JPH02192819A - 金属ストリップコイルの仮止め方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、金属ストリップコイルの最内巻部のたれを防
止することができる金属ストリップコイルの仮止め装置
に関するものである。

〈従来の技術〉 金属ストリップは通常巻取機によってコイル状に巻かれ
るが、巻取機からコイルを抜出す際に、金属ストリップ
の最内巻部先端が上方に位置する場合には、第５図のよ
うに最内巻部にたれｌｌａが生じることがある。最内巻
部にたれｌｌａが生じると、コイル１１をクレーントン
グなとで運搬する際に内巻部を用傷したり、次工程の巻
戻機のリールに挿入する際にたれｌｌａが引掛ったりす
る問題が起きる。

従来、この問題の対策として、■コイルを巻取機から抜
出した後に仮止めする手段（例えば、実開昭６０−１８
１２１０号公報、同６１−９１２０号公報、同６１−９
１２１号公報、特開昭５９−１３５１５号公報参照）、
■コイルを巻取機で巻取る際に、巻取りリール上におい
て内奏部とその外側に巻かれた金属ストリップとを仮付
溶接する手段（特公昭５３−１６３８３号公報参照）、
■巻取機のリールにスリーブを嵌着させておいて金属ス
トリップを巻取り、次工程でコイルを巻戻した後にスリ
ーブを回収する手段等があった。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記のの対策はコイルを巻取機から抜出してか
ら処理しなければならないので時間がかかる上に、実開
昭６０−１８１２１０号公報及び特公昭５９１３５１５
号公報の手段はスクラップが発生し、実開昭６０−１８
１２１０号公報、同６１−９１２０号公報、同６１−９
１２１号公報は人手を要し作業能率が悪い欠点があった
。また、上記■の対策もコイル内巻部を仮溶接するので
スクラップが発生する欠点があった。

更に、上記■の対策はスリーブの装着３回収作業が増加
し手間がかかる欠点があった。

本発明は、上記の問題を解決した金属ストリップコイル
の仮止め方法を提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉 第１の発明は、金属ストリップの先端部でかつコイルに
巻取られる際の外巻面に両面接着テープを貼付け、巻取
機において前記両面接着テープをその外層に巻取られる
金属ストリップに接着することにより、金属ストリップ
コイルの内奏部のたれを防止することを特徴とする金属
ストリップコイルの仮止め方法である。

第２の発明は、金属ストリップの先端から巻取機のリー
ルの外周長に等しい距離をおいた位置でかつコイルに巻
取られる際の内奏部に両面接着テープを貼付け、巻取機
において前記両面接着テープをその内層に巻取られる金
属ストリップに接着することにより、金属ストリップコ
イルの内奏部のたれを防止することを特徴とする金属ス
トリップコイルの仮止め方法である。

第３の発明は、ベルトラッパのベルト支持アームの先端
に、配設した、両面テープ貼付ロールを有する両面テー
プ貼付装置と、前記両面テープ貼付ロールに両面テープ
を供給する両面テープ供給装置とからなることを特徴と
する金属ストリップの仮止め装置である。

〈作　用〉 先ず、第１の発明の詳細な説明する。金属ストリップの
先端部でかつコイルに巻取られる際の外巻面に、例えば
両面接着テープ貼付ロールにより、両面接着テープ（以
下両面テープと呼ぶ）を貼付け、巻取機において、両面
テープをその外層に巻取られる金属ストリップの内奏部
に接着することにより、金属ストリップの最内巻部の先
端部は両面テープを介して２Ｓ目の金属ストリップの内
奏部に接合する。これにより金属ストリップコイルの内
奏部のたれを防止することができる。

次に、第２の発明の詳細な説明する。金属ストリップの
先端から巻取機のリールの外周長に等しい距離をおいた
位置でかつコイルに巻取られる際の内奏部に、例えば両
面テープ貼付ロールにより、両面テープを貼付け、巻取
機において、両面テープをその内層に１巻だけ巻取られ
た金属ストリップの外巻面に接着することにより、金属
ストリップの最内巻部の先端部と２１目の金属ストリッ
プは、両面テープを介して接合する。これにより金属ス
トリップコイルの内奏部のたれを防止することができる
。

