JPH02196657A - 高速自動ラミネータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フォトポリマーレジスト材料の乾燥フィルム
を用いた回路板又はその他の基板の自動積層、さらに詳
細に言うと、フィルム付着性の信頼性をより高いものに
しながら積層速度を増大させることを可能にする仮付け
・積層方法及び装置に関する。

〔従来の技術〕

硬化可能なフォトポリマーレジスト材料の乾燥フィルム
がプリント回路板の製造に使用するために開発されてき
た。このような回路板は、特に電子産業において用いら
れる。市販されているこのようなフィルムの特に有利な
形は、「重合体結合剤を含む光重合可能な化合物」とい
う題の米国特許第３．８８７．４５０号に開示されてい
る。米国特許第３、８８７．４５０号は、Ｍｉｃｈａｅ
ｌ　Ｎ、Ｇ１１ａｎｏ他に対して付与されたものであり
、本発明の譲受人に対し譲渡されている。製造された形
の乾燥フィルムフォトポリマーは、容易に汚染されると
いうことを特徴とする。又これは粘着性で軟弱である。

粘着性ではあるもののこのフィルムは「剥離可能」であ
る。

このため、保護のため及び取扱いを容易にするためにポ
リエチレンのカバーフィルムを用いることが可能となる
。この複合材はリールの形に包装される。標準的にはこ
のようなフォトポリマーの乾燥フィルムの厚みは、１．
０．１．５．２．０及び３．０ミルであり、その幅は６
インチ（１５，２４ｃｍ）から３０インチ（７６，２ｃ
ｍ）までである。

ラミネータと呼ばれる機械が先行技術において、連続的
に複数のプリント回路板の各々の表面に対し硬化可能な
フォトポリマーの乾燥フィルムを適用するためのものと
して知られている。その１つの態様では、かかるラミネ
ータは、まず第１段階として、熱が加わった状態でフィ
ルムシートの先行端部をその前方部分にて回路板のフェ
イスと圧力封じ接触すべくプレスする以下「仮付け」と
呼ぶ段階、そして第２段階として、フィルムシートが後
続する状態で回路板のフェイス上にフィルムシートを圧
着する加熱された加圧又は積層ローラ手段の間に回路板
を供給する、以下「積層」と呼ぶ段階から成るいわゆる
２段階式積層方法を用いている。

従ってり、　Ｐ、Ｃｒａｍｅｒ他に対する米国特許第３
．６５８．６２９号、Ｂ、Ｔ、Ｂｅｒｎａｒｄｏに対す
る第４．０２５．３８０号、Ａ、　Ｂ。

Ｃｅｒａｓｏに対する第４．６５０．５３６号及びＢｌ
Ｍｉｙａｋｅに対する第４．６５９．４１９号に開示さ
れているように、複数のブランク回路板の各々は順番に
ラミネータのフィルムウェブ仮付はステーションに移送
され、ここでフィルムウェブの連続長の先行端部は回路
板の前方端部分に仮付けされる。次に回路板は、フィル
ムウェブがそれに沿って引張られている状態で、積層ス
テーションまで移送されこのステーションを通して移動
させられる。ここで積層ロールによりフィルムウェブは
回路板に付着された状態となる。積層作業の間、フィル
ムウェブは切断され、回路板の長さに一致する予じめ定
められた長さのフィルム部分を形成する。

かかるフィルムシート部分は、各フィルム部分が現在積
層中の回路板のサイズと比べ同じか、大きいか又は小さ
いサイズのものである状態で、回路板に相対する側に同
時に適用することができる。

前述のＡ、Ｂ、　Ｃｅｒａｓｏに対する米国特許第４．
６５０．５３６号に開示されているように、回路板の周
囲内にぴったり合う小さい方のフィルムシート部分を適
用すると、有利なことにその縁部が自由な状態に残され
ることになり、この中に次に続くプリント回路板処理作
業に用いるためのセンタリング穴を配置することができ
る。

さらに前述のＢ、　Ｍｉｙａｋｅに対する米国特許第４
、６５９．４１９号に開示されているように、積層作業
を中断することなくフィルムウェブの切断作業を行なう
ことも先行技術において知られている。そこで開示され
ているように、フィルムウェブ切断システムは、フィル
ムウェブがそれに対して移動させられているのと同じ速
度、同じ方向で積層ステーションに向かって移動させら
れると同時にフィルムウェブの幅を横切って移動される
回転式円形切断ブレードで構成されている。

第２図は、先行技術に基づくラミネータ１０を慨略的に
示している。図示されているように、ラミネータ１０に
は入力ロール１２、フィルム１６のリール１４、仮付は
棒１８及び積層ロール２０が含まれている。

入力ロールは、積層されるべき回路板２２を押すか前送
りして、その前方端部２４をそれがフィルム１６の先行
端部２６及び仮付は棒１８と連動関係にある位置までも
ってくる。回路板はその位置で停止させられ、その後仮
付は棒１８が下方に移動されて力を加え、それによって
回路板２２の前端部２４にフィルム１６の先行端部２６
を仮付けする。仮付は作業の後、回路板２２は積層ロー
ル２０の下に入力ロール１２によって前方へと押される
。積層ロール２０は、回路板２２の移動通路内で仮付は
棒１８より一定の距離（標準的には数センチ）だけ前方
に間隔どりされている。その長さに沿ってわずか数ミリ
メートルだけ回路板に仮付けされているフィルム１６は
引張り力を受けているため、これは危険な状況を生み出
すことになる。これは発生しうろことであり、このよう
な事態の発生に向けて、フィルム１６の先行端部２６が
２８に示されているように回路板２２から引張られると
いう自然の配置がみられる。このため、仮付は作業の間
優れた付着性を確保するのに充分な時間熱及び圧力を使
用すること、そして回路板２２からフィルム１６の端部
が引き外されないよう充分緩慢な速度で回路板２２を前
方に動かすことが必要となり、こうして積層効率は低下
し、結果として一定の与えられた時間内でフィルム１６
のシートにより積層できる回路板２２の数が相応して減
少することになる。

第３図は、先行技術のラミネータの仮付は棒及び積層ロ
ール２０の配置にみられる回路板特に薄い回路板の曲げ
を概略的に示している。第３図に示されているように、
フィルム１６上の引張り力は、積層されるべき回路板２
２が前方に押し出されるにつれて、回路板の前方つまり
先行端部が片側積層においては上方に曲げられる原因と
なる。フィルム１６は片側のみに仮付けされたため、も
う一方の側には相殺する力が全く無く、回路板２２は曲
がる。

片側積層特に薄い回路板上の内側層の片側積層は、この
ように危険なものであり、積層効率を減少させる。

〔発明が解決しようとする課題〕

先行技術のラミネータは、回路板に仮付けされるその先
行端部にあるフィルムウェブの部分がわずか数ミリメー
トルの厚みしかもたないということをその特徴としてい
る。さらに、フィルムウェブの端部が回路板に仮付けさ
れる位置は、積層動作が始まる場所から数センチメート
ル間隔がとられている。仮付は作業が完了した時点で、
回路板は積層ステーション内で積層ロールの下を前方へ
と押される。この動作によりフィルムウェブは弓張り力
を受けることになり、この力がフィルムウェブにテンシ
ョンを加える。第２図に示されているように、積層動作
がまだ開始されていない状態でフィルムウェブはそれが
仮付けされた領域から回路板を離れて引張られる傾向を
もつため、フィルムウェブ上のこのようなテンションは
、危険な状態をひきおこすという問題を浮上させる。

危険な状態は、回路板の片側のみが積層されている場合
にも発生する。この場合、引張り力及びその結果化じる
フィルムウェブ上のテンションは、回路板の曲げの原因
となる傾向をもつ。この問題は、第３図に示されている
ように薄い回路板の場合に最も顕著である。

先行技術のラミネータの場合、このような危険状態が発
生するという傾向のため、密な付着を行なうために充分
な時間高圧高温下で仮付けを行なうことが必要とされ、
積層ステーションに向かって回路板が前送りされている
間にフィルムウェブに対して適用されうる力の大きさひ
いては回路板がこのように前送りされうる速度について
の制限が加えられることになる。これらの要因は、積層
効率を著しく損なうから、成る与えられた時間内におい
て満足のいくように積層されうる回路板の数を決定する
上で重要なものである。

積層効率の決定要因であるもう１つの要因は、フィルム
ウェブの切断時間、すなわち回転式切断ブレードがフィ
ルムシート部分の切断動作を行なうべくフィルムウェブ
の幅を横切って移動させられるのに必要な経過時間であ
る。先行技術に基づく回転ブレード切断システムでは、
フィルムウェブを切断するために必要な経過時間は約数
秒と充分に長いものであり、従ってこれも又、一定の時
間内で積層されうる回路板の数の減少という点からのみ
ならず機械内で積層されうる回路板の最短長さを望まし
いものより大きいサイズに制限するという点からも、積
層効率を決定する上で重要な要因である。

従って、積層のより大きな効率及び信頼性を達成する目
的で仮付け・積層及びフィルム切断のために用いられる
方法及び装置を改良する必要性及び要求がある。本発明
は、これらの点において当該技術分野で存在してきた技
術的なギャップを埋めるために案出されたものである。

〔発明の概要〕

本発明の１つの目的は、フィルムシー）１層製品の製造
において遭遇した前記問題点を避けるような、回路板又
はその他の基板又は支持部材に対しフィルムシートを仮
付けし積層するための改良された方法及び装置を提供す
ることにある。

