JPH02207745A - 糖衣物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、大きさ、形状に関係なく均一に糖衣がなされ
ている糖衣物に関する。

（従来の技術） 一般に、糖衣ガムやマーブルＰｇコレート等の糖衣物は
、次のようにして製造される。すなわち、まず被糖衣物
（以下センターと記すンと相接する糖衣層の糖衣層とし
て、砂糖と澱粉類（コーンスターチ等の水工＃！１１．
＃粉やａ化澱粉等の水溶性澱粉）もしくは安定剤（ゼラ
チン、ガム質、乳化剤等）の少な（とも一種とを含む水
ＦｊＦＬを用い、回転釜内で該水浴液を供給し、送風乾
燥しながらセンターを被覆する。これを下掛けというが
、澱粉もしくは安定剤を含むため、粘稠性があり、その
ためセンターの被ｆｆｌ性は良好であるが、厚いＭ覆膜
となって結晶化するためキメが粗くなる。そこで、次に
下掛は層よりも澱粉もしくは安定剤が少なく砂糖分の多
い水溶液を用いて更に糖衣する。

これを中掛けという。そして更に、キメの細かい糖衣に
するため、砂糖のみの水溶液で糖衣をする。

これを上掛けという。上掛けは砂糖の水溶液であるので
、薄い！！！！：ｉ！膜となって結晶化し、従ってキメ
の細かい糖衣となる。そして最後に必要に応じ、着色料
や艶出し剤を用いて製品化し、糖衣物が得られる。

通常、糖衣物を量産する場合、糖衣されるセンターは、
！ｉｊＮ　〜２．５ｆ、ｔ！径１０　ｍｍ程度（Ｄ円盤
形や球形に近いものが多（、これらは上記糖衣層により
充分糖衣がなされる。

しかしながら、重量、大きさが上記範囲を超えていたり
、角を有する形状のセンターを上記糖衣層で糖衣した場
合、回転釜中あるいは包装工程中で、強い衝撃を受ける
ため、糖衣層にひびわれを生じ、更に衝撃が激しいとき
には糖衣層が剥離して商品価値が著しく低下するという
問題があった。

このため、大型あるいは角型のセンターが均一に糖衣さ
れた糖衣物を量産することは実質上困難であるのが現状
であった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、このような弔情に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、大粒あるいは角を有する形状のセ
ンターであっても均一に糖衣された糖衣物を量産するこ
とが可能で、かつ、製造工程中の衝撃にも耐えうる糖衣
物を提供することにある。

（課題を解決するための手段） と記の目的は、被糖衣物を糖衣層によって被覆した糖衣
物であって、被糖衣物と相接する糖衣層をα化澱粉もし
くはデキストリンの少なくとも１種と糖アルコールとを
含有する糖衣により形成してなる糖衣物によって達成さ
れる。

すなわち、本発明者は、均一被覆性、耐衝撃性を有する
糖衣層の組成について研究を行った。その結果、大粒の
センターを均一に被覆するためには、下掛けに使用する
糖衣層が従来よりも粘稠性を育することが必要であるこ
とがわかった。また、糖衣中、もしくは糖衣後、衝撃に
耐えうるようにするためには、送風乾燥を行っても糖衣
膜に保湿性があり軟質な状態である方が良いことがわか
った。

そこで更に研究を重ねた結果、下掛は用の糖衣層として
α化澱粉もしくはデキストリンの少な（とも−踵と糖ア
ルコールとを併用した水浴液を用いることにより、大き
さ、形状に関係なく均一に糖衣がなされ、製造工程中の
衝撃にも耐え得る糖衣物が得られることを見い出し本発
明に到達した。

次に、本発明の詳細な説明する。

本発明の糖衣物の下掛けに使用する水ｍ液は、α化澱粉
もしくはデキストリンの少なくとも一種を含有する。α
化澱粉としては、ａ化コーンスターチ、ａ化馬鈴薯澱粉
、寒梅粉等が挙げられ、これらは単独でも２種以上併用
してもよい。

α化澱粉もしくはデキストリンの少な（とも−種の配合
量は、水溶液全体に対して５〜２０１！量％であること
が好ましい。α化澱粉もしくはデキストリンの少なくと
も一種が５重琶％よりも少ない場合にはセンターを充分
に被覆することができなかったり、また糖衣中にひびわ
れが生じたりしやす（、逆に、２０道量２よりも多い場
合には糖衣層が乾燥しづらく、ベタツキが生じゃすくな
る傾向がある。

また、同じく上記水溶液に含有される糖アルコールとし
ては、通常食品に用いられるマルチトール、オリゴ糖ア
ルコール、ソルビット等が挙げられ、これらは単独でも
２椙以上組み合せてもよい。

糖アルコールの配合量は、水溶液全体に対して０．６〜
３！ｉｊ１％であることが好ましい。糖アルコールがＯ
１ｓ重Ｊ１％よりも少ない場合は糖衣物にひびわれが生
じ易（、逆に３正念％よりも多い場合には、乾燥しづら
（、ベトつきが生じやすくなる傾向がある。

