JPH0220527Y2 - - Google Patents

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JPH0220527Y2
JPH0220527Y2 JP1984094893U JP9489384U JPH0220527Y2 JP H0220527 Y2 JPH0220527 Y2 JP H0220527Y2 JP 1984094893 U JP1984094893 U JP 1984094893U JP 9489384 U JP9489384 U JP 9489384U JP H0220527 Y2 JPH0220527 Y2 JP H0220527Y2
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JP
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oil
oil reservoir
reservoir chamber
supply passage
chamber
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JP1984094893U
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JPS6111057U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等車両に備えられるデイフア
レンシヤル装置におけるデフドライブピニオンシ
ヤフト支持装置の潤滑装置に関する。更に詳細に
は、デフドライブピニオンシヤフトの支持装置を
潤滑するために設けられるオイル溜り室のオイル
液面高さを略一定とする潤滑装置に係る。
〔従来の技術〕
自動車等車両に備えられるデイフアレンシヤル
装置には、動力伝達系の最終減速機構として、デ
フドライブピニオンとリングギヤが噛合つて構成
されている。デフドライブピニオンは、そのシヤ
フトすなわちデフドライブピニオンシヤフトが2
個のベアリングによりデフケースに支承されて配
設されている。2個のベアリングは所定の間隔を
置いて配設されており、この2個のベアリング間
にはデフケースにより囲繞されたオイル溜り室が
形成されている。そして、このオイル溜り室に
は、リングギヤが位置する主油室のオイルがリン
グギヤにより掻き上げられ、主油室とオイル溜り
室とを連通する供給通路を通じて供給されるよう
になつている。そして、このオイル溜り室に供給
されるオイルによつてベアリングの潤滑が行われ
るようになつている。なお、この形式の潤滑装置
は、実公昭52−6759号等によつて公知である。
従来、オイル溜り室へのオイルの供給は、供給
通路を通じてリングギヤの掻き上げオイルが自由
に供給されるようになつているため、オイル溜り
室のオイル液面高さは、リングギヤの回転数によ
り変動する。すなわち、回転数の高いときにはリ
ングギヤの掻き上げオイル量が多くなるため、オ
イル液面は高くなり、回転数の低いときには掻き
上げオイルが少なくなるため、オイル液面は低く
なる。
一般に、オイル溜り室のオイル液面高さは、回
転数の低いときでもベアリングの潤滑が十分行わ
れるように設定されることから、回転数の高いと
きにはオイル液面は必要以上に高くなることがあ
る。
オイル液面が必要以上に高くなると、ベアリン
グによる撹拌抵抗が大きくなり、この撹拌抵抗に
より動力損失を生じるという不都合を生じること
がある。
従来、このような不都合を生じるのは、オイル
溜り室のオイル液面高さの調節機能がなかつたた
めである。オイル液面高さを調節する方法として
は、オイル溜り室へのオイル供給量を調節する方
法、およびオイル溜り室からの排出量を調節する
方法が考えられるが、排出量を調節する方法をと
るのは一般に困難であるため、供給量を調節する
方法をとるのが好ましい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
而して、本考案が解決しようとする問題点は、
オイル溜り室へ供給されるオイル量をオイル液面
高さに応じて調節することにより、オイル液面高
さを略一定の所望の高さとすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の問題点を解決するために、本考案にかか
るデフドライブピニオンシヤフト支持装置の潤滑
装置は、上述したこの種のデフドライブピニオン
シヤフト支持装置の潤滑装置において、次の手段
をとる。
すなわち、主油室からオイル溜り室への供給通
路の入口に供給通路の開口面積を可変とする開閉
弁が設けられており、他方、オイル溜り室にはフ
ロートが設けられている。フロートと開閉弁とは
作動連結されており、この作動連結はオイル溜り
室のオイル液面が高くなるにしたがつて供給通路
の開口面積を狭くする連結となつている。
〔作用〕
主油室からオイル溜り室への供給通路の入口に
設けられた開閉弁は、フロートの位置高さに追従
して作動し、オイル溜り室のオイル液面が高くな
つたときには、入口の開口面積が狭くなり、オイ
ル液面が低くなつたときには、広くなる。
したがつて、供給通路の入口開口面積が広いと
きには、リングギヤにより掻き上げられるオイル
が多量にオイル溜り室に取入れられ、開口面積が
狭いときには、取り入れられるオイル量が小量と
なる。
これにより、オイル溜り室のオイル液面が高い
ときには、取り入れられるオイル量は小量とな
り、オイル液面が低いときには多量となるため、
リングギヤの回転数にかかわらず、オイル液面は
略一定の高さとなる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述したようにして、リングギヤの
回転数にかかわらずオイル溜り室のオイル液面高
さを略一定の高さとすることができ、この一定の
液面高さを予め所望の高さに設定することによ
り、オイル溜り室のオイル液面を最適の高さとす
ることができる。その結果、従来のようにオイル
液面が必要以上に高くなることにより生じる撹拌
抵抗の増加をなくすることができ、それに伴い動
力損失の増加もなくすることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図は、本考案にかかるデフド
ライブピニオンシヤフト支持装置の潤滑装置の一
実施例を示す。第1図は第2図の部拡大図、第
2図は全体図を示す。
第2図において、符号10はデイフアレンシヤ
ル装置を全体的に示す。デイフアレンシヤル装置
10は、通常、最終減速機構と差動機構とから成
つている。最終減速機構は、リングギヤ12とデ
フドライブピニオン14との噛合により構成され
ている。差動機構は図示を省略したがリングギヤ
12に取付けられて構成されている。これらの機
構はデフケース16内に具備されている。