本発明のもう１つの目的は、各々フェイス、前端部及び
後端部を有する一連の支持部材の中の各部材に対し材料
フィルムを積層する方法において、（ａ）一連の支持部
材のうちの先行する支持部材をつかみそれを前送りして
、その前端部のフェイス部分を、交互に離れたり近づい
たりする第１及び第２の表面と連動する関係に位置づけ
する段階；（ｂ）先行端部をもつ一定の長さの材料フィ
ルムを、その先行端部が前記可動面と隣接する形に保た
れた状態で供給する段階； （ｃ）支持部材の前方フェイス部分と圧力接触するよう
フィルムの先行端部を押し、こうしてフィルムのこの先
行端部をそれに仮付けするように、前記第１の可動面の
相対的動きを開始させる段階；（ｄ）支持部材を不動の
状態に保ちながら、支持部材の前方フェイス部分から分
離させるべく前記第１の表面の動きを開始させ、その後
、フィルムの先行端部が仮付けされた支持部材のほぼ同
じ前方フェイス部分と圧力接触するよう第２の可動面の
動きを開始させる段階： （ｅ）間の圧力接触を保持した状態で第２の可動面との
関係において支持部材を前送りし、支持部材のフェイス
に対しその長さに沿ってフィルムを押しつける段階、モ
して； （ｆ）一連の支持部材内の残りの支持部材の各々につい
て段階（ａ）から（ｅ）までを繰返す段階；を順次含む
ことを特徴とする方法、を提供することにある。

本発明のもう１つの目的は、先行技術に基づくラミネー
タに比べて仮付は作業に必要な時間の減少のみならず仮
付は作業に必要な温度及び圧力を低下させることのでき
るような、積層すべき回路板の前端部にフィルムウェブ
の先行端部を仮付は積層する方法を提供することにある
。

本発明のもう１つの目的は、フィルムシート積層のほど
こされた回路板又はその他の基板又は支持部材の製造に
用いられるラミネータにおいて、積層作業を中断するこ
と無くフィルムシートを形成すべく連続した一定長のフ
ィルムウェブから一フィルムウェブ部分を切断するのに
必要な経過時間を最小限におさえるための方法を提供す
ることにある。

本発明のさらにもう１つの目的は、上述の方法を実施す
るための自動ラミネータを提供することにある。

本発明に従うと、フィルムシートを回路板又はその他の
基板又は支持部材に仮付けし積層する方法には、ブラン
ク回路板又はその他の支持部材をラミネータのフィルム
ウェブ供給システムと連動する関係になるよう移送する
段階、フィルムのリールからの連続したフィルムウェブ
の先行端部を回路板の前方端部に仮付けする段階そして
、回路板を仮付は作業と積層作業開始の間で不動状態に
保ちながら、仮付けが行なわれたのと同じ位置又は領域
にて回路板へのフィルムウェブの積層を開始する段階が
含まれている。従って、仮付は作業と積層作業開始の間
、フィルムウェブは、先行技術に基づくラミネータの場
合のように引張り力を受けない。このような引張り力は
、フィルムウェブをそれが仮付けされた場所から回路板
から引き離す傾向をもつものである。従って本発明によ
ると、仮付は作業はもはや危険な仕事ではなく、低温、
低圧で最小限の時間でうまく行なうことができる。

回路板が積層モードへと移行されるにつれてフィルムウ
ェブ上の引張り力は、先行技術におけるように、一定の
期間内に積層されうる回路板の数を決定する上での一要
因ではない。さらに、先行技術において見られたような
薄い回路板での曲げの問題が関与することなく、回路板
の片側積層も可能である。

フィルムウェブを切断するため本発明に従って提供され
たシステムは、せん断機タイプのものである。この切断
システムでフィルムの幅全体を横切って切断するのに必
要とされる経過時間はきわめて短かく、約０．３秒であ
る。これは先行技術の回転ブレードカッターが必要とし
た経過時間の約１０分の１の時間である。

本発明に基づく切断ユニットは、積層ロールとの関係に
おいて偏心的に位置づけされており、本発明の一実施態
様において最小の回路板長さがきわめて短かくなること
、詳細に言うと一実施態様において１７０ｍｍ　（６，
フインチ）となることを可能にしている。切断構造は単
純でかつきわめて効果的である。切断ブレードは、わず
か数ミリメートルの距離を進行する必要しかない。

従って本発明は、仮付は及び切断が全く危険なものでな
いため、きわめて高効率の積層作業の達成を可能にして
くれる。

本発明はプリント回路板の製造に用いるためのフォトポ
リマーレジスト材料の乾燥フィルムの応用と関連して説
明されているものの、回路板又はその他の基板に適用す
るためのフィルムはマスキングやその他のフィルム又は
シートであってもよく、又フィルムシートが適用される
回路板又は基板には、銅製積層ガラスエポキシ板、板紙
、プラスチックボードなどが利用条件に応じて含まれる
ということも理解されたい。回路板又は基板の厚みは０
．１　ｍｍから４．　Ｏｍｍまで（０，００４〜０．１
５インチ）である。

本発明を特徴づけるさまざまな新規性は、本明細書の一
部を成す前記クレーム中に特殊性と共に指摘されている
。本発明、その作動上の利点及びその使用により達せら
れる特定の目的をより良く理解するため、本発明の好ま
しい実施態様が例示されている添付の図面及び記述事項
を参照する。

〔実施例〕

第１図を参照すると、本発明に基づくラミネータ３０に
は、仮付け・積層ステーション３９内のそれぞれ上部及
び下部仮付け／切断装置３６及び３８と対になった上部
及び下部の適当に加熱された積層ロール３２及び３４が
含まれている。装置３６及び３８は、それと結びつけら
れた積層ロール３２又は３４との関係において偏心的に
回転する。積層プロセス内のさまざまな段階の間、積層
ロール及び仮付け／切断装置の対３２．３６及び３４．
３８は、同時に反対方向からすなわち第１図をみればわ
かるように上方及び下方の位置から、積層されるべき回
路板４０の相対する側に対して押され、これから離れる
ように移動させられる。

第１図に示されているように、ラミネータ３０にはさら
に、本体４２、積層されるべき回路板のための入力コン
ベヤ手段４４及び出力コンベヤ手段４６が含まれている
。回路板４００両側で同時にフィルムシートの積層を行
なうよう、ラミネータの本体４２は、積層ロール及び仮
付け／切断装置の対３２．３６及び３４．３８と、入力
コンベヤ手段４４及び出力コンベヤ手段４６を含む平面
との関係において対称的に配置されている。

入ってくる各々の回路板４０は自動センタリング装置４
８により検知されセンタリングされる。この自動センタ
リング装置４８は、第１図には示されていないが第４図
に示されている。自動センタリング装置４８及びその作
動方法についての詳細な説明を以下に記す。

自動センタリング装置４８には、第５図に示されている
前面センタリング及び前面縁部調整装置５０が結合して
いる。装置５０は、下部入力ロール５２及び上部入力ロ
ール５６と連動関係に位置づけされているバリヤ５４を
含んでいる。人力コンベヤ手段４４によりラミネータ３
０内に前送りされるにつれて、入ってくる各々の回路板
４０は、その前面縁部４１がバリヤ５４と突合わされる
関係に入るよう動かされた状態で、通常下部入力ロール
５２上にとどまる。

このような動きにより回路板４０の前面縁部４１は、予
じめそのような位置にない場合板付け・積層ステーショ
ン３９に正対するように角度移動させられることになる
。第６図に示されているように回路板４０と接触するよ
うそれを降下させた時点で、上部入力ロール５６は回路
板４０をつかむ。下部ロール５２が回転し回路板４０を
積層ステーション３９内に前進させる。

第５図に示されているように、下部入力ロール５２は１
．エアシリンダ５２ｂのシャフトに固定されているラッ
ク５２Ｈにより起動される。ラック５２ａは、下部人力
ロール５４のシャフト５２ｄにしっがりととりつけられ
たピニオン５２Ｃと連動関係に位置づけされている。

シリンダの行程、ひいては下部人力ロール５２０回転数
及び回路板４０の前進距離は、シリンダ５２ｂ上の確動
ストッパにより定められる。シリンダ５２ｂのシャフト
の行程は、確動ストッパの位置により左右される。

確動ストッパ（又はレジスタ）は、以下に記述する自動
センタリング装置４８のために用いられる電動機に類似
したものでよい直流マイクロモータ（図示せず）により
動かされる。直流マイクロモータは、オペレータにより
予じめ設定されたエツジ値に従ってプログラマブル論理
制御装置（ＰＬＣ）により直接制御される。

前面縁部４１が積層用ステーション３９に正対している
、すなわち仮付は及び切断装置３６及び３８の仮付は棒
に対し平行関係に保たれている状態で回路板４０を停止
させる前面バリヤ５４は、独立したエアシリンダ５６ａ
及びレバー５６ｂにより起動させられる。詳しく言うと
、レバー５６ｂの片端はシリンダ５６ａのシャフトの端
部に接続され、その他方の端部は、第６図及び第７図を
みると最も良くわかるようにＬ字形をしているバリヤ５
４の下端部にしっがりと固定されている。

ラミネータ３０が作動している間、出力コンベヤ手段４
６は、積層ロール３２及び３４の周辺速度で進行する。

入力コンベヤ手段４４の速度は、積層ロール３２及び３
４の速度と無関係である。実際、入力コンベヤ手段は、
回路板４０がセンタリングされたバリヤ５４に向って前
進させられた後で停止する。

ラミネータ３０には、その相対する両側にプレート状の
支持フレームが含まれており、そのうちの一方すなわち
５８という参照番号のついたものだけが第１図に示され
ている。支持フレームの間に回転可能な形でとりつけら
れているのは、乾燥フィルムフォトレジスト材料の２本
のフィルム供給ロール又はリール６０及び６２．２本の
巻取りロール６８及び７０．２本の案内ロール７２及び
７４．２本のストリッピングロール７６及び７８そして
２本のテンションロール８０及び８２である。

各々のリール６０及び６２は、その周囲に巻きつけられ
たそれぞれに結合している連続するフィルムウェブ８４
及び８６を有している。フィルムウェブ８４及び８６は
各々、それぞれに結合する保護材料８８及び９０で積層
がほどこされている。この保護材料はポリエチレンであ
ってもよい。保護材料の各々８８及び９０は、それぞれ
に結合するストリッピングロール７６及び７８により結
合しているフィルムウェブ８４及び８６から剥ぎとられ
それぞれに結合している巻取りロール６８又は７０上に
巻上げられる。

