JP3429381B2 - ラス張り構造壁体の製造方法 - Google Patents

ラス張り構造壁体の製造方法

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    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡樹脂板にラス網を
熱溶着してなるラス張り構造壁体を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築物の壁を施工する場合、例
えば適宜間隔で支柱を立設し、これにベニヤ板を打ち付
け、このベニヤ板の外側に防水紙を介してラス網を当て
がってステップル等でベニヤ板に打ちつけ、その外側か
らモルタルを付着させる一方、上記ベニヤ板の内側に断
熱用グラスウールを取り付ける方法が広く知られてい
る。ところが、このような方法では施工工数が多くかか
るということから、従来、ベニヤ板の一側に凹凸に富む
薄いセメント層を形成してなる複合パネルが提案されて
いる。この複合パネルを施工現場に立設された支柱に順
次打ち付けていき、そのセメント層にモルタルを付着さ
せる一方、複合パネルの内側に断熱用グラスウールを取
り付ければ施工が完了するから、先の方法における防水
紙及びラス網の取付け作業を不要とすることができ、そ
の分だけ施工工数を減らすことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法によっても温度差によりベニヤ板の内側に結露が
生じると、グラスウールが徐々にこの結露を吸収して変
質し、数年経てば断熱材として機能しなくなるという不
具合が生じる。またラス網は、要所要所でステップル等
によりベニヤ板に固定されているに過ぎないから動き易
く、そのためにモルタルにクラックが入るという問題が
ある。
【0004】そこで、発泡樹脂板の両側面に間隔をおい
て直径2〜4mm程度の鋼線で組まれた格子状金網を位
置させ、発泡樹脂板を貫通する多数の梁状金網材によっ
て2枚の格子状金網を溶接固定して壁体を構成し、この
壁体を立設して両側にモルタルを付着させて壁を施工す
る方法を採用することが考えられ、この方法によれば結
露が生じないし、その自立性から施工が容易で工数を低
減でき、完成した壁の強度も高いものになる(例えば特
開平5ー230897号公報参照)。
【0005】ところが、このように金網付き発泡樹脂板
にモルタルを付着させる方法では、その構造上どうして
も壁が分厚くなって戸建て住宅の壁に採用するには不向
きであると共にコストも高くつく。またモルタル表面に
格子状金網の形状に応じて凹凸が浮き出る性質を有する
ため、どうしても仕上げ作業が必要になり、それだけ手
間がかかるという問題を有している。
【0006】そこで、本発明者は、発泡樹脂板の少なく
とも一側面にラス網を配置し、このラス網を発泡樹脂板
に熱溶着してなるラス張り構造壁体を提案した。このラ
ス張り構造壁体を立設してラス網にモルタルを付着させ
て壁を施工した場合、発泡樹脂板を使用するから結露が
生じることがなく変質せずに断熱性が持続して発揮され
る。そしてラス網と発泡樹脂板が一体化されるから、ラ
ス張り構造壁体の剛性が向上し、自立性が得られて施工
工数が減ると共に、ラス網が確実に固定されてその変形
が防止され、モルタルにクラックが入らない。さらに発
泡樹脂板に対し、格子状金網等よりも遥かに薄いラス網
が付くので、薄壁でも施工可能である。また格子状金網
等よりも目の細かいラス網を使用するからモルタルがほ
ぼ均一な厚さで付着し、表面に凹凸が出ない。
【0007】しかし、このラス張り構造壁体について
は、その単価を可及的に下げて商品力を上げたいという
要望があり、これが実現すればラス張り構造壁体を提案
した意義が一層増すものである。さらに、ラス張り構造
壁体の寸法精度を出来るだけ高めて製造したいという要
請もある。
