JP3288894B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP3288894B2
JP3288894B2 JP11607995A JP11607995A JP3288894B2 JP 3288894 B2 JP3288894 B2 JP 3288894B2 JP 11607995 A JP11607995 A JP 11607995A JP 11607995 A JP11607995 A JP 11607995A JP 3288894 B2 JP3288894 B2 JP 3288894B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
    • B41L13/06Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2213/00Arrangements for actuating or driving printing presses; Auxiliary devices or processes
    • B41P2213/80Means enabling or facilitating exchange of cylinders
    • B41P2213/802Means enabling or facilitating exchange of cylinders axially

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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷装置に関し、特
に、版胴の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿画像に応じた内容を用紙に転
写する装置として印刷装置があり、その印刷装置の一つ
に孔版印刷装置がある。この孔版印刷装置は、製版処理
に相当する穿孔処理によって原稿画像に応じて穿孔され
たマスタをインキ透過構造を備えた版胴に捲装し、版胴
内に設置されているインキ供給機構からのインキを滲出
させ、版胴に押し付けられる印刷用紙にインキを転移さ
せることにより画像の印刷を行うようになっている。こ
のような孔版印刷装置は、大量の印刷を連続的に実施す
る場合に1種のマスタを用いるだけで印刷を実行するこ
とができるので、経済的な画像転写が行える利点があ
る。
【0003】ところで、上記孔版印刷装置では、多色重
ね印刷や版胴周囲での紙詰りの除去を目的として、版胴
を移動させることがある。この場合の移動は、インキの
滲出により印刷用紙にインキを転移させて印刷が行える
印刷位置と、その印刷位置から印刷装置の外側に向け取
り出される引き出し位置との間で行われる。従来、上記
したように版胴を移動させることにより印刷装置本体に
対して着脱可能にしたものとして、特公昭62ー287
58号公報あるいは実開昭61ー85462号公報に記
載された構成がある。
【0004】図8は、上記公報のうち、後者公報に記載
された構成を模式的に示した図である。図8において、
版胴Aは、軸線方向両端に位置する側板B1、B2によ
り回転可能に支持されている。側板B1、B2は、版胴
Aを支持している版胴ユニットBの一部をなし、その上
部同士が天板部B3により連結されている。
【0005】版胴ユニットBは、天板部B3に設けられ
ているコロB4を印刷装置本体内のガイドレールE(図
10参照)内で転動させることにより、版胴Aの軸線方
向に沿って印刷位置と引き出し位置とに移動させること
ができるようになっている。このような版胴ユニットB
は、天板部B3が印刷装置本体内のガイドレールEに嵌
合されることにより、懸垂支持されるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷装置本
体内から引き出された版胴は、例えば、多色印刷のため
に交換されるような場合、可搬性をもたせることによ
り、運搬時での操作性を良好にすることが必要とされる
ものである。そこで、上記した構成では、版胴ユニット
Bの側板の一方を引き出し位置への摺動のための把持部
(図中、符号C1で示す)として用い、また、天板部B
3を持ち運びの際の把持部(図中、符号C2で示す)と
して用いることができるようになっている。
【0007】しかし、上記構成には、次のような問題が
あった。第1の問題として、版胴ユニットBの高さ方向
の寸法を小さくすることが困難であること、第2の問題
として、懸垂支持されている版胴Aを移動させる際の挙
動を安定させることが難しいことである。第1の問題に
ついて説明すると、図8おいて、版胴ユニットBを持ち
運ぶ際に用いられる把持部C2は、版胴ユニットBにお
ける版胴Aの軸線方向での重量バランスを考慮して、版
胴ユニットBの長手方向の中央に位置することが望まし
いことから、版胴Aの上部で軸線方向中央に位置するこ
とになる。このため、版胴Aの表面から把持部C2まで
の間の間隔h1は、把持部C2の下面に差し込まれた手
が版胴Aに接触しない寸法を規定されなければならな
い。従来の版胴ユニットBでは、上記間隔h1の寸法と
