JPH02192934A - 防食シートおよびその製法 - Google Patents
防食シートおよびその製法Info
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- JPH02192934A JPH02192934A JP1290589A JP1290589A JPH02192934A JP H02192934 A JPH02192934 A JP H02192934A JP 1290589 A JP1290589 A JP 1290589A JP 1290589 A JP1290589 A JP 1290589A JP H02192934 A JPH02192934 A JP H02192934A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は耐食シートおよびその製法に関する。
さらに詳しくは、下水道施設や臨海構造物などの耐食性
が要求されるコンクリート製構造物の壁面に施工してそ
の腐食を防止するためのシートおよびその効率的な製法
に関する。
が要求されるコンクリート製構造物の壁面に施工してそ
の腐食を防止するためのシートおよびその効率的な製法
に関する。
[従来の技術]
近時下水道の普及に伴ない、いわゆるヒユーム管やボッ
クスカルバートなどのコンクリート製下水道用製品が多
用されている。ところが下中水に含まれる硫黄化合物が
排水路、終末処理場などで徐々にバクテリアの作用で分
解され、硫化水素から硫酸へと変化し、その硫酸が排水
路や終末処理場のコンクリート面を腐食する現象が生じ
ており、問題となっている。
クスカルバートなどのコンクリート製下水道用製品が多
用されている。ところが下中水に含まれる硫黄化合物が
排水路、終末処理場などで徐々にバクテリアの作用で分
解され、硫化水素から硫酸へと変化し、その硫酸が排水
路や終末処理場のコンクリート面を腐食する現象が生じ
ており、問題となっている。
そのようなコンクリート壁面の腐食防止対策として、た
とえばコンクリート壁面に合成樹脂を吹きつけて防食塗
膜を形成する樹脂コーティング法が知られている。しか
しその方法は防食塗膜の膜厚が薄いので、流下物などの
接触で容易に摩耗し、耐久性がないほか、付着強度が低
いため剥離しやすいなどの問題点を有する。
とえばコンクリート壁面に合成樹脂を吹きつけて防食塗
膜を形成する樹脂コーティング法が知られている。しか
しその方法は防食塗膜の膜厚が薄いので、流下物などの
接触で容易に摩耗し、耐久性がないほか、付着強度が低
いため剥離しやすいなどの問題点を有する。
他方、前記剥離しやすい欠点を改良する目的で合成樹脂
からたとえば第9図に示すような異形断面のライニング
のを押出成型により製造し、その特殊形状のリブnをコ
ンクリート打設時に同時に埋設してコンクリート壁上に
連続的にライニングを設ける方法が提案されている。
からたとえば第9図に示すような異形断面のライニング
のを押出成型により製造し、その特殊形状のリブnをコ
ンクリート打設時に同時に埋設してコンクリート壁上に
連続的にライニングを設ける方法が提案されている。
[発明が解決しようとする課題]
異形押出製品を用いた従来のライニング法は下記のよう
な欠点を有する。
な欠点を有する。
(a) コンクリート壁の曲面に合わせて曲げ加工す
るばあい、コンクリートへの固着のためのリブのが同じ
方向に揃っているのでリブと平行な曲げ加工は容易であ
るがリブを横断する方向の曲げ加工は困難である。
るばあい、コンクリートへの固着のためのリブのが同じ
方向に揃っているのでリブと平行な曲げ加工は容易であ
るがリブを横断する方向の曲げ加工は困難である。
山) 複雑な断面形状の押出成形品であるので製造技術
上プレート幅に限界があり、広幅で使用するばあいは多
数のプレートを接続する必要がある。そのため組立に手
間がかかる。
上プレート幅に限界があり、広幅で使用するばあいは多
数のプレートを接続する必要がある。そのため組立に手
間がかかる。
本発明は前記従来のライニング法の問題点を解消するた
めになされたものであり、方向性がなく、コンクリート
面との固着が強固で、かつ既存の下水路などの補修も容
易に行ないうる長尺状かつ広幅の防食シートを提供する
ことを目的としている。
めになされたものであり、方向性がなく、コンクリート
面との固着が強固で、かつ既存の下水路などの補修も容
易に行ないうる長尺状かつ広幅の防食シートを提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段]
