JPH02202565A - シリケート系コーティング組成物 - Google Patents

シリケート系コーティング組成物

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JPH02202565A
JPH02202565A JP2218089A JP2218089A JPH02202565A JP H02202565 A JPH02202565 A JP H02202565A JP 2218089 A JP2218089 A JP 2218089A JP 2218089 A JP2218089 A JP 2218089A JP H02202565 A JPH02202565 A JP H02202565A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は室温又は低忍加熱、短時間硬化の一液性シリケ
ード系コーティング組成物に関するものである。
更に詳しくは、本発明は選ばれたシリケートベースに特
定の化合物を硬化剤とし、必要があれば、溶剤や、可溶
性ポリマーを加え調製して得られたガラス、セラミック
、金属、合成樹脂等の拐料の表面改質、表面保護機能を
有するシリケート系コーティング組成物に関するもので
ある。
従来技術 加水分解性有機シラン化合物、特に、テトラアルコキシ
シラン、オルガノアルコキシシランを出発材料として調
製されるコーティング剤は硬度、耐熱性、耐薬品性等々
の改良、改質を目標にして多数の組成物が種々の形で提
案され、実用に供されている事は周知の通りである。
これら5i−OR結合を硬化反応基とするシリケート系
コーティングでは、反応基の5i−OR結合は中性付近
では比較的安定であり、コーティング組成物の硬化時の
基本反応である加水分解反応は殆んど進行しない。シリ
ケートの硬化反応を円滑に促進する為には触媒を用いる
必要がある。
このシリケート組成物の硬化触媒は多種の例が知られて
いる。例えば、代表例として、(イ)特開昭63−17
0484は酸又は塩基を用いる例、ルイス酸、有機アミ
ン、或いはそれらの塩を使用、(ロ)特開昭63−13
7972では金属キレート、金属石けん、金属アルコキ
シド等の含金属化合物を用いる例などが挙げられる。
これらの触媒を用いて調製した組成物の物性は各々使用
するシリケートベースに対応した特性が出ている。前例
(イ)ではブチルアミン、アミノシラン等を使用した例
では塗膜の硬化は室温で24時間経過しないと安定化し
ないものであり、(ロ)ではアルミニウムアルコキシド
とアルコキシホウ素を用いているが、その硬化には15
0℃30分の加熱を要するものであった。
この様に、従来のシリケート系コーティング剤は安定で
取扱い易く、得られる硬化膜は通常のジメチルポリシロ
キサン系のシリコンコーティング剤とは異なる特性を示
すので利用価値は大きいが、塗布膜の乾燥硬化が室温や
低温では速くなく、実用上支障となりその改良が要請さ
れていた。
従来の一液性シリケード系コーティング組成物では、そ
のシリケートベースを解析すると塗膜の造膜機能に関与
する成分と架橋富貴促進に関する成分に大別して把握出
来る。しかし、代表的な触媒を使用しても例えば、前例
でも見られる様に、その硬化には室温で、長時間を要し
、又加熱硬化タイプの場合では、必要とされ゛る温度と
時間が厳しく、被塗布材の材種や形状によっては適用し
難い事が多かった。
発明の目的 そこで本発明は、従来のシリケート組成物では実現し難
かった特性即溶液状態では保存性が良く、塗/Iiシて
薄膜状にすると、均質な膜を形成し、室温又は低温度で
の加熱で単時間に硬化反応を示す一液型速硬化性シリケ
ード系コーティング組成物を提供する事を目的とするも
のである。
発明の構成 本発明の目的は特定のシリケートベースと特定の触媒を
用いるF旧こより達成される。
即ち本発明は、 ■、 (イ)R’  Si  (OR)    (式中
R′はn       4−n アルキル基、アルケニル基、アリール基、n=1、2又
は3、Rは低級アルキル基)で示されるオルガノシラン
アルコキシド又はS i(OR) 4て表わされるシラ
ンテトラアルコキシドのオリゴマーを造膜成分とし、更
に架橋硬化成分としてR’ S i  (OR)  や
