JPH022005B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲第１項の前提概念に
記載のアングル継手に関する。

独逸特許公告第2512253号公報により公知のこ
の種のアングル継手の場合、固定部分は弾力性の
ウエブとして、熱可塑性プラスチツクから成るボ
ールカツプと１体に形成されている。ボールピン
のボールを空所の中に導入する際、このウエブは
ボールの導入方向に対し垂直に偏向させられ、そ
して空所の中にボールが完全に導入された後空所
の後方に弾力的に位置する。導入方向とは反対に
ボールを引き出し動かす際、このウエブは同じ方
法で弾力的に偏向させられる。これを阻止するた
め、空所の中にボールを弾力的に制止した後、ウ
エブの反対の側に形成された凹所の中に充填物が
詰め込められ、この充填物によつてこの弾力的の
ウエブはその固定位置に固定される。ボールカツ
プのこの形成方法の主なる短所は、別個の部分に
よつて閉鎖されなければならない他の多数のボー
ルカツプと同じように、充填物の詰め込みに作業
上手間を要することである。充填物はなくなるこ
とがあり得る。取り付けは組立ての際に行われる
が、充填物は頗る小である故に詰め込みは免角忘
れられ、それによつてボールカツプからのボール
ピンの脱出が可能となるが、これは安全性の理由
により絶対に起つてはならないことである。最後
に、このボールカツプの製造は便利なものではな
い。何となれば、空所を成形する中子を引き出す
際に、既に固定部分を形成する弾力性のウエブが
変形される必要があるからである。またボールカ
ツプからボールピンを解除しようと思う場合も、
頗る困難が生ずる。何となれば、充填物を先づ再
びボールカツプから押し出さなければならないか
らである。

上記の組立て問題点を減少させるため、半球状
の空所を有するボールカツプに開口部に向つて接
続するシリンダー面を備えさせ、そしてボールカ
ツプの外面にこのシリンダー面を囲んでいる板ば
ねを配置し、この板ばねの斜めに内方に曲げられ
た端部を、相応する斜めスリツトを通つて空所の
中に係入させることも考えられる。この空所の中
にボールピンのボールが導入される場合、板ばね
の端部は板ばねの予圧によつてスリツトを通つて
押し出され、そして空所の中にボールを完全に導
入した後ボールは部分的に下から押えながら空所
の中へ跳ね戻る。この形成は頗る不利である。何
となれば、ボールが固定的に従つて音を立てずに
ボールカツプの中に座つていることを保証するよ
うに正確に板ばねを製造することはできないから
である。又板ばねに硬度欠陥がある場合、板ばね
は甚だ容易に折損をきたす。最後に、板ばねの遊
端部は斜めスリツトを通つて押し出される際に、
このスリツトの中に締めつけられ、それによつて
少なくとも再制止が危険になることがある。

本発明は、上記の種類のアングル継手を、ボー
ルカツプの空所の中のボールピンのボールの固定
が自動的に行われるが、同時に固定の解除が所望
の通り容易に可能であるように形成することを課
題とする。

この課題は、本発明に基づき、特許請求の範囲
第１項の特徴部分の特徴によつて解決される。本
発明による構成によれば、ボールカツプの空所の
中のボールピンのボールの絶対的に固くて確実な
固定は、ボールは空所の開口部を通り導入方向に
相応して空所の中に導入され、その場合固定部分
が固定ばねの力に抗して導入路から押し出される
ことによつて達成される。空所の中へボールを完
全に導入した後固定部分は固定ばねの力によつて
再び、固定位置に相当するその出発位置に押し出
され、この位置において固定部分はボールを部分
的に下から押さえるようになる。ボールピンのボ
ールが導入方向とは反対に負荷される場合、これ
によつて固定はますます固くなる。何となれば、
固定は同じように自ら引き締められるからであ
る。所望の解除は、簡単にボールピンのそばから
空所の中に導入される尖つた物体によつて、固定
部分がばねの力に抗してその解錠された位置へ動
かされることによつて可能である。

特許請求の範囲第２項には、導入方向と固定部
分の移動方向との間の鋭角を成す角範囲が表示さ
れ、この角範囲内において一方では導入方向に垂
直の、固定部分の十分な側方運動分力が生ずると
共に、他方ではこの角範囲内においてボールは導
入に際し固定部分をなお移動させることができ
る。実験により得られた最適の角範囲は、特許請
求の範囲第３項に表示されている。