本発明の防食シートは耐食性に富む合成樹脂性のシート
部と、該シート部に凹部で融着または接着される凹凸状
のネット部とから構成される。
部と、該シート部に凹部で融着または接着される凹凸状
のネット部とから構成される。
また本発明の防食シートの製法は耐食性に富む熱可塑性
樹脂を連続的にシート状に成型してシート部を製造する
と共に、該シート部と同質または異質の材料からなる平
坦なネットを凹凸状に熱成形しながらその谷部を前記シ
ート部に熱融着させてコンクリートに固着されるべきネ
ット部を成形することを特徴としている。
樹脂を連続的にシート状に成型してシート部を製造する
と共に、該シート部と同質または異質の材料からなる平
坦なネットを凹凸状に熱成形しながらその谷部を前記シ
ート部に熱融着させてコンクリートに固着されるべきネ
ット部を成形することを特徴としている。
[作 用]
本発明の防食シートはネット部をコンクリート壁内に埋
設し、シート部がコンクリート壁の表面を密着して覆う
ように施工される。すなわちヒユーム管・ボックスカル
バートや終末処理場などの下水道施設および臨海構造物
など、耐久性が要求される構造物壁面を製造するときに
防食シートをコンクリート型枠に仮固定してコンクリー
トを流し込むことにより耐食性の壁面をうる。
設し、シート部がコンクリート壁の表面を密着して覆う
ように施工される。すなわちヒユーム管・ボックスカル
バートや終末処理場などの下水道施設および臨海構造物
など、耐久性が要求される構造物壁面を製造するときに
防食シートをコンクリート型枠に仮固定してコンクリー
トを流し込むことにより耐食性の壁面をうる。
また既存のヒユーム管などの補修を行なうばあいは、内
壁を2〜3cmはど削り取り、ネット部を裏面にして防
食シートをアンカーボルトなどで固定し、シート部と削
り取ったコンクリート面との間にコンクリートまたはモ
ルタルなどを流し込むことにより設置しつる。
壁を2〜3cmはど削り取り、ネット部を裏面にして防
食シートをアンカーボルトなどで固定し、シート部と削
り取ったコンクリート面との間にコンクリートまたはモ
ルタルなどを流し込むことにより設置しつる。
以上の施工時において、本発明の防食シートは曲げ方向
について方向性が少なく、とくに市松模様の凹凸部を有
するものでは方向性がない。
について方向性が少なく、とくに市松模様の凹凸部を有
するものでは方向性がない。
またネット部はコンクリートを自由に通過させうるので
設置の方向性がない。したがって既存の下水管路、構築
物などの補修も容易に行ないうる。
設置の方向性がない。したがって既存の下水管路、構築
物などの補修も容易に行ないうる。
またネット部は従来のパネルのリブのようにコンクリー
ト面を仕切ることがなく、埋設される。そのためコンク
リートの強度を低下させず、かえって補強に役立つ。
ト面を仕切ることがなく、埋設される。そのためコンク
リートの強度を低下させず、かえって補強に役立つ。
防食シートは数10m以上の長尺状に形成されるので、
ヒユーム管やボックスカルバートなどは1カ所の継ぎ目
で済む。そのため継ぎ目からの洩れの問題が少なく、し
かも施工工数が大幅に短縮される。
ヒユーム管やボックスカルバートなどは1カ所の継ぎ目
で済む。そのため継ぎ目からの洩れの問題が少なく、し
かも施工工数が大幅に短縮される。
防食シートはオレフィン系樹脂または塩化ビニル系樹脂
で形成するのが好ましく、オレフィン系樹脂のばあいは
比重が1.00以下と軽く、口−ル状に巻かれているの
で運搬を含めた作業性がすぐれており、しかも衝撃強度
が高く、摩擦係数が低いなど、下水構造物や臨海構造物
などの特性を向上させうる利点がある。
で形成するのが好ましく、オレフィン系樹脂のばあいは
比重が1.00以下と軽く、口−ル状に巻かれているの
で運搬を含めた作業性がすぐれており、しかも衝撃強度
が高く、摩擦係数が低いなど、下水構造物や臨海構造物
などの特性を向上させうる利点がある。
[実施例]
つぎに本発明の防食シートおよび製法を図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
第1図は本発明の防食シートの一実施例を示す斜視図、
第2図は本発明の防食シートの他の実施例を示す斜視図
、第3図は本発明の製法の一実施例を示す概略図、第4
〜5図はそれぞれ本発明の防食シートの施工法の一例を
示す断面図、第6〜8図はそれぞれ本発明の防食シート
の接続状態を示す断面図である。
第2図は本発明の防食シートの他の実施例を示す斜視図
、第3図は本発明の製法の一実施例を示す概略図、第4
〜5図はそれぞれ本発明の防食シートの施工法の一例を