S l (OR)4のモノマー0          
 4−口 を1種又は2種以上混合したシリケートベース(ロ)こ
のシリケートベースに R’  B (OR)   (1=1、2又は3)で示
されるホウ素アルコキシドと (RO)  P (OH) 3−m ” II (m−1又は2)で示される酸性リン酸エステルを併せ
て硬化触媒として加え、更に希望するならば、(イ)、
(ロ)の周成分を分解、変質させる事のない溶剤を加え
て調製した室温又は低温加熱硬化−液性シリケート系コ
ーティング組成物。
■、 上記Iの組成物に対して室温で相溶性があり造膜
機能を持つ高分子化合物を加えて変性した室温又は低温
加熱硬化−液性シリケート系コーティング剤 を提供せんとするものである。
〔発明の詳細な説明〕
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明のシリケートベースは造膜性に係る成分と架橋硬
化に係る成分の機能を持つ事を期待される2成分系から
構成される。
造膜機能を期待する材としては例えば上記の如き式 R’  S i  (OR)3のホモオリゴマー又は、
R’ S i  (OR)3とS i  (OR)4の
両成分から成るコオリゴマーを1種又は2種以上混合し
て用いる事が出来る。好ましいR′はメチル、エチル、
プロピル、ブチル、オクチル、フェニル、ビニル等であ
りRはメチル、エチル、プロピル、ブチルである。具体
的な例としてはメチルシラントリメトキシド、メチルシ
ラントリエトキシド、エチルシラントリメトキシド、エ
チルシラントリエトキシド、ビニルシラントリメトキシ
ド、ブチルシラントリメトキシド、シランテトラメトキ
シド、シランテトラエトキシド等のR’  S i  
(OR) 3やS i(OR) 4を例えば特開昭60
−51756で開示されている様な酸性触媒により合成
したオリゴマーを用いる。このオリゴマーは市販品とし
ても実用的に入手し使用出来る。
架橋、硬化成分としては上記式S i (OR) 4、
R’ S i  (OR)3などのモノマーを用いる事
が出来る。
シリケートベースは造膜成分と架橋硬化成分を混合して
用いる。これらの混合比は造膜成分であるオリゴマーを
基準にして、硬化の速度や塗膜の物性に応じて選択する
事が出来る。特に限定されるものではないが、造膜成分
/架橋硬化成分の比が10015以下では密着性に問題
が生じる事があり100./95以上では形成された塗
膜の均一性が損われる事があるので10015〜100
/95、特に通常の表面保護用組成物では100/10
〜100/80の比で実施する事が望ましい。
(ロ)は触媒成分である。
本発明は、室温では長期間安定な一液性室温硬化性組成
物を提供するものである。本発明の様な組成物で溶液状
態では長期間安定であり、塗布して薄膜状にすると速や
かな指触乾燥性と均質な皮膜を生成する性質を示す触媒
について検討した結果、酸性リン酸エステルとホウ素ア
ルコキシドを組み合わせた触媒が9効である事を見出し
たものである。
ホウ素アルコキシドを用いたシリケート組成物としでは
、例えば特開昭62−13470や特開昭63−189
472でも提されているが、前者はジンクリッチペイン
ト組成物に係るものであり、強制乾燥又は常温乾燥され
るものであるが、常温乾燥の場合その組成物の性質上、
速乾性組成物で測定される指触乾燥時間は測定されてお
らず、乾燥皮膜の物性の測定は20℃ 7日の養生後に
行われている。又後者の例ではその実施例にも示されて
いる通り150℃ 15分の加熱処理が行われている。
 これらの先例から明らかな如く、ホウ素アルコキシド
を用いれば室温速硬化性組成物か得られると言う訳けて
はない。
本発明の目的とする様な技術を得るためには、本発明の
様な触媒構成にする必要がある。
ホウ素アルコキシドではB−OR結合を持つ化合物を用
いる事が出来る。これらの化合物のうち、安定性、取扱
い性からB(OR)3ホウ素トリアルコキシド頌例えば
、ホウ素トリメトキシド、ホウ素トリエトキシド、ホウ
素トリブチル等が用いられる。又RB (OR)   
RB (OR) 1で2′  2 示されるアルキルホウ素アルコキシドも同様に使用する
事が出来る。
