JPH022026A - 感熱記録ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

感熱記録ヘッドおよびその製造方法

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JPH022026A
JPH022026A JP14365188A JP14365188A JPH022026A JP H022026 A JPH022026 A JP H022026A JP 14365188 A JP14365188 A JP 14365188A JP 14365188 A JP14365188 A JP 14365188A JP H022026 A JPH022026 A JP H022026A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はビデオプリンタ、ファクシミリ等に用いる感
熱記録ヘッドに関するものである。
〔従来の技術〕
第9図は従来の感熱記録ヘッドの一部を示す断面図であ
る。図において、1はアルミナセラミック基板、2はア
ルミナセラミック基板1上に設けられた部分グレーズ、
3は部分グレーズ2上に設けられた抵抗体膜、4は抵抗
体膜3上に設けられた厚さ約IIMの電極膜で、電極膜
4の部分グレーズ2中央部には電極膜4は設けられてお
らず、この部分の抵抗体膜3により長さQの発熱抵抗体
5が形成されている。6は電極膜4、発熱抵抗体5上に
設けられた保護膜で、電極膜4、電極膜4上の保護膜6
により電極部4aを構成しており、発熱抵抗体5、発熱
抵抗体5上の保護膜6により発熱部5aを構成している
この感熱記録ヘッドにおいては、発熱部5aの表面が円
弧状であるから、ドラム7に接触して搬送される記録紙
8との当接圧を大きくすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような感熱記録ヘッドにおいては。
発熱部5aの端部には電極膜4の厚さ分の段差が存在す
るから、記録紙8と発熱部5aとの間に空隙部9が生ず
るので、第10図の破線で示すように、発熱部5aの端
部の記録紙8との当接圧が小さくなるから、発熱部5a
の端部においては安定した発色が得られないので、ざら
つきが生ずるとともに、記録紙8との接触幅Wが発熱部
5aの長さaの50〜70%となるため、ドツト間の白
スジが生じ、高画質の画像プリントを得ることができな
い。とくに、記録紙8の剛性が高く変形しにくい場合に
は、接触幅Wが著しく小さくなり、ドツト間の白スジが
目立ち、画像プリントの画質がかなす悪くなる。また、
空隙部9が生ずるから、発熱抵抗体5の端部で発生した
熱は発色に寄与しないので1発色効率が低く、ヘッド印
加電力が大きくなる。さらに、電極膜4の端部の記録紙
8との当接圧が局所的に過大となるため、電極部4a、
発熱部5aが機械的、熱的にti偏するおそれがある。
また、電極膜4が設けられた電極部4aも記録紙8と接
触するため、発熱抵抗体5で発生した熱が電極膜4を介
して記録紙8に発散するので、発熱抵抗体5で発生した
熱を発色に有効に寄与させることができず1発生効率が
低下するため、ヘッド印加電力が大きくなる。
また、記録紙との当接圧分布の不均一を改善することを
目的として、特開昭59−19178号公報に示される
ように、グレーズに電極膜の厚み分だけの高さを有する
凸部を設け、電極の表面と凸部の上面とを同一平面とし
た感熱記録ヘッドが考えられている。
しかしながら、このような感熱記録ヘッドにおいては、
発熱部のみならず電極部も記録紙と接触し、記録紙との
接触面積が大きくなるので1発熱部の当接圧が小さくな
るから、安定な発色が得られないため、ざらつきが生じ
、高画質の画像プリントを得ることができない。また、
電極部も記録紙と接触するため、発熱抵抗体で発生した
熱が電極膜を介して記録紙に発散するので、発熱抵抗体
で発生した熱を発色に有効に寄与させることができず、
発生効率が低下するため、ヘッド印加電力が大きくなる
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので
、高画質の画像プリントを得ることができ、ヘッド印加