示す断面図、第6〜8図はそれぞれ本発明の防食シート
の接続状態を示す断面図である。
第1図に示される防食シート(1)は合成樹脂製のシー
ト部(2と、その上に固着される凹凸状のネット部(3
)とから構成されている。
ト部(2と、その上に固着される凹凸状のネット部(3
)とから構成されている。
シート部(2)は耐酸耐アルカリ性に富む合成樹脂、た
とえばポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン
系樹脂、ポリ塩化ビニルなどの塩ビ系樹脂などの熱可塑
性樹脂が好適である。
とえばポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン
系樹脂、ポリ塩化ビニルなどの塩ビ系樹脂などの熱可塑
性樹脂が好適である。
また後述するようにネット部を熱融着させるばあいはネ
ット部との固着性がよい同質の材料が好ましい。
ット部との固着性がよい同質の材料が好ましい。
さらに前記シート部(2)は単層のシートのほか、2種
以上の材料のシートを積層した多層シート、あるいは材
料内に強化繊維(炭素繊維、ガラス繊維など)などのフ
ィラー類を混入し、強度、剛性などを向上させたものも
使用しうる。
以上の材料のシートを積層した多層シート、あるいは材
料内に強化繊維(炭素繊維、ガラス繊維など)などのフ
ィラー類を混入し、強度、剛性などを向上させたものも
使用しうる。
前記ネット部(3)はたとえば合成樹脂製の糸や線材を
編組したネット材を凹凸状に加工することにより、ある
いは網目状の凹溝を有するロール間に加熱した樹脂シー
トを挿通して網状に一体成形した合成樹脂製のネット材
を凹凸状に加工することによりうろことができる。なお
金網など他の材料から製造したネット材を採用してもよ
い。
編組したネット材を凹凸状に加工することにより、ある
いは網目状の凹溝を有するロール間に加熱した樹脂シー
トを挿通して網状に一体成形した合成樹脂製のネット材
を凹凸状に加工することによりうろことができる。なお
金網など他の材料から製造したネット材を採用してもよ
い。
そのばあいは前記多層シートの片側(ネット接合面)に
ポリオレフィン系、EVA系などの樹脂を特徴とする特
殊な官能基を有する熱接着性樹脂層(たとえばアドマー
二三井石油化学工業■製やモディック:三菱油化■製な
ど)を設けるのが好ましく、それによりシート部(2と
ネット部(3)の接合が容易となり、かつ接合強度を高
めうる。
ポリオレフィン系、EVA系などの樹脂を特徴とする特
殊な官能基を有する熱接着性樹脂層(たとえばアドマー
二三井石油化学工業■製やモディック:三菱油化■製な
ど)を設けるのが好ましく、それによりシート部(2と
ネット部(3)の接合が容易となり、かつ接合強度を高
めうる。
前記ネット材を凹凸状に加工するには、たとえば第3図
に示すように加熱したネット材をたがいに噛み合う凹凸
面を備えた一対のロール(5)間に通すことにより、第
1図に示す波形のネット部(3)、または第2図に示す
市松模様の凹凸部を備えたネット部(3a)に形成する
ことができる。またネット部(3a)は前記ロール(5
)のほか、凹凸型による熱成型などによっても製造しう
る。
に示すように加熱したネット材をたがいに噛み合う凹凸
面を備えた一対のロール(5)間に通すことにより、第
1図に示す波形のネット部(3)、または第2図に示す
市松模様の凹凸部を備えたネット部(3a)に形成する
ことができる。またネット部(3a)は前記ロール(5
)のほか、凹凸型による熱成型などによっても製造しう
る。
なお市松模様の凹凸部を備えたネット部(3a)は曲げ
るときの方向性が波形のものよりも一層少ないという利
点がある。
るときの方向性が波形のものよりも一層少ないという利
点がある。
前記ネット部(3)は接着剤を用いてシート部(21に
接着してもよい。ネット部(3)はその谷部(P)でシ
ート部(2に固着され、山部(Q)が突出している。
接着してもよい。ネット部(3)はその谷部(P)でシ
ート部(2に固着され、山部(Q)が突出している。
つぎに前記防食ネットの製法を第3図を参照しながら説
明する。
明する。
第3図の(8)は押出機であり、熱可塑性樹脂をシート
状に押し出す。また(9)はシート状のネット材(財)
のロールであり、ロール(9)から引き出されたネット
材(至)はヒータ旧)で融点近くの熱成形可能な温度ま
で加熱される。
状に押し出す。また(9)はシート状のネット材(財)
のロールであり、ロール(9)から引き出されたネット
材(至)はヒータ旧)で融点近くの熱成形可能な温度ま
で加熱される。
