JPH02195079A - ニードル弁型絞り弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はニードル弁型絞り弁に関する。

〔従来の技術〕

管路を流れる流体の流量の調整は従来、管路の途中に挿
入された絞り弁の開度を変えることにより行われている
。

その−例を示すと、第３図縦断面図において、球形の弁
体０３には、上部及び下部にそれぞれキー０４ａ、０４
ｂによりスピンドル０６．０６により保持されている。

一方、弁体０３の前後にはそれぞれシートパツキン０５
　ａ、　　０５　ｂが装備された本体０２ａ。

０２ｂがあり、弁体０３と密着し、流体の流れを止めて
おり、スピンドルＯ１ａを回転させることにより弁体ｏ
３も回転し、下記の要領で「全開」から「全開」へと流
路を開いていく。

すなわち、まず同図（Ａ）は、第３図の状態と同一状態
であって、弁が「全閉」状態にあり、流体の流れは完全
に遮断されている。

次に、同図ＣＢ）はスピンドルＯｔａを４５゜回転させ
た状態で、この状態では、若干開弁し流路が絞られてい
る。更に同図（Ｃ）はスピンドルＯ１ａを９０°回転さ
せた状態で弁は「全開」となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、この種の球型絞り弁では、第４図（Ｂ）
に示す絞り状態において、流体の流れは大きく乱され、
流路抵抗は太き（なるとともに、大きな騒音が発生し、
流体のエネルギは若干減少する。

本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、絞
り状態での流路抵抗及び騒音を減少する高性能のニード
ル弁型絞り弁を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そのために本発明は、弁箱の前後方向に貫設され小径前
後部の間に大径中央部が設けられた流体流路と、上記流
体流路の大径中央部に同軸的に前後方向に移動可能に支
持され央部が上記流体流路の小径部よりも大きく大径部
よりも小さい外径を有し前後端がそれぞれ流線形に先細
に形成された前後方向に長い回転楕円体状の可動弁体と
、上記弁箱に上記流体流路に直交する方向に回動可能に
挿入され上記可動弁体を貫通するスピンドルと、上記ス
ピンドルの上記可動弁体貫通部に挿入され上記スピンド
ルの回動により上記可動弁体を前後方向に移動する手段
とを具えたことを特徴とする。

〔作用〕

このような構成によれば、スピンドルを若干回動すると
、その回動角に応じて可動弁体が流体流路方向に移動し
、流入流体は可動弁体の回転楕円体状の外面に沿って弁
箱の流体流路の環状断面部を下流に向かって整然と流れ
るので、絞り状態での流路抵抗及び騒音を減少する高性
能のニードル弁型絞り弁が得られる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面について説明すると、第１図は
その縦断面図、第２図は第１図のｎ−ｎ断面図で、同図
（Ａ）は全閉状態、同図（Ｂ）は半開状態、同図（Ｃ）
は全開状態をそれぞれ示す。

まず第１図において、１は弁箱２を前後方向に貫通ずる
流体流路に直交する方向に延びるスピンドルで、スピン
ドル１は上部スピンドル受７−１．下部スピンドル受７
−２により弁箱２に対して回動可能に枢支されている。

２は弁箱で、前後方向に円形断面の流体流路２−１が貫
設され、流体流路２−１はその前後部を形成する小径部
と、中央部を形成する大径部とからなり、後記する弁体
３の外面にに挿入された前後方向に長い流線形回転楕円
体状の弁体で、その央部は流体流路２−１の小径部より
も大きく大径部よりも小さい外径を有し、弁体３はその
央部上端に突設されたガイド３−１を介して上部スピン
ドル受７１の下端で前後方向に延びるガイド溝に沿って
前後方向に摺動自在に支持されている。

４はスピンドルｌの弁体３を貫通する部分に突設された
キーで、キー４は偏心円カム８の偏心孔に嵌着され、カ
ム８は弁体３の央部に上下方向に貫設された角孔に左右
方向に摺動自在に内挿されたほぼ正方形のスライダー９
に回動自在に内挿されている。５は流体流路２−１の大
径央部の前端に嵌着された環状シートパツキンである。

