JP4540896B2 - ボールジョイント及びボールジョイントの成形方法 - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
- F16C11/0619—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part comprising a blind socket receiving the male part
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の車体側とバックドア側との間に介在したガススプリングの取り付けに適するボールジョイントおよびボールジョイントの成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のボールジョイントとしては、例えば、実公昭58‐56416号公報に開示されているものが開発されている。
【0003】
このボールジョイントは、図3に示すように車体側のガススプリングの端部に取り付け穴6aを介して結合した第一の軸体1aと、第一の軸体1aの端部に一体に設けた球面シート2aとを有し、他方バックドア側に結合したボルト等からなる第二の軸体3aと、第二の軸体3aの端部に一体に設けた球体4aとを有し、球体4aを球面シート2aの収容部2b内に回転自在に嵌合させることにより、第一,第二の軸体1a,3aを結合し、結果的にガススプリングの端部をバックドア側に揺動自在に結合するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図3のボールジョイントでは、取り付け穴6aが第一の軸体1aの中心軸線aに沿って、ストレートに形成され、第一,第二の軸体1a、3aを直交して結合できるようになっている。
【0005】
しかしながら、ガススプリングの取り付け角度によっては、球体4aがいくら回転したとしても、ガススプリングの伸縮作動が、追従しきれない場合がある。
【0006】
そこで、例えば、図4に示すように、第一の軸体1aを若干傾斜させ、且つ取り付け穴6aを中心軸線aに対して、偏心して形成したボールジョイントが使用される場合がある。
【0007】
しかしながら、同一使用目的に対して、図3,図4に示すような、二つの部材を予め用意することは、部品点数が多くなり、加工性、経済性において劣るものである。
【0008】
そこで、本発明の目的は、一つの母材を用意するのみで、必要に応じてストレート、または傾斜した取り付け穴を、形成できるようにすることで、部品点数を少なくし、経済性に優れた、ボールジョイントを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のボールジョイントの手段は、第一の軸体と、第一の軸体の端部に一体に設けた球面シートと、第二の軸体と、第二の軸体の端部に一体に設けた球体とからなり、上記球体を上記球面シート内に回転自在に嵌合させて、第一、第二の軸体を結合させるボールジョイントにおいて、第一の軸体が上記球面シートにおいて開放端部方向に延びる中心軸に対して垂直に設けられる中心軸線に沿う取り付け穴の形成を可能にしながら上記中心軸線に対して垂直となってガススプリングの当接を許容する垂直面を有すると共に、上記中心軸線に傾斜する軸線に沿う取り付け穴の形成を可能にしながら上記中心軸線に傾斜する軸線に対して垂直となってガススプリングの当接を許容する傾斜面を有してなるとする。
【0010】
この場合、第一の軸体は、中心軸線を中心にしてこの中心軸線より外方側の肉厚部側に取り付け穴を形成するのが好ましい。
【0011】
さらに、ボールジョイントの成型方法の手段は、第一の軸体と、第一の軸体の端部に一体に設けた球面シートと、第二の軸体と、第二の軸体の端部に一体に設けた球体とからなり、上記球体を上記球面シート内に回転自在に嵌合させて、第一、第二の軸体を結合させるボールジョイントの形成方法において、第一の軸体が上記球面シートにおいて開放端部方向に延びる中心軸に対して垂直に設けられる中心軸線に沿う取り付け穴の形成を可能にしながら上記中心軸線に対して垂直となってガススプリングの当接を許容する垂直面を形成し、上記中心軸線に傾斜する軸線に沿う取り付け穴の形成を可能にしながら上記中心軸線に傾斜する軸線に対して垂直となってガススプリングの当接を許容する傾斜面を形成してなるとする。
【0012】
そして、このボールジョイントの成形方法にあっては、上記の穴の形成は、第一の軸体における中心軸線に沿う方向、あるいは、第一の軸体における中心軸線に傾斜する軸線に沿う方向のいずれか一方に選択されると共に、各取り付け穴が切削加工あるいは射出成形で形成されるとする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
