JPH0219404Y2 - - Google Patents

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JPH0219404Y2
JPH0219404Y2 JP11868784U JP11868784U JPH0219404Y2 JP H0219404 Y2 JPH0219404 Y2 JP H0219404Y2 JP 11868784 U JP11868784 U JP 11868784U JP 11868784 U JP11868784 U JP 11868784U JP H0219404 Y2 JPH0219404 Y2 JP H0219404Y2
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synthetic resin
food
opening
sealed
resin sheet
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、チーズやソーセージの中身等のペー
スト状食品を充填するための包装袋に関する。
[従来技術] チーズやソーセージの中身等のペースト状食品
をスチツク状に包装した商品が広く出廻つてい
る。
かかるペースト状食品をスチツク状に包装する
場合、該食品を所定温度に加熱して軟化させた
後、袋状に形成された包装袋、例えば帯状の合成
樹脂フイルムの両長辺を高周波加熱することによ
つてヒートシールして円筒状となすと共にその一
方の開口部をワイヤーかしめによつてシールした
包装袋の中へ、上述の如く軟化させた食品を所定
量以上充填し、その余分を絞り出した上でワイヤ
ーかしめを行つて他方の開口部をシールするとい
う方法が用いられている。
軟化させた食品を所定量以上充填し、その余分
を絞り出すのは、包装袋内に残存するとチーズ等
の食品を劣化させる原因となる空気を、軟化させ
た食品の余分を絞り出す過程において追い出すこ
ととしたためである。
また、ワイヤーかしめを行うことによつて開口
部をシールするのは、ヒートシールによる場合、
シールする面を清浄化しておかなければならない
のに対し、ワイヤーかしめによる場合にはそのよ
うな必要がないからである。
[考案が解決しようとする問題点] 然るに、上述した如くペースト状食品を包装し
た場合、ワイヤーかしめによつてシールした部分
はワイヤーにて十分にかしめられているので、開
封し難いのは勿論のこと、その他の部分(高周波
加熱等の手段によつてヒートシールした部分)も
一般に開封し難いので、包丁等の道具を用いて包
装袋の一部に切込みを付け、該切込みを起点とし
て包装袋を破綻させる等、面倒な開封方法を採ら
ざるを得なかつた。
なお、高周波加熱等の手段によつてヒートシー
ルすべき部分を弱くシールして開封を容易にする
ことも可能であるが、弱くシールした場合は、そ
の部分がペースト状食品充填時に破綻して該食品
の充填が不可能になるという事態も起こり得る。
従つて、高周波加熱等の手段によつてヒートシー
ルすべき部分のシール強度を無闇に弱くすること
はできなかつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、かかる問題点を解決するためになさ
れたものであり、その特徴とするところは、周縁
にフランジ部を残しつつ中央にペースト状食品を
充填するための凹陥部を形成した軟質合成樹脂シ
ート成形体と、該軟質合成樹脂シート成形体を閉
蓋するための合成樹脂フイルム(厚さ:100μm以
下)又は該軟質合成樹脂シート成形体と同様の凹
陥部を形成した軟質合成樹脂シート成形体とを合
掌させるように突き合せ、そのフランジ部を、後
でワイヤーかしめによつてシールされるペースト
状食品充填口のみを残しつつヒートシールすると
共に、そのヒートシールした部分の少なくとも一
個所に開封口を設けてある点にある。
[作用] 上述の如く構成された本考案に係る包装袋を用
いてチーズやソーセージの中身等のペースト状食
品を充填する場合は、ヒートシールされずに残さ
れたペースト状食品充填口からペースト状食品を
所定量以上充填した後、その余分を絞り出した上
で該充填口をワイヤーかしめによつてシールする
ので、食品を劣化させる空気を追い出すことがで
きる上、該充填口にペースト状食品が付着したま
までシールが行え、しかも確実なシールを容易に
実現できる等、従来の包装袋の利点をそのまま活
かすことができる。
