JPH0423764A - シート状媒体の積み重ね保持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 ファクシミリ装置又は電子プリンタ装置等に使用される
原稿や記録媒体等のシート状媒体を積み重ねて保持する
機構に関し、 従来の使用されていたトレイを取り除き、その代わりに
、大きなシートに対しても長尺のスタッカが不要で、設
置スペースも少なくて済むようなスタン力を設けること
を目的とし、 シート排出部と、該排出部の下側に配置され且つ該排出
部から排出されたシートの少なくとも後端部を受ける支
持台と、該支持台と前記シート排出機構との間に配置さ
れ且つ排出されたシートを前記支持台との間で積み重ね
且つクランプするクランプ装置とからなり、該クランプ
装置は、回転機構と、一端が該回転機構の回転中心軸か
ら半径方向に離れた位置に枢着されたクランプアームと
、該クランプアームを回転方向に付勢するばね手段と、
該クランプアームを案内するガイド部とからなり、該シ
ートが支持台へ落下する直後にクランプアームが前記ガ
イドから離れて該シート後端部をクランプするように前
記排出部と前記回転機構とを同期させるようにしたこと
を特徴とするシート状媒体の積み重ね保持機構を構成す
る。

〔産業上の利用分野〕

本発明はファクシミリ（以下ＦＡＸという）装置又は電
子プリンタ（以下プリンタという）装置等に使用される
原稿や記録媒体等のシート状媒体（以下シートという）
を積み重ねて保持する機構に関する。

従来、ＦＡＸはプリンタ装置は低価格及び小型化が要求
されている。その中で媒体を積み重ねて保持するスタッ
カは、使用する媒体の大きさ（例えばＡ３ないしＢ４の
大きさ）に比例して拡大しなければならず、装置全体の
小型化が要求されている中でスタッカだけは小さくでき
ずにいたので、その改善が要求されている。

〔従来の技術〕

第３図にＦＡＸ装置における従来のシート状媒体積み重
ね保持機構（スタッカ）を示す。図において、１はＦＡ
Ｘ装置本体、２は原稿１０の載せる原稿台、３は読み取
った原稿を排出する排出ローラ、４は排出された原稿を
積み重ねて保持するトレイ、５は記録紙２１の排出ロー
ラ、６は排出された記録紙を積み重ねて保持するトレイ
、７はロールから繰り出された連続する記録紙２０に受
信内容が記録された後に切断するカッタである。

発信側及び受信側の両方とも、排出ローラ３５のシート
通路とトレイ４．６との間に所定の段差（ｇ）が設けら
れ、これらの排出ローラ３，５から排出されたシート１
０　、２１が所定枚数（例えば５０枚又は１００枚）積
み重ねられて収容される。トレイ４，６はこれらのシー
ト　１０　、２１の大きさ（例えばＡ４．Ｂ４．Ａ３）
に応じて、はぼこれらのシートの大部分の領域を支持で
きる程度の面積を有するので、これらのシート　１０　
、２１を脱落させることなく保持することができる。ま
た、トレイ４６を装置本体に対して出し入れ自在とした
ものや、シートの大きさに応してトレイ自体の大きさを
可変できるものもある。

〔発明が解決しようとする課題〕

ＦＡＸ又はプリンタ装置が小型化していく中で、スタン
力はシート１０　、２１が（例えば、Ａ４からＢ４又は
Ａ３サイズへと）大きくなれば当然スタッカも大きくな
り、机等の設置場所からはみ出し人の行き来の際に接触
する等の不具合があった。

また、特に長いシートの場合（例えば、幅がＡ４サイズ
で長さが１ｍ）を収容することは、スタッカを長尺にす
る二七であって、前記の問題点を考慮し更に長くするこ
とは困難で、オペレータが側にいるか又はそのまま落下
させておくかで大変に不便なものとなっていた。

そこで、本発明の目的は、ＦＡＸ又はプリンタのような
装置に装着されていた従来のトレイを取り除き、その代
わりに、大きなシートに対しても長尺のスタッカが不要
で、設置スペースも少なくて済むシート状媒体の積み重
ね保持機構を装着することを可能にすることである。