【0008】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、上記提案のラ
ス張り構造壁体のうち、防水機能に富みモルタル等の付
着性に優れたスキン層をほぼ全面に有したラス張り構造
壁体を対象とし、これを、寸法精度を高めながら連続的
に大量生産してコスト低減を図る製造方法を提案するこ
とにある。さらに、上記スキン層を膨出させた態様のラ
ス張り構造壁体を製造することも目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1は、発泡樹脂板の少なくとも一側面にラス
網を熱溶着してなるラス張り構造壁体の製造方法であっ
て、押出機から押し出された未固化の発泡樹脂板の連続
体に、ラス網の連続体をプレスローラーで押し付け、そ
の後、冷却し、前記発泡樹脂板のほぼ全面に樹脂が膜状
に固化した凹凸のスキン層が形成された構成である。
【0010】請求項2は、上記請求項1の構成におい
て、2枚のラス網連続体を2本のプレスローラーで発泡
樹脂板連続体の両側面にそれぞれ押し付ける構成であ
る。
【0011】請求項3は、請求項1又は請求項2の構成
において、ラス網を、予熱してからプレスローラーで押
し付ける構成である。
【0012】請求項4は、請求項3の構成において、ラ
ス網連続体の予熱が、プレスローラーの上流にあるプレ
ヒーターにより行われる構成である。
【0013】請求項5は、請求項3または請求項4の構
成において、ラス網連続体の予熱温度を、スキン層下層
の発泡樹脂板連続体が三次発泡するように設定した構成
である。
【0014】ここで、上記ラス網には、JISで定めら
れているところのメタルラス及びワイヤラスが含まれ
る。従って、上記メタルラスには、平ラス、こぶラス、
波形ラス及びリブラスが含まれ、上記ワイヤラスには、
ひし形ラス、甲形ラス及び丸形ラスが含まれる。また、
上記発泡樹脂板は、例えば予備発泡した粒子を二次発泡
させることにより製造されるが、ここでいう三次発泡と
は、上記二次発泡に続く発泡を指すものである。
【0015】
【作用】請求項1では、ラス網連続体が、プレスローラ
ーに押されて未固化の発泡樹脂板連続体に付着し、これ
が自然冷却又は強制冷却されると、ラス張り構造壁体の
連続体が得られる。そして、発泡樹脂板の表面に、樹脂
が膜状に固化したスキン層が全面に形成され、このスキ
ン層が防水機能を発揮すると共に表面の凹凸がモルタル
の付着を促進する。また、スキン層がラス網連続体に絡
むことにより、ラス網連続体が発泡樹脂板連続体に強く
接合する。しかも、常温の発泡樹脂板に加熱したラス網
を押し付ける製造方法に比べて、未固化の状態にある発
泡樹脂板連続体にラス網連続体を付着させるから、発泡
樹脂板連続体が受ける機械的応力及び熱的影響が少な
い。従って、寸法精度が高くなる。
【0016】請求項2では、両面にラス網連続体が熱溶
着する。
【0017】請求項3では、ラス網を、未固化の発泡樹
脂板と同程度の温度に予熱してからプレスローラーで押
し付ければ、発泡樹脂板連続体が受ける熱的影響が少な
くなり、寸法精度が高くなる。
【0018】請求項5では、ラス網連続体の熱により、
スキン層下層の発泡樹脂板連続体が三次発泡するから、
ラス網連続体の目の間のスキン層が膨出する。
【0019】
【実施例】以下、実施例を説明する。図1は本発明に係
るラス張り構造壁体の製造方法の実施例を示す。まず、
これにより製造されるラス張り構造壁体を図2ないし図
4により説明する。これらの図において10は発泡樹脂
板であって、この発泡樹脂板10の各側面にはスキン層
13がほぼ全面に形成されていると共に、ラス網20が
直に配置され、このラス網20の片面がほぼ全面にわた
って発泡樹脂板10に熱溶着している。すなわち、ラス
網20は厚さ方向において一部が発泡樹脂板10のスキ
ン層13に入り込んで熱溶着しており、残りは外部に露
出したままである。