して、35〜45mm程度が選択されている。
【0008】一方、印刷装置には、図9に示すように、
版胴Aを用いた印刷工程部の上方に画像読み取り部Dを
設け、この画像読み取り部Dで読み取られた画像情報に
応じマスタへの穿孔処理が行われる構造を用いたものが
ある。このような構成の場合には、上記把持部C2と版
胴Aの表面との間の間隔h1の大きさが、印刷装置の全
高Hに影響することになる。上記間隔h1が大きくなれ
ば、画像読み取り部Dの下面から版胴Aに至る距離Cが
大きくなり、これによって、印刷装置の全高Hも大きく
なり、印刷装置の小型化が妨げられてしまうことにな
る。
【0009】第2の問題について説明すると、前述した
ように、版胴Aを支持している版胴ユニットBは、印刷
装置本体に設置されているガイドレールE内に対し、
板部B3に設けられたコロB4(図8参照)を嵌入させ
ることにより、懸垂支持されている。懸垂支持されてい
る版胴ユニットBは、図10において、矢印で示すよう
に、ガイドレールE側を支点として左右方向に揺動する
ことができる。このため、ガイドレールEおよび天板部
B3の幅(m1)が比較的短く、版胴Aの直径よりも極
めて小さい場合には、版胴ユニットBが揺れ動きやすく
なる。このため、図10に示すように、版胴Aの表面に
捲装されているマスタM(図8参照)が版胴Aに隣接し
て設けられている製版部Gや排版部Jと接触する確率が
高くなり、接触した場合には、マスタMの破損や位置ず
れを招くことになる。特に、版胴ユニットBを移動させ
る場合には、版胴ユニットBの重量よりも大きい力の操
作力が加わることにより、その操作力の作用状態によっ
ては、重量のみによって懸垂されて安定している状態と
は異なり、ガイドレールEを支点として左右に揺れやす
くなり、版胴Aとその隣接位置に配置されている部材と
の接触確率が高まる。
【0010】そこで、本発明の第1の目的は、簡単な構
成によって小型化が行える印刷装置を提供することにあ
る。第2の目的は、懸垂支持されている版胴を移動させ
る際の挙動を安定させて版胴に捲装されているマスタの
損傷を防止することができる印刷装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、マスタが表面に捲装され、
インキの供給を受けて上記マスタを介した印刷工程を実
施する印刷位置と、上記印刷位置から外れた引き出し位
置とに移動可能な円筒状の版胴を備えている印刷装置に
おいて、上記印刷装置本体側に設けられていて、上記版
胴を移動可能に支持する版胴支持手段と、上記版胴を回
転可能に支持すると共に、上記版胴支持手段に一部が嵌
合可能であり、起倒可能な把手部が上記版胴支持手段と
の嵌合領域に設けられている版胴ユニットと、を具備す
ることを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記版胴支持手段は、上記印刷装置本
体側で上記版胴ユニットを懸垂支持可能な位置に同版胴
ユニットと嵌合する箇所が位置決めされて設けられてい
ることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記把手部は、上記版胴の中心軸線と
直交する回転軸線を有し、その回転軸線を中心にして起
倒可能に設けられていることを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1または3
記載の印刷装置において、上記把手部は、起立するため
の習性を付与する弾性部材を有していることを特徴とし
ている。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1または4
記載の印刷装置において、上記把手部は、起立した際の
角度が人の手の差し込みを許容する角度に規制される手
段を備えていることを特徴としている。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1、2、5
のうちの一つに記載の印刷装置において、上記版胴ユニ
ットに有する嵌合部は、少なくとも、人の手を挿入可能
な占有幅に相当する幅に設定されていることを特徴とし
ている。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記版胴ユニットに有する嵌合部は、
上記版胴の直径方向で二分割され、その直径方向両端位
置にそれぞれ配置されていることを特徴としている。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記印刷装置本体側には、上記版胴ユ
ニットの嵌合部が嵌合を開始される位置に、上記把手部
に衝合可能であって、かつ、衝合した際に上記把手部の
移動に順じて上記把手部を折り畳む方向に変位させる係
合摺動部材が設けられていることを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1乃至3記載の発明では、版胴ユニット
に有する把手部が、起倒可能になっており、版胴支持手
段との嵌合が解除された時点で起立することができ、嵌
合時には、版胴ユニット側に倒れて折り畳まれる。
