JPH0220502Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220502Y2 JPH0220502Y2 JP1982107029U JP10702982U JPH0220502Y2 JP H0220502 Y2 JPH0220502 Y2 JP H0220502Y2 JP 1982107029 U JP1982107029 U JP 1982107029U JP 10702982 U JP10702982 U JP 10702982U JP H0220502 Y2 JPH0220502 Y2 JP H0220502Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shim
- plate
- steel plate
- disc brake
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 12
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 12
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 claims description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の目的)
この考案は、デイスクブレーキにおいてパツド
の裏金とブレーキピストンまたはキヤリパ爪との
間に介在させて、パツドのライニングとロータと
の摩擦に基いて生じ易い騒音(ブレーキノイズ)
を防止するためのシムに関し、特に2枚の薄鋼板
の間にゴム板またはプラスチツク板(以下単にゴ
ム板と称する)を挟んだ、いわゆるサンドイツチ
鋼板シムにおいて、ゴム板の変形を防止してシム
の耐久性を向上させることを目的として考案され
たものである。
の裏金とブレーキピストンまたはキヤリパ爪との
間に介在させて、パツドのライニングとロータと
の摩擦に基いて生じ易い騒音(ブレーキノイズ)
を防止するためのシムに関し、特に2枚の薄鋼板
の間にゴム板またはプラスチツク板(以下単にゴ
ム板と称する)を挟んだ、いわゆるサンドイツチ
鋼板シムにおいて、ゴム板の変形を防止してシム
の耐久性を向上させることを目的として考案され
たものである。
(従来技術)
ブレーキノイズを防止するための従来のデイス
クブレーキ用シムは、第1図に示すように形成さ
れていた。
クブレーキ用シムは、第1図に示すように形成さ
れていた。
即ちパツドの裏金とほぼ同形に形成され、裏金
に重ねたとき摺動しないように数個の折曲げ片
2,2を縁に形成したもので、このシムを裏金に
重ね、ブレーキピストン3(第1図A)、キヤリ
パ爪4(第1図B)によりこのシムを介して裏金
を押し、パツドのライニングをロータに強圧する
ものである。
に重ねたとき摺動しないように数個の折曲げ片
2,2を縁に形成したもので、このシムを裏金に
重ね、ブレーキピストン3(第1図A)、キヤリ
パ爪4(第1図B)によりこのシムを介して裏金
を押し、パツドのライニングをロータに強圧する
ものである。
このシムには、第2図に拡大図示するように、
薄鋼板5,6の間にゴム板7を挾んだサンドイツ
チ鋼板シムと呼ばれるものがある。この型のシム
は、制動時に摩擦力のためパツドがロータの回転
方向に少し動かされるので、薄鋼板5,6の間に
ずれを生じ、ゴム板7に剪断歪を生じる。この歪
は小さいけれども、制動が多数回繰返されるに従
つてゴムの弾性が劣化し、シムの耐久性が悪くな
るという不都合があつた。
薄鋼板5,6の間にゴム板7を挾んだサンドイツ
チ鋼板シムと呼ばれるものがある。この型のシム
は、制動時に摩擦力のためパツドがロータの回転
方向に少し動かされるので、薄鋼板5,6の間に
ずれを生じ、ゴム板7に剪断歪を生じる。この歪
は小さいけれども、制動が多数回繰返されるに従
つてゴムの弾性が劣化し、シムの耐久性が悪くな
るという不都合があつた。
(本考案の構成、作用、効果)
この考案は、上記のような不都合をなくすため
に第3〜4図のようにシムを構成したものであ
る。即ちブレーキに組込んだときに、ピストン
3、キヤリパ爪4(第3図にはこれらを一緒に描
いている)に押されない位置に、バーリング加工
や絞り加工等により、シムの面に対して略垂直な
膨出部8を形成したものである。膨出部8を形成
するには、拡大図示した第4図Aのように孔9の
縁を折立てて円筒壁の如く形成しても、第4図B
のように、膨出部8の裏側に有底の凹部10を形
成してもよい。また膨出部8の数は1個乃至複数
個とする。
に第3〜4図のようにシムを構成したものであ
る。即ちブレーキに組込んだときに、ピストン
3、キヤリパ爪4(第3図にはこれらを一緒に描
いている)に押されない位置に、バーリング加工
や絞り加工等により、シムの面に対して略垂直な
膨出部8を形成したものである。膨出部8を形成
するには、拡大図示した第4図Aのように孔9の
縁を折立てて円筒壁の如く形成しても、第4図B
のように、膨出部8の裏側に有底の凹部10を形
成してもよい。また膨出部8の数は1個乃至複数
個とする。
このように膨出部8を形成するから、制動時に
薄鋼板5,6が互にずれる方向の力を受けても両
板およびゴム板7は、膨出部8に支えられるため
剪断方向に移動し難く、従来のサンドイツチ鋼板
シムのようにゴム板に大きな剪断歪を生ずること
が防止され、この歪による耐久力の劣化を防止す
ることができたものである。
薄鋼板5,6が互にずれる方向の力を受けても両