電力が小さくすみ、’1tt1部、発熱部が損傷するお
それがない感熱記録ヘッドおよびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、この発明においては、電極部
と、グレーズ上に設けられた発熱部とを有する感熱記録
ヘッドにおいて、上記発熱部の上面を平坦とし、上記発
熱部の上面を上記電極部の上面よりも上方に位置させる
この場合、上記グレーズに上面が記録紙搬送方向一定長
さにわたって平坦な凸部を設け、上記凸部の上面に上記
発熱部を設けてもよい。
また、上記グレーズ上に交互電極を設け、上記交互電極
上に上面が記録紙搬送方向一定長さにわたって平坦な発
熱抵抗体を設けてもよい。
さらに、上記発熱部の上記記録紙搬送方向の上記記B紙
と先に当接する側の高さを上記記録紙と後に当接する側
の高さより低くしてもよい。
また、電極部と、グレーズ上に設けられた発熱部とを有
する感熱記録ヘッドを製造する方法において、円弧状の
表面を有する部分グレーズの一部を研磨して平坦面を設
け、上記部分グレーズの上記平坦面の一部以外の部分を
エツチングすることにより、電極膜の厚さよりも十分に
大きい高さを有する凸部を設け、上記凸部に上記発熱部
を設ける。
また、電極部と、グレーズ上に設けられた発熱部とを有
する感熱記録ヘッドを製造する方法において、平面状グ
レーズの一定幅部分以外の部分をエツチングすることに
より、電極膜の厚さよりも十分に大きい高さを有する凸
部を設け、上記凸部に上記発熱部を設ける。
これらの場合、上記グレーズ上に抵抗体膜を設け、上記
抵抗体膜上に厚さが上記高さよりも小さい電極膜を設け
、上記凸部上の上記電極膜を物理的または化学的に除去
してもよい。
〔作用〕
この感熱記録ヘッドにおいては、発熱部の上面を平坦と
し、発熱部の上面を電極部の上面よりも上方に位置させ
るから、発熱部の全長にわたって。
発熱部を記録紙に均一にかつ十分に大きな当接圧で当接
させることができ、また′電極部が記録紙と当接するこ
とはない。
そして、発熱部の記録紙搬送方向の記録紙と先に当接す
る側の高さを記録紙と後に当接する側の高さより低くす
れば、発熱部を記録紙にさらに均一に当接させることが
できる。
また、円弧状の表面を有する部分グレーズの一部を研磨
して平坦面を設け、部分グレーズの平坦面の一部以外の
部分をエツチングすることにより。
電極膜の厚さよりも十分に大きい高さを有する凸部を設
け、上記凸部に上記発熱部を設け、または平面状グレー
ズの一定幅部分以外の部分をエツチングすることにより
、電極膜の厚さよりも十分に大きい高さを有する凸部を
設け、上記凸部に上記発熱部を設ければ、容易に感熱記
録ヘッドを製造することができる。
〔実施例〕 第1図はこの発明に係る感熱記録ヘッドの一部を示す断
面図である。図において、1oはアルミナセラミック基
板、11はアルミナセラミック基板10上に設けられた
部分グレーズ、13は部分グレーズ11に設けられた凸
部で、凸部13の上面は記録紙搬送方向一定長さにわた
って平坦でかつアルミナセラミック基板10の表面と平
行であり、凸部13の角部15.16には丸みが設けら
れている。17は部分グレーズ11上に設けられた厚さ
約200〜2000人の抵抗体膜、18は抵抗体膜17
上に設けられた厚さ約IJMの電極膜で、凸部13上に
は電極膜18が設けられておらず、この部分の抵抗体膜
17により長さQの発熱抵抗体19が形成されている。
20は電極膜18、発熱抵抗体19上に設けられた保護
膜で、保護膜20は電極膜181発熱抵抗体19の酸化
、腐食、摩耗を防止する。そして、電極膜18、電極膜
18上の保護膜20により電極部51を構成しており、
また発熱抵抗体19、発熱抵抗体19上の保護膜20に
より発熱部21を構成している。
この感熱記録ヘッドにおいては、発熱部21の上面が平
坦であり、しかも第2図に示すように、印画紙23、イ
ンク紙24からなる記録紙26が巻かれたドラム22の
直径は長さQと比べてはるかに大きいから、発熱部21
と記録紙26との接触は平面対平面の接触とみなされる
ので、記録紙26の剛性が高く変形しにくい場合にも、
第10図の実線で示すように、発熱部21の全長にわた
ってほぼ均一な当接圧が得られる。このため1発熱部2