【0020】請求項4記載の発明では、印刷位置から引
き出し位置に向け移動した際に、版胴ユニットの把手部
が弾性部材の付勢により自動的に起立状態に変位する。
【0021】請求項5記載の発明では、把手部の起立角
度が、人の手を差し込める最小限の角度に設定される。
【0022】請求項6記載の発明では、把手部が人の手
の差し込みが行える状態を呈することにより、版胴ユニ
ットの持ち運びを可能にする。
【0023】請求項7記載の発明では、嵌合部の幅寸法
が人の手の挿入を許容する寸法とされた場合でも、その
寸法による重量の増加を抑制することができる。
【0024】請求項8記載の発明では、版胴ユニットの
把手部に衝合可能な係合摺動部材により、版胴ユニット
が引き出し位置から印刷位置に移動する際、把手部を折
り畳むことができる。
【0025】
【実施例】以下図面に示した実施例により本発明の詳細
を説明する。
【0026】図1は、本発明の実施例である印刷装置の
全体構成を説明するための模式図である。本発明の実施
例である印刷装置は、孔版印刷工程部を備えている。
【0027】まず、孔版印刷工程部について説明すると
以下の通りである。
【0028】図1において、孔版印刷工程部は孔版印刷
装置1によって構成されており、孔版印刷装置1は、回
転軸2Aを中心にして正逆回転可能な版胴2を備えてい
る。版胴2は、印刷工程実行時には時計方向に回転し、
マスタを排出する場合には反時計方向に回転するように
回転方向が設定されている。
【0029】版胴2は、一部を除いて周面に多数の穿孔
が形成されており、その表面には、例えば合成繊維から
なる薄層のメッシュスクリ−ン(図示されず)が取り付
けられている。このメッシュスクリーンの材料としては
金属を用いることも可能である。版胴2の周面で穿孔が
形成されていない箇所には、版胴2の一つの母線に沿っ
た載置面を有する磁性体からなるステージと、揺動可能
に支持されてステージに対して接離自在の把持部材とで
構成されたクランパ2B(図4参照)が設けられてい
る。ステージは、マスタ11の先端を載置することがで
き、ステージ上に先端を載置されたマスタ11は、ステ
ージと把持部材とにより挟持されて固定されるようにな
っている。マスタ11の先端以外の範囲は、後述するイ
ンキ供給機構3から版胴2の表面に向け供給されるイン
キの粘着力によって版胴表面に付着するようになってい
る。
【0030】版胴2の内部には、インキ供給機構3が設
けられている。インキ供給機構3は、回転軸2Aの略真
下に配置されており、インキローラ3Aとドクターロー
ラ3Bとを主要部として備えている。インキローラ3A
は、版胴2の回転軸2Aの下方で、後述するプレスロー
ラ4と対向する位置に配置されている金属ローラであ
り、版胴2の内周面に当接しながら、版胴2の周速度と
同期した周速度で回転し、ドクターローラ3Bによって
担持量を規定されたインキを版胴2およびメッシュスク
リーンの穿孔内に供給することができるようになってい
る。ドクターローラ3Bによって担持量を規定されるイ
ンキは、回転軸2Aに形成されている吐出口から上記両
ローラ3A、3Bで形成されている楔状空間部で構成さ
れたインキ溜まりに滴下させられるようになっている。
インキローラ3Aは、後述するプレスローラ4と対向す
る位置に配置されていることにより、版胴2にプレスロ
ーラ4が当接した際の圧力によって版胴2が変形するの
を防止するバックアップローラとしての機能も持ち合せ
ている。
【0031】インキローラ3Aと対向する位置に配置さ
れているプレスローラ4は、版胴2に対して接離可能に
設けられた回転部材であり、後述する給紙装置5から印
刷用紙Sが給送された時にその印刷用紙Sを版胴2の表
面に向け押圧することができ、印刷用紙Sを押圧した際
には、版胴2に捲装されているマスタ11の穿孔からイ
ンキを転移させて印刷を行う画像転写部を構成するよう
になっている。
【0032】プレスローラ4の近傍には給紙装置5が設
けられている。給紙装置5は、繰り出しローラ6、分離
ローラ7、8およびレジストローラ9を給紙方向に沿っ
て備えている。繰り出しローラ6は、給紙トレイ5Aに
収容されている印刷用紙Sの最上位のものに対して接離
可能に設けられ、印刷用紙Sを図示矢印方向に相当する
給送方向に向け繰り出すようになっている。分離ローラ
7、8は、印刷用紙Sの給送路をはさんで対向させて配
置され、繰り出された印刷用紙Sの重送を阻止すること
ができる方向に回転可能に設けられている。レジストロ
ーラ9は、版胴2とプレスローラ4とが当接する位置に
向けた印刷用紙Sの給送タイミングを設定して印刷用紙
Sを繰り出すようになっている。
【0033】給紙装置5では、繰り出しローラ6が給紙
トレイ5A内に収容されている印刷用紙Sの最上位のも
のに当接して回転することにより印刷用紙Sが繰り出さ
れ、分離ローラ7、8によって最上位の印刷用紙Sのみ
がレジストローラ9に向け給送される。印刷用紙Sは、
レジストローラ9によっての先端を挟持され、プレス
ローラ4が版胴2に当接するタイミングを基準として、
マスタ11の画像位置と印刷用紙Sでの印刷開始位置と
を整合させるタイミングを以て版胴2とプレスローラ4
