JPH02208346A - 食品または医療器材用樹脂組成物 - Google Patents

食品または医療器材用樹脂組成物

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JPH02208346A
JPH02208346A JP3089589A JP3089589A JPH02208346A JP H02208346 A JPH02208346 A JP H02208346A JP 3089589 A JP3089589 A JP 3089589A JP 3089589 A JP3089589 A JP 3089589A JP H02208346 A JPH02208346 A JP H02208346A
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JP
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ethylene
meth
acrylic acid
vinyl chloride
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JP3089589A
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English (en)
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Toshiharu Matsumiya
松宮 俊治
Hiroshi Ogawara
小河原 宏
Tatsuhiko Kawaoka
川岡 達彦
Shozo Shiraishi
白石 省三
Kazuo Sakamoto
和夫 坂本
Shoji Sakakiyama
昭二 榊山
Hiroshi Honda
本田 博志
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特に食品または医療分野において、臭気の少
ない容器、フィルム、チューブ等の種々の器材が得られ
る食品または医療器材用樹脂組成物に関する。
(従来の技術) 食品、血液、輸液等の運搬・保存のためのバッグ、チュ
ーブ等の器材は、特に透明性及び柔軟性が要求されるの
で、塩化ビニル系樹脂に液状可塑剤であるジオクチルフ
タレート(以下DOPという)を添加して得られる、い
わゆる軟質塩化ビニル樹脂組成物から成形されていた。
しかしながら、従来の軟質塩化ビニル樹脂組成物にて成
形された食品または医療用器材では、使用の際にその成
形品よりDOPが内容物に溶出することがあり、この溶
出物が体内に吸収されたり、口中に飲食されるおそれが
あった。
また、塩化ビニル系樹脂に、エチレン 一酸化炭素・酢
酸ビニル共重合体を配合してなる樹脂組成物にて上記器
材を成形することも提案された。
このものは透明性や柔軟性に優れており、上記した食品
、医療器材に要求される基本的な物性は満たしている。
ところが、成形中に発生する酢酸によって、日本薬局方
や厚生省告示に定められた溶出試験のp+(が悪くなっ
たり、また臭気かあり、これらが内容物に溶出し、食品
に好ましくない結果をもたらしていた。
また、塩化ビニル系樹脂にエチレン・一酸化炭素・(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を配合してな
る樹脂組成物にて器材を成形することも提案された。こ
のものも透明性及び柔軟性に優れており、食品、医療器
材に要求される基本的な物性は満たしている。ところが
、この樹脂組成物では、共重合体製造時に残留する(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルを除去することが難し
いのて、これが臭気の原因となり、食品等の内容物に溶
出し好ましくない結果をもたらしていた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記の欠点を解決したものであり、その目的
とするところは、透明性及び柔軟性に優れているのはも
ちろんのこと、特に臭気が少なく、しかも内容物への溶
出の少ない食品または医療器材用樹脂組成物を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 塩化ヒニル系樹脂とエチレン 一酸化炭素(メタ)アク
リル酸アルキルエステル共重合体とを含む樹脂組成物か
ら、未反応の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノ
マーを除去するにあたって、そのモノマーの沸点か樹脂
組成物の成形温度より一般には高いので、樹脂組成物の
成形時には除去し難いものであるが、本発明は次の2点
の発見により可能となった。
■特定の構造を有する結晶性アルミノケイ酸塩を組成物
に混合することにより、このケイ酸塩か(メタ〉アクリ
ル酸アルキルエステルモノマーと反応して臭気を大幅に
少なくすることができる。
■上記結晶性アルミノケイ酸塩は、塩化ビニル系樹脂の
熱安定性に関して悪影響を及ぼずこともなく、着色のな
い樹脂組成物が得られる。
すなわち、本発明の食品または医療器材用樹脂組成物は
、 (a)塩化ビニル系樹脂 (b)炭素数1〜18のアルキル基を有する(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル15〜60重量%、エチレン
50〜80重量%、一酸化炭素5〜30重量%からなる
