JPH058347Y2 - - Google Patents

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JPH058347Y2
JPH058347Y2 JP14781288U JP14781288U JPH058347Y2 JP H058347 Y2 JPH058347 Y2 JP H058347Y2 JP 14781288 U JP14781288 U JP 14781288U JP 14781288 U JP14781288 U JP 14781288U JP H058347 Y2 JPH058347 Y2 JP H058347Y2
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back plate
notch
shim
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positioning notch
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案はデイスクブレーキ用摩擦パツド、特
に、裏板と、ブレーキデイスクに対向する裏板前
面に接合されたライニングと、裏板背面に重合さ
れた制動鳴音防止用シムとを備え、シムは、裏板
の外周部一側に形成されたコ字形位置決め切欠き
に係止される第1弾性係止爪と、裏板の外周部他
側に係止される複数の第2弾性係止爪とを有する
摩擦パツドの改良に関する。
(2) 従来の技術 この種摩擦パツドにおいて、その裏板は比較的
厚肉の鋼板に打抜き加工を施して得られるもの
で、その加工と同時に、位置決め切欠きが成形さ
れる。この場合、鋼板の肉厚に起因して、位置決
め切欠きの両内角部が直角となるようにポンチを
形成することが難しいため、各内角部には丸み
(いわゆる、アール)が付されることになる。
そこで、従来は、第1弾性係止爪を、位置決め
切欠きの両丸みを避けてその内底面に係止させて
いる。
(3) 考案が解決しようとする課題 しかしながら前記のように構成すると、制動操
作に伴いシムが位置ずれを生じたとき、第1弾性
係止爪が丸みに乗上げ、これが幾度も繰返される
と、第1弾性係止爪が伸ばされてその弾性が減退
し、シムが脱落するおそれがある。
本考案は前記不具合を解決し得る前記摩擦パツ
ドを提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 本考案は、裏板と、ブレーキデイスクに対向す
る裏板前面に接合されたライニングと、裏板背面
に重合されたシムとを備え、前記シムは、前記裏
板の外周部一側に形成されたコ字形位置決め切欠
きに係止される第1弾性係止爪と、前記裏板の外
周部他側に係止される複数の第2弾性係止爪とを
有するデイスクブレーキ用摩擦パツドにおいて、
前記第1弾性係止爪は、前記位置決め切欠きの両
内角部を避けて該位置決め切欠きの内底面に圧接
する係止部と、該係止部に連設されると共に前記
両内角部を避けて前記位置決め切欠きの両対向内
側面に衝合する衝合部とを備えていることを特徴
とする。
(2)作 用 前記構成によれば、第1弾性係止爪の衝合部が
位置決め切欠きの一方の対向内側面に衝合するこ
とによつて、その対向内側面に連なる内角部、し
たがつて丸みへの係止部の乗上げが阻止される。
(3) 実施例 第1図は摺動キヤリパ型デイスクブレーキを示
す。このデイスクブレーキにおいては、ブレーキ
デイスク1の両側に在つてブレーキキヤリパ2に
支承された両摩擦パツド31、32の一方を、油圧
により前進するピストン4によつてブレーキデイ
スク1の一側面に圧接すると、その反力によりブ
レーキキヤリパ2が第1図右方へ摺動して他方の
摩擦パツド32がブレーキデイスク1の他側面に
圧接し、これによりブレーキデイスク1に制動が
かけられるようになつている。
両摩擦パツド31、32は同一構成であるから、
第2〜第6図により一方の摩擦パツド31につい
て説明する。
摩擦パツド31は、裏板5と、ブレーキデイス
ク1に対向する裏板5前面に接合されたライニン
グ6と、裏板5背面に重合されたシム7とを備え
ている。
シム7は、裏板5の外周部一側に形成されたコ
字形位置決め切欠き8に係止される第1弾性係止
爪91と、裏板5の外周部他側に係止される複数、
図示例では一対の鉤形第2弾性係止爪92とを有
する。
位置決め切欠き8の内底面10と両対向内側面
111、112とのなす内角部121、122には、
前記のように打抜きにより生じた丸みrが付され
ている。
第1弾性係止爪91は、両内角部121、122
を避けてそれらの間で内底面10に圧接する幅狭
な鉤形係止部9aと、その係止部9aに連設され
ると共に両内角部121、122を避けて両対向内
側面111、112間に嵌合された幅広のチヤンネ
ル形衝合部9bとを備えている。
このように構成すると、第1弾性係止爪91
衝合部9bが、位置決め切欠き8の一方の対向内
側面111または112に衝合することによつて、
その対向内側面111または112に連なる内角部
121または122、したがつて丸みrへの係止部
9aの乗上げが阻止される。
したがつて第1弾性係止爪91の伸びが防止さ
れるので、シム7が各弾性係止爪91、92により
裏板5に確実に保持されてその脱落が防止され
る。
なお、第1弾性係止爪91の衝合部9bと位置
決め切欠き8の両対向内側面111、112との間
には所定の間隙が在つてもよい。
C考案の効果 本考案によれば、第1弾性係止爪を前記のよう
に構成することによつて、その係止爪の伸びを防
止し、これにより裏板からのシムの脱落を確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はデイスクブレーキの概略を示す断面
図、第2〜第6図は摩擦パツドを示し、第2図は
第1図−矢視図、第3図は第1図−矢視
図、第4図は第2図の要部拡大図、第5図は第3
図−線拡大断面図、第6図は要部の分解斜視
図である。 1……ブレーキデイスク、5……裏板、6……
ライニング、7……シム、8……位置決め切欠
き、91,92……第1、第2弾性係止爪、9a…
…係止部、9b……衝合部、10……内底面、1
1,112……対向内側面、121,122……内
角部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 裏板と、ブレーキデイスクに対向する裏板前面
    に接合されたライニングと、裏板背面に重合され
    たシムとを備え、前記シムは、前記裏板の外周部
    一側に形成されたコ字形位置決め切欠きに係止さ
    れる第1弾性係止爪と、前記裏板の外周部他側に
    係止される複数の第2弾性係止爪とを有するデイ
    スクブレーキ用摩擦パツドにおいて、前記第1弾
    性係止爪は、前記位置決め切欠きの両内角部を避
    けて該位置決め切欠きの内底面に圧接する係止部
    と、該係止部に連設されると共に前記両内角部を
    避けて前記位置決め切欠きの両対向内側面に衝合
    する衝合部とを備えていることを特徴とするデイ
    スクブレーキ用摩擦パツド。
JP14781288U 1988-11-12 1988-11-12 Expired - Lifetime JPH058347Y2 (ja)

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JP14781288U JPH058347Y2 (ja) 1988-11-12 1988-11-12

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JP14781288U JPH058347Y2 (ja) 1988-11-12 1988-11-12

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JPH0269138U JPH0269138U (ja) 1990-05-25
JPH058347Y2 true JPH058347Y2 (ja) 1993-03-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2542027Y2 (ja) * 1991-05-08 1997-07-23 日信工業株式会社 車両用ディスクブレーキの摩擦パッドとシム板の組付け構造

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Publication number Publication date
JPH0269138U (ja) 1990-05-25

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