最終減速機構を構成するデフドライブピニオン
14はデフドライブピニオンシヤフト18が一体
的に設けられている。デフドライブピニオンシヤ
フト18は2個のベアリング20,22によりデ
フケース16に回転可能に支承されている。ベア
リング20,22はテーパローラベアリングが使
用されている。通常、第2図で見た前方(左方)
位置のベアリング20はフロントベアリングと称
され、後方(右方)位置のベアリング22はリヤ
ベアリングと称される。
ベアリング20,22は、軸方向に所定の間隔
を置いて配設されており、このベアリング20,
22の間には、デフケース16により囲繞されて
オイル溜り室24が形成されている。このオイル
溜り室24はリングギヤ12が位置する主油室2
6と供給通路28を介して連通されており、リン
グギヤ12により掻き上げられた主油室26のオ
イルが供給通路28からオイル溜り室24に供給
されてくるようになつている。
第1図に良く示されるように、供給通路28の
入口には、開閉弁30が設けられている。開閉弁
30は、その下部が供給通路28を形成する内側
のデフケース16aに摺動移動可能に支持されて
おり、開閉弁30は第1図で見て右方向に傾斜し
た状態で、上下動可能とされている。そして、開
閉弁30が上方に移動した状態では供給通路28
の入口開口面積Aが狭く、下方に移動した状態で
は開口面積Aは広くなる。すなわち、供給通路2
8の入口開口面積Aは可変となつている。
他方、オイル溜り室24にはフロート32があ
り、オイル溜り室24内のオイル液面P上に浮遊
している。このため、フロート32はオイル液面
Pの高さの変動と共にその上下位置が変動する。
開閉弁30とフロート32は連結棒36によつ
て連結されており、フロート32と開閉弁30は
一緒になつて作動する。すなわち、オイル液面P
が高くなり、それに伴つてフロート32の位置が
高くなると、開閉弁30は上方に移動し、供給通
路28の入口開口面積Aが狭くなる。オイル液面
Pが低くなり、フロート32の位置も低くなる
と、開閉弁30は下方に移動し、開口面積Aが広
くなる。
供給通路28の入口開口面積Aが広いと、リン
グギヤ12で掻き上げられる主油室26のオイル
が多量にオイル溜り室24に取り入れられ、開口
面積Aが狭いと、オイル溜り室24に取り入れら
れるオイルは少量となる。
開口面積Aが広いときは、オイル溜り室24の
オイル液面Pが低いときであるので、この状態で
多量のオイルが取り入れられることにより、オイ
ル液面Pは高くなる。そして、オイル液面Pが高
くなると開口面積Aは狭くなり、取り入れられる
オイルが少量となり、オイル液面Pは低くなる。
この作動が繰り返し行われることにより、オイル
液面Pは略一定の高さに常に維持される。
この一定に維持される高さを、予め設定してお
くことにより、オイル溜り室24内のトルク液面
を常に最適の高さとすることができ、トルク液面
が従来のように必要以上に高くなることがないの
で、撹拌抵抗の増加をなくし、それに伴い動力損
失の増加もなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案にかかるデフドラ
イブピニオンシヤフト支持装置の潤滑装置の一実
施例を示し、第1図は第2図の部拡大断面図、
第2図は全体図である。 符号の説明、12……リングギヤ、16……デ
フケース、18……デフドライブピニオンシヤフ
ト、20,22……ベアリング、24……オイル
溜り室、28……供給通路、30……開閉弁、3
2……フロート、A……供給通路の開口面積、P
……オイル液面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 デフドライブピニオンシヤフトがデフケース
    に、間隔を置いて配設された2個のベアリングに
    より支承されており、2個のベアリング間にはデ
    フケースにより囲繞されてオイル溜り室が形成さ
    れており、このオイル溜り室にはリングギヤが位
    置する主油室から供給通路を通じて主油室のオイ
    ルがリングギヤにより掻き上げられて供給される
    デフドライブピニオンシヤフト支持装置の潤滑装
    置において、 前記主油室からオイル溜り室への供給通路の入
    口に供給通路の開口面積を可変とする開閉弁が設
    けられており、他方、オイル溜り室にはフロート
    が設けられており、フロートと開閉弁とは作動連
    結され、この作動連結はオイル溜り室のオイル液
    面が高くなるにしたがつて供給通路の開口面積を
    狭くする連結となつていることを特徴とするデフ
    ドライブピニオンシヤフト支持装置の潤滑装置。
JP1984094893U 1984-06-25 1984-06-25 デフドライブピニオンシヤフト支持装置の潤滑装置 Granted JPS6111057U (ja)

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JP1984094893U JPS6111057U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 デフドライブピニオンシヤフト支持装置の潤滑装置

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Publication Number Publication Date
JPS6111057U JPS6111057U (ja) 1986-01-22
JPH0220527Y2 true JPH0220527Y2 (ja) 1990-06-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2589493Y2 (ja) * 1990-03-20 1999-01-27 トヨタ自動車株式会社 終減速装置の潤滑構造
JP4811125B2 (ja) * 2006-05-24 2011-11-09 トヨタ自動車株式会社 デファレンシャル
JP4930453B2 (ja) 2008-05-12 2012-05-16 トヨタ自動車株式会社 回転軸の軸受潤滑構造
JP6384466B2 (ja) * 2015-12-16 2018-09-05 トヨタ自動車株式会社 差動装置
JP7064403B2 (ja) * 2018-07-31 2022-05-10 株式会社Subaru 車両のオイル供給構造
JP7406431B2 (ja) * 2020-03-27 2023-12-27 住友重機械工業株式会社 減速装置

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JPS6111057U (ja) 1986-01-22

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