JPH02196826A - ポリエーテルポリオールの製造法 - Google Patents

ポリエーテルポリオールの製造法

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JPH02196826A
JPH02196826A JP1280375A JP28037589A JPH02196826A JP H02196826 A JPH02196826 A JP H02196826A JP 1280375 A JP1280375 A JP 1280375A JP 28037589 A JP28037589 A JP 28037589A JP H02196826 A JPH02196826 A JP H02196826A
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坦ケ 良彦
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克実 稲岡
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    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/48Polyethers
    • C08G18/50Polyethers having heteroatoms other than oxygen
    • C08G18/5021Polyethers having heteroatoms other than oxygen having nitrogen
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリエーテルポリオールの製造法および該ポリ
オールを用いたフロン使用量の少ない硬質ポリウレタン
フォームの製造法に関する。
従来の罠紅挫丸墾蓬基 硬質ポリウレタンフォームは、良好な断熱材であり、ま
た成形性、加工性にも優れているところから電気冷蔵庫
の断熱をはじめビル、低温倉庫、貯蔵タンク、冷凍船、
配管等の断熱に至るまで広い分野に用いられている。
かかる硬質ポリウレタンフォームを製造するには、ポリ
オール、触媒、整泡剤、発泡剤を主成分とするA成分と
、イソシアネートを主成分とするB成分とを混合反応さ
せ、発泡プロセスと硬化プロセスとを並行して進行させ
てフオームを形成するワンショット法が一般に用いられ
る。
このようなポリウレタンフォームの製造に用いられる発
泡剤としては、主としてフロン−II(または、フロン
−12:フロス法)があり、また水はイソシアネートと
反応してCO2を発生するところから化学的発泡剤とし
てフロン−11と併用されることが多い。
しかしながら、従来発泡剤として用いられているフロン
ガスは化学的に安定であるため成層圏まで拡教し、成層
圏に存在するオゾン層を破壊する。
その結果、太陽から放射された紫外線がオゾン層で吸収
されず地表に達し、皮膚ガンの発生を増大するなどの問
題が近年重大な環境問題として取り上げられるに至って
いる。このため1989年以降フロンの使用規制が実施
される予定であり、ポリウレタン用のフロン=!lも規
制を受けることとなる。
そこで、このようなフロンガスに代わる発泡剤について
の検討が種々行われているが、現在フロン−11に代わ
る適当な発泡剤は出現していない。
例えば、フロン−123,141b等がフロン−11の
代替品として提案されているが、未だ工業的生産がなさ
れるに至らず、工業上有効なフロンの削減方法が得られ
ていない。
本発明者らは、前記の社会的要請に対応すべく、トルエ
ンジアミンにアルキレンオキサイドを付加した種々のポ
リエーテルを用いたウレタンフオームについて鋭意研究
を行なったところ、特定の製法および構造的特徴をそな
えたポリオールを原料として用いることによりポリウレ
タンフォーム製造時のフロン使用量の削減をはかりうる
との知見を得た。
すなわち、ウレタンフオームのセル内のガス組成を検討