なお１配水ｍ液には、糖衣層の結晶化を早める目的で、
糖質甘味料を加えることが望ましい。特に、水！Ｉ！Ｉ
液全体に対して３０〜６５恵量％のグラニユー糖を用い
た場合には好結果が得られる。

また、上記水ｍ液中には、色素、香料、安定剤、水不溶
性澱粉等を適宜必要に応じて加えればよく、その配合比
率も特に限定されるものではない。

この本発明の下掛けに用いる水溶液は、粘稠性を有して
いるので、センターに大粒のセンターや角ばった形状の
センターを用いても、均一に糖衣がなされる。また、こ
の水溶液は糖衣中は軟質であるので、糖衣中にひび削れ
ることがない。更に保湿性を有し、糖衣層が完全に安定
結晶化するには、数日間を要するので、包装工程中の衝
撃にも糖衣物が破損するということもない。しかも、糖
衣後数日で安定結晶化するので、短期の保管で充分ハー
ドな食感の糖衣物−ζ変化し得る。

上記水溶液で糖衣されるセンターとしては、大粒のナツ
ツ類、キャンデイ−類、錠菓、チ１コレ−ト、ガム等の
糖衣物のセンターとして一般に用いられているものでよ
い。また、その形状、大きさも特に限定されるものでは
な（、大粒でも角を膏する形状のものでもよい。

上記水溶液及びセンターを用いて、本発明の糖衣物は例
えば次のようにして作ることができる。

すなわら、まず一般に糖衣に用いられる回転釜へ、所定
量のセンターを投入し、回転釜を２０〜２６ｒｐｍ程度
に回転させながら加熱俗解させた水溶液をかける。この
とき、１回にかける水溶液の量はセンターの全表面にゆ
きわたる程度にすることが好ましい。

次にこの被覆物を、例えば温度５Ｓ−２０℃、湿度４５
〜６５％、風速５〜＠ｎｔ／Ｂ程度の送風番こて乾燥す
る。この作業を被糖衣物が所定量充分被覆されるまでく
り返し、下掛けの糖衣層を形成する。

次に必要に応じた所定濃度のグラニュー糖水＃ｊ液で、
と記と同じ要領で中掛けを行う。なお、中掛けは必ずし
も行う必要はなく、目的Ｉζ合わせて適宜選択すればよ
い。そして、ｉｌＩ度６８〜１６％程度のグラニユー糖
水溶液を用いてと記と同じ要領でと掛けを行う。最後に
必要に応じてワックス、シェラツク等にて艶出しを行い
、本発明の糖衣物が得られる。

（発明の効果） 以上のように、本発明の糖衣物は、センターと相接する
糖衣層に、粘稠性及び保湿性のある水溶液が用いられて
いるので、大粒のセンターや角ばった形状のセンターの
場合でも、糖衣中に糖衣層がひびわれることなく、均一
に糖衣がなされる糖衣物である。更に、包装工程中の衝
撃にも破損することがない糖衣物である。

表音を施す必要がなく、上掛は工程をすぐ行うことも可
能である。

このように、今まで連続製造が困難であるといわれてい
た大粒あるいは角ばった形状のセンターを用いた糖衣物
を得ることが可能となり、また従来の設備を利用して簡
単に大量に製造することが可能となった。

次に本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。

実施例１〜９、比較例１〜４ 下記の表に示す配合割合で加熱溶解した下掛は用糖衣８
２５０１を用意した。そして、２４　ｒｐｍの回転釜中
に略三角柱形の１粒５．６１のチューインガムセンター
を５ｏｏｔ投入し、と配糖衣蜜を１回の使用念がセンタ
ーの全表面に行き渡る程度にかけ、ｎ度１８℃湿夏５８
％風速４．５　／／／　／秒の送風にて乾燥した。この
操作を準備した糖衣層がなくなるまで繰返し、下掛けの
糖衣層を形成させた。

次に、グラニュー糖ｓｏｗｎ部、水４０重量部の配合割
合で加！ｌ！Ａ店解した中掛は用地衣蜜６ｏｆをと記下
掛は用地衣蜜と同じ要領にて繰返し、中掛けの糖衣層を
形成させた。最後に、グラニユー糖７０重量部、水３０
重量部の配合割合で加熱だ解したと掛は用地衣蜜１５０
Ｆをと記と同じ要領にて繰返し、と掛けの糖衣層を形成
させ、それぞれ糖衣ガムを得た。

これらの得られた糖衣ガムを総合的に判定、評価した。

その結果を下記の表に併せて示す。

以上の結果から、本発明の実施例の糖衣物は、いずれも
、工程中に糖衣表面にひびわれが生じたり、センターか
ら糖衣層が剥離することがなく、操業性、及び包装適性
とも良好で均一な糖衣ができた。これに対し、比較例の
糖衣物は、糖衣中もしくは包装中にひびわれや剥離を生
じ、好ましくなかった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被糖衣物を糖衣層によって被覆した糖衣物であって、被
   糖衣物と相接する糖衣層をα化澱粉もしくはデキストリ
   ンの少なくとも一種と糖アルコールとを含有する糖衣に
   より形成してなる糖衣物。