1の端部においても安定した発色が得られるので、ざら
つきが生ずることがないとともに、発熱部21の長さQ
に相当するインク25を印画紙23に転写させることが
できるので、ドツト間の白スジが生ずることがなく、高
画質の画像プリントを得ることができ、また発熱抵抗体
19の端部で発生した熱も発色に寄与するので1発色効
率が高く、ヘッド印加電力が小さくなり、さらに記録紙
26との当接圧が局所的に過大となることがないため、
電極部51、発熱部21が機械的、熱的に損傷するおそ
れはない。また、発熱部21の上面が電極部51の上面
よりも上方に位置するから、発熱部21のみが記録紙2
6と接触し、@極部51は記録紙26と接触しない。こ
のため1発熱抵抗体19で発生した熱が電極膜18を介
して記録紙26に発散することはないので、発熱抵抗体
19で発生した熱を発色に有効に寄与させることができ
、発生効率が低下することはないため、ヘッド印加電力
が大きくなることはなく、また記録紙26との接触面積
が小さくなるので、発熱部21の当接圧が大きくなるか
ら、安定な発色が得られるため、ざらつきが生ずること
がなく、高画質の画像プリントを得ることができる。
つぎに、第3図により第1図に示した感熱記録ヘッドの
製造方法について説明する。まず、第3図(a)に示す
ように、アルミナセラミック基板10上にガラスペース
トを印刷、焼成することにより、アルミナセラミック基
板10上に円弧状の表面を有する部分グレーズ11を設
ける。つぎに、第3図(b)に示すように、部分グレー
ズ11の頂上部を研磨することにより1幅Q1がたとえ
ば400uTBの平坦面12を設ける。つぎに、第3図
(Q)に示すように、部分グレーズ11上にフォトレジ
ストを塗布し、通常のフォトリソグラフィ工程により1
幅Qがたとえば300−で、高さhがたとえばS岬の凸
部13を設ける。つぎに、第3図(d)に示すように、
蒸着、スパッタリング等により、部分グレーズ11上に
抵抗体膜17を設ける。
つぎに、第3図(e)に示すように、蒸着、スパッタリ
ング等により、抵抗体膜17上に厚さが高さhよりも十
分に小さい電極膜18を設ける。つぎに、第3図(f)
に示すように、凸部13上の電極膜18を物理的または
化学的エツチングによってに除去することにより、発熱
抵抗体19を形成する。つぎに、第3図(g)に示すよ
うに、スパッタリング、CVD法等により、電極膜18
1発熱抵抗体19上に保護膜20を設ける。
第4図はこの発明↓こ係る他の感熱記録ヘッドの一部を
示す断面図である。図において、27はアルミナセラミ
ック基板lo上に設けられた平面状グレーズ、29は平
面状グレーズ27に設けられた凸部で、凸部29の上面
28は平坦でかつアルミナセラミック基板10の表面と
平行であり、凸部29の角部には丸みが設けられている
。30は平面状グレーズ27上に設けられた厚さ約20
0〜2000人の抵抗体膜、31は抵抗体膜30上に設
けられた厚さ約1pの電極膜で、凸部29上には電極膜
31が設けられておらず、この部分の抵抗体膜30によ
り長さQの発熱抵抗体32が形成されている。33は電
極膜31、発熱抵抗体32上に設けられた保護膜で、保
護膜33は電極膜31、発熱抵抗体32の酸化、腐食、
摩耗を防止する。
そして、電極膜31、電極膜31上の保護膜33により
電極部52を構成しており、また発熱抵抗体32、発熱
抵抗体32上の保護膜33により発熱部34を構成して
いる。
つぎに、第5図により第4図に示した感熱記録ヘッドの
製造方法について説明する。まず、第5図(a)に示す
ように、アルミナセラミック基板10上に平面状グレー
ズ27を設ける。つぎに、第5図(b)に示すように、
平面状グレーズ27上にフォトレジストを塗布し、通常
のフォトリソグラフィ工程により、幅αがたとえば30
0−で、高さhがたとえば5−の凸部29を設ける。つ
ぎに、第5図(Q)に示すように、蒸着、スパッタリン
グ等により、平面状グレーズ27上に抵抗体膜30を設
ける。つぎに、第5図(d)に示すように、蒸着、スパ
ッタリング等により、抵抗体膜30上に厚さが高さhよ
りも十分に小さい電極膜31を設ける。つぎに、第5図
(e)に示すように、凸部29上の電極膜31を物理的