エチレン 一酸化炭素・ (メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体 (c)一般式(XCaO)(y・Na20)・A120
32S10゜・z[(20で示される結晶性アルミノケ
イ酸塩(但し、Xは1〜0.6、yは0.5未溝、Zは
0〜上記(a)、(b)及び(c)を含有し、(a)1
00重量部に対して、(b)が30〜200重量部、(
c)が0.1〜15重量部配合されており、そのことに
より上記目的が達成される。
上記塩化ビニル系樹脂としては、塩化ヒニル単独の重合
体、または塩化ビニルと他の1種または2種以上のモノ
マーとの共重合体かあげられる。
他のモノマーとしては、エチレン、プロピレンなどのα
−オレフィン類、酢酸ビニルなどのビニルエステル類、
(メタ)アクリル酸エステルなどの不飽和カルホン酸エ
ステル類、アルキルビニルエーテルなどのビニルエーテ
ル類、臭化ヒニル、フッ化ビニルなどのハロゲン化上ニ
ル類、その他前記以外のスチレン、アクリロニトリル、
塩化ビニリデンなどのビニル化合物またはビニリデン化
合物かあけられる。これらは、常法に従った懸濁重合、
乳化重合によって得ることができる。
本発明では、特に平均重合度800〜1700の塩化ビ
ニル樹脂及び/またはエチレン含有量2〜8重量%、平
均重合度800〜2000の塩化ヒニル エチレン共重
合体が好ましく、この塩化ビニル樹脂と塩化ビニル・エ
チレン共重合体はそれぞれ単独で使用してもよく、任意
の割合で混合して使用してもよい 上記エチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル共重合体は、エチレンと一酸化炭素と(メタ
)アクリル酸アルキルエステルとの共重合体である。こ
の(メタ)アクリル酸アルキルエステルにおけるアルキ
ル基は、直鎖状または分岐状であって、その炭素数は1
〜18であり、具体的にはメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、5ec−ブ
チル基、t〜フチル基、インフチル基、ヘキシル基、オ
クチル基なとかあけられ、このうち炭素数2〜6のもの
か好ましい。
このエチレン 一酸化炭素 (メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル共重合体ては、エチレンは40〜80重量%
、好ましくは50〜70重量%の量で、酸化炭素は5〜
30重量%、好ましくは5〜20重量%の量て、(メタ
)アクリル酸アルキルエステルは15〜60重量%、好
ましくは20〜40重量%の量で含まれていることが望
ましく、必要に応じてさらに他の単量体を共重合させる
ことも可能である。
このようなエチレン・一酸化炭素 (メタ)アクリル酸
アルキルエステル共重合体を製造するには、単量体であ
るエチレン、一酸化炭素、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルのそれぞれを、触媒としてのt−プチルパーオ
キシドイソブチレ−1〜またはアゾジイソブチロニトリ
ルなどとともに所定の割合で高速攪拌反応容器中に供給
して混合し、高温(160〜230°C)高圧下(24
,000〜27.000psi )に高速で攪拌するこ
とによって単量体を共重合ずれはよい。
このエチレン 一酸化炭素・ (メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体は、メルトフローレイト(MFR
)か1〜500g/10分、好ましくは5〜100g/
10分であることが望ましい。
本発明にかかる樹脂組成物には、上記のような塩化ビニ
ル系樹脂と、エチレン 一酸化炭素・(メタ)アクリル
酸アルキルエステル共重合体に加えて、一般式(x  
Cab)  (y 、Na20)  Al2O3・2S
i02・zl120で示される結晶性アルミノケイ酸塩
が配合されている。
上記エチレン・一酸化炭素 (メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル共重合体の塩化ヒニル系樹脂100重量部に
対する配合量は30〜200重量部とするものてあり、
配合量が30重量部未満であると、柔軟性及び透明性に
劣るので好ましくない。また、配合量が200重量部を
超えると、ベタツキを生じ易くなるため好ましくない。
一般には塩化ビニル系樹脂とエチレン・一酸化炭素 (
メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は/8融混
合して配合されるが、以下のようにして得られたものも
使用することができる。
■エチレン 一酸化炭素 (メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体の存在下に塩化ビニル単独、あるいは
塩化ビニルと共重合しうる単量体をラジカル重合させて
得られる、いわゆるエチレン・一酸化炭素・(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル共重合体の塩化ビニル系クラ
フト重合体。
この塩化ビニル系グラフト重合体は、特公昭39278
76号公報、特開昭56−139518号公報に記載さ
れた方法に準して製造することができる。
■上記エチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体の塩化ビニル系グラフト重合体に