その上、ペースト状食品が充填された包装袋を
開封するときは、ヒートシールした部分に設けら
れた開封口を起点として包装袋を素手で開封する
ことができ、内部に充填されたペースト状食品を
容易に取り出すことができる。
更に、ペースト状食品を充填するために形成さ
れる凹陥部の形状は容易に異形状となすことがで
きるので、キヤラクター性のある形状を有するペ
ースト状食品包装体を容易に製造することができ
る。
[実施例] 第1図は、本考案に係る包装袋の一実施例を示
す部分断面図である。
図中、1は軟質合成樹脂シート成形体であり、
素材の軟質合成樹脂シート(図示せず)を型成形
することによつて周縁にフランジ部1aを残しつ
つ中央に半円柱状の凹陥部1bを形成したもので
ある。なお、該フランジ部1aのうち、ペースト
状食品充填口3の一部となるべき充填口相当部1
cは凹陥部1bの凹陥方向と同一方向へ若干凹陥
した形状となつており、また開封口4の一部とな
るべき開封口相当部1dは、他の部分よりも若干
長いフランジとなつている。
2は上述した軟質合成樹脂シート成形体1のフ
ランジ外郭形状と同一の外郭形状を有する合成樹
脂フイルム(厚さ:50〜80μm)であり、上述し
たフランジ部1aに対応するフランジ相当部2a
と上述した凹陥部1bを閉蓋する蓋部2bとから
なる。なお、該フランジ相当部2aにも、ペース
ト状食品充填口3の一部となるべき充填口相当部
2cと開封口4の一部となるべき開封口相当部2
dとが存在する。
上述した軟質合成樹脂シート成形体1と合成樹
脂フイルム2とは、合掌させられるように突き合
され、前者のフランジ部1aと後者のフランジ相
当部2aとが、ペースト状食品充填口3のみを残
してヒートシールされ、両者は一体化されて袋状
となつている。
なお、開封口相当部1d,2dは他の部分より
も若干長いフランジとなつているため、フランジ
がヒートシールされた状態においてもその先端ま
ではシールされずに開いた状態のままであり、開
封口4となつている。
かくして構成された本考案に係る包装袋の中へ
ペースト状食品を充填し、スチツク状の包装体を
製造する場合は、先ず、第2図イに示す如く、上
述の包装袋をペースト状食品充填口3を上にして
立設配置した後、第2図ロに示す如く、ホツパー
5の供給口5aをペースト状食品充填口3にのぞ
ませ、そこから所定温度(チーズの場合は約80
℃)に加熱されて軟化させられたペースト状食品
Aを包装袋内へ供給する。そして、第2図ハに示
す如く、ペースト状食品Aを所定量以上充填した
後、第2図ニに示す如く、押圧ローラー6を用い
て余分A′を絞り出した上で、第2図ホに示す如
く、ワイヤー7を絞られたペースト状食品充填口
3の周囲に巻回させ、これをかしめることによ
り、第2図ヘに示す如く、ペースト状食品Aが充
填されたスチツク状の包装体を得る。なお、第3
図はかくして得られた包装体の外観斜視図を示し
ている。
然してペースト状食品Aを包装する場合は、前
述したように、該ペースト状食品Aを劣化させる
空気を追い出すことができる上、確実な包装を容
易に実現することができる。しかも、ペースト状
食品Aが充填された包装袋を開封するときは、開
封口4を起点として該包装袋を素手で容易に開封
することができる。
なお、上述した如きペースト状食品の包装体を
量産する場合は、第4図に示す如き包装袋、即ち
ペースト状食品を充填するための凹陥部を多数連
設形成した軟質合成樹脂シート成形体1′と、該
軟質合成樹脂シート成形体1′を閉蓋するための
合成樹脂フイルム2′(厚さ:50〜80μm)とを合
掌させるように突き合せ、そのフランジ部をペー
スト状食品充填口3′…3′を残しつつヒートシー
ルすると共に開封口4を設けた包装袋を準備し、
該包装袋を立設配置した状態にて第2図において
説明した要領にてペースト状食品を充填するのが
効率的であるのはいうまでもない。
次に、本考案の他の実施例について説明する。
第5図は、本考案に係る包装袋の他の実施例を示
す部分断面図である。図中、1は第1図において
説明した軟質合成樹脂シート成形体と全く同様の
軟質合成樹脂シート成形体であり、この実施例に
おいては該軟質合成樹脂シート成形体1を一対用
意する。
一対の軟質合成樹脂シート成形体1,1は、合
掌させられるように突き合され、そのフランジ部
1a,1aがペースト状食品充填口3のみを残し
てヒートシールされ、両者は一体化されて袋状と
なつている。
なお、開封口相当部1d,1dは、前述の実施