または化学的エツチングによりに除去することにより、
09!熱抵抗体32を形成する。つぎに、第5図(f)
に示すように、スパッタリング、CVD法等により、電
極膜31、発熱抵抗体32上に保護膜33を設ける。
第6図はこの発明に係る感熱記録ヘッドの一部を示す断
面図である。図において、35はアルミナセラミック基
板10上に設けられた部分グレーズ、36は部分グレー
ズ35の頂上部に設けられた平坦面で、平坦面36はア
ルミナセラミック基板10の表面と平行である。38は
部分グレーズ35上に設けられた平面形状の交互電極、
39は平坦面36の交互電極38上に設けられた長さQ
の厚膜発熱抵抗体で、厚膜発熱抵抗体39の上面は平坦
でかつアルミナセラミック基板10の表面と平行であり
、厚膜発熱抵抗体39の高さはたとえば10IMである
。40は交互電極38、厚膜発熱抵抗体39上に設けら
れた保護膜で、保護膜40は交互電極38、厚膜発熱抵
抗体39の酸化、腐食、摩耗を防止する。そして、交互
電極38.交互電極38上の保護膜40により電極部5
3を構成しており、また厚膜発熱抵抗体39、厚膜発熱
抵抗体39上の保護膜4oにより発熱部41を構成して
いる。
なお、第6図に示した感熱記録ヘットにおいては、平坦
面36を設けなくても、一定幅の平坦な上面を有する厚
膜発熱抵抗体39を形成することはできるが、この場合
には部分グレーズ35の表面が円弧状のため、厚膜発熱
抵抗体39の中央部の厚さが端部の厚さよりも小さくな
るので、抵抗値のバラツキが大きくなるとともに、電流
密度が不均一となり、厚膜発熱抵抗体39の中央部に発
熱が集中し、ドツトの中央部が濃く発色してしまうのに
対して、平坦面36を設ければ、厚膜発熱抵抗体39の
厚さを一定にすることができるので。
抵抗値のバラツキが小さくなるとともに、電流密度が均
一となり、発色濃度を一様にすることができる。
つぎに、第7図により第6図に示した感熱記録ヘッドの
製造方法について説明する。まず、第7図(a)に示す
ように、アルミナセラミック基板10上に円弧状の表面
を有する部分グレーズ35を設ける。つぎに、第7図(
b)に示すように、部分グレーズ35の頂上部を研磨す
ることにより。
幅Q2の平坦面36を設ける。つぎに、第7図(c)に
示すように、部分グレーズ35上に厚膜電極材料37を
印刷、焼成する。つぎに、第7図(d)に示すように、
厚膜電極材料37をフォトエツチングすることにより、
交互電極38を設ける。
つぎに、第7図(e)、(f)に示すように、厚膜発熱
抵抗体39を印刷、焼成したのち、厚膜発熱抵抗体39
の上面を研磨する。つぎに、第7図(g)に示すように
、交互電極38、厚膜発熱抵抗体39上に保護膜40を
設ける。
なお、第7図により説明した製造方法においては、厚膜
発熱抵抗体39を印刷、焼成によって形成したが、厚膜
発熱抵抗体39をスクリーン印刷したのちエツチングし
て形成してもよい。また、第7図により説明した製造方
法においては、部分グレーズ35の頂上部を研磨するこ
とにより、平坦面36を設けたが、第5図(b)に示す
ように、平面状グレーズ27に凸部29を設けたのち、
交互電極38.厚膜発熱抵抗体39、保護膜40を設け
てもよい。さらに、第7図により説明した製造方法にお
いては、厚膜発熱抵抗体39の穿孔による抵抗値トリミ
ング、高周波パルスによる抵抗値トリミング等の抵抗値
トリミングを行なうことにより、厚膜発熱抵抗体39の
抵抗値のバラツキが所定範囲に入るようにするのが望ま
しい。
第8図はこの発明に係る他の感熱記録ヘッドの一部を示
す断面である。この感熱記録ヘッドにおいては、発熱部
21aの記録紙26搬送方向の記録紙26と先に当接す
る側の高さh工が後に当接する側の高さh2より低いか
ら、発熱部21aの記録紙26と先に当接する側の当接
圧が高くなるのを防止することができ、当接圧をより均
一にすることができるので、さらに高画質の画像プリン
トを得ることができる。
なお、発熱部の形成プロセスは上述の実施例に限られる
ものではなく、他の薄膜プロセス技術。
厚膜プロセス技術を用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明に係る感熱記録ヘッドに
