JPH0331057Y2 - - Google Patents

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JPH0331057Y2
JPH0331057Y2 JP9133785U JP9133785U JPH0331057Y2 JP H0331057 Y2 JPH0331057 Y2 JP H0331057Y2 JP 9133785 U JP9133785 U JP 9133785U JP 9133785 U JP9133785 U JP 9133785U JP H0331057 Y2 JPH0331057 Y2 JP H0331057Y2
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case
bleeder resistor
flyback transformer
resistor
voltage
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JP9133785U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はテレビジヨン受像機のような陰極線管
装置に使用されるフライバツクトランス装置に関
し、特に画面品位(画面振幅変動、画面曲り等)
を改善するために終段の高圧出力端(陰極線管の
アノードが接続される高圧出力端)に高圧負荷電
流の一部を分流するブリーダ抵抗を接続した形式
のフライバツクトランス装置の改良に関する。
〈従来の技術〉 周知のようにテレビジヨン受像機には陰極線管
のアノードに所要の高圧出力を供給するためにフ
ライバツクトランス装置が使用されている。ま
た、最近では陰極線管の負荷の変動により画面品
位が低下するのを補正するために終段の高圧出力
端にブリーダ抵抗を接続したフライバツクトラン
ス装置が提案され、実用化されている。第2図は
この形式のフライバツクトランス装置の高圧側の
代表的回路例を示す。高圧コイル(2次コイル)
は分割巻きされた3つの巻線10A,10B,1
0Cよりなり、各巻線は整流用ダイオード11
A,11B,11Cをそれぞれ介して直列に接続
されており、すなわちダイオード分割されてお
り、巻線10Aの一端が接地され、終段のダイオ
ード11Cのカソード側が陰極線管(図示せず)
のアノードに接続される。高圧コイルの分割方式
はボビン軸線方向に分割巻きして各分割巻線間に
整流素子を接続したセクシヨン分割方式であつて
も、あるいは各分割高圧巻線を直径の異なる円筒
状ボビン、またはマイラーテープ等の絶縁材に巻
回し、円筒状ボビンに巻回した低圧コイルの外周
囲にこれら分割高圧巻線を同軸的に多層に配置
し、各分割高圧巻線をそれぞれ整流素子を介して
直列に接続した多層同軸方式であつても、あるい
はその他の形式の高圧コイルであつてもよい。
一方、ブリーダ抵抗12は終段のダイオード1
1Cのカソード側とこの回路例ではフオーカスパ
ツクブロツク体との間に接続されている。すなわ
ち、このブリーダ抵抗12を介してフオーカスパ
ツクブロツク体の直列接続された可変抵抗13お
よび14に所要の動作電圧が供給される構成をと
つている。なお、可変抵抗13はフオーカス電圧
調整用であり、可変抵抗14はスクリーン電圧調
整用である。勿論、フオーカスパツクブロツク体
にはブリーダ抵抗12を介さずに高圧側のより低
い電位点より所要の動作電圧を供給するようにし
てもよい。ここで、第2図中、12をブリーダ抵
抗と称したが、可変抵抗13,14を含んだもの
を総称してブリーダ抵抗と称することもあり、こ
の場合は、ブリーダ抵抗の一部を可変抵抗とし、
可変抵抗からフオーカス電圧、スクリーン電圧を
導出する構成となるものである。
従来、上記ブリーダ抵抗12はフライバツクト
ランス本体の高圧ケースと一体化されるフオーカ
スパツクブロツク体のケースに収納部を形成して
収納していた。第3図はその一例を示す斜視図
で、図示するようにフオーカスパツクブロツク体
のケース15にフオーカスパツクブロツク収納部
16とブリーダ抵抗収納部17を形成し、フオー
カスパツクブロツク18の他に上記ブリーダ抵抗
12を収納している。第4図はこのフオーカスパ
ツクブロツク体ケース15をフライバツクトラン
ス本体の高圧ケース19に一体的に取付けた状態
を示し、20はフライバツクトランスのコア、2
1は陰極線管のアノードに高圧を供給するアノー
ドリード、22および23は可変抵抗13および
14の調整軸をそれぞれ示す。なお、ブリーダ抵
