JPH0219937Y2 - - Google Patents

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JPH0219937Y2
JPH0219937Y2 JP8766284U JP8766284U JPH0219937Y2 JP H0219937 Y2 JPH0219937 Y2 JP H0219937Y2 JP 8766284 U JP8766284 U JP 8766284U JP 8766284 U JP8766284 U JP 8766284U JP H0219937 Y2 JPH0219937 Y2 JP H0219937Y2
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JP
Japan
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resin
resistor
case
insulating
flyback transformer
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JP8766284U
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JPS614407U (ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はテレビジヨン受像機等に使用されるフ
ライバツクトランスに関する。
(ロ) 従来技術 第4図はフライバツクトランスからの高圧出力
電圧とブラウン管に流れるビーム電流との関係を
示しており、ビーム電流をある程度〔この場合
40μA〕流しておくことにより高圧の安定化が図
れることが分かる。そこで、第5図に示すように
フライバツクトランス1の二次巻線2にプリーダ
抵抗3を接続し、この抵抗3にビーム電流の一部
を流すようにしている。
ところで、上記の如きプリーダ抵抗3はテレビ
ジヨン受像機の小型化や組立て工数の削減等の観
点からフライバツクトランス内に内蔵することが
望ましいものであり、実開昭51−132526号公報
(実公昭55−40733号公報)にもブリーダ抵抗3を
ケース内に内蔵したフライバツクトランスが記載
されている。
しかしながら、上記ブリーダ抵抗3はセラミツ
ク基板等に抵抗体を印刷且つ焼成したものであ
り、その熱膨張係数は比較的小さいが、この抵抗
とともにコイル部品を一つのケース内に収納し
て、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂を注入硬化させて
使用する場合、エポキシ樹脂はセラミツク基板と
比較してその熱膨張係数が大きいので、セラミツ
ク基板とエポキシ樹脂との熱膨張係数の差に起因
して、基板若しくは樹脂にクラツクが生じる虞れ
があり、信頼性上好ましくなかつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は上記欠点に鑑み為されたものであり、
信頼性の高いフライバツクトランスを提供するこ
とを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案のフライバツクトランスはフレキシブル
樹脂で被覆した印刷抵抗基板を絶縁ケース内にコ
イル部品とともに収納し、絶縁樹脂でモールドし
たことを特徴とする構成である。
(ホ) 実施例 本考案の一実施例を第1図及び第3図を参照し
つつ説明する。
第1図は本考案のフライバツクトランスの断面
図、第2図はその要部の構造を示す為の要部分解
斜視図であり、4は低圧コイル5が筒状部4aに
巻装された低圧コイルボビン、6は複数の鍔間に
高圧コイル7が分割巻装されるとともに巻線単位
毎と整流ダイオード8が直列に接続された高圧コ
イルボビンであつて、前記低圧コイルボビン4は
高圧コイルボビン6の中空部6a内に挿入するこ
とによつて組合せられ、コイル部品9として予め
用意される。10はセラミツク基板等の絶縁基板
11の一面に抵抗体12が厚膜印刷且つ焼成によ
つて形成されたブリーダ抵抗であつて、該ブリー
ダ抵抗10は予めデツピング法等の手段によつて
フレキシブル樹脂〔例えば、長瀬チバ(株)製アラル
ライト:XN1217〕13が被覆されている。
前記フレキシブル樹脂13によつて被覆された
ブリーダ抵抗10の抵抗体12の一端12aはリ
ード線14によつて高圧コイルの巻終り部分〔高
圧出力端〕と接続され、他端12bはリード線1
5によつて低圧コイルボビン4の脚部4bに設け
られたアース用端子ピン16と接続される。そし
て、前記コイル部品9は一端開口状の絶縁ケース
17内に収納されるが、このとき低圧コイルボビ
ン4の筒状部4aが絶縁ケース17の底面17a
に設けられたコア18挿通用透孔19に嵌合され
ることによつてコイル部品9がケース17内に保
持される。
一方、前記絶縁ケース17の底面17aには側
壁17bと連なる一対の第1リブ19,20と、
これら第1リブ19,20と対向する位置に設け
られ且つ、所定距離離間して配置された一対の第
2リブ21,22とがケース17と一体的に設け
られており、これら第1、第2リブによつてブリ
ーダ抵抗10を支持する為の支持部が形成され
る。これら、第1、第2リブ間にブリーダ抵抗1
0を挿入することによつて、前記抵抗10は高圧
コイル7及びケース17の内面と適正な間隔を保
つて、絶縁ケース17内に保持される。前記第
1、第2リブ19,20,21,22はその先端
部がテーパ状に形成されていて、ブリーダ抵抗1