したところ、発泡に際して水を用いていない場合であっ
ても炭酸ガスが検出された(@2質フオームは独立気泡
であり、短時日では外部の空気と置換しないので、セル
内のガス組成は発泡剤組成に等しい)。もっとも発泡原
料に水を積極的に添加しない場合も若干の水(0,1%
以下)が存在することは避けられないが、実際に検出さ
れたCO2量はそのような水に由来する理論量をはるか
に越えるものである。従って、発泡時に何らかの機構で
CO3を発生する副反応が生じていると推定される。
また、さらに研究を続けた結果、驚(べきことに副生ず
るCO8は発泡に際し、発泡剤としての作用(硬化反応
と並行して起こる)があり、しかもこのCO2発生量は
、特定構造のポリオールを使用することにより飛躍的に
増大しうろことを見い出した。
なお、トルエンジアミン類にアルキレンオキサイドを付
加して得られるポリエーテル及びそれらの混合物につい
ては、英国特許972772号等により公知である。ま
た、2.3/3.4−)ルエンジアミン(オルソトルエ
ンジアミン;以下、OTDともいう)を使用するポリオ
ールについては特公昭4B−32597号公報等に開示
されている。また、OTDに特定の比率でエチレンオキ
サイド(EO)あるいはプロピレンオキサイド(PO)
を付加したポリエーテル、又はこれらの混合物について
は特公昭51−8676号公報、米国特許4.562,
290号、特開昭58−134109号公報等により公
知のものもある。さらにOTD。
2.4.2.6−)ルエンジアミン(以下、TDAとい
う)に関しては、特開昭57−139120号、特公昭
62−5935号、特公昭56−32327号および特
開昭50−1196号公報等に記載がある。
しかしながら、これらの文献は、一般に粘度の改善、表
面フライアビリティ−1断熱性、湿熱劣化等、いわゆる
ポリオールの性質及び得られるフオームの物性改善を中
心に検討がなされているにすぎず、ポリエーテルの製造
にあたって触媒添加時期、添加量を限定し、かつEO,
POの付加量を本発明に規定する範囲に限定することに
よりトルエンジアミンへのEO1PO付加の形態を規制
すること、およびかかる製造法により得られたポリオー
ルを用いることによりフロンの使用量を削減しうろこと
については同等言及されていない。
また、米国特許4,562,290号には、触媒の添加
時期を規定し、かつ触媒量の添加量(1,0部以上)、
EOおよびPOの付加量を限定して得られた近接基を有
するトルエンジアミンのアルキレンオキサイド付加物が
開示されているが、フロンの使用量を削減することにつ
いての記載はない。
このため、これらの公知文献に記載の種々の組成のポリ
オールを用いたウレタンフオーム製造の実施例、比較例
においても、本発明のような密度低減の効果が顕著に現
れているものは全く存在しない。
したがって、本発明の目的は、ポリエーテルとイソシア
ネートとから発泡剤フロンの使用量の少ない硬質ポリウ
レタンフォームの製造法を提供することであり、また該
製造法に適したポリエーテルポリオールの製造法を提供
することにある。
題を −するための すなわち、本発明は2.3−)ルエンジアミン、3.4
−)ルエンジアミンまたはこれらの混合物1モルに対し
、エチレンオキサイド3.0〜4.0モルを無触媒で付
加し、つぎに前記トルエンジアミンに対し0.8重量%
以下のアルカリ金属水酸化物の存在下にプロピレンオキ
サイド2.8〜4゜8モルを付加することを特徴とする
ポリエーテルポリオールの製造法を提供するものである
また、本発明は前記製造法により得られた水酸基価39
0〜530 mgKO1l/gのポリエーテルポリオー
ル50重量%以上、および2〜8個のヒドロキシル基を
含むポリオール0〜50%からなる混合ポリオールと、
イソシアネートとを発泡剤、整泡剤および触媒の存在下
に反応させることを特徴とする硬質ポリウレタンフォー
ムの製造法を提供するものである。
つぎに、本発明について詳細に説明する。
(i)ポリエーテルポリオール 本発明にて用いられるポリエーテルポリオールは、トル