〔課題を解決するための手段〕 このような課題を解決するために、本発明によれば、第
１図に示すように、装置本体（１）のシ−ト排出部（３
，５）と、該排出部の下側に配置され且つ該排出部から
排出されたシート　（１０，２０）の少なくとも後端部
を受ける支持台（１６）と、該支持台と前記シート排出
機構との間に配置され且つ排出されたシートを前記支持
台との間で積み重ね且つクランプするクランプ装？Ｊ（
３０）とがらなり、該クランプ装置は、回転機構（１１
）と、一端が該回転機構の回転中心軸から半径方向に離
れた位置（１２）に枢着されたクランプアーム（１３）
と、該クランプアームを回転方向（Ａ）に付勢するばね
手段（１４）と、該クランプアームを案内するガイド部
（１５）とからなり、該シート（１０、２０）が支持台
（１６）へ落下する直後にクランプアーム（１釦が前記
ガイド（１５）から離れて該シート後端部をクランプす
るように前記排出部（３，５）と前記回転機構（１１）
とを同期させるようにしたことを特徴とするシート状媒
体の積み重ね保持機構が提供される。

クランプアーム（１３）は前記回転機構（１１）の回転
軸に関し等角度間隔に複数設けられ、■のクランプアー
ムが前記ガイド（１５）から離れてシート後端部をクラ
ンプするとほぼ同時に、回転方向先行の他のクランプア
ームがシートのＭ域から離れるように構成するのが好ま
しい。

〔作　用〕

本発明によれば、排出部（３，５）と回転機構（１１）
とは同期して作動しているので、シート（１０、２０）
が排出部（３，５）より順次支持台（１６）へ向けて落
下する際、落下の直後にクランプアーム（１３）が前記
ガイド（１５）から離れて支持台（１６）上に来る。従
って、シート（１０、２０）の後端部は支持台（１６）
とクランプアーム（１３）との間でクランプされる。こ
の動作の連続により、複数枚のシートが支持台（１６）
より落下することなく保持される。従って、支持台（１
６）はシートの後端部を保持できる程度の大きさがあれ
ば十分で、従来のように長尺のスタッカが不要となり、
設置スペースも少な（て済む。

更にまた、複数のクランプアーム（１３）を設けること
により、連続的に排出されるシートを順次クランプして
所定枚数のシートをクランプ保持できるようになる。

［実施例〕 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図は本発明のシート媒体の積み重ね保持機構の原理
図、第２図は本発明の実施例を示す図である。なお、実
施例ではＦＡＸ装置について示すが、本発明はプリンタ
装置その他、シート状媒体を取扱うもので、媒体が順次
排出され且つ積み重ねられるものであれば他のいかなる
装置についても通用可能である。

これらの図において、１はＦＡＸ装置本体、２は原稿１
０の載せる原稿台、３は読み取った原稿を排出する排出
ローラ、４は排出された原稿を積み重ねて保持するトレ
イ、５は記録紙２１の排出ローラ、６は排出された記録
紙を積み重ねて保持するトレイ、７はロールから繰り出
された連続する記録紙２０に受信内容が記録された後に
切断するカッタである。

発信側及び受信側の両者とも、装置本体ｌのシート排出
ロール３，５の下側に、排出されたシート　１０　、２
０の少なくとも後端部を受ける支持台１６を設ける。こ
の支持台１６は装置フレーム１７に取付け、装置本体１
と一体のものとすることのできる。この支持台１６上の
、排出ローラ３，５の直下の位置には、シートのクラン
プ装置３０を配置する。

クランプ装置３０は、駆動モータ（図示せず）に連結さ
れた回転機構１１を有する。３個のクランプアーム１３
は、その一端が回転機Ｉｌｌの回転中心軸に対し、１２
０°ごとの等角度間隔で且つ回転中心軸から半径方向に
所定距離だけ離れた位置１２に枢着されている。また各
クランプアーム１３は捩りコイルばね１４により回転方
向Ａ側に付勢されている。