との当接位置に向け給送される。
【0034】版胴2の中心を通る縦線をはさんだ一方の
上方には、製版部10が配置されている。製版部10
は、その両端にフランジ対を有する芯材11Aによって
ロール状に巻かれて順次繰り出されることが可能なマス
タ11を有している。マスタ11は、1〜2μm程度の
薄い熱可塑性樹脂フィルムに対して多孔性支持体となる
和紙あるいは合成繊維、若しくはこれら両材料を混紗し
たものを貼り付けてラミネート構造としたものが用いら
れ、後述するサーマルヘッド12による発熱作用により
穿孔されるようになっている。ロ−ルから繰り出された
マスタ11は、サ−マルヘッド12に対してプラテンロ
−ラ13によって押圧され、サ−マルヘッド12の発熱
素子が選択的に発熱させられることにより主走査方向お
よび副走査方向の領域で穿孔される。この場合の主走査
方向は、プラテンローラ13の軸方向であり、副走査方
向は主走査方向と直角でマスタ11の繰り出し方向に相
当している。サーマルヘッド12は、図示されない制御
部からの駆動信号を用いた通電制御により発熱素子の主
走査方向で発熱位置が選択されるようになっている。
【0035】プラテンローラ13は、図示しないステッ
ピングモータなどを駆動源として備え、段階的な回転を
行うことによってマスタ11をその副走査方向に給送す
ることができるようになっている。マスタ11の繰り出
し方向におけるプラテンローラ13の後方には、マスタ
11を挟持搬送することが可能な搬送ローラ14が配置
されている。搬送ローラ14は、トルクリミッタ(図示
されず)を介して上記ステッピングモータに連動するこ
とができ、プラテンローラ13により設定されるマスタ
11の搬送速度よりも僅かに速い搬送速度が得られる回
転速度を設定されている。これにより、マスタ11は、
プラテンローラ13と搬送ローラ14との速度差によっ
てサーマルヘッド12に当接する位置から搬送ローラ1
4に挟持される位置までの範囲でトルクリミッタにより
予め設定された張力が付与され、プラテンローラ13に
よってサーマルヘッド12に押圧される位置での弛みや
皺などの発生を抑制されるようになっている。穿孔処理
が終了したマスタ11は、カッター15により必要長さ
に裁断され版胴2の接線方向に給送されて上記したクラ
ンパ2Bにより先端を把持固定されるようになってい
る。カッター15の構成としては、図1に示すように、
マスタ11の搬送路上に位置する固定刃に対して昇降可
能な移動刃を有するギロチンタイプや、固定刃に対して
回転可能な回転刃を有するローリングタイプなどが用い
られる。
【0036】図1において、孔版印刷装置1の上部に
は、画像読み取り部100が設置されている。画像読み
取り部100は、コンタクトガラスを用いた原稿走査部
101をはさんで図示矢印方向の原稿給送方向両側に配
置された2対の搬送ローラ102と、原稿走査部101
上を通過する原稿Pを照明する光源103と、原稿Pか
らの反射光をCCD104に向け導入するミラー105
およびレンズ106と、排出原稿の受け台107とを備
えて構成されている。画像読み取り部100では、原稿
Pからの反射光をCCD104に取り込むことにより得
られる画像情報を図示されない制御部に出力するように
なっている。制御部は、その詳細を説明しないが、画像
読み取り部100からの画像情報に応じた製版部10で
の穿孔処理に用いられるサーマルヘッド12の駆動制御
を始めとし、印刷処理に必要なシーケンス制御が行われ
るようになっている。
【0037】図1において、版胴2の縦方向中心線をは
さんで製版部10と対向する位置には、排版部30が配
置されている。排版部30は、版胴2に対して接近可能
な一方の下部ローラ30Aおよび排版ボックス31側に
位置する他方の下部ローラ30Bに掛け渡されたベルト
32と、一方の上部ローラ30A’および他方の上部ロ
ーラ30B’に掛け渡されたベルト32’とが対に配置
されて構成してあり、版胴2が反時計方向に回転したと
き、マスタ11の後端を受入れて排版ボックス31に向
け移送するようになっている。
【0038】排版ボックス31の上部には、昇降自在の
圧縮部材33が設けられており、排版ボックス31内に
収容されたマスタ11を圧縮して次に廃棄されるマスタ
11の収容スペースを準備するようになっている。排版
ボックス31内がマスタ11によって満たされた場合に
は、排版ボックス31を孔版印刷装置1の外部に取り出
して収容されたマスタ11が廃棄処分される。
【0039】版胴2の時計方向の回転方向におけるプレ
スローラ4との対向位置の下流側には、先端部が版胴2
に対して接近可能な剥離爪40が設けられており、この
剥離爪40によって版胴2上から印刷用紙Sが排出搬送
装置41に向け導入されるようになっている。印刷用紙
Sの排紙部を構成する排出搬送装置41は、一対のロー
ラ42、43に掛け渡された無端状の搬送ベルト44を
備え、版胴2上から剥離された印刷用紙Sを排紙トレイ
45に向け搬送するようになっている。本実施例では、
排出搬送装置41の搬送ベルト44に対して印刷用紙S
を吸引するための吸引フアン46が搬送ベルト44にお
ける印刷用紙Sの載置面下方に配置されている。また、