特許請求の範囲第４項による惜置によれば、固
定位置における固定部分の正確に限定された状態
が達成される。

特許請求の範囲第５項による形成法によれば、
ボールは固定位置において、少なくとも固定部分
に線形の接合を成すことが達成される。

特許請求の範囲第６項による惜置は、一方では
製造技術上の利点をもたらす。何となれば、ボー
ルカツプの製造のためのダイカスト工具の中子
は、導入方向に反対ではなく導入方向に鋭角を成
して引き出され、これによつて種類に応じて存在
する、固定部分に対向している止め肩部がボール
カツプの実質の材料の中に形成されることがで
き、それによつて離型に際し該止め肩部が損傷さ
れる危険がないからである。他方では、同時にボ
ールの部分じようご型の導入面ができる。特許請
求の範囲第７項は、この側面に対し特に有利な角
度状態を表示している。

特許請求の範囲第８項による構成の場合は、単
に固定部分の取り付けおよび固定ばねとして使わ
れる簡単で小なるコイルばねの取り付けが必要で
ある。特許請求の範囲第９項と第１０項は、ポー
ルカツプの中の固定ばねの簡単な固定法を表示し
ている。

特許請求の範囲第１１項による構成により、固
定部分の引き出し、すなわち解除のための特に簡
単な可能性が表示される。固定ばねの形成の他の
方法を特許請求の範囲第１２項が表示している。
この形成は簡単な組立ての長所を有し、特に特許
請求の範囲第１３項ないし第１５項による惜置に
よつて実現される。特許請求の範囲第１６項によ
る惜置は、本発明による基本構想から特別の利点
として生ずる。何となれば、金属接合部から当然
特に頑丈であるからである。特許請求の範囲第１
２項ないし第１６項による形成によれば、特許請
求の範囲第１７項による固定ばねの板ばね状の形
成をも可能にする。この一般に弓状と称される固
定ばねの形成法によれば、第１８項による製造お
よび組立ての別の簡単化が可能となる。

以下、図面の実施例によつて、本発明のその他
の利点と特徴を詳述する。

すべてのボールカツプは、圧延され１側をふく
らまされたボデーから成り、ふくらみのないボデ
ーの範囲にはシリンダー状の有底孔２が形成さ
れ、有底孔の中にピン３、バーなどを導入するこ
とができ、ピンまたはバーにはボールカツプが固
定される。一方ではピン３、バーなどと、他方で
はボールカツプとの間の固定は、ねじ４によつて
行われる。各ボールカツプの中には下側に向つて
開放された半球状の空所６が形成され、この空所
はボールピン１のボール７の収容に使われる。第
１図に示す如く、空所６の中へのボールピン１の
導入方向は、空所６のボール中心点１０も位置し
ているボールカツプの縦軸線９に垂直の方向であ
る。下側５への空所６の開口部１１は、次の方法
で形成されている：有底孔２とは反対の側におい
て、シリンダー断面状の側面１２が空所６の球面
からボールカツプの下側５の開口部１１に向つて
接線に入り込んでおり、該側面１２は導入方向８
に対し約20゜の角度αに傾斜している。対向する
側、すなわち有底孔２の底に隣接する側において
は、空所６の球面は縦軸線９に対し角度βが開口
部１１に向つて形成され、それによつて接合肩部
１３が形成されている。開口部１１とこの接合肩
部１３との間には、側面１２とは反対に傾斜し
た、開口部１１から接合肩部１３に向つて縮少し
ている導入面１４が形成されている。角βは角α
と同じかまたは僅かだけ大であるが、絶対に角α
よりも小ではない。この構成によつて、プラスチ
ツクでボールカツプをダイカストする場合に、側
面１２、接合肩部１３および導入面１４を有する
空所６の成形のため必要な中子は角αの下に空所
６から引き出され、それによつて接合肩部１３は
ボールピン１のボール７の接合面としてボールカ
ツプの実材料中に形成され、そして離型に際して
損傷のないことが可能となる。