【0020】ここで、上記発泡樹脂板10は、例えばサ
ブロク(縦1800mm,横900mm)程度の大きさ
で50mm程度の厚さのものであるが、これは一例であ
ってそれ以外の寸法であってもよい。また材質は例えば
発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレンなどに代表され
る発泡ポリオレフィンのほか、発泡スチロール、発泡ウ
レタン、発泡塩化ビニールなどが使用できるが、発泡樹
脂製の板であれば材質は問わない。
【0021】一方、ラス網20は、例えば図2ないし図
4に示した平ラスのほか、要所要所が凹陥した、こぶラ
ス、波うった形状の波形ラス、成形時に一部を平板のま
ま残してリブとして立ち上げたリブラスなどである。ま
た、ラス網20はワイヤラスでもよい。これらのラス網
は、発泡樹脂板に対してほぼ全面ではなく、要所要所の
みで熱溶着しているだけでもよい。
【0022】上記実施例のラス張り構造壁体を用いた壁
の施工方法であるが、ラス張り構造壁体を施工現場に立
設し、図5に示すように、上記ラス張り構造壁体のラス
網20,20にモルタル、塗料、その他の表面処理材m
を付着させることにより完了する。そして、ラス張り構
造壁体同士の間に形成された目地にはコーキング材等を
充填すればよい。
【0023】そして、図1に戻って実施例の製造方法を
説明する。まず、50は、押出機であって、この押出機
50から、スキン層13を有した発泡樹脂板10の連続
体Pが押し出されるものである。R,Rは所定の張力を
かけて発泡樹脂板連続体Pと同じ方向に送られるラス網
20の連続体である。60,60は、発泡樹脂板10の
上面及び下面に近接して配置されたプレスローラーであ
って、ラス網連続体R,Rの外側の面に所定圧力で接
し、これらを発泡樹脂板連続体Pに所定時間にわたって
押し付けるものである。これら押出機50及びプレスロ
ーラー60,60の位置関係であるが、押出機50から
押し出された発泡樹脂板連続体Pが、少なくともその表
面が未固化の状態のままでプレスローラー60,60を
通過できるように設定されている。従って、押出機50
から押し出された未固化の発泡樹脂板連続体Pに対し
て、ラス網連続体R,Rをプレスローラー60,60で
押し付け、その後に発泡樹脂板連続体P及びラス網連続
体R,Rを開放して自然放熱又は強制冷却することによ
り、一連の作業を完了するものである。そして、最終的
には、これを所望の大きさにカットして、ラス張り構造
壁体を製造する。
【0024】従って、上記実施例においては、発泡樹脂
板連続体Pの表面に、樹脂が膜状に固化したスキン層1
3が全面に形成され、このスキン層13が防水機能を発
揮すると共に表面の凹凸が表面処理材mの付着を促進す
る。また、スキン層13がラス網連続体R,Rに絡むこ
とにより、ラス網連続体R,Rが発泡樹脂板連続体Pに
強く接合し、それ自体で十分な自立性が得られる。しか
も、常温の発泡樹脂板に加熱したラス網を押し付ける製
造方法に比べて、未固化の状態にある発泡樹脂板連続体
Pにラス網連続体R,Rを付着させるから、発泡樹脂板
連続体Pが受ける機械的応力及び熱的影響が少なく、発
泡樹脂板連続体Pの目減りが少ない。従って、ラス張り
構造壁体の厚みがほぼプレスローラー60,60の間の
寸法に一致して、寸法精度が高くなる。
【0025】そして、上記ラス張り構造壁体で壁を施工
した場合、発泡樹脂板10を使用するから結露が生じる
ことがなく変質せずに断熱性が持続して発揮される。そ
してラス網20が発泡樹脂板10に熱溶着して一体化さ
れるからラス張り構造壁体の剛性が向上する。このた
め、ラス張り構造壁体に自立性が得られ、壁体を簡単に
立設できて施工工数が減る上、発泡樹脂板10との一体
化によってラス網20が確実に固定されてその変形が防
止され、表面処理材mにクラックが入らない。さらに発
泡樹脂板10に対し、格子状金網等よりも遥かに薄いラ
ス網20が付く構成であるから、壁の厚みを薄くするこ