排紙トレイ45は、印刷装置1を載置するためのテーブ
ル47に設けられているブラケット48にて支持されて
いる支軸49により起倒可能に取り付けられている。
【0040】上記版胴2は、図2に示す版胴ユニット1
50によって回転可能、かつ、軸線方向に沿って移動可
能に支持されている。図2において、版胴ユニット15
0は、版胴2を回転可能かつ懸垂支持するとともに、版
胴2を孔版印刷装置1内で印刷が可能な位置に相当する
印刷位置と孔版印刷装置1の外部に相当する引き出し位
置とに移動させるために設けられている。版胴ユニット
150は、図2に示すように、版胴2の中心軸線両端に
位置する側板150A、150Bと、これら側板150
A、150Bの上縁同士を連結する嵌合部材150Cと
を備え、側面視形状が下向きのチャンネル形状に形成さ
れている。
【0041】図2において、側板のうち、符号150A
で示すものが、孔版印刷装置1から版胴ユニット150
が引き出される際の手前側に位置し(以下、符号150
Aで示した側板を手前側板と称する)、この手前側板1
50Aと反対側に位置する側板150Bが後方側板とさ
れている。
【0042】手前側板150Aには、移動操作用把持部
150A1およびインキ容器151の載置部150A2
が設けられている。移動操作用把持部150A1は、版
胴ユニット150を印刷位置および引出し位置の間を移
動させる際に把持できる箇所であり、また、インキ容器
151の載置部150A2は、手前側板150Aに対し
て下部を揺動可能に支持されているブラケットにて構成
され、インキ容器151の交換作業の際にインキ容器1
51の挿脱を容易にするために傾斜可能となっている。
インキ容器151は、図示しない連結部材を介して版胴
2内に配置されているインキ供給機構3に接続されてい
る。
【0043】嵌合部材150Cは、版胴2の軸線方向に
沿った長さを、各側板150A、150Bを跨ぐととも
に、版胴2の軸線方向の長さよりも長くなるように設定
されたものであり、上記軸線方向と直交する方向に相当
する幅は、人の手が挿入可能な占有幅に相当する幅に設
定されている。版胴2の直径が人の手を挿入できる幅に
相当している場合には、その直径と略同じか、若しく
は、その直径よりも多少長くなるように設定されてい
る。
【0044】図3において、嵌合部材150Cは、幅方
向で分割され、その幅方向両端位置に位置決めされて側
板150A、150Bの上縁部に一体化されている断面
形状がZ状の板金部材で構成されており、分割されるこ
とにより、板金部材とした場合の重量が軽減されてい
る。嵌合部材150Cは、上記したようにその配置位置
からいって版胴2を懸垂支持することができるようにな
っている。このため、孔版印刷装置1には、嵌合部材1
50Cを挿脱可能に支持するための版胴支持手段152
が設けられている。版胴支持手段152は、孔版印刷装
置1の内部に固定されている一対のガイドレールにて構
成されており、その内部に嵌合部材150Cの長手方向
一端で、後方側板150B寄りの端部に設けられたコロ
150B1(図2参照)を転動させることができるよう
になっている。
【0045】上記嵌合部材150Cは、その配置位置の
寸法を、人の手が挿入可能な占有幅に相当させて、上述
したように、版胴2の直径と略同じか、若しくは多少長
くすることにより、次のような機能をもたせてある。図
4は、版胴ユニット150の側面図であり、同図におい
て、嵌合部材150Cは、版胴2の直径方向の寸法を略
全域にわたって覆っている(図4において、符号DMは
版胴2の直径であり、符号mは嵌合部材150Cの幅を
示している)。このため、版胴2は、図10に示した場
合のように、幅寸法m1が小さい場合に比べて、嵌合部
材150Cにより懸垂支持されている位置を支点として
揺れようとした場合の支持部面積を大きくできることに
より、その揺れを規制しやすくなる。本実施例では、上
記幅寸法mの値として、後述する把手部153に対して
手を差込めるようにするために80mm以上の寸法が必
要であることを考慮し、90mm以上であって、好まし
くは、100〜150mmに設定されている。
【0046】一方、図2において、嵌合部材150Cに
は、把手部153が設けられている。把手部153は、
版胴ユニット150を持ち運ぶ際の取手を構成している
ものであり、嵌合部材150Cに対して起倒可能に設け
られている。図2において、嵌合部材150Cには、そ
の長手方向の中央部若しくは引出し時に上記長手方向中
央よりも孔版印刷装置1側に偏寄した位置に、版胴2の
軸線方向と直交する回転軸線の位置が設定され、その位
置に、各嵌合部材150Cを貫通して版胴2の軸線方向
と直交する回転軸153Aが支持されている。回転軸1
53Aには、その軸方向両端に一対の揺動アーム153
Bの基端が固定されている。揺動アーム153Bの揺動
端には、これら揺動端同士を連結する取手部153Cが
固定され、これによって、把手部153は、平面視形状
がチャンネル状に形成されていることになる。
【0047】本実施例の場合、揺動アーム153Bは、
厚さ1.6mm程度の板金部材であり、また、取手部1
53Cには、握った場合の把持性が良好な樹脂部材が用