抗12としてはセラミツクシートに抵抗体を印刷
したものが通常使用される。
一方、フオーカスパツクブロツク体ケースに収
納部を形成せずにフライバツクトランス本体の高
圧ケースにブリーダ抵抗収納部を形成してこの部
品を収納しているものもある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の構成によれ
ば、ブリーダ抵抗をフオーカスパツクブロツク体
のケースあるいはフライバツクトランス本体の高
圧ケースに収納した場合には、ブリーダ抵抗が高
圧コイルに面しており、かつ高圧コイルに面する
部分が開口しているので、両ケースを一体的に組
立てて絶縁樹脂を注型した際にブリーダ抵抗(通
常、厚さ0.8〜1.2mmのセラミツクシート抵抗板)
の周囲の絶縁樹脂の厚さが不均一となり、硬化時
に樹脂の収縮が不均衡となり硬化応力が発生し、
抵抗体のクラツク、抵抗−樹脂界面の剥離等が生
じる問題点がある。また、ブリーダ抵抗によつて
消費される電力によりかなりの熱が発生し、これ
がフライバツクトランス本体に伝導されるのでフ
ライバツクトランス本体自身の発生する熱と重畳
されて相当な温度上昇となり、フライバツクトラ
ンスとしての信頼性、実力が低下する。このため
1次巻線の銅体径を大きくし、コアの径をも大き
くする必要が生じ、かなりのコストアツプと大型
化をもたらす。また、高圧コイルと抵抗体が近接
することになるので部品間接触、リード配線が各
部に接触することによる絶縁耐圧の低下が生じ
る。さらに、ブリーダ抵抗を直接高圧ケース内に
収納する場合には、抵抗の大きさ、耐圧によつて
セラミツクシートの大きさが異なるので必然的に
高圧ケースの大きさを変更する必要が生じ、製造
効率が悪い等の問題点があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案のフライバツクトランス装置は上記問題
点を解決するため、ブリーダ抵抗を収納する別体
の部品ケースを設け、このケース内に前以つてブ
リーダ抵抗を収納し、高低圧コイルを収納した高
圧ケースの一部に設けた嵌合部に前記別体の部品
ケースの一部に設けた嵌合部を嵌合させて両ケー
ス間に放熱に有効な間隙を有せしめて一体化する
ようにしてなるものである。
〈実施例〉 以下、本考案フライバツクトランス装置の一実
施例につき添付図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本考案によるフライバツクトランス装
置の一実施例を示す分解斜視図で、図示するよう
に略直方体形状の部品ケース30を高圧ケース1
9とは別体に形成し、内部にブリーダ抵抗12を
収納する。この部品ケース30は高圧ケース19
と対向する面の底部(第1図では上部)にブリー
ダ抵抗12の高圧側リード線配線用兼絶縁樹脂流
入用の切欠部31が形成されており、この切欠部
31の周囲に高圧ケース19の嵌合部32と嵌合
する嵌合部33が一体に形成されている。図示の
例では高圧ケース19の嵌合部32がU溝構成
で、部品ケース30の嵌合部33がU形突出部構
成になつているが、両構成は逆であつてもよく、
また中央部に開口を有する他の構成でもよい。上
記嵌合部32,33の構成により、両ケース1
9,30を嵌合し、係止させたときに、両ケース
19,30間に放熱に有効な空隙が形成され、か
つ嵌合部32,33の中央部の開口(切欠部3
1)を通じてブリーダ抵抗12の高圧側リード線
12aの配線が行なえるとともに絶縁樹脂(図示
せず)の相互流入が可能となる。本実施例では、
ブリーダ抵抗12の接地側リード線12bは部品
ケース30の他の面の底部に形成された切欠き3
4を通り高圧ケース19の対応するアース線用切
欠き35を通つて接地に接続されるボビン基部の
ピン端子に接続されている。勿論、上記構成は単
なる一例にすぎない。なお、本実施例では部品ケ
ース30が取付けられる高圧ケース19の側面に
フオーカスパツクブロツク体36も並置態様で取
付けられているが、これも単なる一例にすぎず、
フオーカスパツクブロツク体36は高圧ケース1
9に一体的に取付けなくてもよい。
上記構成の部品ケース30内に前以つてブリー
ダ抵抗12を収納し、高低圧コイルを収納した高
圧ケース19の嵌合部32に部品ケース30の嵌
合部33を嵌合させて一体的に係止する。部品ケ
ース30の内壁には突条が形成されており、ブリ
ーダ抵抗12を所定位置に係止、固定する構造に
なつている。勿論、この構造に限定されるもので
はない。両ケースの嵌合時点または嵌合後に部品