このような構造において、第１図は閉弁状態を示し、第
２図（Ａ）に示すように、弁体３は上流側へ位置し、そ
の前端部がシートパツキン５に当接して、流体の流入を
阻止している。

いまスピンドルエを時計方向に４５°回動すると、第２
図（Ｂ）に示すように、カム８がスピンドルｌと一体的
にスピンドル１の中心線の周りに４５°回動するので、
スライダー９を介して弁体３は下流側へ若干移動して半
開状態となり、弁体３とシートパツキン５との間にはず
きまかあき、流体は弁体の外周に沿って下流側へ流れる
。

さらに、スピンドル１を時計方向に４５゛回動すると、
同図（Ｃ）に示すように、弁体はさらに下流側へ移動す
るので、弁体とシートパツキンの開口部断面積は増加し
、スピンドルが１８０°回動すると、弁は全開状態とな
る。

このようにして、スピンドルの０〜１８０゜の回動に伴
い、弁体３は全、閉位置から全開位置まで移動し、その
間流体の絞り作用を行う。

その際、弁体３はそのガイド３−１及び上部スピンドル
受７−１のガイド溝に案内されて流体流路の軸線上を移
動するので、流体は弁体の流線形の外周に沿って滑らか
に整然と流れるから、圧力損失及び騒音は極少となり、
エネルギ損失も掻出となる。

〔発明の効果〕

要するに本発明によれば、弁箱の前後方向に貫設され小
径前後部の間に大径中央部が設けられた流体流路と、上
記流体流路の大径中央部に同軸的に前後方向に移動可能
に支持され央部が上記流体流路の小径部よりも大きく大
径部よりも小さい外径を有し前後端がそれぞれ流線形に
先細に形成された前後方向に長い回転楕円体状の可動弁
体と、上記弁箱に上記流体流路に直交する方向に回動可
能に挿入され上記可動弁体をＭ通ずるスピンドルと、上
記スピンドルの上記可動弁体貫通部に挿入され上記スピ
ンドルの回動により上記可動弁体を前後方向に移動する
手段とを具えたことにより、絞り状態での流路抵抗及び
騒音を減少する高性能のニードル弁型絞り弁を得るから
、本発明は産業上極めて有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第２図は第
１図のｎ−ｎ断面図で、同図（Ａ）は全閉状態、同図（
Ｂ）は半開状態、同図（Ｃ）は全開状態をそれぞれ示す
。 第３図は公知の球型絞り弁を示す段断面図、第４図はそ
れぞれ第３図のＴＶ−ＴＶ断面図で、同図（Ａ）は全閉
状態、同図（Ｂ）は半開状態、同図（Ｃ）は全開状態を
それぞれ示す。 １・・・スピンドル、２・・・弁箱、２−１・・・流体
流路、３・・・弁体、３−１・・・ガイド、４・・・キ
ー５・・・シートパツキン、７−１・・・上部スピンド
ル受、７−２・・・ｆ部スピンドル受、８・・・カム、
９・・・スライダー 第３図 １θｆｂ （Ａ） 第４図 （Ｃ） 代理人　弁理士　塚　本　正　文

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 弁箱の前後方向に貫設され小径前後部の間 に大径中央部が設けられた流体流路と、上記流体流路の
   大径中央部に同軸的に前後方向に移動可能に支持され央
   部が上記流体流路の小径部よりも大きく大径部よりも小
   さい外径を有し前後端がそれぞれ流線形に先細に形成さ
   れた前後方向に長い回転楕円体状の可動弁体と、上記弁
   箱に上記流体流路に直交する方向に回動可能に挿入され
   上記可動弁体を貫通するスピンドルと、上記スピンドル
   の上記可動弁体貫通部に挿入され上記スピンドルの回動
   により上記可動弁体を前後方向に移動する手段とを具え
   たことを特徴とするニードル弁型絞り弁。