JPH0517459Y2 - - Google Patents

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JPH0517459Y2
JPH0517459Y2 JP16009987U JP16009987U JPH0517459Y2 JP H0517459 Y2 JPH0517459 Y2 JP H0517459Y2 JP 16009987 U JP16009987 U JP 16009987U JP 16009987 U JP16009987 U JP 16009987U JP H0517459 Y2 JPH0517459 Y2 JP H0517459Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジン等の振動体の支持装置とし
て用いられるラバーマウント装置に関する。
(従来の技術) 一般に、ラバーマウント装置としては、夫々別
体の外筒部材とステイ部材と補強部材とをアーク
溶接により互いに溶接してマウントブラケツトを
形成し、このマウントブラケツトの外筒部材にイ
ンシユレータを圧入する構造のものが知られてい
る。
しかし、外筒部材とステイ部材と補強部材とが
別体である為に部品点数が多くなること、3部品
を組み合せての溶接となる為に溶接作業性が悪い
こと、外筒部材とステイ部材との連結は溶接に大
きく依存して強度を得るようにしている為に強度
上のバラツキが出ること等の不利がある。
そこで、これらの問題を解決するラバーマウン
ト装置として、実公昭62−20755号公報に記載さ
れているような、鋼板素材の中間部をループ状に
折曲してその端部を延設することで外筒部とステ
イ部とを一体に形成し、前記外筒部にはマウント
ラバーを焼付固定し、前記ステイ部は重ね合わせ
接合した装置が知られるに至つた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、実公昭62−20755号公報記載の
従来装置にあつては、以下に述べるような問題点
がある。
外筒部にマウントラバーを直接焼付固定して
いる為、耐久性や防振性能上好ましいプリコン
プレツシヨンをほとんど付与することが出来な
い。例えば、従来公報の第1図、第5図に示さ
れる例では、プリコンプレツシヨンを全く付与
出来ないか、わずかな量付与可能であるに過ぎ
ない。
マウントラバーを焼付固定した外筒部とマウ
ントブラケツトとは一体である為、マウントブ
ラケツトに防錆塗装であるカチオン電着塗装を
出来なく、スプレー塗装や刷毛塗りとなり、マ
ウントブラケツトの耐久性が大幅に劣る。
ステイ部の重ね合わせ接合面が外筒部の径を
拡大する方向の接合面である為、振動入力によ
る接合強度の低下や、外筒部の径拡大によるプ
リコンプレツシヨンの付与量低下やマウントラ
バーの剥離、脱落の問題が出る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに本考案では、外筒部と補強部とステイ部とを
有するマウントブラケツトの外筒部にインシユレ
ータを圧入するラバーマウント装置において、前
記マウントブラケツトが、前記ステイ部側に縦割
りの外筒未形成部を一部に有する主外筒形成部
と、ステイ部とが一体に形成された鋼板素材製の
主ブラケツトと、前記主ブラケツトの外筒未形成
部に一致する形状の副外筒形成部と、補強部とが
一体に形成された鋼板素材製の副ブラケツトと、
前記主ブラケツトの外筒未形成部に前記副ブラケ
ツトの副外筒形成部を当接した状態で主ブラケツ
トと副ブラケツトとが接合している接合部と、に
よつて構成されている手段とした。
(作用) ラバーマウント装置の製造時には、ステイ部側
に縦割りの外筒未形成部を一部に有する主外筒形
成部と、ステイ部とが一体に形成された鋼板素材
製の主ブラケツトと、主ブラケツトの外筒未形成
部に一致する形状の副外筒形成部と、補強部とが
一体に形成された鋼板素材製の副ブラケツトとを
それぞれプレス成形等で作る。
そして、主ブラケツトの外筒未形成部に副ブラ
ケツトの副外筒形成部を当接させて主ブラケツト
と副ブラケツトを接合部により接合する。
そして、カチオン電着塗装等の必要な防錆処理
を施し、2部品構成のマウントブラケツトを作