これら、ホウ素アルコキシドと併用して使用さ(RO)
 リ−OHで示される化合物でRはメチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、オクチル、フェニルが好ましく使用さ
れる。
これらの酸性リン酸エステルの一部又は全体をR−P 
(OH) 2やR−P (OH) 2のホスホンI 酸やホスフィン酸に替えて使用する事も出来る。
各触媒はホウ素化合物か多すぎると硬化塗膜の肌荒れが
起り易く組成物の保存性も低下する心配がある。又酸性
のリン酸エステルが多すぎると塗布液の凝集による塗布
の不均一化か発生し易くなる。従ってこれら両成分の混
合比は、ホウ素化合物/リン酸化合物(重量比B/D)
は10/3〜3/10が好ましい。添加量はシリケート
ベース100部に対して、0.2部以下では効果が詳か
でなく、20部以上では、形成された硬化膜の軟質化を
招くので0.2〜20部特に1〜10部を用いるのが好
ましい。
シリケートベースに触媒を添加した組成はそのままでも
塗布し使用する事が出来るが、塗布し難い事が多いので
メタノ、−ル、エタノール、イソプロパツール、ブタノ
ール等のアルコール類、メチルセロソルブ、エチルセロ
ソルブ等のエーテル頚、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロ
ソルブアセテート系エステル類、トルエン、キシレン、
石油エーテル等の炭化水素類を1種又は2種以上混合し
て溶剤として加えて使用するのが好ましい。
更に特別な機能を希望する場合には、上記の様に調製し
た組成物と相溶性があり、かつ造膜形成能力のあるポリ
マーを加えて調製して使用する事も出来る。
これらのポリマーは希望する機能に応じて選択出来る。
例えば防汚性、耐候性を望む時には溶剤iJ溶形フッ素
樹脂類、剥離性や滑性を望む時にはジメチルポリシロキ
サン類、光沢性を望む時にはアクリル、ポリエステル、
エポキシ、アルキッド等を用い、膜の強度を望む時には
ウレタン類を用いる等各種の樹+1)tを選択して使用
出来る。
調製して得られた組成物は室温でも長期間安定であり、
塗布はスプレー、ロールコート、浸漬、スピンナー等の
通常の方法で行う事が出来る。
塗布された組成物は室温下で1〜30分程度の短時間に
指触乾燥を示し、組成に応じて異なるが30分〜数IE
Iで硬化は完了する。
塗膜の乾燥硬化は室温でも出来るが、必要があれば、加
温して短時間に行う事が出来る。6■溶性フツ素樹脂を
加えて変性した組成物は指触乾燥の後200℃ 1〜5
分の加熱をすると安全な硬化膜を得る事も出来る。
この様にして塗布形成された塗膜はポリマー変性をして
いないシリケート組成物(不揮発分15〜20%)を5
0g/nf近辺の瓜をガラスにスプレー塗布した時、指
触乾燥は28℃ 2〜3分で無色透明な均質な硬化膜を
形成し、1日後の物性は鉛筆硬度6〜7H,密告性(ゴ
バン目テスト)100/100、酢酸エチル、トルエン
等の溶液に変化を示さない膜を与え、プラストガラスに
適用すると透明感のあるフロスト調の外観を与え、イン
チリヤ材料として良好であった。
又アクリル樹脂で変性した組成物は銅板に塗布し室温で
乾燥した膜、光沢のある透明膜を形成し、60℃ RM
90%の高温高湿下で400時間放置しても銅板の変色
は無く保護効果が良好であった。
樹脂変性した組成物はアルミ、銅合金、ステン1ノス、
鉄、亜鉛メツキ等の各種金属に対して密着性が良く表面
保護機能を何していた。
(実施例) 本発明の実施例で使用したシリケートオリゴマーは下記
の方法で合成して1′、1られる。同様なものは市販品
としても一般的に入手出来る。
(合成例) (オリゴマー 1) Si (OCR)   50部(wt)Si(QCH)
   50部をメタノール100部、水10部、2%H
C15部を40℃で撹拌しながら添加し、更に1時間反
応を続けたのちメタノールを加えてS iO2含有量1
5%に調整して無色透明液として1りた。
(オリゴマー 2) CHSi (OCH3) 3   100部メタノール
           135部水         
             14部2%HCI    
         5部を混合し40°C1,5時間反
応して無色透明なアルコール溶液として得た。