エンジアミンを開始剤とし、これにエチレンオキサイド
を、ついでプロピレンオキサイドを特定量付加する。
本発明にて用いられるトルエンジアミンは、2゜3−ト
ルエンジアミン、3.4−トルエンジアミン、またはこ
れらの混合物であってよい。かかるオルソトルエンジア
ミン(以下、OTDともいう)に対し、まず無触媒にて
エチレンオキサイド(以下、EOともいう)を付加する
。かかるEOの付加反応自体は公知の方法によって行な
ってよく、OTD  1モルに対し理論量のEOを加え
て反応を行なう。
OTDに対するEOの付加量は3.0〜4.0モルであ
る。EOの付加量が3.0モル未満ではウレタンフオー
ム形成時の発泡剤量を充分に削減できず本発明の目的が
達せられない。一方、EOの付加量が4.0モルを越え
るとEOの付加量が多くなりすぎてEO−EOの結合が
生じ、付加しうるPo1lが少なくなる。
つぎに、EOを付加したOTDにアルカリ金属水酸化物
を触媒として公知の方法によりプロピレンオキサイド(
以下、POともいう)を付加する。
アルカリ金属水酸化物としては、水酸化カリウム、水酸
化ナトリウムなどかかる目的に従来公知の触媒がいずれ
も用いられてよいが、特に水酸化カリウムのフレークま
たは水溶液を用いるのが好ましい。該触媒の添加量は、
得られるポリオールの水酸基価、粘度の観点からトルエ
ンジアミンに対し0.8重量%以下であるのが好ましい
プロピレンオキサイドの付加量は、得られるポリエーテ
ルポリオールの水酸基価が390〜530 mgKOH
/gとなるように付加する。プロピレンオキサイドの付
加量が多く、すなわち水酸基価が390験gKOH/g
未満となると、ウレタンフオーム製造時の発泡剤の削減
効果が少なくなる。一方、プロピレンオキサイドの付加
量が少なり、シたがって水酸基価が530 mgKOH
/gを越えると、EO由来の末端−級水酸基が多くなり
、イソシアネートとの反応が速くなりすぎて反応の制御
が困難となり実用に適さない。すなわち、ウレタンフオ
ームの二次的膨張(膨れ)が増大し、キエアー性が低下
し、さらに反応が極端に速くなるためスコーチも発生し
やすくなる。また、ポリオールの粘度も著しく高くなり
取り扱いが困難となる。
かかる観点から、プロピレンオキサイドの付加量として
は2,8〜4.8モルが採用される。
このように本発明のポリオールの製造法では、触媒の添
加時期、EOlPOの付加モル数が限定される。すなわ
ち、これら付加反応の条件の相異により得られるポリエ
ーテルポリオールの構造が大きく異なるものと考えられ
る。このような触媒添加時期と得られるポリオールとの
関係について試験した結果をつぎの試験例に示す。
試験例(触媒添加時期と生成ポリオール)(i)撹拌機
、コンデンサー、温度計、アルキレンオキサイド導入口
を設けた5Q四つ目フラスコにOTD  1,220g
、KOHフレーク15gを仕込み、エチレンオキサイド
920gを反応させた。次いでプロピレンオキサイドt
 800gを反応させた。シュウ酸により中和後、濾過
、脱水を行いポリオール(CF−1)を得た。OTD1
モルに対する付加量は、BO2,1モル、PO3,1モ
ルであった。
(11)前記(1)と同じ装置にOTD1220gを仕
込み、EO900gを反応させた。ついで15gのKO
Hフレークを投入し、POの反応を行った。1850g
のPOを反応させた後、前記(i)と同様に処理しポリ
オール(CF−2)を得た。
(iii)KOHの添加量を7.5gとした以外は前記
(11)同様の方法で反応を行いポリオール(CF−3
)を得た。
なお、ポリオールCF−1〜3は、OTD/EO/PO
の比率においてはほとんど同じであるが、その性状は下
表のとおりであり、全く別の構造を有するポリオールと
考えられ、触媒の添加時期、添加量がBO,POの付加
形態に大きな影響を及ぼすことがわかる。
第  1  表 すなわち、OTDは、下式 に示されるようにオルソ位にNH,基が並んでおり、E
OlPOが付加した場合、第3、第4番目に付加するE