る。一方、内筒とインシユレータ外筒との間にマ
ウントラバーを接着してインシユレータを作つて
おき、前記マウントブラケツトの外筒部にインシ
ユレータを圧入してラバーマウント装置を製造す
る。
エンジンマウント等としてラバーマウント装置
を使用する時には、カチオン電着塗装等の必要な
防錆処理を施すことで、マウントブラケツトの耐
久性が確保出来るし、また、インシユレータ加工
の中でインシユレータ外筒を縮径することにより
インシユレータにプリコンプレツシヨンを付与す
ることで、高い防振性能やマンウトラバーの耐久
性が確保出来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
尚、実施例では、エンジンマウントに適応され
るラバーマウント装置を例にとる。
まず、構成を説明する。
実施例のラバーマウント装置M1は、第1図及
び第2図に示すように、全体構成は、外筒部1A
とステイ部1Bとを有するマウントブラケツト1
の外筒部1Aにインシユレータ2を圧入する構成
であつて、取付面に対してインシユレータ2の軸
が直角に配置される個所に適応される。
前記インシユレータ2は、内筒3とインシユレ
ータ外筒4との間に所定のスグリ5aを有するマ
ウントラバー5を加硫接着することでマウントブ
ラケツト1とは別に形成される。
尚、インシユレータ2の外径は、前記外筒部1
Aの内径よりも大きく形成されている。
前記マウントブラケツト1は、主ブラケツト1
0と副ブラケツト11との2部品構成であり、一
方の主ブラケツト10は、鋼板素材によりステイ
部10aと外筒部の一部(外筒形成部10b);
主外筒形成部に相当とが一体で形成され、副ブラ
ケツト11は、鋼板素材により補強部11aと外
筒部の一部(外筒形成部11b);副外筒形成部
に相当とが一体で形成されている。
前記主ブラケツト10は、略ひようたん形状で
あり、そのステイ部10aには、ボルト穴12が
開口され、外筒形成部10bの片側端部には、イ
ンシユレータ2を圧入するための導入弧面10c
が丸味を持つて形成されている。
前記副ブラケツト11は、略L字チヤンネル形
状であり、その外筒形成部11bの片側端部に
は、インシユレータ2を圧入するための導入弧面
11c(前記導入弧面10cと連続する)が丸味
を持つて形成されている。
前記主ブラケツト10の外筒未形成部10dに
前記副ブラケツト11の外筒形成部11bを当接
させて両ブラケツト10,11を一体化するスポ
ツト溶接による接合部13a,13bの接合面
は、接合面13aが外筒部1Aの径方向に直交す
る面であり、接合部13bが外筒部1Aの径方向
に平行な面であり、外筒部1Aの径を拡大する外
筒部1Aの軸方向に平行な接合面を有さない。
尚、第3図に示すように、両ブラケツト10,
11の接合は、スポツト溶接ではなく、CO2アー
ク溶接(溶接部13c)でも良い。
次に、作用を説明する。
(イ) ラバーマウント装置の製造時 ラバーマウント装置M1の製造時には、ステイ
部10aと外筒形成部10bとを一体で形成した
主ブラケツト10と、補強部11aと外筒形成部
11bとを一体で形成した副ブラケツト11とを
プレス成形等で作る。
そして、主ブラケツト10の外筒未形成部10
dに副ブラケツト11の外筒形成部11bを当接
させて両ブラケツト10,11をスポツト溶接に
より一体化する。
そして、カチオン電着塗装等の必要な防錆処理
や塗装を施し、両ブラケツト10,11による2
部品構成のマウントブラケツト1を作る。
一方、内筒3とインシユレータ外筒4との間に
マウントラバー5を加硫接着してインシユレータ
2を作つておき、前記マウントブラケツト1の外
筒部1Aにインシユレータ2を、導入弧面10
c,11c側から圧入してラバーマウント装置を
製造する。(ロ) ラバーマウント装置の使用時 エンジンマウントとしてラバーマウント装置M
1を使用する時には、インシユレータ2の内筒3
とステイ部10aのボルト穴12とによつて一方
を車体に他方をエンジンに取付け、エンジンや車
体から入力される振動をマウントラバー5の持つ
防振機能で低減する。
この使用時において、インシユレータ2を圧入
する前のマウントブラケツト1には、前述のよう
にカチオン電着塗装等の必要な防錆処理が施され
ている為、錆や傷付きに対するマウントブラケツ
ト1の耐久性が確保される。
