JPH02193856A - プリンタの用紙排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は用紙をスタッカに貯留するプリンタの用紙排出
装置に関し、特に、用紙としてカットシートを使用する
プリンタに有効なプリンタの用紙排出装置に関する。

［従来の技術］ 従来、例えば、カットシートタイプの用紙を使用するプ
リンタの用紙排出装置においては、用紙排出部から排出
される用紙を前の用紙の上を滑らせて積重ねスタッカに
貯留するようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、上述した従来のプリンタの用紙排出装置にあ
っては、用紙排出部からの用紙の排出時に、用紙に少か
らず静電気が発生するとともに、スタッカへの貯留の際
も用紙を前の用紙上を滑らせながら排出していたので静
電気が発生しやすく、この静電気のために、スタッカに
貯留された用紙と用紙とが密着してしまい、そのため、
用紙をスタッカから取出して整理する際に用紙と用紙と
が分離しにくくなるという欠点がある。

そこで本発明の課題は、用紙排出部から排出さわる用紙
に発生した静電気をできるだけ取除くとともに新たな静
電気の発生を抑止するようにする点にある。

［課題を解決するための手段］ このような課題を解決するための本発明の技術的手段は
、用紙排出部から排出される用紙をスタッカに貯留する
プリンタの用紙排出装置において、用紙排出部からスタ
ッカに至る用紙の排出経路上に設けられ排出される用紙
を受けて該用紙に発生している静電気を減少させる用紙
受けと、この用紙受けを上記用紙を受ける受取位置及び
受けた用紙をスタッカへ載置可能に送出する送出位置の
２位置に移動可能に支持する支持部と、上記用紙受けを
受取位置及び送出位置に駆動する駆動部とを備えたもの
である。

［実施例］ 以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に係るプリン
タの用紙排出装置を説明する。

この実施例に係る用紙排出装置は、第１図に示すように
、用紙排出部３と、用紙排出部３の前側に設けられ傾斜
して凹設されたスタッカ９とを備えている。また、用紙
排出部３からスタッカ９に至る用紙１１（第５図）の排
出経路上には用紙受け１が設けられている。この用紙受
け１は細長状に形成されて静電気を吸収しつる金属製の
板体であり、スタッカの両側上方に夫々設けられている
。各用紙受け１は、夫々固定盤４に支持部１０を介して
取付けられている。この支持部１０は第５図に示すよう
に、例えば、ヒンジで構成され、上記用紙受け１を用紙
１１を受ける受取位置Ａ（第２図）及び受けた用紙を下
方のスタッカへ載置可能に落下送出する送出位置Ｂ（第
３図）の２位置に移動可能に支持している。受取位置Ａ
では、第２図に示すように、用紙受け１上面が排出され
る用紙１１と平行になるように位置決めされ、この一対
の用紙受け１上面によって用紙１１の両側端部を支持す
る。一方、送出位置Ｂでは、第３図に示すように、用紙
１１の両側端部の支持が解除されるように、用紙受け１
１面が固定盤４と平行に倒れて位置決めされる。また、
用紙受け１の用紙排出部３側端部は、受取位置Ａで排出
ローラ３ａから出てくる用紙を用紙受け１上面に案内し
つるように爪状に形成されている。更にまた、第１図に
示すように、上記固定盤４の一方は、他方の固定盤４側
へ向う方向に可動範囲２をもって移動可能になっており
、用紙サイズに合せて用紙受け１同士のピッチを変えう
るように構成されている。また、上記金属製の用紙受け
１は、吸収した静電気を逃がすアース（図示せず）に接
続されている。

また、用紙受け１は、第４図及び第５図に示すように、
用紙受け１を上記受取位置Ａ及び送出位置Ｂに駆動する
駆動部２０に接続されている。この駆動部２０の構成は
、一端がシャフト固定機５を介して用紙受け１の下面に
軸支される一方他端がギヤ７の偏心面に軸支されたクラ
ンクシャフト６と、このクランクシャフト６が連結され
たギヤ７を回転駆動する駆動モータ８とを備えて構成さ
れている。

従って、この実施例に係るプリンタの用紙排出装置によ
れば、用紙１１が用紙排出部３から排出されるときは、
第２図及び第５図に示すように、駆動部２０の駆動によ
って用紙受け１が受取位置Ａに位置決めされる。この状
態で用紙１１が排出ローラ３ａから排出されると、用紙
受け１が用紙１１の両側端部を支持するので、該用紙が
用紙受け１上に一時停留させられる。この場合、用紙受
け１は金属製でありアースに接続されているので、排出
時に滞電した用紙１１の静電気が逃がされて減少せしめ
られる。

その後、第３図に示すように、用紙受け１が駆動部２０
の駆動によって送出位置Ｂに位置決めされる。この場合
、駆動モータ８によりギヤ７を回転させ、シャフト６に
より用紙受け１の下部に設けられたシャフト固定機５を
引く。シャフト固定機５が引かれることにより固定盤４
に支持部材１０で支持されていた用紙受け１が下方向に
倒れる。そのため、排出されていた用紙受け１上の用紙
１１がスタッカ９に落下する。このようにして、順次用
紙がスタッカ９上に載置される。

その結果、用紙１１の静電気は用紙受け１上で吸収され
、しかも、落下することによりスタッカ９上に載置され
ることから用紙同士のすべり摩擦による新たな静電気の
発生もなく、静電気が減少せしめられる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明のプリンタの用紙排出装置
によれば、用紙排出時に用紙は一時用紙受は上に停留さ
れ、この用紙受は上で用紙の静電気が逃がされるととも
にしかも、スタッカへは前に排出された用紙上を滑らせ
るのではなく前の用紙に乗せることにより貯留されるの
で新たな静電気の発生が抑止される。そのため、静電気
が減少し、用紙と用紙との間の静電気による密着を減少
させる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るプリンタの用紙排出装置
を示す概略斜視図、第２図及び第３図は用紙受けの拡大
斜視図であって、第２図は用紙を受ける受取位置の状態
を示す図、第３図は用紙をスタッカに入れる送出位置の
状態を示す図、第４図は駆動部の構成を用紙受けととも
に示す斜視図、第５図は駆動部と用紙受けとをその作用
とともに示す説明図である。 １：用紙受け　　　　　　　２：可変範囲３：用紙排出
部　　　　　　３ａ：排出ローラ４：固定盤　　　　　
　　　５：シャフト固定機６：クランクシヤフト　　　
７：ギヤ ８：ｌ！！動モータ ９ニスタツカ １０：支持部 １１：用紙 ２０：駆動部 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 用紙排出部から排出される用紙をスタッカに貯留するプ
   リンタの用紙排出装置において、用紙排出部からスタッ
   カに至る用紙の排出経路上に設けられ排出される用紙を
   受けて該用紙に発生している静電気を減少させる用紙受
   けと、この用紙受けを上記用紙を受ける受取位置及び受
   けた用紙をスタッカへ載置可能に送出する送出位置の２
   位置に移動可能に支持する支持部と、上記用紙受けを受
   取位置及び送出位置に駆動する駆動部とを備えたことを
   特徴とするプリンタの用紙排出装置。