JPH02197737A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は空気調和機の室外ユニットの改良に関するも
のである。

〔従来の技ｆ！　：１ 第３図はオフィスビルなどの多層階のビルの各階のベラ
ンダに空気調和機の室外ユニツ１〜を設置した状態を概
略的に示す斜視図、第４図は第３図に示すビルの２階ベ
ランダにおける空気調和機の設置状態を一例として示す
縦断面図である。

これらの図において（１）はベランダの床面、（２１は
手摺、（３）は床面に設けられた基礎コンクリート、（
４）は基礎コンクリート上に設置された室外ユニットで
、ケースを構成する箱体（４Ｉ）の側面の一部に吸込口
（４２）が設けられ、上面に吹出口（４３）が設けられ
ている他、箱体（４１）の内部には圧縮機（５１，室外
側熱交換器（６）及び電動機（７１）とプロペラファン
（７２）とからなる送風装置口等が配設されている。

次にこの室外ユニットの動作について説明する。

空気調和機の運転時には、圧縮機（５）が駆動されて図
示しない冷媒回路が動作し、室外側熱交換器（６）は冷
房時には凝ｍ　器として、又、暖房時には蒸発器として
作用する。一方、送風装置口も運転され、吸込口（４２
）から屋外の空気が吸い込まれ、室外（則熱交換器（６
）によって加温又は冷却された後、吹出口（４３）から
室外ユニット４）の上方へ排出される。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の空気調和機の室外ユニットは以上のように構成さ
れ、吹出口が箱体の上面に設けられているため、第３図
に示すように、多層階のビルの各１借のベランダやバル
コニーに設置した場合には、吹出口から吹出された排気
流が上部階のベランダやバルコニーの床面（１）に当っ
て下方に流れ、再び吸込口（４２）から吸い込まれると
いうショートサイクル運転となり、空気調和機の保護装
置が作動して運転不能になるという問題点があった。

この発明はこのような問題点を解消するためになされた
もので、ショートサイクル運転を防止し、安定した運転
ができる空気調和機の室外ユニットを提供しようとする
ものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る室外ユニットは、箱体の上面に設けられ
た吹出口に、空気吹出方向とほぼ直角方向に延在する排
気ダクトを設け、この排気ダクトに排気口を設けるよう
にしたものである。

〔作　　用〕

この発明によれば、吹出口に設けられた排気ダクトが、
空気吹出方向とほぼ直角方向、即ち上部階のベランダや
バルコニーの床面に沿って延長され、その適宜の箇所に
排気口が設けられるものであるため、排気口が室外ユニ
ットの吸込口とは異なった位置で開口し排気することに
なり、従ってそれらが再び吸込口に吸い込まれることが
なく、ショートサイクル運転を効果的に防止して安定し
た運転が可能となる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図は実施例の構成を示す断面図、第２図は多層階ビルの
各階のベランダに設置した状態を概略的に示す斜視図で
ある。

これらの図において（８）は吹出口（４３）に連通ずる
ように箱体（４１）の上面に装着された排気ダクト取付
部、（９）は排気ダクト取付部に結合された排気ダクト
で、上部階のベランダの床面に沿って、即ち、吹出方向
とほぼ直角方向に多層階ビルの端部まで延在している。

叫は排気ダクトに設けられた複数個の排気口で、多層階
ビルの外方に向けて開口し、適宜の間隔で配設されてい
る。なお、排気口００）は吸入口（４２）の真上の位置
には設けず、これから離れた位置に設けられる。その他
の構成は従来のものと同様であるため説明を省略する。

このような構成において空気調和機が運転された場合、
吹出口（４３）から吹出された排気流は、排気ダクト取
付部（８）を経て排気ダクト（９）に導かれ、複数個の
排気口００）から外方に排出されることになる。この場
合、各排気口００）は箱体（４１）の吸込口（４２）か
ら離れた位置に設けられているため、その排気流が下方
に流れることがあっても再び吸込口に吸い込まれること
はない。

なお、以上の説明では送風装置（至）にプロペラファン
を使用した実施例を挙げたが、排気ダクトが長くなり機
外静圧が必要となる場合にはシロッコファンを使用して
もよい。又、排気口００）を複数個設ける例を挙げたが
、これを１個の細長い溝状の排気口（ブリーズライン）
としても同様な効果を期待することができる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、箱体の吹出口に空気吹
出方向とほぼ直角方向に延在する排気ダクトを設け、こ
の排気ダクトに排気口を設けるようにしたため、吸込口
と排気口との位置が離れることになり、従って排出した
空気を再び吸い込むことがなく、ショートサイクル運転
を招くことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図は上
記実施例の多層階ビルへの設置状態を概略的に示す斜視
図、第３図は従来の室外ユニットの多層階ビルへの設置
例を概略的に示す斜視図、第４図は第３図の特定階の設
置状層を示す縦断面図である。 図において、（１）はベランダの床面、（４１）は室外
ユニットの箱体、（４２）は吸込口、（４３）は吹出口
、（５）は圧縮機、（６）は室外側熱交換器、（′７１
は送風装置、（８）は排気ダクト取付部、（９）は排気
ダクｌ−、ＱＯＩは排気口である。 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　空気調和機の室外ユニットのケースを構成すると共に
   、側面に吸込口が設けられ、上面に吹出口が設けられた
   箱体、この箱体内に設けられた室外側熱交換器、及びこ
   の室外側熱交換器を通過した空気を上記吹出口から排出
   する送風装置を備えたものにおいて、上記吹出口に空気
   吹出方向とほぼ直角方向に延在する排気ダクトを設ける
   と共に、この排気ダクトに排気口を設けるようにしたこ
   とを特徴とする空気調和機の室外ユニット。