板およびゴム板7は、膨出部8に支えられるため
剪断方向に移動し難く、従来のサンドイツチ鋼板
シムのようにゴム板に大きな剪断歪を生ずること
が防止され、この歪による耐久力の劣化を防止す
ることができたものである。
中空ピストンの開口部に係合する折曲げ部を曲
げ起したシム板が、実開昭57−21844号公報に記
載されているが、このような片持ち式の折曲部は
剛性が弱いので、制動時のシム板に平行する力を
十分に支えることができず、積層式シム板にずれ
を生じさせてシム板の耐久性を悪くするものであ
る。
げ起したシム板が、実開昭57−21844号公報に記
載されているが、このような片持ち式の折曲部は
剛性が弱いので、制動時のシム板に平行する力を
十分に支えることができず、積層式シム板にずれ
を生じさせてシム板の耐久性を悪くするものであ
る。
第1〜2図は従来のデイスクブレーキ用シムを
示し、第1図Aはピストンとの関係を示す正面
図、第1図Bはキヤリパ爪との関係を示す正面
図、第2図は第1図のA−A拡大断面図、第3〜
4図はこの考案のデイスクブレーキ用シムの実施
例を示しており、第3図は正面図、第4図Aは第
3図のB−B拡大断面図、第4図Bは膨出部の別
例を示す第4図Aと同様の断面図である。 1:シム、2:折曲げ片、3:ピストン、4:
キヤリパ爪、5,6:薄鋼板、7:ゴム板、8:
膨出部、9:孔、10:凹部。
示し、第1図Aはピストンとの関係を示す正面
図、第1図Bはキヤリパ爪との関係を示す正面
図、第2図は第1図のA−A拡大断面図、第3〜
4図はこの考案のデイスクブレーキ用シムの実施
例を示しており、第3図は正面図、第4図Aは第
3図のB−B拡大断面図、第4図Bは膨出部の別
例を示す第4図Aと同様の断面図である。 1:シム、2:折曲げ片、3:ピストン、4:
キヤリパ爪、5,6:薄鋼板、7:ゴム板、8:
膨出部、9:孔、10:凹部。
Claims (1)
- 2枚の薄鋼板5,6の間にゴム板7またはプラ
スチツク板を挟んだサンドイツチ鋼板シムにおい
て、デイスクブレーキに組込んだとき、ブレーキ
ピストン3またはキヤリパ爪4に近接し、しかも
これらに押されない位置に、サンドイツチ鋼板シ
ムの面に対して略垂直な筒状の壁部を有する複数
の膨出部8をサンドイツチ鋼板シムに形成したこ
とを特徴とするデイスクブレーキ用シム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10702982U JPS5911927U (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | デイスクブレ−キ用シム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10702982U JPS5911927U (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | デイスクブレ−キ用シム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5911927U JPS5911927U (ja) | 1984-01-25 |
JPH0220502Y2 true JPH0220502Y2 (ja) | 1990-06-05 |
Family
ID=30250230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10702982U Granted JPS5911927U (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | デイスクブレ−キ用シム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5911927U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62172981A (ja) * | 1986-01-27 | 1987-07-29 | 水田 孝司 | コイン揚上装置 |
JP2002364685A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-18 | Hosei Brake Ind Ltd | 複数板材の位置決め構造 |
JP6112391B2 (ja) * | 2013-01-09 | 2017-04-12 | スズキ株式会社 | ディスクブレーキパッド用シム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721844B2 (ja) * | 1978-01-13 | 1982-05-10 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721844U (ja) * | 1980-07-12 | 1982-02-04 |
-
1982
- 1982-07-16 JP JP10702982U patent/JPS5911927U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721844B2 (ja) * | 1978-01-13 | 1982-05-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5911927U (ja) | 1984-01-25 |
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