各ストリッピングロール７６及び７８と結合しているの
が、乾燥フィルムウェブ８４及び８６の縦方向切断を行
なうためのそれぞれに結びつけられた切断用ブレード９
２及び９４である。いろいろな幅の回路板４０の積層に
適応するためフィルムウェブ８４及び８６との関係にお
いて切断ブレード９２及び９４を横方向に調整する手段
も、第１図には示されていないが備えつけることができ
る。

支持フレーム５８の間には、積層ロール３２及び３４及
びそれぞれ結合する偏心的な仮付け／切断装置３６及び
３８が位置づけされている。フィルムウェブ８４及び８
６は、それぞれに結合する固定された弯曲フィルム案内
面９６及び９８上を滑動する関係で引き出されている。

なおこの案内面は、仮付け／切断装置３６及び３８と結
合している。

第８図を見れば最も良くわかるように、仮付け／切断装
置３６及び結合する積層ロール３２は、積層されるべき
回路板４０が置かれる平面１００の上に位置づけされ、
一方仮付け／切断装置３８及び積層ロール３４は平面１
００の下に位置づけされている。

第１図及び第８図において、仮付け／切断装置３６及び
３８が、それぞれに結合する積層ロール３２及び３４を
中心として回転するにつれてその中を移動する通路は、
１０１及び１０３という参照番号で表わされている。

ラミネータ３０の動作の第１段階において、仮付け／切
断装置３６及び３８は反対の方向から平面１００内に置
かれた回路板４０に向かって同時に収束し、それぞれに
結合したフィルムウェブ８４及び８６の先行端部をその
前方端部に対して押しつけこれを仮付けする。第２段階
において、装置３６及び３８が分離され回路板４０が不
動状態に保たれている間に、積層ロール３２及び３４は
同時に反対の方向から回路板４０の方へ収束し、仮付け
が行なわれたのと全く同じ場所で回路板に対してフィル
ム８４及び８６のうちの結合するものの仮付けされた先
行端部を押しつける。回路板４０は次に、積層ロール３
２及び３４によるその表面へのフィルムウェブの積層を
実行させるよう前送りされる。

仮付け／切断装置３６及び３８には、それぞれに結合す
る適当に加熱された仮付は棒１０２及び１０４が含まれ
ている。第２５図をみると最も良くわかるように、仮付
は棒１０２及び１０４はそれぞれに結合する一対のフラ
ンジ１５０．１６２及び１７４．１８６の間にとりつけ
られている。

仮付は棒１０２の相対する側には、真空セクター１０７
上に、それぞれに結合するフィルムウェブ接触面１１０
及び１１２を有する真空シ、−１０６及び１０Ｂが角度
を付けて配置されている。同様に仮付は棒１０４の相対
する側で真空セクター１１５上に角度を付けて配置され
ているのが、それぞれに結合する同様なフィルムウェブ
接触面を有する真空シュー１１４及び１１６である。真
空シュー１０６．１０８．１１４及び１１６は、個別に
結びつけられた分岐真空ライン（図示せず）により真空
ポンプ（図示せず）のような共通の真空源に接続されう
る。このようなラインの各々には、別途制御弁を備えつ
けてもよい。

仮付は棒１０２及び１０４は、ラミネータ３０の作動中
それぞれに結合する積層ロール３２及び３４のまわりに
反対方向に回転可能である。詳細に言うと、仮付は棒１
０２は、反時計回りに回転でき、仮付は棒１０４は、第
８図に示されているように時計まわり方向に回転可能で
ある。

第９図は、仮付け／切断装置３６の下に位置づけされ且
つ積層ロール３２に結合された、積層されるべき回路板
４０を示している。仮付け／切断装置３８及び結合され
た積層ロール３４は、装置３８及び積層ロール３４が装
置３６及び積層ロール３２のほぼ左右逆の鏡像を構成し
ているため、例示の簡略化のために第９図には示されて
いない。

当初、２つの仮付け／切断装置３６及び３８は定置式の
ものであり、フィルムウェブ８４及び８６のそれぞれの
先行端部を回路板４０の相対する側にその前方端部にて
望みどおりに仮付けするべく正しい位置に互いから離れ
て保持されている。第９図に示されているようにフィル
ムウェブ８４は、固定した弯曲面９６全体にわたり引き
出され、フィルムウェブ８４の先行端部８４が仮付は棒
１０２の下に隣接して位置づけられている状態で、真空
シ５−１１０が提供する吸引力により所定の位置に保た
れている。

第１０図に示されているように仮付は作業を行なう上で
、仮付け／切断装置３６は回路板４０に向かって移動さ
せられ、フィルムウェブ８４の先行端部がその前方端部
に隣接する回路板４０の表面としっがり接触するように
仮付は棒１０２がこの先行端部を押すようにする。仮付
は温度、圧力及び時間は全て調整可能である。仮付は作
業が完了したとき、フィルムウェブ８４は、積層作業が
始まってしまうまでいかなる引張り力も受けない。従っ
て仮付けは、低温かつ低圧で最小限の時間で行なうこと
ができる。この時点で２つの電磁弁の起動により、真空
シュー１０６及び１１４が解放される。

仮付け／切断装置３８による回路板４００反対側へのフ
ィルムウェブ８６の仮付けは、仮付は棒１０４がフィル
ムウェブ８６の先行端部をその前方端部に隣接する回路
板４０に対して押し付けるようにすることによって、フ
ィルムウェブ８４の回路板４０に対する仮付けと同時に
同じような要領で行なわれる。

仮付は作業が完了した後、２つの偏心仮付は装置３６及
び３８は、第１１図に示されているようにフィルムウェ
ブ８４及び８６が回路板４０に仮付けされた状態で、離
して移動させられる。

第１２図に示されているようにラミネータ３０の連続し
た作動順序において、回路板４０は不動に保たれた状態
で、仮付は装置３６は反時計まわりに、参照番号１０５
で示されている待機位置まで回転する。

仮付は装置３８は、同様な待機位置まで時計回りに回転
する。

仮付は装置３６について示されている仮付は位置から待
機位置１０５までの回転に際し、それぞれ真空シ５−１
０８及び１０６と結合している接触表面１１２及び１１
０はフィルムウェブ８４とかみ合いこれを弯曲したフィ
ルム案内面９６から離してもち上げる。

仮付は装置３８の真空装置１１６及び１１４と結びつけ
られた接触表面も同様にフィルムウェブ８６とかみ合い
これをそれと結合する弯曲したフィルム案内面９８から
離してもち上げる。同時に積層ロール３２及び３４の各
々は、仮付けが行なわれたそれぞれに結びついたフィル
ムウェブ８４及び８６の幅を横切って同じライン位置又
は領域において回路板４０の上で閉じるように動かされ
る。積層ロール３２及び３４は、結合するフィルムウェ
ブ８４及び８６を回路板の反対面に押しつけその間に回
路板を前進させる。

テンションロール８０及び８２がそれぞれフィルムウェ
ブ８４及び８６にテンションを加えている状態で、積層
ロール３２及び３４は第１３図に示されているように、
予じめ設定されうる速度、温度及び圧力でそれにフィル
ムウェブ８４を積層し始める。

こうしてラミネータ３０の作動中、仮付は棒１０２の接
触面１０２ａと回路板４０の上前方部分は、フィルムウ
ェブ８４の先行端部を回路板に仮付けするための第１の
相対的に収束する表面の対を形成し、−方、積層ロール
３２０表面と回路板４０の上前方部分は相対的に収束す
る第２の対を形成する。同様に、仮付は棒１０４の接触
面１０４ａと回路板４０の下前方部分は相対的に収束す
るもう１つの対を形成し、これは以下便宜上相対的に収
束する第３の対と称され、第４の相対的に収束する表面
対は、積層ロール３４と回路板４０の下前方部分により
形成される。

積層されている回路板４０の端部が第１４図に示されて
いるような光電セル１１８の利用などによって検出され
た場合、仮付け／切断装置３６及び３８は、結合するフ
ィルムウェブ８４及び８６の速度と同じ速度で仮付は位
置の方に向かってそれぞれに結合する積層ロール３２及
び３４のまわりを回転し始める。

同時に、第１５図に示されているように、せん断機タイ
プの個々に結びつけられた可動切断ブレード１２０が起
動させられてフィルムウェブ８４及び８６の各々の連続
長を切断し、フィルムシートが積層されつつある回路板
４０の長さに合致するような長さのフィルムシートを形
成する。このような切断を行なう上で、可動切断ブレー
ド１２０は、仮付は棒１０２に隣接してしっがりと位置
づけされた固定切断ブレードつまりカウンタブレード１
２１　と連動する。以下、固定ブレード１２１をカウン
タブレード、ブレード１２０を可動ブレードと呼ぶ場合
がある。

第１４図に示されているような切断動作は「切断開始」
と呼ばれる位置で開始し、「切断終了」と呼ばれる位置
で終了する。切断ブレード１２０は、フィルム８４の速
度と同じ速度で、又仮付は棒１０２及び固定切断ブレー
ド１２１と同じ通路に沿って前進する。

切断システムには、仮付け／切断装置３６及び３８の各
々について切断作業のために可動切断ブレードとカウン
タブレードを結合させるため、そしてかかる作業を行な
わせるための機構が含まれている。

第１５図に参照番号１２２で示されている仮付け／切断
装置３６のための完全な切断ユ；−／　）は、フィルム
切断作業中上部積層ロール３２のまわりを回転しフィル
ム８４の動きに追従する。仮付け／切断ユニット３６専
用の仮付け／切断装置がここで記述されているが、仮付
け／切断装置３８が切断ユニット１２２とほぼ同一であ
ってもよいということも理解されよう。

固定ブレード１２１は、仮付は棒１０２と密に接触して
回転可能な真空セクター１０７上にとりつけられており
、第１５図に矢印１０９により示されているように、１
回転すなわち３６０度にわたり真空シュー１０６と共に
回転可能である。