導入方向とは反対に空所６の中にボールピン１
のボール７を保持するため、固定部分１５が備え
られ、この固定部分はその空所６に向つて開放さ
れた側にシリンダー断面状に形成された接合面１
６を備えており、この接合面の半径ｒは空所６の
球面の半径ｒと同一である。この接合面１６は導
入方向８に対し角γに傾斜しており、それによつ
て接合面１６および接合肩部１３は、空所６から
ボールカツプの下側５の開口部１１に向つて互い
に縮少されている。ボールピン１のボール７が空
所６の中にある場合、ボールは接合肩部１３と固
定部分の接合面１６とによつて導入方向８とは反
対に引き出されることを防止されている。固定部
分１５は案内空所１７の中に配置され、案内空所
の中で該固定部分は図示されている固定位置にお
いて止め肩部１８に接合しており、止め肩部は固
定部分１５が開口部１１の方向へ空所６の中にさ
らに侵入するのを阻止している。案内空所１７内
の固定部分１５の移動方向は接合面１６に平行
し、すなわち導入方向８に対し角γに傾斜してい
る。固定部分１５の下側には、開口部１１に向い
ている解放面１９が形成され、導入方向８に空所
６の中にボールピン１のボール７を導入する際に
ボールは該解放面に接合するにいたり、それによ
つて固定部分１５は案内空所１７の中に完全に押
し込められ、それによつてボール７は空所６の中
に達することができる。この導入運動に際し、接
合面１６は完全に案内空所１７の中に消え去る。
導入の後固定部分は、なお後述される方法によつ
て再び開口部１１の方向へ空所６の中に侵入させ
られ、それによつて空所６の中のボール７の固定
が生ずる。球面継手が今まで記述されたようであ
る限り、すべての実施例における構成は同一であ
る。この理由によつて、すべての実施例の図面に
も同じ符号が用いられている。

第１図と第２図による実施例においては、ボー
ルカツプ２０内の案内空所１７は上方へ開放され
ている。固定部分１５は、解放面１９とは反対の
側に１個のスピゴツト２１を有し、このスピゴツ
トの回りに予圧されたコイルばねとして形成され
た固定ばね２２が配置されている。この固定ばね
２２は、一方は固定部分１５に、他方は案内空所
１７を部分的にかぶせている接合フランジ２３に
接合しており、この接合フランジは案内空所１７
内の固定部分１５と固定ばね２２との導入後、付
設された縁範囲の熱的変形によつて作成されるこ
とができる。ボールカツプ２０は、開口部１１
に、すなわち下側５に対向するその背後に硬化リ
ブ２４を備えることができる。

第３図による実施例が第１図と第２図による実
施例と異る所は、案内空所１７がその上側を、ボ
ールカツプ２０′における可撓的ウエブ２５に弾
力的に止められているふた２６によつて閉鎖さ
れ、ふたは同時にその内側に固定ばね２２の接合
面２３′をも形成している点にある。この場合、
スピゴツト２１′は短く形成されている。何とな
れば、固定部分１５が案内空所１７の中に完全に
導入された場合でも、スピゴツトはふた２６に衝
突してはならないからである。

第４図による実施例の場合、ふた２６″は中心
に孔２７を備え、スピゴツト２１″はこの孔を通
つて突き出る。スピゴツト２１″は、ふた２６″か
ら突き出ている端部に、ボール状または相似に形
成された小さなグリツプ２８を有し、固定部分１
５は、このグリツプによつて固定ばね２２の小さ
な力に抗して案内空所１７の中に引き込まれるこ
とができ、それによつて空所６の中のボール７の
固定およびボールカツプ２０″の中のボールピン
１の固定が解除される。