OlPOは立体障害を受は付加が非常に困難である。一
般に触媒として用いられる水酸化カリウム等は、−OH
基とアルキレンオキサイドの付加反応を促進するが、 
N Htとアルキレンオキサイドとの反応には関与しな
い。従って、EO付加の当初からK O11を添加すれ
ば、トルエンジアミンに付加したEOにさらにEOが付
加する反応が優先的に進行し、OTDに対しEO3〜4
モルを付加した場合、直接OTDに結合するEOの数が
少なくなる。
一般的には、触媒は反応速度のみを制御し、反応生成物
には影響を与えないものと考えられている。しかしなが
ら、OTDを開始剤とする付加反応によるポリオールの
製造においては、 N Htに対する付加と一〇Hに対
する付加との競争反応であり、しかし反応点付近の立体
障害も太きため前記試験例に示すごとく触媒の添加時期
、触媒量によって非常に異なるポリオールが得られる。
なお、ポリオールの合成触媒としては、本発明のアルカ
リ金属水酸化物の他に特開昭50−1196号に示され
るような塩類、特公昭51−8676号の実施例にある
ようなアミン触媒も提案されている。しかし、アルカリ
金属の水酸化物以外は実用性に乏しく、アルカリ金属の
中でも特に水酸化カリウムが好ましい。すなわち、アミ
ン触媒を使用する場合は、中和精製工程を含まないため
残存POやPO0′)異性体等不純物が多く残存し、ス
コーチやセル荒れの発生、あるいは独立気泡率が低下す
るなど、良好な低密度ポリウレタンフォームを得ること
が困難である。
(II)他のポリオール 前記の本発明方法により得られたポリエーテルポリオー
ルととしに使用される2〜8個のヒドロキンル基を含む
他のポリオールとしては、イソンアネートと反応してポ
リウレタンの製造に用いられる従来公知のポリオールで
あればいかなるものであってもよく、一般に汎用される
蔗糖−グリセリンを開始剤にするもの(アクトコールG
R−84、大田薬品工業(株)製)、グリセリンを開始
剤とするもの、エチレンジアミンを開始剤とするもの、
その他の芳香族アミンを用いたポリオール等が用いられ
る。
また、ポリエステルポリオール(例えばAPP−315
、UCC社製)、あるいはFyrol−6(アクゾ社製
)のような含リンポリオールであってもよい。
また、本発明で用いられる混合ポリオールは、このよう
な2種以上のポリオールのブレンドに限らず、OTDへ
のEO,POの付加時にOTDとともに他の開始剤を用
い、OTDへの付加と同時に他の開始剤へのE O,P
 Oの付加重合を行なって得た混合ポリオールであって
もよい。
混合ポリオール中のOTD系ポリオールの混合割合は、
50%以上であることが必要である。OTDポリオール
の配合量が50%より少ないとフロン削減の効果が少な
い。
また、混合ポリオールの水酸基価は、380〜650 
mgKOH/gであるのが好ましい。水酸基価が380
 mgKOH/g未満であると、硬質フオームとしての
強度、寸法安定性が充分でない。また、水酸基価が65
0 mgKOH/gを越えると得られたウレタンフオー
ムが脆くなり好ましくない。
前記単独または混合ポリオールより硬質ポリウレタンフ
ォームを製造するには、これらポリオールとイソシアネ
ートとを用い、発泡剤、整泡剤、ウレタンフオーム化触
媒等の存在下、公知の方法により反応を行う。
発泡に際しては必要に応じさらに、トリクロロエチルホ
スフェート、トリクロロプロピルホスフェート等の難燃
剤、トナー等の着色剤等、その他公知の添加剤を添加し
てもよい。
(iii )イソシアネート 本発明のウレタンフオーム製造に用いるイソシアネート
は、クルードMDI、 クルードTDI。
TDI−プレポリマー及びそれらの混合物であれば何で
もよい。TDI−80を一部それらに混合してもよい。
但し、反応性の関係からIPDI(イソホロンジイソシ
アネート)等、脂肪族イソシアネートは好ましくない。
イソシアネートの使用量は通常の硬質ポリウレタンフォ
ームの場合とほぼ同様であり、Neo10H比=0.9
〜1.5程度であるのが好ましい。