可動ブレード１２０は真直ぐで第１の端部に５　ｍｍの
突起１２０ａが備わっている。ブレード１２０は、それ
が接続されているブレード移動機構を支持するコントラ
ストシリンダ１２０ｂにより、第１５図及び第１６図内
に示されている休止位置に保持される。回転セクター１
０７が仮付は作業を完了し休止位置まで移動させられる
と、可動ブレード１２０は、突起１２０ａが突出するよ
うシリンダ１２０ｃにより角度的に対角の位置に動かさ
れる。この対角の位置は、第１５図及び第１６図に点線
で示されている。

回転セクター１０７がＰＬＣから回転、フィルム８４追
従及びその横方向切断実施の指令を受けると、カウンタ
ブレード１２１は突起１２０ａに対して移動させられ、
その結果２つのブレード１２０及び１２１モそれに一緒
に動くことになる。

コントラストシリンダ１２０ｂは回転セクター１０７の
動きを排除するのに充分な力をもっていないが、これは
可動ブレード１２０及びカウンタブレード１２１を互い
に密に結合した状態に保つ。

可動ブレード１２０及びカウンタブレード１２１が連結
されると直ちに２重のステムを有するシリンダ１２０ｄ
はレバー１２０ｅ及び１２０ｆを起動させる。レバー１
２０ｅ及び１２０ｆはカム１２０ｇ及び１２０ｈを用い
て可動ブレード１２０をその両端で押し、その結果フィ
ルム８４は切断される。このときフィルム８４は可動ブ
レード１２０　とカウンタブレード１２１の間にある。

可動ブレード１２０がつねにカウンタブレード１２１と
密に接触した状態にあるようにするため、バネ１２０１
が備えつけられている。

フィルムの切断が完了した後、回転セクター１０７及び
結合された可動ブレード１２０とカウンタブレード１２
１　は停止する。コントラストシリンダ１２０ｂは、第
２１図に示されているように可動ブレード１２０の連結
用突起１２０ａがカウンタブレード１２１から解放され
るように、前回の回転と同じ方向に起動される。このと
き２本のシリンダ１２０ｃ及び１２０ｄはリセットされ
、可動ブレード１２０は、とりつけられた連結用突起１
２０ａと共にその休止位置まで戻る。

この時点でコントラストシリンダ１２０ｂがリセットさ
れ、第２２図に示されているように、可動機構１２２は
可動ブレード１２０と共に休止位置に戻る。

フィルムウェブ８４及び８６の切断は０，３秒で行なわ
れる。切断作業は、仮付け／切断装置３６及び３８が待
機位置１０５と仮付は位置の間の距離の約半分だけ回転
した時点で完了する。切断された後、各フィルムシート
の後端部は、結合された真空シュー１０８及び１１６に
より積層されつつある回路板４０から離して保持され、
こうしてフィルムシートの積層が続いている間シートに
しわが発生しないようにしている。

積層が完了すると直ちに、第２４図に示されているよう
に、積層ロール３２及び３４は、結合されるフィルムウ
ェブ８４又は８６の先行端部を積層されるべくその場に
到着した新しい回路板４０の相対する側面に仮付けする
のにちょうど良いタイミングで正しい位置にくるように
２つの仮付け／切断装置３６及び３８がその仮付は位置
まで同時に回転させられている状態で、離して置かれる
。

フィルムウェブ８４及び８６がリール６０及び６２から
送り出されるのを助は又仮付は及び積層作業の間圧しい
フィルムテンションを保つため、第１図に示されている
ようなフィルム供給ロール６４及び６６及びテンション
ロール８０及び８２が備えられている。

積層ロール３２及び３４及び仮付け／切断装置３６及び
３８を支持するだめの機構のアセンブリの詳細図は第２
５図に示されている。ここに示されているとふり、上部
積層ロール３２の左端部から延びているシャフト１２４
は、支持部材１２６内で回転するように支持されている
。積層ロール３２の右端部から延びているシャフト１２
８は、支持部材１３０内で回転するように支持されてい
る。同様に、下部積層ロール３４の左端部から延びてい
るシャフト１３２は支持部材１３４内で回転するように
支持されており、積層ロール３４の右端部から延びてい
るシャフト１３６は、支持部材１３８内で回転するよう
支持されている。

支持部材１２６及び１３８は構造上同一であってよい。

その詳細図は、第３２図及び第３３図に示されている。

同様に、支持部材１３０及び１３４の構造は同一であっ
てよく、その詳細図は第３４図及び第３５図に示されて
いる。

支持部材１２６及び１３０に固定されこれによって支持
されしかもその間に延びているのは、フィルム案内セク
ター１４０であり、この上に前述の弯曲面９６が形成さ
れている。セクター１４０の軸つまり曲率中心は１４２
にあり、これは第１図８−１３及び２４と見ればわかる
ように、積層ロール３２０回転中心１４３から外れてい
る。同様なフィルム案内セクター１４４が支持部材１３
２及び１３８に固定されており、この部材の間に延びて
いる。セクター１４４の軸又は曲率中心は、第１図をみ
るとわかるように１４６にある。前述の弯曲面９８がセ
クター１４４上に形成される。

フィルム案内セクター１４０及び１４４も同一であって
よく、かかる構造は第４６図と第４７図に示されている
。

仮付は棒１０２及び１０４は、個々に結合された積層ロ
ール３２及び３４に対して偏心的な関係にあるそれぞれ
の通路１０１及び１０３内で回転するように支持されて
いる。詳細に言うと、第２５図に示されているように、
上部仮付は棒１０２の左端部はタブ１４８によりフラン
ジ１５０に対ししっがりと固定され、タブ１４８は、第
３６図及び第３７図に示されているようにフランジと一
体になっている。フランジ１５０は、支持部材１２６の
周辺表面１５２のまわりと回転するように配置されてい
る。かかる回転のための支持７ランジ１５０は、その内
側表面１５８　と表面１５２の間におかれ軸受保持フラ
ンジ１５４によりその位置に保たれている転がり軸受１
５６である。第３８図及び第３９図は、フランジ１５４
を詳細に示している。

同様に、仮付は棒１０２の右端部はタブ１６０によりフ
ランジ１６２にしっがりと固定されて詣り、タブ１６０
はフランジ１６２と一体になっている。支持部材１３０
の周辺表面１６４のまわりを回転するための支持７ラン
ジ１６２は、転がり軸受１６６である。

転がり軸受１６６は、フランジの内側表面１６２と表面
１６４の間に置かれ、軸受保持フランジ１７０によりそ
の間に保持されている。軸受保持フランジ１７０の詳細
図は、第４０図及び第４１図に示されている。

下部仮付は棒１０４の左端部は、タブによりフランジ１
７４にしっがりととりつけられている。タブ１７２は第
３６図及び第３７図に示されているようにフランジ１７
４と一体になっている。フランジ１７４は、支持部材１
３４の周辺表面１７６のまわりを回転するように支持さ
れている。フランジ１７４の内部表面１８０と表面１７
６の間には転がり軸受が置かれており、軸受保持フラン
ジ１８２によりその間に保持されている。７ランジ１８
２の詳細は第３８図及び第３９図に示されている。

仮付は棒１０４の右端部は、タブ１８４によりフランジ
１８６にしっがりと固定されており、タブ１８４はフラ
ンジ１８６と一体になっている。フランジ１８６は、支
持部材１３８の周辺正面１８８のまわりを回転するよう
に支持されている。フランジ１８６の内側表面１９２と
部材１３８の表面１８８の間に転がり軸受１９０が置か
れ、軸受保持フランジ１９４によりその中に保持されて
いる。フランジ１９４の詳細図は第４２図及び第４３図
に示されている。

２本のシリンダ１９１及び１９３（第２６図に概略的に
示されているように１本は機械の左側、もう１本は右側
にある）が、平行なレバーシステム１９５及び１９７を
動かすために備えつけられている。このレバーシステム
１９５及び１９７は、シリンダ１９１　及び１９３の動
作が積層用機械の左右両側で同じ動きを行なうように、
シャフト１９９によって機械的に連結されている。

レバーシステム１９５及び１９７　は、第２６図に示さ
れているように、それぞれの肩部の対１９６．１９８及
び２１２．２１４を紙の平面内へ及び紙の平面から外に
揺動させるつまり駆動する。肩部の対１９６．１９８及
び２１２．２１４は、第２７図に示されているように肩
部１９Ｂ、　１９Ｂが上部積層ロール３２を支持するよ
うに配置され肩部２１２及び２１４が下部積層ロール３
４を支持するように配置された状態で、それぞれ１９６
ａ及び２１２ａに示されている回転の中心にてこのよう
な回転を行なうよう旋回させられている。真空セクター
１０７の偏心回転のために、１つの中実軸受２０１と３
つの周辺軸受２０３．２０５及び２０７が備えられ、周
辺軸受２０７には偏心調整が備わっている。真空セクタ
ー１０７は仮付は棒１０２　とカウンタブレード１２１
を支持している。

２つの上部肩部１９６及び１９８は、第２５図、第２６
図及び第２７図に示されているように下部肩部２１２及
び２１４との関係において側面方向に離隔されているた
め、積層ロール３２及び３４を互いに対し押しつけるこ
とができる。

ラミネータ３０の作動において、平面１００に向かって
の仮付け／切断装置３６及び３８の初期動作の時点で、
それぞれに結びついた仮付は棒１０２及び１０４は、回
路板４０の相対する側に対し結合されるフィルムウェブ
８４及び８６の先行端部を仮付けするように位置づけら
れる。平面１００から離れて仮付け／切断装置３６及び
３Ｂが動いた時点で、仮付け／切断装置３６及び３８は
それぞれ、第１２図、第１３図及び第１４図に１０５と
して示されている待機位置まで反時計まわり及び時計ま
わりに回転する。こうしてそれに続いての平面１００へ
向う仮付け／切断装置３６及び３Ｂの動作によって、そ
れぞれに結合する積層ロール３２及び３４は、それが回
路板４０に仮付けされたのと全く同じライン上でフィル
ムウェブと接触することができるようになり、これに続
いて、回路板４０へのそれぞれのフィルムウェブ８４及
び８６の接触積層が可能になる。