第５図ないし第９図による実施例の場合、固定
ばねは夫々弓型ばねとして形成されている。特に
第５図と第６図に示す如く、弓型ばねは逆鉤型に
形成された保持部分２９によつて、横断面に相応
して形成された、開口部６に向つて開放されてい
る保持空所３０の中に持続的に固定されている。
保持空所３０は案内空所１７に平行に配置され、
すなわち同じく導入方向８に対し角γを成すよう
に配置されており、それによつて保持部分２９、
弓型ばねおよび固定部分１５から成る全部の構造
部分は、方向３１への直線の導入運動によつて取
り付けられることができる。第５図ないし第７図
による実施例の場合、弓型の固定ばね３２は板ば
ね状に形成され、そして保持部分２９、および固
定ばね３２から距離をおいて固定ばね３２の上方
へ延びているカバー部分３３と共に硬質弾力性の
熱可塑性プラスチツクにより１体に射出成形され
ている。固定ばね３２は、ボールカツプ３５の上
側３４に載せられている。この固定ばねの予圧
は、この固定ばねが取り付けられていない状態で
保持部分２９の近くに向つて延びていることによ
つて達成される。すなわち、この固定ばね３２の
予圧は取り付けに際し生じ、その場合固定ばねは
ボールカツプ３５の上側３４に接合することによ
つて、保持空所３０の中に保持部分２９を止める
際に方向３１とは反対に偏向させられる。この実
施例においては、固定部分１５はリベツトヘツド
３６によつて固定ばね３２に固定されている。結
合はリベツト接ぎによつて作られるか、または保
持部分２９およびカバー部分３３と共に固定ばね
３２を製造する際に、リベツトヘツド３６との固
定部分１５の射出成形によつても作成することが
できる。ボールカツプ３５の中では、固定ばね３
２の遊端の下方に狭いスリツト３７が形成されて
おり、このスリツトの中へは、小さなねじ回しま
たは他の鋭利なまたは尖つた物を差し込むことが
できる。これによつて固定ばね３２は持ち上げら
れ、そしてそれによつて固定部分１５は空所６の
中のボールの解除のため案内空所１７の中に引張
られることができる。

第８図による実施例は、第５図ないし第７図に
よる実施例と頗る相似である。唯異る点は、固定
ばね３２′が保持部分２９から固定部分１５へほ
ぼ直線に延びているのではなく、固定部分を被い
ながらカバー部分３３の経過にほぼ相当して外方
から内方へ戻されている点にある。固定ばね３
２′の内側にある遊端３８において、固定部分１
５は再びリベツトヘツド３６によつて固定されて
いる。ボールカツプ３５′および固定ばね３２′の
共通の外側の縁を両方の部分共丸味をつけられて
おり、それによつてスリツト３７′が形成され、
スリツトの中へは、固定ばね３２のおよび固定部
分１５の持ち上げのため鋭利なまたは尖つた物体
を方向３１とは反対に差し込むことができる。

今まで記述されたすべての実施例においては、
固定部分１５は夫れ自体独立した構造部分として
金属により製造されることができた。

第９図による実施例においては、固定ばね３
２″は第８図による実施例の場合と同じように形
成されている。固定部分１５は、内方の遊端を１
体に射出成形されている。この拡大図によつて知
ることができる如く、保持部分３０のボールカツ
プ３５″の背後への移行部は丸味４０を備えてお
り、それによつて保持部分２９も弾力性の反跳力
を生成するため変形することができる。

固定ばね３２と３２′は、勿論板ばねとしてば
ね鋼により製造されることもできる。

補足すれば、第１図ないし第４図による実施例
においては、固定部分１５は案内空所１７の中で
完全にそれ自体平行に移動させられることができ
る。何となれば、コイルばねとして形成された固
定ばね２２は、移動方向に圧縮されまたは伸張さ
れるからである。

第８図と第９図による実施例においては、案内
空所１７内の固定部分１５の直線の、すなわち傾
きのない移動は、固定ばね３２′または３２″が上
方から固定部分１５の上端の上方へおよび次いで
約180゜だけ弓状に曲げられ、そこで固定ばねは初
めてその内部の遊端３８または３８″の範囲にお
いて固定部分１５と結合されることによつて確保
される。

第５図ないし第７図による実施例においては、
この問題は、板ばね状の固定ばね３２が、リベツ
トヘツド３６を貫通している場所に、固定ばね３
２の縦長方向に延びている長孔４１を備えてお
り、それによつて固定部分１５と固定ばね３２と
の間で適当な横移動が可能であることによつて解
決される。