さらにネット材Mは前述のギヤ状の一対のロール(5)
で波形などの凹凸状に成形される。そのとき第20−ル
(5b)の山部(ネット部(3)の谷部と対応)は高温
に、谷部は低温にされているのが好ましい。
で波形などの凹凸状に成形される。そのとき第20−ル
(5b)の山部(ネット部(3)の谷部と対応)は高温
に、谷部は低温にされているのが好ましい。
第20−ル(5b)の下方には押し出されてきたシート
部(1)を挾むように回転駆動するバックロールazが
配置されており、第20−ル(5b)によって向きが変
えられたネット部(3)と押し出されてきたシート部(
2とは両者によって圧着され、ネット部(3)の谷部が
シート部(2)に熱融着される。
部(1)を挾むように回転駆動するバックロールazが
配置されており、第20−ル(5b)によって向きが変
えられたネット部(3)と押し出されてきたシート部(
2とは両者によって圧着され、ネット部(3)の谷部が
シート部(2)に熱融着される。
そのようにして製造された防食シート(1)は途中のロ
ーラーテーブル(12a)で自然に、または強制的に冷
却されながら巻き取り器a3でロール状に巻き取られる
。
ーラーテーブル(12a)で自然に、または強制的に冷
却されながら巻き取り器a3でロール状に巻き取られる
。
ネット部(3)が金網などの異材質のばあいは、別途の
方法で凹凸状のネット部(3)を形成する一方、押出機
(8)を2台用い、一方の押出機でネット部(3)に接
着されるべき熱接着性樹脂層(たとえばアトマー、モデ
ィックなど)を形成し、他方の押出機で防食性樹脂層を
成型し、両者をダイ(たとえばマルチマニホールドダイ
、フィードブロックダイなど)に通し、共押出しロール
(12]で熱接着性樹脂層の側にネット部(3)の谷部
と熱融着させることにより防食シートを製造しうる。
方法で凹凸状のネット部(3)を形成する一方、押出機
(8)を2台用い、一方の押出機でネット部(3)に接
着されるべき熱接着性樹脂層(たとえばアトマー、モデ
ィックなど)を形成し、他方の押出機で防食性樹脂層を
成型し、両者をダイ(たとえばマルチマニホールドダイ
、フィードブロックダイなど)に通し、共押出しロール
(12]で熱接着性樹脂層の側にネット部(3)の谷部
と熱融着させることにより防食シートを製造しうる。
さらに押出機(8)を3台、4台と目的に応じて多数連
動させることにより、各層ごとに特殊機能(高機械的強
度、高耐環境強度、耐薬品性など)をもたせた高機能の
多層防食シートも製造しうる。
動させることにより、各層ごとに特殊機能(高機械的強
度、高耐環境強度、耐薬品性など)をもたせた高機能の
多層防食シートも製造しうる。
防食シートの厚さは使用目的に応じて、ダイの厚さ調整
を行なうことにより、たとえば1〜6Il+1の範囲な
どに容易に変更しうる。
を行なうことにより、たとえば1〜6Il+1の範囲な
どに容易に変更しうる。
防食シートの幅はダイを交換することによりヒユーム管
およびボックスカルバートの長手方向の長さ(1,0〜
2.5m )に合うような定寸法で押出成形できる。
およびボックスカルバートの長手方向の長さ(1,0〜
2.5m )に合うような定寸法で押出成形できる。
一方、押出工程とは別工程で数枚のシートの両側縁をそ
れぞれ10〜301m程度重ねて連続的に熱融着させる
ことにより(第7図参照) 、10m以上の広幅の防食
シートも容易に製作しうる。
れぞれ10〜301m程度重ねて連続的に熱融着させる
ことにより(第7図参照) 、10m以上の広幅の防食
シートも容易に製作しうる。
防食シートの長さは運搬などが可能な範囲(重量、大き
さの範囲)において数10m以上の長尺ロールに巻きと
ることができる。
さの範囲)において数10m以上の長尺ロールに巻きと
ることができる。
つぎに斜上のごとく構成される防食シート(1)をその
内面に設けたボックスカルバートなどの構造物の製法を
説明する。
内面に設けたボックスカルバートなどの構造物の製法を
説明する。
まず第4図に示すようにコンクリート型枠O■にシート
部(′2Jを密着するように配置する。
部(′2Jを密着するように配置する。
つぎにシート部(2)と外型枠0ψとの間にコンクリー
ト(またはモルタル)a力を矢印(S)のように流し込
み、あるいは圧入する。
ト(またはモルタル)a力を矢印(S)のように流し込
み、あるいは圧入する。
コンクリート(+71が固まった後に型枠0Φ、田を取
りはずすと第5図に示すような内面がシート部(2)で
ライニングされたコンクリート壁かえられる。なおネッ
ト部(3)の各線材は固化したコンクリート内に縦横に