、可塑剤としてエチレン・一酸化炭素・ (メタ)アク
リル酸アルキルエステル共重合体を配合したものでもよ
く、あるいは前記塩化ビニル系グラフト重合体と塩化ビ
ニル系重合体の混合物てあってもよい。
上記一般式(X  Cab)  (y・Na20) 、
 Al2O3゜2SiO2zH20で示される結晶性ア
ルミノケイ酸塩において、Xは]〜0.6、yは0.5
未満、Zは0〜5である。x、 y及びZか上記範囲を
外れる場合は色がつき易くなり、特にyが0.5以上で
あると色かつき、JIS K 7103に従って測定し
たYe I lownessIndex(△YT)が大
きくなる。この結晶性アルミノケイ酸塩は塩化ビニル系
樹脂に対して0.1〜15重量部配合するものであり、
配合量力旬、1重量部未満では添加効果がなく、15重
量部を超える場合には物性が低下する。
本発明の食品または医療器材用樹脂組成物には、上記の
ような塩化ビニル系樹脂、エチレン 一酸化炭素・(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル共重合体及び結晶性ア
ルミノケイ酸塩に加えて、食品または医療器材用途に用
いられている従来より公知の無毒添加剤、例えばステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等の安定剤、キレ
ータ−エポキシ化大豆油が含まれてもよく、また必要に
より滑剤が含まれてもよい。
1〇− この樹脂組成物は、上記した塩化ビニル系樹脂、エチレ
ン・一酸化炭素 (メタ)アクリル酸アルキルエステル
共重合体及び結晶性アルミノケイ酸塩と、必要に応じて
安定剤、滑剤などの添加剤とを、ロール、バンバリーミ
キサ−などのバッチ式混練機あるいは二軸押出機などの
連続混線機を用いて、溶融混合(メルトブレンド)する
ことにより得られる。
得られた樹脂組成物は、所定形状の金型や押出機を用い
、あるいはロール等によってシート状、フィルム状、チ
ューブ状等各種形状に成形され、食品分野、医療分野の
器材に用いられる。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
実」1例」− 塩fヒビニル エチレン共重合体(エチレン含有量が4
重量%で平均重合度が1,300) 100重量部、エ
チレン・一酸化炭素・アクリル酸n−ブチル共重合体(
一酸化炭素含有量10重量%、アクリル酸=11− n−ブチル含有量30重量%)100重量部、結晶性ア
ルミノケイ酸塩(0,7CaO)  (0,3Na20
> + Al2O3・2SiO2)  (日本化学社製
、セオライトCA−110P) 4重量部、Ca−Zn
系安定剤(アデカアーガス社製、マーク37) 1.0
重量部、エポキシ化大豆油(アデカアーガス社製、o−
130P) 10重量部及び滑剤(三井石油化学社製、
ハイワックス4202E) 1重量部を、180°Cに
加熱された8Bロールで5分間混練した後ペレット状と
し、30mm押出機で内径4mm、外径6mmのチュー
ブを成形した。
このチューブ2mを約100mm径の輪に巻き、厚さ3
0μmの高密度ポリエチレンの袋に入れ、袋を閉じた後
、35°Cの恒温槽に1週間放置した。その後、10人
の官能検査員により官能試験を行った。すなわち、上記
袋を開封した後、直ちに鼻を近づけて袋内の臭いを嗅ぎ
、rYaglouによる臭気の強さの段階」 (表1に
示す)(衛生試験法:注解1980. P4O10)に
従い評価した。試料は5分毎に1検体開け、10人には
ランタムに渡した。
12〜 表1 塩の量及び/または種類のみを変化させたυ外は、実施
例1と同様にしててチューブを作成し、実施例1と同様
に試験した。その結果を表2に示す。
(以下余白) 次に、8Bロールで混練したシートを180℃に加熱さ
れたプレスで5分間加熱し、厚さ1mmのシートを作り
、これのYellowness Index(ΔYl)
をJISK 7103に従って測定した。結果を表2に
示す。
表2に示すように、結晶性含水アルミノケイ酸14〜 (発明の効果) 本発明の食品または医療器材用樹脂組成物は、透明性や
柔軟性に優れている上に、臭気が少なく、しかも内容物
への溶出が少ないものであり、食品または医療器材に特
に好適に使用することかできる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)塩化ビニル系樹脂 (b)炭素数1〜18のアルキル基を有する(メタ)ア
    クリル酸アルキルエステル15〜60重量%、エチレン
    50〜80重量%、一酸化炭素5〜30重量%からなる
    エチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキルエ
    ステル共重合体 (c)一般式 (x・CaO)(y・Na_2O)・Al_2O_3・
    2SiO_2・zH_2Oで示される結晶性アルミノケ
    イ酸塩(但し、xは1〜0.6、yは0.5未満、zは
    0〜5)上記(a)、(b)及び(c)を含有し、(a
    )100重量部に対して、(b)が30〜200重量部
    、(c)が0.1〜15重量部配合されている食品また
    は医療器材用樹脂組成物。
JP3089589A 1989-02-08 1989-02-08 食品または医療器材用樹脂組成物 Pending JPH02208346A (ja)

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