いられている。
【0048】把手部153は、印刷装置1内に版胴ユニ
ット150が装填されている場合、図2において二点鎖
線で示すように、嵌合部材150Cの上面に折り畳ま
れ、版胴ユニット150が引き出し位置に取り出された
場合に、図2において実線で示すように、起立させるこ
とができるようになっている。本実施例では、把手部1
53の起立角度(θ)が、把手部153の取手部153
Cと嵌合部材150Cとの間に人の手が差込める角度に
相当する30〜60゜に設定されている。このため、嵌
合部材150Cおよび揺動アーム153Bの基端には、
把手部153を上記起立角度(θ)に保持するための係
止部が設けられている。この係止部の構造としては、図
示しないが、揺動アーム153Bの基端に設けられた突
起と、嵌合部材150C側に設けられいて、揺動アーム
153Bが上記起立角度に達した時に、上記突起が衝合
するストッパとを組合わせた構造が用いられる。
【0049】上記した嵌合部材150Cは、版胴2の表
面に対する位置が次のように決められている。図4にお
いて、嵌合部材150Cの下面と版胴2の表面との間の
間隔(h)は、版胴2の表面に存在するクランパ2Bと
嵌合部材150とが衝突しない間隔できわめて小さい値
に設定されており、本実施例では、10mm以下、好ま
しくは、殆ど0に近い値が選択されている。これによ
り、嵌合部材150Cの下面は、版胴2の表面との間の
間隔(h)が小さく、嵌合部材150Cと版胴2とがき
わめて小さい間隔により接近していることになる。
【0050】一方、嵌合部材150Cの上面と孔版印刷
装置1側のガイドレール152の内面上部との間の間隔
(L)は、把手部153が折り畳めるようになっている
ので、起立したままで印刷位置に装填される場合に比べ
て小さくすることができ、本実施例では、5〜10mm
に設定されている。
【0051】本実施例は以上のような構成であるから、
版胴ユニット150の移動操作用把持部150A1を押
し動かすことにより印刷位置に移動して装填される場合
には、把手部153が嵌合部材150Cの上面に折り畳
まれる。このため、把手部153は非使用状態となる。
従って、版胴2の表面と把手部153の下面との間に
は、手を差込めるようにするための間隔を予め設定して
おく必要がないので、その間隔をきわめて小さくするこ
とが可能になる。これにより、図8および図9において
符号h1で示した間隔が小さくなるので、孔版印刷装置
1の高さ方向の寸法を低減することができる。
【0052】版胴ユニット150が引き出し位置に移動
し持ち運ばれる際には、版胴ユニット150の移動操作
用把持部150A1を握って版胴ユニット150を取り
出すことができる。引き出し位置に取り出された版胴ユ
ニット150を持ち運ぶには、把手部153を起立させ
る。これにより、版胴ユニット150と把手部153の
取手部153Cとの間に手を差込むための空間が形成さ
れる。版胴ユニット150の運搬は、上記した移動操作
用把持部150A1と把手部153とを持つことで可能
となる。把手部153が起倒可能であり、かつ、版胴ユ
ニット150の嵌合部材150C上面に把手部153が
折り畳まれるので、印刷位置にある版胴ユニット150
の嵌合部材150Cの上面と孔版印刷装置1側のガイド
レール152との間の間隔(L)を必要最小限に設定す
ることができる。これにより、図9において符号Cで示
した間隔を小さくして孔版印刷装置1の高さ方向での寸
法を低減することが可能となる。
【0053】また、版胴ユニット150が移動させられ
る際には、版胴ユニット150を懸垂支持している嵌合
部材150Cの支持面積が大きくされていることによ
り、版胴ユニット150が嵌合部材150Cを支点とし
て揺れるのを防止するができる。
【0054】次に、本発明の第2実施例について図5、
図6により説明する。
【0055】図5、6に示した実施例は、把手部153
を起立状態に維持するための習性を付与する手段を備え
たことを特徴としている。なお、図5以降の図面におい
て、図1乃至4に示したものと同じ構成部品は同符号と
し、その詳細な説明は省く。図5において、上記把手部
153を起立状態に維持するための習性を付与する手段
として、回転軸153Aに捲装されている弦巻バネ15
5からなる弾性部材が用いられている。弦巻バネ155
は、捲装方向の各端部を揺動アーム153B側と嵌合部
材150C側とにそれぞれ位置させている。嵌合部材1
50Cおよび把手部153には、把手部153が弦巻バ
ネ155の習性により起立した状態を保持するための位
置決め部が形成されている。この位置決め部は、図2に
示した実施例と同様に、把手部153起立時の角度
(θ)を、取手部153Cと嵌合部材150Cとの間に
人の手が差込める角度に相当する30〜60゜に設定す
るようになっている。このため、揺動アーム153Bの
基端部に形成された係止突起153B1と嵌合部材15
0Cに有する係合突起150C1とで構成された起立角
度維持機構が設けられている。係止突起153B1は、
揺動アーム153Bが起立した際に嵌合部材150Cの
係合突起150C1に衝合することができるようになっ
ている。これにより、把手部153は、弦巻バネ155