(iv )整泡剤 整泡剤としては、公知の硬質フオーム用整泡剤として市
販のものがいずれも用いらる。例えばB−8404、B
−8407、B−8425(ゴールドシュミット社製)
、F−305、P−345、P−373(信越化学(株
)製)、5H−193(東しシリコーン(株)製)、L
−5420、L−5430、L−5350(日本ユニカ
ー(株)製)等が挙げられる。硬質フオーム用シリコン
の他に、より活性の高い一般軟質フオーム用シリコン(
例えばB−8017等)を用いても、フオーム製造の上
で特に問題はない。整泡剤の使用量は、通常使用される
量でよく、ポリオール100部に対して0.5〜5.0
部が使用される。
(v■)ウレタンフオーム化触媒 ウレタンフオーム化触媒としては、公知のアミン触媒、
スズ触媒及びそれらの組み合わせであればよく、例えば
テトラメチルヘキサンジアミン、トリエチレンジアミン
、ジメチルシクロヘキシルアミン等であり、DBUのよ
うな複雑な構造のものでもよい。
(vii )発泡剤 発泡剤としては、フロン−11が一般的であり、Cot
を発生させる化学的発泡剤である水が共存することが好
ましい。ポリウレタンフォームが同一密度である場合、
水を使用することによりフロン=11の使用量を少なく
することができ、本発明の目的がより達成され、またC
O2副生反応も促進される。但し、水の使用量があまり
多いと、フオームが脆くなり好ましくない。さらに、他
のフロン類、例えば、フロン−123、フロン−14l
 b、またはジブロモジフルオロメタン等と併用しても
よい。好ましい水の使用量は、ポリオール100部に対
しl O〜3.0部である。
なお、製造するウレタン7オームのフリーフオーム密度
(以下、単に密度という)は、好ましくは20〜36 
kg/m’である。あまり低密度であると、一般の硬質
ポリウレタンフォームと同様にフオームの強度に問題が
あり、またあまり高密度であれば、副反応によるスコー
チが生じやすい。
1乳へ腹! 本発明の製造法により得られたポリオールを用いると硬
質ポリウレタンフォームの製造に際し、フロン使用量が
10〜30%削減できる。
及檄鯉 以下に本発明を実施例、比較例、参考例によりさらに具
体的に説明する。
(1)ポリオールの製造 実施例r−を 加熱、撹拌装置を備えた反応釜(70ff)にOTD 
 12.2kg(100モル)を仕込み、100〜11
0℃にてEO17,6kg(400モル)を反応させた
。次いで、KOH水溶液(50%)120gを添加し、
100〜110℃にてPO26゜1kg(450モル)
を反応させた。2時間熟成させた後、残留する微量の未
反応POをストリップし、次いで60gのンユウ酸を水
溶液として添加しKOHを中和した。生じたシュウ酸カ
リを濾過後、脱水を行い安定剤として2.6−ジターシ
ャリ−ブチル−4−メチルフェノール(BIT)500
pp−を加えた。得られたポリエーテルポリオールは水
酸基価408 mgKOH/g、粘度11,0OOcp
s(25℃)であった。また、0TDIモルに対し、E
O4モル、PO4,5モルが付加した。触媒量は、OT
Dに対して0.49%であった。
比較例I〜1 前記実施例1−1にて用いたと同じ装置にOTD  1
2.2kgを仕込み、EO9,68kgを反応させた。
次いで400gのKOH水溶液を添加し、100〜11
0℃にてPO29kgを反応させた。実施例!−1と同
様にシュウ酸を用いて中和後、濾過、脱水し、BITを
加えてポリオールを得た。得られたポリオールは水酸基
価403mgKOH/g−粘度6100cps(25℃
)であった。EO付加量は2.2モル、PO付加量は5
.0モル、触媒量ばOTD対し、1.6%であった。
比較例I−2 前記実施例I−1と同じ装置を用い、0TD12.2に
、に無触媒でPO12,8kgを反応させた。400g
のKOH水溶液を加えた後、PO20,9kgを反応さ
せた。2時間熟成後、EO4,9kgを付加し、前記と
実施例11と同様に中和精製した。得られたポリエーテ
ルは、水酸基価407 mgK011/g、粘度15.
