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、 風車の羽根の回転軸孔の下部より、回転軸を支える円錐形ワッシャーをはめ込み 、円錐形ワッシャーの突起部に適合したカシメ部を設けてある金属製の接続支柱 を設置し、風車の軸とした。この接続支柱を羽根に設置されているカシメを利用 し、羽根と接続支柱を円形ワッシャーで固定し羽根回転支持体とした。本考案は この羽根付き回転支持体である風車を合成樹脂材製の本体に接続し構成する。

【０００５】 本考案の風車は円錐形突起部と羽根との接点が従来の風車より格段に少ないた め、抵抗が少なく、回転がスムーズに行われる。このように抵抗を少なくするこ とで上記従来の課題を解決しようとするものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図面に基づいてこの考案の実施の形態を説明する。図１はこの考案に係る風車 の回転支柱の構造図の断面図である。図２は図１に記載されている円錐形ワッシ ャーの斜視図であり、図３は円形ワッシャーの斜視図である。

【０００７】 図１において、１は円錐形ワッシャーであり、２は接続支柱、３は風車の羽根 、４は円形ワッシャー、そして７は風車を接続する本体である。これらの各部材 は、図に示すように組み立てられている。

【０００８】 接続方法を詳しく述べると、まず羽根３に円錐形ワッシャー１をはめ込み、次 に接続支柱２、円形ワッシャー４を羽根に固定する。その際羽根３に設けてある かしめ５により確実に固定できる。以上で風車本体が完成する。この風車を取り 付けるには、接続支柱２に設けてあるかしめを利用して本体７にはめ込む。

【０００９】 円錐形ワッシャー１、接続支柱２、円形ワッシャー４は金属製とする。変形 が無く容易な回転が維持される。

【００１０】 次に以上の構成からなる風車の作用を説明する。 図１に示すように本体に接続した風車は、人が羽根に向かって息を吹きかける ことにより回転する。また風が起こるところであれば、扇風機、クーラーの噴出 し口、天然の風などを利用して回転させることができる。この風車か容易に回転 するのは、図１から分かるように、羽根と支柱の接点が、羽根に取り付けた円錐 形のワッシャーの頂点と接続支柱の尖端であり、接続面が少なく抵抗が少ない為 である。

【００１１】 また本考案の風車は取り付けが容易に出来る。子供用の指輪、ヘアピン、ヘア ベルト、バッグ、靴、帽子の他一般に用いられている棒に接続されている風車、 おもちゃ各種、また取り付けが容易なため、反射板の清掃など風を利用した清掃 具にも利用可能である。

【００１２】

【考案の効果】

この考案に係る風車は、以上説明したように容易に回転することである。構造 上今までの風車では考えられない程滑らかに、弱い風でも回転する。吹きかける 息の弱い子供でも、容易に回転するため、楽しく風車遊びが可能である。また回 転を利用して、指輪に取り付けた風車の中心に占いや、ルーレットのゲームなど を印刷したシールを貼りゲームを楽しむこともできる。

【００１３】 風による容易な回転は道路の反射板に取り付けられている清掃用の風車にも応 用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る風車の回転部の断面図である。

【図２】図１に示した風車の円錐形ワッシャー１の斜視
図である。

【図３】図１に示した風車のワッシャー４の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ 円錐形ワッシャー ２ 接続支柱 ３ 羽根 ４ 円形ワッシャー ５ 羽根部かしめ ６ 接続支柱部かしめ ７ 接続本体

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】風車の羽根の回転軸孔の下部より、回転軸
   を支える円錐形ワッシャーをはめ込み、円錐形ワッシャ
   ーの突起部に適合した下部にカシメ部を設けてある金属
   製の接続支柱を設置し、羽根に設置されているカシメを
   利用し、羽根と接続支柱を円形ワッシャーで固定し羽根
   回転支持体とし、回転支持体を本体に接続した風車玩具
2. 【請求項２】前記本体は合成樹脂材製の指輪である請求
   項１記載の風車玩具