の習性により起立した際、その状態を保持される。
【0056】本実施例は以上のような構成であるから、
版胴ユニット150が印刷位置に移動している場合、把
手部153が、弦巻バネ155の習性に抗して嵌合部材
150Cの上面に折り畳まれる。版胴ユニット150が
引き出し位置に移動した場合には、弦巻バネ155の習
性により把手部153が起立し、その状態が、係止突起
153B1と係合突起150C1との衝合により保持さ
れる。
【0057】本実施例によれば、図2に示した実施例と
違って、版胴ユニット150が引き出し位置に移動した
時点で、自動的に把手部153が人の手によって握られ
る状態に設定される。
【0058】次に、本発明の第3実施例について、図7
により説明する。本実施例は、図5、6に示した実施例
の構成を対象とするものであり、引き出し位置から印刷
位置に向け移動する版胴ユニット150の把手部153
を自動的に折り畳む構成を備えていることを特徴として
いる。図1において、孔版印刷装置1側に位置するガイ
ドレール152の上部には、係合摺動部材156が設け
られている。係合摺動部材156は、起立状態にある把
手部153と対向可能な位置にコロ156Aとこのコロ
156Aを回転自在に支持している支持部156Bとで
構成されている。支持部156Bは、孔版印刷装置1の
壁面から外側に向け突出しており、その突出した先端部
にコロ156Aが位置している。コロ156Aは、把手
部153の揺動アーム153Bの数に合せて一対に設け
られている。
【0059】孔版印刷装置1の壁面から突出した位置に
設けられているコロ156Aは、図7において、符号Q
で示すように、壁面からの距離は、引き出し位置から印
刷位置に向け移動する版胴ユニット150の把手部15
3が、ガイドレール152の版胴ユニット格納口152
Aの上縁に衝突しない角度を以て傾斜することができる
距離に設定されている。なお、この距離Qに代えてコロ
156Aの直径を上記条件を満足する値に設定してもよ
い。
【0060】本実施例は以上のような構成であるから、
版胴ユニット150が引き出し位置から印刷位置に向け
移動する場合、ガイドレール152内に装填される揺動
アーム153Bが、その上面を係合摺動部材156に突
き当てられると、版胴ユニット150の移動に順じて押
し動かされるので、図7において、二点鎖線で示すよう
に、版胴ユニット150の移動に順じて自動的に折り畳
まれる。
【0061】また、版胴ユニット150が印刷位置から
引き出し位置に向け移動する場合、把手部153がガイ
ドレール152から外側に飛び出した時点で係合摺動部
材156によって徐々に起立角度に達する。これによ
り、起立する場合には、急峻な起立が防止されて起立し
た際の衝撃力を抑制することができる。しかも、引き出
し位置および印刷位置への移動時には、ガイドレール1
52の版胴ユニット格納口152Aで嵌合部材150C
が引っかかるようなことがないので、移動を阻害される
ことがない。
【0062】なお、図7において符号Pは、ガイドレー
ル152の下縁に設けられた舌片152Bの突出長さを
示しており、この舌片152Bを設けることにより、引
き出し位置から印刷位置に向け版胴ユニット150を移
動させる際に、版胴ユニット150の嵌合部材150C
下縁を載置して版胴ユニット格納口152Aへの版胴ユ
ニット150の装填を容易にしている。
【0063】上記実施例では、版胴を対象としてそれを
支持するユニットを移動させる場合を説明したが、版胴
2と同様に、孔版印刷装置1の内部と外部とに移動可能
な装置を対象とすること勿論可能である。例えば、保守
が必要とされる製版部10や使用済みマスタの取り出し
を行なう必要がある排版部30等を対象としてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1乃至3
記載の発明によれば、版胴ユニットに有する把手部が、
起倒可能になっており、版胴支持手段との嵌合が解除さ
れた時点で起立することができ、嵌合時には、版胴ユニ
ット側に倒れて折り畳まれるので、印刷位置にある版胴
ユニットの占有高さを低減することが可能になる。これ
により、印刷装置が嵩ばるのを防止して印刷装置の小型
化が図れる。
【0065】請求項4記載の発明によれば、印刷位置か
ら引き出し位置に向け移動した際に、版胴ユニットの把
手部が弾性部材の付勢により自動的に起立状態に変位す
るので、改めて把手部を版胴ユニットの運搬時での取手
としての態位に設定する必要がなく、操作性を向上させ
ることが可能になる。
【0066】請求項5記載の発明によれば、把手部の起
立角度が、人の手を差し込める最小限の角度に設定され
るので、折り畳まれている際の縦方向での占有スペース
を小さくすることができると共に、起立した際には版胴
ユニットの運搬性を損なうことがない。
【0067】請求項6記載の発明によれば、把手部を人
の手の差し込みが行なえる状態に形成することにより、
版胴ユニットの揺動支点位置での支持面積を増大させて
版胴ユニットが揺れやすくなるのを抑止することが可能
になる。
【0068】請求項7記載の発明によれば、嵌合部の幅
寸法が人の手の挿入を許容する寸法とされた場合でも、