0の挿入を容易にしている。また、前記第1、第
2リブ間の距離は被覆されたブリーダ抵抗10の
厚みと略等しく設定した方が望ましい。
前記絶縁ケース17の底面17aのうち、前記
ブリーダ抵抗10の端面が当接する位置には断面
が台形状を為した突提23が一定に設けられてお
り、これによつてブリーダ抵抗10が当接する底
面の厚みが実質的に厚くなつている。
これは、第3図に示すようにブリーダ抵抗10
がフレキシブル樹脂13によつて被覆されている
ので、その端面も平坦でなく丸みを帯びたように
なつており、ケース17の底面に当接若しくは近
接させて配置し、ケース17内にエポキシ樹脂等
の絶縁樹脂24を注入した場合、ケース17の底
面17aとブリーダ抵抗10との間には均一な厚
みで施されず、A点においては樹脂厚がほとんど
なく、またB点、C点においては十分な樹脂厚が
確保されており、従つて、フレキシブル樹脂13
によつて基板10と絶縁樹脂24との熱膨張率の
差を十分に吸収できない場合、絶縁樹脂24と絶
縁ケース17の熱による伸縮を基板11が阻害す
るので上記A点、B点、C点における樹脂の厚み
の差に起因してケース底面17bのD点にクラツ
クが生じるのを防止するためである。
尚、基板11における(E)点にはコイル部品9か
らリード線を介して高電圧が印加されているので
前記(E)点とケース17の内面との沿面距離を十分
に確保する必要があるが、この実施例の場合、第
1リブ19,20及び突提23によつて前記沿面
距離〔(E)−(F)間及び(E)−(G)間〕が確保されるので
絶縁耐圧的にも優れている。また、ケース17の
開口部側に位置する基板11の他の端面側は抵抗
体による電圧降下のため比較的電圧が小さく少々
基板11が傾むいてケース17の内面と接近して
も問題はないので、特別な支持構造を設ける必要
がなく、絶縁樹脂24〔例えば、長瀬チバ(株)製ア
ラルライト:XN1065〕は基板11の端部からの
距離lが2mm以上となるような量をケース17内
に注入するのが好ましい。
(ヘ) 考案の効果 本考案に依れば、コイル部品と基板とを1つの
ケース内に収納して樹脂モールドした場合におい
て、基板と絶縁樹脂との熱膨張係数の差がフレキ
シブル樹脂で吸収されるのでクラツクが生じるこ
とがなく、信頼性の高いフライバツクトランスを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフライバツクトランスの断面
図、第2図はその要部の構造を示す分解斜視図、
第3図は第1図の要部を拡大して示す図、第4図
は高圧出力電圧とビーム電流の関係を示す図、第
5図はフライバツクトランスにブリーダ抵抗を設
けた状態を示す回路構成図である。 9……コイル部品、10……ブリーダ抵抗、1
3……フレキシブル樹脂、17……絶縁ケース、
24……絶縁樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレキシブル樹脂で被覆した印刷抵抗基板を絶
    縁ケースにコイル部品とともに収納し、前記絶縁
    ケース内に絶縁樹脂を注入後硬化し、前記印刷抵
    抗基板とコイル部品とを樹脂モールドしてなるフ
    ライバツクトランス。
JP8766284U 1984-06-13 1984-06-13 フライバツクトランス Granted JPS614407U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8766284U JPS614407U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 フライバツクトランス

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JP8766284U JPS614407U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 フライバツクトランス

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Publication Number Publication Date
JPS614407U JPS614407U (ja) 1986-01-11
JPH0219937Y2 true JPH0219937Y2 (ja) 1990-05-31

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ID=30640091

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JP8766284U Granted JPS614407U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 フライバツクトランス

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6242938U (ja) * 1985-09-03 1987-03-14
JPH0622960Y2 (ja) * 1989-02-28 1994-06-15 株式会社島津製作所 X線管フイラメントトランス

Also Published As

Publication number Publication date
JPS614407U (ja) 1986-01-11

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