JPH0622960Y2 - X線管フイラメントトランス - Google Patents
X線管フイラメントトランスInfo
- Publication number
- JPH0622960Y2 JPH0622960Y2 JP1989023244U JP2324489U JPH0622960Y2 JP H0622960 Y2 JPH0622960 Y2 JP H0622960Y2 JP 1989023244 U JP1989023244 U JP 1989023244U JP 2324489 U JP2324489 U JP 2324489U JP H0622960 Y2 JPH0622960 Y2 JP H0622960Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray tube
- filament transformer
- transformer
- filament
- circuit board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- X-Ray Techniques (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はX線撮影の分野で利用される。
この考案はX線管フイラメントトランスに関し、詳しく
は医用のX線高電圧装置において、高圧電位であるX線
管フイラメントに絶縁して、低圧側よりパワーを供給す
るトランスに関し、とくにその構造の改良に関する。
は医用のX線高電圧装置において、高圧電位であるX線
管フイラメントに絶縁して、低圧側よりパワーを供給す
るトランスに関し、とくにその構造の改良に関する。
[従来技術] X線管のフイラメントは、通常は最大−75KVとなり
電圧が高いため、その2次巻線は1次巻線および鉄心と
の間を絶縁する必要がある。
電圧が高いため、その2次巻線は1次巻線および鉄心と
の間を絶縁する必要がある。
その絶縁の方法として、2次巻線ないしコイルを絶縁物
によりモールドすることが行なわれている。この場合の
2次巻線は、通常、銅の単線が用いられている。
によりモールドすることが行なわれている。この場合の
2次巻線は、通常、銅の単線が用いられている。
他方、X線管は、通常、大小2つの焦点を持つているた
め、フイラメントトランスも1台の高電圧装置に2つ使
用されている。
め、フイラメントトランスも1台の高電圧装置に2つ使
用されている。
[考案が解決しようとする課題] 従来技術においては、2次コイルをモールドの中心部に
正確に保持してモールドを行なうことが困難であつた。
正確に保持してモールドを行なうことが困難であつた。
その理由は保持点が出力端子のみである、銅線が動きう
るなどのためである。そのためモールドは余裕を見て大
きなものにする必要があつた。
るなどのためである。そのためモールドは余裕を見て大
きなものにする必要があつた。
さらに2つのフイラメントトランスが必要であるため、
その容積はかなり大きなものとなつている。
その容積はかなり大きなものとなつている。
この考案の目的は、2つのトランスをコンパクトないし
小形化してスペースが節限でき、そのためX線高電圧装
置を小形化にも貢献できるX線管フイラメントトランス
を提供することである。
小形化してスペースが節限でき、そのためX線高電圧装
置を小形化にも貢献できるX線管フイラメントトランス
を提供することである。
[課題を解決するための手段] 前記した目的は、2つの焦点を有するX線管のフイラメ
ントトランスにおいて、大焦点および小焦点用の2つの
フイラメントに対する各2次コイルを1つのプリント基
板上でパターン化し、絶縁物によりモールドして、各1
次コイルをそのモールド面に配置することにより、達成
される。
ントトランスにおいて、大焦点および小焦点用の2つの
フイラメントに対する各2次コイルを1つのプリント基
板上でパターン化し、絶縁物によりモールドして、各1
次コイルをそのモールド面に配置することにより、達成
される。
[作用] フイラメントトランスの2次コイルをプリント基板のパ
ターンにより構成すると共に、同一基板上に2つのコイ
ルのパターンを構成し、1枚のプリント基板(通常は多
層基板となる)により、2つのフイラメントトランスの
2次コイルとする。そして、それを絶縁のためのモール
ドをする。
ターンにより構成すると共に、同一基板上に2つのコイ
ルのパターンを構成し、1枚のプリント基板(通常は多
層基板となる)により、2つのフイラメントトランスの
2次コイルとする。そして、それを絶縁のためのモール
ドをする。
2次コイル巻線がプリント基板で構成されており、また
2つのフイラメントトランスの2次コイルが同一の基板
上にあるため、モールドをする場合のコイルの保持が容
易となり、モールドの耐圧に対する余裕が少なくてもよ
い。さらに2つのコイルは、ほぼ同電位であるため接近
して配置できる。そのため、モールドの寸法、すなわち
フイラメントトランスの小形化がはかれる。
2つのフイラメントトランスの2次コイルが同一の基板
上にあるため、モールドをする場合のコイルの保持が容
易となり、モールドの耐圧に対する余裕が少なくてもよ
い。さらに2つのコイルは、ほぼ同電位であるため接近
して配置できる。そのため、モールドの寸法、すなわち
フイラメントトランスの小形化がはかれる。
[実施例] この考案の好適な実施例は、図面に基づいて説明され
る。
る。
第3図と第4図は従来例によるX線管フイラメントトラ
ンスの構造例を示した正面図と側面図であり、1つのト
ランスのみを前述したように少し余裕をみて大き目にモ
ールドしている。
ンスの構造例を示した正面図と側面図であり、1つのト
ランスのみを前述したように少し余裕をみて大き目にモ
ールドしている。
1は鉄心、2は1次コイル、3は2次コイル、4は2次