また、インシユレータ2の製造加工の中でイン
シユレータ外筒4の縮径することでインシユレー
タ2にプリコンプレツシヨンが付与されている
為、高い防振性能やマウントラバー5の耐久性が
確保される。
尚、インシユレータ2をマウントブラケツト1
の外筒部1Aへ圧入することでも、わずかに縮径
されてプリコンプレツシヨンが付与されるが、大
部分のプリコンプレツシヨンは前記インシユレー
タ外筒4の縮径で得られる。
更に、主ブラケツト10と副ブラケツト11を
一体化する接合部13a,13bが外筒部1Aの
径を拡大する方向の接合面を有さない為、振動入
力による接合強度の低下や、外筒部1Aの径拡大
によるプリコンプレツシヨンの付与量低下が生じ
ることがなく長期に亘つて安定した防振性能が確
保される。
以上説明してきたように、実施例のラバーマウ
ント装置M1にあつては、以下に述べるような効
果が得られる。
ステイ部10aと外筒部10bが一体の主ブ
ラケツト10の採用により、部品点数が少な
く、溶接依存の場合に比べ強度的にもバラツキ
なく安定した装置でありながら、高い防振性能
の確保と、マウントブラケツト1やマウントラ
バー5の耐久性向上と、接合強度の低下防止と
が併せて達成される。
外筒部1Aの片側端部には導入弧面10c,
11cが丸味を持つて形成されている為、イン
シユレータ2の圧入作業を容易に行なえる。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきた
が、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における
ブラケツト形状の変更等があつても、エンジンマ
ウント以外に適応される装置であつても本考案に
含まれる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のラバーマウ
ント装置にあつては、マウントブラケツトが、ス
テイ部側に縦割りの外筒未形成部を一部に有する
主外筒形成部と、ステイ部とが一体に形成された
鋼板素材製の主ブラケツトと、主ブラケツトの外
筒未形成部に一致する形状の副外筒形成部と、補
強部とが一体に形成された鋼板素材製の副ブラケ
ツトと、前記主ブラケツトの外筒未形成部に前記
副ブラケツトの副外筒形成部を当接した状態で主
ブラケツトと副ブラケツトとが接合している接合
部と、によつて構成されている手段として為、部
品点数が少なく、溶接依存の場合に比べ強度的に
もバラツキなく安定した装置でありながら、高い
防振性能の確保と、マウントブラケツトやマウン
トラバーの耐久性向上とが併せて達成されるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のラバーマウント装置を
示す分解斜視図、第2図は実施例装置のマウント
ブラケツトを示す第1図−線による断面図、
第3図はマウントブラケツトの他例を示す断面図
である。 M1……ラバーマウント装置、1……マウント
ブラケツト、1A……外筒部、1B……ステイ
部、2……インシユレータ、10……主ブラケツ
ト、10a……ステイ部、10b……外筒形成
部、10d……外筒未形成部、11……副ブラケ
ツト、11a……補強部、11b……外筒形成
部、13a,13b,13c……接合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外筒部と補強部とステイ部とを有するマウント
    ブラケツトの外筒部にインシユレータを圧入する
    ラバーマウント装置において、 前記マウントブラケツトが、 前記ステイ部側に縦割りの外筒未形成部を一部
    に有する主外筒形成部と、ステイ部とが一体に形
    成された鋼板素材製の主ブラケツトと、 前記主ブラケツトの外筒未形成部に一致する形
    状の副外筒形成部と、補強部とが一体に形成され
    た鋼板素材製の副ブラケツトと、 前記主ブラケツトの外筒未形成部に前記副ブラ
    ケツトの副外筒形成部を当接した状態で主ブラケ
    ツトと副ブラケツトとが接合している接合部と、 によつて構成されていることを特徴とするラバー
    マウント装置。
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