とができ、従って薄壁でも施工が可能である。また格子
状金網等よりも目の細かいラス網20を使用するから表
面処理材mがほぼ均一な厚さで付着し、仕上げ作業が不
要になって施工が楽である。さらに格子状金網付き発泡
樹脂板等に比べれば製造コストが安い。このラス張り構
造壁体により施工された壁は、戸建て住宅等の建築物の
壁として利用できるのは勿論のこと、その優れた断熱性
から冷凍庫の壁として、また建築物の屋根、床としても
利用でき、さらに防水性を利用してビルの蓄熱槽、水槽
の壁を形成することも可能である。また、発泡樹脂板1
0の表面のスキン層13が防水機能を発揮すると共にそ
の表面の凹凸が表面処理材mの付着を促進する。しかも
ラス網20に防錆処理又は防水処理が施されるからラス
網20に長期にわたって錆が発生せず、或いは水をはじ
き、壁の耐久性が向上する。
【0026】なお、上記実施例において、プレスローラ
ー60,60の上流にプレヒーターを設け、このプレヒ
ーターによりラス網連続体R,Rを予熱するようにして
もよい。その場合、ラス網連続体R,Rを、未固化の発
泡樹脂板連続体Pと同程度の温度に予熱してからプレス
ローラーで押し付ければ、発泡樹脂板連続体Pが受ける
熱的影響が少なくなり、寸法精度が高くなる。予熱手段
としてはプレヒーター以外のものでもよく、要するにラ
ス網を所定温度にまで加熱できるものであればよい。
【0027】図6は上記実施例で製造条件を変えて作っ
たラス張り構造壁体である。図6において、110は発
泡樹脂板、113はスキン層、120,120はラス網
であって、各ラス網120は、ほぼ全面にわたって完全
に埋没するように発泡樹脂板110に熱溶着している。
その製造条件は、先のものよりもプレスローラー60,
60の押し付け力を増したものである。このラス張り構
造壁体を用いた壁の施工方法は先の例と同様であり、図
7に示すように表面処理材mが付着する。
【0028】図8は上記実施例で更に別の製造条件で作
ったラス張り構造壁体である。図8において、210は
発泡樹脂板、213はスキン層、220,220はラス
網であって、各ラス網220は厚さ方向において一部が
発泡樹脂板210のスキン層213に入り込んで熱溶着
しており、残りは外部に露出したままである。そして、
スキン層下層の発泡樹脂板210が三次発泡して、ラス
網220の目の間のスキン層213が膨出している。そ
の製造条件は、プレヒーターを設け、このプレヒーター
によるラス網連続体Rの予熱温度を、スキン層下層の発
泡樹脂板連続体Pが三次発泡するように設定するもので
ある。このラス張り構造壁体を用いた壁の施工方法は先
の例と同様であり、図9に示すように表面処理材mが付
着する。このラス張り構造壁体は、ラス網220の目の
間のスキン層213が膨出しているので、表面処理材m
の係止機能が強く、また表面処理材mの厚さを薄く設定
しても、ラス網220の目が浮き出ることがない。
【0029】なお、上記実施例は、2枚のラス網を2本
のプレスローラーで発泡樹脂板の両側面にそれぞれ押し
付けるようにしたが、1枚のラス網を1本のプレスロー
ラーで発泡樹脂板の片面に押し付けるようにしてもよ
い。さらに、プレスローラーは、発泡樹脂板の片側にお
いてラス網の送り方向に複数本並べてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のラス張
り構造壁体の製造方法は、押出機から押し出された未固
化の発泡樹脂板にラス網をプレスローラーで押し付ける
ので、防水機能に富みモルタル等の付着性に優れたスキ
ン層をほぼ全面に有したラス張り構造壁体を、連続的に
大量生産することができ、この種のラス張り構造壁体の
コスト低減を実現することができる。また、スキン層が
ラス網連続体に絡んでラス網連続体が発泡樹脂板連続体
に強く接合するから、自立性の高いラス張り構造壁体を
得ることができる。しかも、常温の発泡樹脂板に加熱し