コイルの出力端子、5は2次コイルを絶縁しているモー
ルドである。1次コイル2の入力端子は図示していな
い。
コイルの出力端子、5は2次コイルを絶縁しているモー
ルドである。1次コイル2の入力端子は図示していな
い。
第1図と第2図はこの考案の1実施例を示した正面図と
側面図である。
側面図である。
2つのフイラメントトランスを一体として製作してい
る。それぞれの部材に、記号aとbを添字記号として付
し区別している。1aと1bは鉄心、2aと2bは1次
コイル、3aと3bは2次コイル、4aと4bは2次コ
イルの出力端子である。5abは2次コイル3a、3b
が1つのプリント基板上でパターン化された上で絶縁し
ているモールドを、6は1次コイルの出力端子をそれぞ
れ示している。
る。それぞれの部材に、記号aとbを添字記号として付
し区別している。1aと1bは鉄心、2aと2bは1次
コイル、3aと3bは2次コイル、4aと4bは2次コ
イルの出力端子である。5abは2次コイル3a、3b
が1つのプリント基板上でパターン化された上で絶縁し
ているモールドを、6は1次コイルの出力端子をそれぞ
れ示している。
このように、2つのフイラメントトランスのそれぞれの
2次コイル3a、3bは1枚のプリント基板により構成
されている。1次コイルも同様である。このような構造
にすることにより、フイラメントトランスの小形化が達
成される。
2次コイル3a、3bは1枚のプリント基板により構成
されている。1次コイルも同様である。このような構造
にすることにより、フイラメントトランスの小形化が達
成される。
[効果] X線高電圧装置は、近年、高周波(5〜10kHz程
度)インバータ方式のものが普及してきており、高圧ト
ランスの小形化がはかられている。
度)インバータ方式のものが普及してきており、高圧ト
ランスの小形化がはかられている。
装置全体をさらに小形化するためには、フイラメントト
ランスの小形化が重要であり、スペースの節限に大きく
寄与する。
ランスの小形化が重要であり、スペースの節限に大きく
寄与する。
第1図はこの考案の1実施例を示した正面図、第2図は
その側面図、第3図は従来例による1つのトランスのみ
モールドした正面図、第4図はその側面図である。 1と1aと1bは鉄心、2と2aと2bは1次コイル、
3と3aと3bは2次コイル、4と4aと4bは2次コ
イルの出力端子、5と5abはモールド、6は1次コイ
ルの出力端子である。
その側面図、第3図は従来例による1つのトランスのみ
モールドした正面図、第4図はその側面図である。 1と1aと1bは鉄心、2と2aと2bは1次コイル、
3と3aと3bは2次コイル、4と4aと4bは2次コ
イルの出力端子、5と5abはモールド、6は1次コイ
ルの出力端子である。
Claims (1)
- 【請求項1】2つの焦点を有するX線管のフィラメント
トランスにおいて、大焦点および小焦点用の2つのフィ
ラメントに対する各2次コイルが1つのプリント基板上
でパターン化され、絶縁物によりモールドされており、
各1次コイルはその絶縁モールド面に配置されているこ
とを特徴とする、X線管フィラメントトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989023244U JPH0622960Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | X線管フイラメントトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989023244U JPH0622960Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | X線管フイラメントトランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115299U JPH02115299U (ja) | 1990-09-14 |
JPH0622960Y2 true JPH0622960Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31242070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989023244U Expired - Lifetime JPH0622960Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | X線管フイラメントトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622960Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58133300U (ja) * | 1982-03-03 | 1983-09-08 | 株式会社東芝 | 高電圧発生装置 |
JPS614407U (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-11 | 三洋電機株式会社 | フライバツクトランス |
JPS61177168A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複写機用高圧電源装置 |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP1989023244U patent/JPH0622960Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02115299U (ja) | 1990-09-14 |
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