しかしながら、これらのクランプアーム１３はばね１２
に抗して回転方向Ａと逆の方向にその動きを規制するガ
イド１５が設けられている。

図示していないが、排出ローラ３．５のすぐ前にシート
１０　、２０の後端を検出するセンサが設けである。そ
してシートがこのセンサを通過後にセンサがＯＦＦとな
って駆動モータ（図示せず）を回転させる。これにより
、回転機構１１が矢印Ａ方向に回転し、１のクランプア
ーム１３がガイド１５がら離れて、ばね１４の力により
その回転方向Ａ側に２．激に飛び出すと共に、落下した
直後のシートの後端部の上側を押さえて、このシートを
クランプアーム１３と支持台１６との間でクランプする
。それとほぼ同時に、回転方向先行のもう１つのクラン
プアーム１３が先に保持されていたシート上を摺動して
移動し、支持台１６上のシートの領域から離れ、ガイド
１６に沿ってその動きを規制されながら矢印Ａ方向へ回
転する。この間に、更に回転方向先行の残りの１つのク
ランプアーム１３がガイド１６の上部に来て、次に落下
するシートをクランプするべく待機状態に入る。

このように、回転機構１１に対して等角度間隔に３つの
クランプアーム１３が設けられている場合は、センサ（
図示せず）がＯＦＦになると同時に回転機構が１２０°
づつ間歇的に回転し、最初に保持してクランプアーム１
３が先のシート上を摺動し次のクランプアームが次のシ
ートを保持したらシートＳｆｆ域から離れるように、ク
ランプアームは適度の長さを有すると共に、適度の角度
間隔で配設される。

なお、図示していないが、クランプアーム１３はシート
を円滑に保持するべく先端部にシートの面と平行な部分
を形成したり、或いは回転機構１１の軸方向に複数個配
設することもできる。

〔発明の効果〕

以上に説明したような、本発明によれば、長尺のスタッ
カが不要で、シートの長短に関係なく、またいかなる大
きさのシートでもクランプないし保持することが可能で
、ＦＡＸ又はプリンタ装置に対する設置スペースも少な
くて済み、これにより人の行き来の際の接触を防止する
ことができ、また装置全体の小型化にも寄与することの
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシート媒体の積み重ね保持機構の原理
図、第２図は本発明の実施例を示す図、第３図は従来の
シート媒体の積み重ね保持機構（スタッカ）を示す図で
ある。 １・・・装置本体、　　　　２・・・原稿台、３．５・
・・排出ローラ、　１０　、２０・・・シート、１１・
・・回転機構、　　　　１２・・・枢着位置、１３・・
・クランプアーム、　１４・・・ばね、１５・・・ガイ
ド、　　　　　　１６・・・支持台、１７・・・装置フ
レーム、　　３０・・・クランプ機構。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シート排出部（３、５）と、該排出部の下側に配置
   され且つ該排出部から排出されたシート（１０、２０）
   の少なくとも後端部を受ける支持台（１６）と、該支持
   台と前記シート排出機構との間に配置され且つ排出され
   たシートを前記支持台との間で積み重ね且つクランプす
   るクランプ装置（３０）とからなり、該クランプ装置は
   、回転機構（１１）と、一端が該回転機構の回転中心軸
   から半径方向に離れた位置（１２）に枢着されたクラン
   プアーム（１３）と、該クランプアームを回転方向（Ａ
   ）に付勢するばね手段（１４）と、該クランプアームを
   案内するガイド部（１５）とからなり、該シート（１０
   、２０）が支持台（１６）へ落下する直後にクランプア
   ーム（１３）が前記ガイド（１５）から離れて該シート
   後端部をクランプするように前記排出部（３、５）と前
   記回転機構（１１）とを同期させるようにしたことを特
   徴とするシート状媒体の積み重ね保持機構。 ２、クランプアーム（１３）は前記回転機構（１１）の
   回転軸に関し等角度間隔に複数設けられ、１のクランプ
   アームが前記ガイド（１５）から離れてシート後端部を
   クランプするとほぼ同時に、回転方向先行の他のクラン
   プアームがシートの領域から離れるように構成されてい
   ることを特徴とする請求項１に記載のシート状媒体の積
   み重ね保持機構。 ３、クランプアーム（１３）は等角度間隔に３個設けら
   れ、回転機構は排出部（３、５）と同期して１２０°ご
   と間歇的に作動されることを特徴とする請求項２に記載
   のシート状媒体の積み重ね保持機構。