連続した状態で埋設されており、コンクリートがその間
を充填している。
りはずすと第5図に示すような内面がシート部(2)で
ライニングされたコンクリート壁かえられる。なおネッ
ト部(3)の各線材は固化したコンクリート内に縦横に
連続した状態で埋設されており、コンクリートがその間
を充填している。
したがってネット部(3)はシート部(2)を保持する
だけでなく、コンクリートの強化にも役立っている。
だけでなく、コンクリートの強化にも役立っている。
なお本発明の防食シートは、ヒユーム管やボックスカル
バートや終末処理場などの下水道施設および臨海構造物
など、耐食性が要求される構造物壁面に適用しうるほか
、既存の下水道施設や臨海構造物などの防食性改善や腐
食部分の補修にも適用しうる。
バートや終末処理場などの下水道施設および臨海構造物
など、耐食性が要求される構造物壁面に適用しうるほか
、既存の下水道施設や臨海構造物などの防食性改善や腐
食部分の補修にも適用しうる。
本発明の防食シートは数10m以上の長尺状かつ広幅に
形成されるので、接続個所は少なくて済むが、必要なば
あいはたとえば第6〜8図に示すようにして簡単に接続
しうる。
形成されるので、接続個所は少なくて済むが、必要なば
あいはたとえば第6〜8図に示すようにして簡単に接続
しうる。
第6図は2枚の防食シート(1)の端縁同士を接続部材
(ト)で接続する例を示している。端縁(1a)は接続
部材aaの溝(19に挿入し、スポット溶接、シーム溶
接あるいはブラインドリベットなどで連結し、さらに周
囲をシール剤で密閉する。
(ト)で接続する例を示している。端縁(1a)は接続
部材aaの溝(19に挿入し、スポット溶接、シーム溶
接あるいはブラインドリベットなどで連結し、さらに周
囲をシール剤で密閉する。
第7図はシート部(′2J同士を直接接続するばあいで
あり、前述の熱接着性樹脂を採用した多層シートのばあ
いはさらに接続作業が容易となる。
あり、前述の熱接着性樹脂を採用した多層シートのばあ
いはさらに接続作業が容易となる。
第8図はコーナ用の接続部材■を用いて接続、するばあ
いを示している。
いを示している。
[発明の効果〕゛
本発明の防食シートは施工時の方向性および曲げるとき
の方向性がなく、かつコンクリート面との固着が強固で
ある。そのため下水道施設、臨海構造物などの耐食性が
要求される構造物の壁面に容易に適用しうる。さらに既
存の下水路などの補修も容易に行なうことができる。ま
た軽量で数10m以上の長尺状及び広幅に成形しうるの
で取り扱いが簡単であり、ヒユーム管、ボックスカルバ
ートなどは1カ所の継ぎ目で済むほか、終末処理場やド
ックなどの臨海構造物の巨大施設など壁面を経済的に環
境に応じた物性をもつ防食壁面に施工しうる。
の方向性がなく、かつコンクリート面との固着が強固で
ある。そのため下水道施設、臨海構造物などの耐食性が
要求される構造物の壁面に容易に適用しうる。さらに既
存の下水路などの補修も容易に行なうことができる。ま
た軽量で数10m以上の長尺状及び広幅に成形しうるの
で取り扱いが簡単であり、ヒユーム管、ボックスカルバ
ートなどは1カ所の継ぎ目で済むほか、終末処理場やド
ックなどの臨海構造物の巨大施設など壁面を経済的に環
境に応じた物性をもつ防食壁面に施工しうる。
本発明の防食シートの製法は、前記防食シートを目的に
応じて効率的に供給することができる。
応じて効率的に供給することができる。
第1図は本発明の防食シートの一実施例を示す斜視図、
第2図は本発明の防食シートの他の実施例を示す斜視図
、第3図は本発明の製法の一実施例を示す概略図、第4
〜5図はそれぞれ本発明の防食シートの施工法の一例を
示す断面図、第6〜8図はそれぞれ本発明の防食シート
の接続状態を示す断面図、第9図は従来のライニングの
一例を示す斜視図である。 (図面の主要符号) (1):防食シート (2) :シート部 (3)、(3a) :ネット部 第3図 才4 図 第5図
第2図は本発明の防食シートの他の実施例を示す斜視図
、第3図は本発明の製法の一実施例を示す概略図、第4
〜5図はそれぞれ本発明の防食シートの施工法の一例を
示す断面図、第6〜8図はそれぞれ本発明の防食シート
の接続状態を示す断面図、第9図は従来のライニングの
一例を示す斜視図である。 (図面の主要符号) (1):防食シート (2) :シート部 (3)、(3a) :ネット部 第3図 才4 図 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 耐食性に富む合成樹脂製のシート部と、該シート部
に凹部で融着または接着される凹凸状のネット部とから