本発明のボールジョイントは、従来と同じく第一の軸体1と、第一の軸体1の端部に一体に設けた球面シート2と、第二の軸体3a(図3参照)と、第二の軸体3aの端部に一体に設けた球体4a(図3参照)とからなり、上記球体4aを上記球面シート2内に回転自在に嵌合させて、第一、第二の軸体1,3aを結合させるものである。
【0015】
そして、図1のボールジョイントの場合は、第一の軸体1の外径寸法を球面シート2の外径寸法より大きく成形し、当該第一の軸体1に中心軸線aに沿うストレートな取り付け穴5を形成している。
【0016】
また、図2のボールジョイントの場合は中心軸線aに偏心して傾斜した取り付け穴6を形成していることを特徴とする。
【0017】
軸体1の端面にはそれぞれ垂直面bと傾斜面cとが形成され、各面b,cにはガススプリングの端面が当接できるようになっている。
【0018】
このボールジョイントを成形する場合は、第一の軸体1の外径寸法を球面シート2の外径寸法より大きく成形した母材(図示せず)を用意し、この母材に中心軸線aに沿うストレートな取り付け穴5、または中心軸線aに偏心した傾斜した軸線(符示せず)に沿う取り付け穴6を切削加工により選択的に形成するものである。
【0019】
あるいは、金型を利用して、第一の軸体1の外径寸法を球面シート2の外径寸法より大きくするとともに、第一の軸側に中心軸線aに沿うストレートな取り付け穴5、または中心軸線aに偏心した傾斜した取り付け穴6を射出成形により形成するものである。
【0020】
尚、図1において、球面シート2の内面は、図3の場合と同じく、球面状の収容部2bとされており、ここに球体4aが嵌合し、第一の軸体1には取り付け穴5が形成されている。
【0021】
また、第一の軸体1の左端よりも右端は、太く形成された大径部として構成されている。
【0022】
このような球面シート2および第一の軸体1並びに取り付け穴5,6は、樹脂材料によって一体成形によって形成されるが金属で成型しても良い。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、各請求項の発明にあっては、取り付け穴をストレートまたは傾斜方向に任意に設定することができ、したがって、母材を1つ用意すれば2つのタイプのボールジョイントを簡単に形成できる。
【0024】
そして、このような構成及び方法であるから、部品点数を少なくして、製造費用を低廉にするとともに、経済性に優れたボールジョイントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るボールジョイントを示す一部縦断側面図である。
【図2】 他の実施の形態に係るボールジョイントの一部縦断側面図である。
【図3】 従来のボールジョイントの断面図である。
【図4】 他の従来のボールジョイントの断面図である。
【符号の説明】
1 第一の軸体
2 球面シート
2a 球面部
2b 収容部
3a 第二の軸体
4 球体
5,6 取り付け穴
a 中心軸線
Claims (2)
- 第一の軸体と、第一の軸体の端部に一体に設けた球面シートと、第二の軸体と、第二の軸体の端部に一体に設けた球体とからなり、上記球体を上記球面シート内に回転自在に嵌合させて、第一、第二の軸体を結合させるボールジョイントにおいて、第一の軸体が上記球面シートにおいて開放端部方向に延びる中心軸に対して垂直に設けられる中心軸線に沿う取り付け穴の形成を可能にしながら上記中心軸線に対して垂直となってガススプリングの当接を許容する垂直面を有すると共に、上記中心軸線に傾斜する軸線に沿う取り付け穴の形成を可能にしながら上記中心軸線に傾斜する軸線に対して垂直となってガススプリングの当接を許容する傾斜面を有してなることを特徴とするボールジョイント。
- 第一の軸体と、第一の軸体の端部に一体に設けた球面シートと、第二の軸体と、第二の軸体の端部に一体に設けた球体とからなり、上記球体を上記球面シート内に回転自在に嵌合させて、第一、第二の軸体を結合させるボールジョイントの形成方法において、第一の軸体が上記球面シートにおいて開放端部方向に延びる中心軸に対して垂直に設けられる中心軸線に沿う取り付け穴の形成を可能にしながら上記中心軸線に対して垂直となってガススプリングの当接を許容する垂直面を形成し、上記中心軸線に傾斜する軸線に沿う取り付け穴の形成を可能にしながら上記中心軸線に傾斜する軸線に対して垂直となってガススプリングの当接を許容する傾斜面を形成してなることを特徴とするボールジョイントの形成方法。
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2001
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