300cps%E Oの直接付加量0モル、PO付加量
5,8モル、EO付加量1.1モルであった。
実施例1−2 前記実施例1−1と同じ装置にOTD  12.2kg
を仕込み無触媒で17.6kgのEOを反応させた。次
いでトリエタノールアミン3.1kgおよびKO350
%溶液160gを添加し、PO22kgを付加した。反
応後前記と同様に中和精製を行い、水酸基価468 m
gKOH/g、粘度8.900cpsのポリオールを得
た。このポリオールのOTD部分の付加量は、0TD(
1モル)に対し、EO4モル、PO3,1モルであった
比較例1−3 前記実施例1−2においてOTDを2.4−12゜6−
トルエンジアミンに代えた以外は、全く同様にしてポリ
オールを製造した。得られたポリオールは水酸基価46
5 mgKOH/g、粘度9 、500cps(25℃
)であった。
実施例!−3 実施例!−1と同じ装置にOTD  12.2kgを仕
込み無触媒でEOI4.1kgを付加した。次いでKO
H水溶液(50%)130gおよびトリエタノールアミ
ン6.0kgを加えた後、24.3kgのPOを反応さ
せた。前記と同様に中和、精製を行いポリオールを得た
得られたポリオールは水酸基価510 mgKOn/g
、粘度8,700cps(25℃)であった。また、O
TDに対し、EO付加!3.2モル、PO付加13゜1
モルであった。
比較例1−4 実施例1−1と同じ装置にOTD  12.2kgを仕
込み無触媒でEO18,5kgを反応させた。
さらにKOH水溶液(50%)130g、POS、7k
gを加え、前記と同様に中和精製してポリエーテルポリ
オールを得た。このポリオールは水酸基価535、粘度
36,000であった。OTDに対する付加lは、EO
4,2モル、POl、5モルであった。
(■)ii!質ウジウレタンフオーム造前記実施例およ
び比較例にて得られたポリオールを用い、ハンドミキシ
ング法のフリー発泡により硬質ウレタンフオームを製造
した。すなわち、前記ポリオール200〜300gに対
し、整泡剤、触媒、発泡剤および他の添加剤を前もって
ブレンドし、液温を20±1’Cにコントロールした。
次いで、別に20±1℃に保持しておいた必要量のイソ
シアネートを前記ポリオールプレミックスに加え、すば
やくタービン型ミキサー(16GOrpm)を用いて3
〜5秒間撹拌し、該混合液を上方が開口した箱(25c
mx 25cmX 25cm)に注入してウレタンフオ
ームを製造した。
実施例■−1〜3及び比較例■−1〜3前記の実施例1
−1及び比較例■−1にて得られたポリオールを用い、
第2表に示す処方でウレタンフオームを製造した。
また、第1図に発泡剤として使用したフロン量と得られ
たウレタンフオームの密度との関係を示す。第1図より
明らかなごとく、同一密度のウレタンフオームを製造す
る場合、実施例r−tのポリオールを用いると比較例1
−1のポリオールを用いた場合に比べて約7部のフロン
を節約することができる(15〜20%削減)。
また、実施例1−1のポリオールを用いた場合は、同一
密度での寸法安定性がよくフオーム物性に優れる。
実施例11−4〜5及び比較例11−4〜7第7表に示
す処方にしたがい、発泡剤として水を併用しないでウレ
タンフオームの製造を行った。
結果を第3表に合わせ示す。
実施例にて得られたウレタンフオームは、比較例にて得
られたものより密度が1.2〜1.5kg/n+’小さ
い。発泡剤としてフロン単独とし、反応性を変えても実
施例1−1のポリオールが発泡剤を削減するうえで明ら
かに優れている。
実施例11−6〜8及び比較例It−8〜13実施例1
−2のポリオール、比較例!−3(メタ−TDA)のポ
リオール及び汎用ポリオールを用い、前記と同様にして
ウレタンフオームを製造した。結果を後記第4表に示す