(オリゴマー 3) CH3S i (OCH3) 3      1.00
部51(OCH3)4       °50部メタノー
ル           200部水        
              ]0部2%HCI   
          5部を40℃で加え1.5時間同
温で反発後無色透明溶液として1Fjだ。
(実施例−1) (A)(オリゴマー 3) CH3Si(OCH3)3 メタノール を均一に混合した。
(B)モノブチル酸性リン酸エステル ホウ素トリメトキシド メタノール を均一に混合した。
Aを撹拌しなからBを加え40℃で15分間撹拌し無色
透明の粘度0.1psの組成物を得た。
得られた組成物は室温で4ケ月以上変化なく安定であっ
た。又この組成物を水洗したソーダガラスにロールコー
ト方式で塗布m 35 g / rrrを塗布した。指
触乾燥時間や硬化膜の諸物性は別表−(1)の通りであ
り、乾燥硬化も速く、得られた塗膜は無色透明で均質で
硬度、富貴性、耐溶剤性、耐熱性も良好であった。更に
120メツシユの研磨砂で6kg/cJの空気圧でサン
ドブラスト処理したプラストガラスにスプレ一方式で4
0g/rrfの塗布100部 30部 100部 3部 3部 30部 量でコーティングしたところ指触乾燥時間は3〜4分で
あった。塗布4時間後処理ガラスは透明性が改良されフ
ロスト調の外観が得られ、指紋等の汚れの付む防止機能
も付与されており、インチリヤ材料として有効であった
(比較例−1) (実施例−1)に於いて、ホウ素トリメトキシドを6部
用いモノブチル酸性リン酸エステルを加えず調製した。
得られた組成物は無色透明、粘度0.1pであった。こ
れをガラス板に(実施例−1)と同様に塗布したところ
乾燥硬化面は不均質で、軽い白濁が認められ好ましくな
かった。
(比較例−2) (実施例−1)に於いてモノブチル酸性リン酸エステル
を6部用いホウ素トリメトキシドは加えずに調製した。
得られた組成物は無色透明、粘度0.1pであった。こ
れをガラス板に(実施例−1)と同様に塗布したところ
塗布面には凝集が起り不均一になり均一な硬化膜は得ら
れなかった。
(実施例−2) (A)(オリゴマー 2)       100部CH
35i(OCH3)3  30部 Sl(OCH3)4    10部 メタノール         100部を均一にl見合
した。
(B)モノブチル酸性リン酸エステル  4部ホウ素ト
リメトキシド      4部メタノール      
    40部を均一に)見合した。
(実施例−1)と同様にしてAとBを混合して無色透明
、粘度0.1pの組成物を得た。
この組成物は室温で4ケ月以上変化なく安定であった。
ガラス敗にロールコート法で35g/rdの塗布量で塗
布した時の塗膜の物性は(別表−1)の通りで良好であ
った。
(実施例−3) (A)(オリゴマー 1)       30部(オリ
ゴマー 2)       100部CH5i(OCH
3)3  10部 メタノール         100部を均一に溶解し
た。
(B)ジエチル酸性リン酸エステル   5部ホウ素ト
リメトキシド      3部メタノール      
    40部を均一に溶解した。
(実施例−1)と同様にしてAとBを混合して無色透明
、粘度0.1pの組成物を得た。この組成物は室温で4
ケ月以上変化なく安定であった。
ガラス板にロールコート法で40g/rn’の2で塗布
した時の塗膜の物性は(別表−1)の通りであり良好で
あった。
(実施例−4) (実施例−3)に於いて(オリゴマー 2)の代りに市
販品(Slオリゴマー1、大へ化学 東京)を用いて同
様に調製した。得られた組成物は無色透明で粘度0,1
pであり、室温で4ケ月以上変化なく安定であった。
ガラス板にロールコート法で35g/dの量で塗布した
時の塗膜の物性は あり良好であった。
(別表−1) の通りで (別表−1) 指触乾焔 硬化膜状態 鉛筆硬度 半日後 一日後 密着性(ゴバン目) 耐薬品性*1 耐熱性*2 (実施例−1)  (実施例−2)(実施例−3)  
(実施例−4)  (比較例−1)3〜4分   2〜
3分   3〜4分   3〜4分   4〜5分良好
     良好     良好     良好    