たラス網を押し付ける製造方法に比べて、発泡樹脂板連
続体が受ける機械的応力及び熱的影響が少ないから、寸
法精度を高くして製造することができる。
【0031】請求項2は、予熱された2枚のラス網を2
本のプレスローラーで発泡樹脂板の両側面にそれぞれ押
し付けるので、両面にラス網を熱溶着した自立性の高い
ラス張り構造壁体を連続的に大量生産することができ、
コスト低減を実現することができる。
【0032】請求項3は、ラス網を、予熱してからプレ
スローラーで押し付けるので、ラス網と未固化の発泡樹
脂板との温度差を少なくしたときには、発泡樹脂板連続
体が受ける熱的影響が少なくなり、寸法精度を高くでき
る。
【0033】請求項4は、ラス網の予熱手段として、プ
レスローラーの上流にプレヒーターを設ける構成を例示
できた。
【0034】請求項5は、ラス網の予熱温度を、スキン
層下層の発泡樹脂板が三次発泡するように設定したの
で、ラス網の目の間のスキン層が膨出した態様のラス張
り構造壁体を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の説明図、
【図2】実施例により製造されたラス張り構造壁体の斜
視図、
【図3】実施例により製造されたラス張り構造壁体の一
部を拡大して示す平面図、
【図4】図3のIV−IV線断面における拡大端面図、
【図5】図2のラス張り構造壁体により施工された壁面
の縦断拡大端面図、
【図6】別の製造条件により製造したラス張り構造壁体
の図4相当図、
【図7】同じく図5相当図、
【図8】更に別の製造条件により製造したラス張り構造
壁体の図4相当図、
【図9】同じく図5相当図である。
【符号の説明】 10 発泡樹脂板 20 ラス網 m 表面処理材 50 押出機 60 プレスローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B32B 15/02 B32B 15/02 // B29K 105:04 B29K 105:04 B29L 9:00 B29L 9:00 31:10 31:10 (56)参考文献 特開 昭49−107374(JP,A) 特開 昭51−23573(JP,A) 実開 昭54−25276(JP,U) 特公 昭47−26667(JP,B1) 特公 昭48−37349(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B29C 47/00 - 47/96 B29C 65/00 - 65/82

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡樹脂板の少なくとも一側面にラス網を
    熱溶着してなるラス張り構造壁体の製造方法であって、
    押出機から押し出された未固化の発泡樹脂板の連続体
    に、ラス網の連続体をプレスローラーで押し付け、その
    後、冷却し、前記発泡樹脂板のほぼ全面に樹脂が膜状に
    固化した凹凸のスキン層が形成されたことを特徴とする
    ラス張り構造壁体の製造方法。
  2. 【請求項2】2枚のラス網連続体を2本のプレスローラ
    ーで発泡樹脂板連続体の両側面にそれぞれ押し付ける請
    求項1記載のラス張り構造壁体の製造方法。
  3. 【請求項3】ラス網を、予熱してからプレスローラーで
    押し付ける請求項1又は請求項2記載のラス張り構造壁
    体の製造方法。
  4. 【請求項4】ラス網連続体の予熱が、プレスローラーの
    上流にあるプレヒーターにより行われる請求項3記載の
    ラス張り構造壁体の製造方法。
  5. 【請求項5】ラス網連続体の予熱温度を、スキン層下層
    の発泡樹脂板連続体が三次発泡するように設定した請求
    項3又は請求項4記載のラス張り構造壁体の製造方法。
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