なる防食シート。 2 前記ネット部が波形に成型されたものである請求項
1記載の防食シート。 3 前記ネット部が市松模様に凹凸成型されたものであ
る請求項1記載の防食シート。 4 耐食性に富む熱可塑性樹脂を連続的にシート状に成
型してシート部を製造すると共に、平坦なネットを凹凸
状に熱成型しながらその谷部を前記シート部に熱融着さ
せてコンクリートに固着されるべきネット部を形成する
防食シートの製法。 5 耐食性に富む熱可塑性樹脂を連続的にシート状に成
型してシート部を製造すると共に、シート部とは異種の
材料からなるネットを凹凸状に成型し、その谷部を前記
シート部に接着させてコンクリートに固着されるべきネ
ット部を形成する防食シートの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1290589A JPH02192934A (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 防食シートおよびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1290589A JPH02192934A (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 防食シートおよびその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02192934A true JPH02192934A (ja) | 1990-07-30 |
Family
ID=11818380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1290589A Pending JPH02192934A (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 防食シートおよびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02192934A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642148A (ja) * | 1992-07-24 | 1994-02-15 | Ohbayashi Corp | 防食シート床面の施工方法並びにこれに用いるプレキャスト板 |
JPH0649971A (ja) * | 1992-07-31 | 1994-02-22 | Ohbayashi Corp | コンクリート床面と壁面の防食工法、並びにこれに用いるアンカー付きプレキャスト板 |
JP2002038507A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-06 | Nippon Jikkou Co Ltd | 防食板ジョイント部材、及びこれを用いた施工方法 |
JP2008038453A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Tsurumi Concrete Kk | ボックスカルバートおよびその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5020896A (ja) * | 1973-06-26 | 1975-03-05 | ||
JPS51103592A (en) * | 1975-03-07 | 1976-09-13 | Fukuoka Paper Mfg Co Ltd | Danbooru oyobi danbooruno seizohoho |
JPS6370710A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-30 | リユ−カデイア インコ−ポレ−テツド | 排水用の成形波形樹脂ネツト |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP1290589A patent/JPH02192934A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JP2008038453A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Tsurumi Concrete Kk | ボックスカルバートおよびその製造方法 |
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