 不均質4〜5H 6〜7H 100/100 変化なし 変化なし 5〜6H 7〜8H 100/100 変化なし 変化なし 5〜6H 6〜7H 1,00/100 変化なし 変化なし 5〜6H 7〜8H 100/100 変化なし 変化なし 70/100 一部剥引 *1 *2 耐薬品性 耐熱性 塗布半日後、トルエンを湿した脱脂綿をあてて50gの
分銅をのせて圧着し、後の膜の状態 ガラス阪にロールコートして半日後400℃で1時間処
理した時の1漠の状態30分経過 (実施例−5) (A) (オリゴマー 2)         50CH5i(
OCH3)3   20 Si(OCH3)4      10 酢酸ブチル           100フツ素樹脂 
           10(ルミフロンLF100 
 旭硝子) を混合し均一に溶解しNo、−2のン戸紙で濾過する。
(B) モノブチル酸性リン酸エステル    3ホウ素トリメ
トキシド        3酢酸ブチル       
     30を混合して均一に溶解する。
(B)を撹拌しつつ(A)に混合して無色透明、粘度0
.2p以下の組成物を得た。この組成物は室温で4ケ月
以上変化なく、保存性は良好であった。
トリクレン脱脂した銅板にロールコート法で塗布した時
、塗膜の指触乾燥時間は4〜5分(26℃)であり無色
透明で光沢のある皮膜が得られた。
室温で1日経過後の塗膜は鉛筆硬度5〜6H1密青性9
5/100、トルエン、酢酸ブチルに僅かに溶解する程
度で指紋等の汚れは付若し難く、防汚機能は良好であっ
た。
指触乾燥した銅板を150℃ 2分の加熱をした時には
、得られた塗膜の硬度は7〜8H,密着性は100/1
00  )ルエン、酢酸ブチルにも溶解しない光沢のあ
る無色透明膜が得られた。又この加熱硬化板は汚れも付
着し難く、銅の光沢も長時間変化しなかった。
(実施例−6) (実施例−5)に於いてフッ素樹脂の代りにポリメチル
メタアクリレート(分子量約10万)を4部用いて同様
に調製し無色透明粘度0.2pの組成物を得た。この組
成物は室温で4ケ月以上安定であり保存性は良好であっ
た。
これをロールコート法で研磨した銅板に塗布したところ
指触乾燥は2〜3分であり、半日後鉛筆硬度は5〜6H
,密着性は100/100であり光沢に優れた硬化膜が
得られた。塗布された銅板を50℃ 90%RHの条件
下で400時間処理した時、銅板の色調と塗膜の光沢に
は変化が無(銅板の保護機能が良好であった。
〔発明の効果〕
本発明の組成物は室温での保存性が良い一液性のンリケ
ート組成物であり、通常の方法で塗布すると室温で速い
指触乾燥性を示し半日〜数日で無色透明で均質な変性シ
リケート膜を与え用法が簡単である。又短時間に安定硬
化膜を得たい時には40°〜300℃、1分〜数分の加
温で処理し作業する事が出来る。得られた膜はプラスト
ガラスの透明化、防汚剤や金属、本+1、プラスチック
の防汚、耐傷性等の表面保護機能が優れ実用上有効であ
る。
出願人代理人  佐  藤  −雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(イ)R′_nSi(OR)_4_−_n(式中R
    は低級アルキル基、R′はアルキル基、アルケニル基、
    アリール基、n=1、2又は3)で示されるオルガノ−
    シランアルコキシド又はSi(OR)_4で示されるシ
    ランテトラアルコキシドのオリゴマー及びこれらのモノ
    マーを1種又は2種以上混合したシリケートベースに、 (ロ)R′_3_−_l(OR)(R′は上述のとおり
    、l=1、2又は3を示す)で示されるホウ素アルコキ
    シドと▲数式、化学式、表等があります▼ (Rは上述のとおり、mは1又は2を示す)で示される
    酸性リン酸エステルを併せて硬化剤として加え、 更に希望するならば(イ)、(ロ)を分解、変質させる
    事がない溶剤を加えて調製した室温又は低温加熱硬化型
    シリケート系コーティング組成物。 2、第一項の組成物と相溶性のある被膜形成能を有する
    ポリマーを加えて変性した室温又は低温加熱硬化型シリ
    ケート系コーティング組成物。
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