第５０図及び第５１図に示されているように電磁連結装
置２４８及び２５０が、回転のための仮付け／切断装置
３６及び３８の選択的な起動を制御する目的で備えつけ
られている。積層ロール３２及び３４が閉じられ偏心セ
クターが休止位置まで回転しているとき積層ロールを停
止させるために、２つの連結装置（図示せず）が備えら
れる。連結装置２５２及び２５４は、フィルム供給ロー
ル６４及び６６を始動、停止させるように備えつけられ
ている。

第３１図に示されているように、電磁連結装置２１９及
び２２１が、フィルム供給ロール６４及び６６を制御す
る目的で備えつけられている。又、それぞれフィルム供
給ロール６４及び６６と共に回転する切欠きホイール２
３４及び２３６も備わっている。個々にそれぞれ切欠き
ホイール２２３及び２２５と結合された近接スイッチ２
３８及び２４０　は、フィルムの終り及び切断不良を信
号で知らせるよう警報システム（図示せず）を鳴らすた
めに備えつけられている。

本発明に従うと、積層ロールの加熱は、積層ロール３２
及び３４との関係において外部に位置づけされた赤外線
ランプにより行なわれる。従って、第８図から第１３図
までに示されているように、積層ロール３２を加熱する
ため、フィルム案内セクター１４０の内壁にとりつけら
れたブラケット２５８及び２６０により適当に支持され
ている赤外線ランプが備わっている。同様に位置づけさ
れとりつけられた赤外線ランプが、積層ロール３４の加
熱用にも備わっている。好ましくは、使用される赤外線
ランプはいわゆる短波タイプのものである。本発明の１
実施態様において、赤外線ランプは各々４２００ワツト
の出力をもつ。

積層ロール３２及び３４の各々の温度を制御するために
は、前記ロール各々について適当にとりつけられた温度
検知装置が１つずつ備わっており、かかる検知装置は、
摩擦及びその結果としての損傷をひきおこすことなくし
かもロール表面の色温度とは無関係に積層ロールの周辺
表面の温度を側定するその能力によって特徴づけられて
いる。詳細に言うと、積層ロール３２と結合して設けら
れた温度検知装置２６２には、接触タイプさらに詳細に
言うと転がりタイプの鉄−コンスタンタン熱電対２７３
が含まれている。熱電対２７３は、その回転軸と一致す
る位置にて中空スリーブ２６６内にその熱接点がある状
態で、配置されている。

さらに詳細に言うと、温度検知装置２６２には、鉄−コ
ンスタンタン熱電対２７３がピン２７０内に位置づけさ
れた形でその分岐間に管状鋼製ピン２７０を支持するグ
ラスファイバーで強化された熱可塑性ポリエステルの細
長い分岐サポート２６８が含まれている。鋼製ピン２７
００片端は、図示されているように溝２７１内に打ち込
まれ保持された状態でサポート２６８の側面のまわりに
包み込まれている。

熱電対２７３は、鋼製ピン２７０の内部へその他方の端
部を通して延びている。好ましくはグラスファイバーで
強化された熱可塑性ポリエステルで作られた薄いライニ
ング又はブッシング２７２を伴って銅のような高い熱伝
導率をもつ材料で作られている転がり軸受２６６は、鋼
製ピン２７０上で回転する。

銅製軸受２６６は、積層ロール３２の周辺表面と転がり
接触した形で位置づけられる。その結果、軸受２６６は
、積層ロール３２０周辺速度及び温度を帯びる。

この配置によると、熱電対２７３の熱接点２７３は積層
ロール３２のものとほぼ同じ温度をとる。温度差がある
場合でも、これは軸受２６６内の銅の高い熱伝導率及び
管状ピン２７０の壁とブッシング２７２が両方共薄いこ
とから無視できるものである。

その結果、温度検知装置２６２は、表面の色温度とは無
関係にほぼ摩擦の無い形で回転する積層ロール３２の表
面の接触温度を検知する。温度検知袋Ｗ２６２の摩耗は
、グラスファイバーで強化された熱可塑性ポリエステル
の高い潤滑特性のため、３ｍｔｓ／分で１０００時間の
稼動につき約０．０：Ｈ！Ｊメートルと極めて低い。こ
の材料は、ｒｓｃｈｕｅｌｙ（オランダ）」からｒＡＲ
ＮＩＴＥ」という商標で市販されているということに留
意されたい。

本発明に従うと、積層された回路板又はパネルの出口温
度を一定に維持するため、積層速度、積層すべき回路板
又はパネルの厚み及び積層ロールの圧力に応じて赤外線
ランプの加熱レベルひいては積層ロール３２及び３４の
温度を自動的に調整するよう、温度検知装置と連動する
マイクロプロセッサが備えつけられている。

第４図に示されている前述の自動センタリング装置４８
は直流低慣性力可逆電動機により駆動され、サーボ制御
装置２７６により制御される。なおこのサーボ制御装置
はそれ自体、第５５図に示されているように可動電子制
御キャビネット２８２内に収納されているプログラマブ
ル論理制御機構（ＰＬＣ）２８０によって制御されてい
る。電動機２７４は、ラミネータ３０の人力コンベヤ手
段４４により各パネル４０が間に前送りされている間隔
どりされた平行な縁部２８６及び２８８の側面方向位置
を調整するためネジ２８４を駆動させる。

入力コンベヤ４４により前送りされるパネル４０は、ミ
ラー光電セルの光束を遮断する。この光電セルにはさら
に、１つの赤外線エミッタ２９４と１つのレシーバ２９
６が含まれている。２９４により発光された被変調赤外
線は、ミラー上の一連の反射によりレシーバ２９６に達
し、こうして１つのビームセグメント網を形成する。パ
ネル４０がこれらのビームセグメントの１つを遮断した
とき、レシーバ２９６はサーボ制御装置２７６に対し、
パネルがミラーの下にあることを信号で知らせる。電動
機２７４は付勢されで回転し、平行な縁部を閉じ、パネ
ルをセンタリングする。

２つの平行な縁部２８６及び２８８が中心に向かって閉
じると、１つは縁部２８６の上１　ｃｍのところにあり
もう１つは縁部２８８の上１　ｃｍのところにあり両方
共サーボ制御装置２７６に接続されているような計２つ
の光電セル２９８及び３００がパネルを検知する。両方
の光電セル２９８及び３００がパネル４０を検知すると
、回転のための電動機２７４の付勢が減少し、その結果
、電動機は減速する。

低速での２つの平行な縁部の連続的な前進に伴って、パ
ネルは、２８６及び２８８の縁部の上１　ｍｍのところ
に支持され同様にサーボ制御装置２７６に接続されてい
る「停止光電セル」３０２及び３０４の検知径路内に移
動する。パネルが光電セル３０２及び３０４の両方によ
って検知されたとき、電動機２７４の付勢は中断され、
電動機２７４は、パネルが適切にセンタリングされた状
態で、直ちに停止する。

数秒の遅れで電動機２７４は反対方向に回転すべく付勢
され、平行な縁部２８６及び２８８を開く。

センタリング装置４８は、０．００２インチ（０，０５
ｍｍ）という小さい厚みをもつ回路板又はパネルが損傷
を受けることな（センタリングされうるようにする作業
の精確さをその特徴とするということに留意されたい。

本発明に従うと、ラミネータ３０の本体４２は第５５図
に示されているようにキャビネット３０６内に完全に閉
じ込められ、それを結びつけられた形でラミネータ３０
のための電子制御装置を中に収納できる前述の可動キャ
ビネット２８２を含んでいてもよい。可動キャビネット
２８２には、前述のＰＬＣユニット２８０が含まれ、こ
のユニットは、直列ラインＲ３２３２と共にＬＡＮＤＩ
Ｓ及びＧＹＲを含みうる。可動キャビネット２８２は又
、前述の温度制御装置、電動機制御装置などのインテリ
ジェント周辺機器を伴うマイクロプロセッサを含んでい
てもよく、さらに、診断目的及びプロセスパラメータの
制御のためオペレータとインターフェイスするビデオ表
示装置をも含んでいる。

可動キャビネット２８２内に備えつけられた電子制御装
置は、作動上の高度の柔軟性を可能にする。

こうしてシステムは、自動、・手動及び単一ストローク
のオペレーションに適合可能である。警報システムが、
切断不良、フィルム終り、積層不良及び／又は出力コン
ベヤ使用中といった信号を送る。

さらに、作動故障の場合に備えて、警報装置が備えられ
診断分析が提供される。

積層すべき回路板を搬送するための入力及び出力ローラ
テーブルには、調整可能な高さ、独立した電動機そして
同期化された速度が備わっている。

入力テーブルには、回路板を積層ロールに供給するため
、前述のようなセンタリング装置及びつかみシステムが
ついている。出力テーブルは、回路板の温度を側定する
ための温度センサー及び回路板の詰まりを検知するため
の光電セルを有している。