その寸法による重量の増加を抑制することができるの
で、印刷装置の小形化を実現するために用いられる構成
部品による重量を低減することができる。
【0069】請求項8記載の発明によれば、版胴ユニッ
トの把手部に衝合可能な係合摺動部材により、版胴ユニ
ットが引き出し位置から印刷位置に移動する際、把手部
を折り畳むことができるので、改めて把手部の折り畳み
操作を要することなく自動的に把手部を折り畳むことが
でき、これにより、印刷位置に配置された場合の版胴ユ
ニットが占める高さ方向での面積を小さくするための操
作を不要にして簡単な構成および操作により印刷装置の
小形化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による印刷装置の全体構成を示
す模式図である。
【図2】図1に示した印刷装置に用いられる版胴ユニッ
トの構成を示す模式図である。
【図3】図2中、符号L3で示す方向の矢視図である。
【図4】図3に示した版胴ユニットの機械的性質を説明
するための側面図である。
【図5】図2に示した版胴ユニットの要部構成の変形例
を示す平面図である。
【図6】図5に示した要部変形例の側面図である。
【図7】図5に示した変形例の要部構造の他の例を示す
側面図である。
【図8】印刷装置に用いられる版胴ユニットの従来構造
を説明するための模式図である。
【図9】印刷装置における版胴ユニットの構成による問
題点を説明するための模式図である。
【図10】図8に示した版胴ユニットにおける他の問題
点を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 2 版胴 150 版胴ユニット 150A、150B 側板 150C 嵌合部をなす嵌合部材 152 版胴支持手段をなすガイドレール 153 把手部 153B 揺動アーム 153C 取手部 155 弾性部材である弦巻バネ 156 係合摺動部材 156A コロ 156B 支持部 m 版胴ユニットの幅寸法 DM 版胴の直径 θ 把手部の起立角度

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタが表面に捲装され、インキの供給を
    受けて上記マスタを介した印刷工程を実施する印刷位置
    と、上記印刷位置から外れた引き出し位置とに移動可能
    な円筒状の版胴を備えている印刷装置において、 上記印刷装置本体側に設けられていて、上記版胴を移動
    可能に支持する版胴支持手段と、 上記版胴を回転可能に支持すると共に、上記版胴支持手
    段に一部が嵌合可能であり、起倒可能な把手部が上記版
    胴支持手段との嵌合領域に設けられている版胴ユニット
    と、を具備することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、 上記版胴支持手段は、上記印刷装置本体側で上記版胴ユ
    ニットを懸垂支持可能な位置に同版胴ユニットと嵌合す
    る箇所が位置決めされて設けられていることを特徴とす
    る印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の印刷装置において、 上記把手部は、上記版胴の中心軸線と直交する回転軸線
    を有し、その回転軸線を中心にして起倒可能に設けられ
    ていることを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1または3記載の印刷装置におい
    て、 上記把手部は、起立するための習性を付与する弾性部材
    を有していることを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項1または4記載の印刷装置におい
    て、 上記把手部は、起立した際の角度が人の手の差し込みを
    許容する角度に規制される手段を備えていることを特徴
    とする印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、5のうちの一つに記載の印
    刷装置において、 上記版胴ユニットに有する嵌合部は、少なくとも、人の
    手を挿入可能な占有幅に相当する幅に設定されているこ
    とを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の印刷装置において、 上記版胴ユニットに有する嵌合部は、上記版胴の直径方
    向で二分割され、その直径方向両端位置にそれぞれ配置
    されていることを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の印刷装置において、 上記印刷装置本体側には、上記版胴ユニットの嵌合部が
    嵌合を開始される位置に、上記把手部に衝合可能であっ
    て、かつ、衝合した際に上記把手部の移動に順じて上記
    把手部を折り畳む方向に変位させる係合摺動部材が設け
    られていることを特徴とする印刷装置。
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