リード線の配線を行ない、その後絶縁樹脂を両ケ
ースに同時に注入し、硬化させて完全な一体化構
造にする。
なお、本考案はセクシヨン巻き、同軸多層積層
方式をとわず任意の形式の高圧コイルを有するフ
ライバツクトランス装置に適用できるものであ
る。また、別体の部品ケースは図示の形状、構造
に限定されるものではない。
〈考案の効果〉 このように、本考案のフライバツクトランス装
置においては、終段の高圧出力端に接続されるブ
リーダ抵抗を別体の部品ケースに収納し、所定位
置に係止、固定するものであるから、部品ケース
内に注型される絶縁樹脂がブリーダ抵抗の周囲に
略均一な厚さに充填され、絶縁樹脂の硬化時に発
生する応力、歪みを最小限に抑えることができ、
抵抗体基板のクラツク、抵抗体−絶縁樹脂界面で
の剥離等が生ぜず、信頼性が向上する。また、別
体の部品ケースに発熱体であるブリーダ抵抗を収
納し、かつ両ケース相互間に空隙があるので、ブ
リーダ抵抗の熱はフライバツクトランス本体側に
殆んど伝導されず、従つて過度の温度上昇はな
く、フライバツクトランス装置の信頼性、実力が
向上する。また、ブリーダ抵抗を別体の部品ケー
スに収納するものであるから、この部品ケースに
上記したように係止、固定手段を設けることによ
りブリーダ抵抗を精度よくケース内に配置するこ
とができ、上記絶縁樹脂硬化時の利点の他に絶縁
耐圧も向上させることができる。また、前以つて
ブリーダ抵抗をケース内に収納し、配線すること
ができるので、配線作業が容易となり、かつ沿面
および絶縁耐圧の向上が可能となる。さらに、ブ
リーダ抵抗の容量、耐圧が大きくなり、基板サイ
ズが大きくなつても部品ケースを大きくするだけ
でよいから、高圧ケースと部品ケースの両嵌合部
を共通にしておけば、ブリーダ抵抗の大きさに応
じて部品ケースの大きさを分類するだけで高圧ケ
ースを大きくする必要はなく、両ケースの製造に
際し標準化および工数の短縮が可能になる等の多
くのすぐれた利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるフライバツクトランス装
置の一実施例の構造を示す概略分解斜視図、第2
図はブリーダ抵抗を備えたダイオード分割型のフ
ライバツクトランス装置の代表的な回路例を示す
電気回路図、第3図は従来のフライバツクトラン
ス装置のフオーカスパツクブロツク体の構造例を
示す斜視図、第4図は従来のフライバツクトラン
ス装置の構造例を示す斜視図である。 12……ブリーダ抵抗、19……高圧ケース、
30……部品ケース、32……高圧ケースの嵌合
部、33……部品ケースの嵌合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧側終段の高圧出力端にブリーダ抵抗を接続
    した形式のフライバツクトランス装置において、
    前記ブリーダ抵抗を収納する部品ケースを別体に
    形成し、該部品ケースとフライバツクトランス本
    体の高圧ケースとに互いに嵌合し、かつ両ケース
    間に空隙を形成する嵌合部をそれぞれ形成し、前
    記ブリーダ抵抗を収納した前記部品ケースの嵌合
    部を前記高圧ケースの嵌合部に嵌合、係止させて
    両ケース間に放熱に有効な空隙を形成させた状態
    で合体し、絶縁樹脂を充填して一体化したことを
    特徴とするフライバツクトランス装置。
JP9133785U 1985-06-17 1985-06-17 Expired JPH0331057Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9133785U JPH0331057Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

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JP9133785U JPH0331057Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

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JPS61207011U JPS61207011U (ja) 1986-12-27
JPH0331057Y2 true JPH0331057Y2 (ja) 1991-07-01

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