例の場合と同様、フランジがヒートシールされた
状態において開封口4となる。
かかる包装袋の中へもペースト状食品Aが第2
図において説明した要領にて充填され、第6図
(外観斜視図)及び第7図(縦断面図)に示す如
き包装体が得られる。
然してペースト状食品Aを包装する場合も、該
ペースト状食品Aを劣化させる空気を追い出すこ
とができる上、確実な包装を容易に実現すること
ができる。しかも、ペースト状食品Aが充填され
た包装袋を開封するときは、開封口4を起点とし
て該包装袋を素手で容易に開封することができ
る。
なお、上述した実施例はスチツク状の包装体を
製造するためのものであるが、軟質合成樹脂シー
ト成形体は容易に異形状(例えば、漫画の主人公
や動物の浮彫り形状)に成形することができるの
で、本考案は、キヤラクター性のあるペースト状
食品包装体を製造する上でも有用である。
また、上述の実施例においては、開封口をフラ
ンジのヒートシールした部分のうちの一個所だけ
に設けたものを図示したが、開封口を複数個所に
設けること、又は略全周に亙つて設けることとす
れば、包装袋開封時の便利さが一層向上すること
になる。
[考案の効果] 以上詳述した如く、本考案に係る包装袋を用い
てチーズやソーセージの中身等のペースト状食品
を包装する場合は、該ペースト状食品を劣化させ
る空気を追い出した上で確実な包装を容易に実現
できる。しかも、得られる包装体を開封するとき
は、開封口を起点として容易に開封することがで
きる等、本考案の実用的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る包装袋の一例を示す部分
断面図、第2図イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘは該包装
袋内にペースト状食品を充填する要領を示す説明
図、第3図は該包装袋内にペースト状食品を充填
した包装体の斜視図、第4図は量産用の包装袋の
一例を示す斜視図、第5図は本考案に係る包装袋
の他の例を示す部分断面図、第6図は該包装袋内
にペースト状食品を充填した包装体の斜視図、第
7図はその縦断面図である。 1……軟質合成樹脂シート成形体、1a……フ
ランジ部、1b……凹陥部、2……合成樹脂フイ
ルム、2a……フランジ相当部、2b……蓋部、
3……ペースト状食品充填口、4……開封口、7
……ワイヤー、A……ペースト状食品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周縁にフランジ部を残しつつ中央にペースト状
    食品を充填するための凹陥部を形成した軟質合成
    樹脂シート成形体と、該軟質合成樹脂シート成形
    体を閉蓋するための合成樹脂フイルム又は該軟質
    合成樹脂シート成形体と同様の凹陥部を形成した
    軟質合成樹脂シート成形体とを合掌させるように
    突き合せ、そのフランジ部を、後でワイヤーかし
    めによつてシールされるペースト状食品充填口の
    みを残しつつヒートシールすると共に、そのヒー
    トシールした部分の少なくとも一個所に開封口を
    設けてあることを特徴とするペースト状食品の包
    装袋。
JP11868784U 1984-07-31 1984-07-31 ペ−スト状食品の包装袋 Granted JPS6132087U (ja)

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JP11868784U JPS6132087U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 ペ−スト状食品の包装袋

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JPS6132087U JPS6132087U (ja) 1986-02-26
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JP2622948B2 (ja) * 1995-01-30 1997-06-25 有限会社松兵衛 包装食品

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JPS6132087U (ja) 1986-02-26

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