【図面の簡単な説明】

第１図は垂直断面図により示されたボールカツ
プとボールカツプの中に取り付けられる前のボー
ルピンとから成る本発明によるアングル継手を示
す図、第２図は第１図の矢視に相当するボール
カツプの斜視図、第３図は１部を断面にて示すボ
ールカツプの変形実施例の拡大図、第４図は第１
図ないし第３図によるボールカツプの別の変形例
図、第５図は他の構成による固定ばねを有するボ
ールカツプの別の実施例を示す断面図、第６図は
第５図の−線に沿う部分横断面図、第７図は
第５図に示すボールカツプの部分斜視図、第８図
は第５図ないし第７図によるボールカツプの変形
実施例の断面図、第９図は第５図ないし第７図に
よるボールカツプの別の変形例の断面図を示す。 ２……ボールピン、８……導入方向、６……空
所、７……ボール、１２……側面、１１……開口
部、１５……固定部分、１７……案内空所、２
０，２０′，３５，３５′，３５″……ボールカツ
プ、２２，３２，３２′，３２″……固定ばね、２
９……保持部分、３０……保持空所。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ボールカツプと、ボールシートとして使われ
   る半球形のボールカツプの空所の中にボールによ
   つて旋回可能に装着されているボールピンとから
   成り、ボールカツプが１側にボールカツプと１体
   に形成されかつボールを空所の中に導入した状態
   においてボールを部分的に下から押えている固定
   の接合肩部を有し、そして接合肩部に対向して固
   定部分が配置されており、この固定部分が空所の
   中に導入された状態のボールを同じく部分的に下
   から押さえ、そして空所の中へ導入方向にボール
   を導入する際にその固定位置からはずれるように
   なるアングル継手において、固定部分１５がボー
   ルカツプ２０，２０′，３５，３５′，３５″の案
   内空所１７の中に、導入方向８に対し鋭角（γ）
   に移動可能に配置され、そして固定ばね２２，３
   ２，３２′，３２″によつて導入方向８に反対に固
   定位置に押圧されていることを特徴とするアング
   ル継手。 ２ 導入方向８と、固定部分１５の移動方向との
   間の鋭角（γ）が、15ないし30゜であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載のアングル
   継手。 ３ 鋭角（γ）がほぼ20゜であることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項に記載のアングル継手。 ４ 固定部分１５が固定位置においては案内空所
   １７の止め肩部１８に接合していることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項ないし第３項の何れか
   １つに記載のアングル継手。 ５ ボールピン２のボール７を部分的に下から押
   える固定部分１５の接合面１６が、空所６の半径
   （ｒ）と同一である半径（ｒ）を有するシリンダ
   ー断面状に形成されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項ないし第４項の何れか１つに記
   載のアングル継手。 ６ 向定部分１５の範囲にシリンダー断面状の側
   面１２が空所６から開口部１１に向つて接線に延
   び、該側面が開口部１１に向つて導入方向に対し
   鋭角（α）に拡張していることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項ないし第５項の何れか１つに記
   載のアングル継手。 ７ 導入方向８と側面１２との間の鋭角（α）が
   15ないし25゜であることを特徴とする特許請求の
   範囲第６項に記載のアングル継手。 ８ 固定部分１５が固定ばね２２として、予圧さ
   れたコイルばねによつて負荷され、固定ばねは一
   方は固定部分１５に、他方はボールカツプ２０，
   ２０′における接合部分に接合していることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項ないし第７項の何
   れかに記載のアングル継手。 ９ 固定ばね２２がボールカツプ２０に成形され
   た接合フランジ２３に接合していることを特徴と
   する特許請求の範囲第８項に記載のアングル継
   手。 １０ 固定ばね２２が案内空所１７を閉鎖するふ
   た２６に接合していることを特徴とする特許請求
   の範囲第８項に記載のアングル継手。 １１ 固定部分１５に案内空所１７から突き出て
   いるグリツプ部分２８が取り付けられていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第１０
   項の何れか１つに記載のアングル継手。 １２ 固定ばね３２，３２′，３２″が弓状に形成
   され、そして固定部分１５から距離をおいてボー
   ルカツプ３５，３５′，３５″に固着されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第７
   項の何れかに記載のアングル継手。 １３ 固定ばね３２，３２′，３２″が保持部分２
   ９によつてボールカツプ３５，３５′，３５″の適
   合した保持空所３０の中に持続的に固着されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１２項に記
   載のアングル継手。 １４ 保持部分２９が逆鉤状に形成されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１３項に記載の
   アングル継手。 １５ 固定ばね３２，３２′，３２″および保持部
   分２９が１体に形成されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１２項または第１３項に記載の
   アングル継手。 １６ 固定部分１５が別個の構造部分として金属
   から成つていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項ないし第１５項の何れか１つに記載のアン
   グル継手。 １７ 固定ばね３２，３２′，３２″が板ばね状に
   形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１２項ないし第１５項の何れか１つに記載のア
   ングル継手。 １８ 固定部分１５が固定ばね３２″と１体に形
   成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １２項ないし第１５項の何れか１つに記載のアン
   グル継手。