本発明により、いかなる形であれ仮付け／切断が危険で
ない状態できわめて効率の良い積層作業を達成すること
ができる。

本発明の詳細な説明により、当業者は、本発明に対しそ
の精神から逸脱することなく変更を加えることも可能で
あるということがわかるであろう。従って、本発明の範
囲を図示・説明されている特定の実施態様に制限するこ
とは意図されていない。むしろ本発明の範囲は、前述の
クレームにより決定されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の好ましい実施態様に従って作られた
ラミネータの側面図である。 第２図は、先行技術に基づく仮付は及び積層方法を典型
的に示す概略図である。 第３図は、回路板特に第２図に示されている先行技術の
仮付は及び積層方法を用いた回路板の片側積層の際に遭
遇する薄い回路板の曲げを示す概略図である。 第４図は、積層されるべきラミネータ内に入る回路板を
センタリングするための第１図のラミネータ内で用いら
れる自動センタリング装置の概略図である。 第５図は、下部入力ロールに隣接して置かれたバリヤに
より前面センタリングされている状態の進入回路板を示
す分解斜視図である。 第６図は、上部入力ロールにつかまれた状態の第５図の
前面センタリングされた回路板を示す端面図である。 第７図は、仮付は及び積層ステーションまで前面センタ
リングされた第５図の回路板を回転・前送りしている状
態の下部ロールを示す端面図である。 第８図は、仮付は装置が仮付は位置にあり下部仮付は装
置と積層ロールが部分的に分解された状態の、上下偏心
仮付は装置と積層ロールの、第１図よりも拡大された図
である。 第９図は、上部偏心仮付は装置及び積層ロールが静止し
、仮付は装置が仮付けすべき正しい位置にある状態で、
下部偏心仮付は装置及び積層ロールは図示されていない
、積層すべき回路板の位置づけを示す図である。 第１０図は、回路板への上部仮付は装置の接近を示す図
である。 第１１図は、フォトポリマーレジスト材料のフィルムの
先行端部が回路板に仮付けされた後の、上部仮付は装置
の回路板から離したセツティングを示している。 第１２図は、仮付けが行なわれたのと同じライン位置又
は領域における、上部仮付は装置の回転と上部積層ロー
ルの閉鎖を示す。 第１３図は、フォトポリマーレジスト材料のフィルムの
上部積層ロールによる回路板への積層を示す。 第１４図は、上部偏心仮付け／切断装置によるフィルム
の横方向の切断を示す図である。 第１５図は、フィルム横方向切断システムの休止状態及
連結を示す分解斜視図である。 第１６図は、休止状態にある可動ブレードと固定すなわ
ちカウンタフィルム切断ブレードの関係を示す平面図で
ある。 第１７図は、連結された状態の可動ブレードとカウンタ
ブレードの関係を示す平面図である。 第１８図は、連結後の切断開始時点におけるフィルム切
断システムを示す分解斜視図である。 第１９図は、切断開始時点における切断ブレードの関係
を示す平面図である。 第２０図は、切断完了時点における切断ブレードの関係
を示す平面図である。 第２１図は、固定ブレードからの可動ブレードの解放を
示す分解斜視図である。 第２２図は、切断システムの可動ユニットの休止位置へ
の復帰を示す分解斜視図である。 第２３図は、フィルム切断の分解斜視図である。 第２４図は、積層すべき順序で続く次の回路板の仮付け
を行なうための、ちょうど良いタイミングでの上部仮付
は装置及び積層ロールの正しい位置への復帰を示してい
る。 第２５図は、上部及び下部の偏心仮付は装置が最上及び
最下位までそれぞれ回転された状態で、積層ロールの各
々を積層位置において示すべく例示を明確にするよう修
正された、第１図のライン２５−２５に沿って切りとら
れた断面図である。 第２６図は、積層ロールを開閉するためラミネータ内に
備えられた機構の概略的斜視図である。 第２７図は、真空セクター及び積層ロールの回転を行な
うために備えつけられた機構の概略的斜視図である。 第２８図は、真空セクター用の空気取入口の概略的斜視
図である。 第２９図は、回転する真空セクターからの空気取入れ口
の概略的分解斜視図である。 第３０図は、積層ロールに時計回り及び反時計回りの動
作を伝達する駆動機構の概略的分解斜視図である。 第３１図は、フィルム供給ロールの制御を行なうための
機構の概略的分解斜視図である。 第３２図は、第２５図に見られるような、上部積層ロー
ルの左端部及び下部積層ロールの右端部のために備わっ
ている支持部材の端面図である。 第３３図は、第３２図のライン３３−３３に沿って切り
取った図である。 第３４図は、第２５図に見られるような、上部積層ロー
ルの右端部及び下部積層ロールの左端部のために備わっ
た支持部材の端面図である。 第３５図は、第３４図のライン３５−３５に沿って切り
取った図である。 第３６図は、第２５図に見られるような、上下の仮付は
棒の端部の各々を支持するために備えつけられているフ
ランジの正面図である。 第３７図は、第３６図のライン３７−３７に沿って切り
取った図である。 第３８図は、第２５図に見られるような、仮付は及び積
層用の組立て構造の上下の左側軸受のための軸受保持フ
ランジの正面図である。 第３９図は、第３８図のライン３９−３９に沿って切り
取った図である。 第４０図は、第２５図に示されているような、仮付は及
び積層用組立て構造の上部右側軸受のためのフランジの
正面図である。 第４１図は、第４０図のライン４１−４１に沿って切り
取った図である。 第４２図は、第２５図に示されているような、仮付は及
び積層用構造の下部右側軸受のためのフランジの正面図
である。 第４３図は、第４２図のライン４３−４３に沿って切り
取った図である。 第４４図及び第４５図は、第２５図の玉軸受のために用
いられた偏心ピボットのそれぞれ平面図と端面図である
。 第４６図及び第４７図は、フィルム案内構造のそれぞれ
平面図と端面図である。 第４８図は、各仮付け／切断装置及びその支持用の積層
ロールの各端部に備わっている角度調整可能な肩部の平
面図である。 第４９図は、第４８図のライン４９−４９に沿って切り
取った図である。 第５０図は、角度調整可能な肩部による仮付け／切断及
び積層ロール構造の支持ならびに、仮付け／切断装置及
び積層ロールの積層すべき回路板に近づく及びこれから
離れる動作を行なうためのこの肩部の起動を示す図であ
る。 第５１図は、仮付け／切断装置及び積層ロールの選択的
起動を制御するための電磁連結装置を示している。 第５２図は、積層ロールの各々の表面温度を側定するた
めに用いられる接触タイプの温度検知装置の斜視図であ
る。 第５３図は、第５２図のライン５３−５３に沿って切り
取った断面図である。 第５４図は、積層ロールと転がり接触状態にある温度検
知装置を示す側面図である。 第５５図は、ラミネータの本体が収納されているキャビ
ネットとラミネータのための電子制御装置を収納する可
動キャビネットを示す斜視図である。 １０・・・ラミネータ、１２・・・入力ロール、１４・
・・リール、１６・・・フィルム、１８・・・仮付は棒
、　　　　２０・・・積層ロール、２２・・・回路板、
　　　　　２４・・・前方端部、２６・・・先行端部、
　　　　３０・・・ラミネータ、３２．３４・・・積層
ロール、 ３６．３８・・・上下仮付け／切断装置、４０・・・回
路板、　　　　　４２・・・本体、４４・・・人力コン
ベヤ手段、４６・・・出力コンベヤ手段、４８・・・自
動センタリング装置、 ５０・・・前面縁部調整装置　５２・・・下部入力ロー
ル、５２ａ・・・ラック、　　　　　５２ｂ・・・エア
シリンダ、５２Ｃ・・・ビニオン、　　　５２ｄ・・・
シャフト、５４・・・バリヤ、　　　　　５６・・・上
部人力ロール、５６ａ・・・シリンダ、　　　５６ｂ・
・・レバー５８・・・支持フレーム、６０．６２・・・
リール、６８．７０・・・巻取りロール、 ７２．７４・・・案内ロール、 ７６．７８・・・ストリッピングローノへ８０・８２・
・・テンションロール、 ８４．８６・・・フィルムウェブ、 ８８．９０・・・保護材料、　　９２．９４・・・切断
ブレード、９６．９８・・・弯曲フィルム案内面、１０
０・・・平面、　　　　　１０１．１０３・・・通路、
１０２、１０４・・・仮付は棒、 １０６、１０８．１１４．１１６・・・真空シニ−１０
７、１１５・・・真空セクター、 １１０、１１２・・・フィルムウェブ接触面、１２０・
・・可動切断ブレード、 １２１・・・カウンタブレード、 １２２・・・切断ユニット、 １２４、　１２８．　１３２．　１３６・・・シャフト
、１２６、１３０．１３４．１３８・・・支持部材、１
４０、１４４・・・フィルム案内セクター、１４３・・
・回転中心、　　　１４８・・・タブ、１５０・・・フ
ランジ、１５２・・・周辺表面、１５４、１７０．１７
４．１８０．１８６．１９４・・・軸受保持フランジ、 １５６、１６６、１９０・・・転がり軸受、１５８、１
６２．１８０．１９２・・・フランジ内側表面、１６０
゜ １６４゜ １９１゜ １９５゜ １９６゜ ２０３゜ ２１９゜ ２２３゜ ２３８゜ １７２、　１８４・・・タブ、 １７６、１８８・・・周辺表面、 １９３・・・シリンダ、 １９７・・・平行ナレバーシステム、 ・・・シャフト、 １９８、２１２．２１４・・・肩部の対、・・・中実軸
受、 ２０５、２０７・・・周辺軸受、 ２２１、２４８．２５０．２５２．２５４・・・電磁連
結装置、２２５、２３４．２３６・・・切欠きホイーノ
ベ２４０・・・近接スイッチ、 ・・・温度検知装置、　２６６・・・中空スリーブ、・
・・分岐サポート、２７０・・・ピン、・・・溝、２７
２・・・ライニング、 ・・・熱電対、　　　　２７４・・・電動機、・・・サ
ーボ制御装置、 ・・・プログラマブル論理制御機構（ＰＬＣ）、・・・
可動電子制御キャビネット、 ・・・ネジ、　　　　　２８６．２８８・・・平行な縁
部、・・・エミッタ、２９６・・・レシーバ、２９８、
３００・・・光電セル、 ３０２、３０４・・・停止光電セル、 ３０６・・・キャビネット。

Claims (25)