。また、フロン量とウレタンフオームの密度との関係を
第2図に示す。
第2図より明らかなごとく、同−密度のウレタンフオ−
ムを製造するにあって、実施例12のポリオールを使用
すれば、従来市販のポリオールを使用した場合に比べて
lO〜15部程度のフロン量の削減、すなわちフロンの
削減率として20〜40%の顕著な削減が可能となる。
実施例■−9〜10及び比較例n−14〜17実施例1
−3および比較例1−4にて得られたポリオールを用い
て前記と同様にしてウレタンフオームを製造した。結果
を第5表に示す。
実施例n−9,10のウレタンフオームは、グラフを用
いるまでもなく、比較例It−14,15に比して顕著
にフロン量が削減されている。
また、比較例■−17のウレタンフオームは、硬化後も
ボックスから抜き出すことができず、無理に抜き出すと
大きなフラッフが生じ、内部に著しいスコーチが認めら
れた。その原料である比較例1−4のポリオールは反応
性が高すぎ、触媒を使用することができず、従って反応
性のコントロールもできないため全く有用性がない。
実施例n−ti及び比較例ll−18,19実施例1−
2のポリオールを他のポリオールとブレンドして混合ポ
リオールを関東し、ウレタンフオームを製造した。結果
を第6表に示す。第6表より明らかなごとく、実施例1
−2のポリオールを一定以上配合した混合ポリオールは
、ウレタンフオームの低密度化に有効である。実施例■
−11において実施例!−2のポリオール(OTDポリ
オール)含量は52%に当たる 比較例ll−18はOTDポリオール含量(25%)が
少なく、ポリウレタンフォーム密度の充分な低密度化は
達成されない。
参考例 第7表に示す処方にて、実施例1−2のポリオール及び
アクトコールGR−84を用いて、ウレタンフす−ムを
製造した。フオーム製造時の発熱温度はフオーム中に熱
伝対を入れて測定した。また、C01(%)の測定は、
得られたウレタンフオームを裁断してアルミラミネート
袋に真空パックして圧壊し、60℃に加熱した後、マイ
クロシリンジを用いて内部ガスをサンプリングしてCO
!/フロン比をガスクロにて測定することにより行った
。結果を第7表に示す。フオームA中にはフオームBに
比してCO8が多く、また反応時の最高温度も高い。こ
の結果、何等かの副反応によりCO8が発生しているこ
とが示唆される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、いずれも発泡剤として使用した
フロン量と得られたポリウレタンフォームの密度との関
係を示すグラフである。 特許出願人 武田薬品工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2,3−トルエンジアミン、3,4−トルエンジ
    アミンまたはこれらの混合物1モルに対し、エチレンオ
    キサイド3.0〜4.0モルを無触媒で付加し、つぎに
    前記トルエンジアミンに対し0.8重量%以下のアルカ
    リ金属水酸化物の存在下にプロピレンオキサイド2.8
    〜4.8モルを付加することを特徴とするポリエーテル
    ポリオールの製造法。
  2. (2)(a)前記請求項1記載の製造法により得られた
    水酸基価390〜530mgKOH/gのポリエーテル
    ポリオール50重量%以 上、および (b)2〜8個のヒドロキシル基を含む ポリオール0〜50% からなる混合ポリオールと; イソシアネートとを発泡剤、整泡剤および触媒の存在下
    に反応させることを特徴とする硬質ポリウレタンフォー
    ムの製造法。
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