おいては、発熱部の全長にわたって、発熱部を記録紙に
均一にかつ十分に大きな当接圧で当接させることができ
るから、高画質の画像プリントを得ることができ、また
記録紙との当接圧が局所的に過大となることがないため
、電極部、発熱部が損傷するおそれはなく、さらに電極
部が記録紙と当接することはないから、発色効率が高く
、ヘッド印加電力が小さくなる。
そして、発熱部の記録紙搬送方向の記録紙と先に当接す
る側の高さを記録紙と後に当接する側の高さより低くす
れば1発熱部を記録紙にさらに均一に当接させることが
できるから、さらに高画質の画像プリントを臼ることか
できる。
また、この発明に係る感熱記録ヘッドの製造方法におい
ては、容易に感熱記録ヘッドを製造することができるか
ら、感熱記録ヘッドの製造コストが安価となる。
このように、この発明の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る感熱記録ヘッドの一部を示す断
面図、第2図は第1図に示した感熱記録ヘッドの動作説
明図、第3図は第1図に示した感熱記録ヘッドを製造す
る方法の説明図、第4図はこの発明に係る他の感熱記録
ヘッドの一部を示す断面図、第5図は第4図に示した感
熱記録ヘッドを製造する方法の説明図、第6図はこの発
明に係る他の感熱記録ヘッドの一部を示す断面図、第7
図は第6図に示した感熱記録ヘッドを製造する方法の説
明図、第8図はこの発明に係る他の感熱記録ヘッドの一
部を示す断面図、第9図は従来の感熱記録ヘッドの一部
を示す断面図、第10図は感熱記録ヘッドの位置と当接
圧との関係を示すグラフである。 10・・・アルミナセラミック基板 11・・・部分グレーズ  13・・・凸部21.21
a・・・発熱部 27・・・平面状グレーズ29・・・
凸部      34・・・発熱部35・・・部分グレ
ーズ  38・・・交互電極39・・・厚膜発熱抵抗体 41・・・発熱部 51〜53・・・電極部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電極部と、グレーズ上に設けられた発熱部とを有す
    る感熱記録ヘッドにおいて、上記発熱部の上面が平坦で
    あり、上記発熱部の上面が上記電極部の上面よりも上方
    に位置することを特徴とする感熱記録ヘッド。 2、上記グレーズに上面が記録紙搬送方向一定長さにわ
    たって平坦な凸部を設け、上記凸部の上面に上記発熱部
    を設けたことを特徴とする請求項第1項記載の感熱記録
    ヘッド。 3、上記グレーズ上に交互電極を設け、上記交互電極上
    に上面が記録紙搬送方向一定長さにわたって平坦な発熱
    抵抗体を設けたことを特徴とする請求項第1項記載の感
    熱記録ヘッド。 4、上記発熱部の上記記録紙搬送方向の上記記録紙と先
    に当接する側の高さが上記記録紙と後に当接する側の高
    さより低いことを特徴とする請求項第1項記載の感熱記
    録ヘッド。5、電極部と、グレーズ上に設けられた発熱
    部とを有する感熱記録ヘッドを製造する方法において、
    円弧状の表面を有する部分グレーズの一部を研磨して平
    坦面を設け、上記部分グレーズの上記平坦面の一部以外
    の部分をエッチングすることにより、電極膜の厚さより
    も十分に大きい高さを有する凸部を設け、上記凸部に上
    記発熱部を設けることを特徴とする感熱記録ヘッドの製
    造方法。 6、電極部と、グレーズ上に設けられた発熱部とを有す
    る感熱記録ヘッドを製造する方法において、平面状グレ
    ーズの一定幅部分以外の部分をエッチングすることによ
    り、電極膜の厚さよりも十分に大きい高さを有する凸部
    を設け、上記凸部に上記発熱部を設けることを特徴とす
    る感熱記録ヘッドの製造方法。 7、上記グレーズ上に抵抗体膜を設け、上記抵抗体膜上
    に厚さが上記凸部の高さよりも小さい電極膜を設け、上
    記凸部上の上記電極膜を物理的または化学的に除去する
    ことを特徴とする請求項第5項または第6項記載の感熱
    記録ヘッドの製造方法。
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