【特許請求の範囲】
1. １．フェイス、前端部及び後端部を有する回路板に対し
   材料フィルムを積層する方法において、（ａ）回路板を
   つかみそれを前送りして、その前端部のフェイス部分を
   、交互に離れたり近づいたりする第１及び第２の表面と
   連動する開係に位置づけする段階； （ｂ）先行端部をもつ一定の長さの材料フィルムを、そ
   の先行端部が前記可動面と隣接する形に保たれた状態で
   供給する段階； （ｃ）回路板の前方フェイス部分と圧力接触するようフ
   ィルムの先行端部を押し、こうしてフィルムのこの先行
   端部をそれに仮付けするように、前記第１の可動面の動
   きを開始させる段階； （ｄ）回路板を不動の状態に保ちながら、回路板の前方
   フェイス部分から分離させるべく前記第１の表面の動き
   を開始させ、その後、フィルムの先行端部が仮付けされ
   た回路板のほぼ同じ前方フェイス部分と圧力接触するよ
   う第２の可動面の動きを開始させる段階、そして； （ｅ）間の圧力接触を保持した状態で第２の可動面との
   関係において回路板を前送りし、回路板のフェイスに対
   しその長さに沿ってフィルムを押しつける段階； を順次含むことを特徴とする方法。
2. ２．各々フェイス、前端部及び後端部を有する一連の回
   路板の中の各板に対し材料フィルムを積層する方法にお
   いて （ａ）一連の回路板のうちの先行回路板をつかみそれを
   前送りして、その前端部のフェイス部分を、交互に離れ
   たり近づいたりする第１及び第２の表面と連動する関係
   に位置づけする段階； （ｂ）先行端部をもつ一定の長さの材料フィルムを、そ
   の先行端部が前記可動面と隣接する形に保たれた状態で
   供給する段階； （ｃ）回路板の前方フェイス部分と圧力接触するようフ
   ィルムの先行端部を押し、こうしてフィルムのこの先行
   端部をそれに仮付けするように、前記第１の可動面の動
   きを開始させる段階； （ｄ）回路板を不動の状態に保ちながら、回路板の前方
   フェイス部分から分離させるべく前記第１の表面の動き
   を開始させ、その後、フィルムの先行端部が仮付けされ
   た回路板のほぼ同じ前方フェイス部分と圧力接触するよ
   う第２の可動面の動きを開始させる段階； （ｅ）間の圧力接触を保持した状態で第２の可動面との
   関係において回路板を前送りし、回路板のフェイスに対
   しその長さに沿ってフィルムを押しつける段階、そして
   ； （ｆ）一連の支持部材内の残りの回路板の各々について
   段階（ａ）から（ｅ）までを繰返す段階；を順次含むこ
   とを特徴とする方法。
3. ３．一連の回路板は各々段階（ａ）に先立って前記第１
   及び第２の表面との関係において前端部が正対するよう
   調整された状態で整列させられており、このアラインメ
   ントと調整は段階（ａ）において支持部材のつかみによ
   って保持されていることを特徴とする、請求項２に記載
   の方法。
4. ４．回路板は側縁部を有しており、そのアラインメント
   は、回路板を通路に沿って搬送し、非接触手段で回路板
   の側縁部を検知し、回路板をそのアラインメントに必要
   なだけ側面方向に移動させることによって行なわれるこ
   とを特徴とする、請求項３に記載の方法。
5. ５．その前端部を前記第１及び第２の面に対して正対さ
   せる回路板の調整は、回路板を１つの通路に沿って搬送
   し前記第１及び第２の表面と平行な関係に配置されてい
   るバリヤと接触させることによって行なわれることを特
   徴とする、請求項３に記載の方法。
6. ６．（ｇ）回路板のフェイスに接触すること無く前記第
   １及び第２の表面の上流側に重合体材料の硬化可能な乾
   燥フィルムを連続一定長供給する段階； （ｈ）回路板の動きに応じて前記第２の表面との関係に
   おいて前記第２の表面を前送りする段階；そして （ｉ）回路板のフェイスに対してフィルムを押しつける
   動作を中断させることなく回路板のフェイスに合った適
   当な長さにフィルムを切断する段階；がさらに含まれて
   いることを特徴とする、請求項２に記載の方法。
7. ７．硬化可能な重合体材料の乾燥フィルムは感光性であ
   ることを特徴とする、請求項６に記載の方法。
8. ８．一連の回路板の中の各々相対するフェイス、前端部
   及び後端部を有する回路板に対して材料フィルムを積層
   する方法において、 （ａ）先行回路板をつかみそれを前送りして、交互に離
   れたり近づいたりする第１及び第２の表面と連動する関
   係にその片側上で前端部のフェイス部分を位置づけし、
   又同時に、交互に離れたり近づいたりする第３及び第４
   の表面と連動する関係で反対側にて前端部のフェイス部
   分を位置づけする段階； （ｂ）先行端部をもつ第１の一定長の材料フィルムを、
   その先行端部が前記第１の可動面に隣接する形に保持さ
   れた状態で供給する段階； （ｃ）先行端部をもつ第２の一定長の材料フィルムを、
   その先行端部が前記第３の可動面に隣接する形に保持さ
   れた状態で供給する段階； （ｄ）回路板のそれぞれ結合される前方フェイス部分と
   圧力接触するようそれぞれ結合される第１及び第２の材
   料フィルムの先行端部を押し、こうしてそれぞれ結合さ
   れる材料フィルムの先行端部をそれに仮付けするように
   、前記第１及び第３の可動面の動きを開始させる段階； （ｅ）回路板を不動の状態に保ちながら、回路板のそれ
   ぞれ結合される前方フェイス部分から分離させるべく前
   記第１及び第３の表面の動きを開始させ、その後、それ
   ぞれ結合されるフィルムの先行端部が仮付けされた回路
   板のほぼ同じ前方フェイス部分と圧力接触するように第
   ２及び第４の可動面の各々の動きを開始させる段階；そ
   して（ｆ）第２及び第４の可動面とそれぞれ結合される
   回路板表面の間の圧力接触を保持した状態で第２及び第
   ４の可動面との開係において回路板を前送りし、回路板
   の結合されるフェイスに対しその長さに沿ってそれぞれ
   結合されるフィルムを押しつける段階を順次含むことを
   特徴とする方法。
9. ９．前端部及び後端部を有する回路板の表面上に先行端
   部を有する連続したフィルムウェブから切断されるフィ
   ルムシートをプレスするためのラミネータにおいて、 −本体； −本体全体を通して回路板を前送りするため本体の両側
   に延びるコンベヤ手段； −本体内に備えつけられた支持フレーム、 −コンベヤ手段の通路内の支持フレームの間に置かれた
   仮付け及び積層用ステーション。 −予じめ定められた通路に沿って仮付け及び積層用ステ
   ーションまで第１の連続フィルムウェブを供給するため
   前記コンベヤ手段の上、本体内に配置されている第１の
   フィルムウェブ供給手段； −回路板の前端部の上側に第１の連続フィルムウェブの
   先行端部を仮付けするための第１の仮付け用手段； −回路板の前端部の一つの位置に第一の連続フィルムウ
   ェブの先行端部を仮付けするべく仮付けステーションで
   回路板の上側に向って予じめ定められた通路内で前記仮
   付け手段を移動させ、仮付け作業が完了した時点で回路
   板から前記仮付け手段を移動させるための、前記フレー
   ム部材間にとりつけられた第１の手段； −回路板の前端部からその後端部まで連続作業で、回路
   板の上部表面上に第１のフィルムウェブ供給手段から受
   けとった第１の連続フィルムウェブをプレスするための
   第１の加圧ローラ手段；−前記第１の仮付け手段が回路
   板の前端部に対し第１のフィルムウェブの先行端部を押
   しつけるべく動かされた回路板の上側に向かってほぼ同
   じ予じめ定められた通路内で前記第１の加圧ローラ手段
   を移動させるための、前記第１の仮付け手段の仮付け作
   業の完了時点で作動可能な状態になる第２の手段； −仮付け作業の完了時点と加圧ローリング作業の開始時
   点の間の時間中回路板を不動な状態に保ち、こうして回
   路板が前記コンベヤ手段により前記本体を通して前送り
   されるにつれてフィルムウェブの仮付けされた先行端部
   上に引込み力が生成しないようにするため第１のフィル
   ムウェブの端部がそれに仮付けされた回路板前端部のほ
   ぼ同じ前記位置において加圧ローリング作業が開始させ
   られることになるようにするための第３の手段； が含まれることを特徴とするラミネータ。
10. １０．−仮付け及び積層用ステーションまで予じめ定め
    られた通路に沿って連続したフィルムウェブを供給する
    ための、前記コンベヤ手段の下、本体内に配置されてい
    る第２のフィルムウェブ供給手段； −回路板の前端部の下側に第２の連続したフィルムウェ
    ブの先行端部を仮付けするための第２の仮付け手段； −その前端部にて回路板に第２の連続したフィルムウェ
    ブの先行端部を仮付けするべく仮付け用ステーションに
    て回路板の下側に向かって予じめ定められた通路内で前
    記第２の仮付け手段を移動させるためそして仮付け作業
    の終了時点で前記回路板から前記仮付け手段を離すため
    の、前記フレーム部材の間にとりつけられた第４の手段
    （なおかかる第４の手段は前記第１の手段と周期的に作
    動し、従って第１及び第２の連続フィルムウェブの先行
    端部の仮付け作業はほぼ同時に行なわれる）； −回路板の前端部からその後端部まで連続作業にて回路
    板の下部表面上に第２のフィルムウェブ供給手段から受
    けとられた第２の連続フィルムウェブを押しつけるため
    の第２の加圧ローラ手段；そして −第２のフィルムウェブの先行端部を回路板の下側に対
    して押しつけるべく前記第２の手段が動かされた回路板
    の下側に向かってほぼ同じ予じめ定められた通路内で前
    記第２の加圧ローラ手段を移動させるための、前記第２
    の仮付け手段の仮付け作業完了時点で作動可能な状態に
    なる第５の手段（なおかかる第５の手段は前記第２の手
    段と同期的に作動し従って回路板のそれぞれ結びつけら
    れた上部及び下部表面に対する第１及び第２のフィルム
    ウェブの押しつけはほぼ同時に行なわれる）； がさらに含まれていることを特徴とする、請求項９に記
    載のラミネータ。
11. １１．−積層ロール −第１の軸を中心として回転するよう前記積層ロールを
    支持するための支持部材手段（なおかかる支持部材手段
    は第２の軸を中心にして位置づけされたほぼ円形の周辺
    表面を有し、かかる第１及び第２の軸は互いにそして第
    １の軸の方が第２の軸よりもその近くにあるような固定
    された平面とほぼ平行かつ間隔どりされた関係に位置づ
    けされている）； −仮付け用棒； −前記第２の軸を中心にして回転するよう前記仮付け棒
    を支持するためのフランジ手段（なおかかるフランジ手
    段は、前記支持手段の前記周辺表面のまわりで回転する
    よう位置づけされている）； −前記フランジ手段と前記支持部材手段を前記第２の軸
    を中心とする前記仮付け棒の回転と一斉に前記平面内の
    予じめ定められた位置へ向かってそしてこの位置から離
    れるように移動させるための可動手段； の組合せにおいて、こうしてまずは前記仮付け棒がそし
    て次に前記積層ロールが前記平面上の予じめ定められた
    位置とほぼ一致するよう移動できるようにするような組
    合せ。
12. １２．前記フランジ手段にはそのほぼ中心に前記第２の
    軸をもつ周辺表面手段が含まれていること、そして、前
    記可動手段には、前記フランジ手段の周辺表面が回転の
    ためその中で支持されているようなショルダー手段が含
    まれていること（なおかかるショルダー手段は、前記平
    面の前記第１及び第２の軸と同じ側に位置づけされてお
    りこれらの軸に対し平行な第３の軸上で回転するよう旋
    回させられている）を特徴とする、請求項１１に記載の
    組合せ。
13. １３．前記第３の軸を中心として前記ショルダー手段を
    揺動させ、こうして前記フランジ手段を前記平面に向か
    って及びこれから離れるように移動させるべくとりつけ
    られ作動状態にあるシリンダ手段がさらに含まれている
    ことを特徴とする、請求項１２に記載の組合せ。
14. １４．−先行端部を有する、フィルムウェブから切断さ
    れたフィルムシート； −前記フィルムシートがその表面上に積層されるべき回
    路板（なおかかる回路板には前端部及び後端部がある）
    ； −その前方表面部分が前記予じめ定められた位置とほぼ
    一致するような位置まで前記平面と符合して前記回路板
    を前送りするためのコンベヤ手段；そして −前記フィルムシートの前記先行端部を前記仮付け棒と
    連動する関係に位置づけするための手段；がさらに含ま
    れ、このため前記平面内の予じめ定められた位置に向か
    って前記仮付け棒が移動した時点で前記フィルムシート
    の先行端部はプレスされ前記回路板の前記前方表面部分
    に対し仮付けされることになり、又前記予じめ定められ
    た部分に向かって前記積層ロールがひきつづき移動した
    時点及び前記平面と符合して前記回路板がコンベヤ手段
    によりその後さらに前送りされた時点で前記フィルムシ
    ートは前記回路板の前記表面に対しその前方から後端部
    へと押しつけられるようになることを特徴とする、請求
    項１２に記載の組合せ。
15. １５．−１本の通路を通して待機位置まで前記仮付け棒
    を回転させるよう、前記平面上の前記予じめ定められた
    位置から前記仮付け棒が移動した時点で作動可能状態と
    なる手段（なおかかる回転の初期方向は前記回路板の前
    端部の前方であり、待機位置までの回転範囲は完全一回
    転よりかなり小さい）； −それを通して前記仮付け棒が前記待機位置まで回転す
    る通路と交差する関係にある予じめ定められた通路に沿
    って連続するフィルムウェブを供給するためのフィルム
    ウェブ供給手段； −前記仮付け棒に対して隣接して位置づけされこれと共
    に移動可能なカウンタブレード； −せん断機タイプの可動切断ブレード； −前記可動切断ブレードを前記カウンタブレード及び前
    記フィルムウェブと作動可能な関係になるよう移動させ
    る（なおこの間前記仮付け棒は前記待機位置にある）た
    めの手段；そして −フィルムシートの終端が前記回路板の後端部において
    予じめ定められた位置に一致するようにフィルムシート
    を一定の長さに切断するため前記積層ロールにより前記
    回路板の表面でプレスするよう前記予じめ定められた通
    路を通って前記フィルムウェブが供給されている間に前
    記フィルムウェブを横切って前記可動切断ブレードを起
    動させるための手段； がさらに含まれており、このため前記フィルムシートは
    、前記フィルムウェブからのかかるフィルムシート長の
    切断によりかかるプレス作業が中断されることなく、回
    路板の表面上で前記積層ロールによりプレスされること
    になることを特徴とする、請求項１４に記載の組合せ。
16. １６．前記積層ロールにより前記回路板の表面上にプレ
    スされたときのそのシワを防ぐよう切断されたフィルム
    シートの終端を誘導するための真空手段がさらに含まれ
    ることを特徴とする、請求項１５に記載の組合せ。
17. １７．前記切断ブレードを移動させて前記カッター棒と
    作動可能な関係におくための手段には複動ピストンシリ
    ンダが含まれていることを特徴とする、請求項１６に記
    載の組合せ。
18. １８．−前記ショルダー手段により支持されている細長
    いセクター手段（かかるセクター手段は前記第２の軸と
    一致する曲率中心をもつ内壁を有する）； −前記積層ロールを加熱するための、前記セクター手段
    の内壁上にとりつけられた赤外線ランプ手段； がさらに含まれていることを特徴とする、請求項１５に
    記載の組合せ。
19. １９．−前記積層ロールの温度を側定するための温度検
    出手段（なおかかる温度検出装置には、前記積層ロール
    の表面と転がり接触状態に配置されている中空摺動転が
    り軸受ならびにかかる軸受の回転の中心とほぼ一致して
    その熱接点が位置づけされている熱電対が含まれている
    ）；及び −前記赤外線ランプの点灯電流を制御するための、前記
    温度検出装置が制御する手段； がさらに含まれることを特徴とする、請求項１８に記載
    の組合せ。
20. ２０．熱電対は熱−コンスタンタン熱電対であることを
    特徴とする、請求項１９に記載の組合せ。
21. ２１．−前縁部分を有するその分岐の備わった第１及び
    第２の側面をもつ細長い分岐支持手段；−前記支持部材
    の分岐の前縁部分の間に延びこの部分により支持されて
    いる中空ピン（なおかかる中空ピンには、前記支持部材
    の第１の側面のまわりで包み込まれその中の溝内にて保
    持されている第１の端部と前記支持部材の前記第２の側
    面で終結する第２の端部がついている）；−前記支持部
    材の分岐の間で前記中空ピン上で回転するよう位置づけ
    された中空摺動軸受； −グラスファイバーで補強された熱可塑性ポリエステル
    の薄い層を含む前記中空摺動軸受のためのブッシング；
    そして −その熱接点が前記中空摺動軸受の回転の中心とほぼ一
    致する状態で前記中空ピンの第２の端部上に延びている
    熱電対； を含む可動面の温度を側定するための温度検出装置。
22. ２２．前記中空摺動軸受は、熱伝導率の高い材料で作ら
    れていることを特徴とする、請求項２１に記載の温度検
    出装置。
23. ２３．前記熱電対は鉄−コンスタンタンタイプのもので
    あることを特徴とする、請求項２２に記載の温度検出装
    置。
24. ２４．前記支持部材はグラスファイバーで補強された熱
    可塑性ポリエステルで作られており、前記中空ピンは鋼
    製であることを特徴とする、請求項２３に記載の温度検
    出装置。
25. ２５．機械内に運びこまれた平行な側縁部を有する回路
    板をセンタリングするための自動センタリング装置にお
    いて、 −その側縁部が調整可能な間隔どりされた平行な縁部に
    対しほぼ平行である状態で前記回路板がその間を搬送さ
    れるような、調整可能な間隔どりされた平行な縁部を提
    供する手段； −可逆電動機手段； −ねじ手段； （なおかかる可逆電動機手段とネジ手段は、その側面方
    向移動を行なうため前記調整可能な間隔どりされた平行
    縁部の間に接続されている）；−前記回路板が機械の中
    に運び込まれるにつれてその間を移動させられる垂直に
    間隔どりされた細長い平行な一対の鏡（なおかかる鏡は
    隣接する第１の端部と隣接する第２の端部を有し、前記
    調整可能な間隔どりされた平行な縁部との関係において
    ほぼ垂直に位置づけされている）；−前記鏡の第１の端
    部に隣接して位置づけされた被変調赤外線発光手段； −前記鏡の第２の端部に隣接して位置づけされ、その間
    の赤外線反射に呼応して作動状態となりこうして、回路
    板をセンタリングするために前記平行縁部を閉じる方向
    に電流を流すべく、回路板が前記鏡の間にあるという信
    号が前記可逆電動機手段に対して提供されるようになる
    、赤外線受容手段； −前記調整可能な間隔どりされた平行な縁部の各々の上
    に位置づけされた減速光電セル（なおかかる減速光電セ
    ルの各々は、前記可逆電動機への電流の削減を行なうた
    めの信号を与えるべく前記回路板の存在に呼応するよう
    に配置されている）； −前記調整可能な間隔どりされた平行縁部の各々の上に
    位置づけされ、前記回路板の存在に呼応して前記可逆電
    動機の付勢の中断を行なうための信号を与えるよう配置
    された停止光電セル；そして −前記回路板をセンタリングするため前記調整可能な間
    隔どりされた平行縁部を閉じるよう前記可逆電動機手段
    の作動を制御するために、前記赤外線受容手段、減速光
    電セル及び停止光電セルからの前記信号が適用されるサ
    ーボ制御手段（なお前記減速光電セルからの信号は前記
    可逆電動機手段に対する減速作用を実行するように機能
    し、前記停止光電セルからの信号は前記可逆電動機手段
    の停止を実行するように機能する）；が含まれており、
    こうして前記回路板の正確なセンタリングは、その側縁
    部が前記調整可能な間隔どりされた平行縁部に対して平
    行である状態で行なわれることを特徴とする自動センタ
    リング装置。