次に、第３の装置の発明の詳細な説明する。

ベルトラッパのアームの先端に配設した両面テープ貼付
ロールの外周面上に両面テープを、金属ストリップの先
端部でかつコイルに巻取られる際の外巻面又は、金属ス
トリップの先端から巻取機のリールの外周長に等しい距
離をおいた位置でかつコイルに巻取られる際の内奏部に
貼付け、巻取機において金属ストリップを巻取れば、金
属ストリップの最内巻部の先端部は両面テープを介して
２Ｓ目の金属ストリップに接合する。これにより金属ス
トリップコイルの内巻部のたれを防止することができる
。

本発明の装置は、両面テープ貼付装置をベルトラッパの
ベルト支持アームの先端に配設したので、両面テープ貼
付装置のために大きなスペースを必要としない、また、
ベルトラッパの前方で金属ストリップに両面テープを貼
付けする場合には、両面テープを金属ストリップに貼付
けした所からリールの間において、金属ストリップ上の
両面テープが接触するピンチロールやベルトラッパのベ
ルトに両面テープが接触しないように、ピンチロールや
ベルトに逃げ部を設ける必要があるが、本発明の装置は
両面テープ貼付ロールをベルトラッパのベルト支持アー
ムの先端に配設しであるので、このような逃げ部を設け
る必要はない。

〈実施例〉 先ず、第１の金属ストリップの仮止め方法の発明及び第
３の金属ストリップの仮止め装置の発明の一実施例を図
面に基づいて説明する。

第１図において、ｌは金属ストリップ、２は金属ストリ
ップ１を巻取る巻取機のリールである。

３は通常のベルトラッパであり、実線は金属ストリップ
Ｉの巻取り位置にある状態を示し、二点鎖線は待機位置
にある状態を示す、３ａはベルトラッパ３の本体部であ
り、３ｂはベルトである。

３ｃはベルト支持アームであり、本体部３ａに回動自在
に取付けられている。

そして、金属ストリップ１の巻取りを行う際に、ベルト
ラッパ３は待機位置から引出され、ベルト支持アーム３
ｃを回動してベルト３ｂで金属ストリップ１をリール２
に押付けることにより、金属ストリップｌに張力が付与
され金属ストリップ１はリール２に巻取られる。

次に、４はベルト支持アーム３ｃの先端に配設した両面
テープ貼付装置である。５は両面テープ貼付ロール、６
は両面テープ貼付ロール５を金属ストリップ１に押付け
る働きをする貼付ロール押付は用シリンダである。

７はベルトラッパ３の待機位置において、両面テープ貼
付装置４に対して出入自在に配設した両面テープ供給装
置である。８は両面テープであり、第２図のように、適
当な間隔をおいて複数枚、摩擦係数の小さいベルトａ台
紙９上に貼付けされている６台紙９はローラ１０ａに巻
付けられており、ローラ１０ｂを経て、ローラ１０ｃで
巻取られるようになっている。

しかして、先ずベルトラッパ３の待機位置において、予
め、両面テープ供給装置７から両面テープ貼付装置４の
両面テープ貼付ロール５に両面テープ８を供給しておく
、これには、両面テープ供給装置７を両面テープ貼付装
置４側に移動し、ローラ１０ｃで台紙９を巻取り、台紙
９上の両面テープ８を両面テープ貼付ロール５の外周面
上に貼付は移転する。

そして、ベルトラッパ３を待機位置から巻取り位置に引
出し、金属ストリップ１の先端部がベルトラッパ３にガ
イドされながらリール２に巻取られる際に、金属ストリ
ップ１が通過するタイミングで貼付ロール押付は用シリ
ンダを作動して、両面テープ貼付ロール５を金属ス）　
＋７ツプｌの先端部でかつコイルに巻取られる際の外巻
面に押付ける。金属ストリップ１の先端に押付けられて
、両面テープ貼付ロール５は回転し、両面テープ貼付ロ
ール５の外周面上の両面テープ８は、金属ストリップｌ
の先端に貼付けされる。

従って、この金属ストリップ１をリール２によって巻取
ると、両面テープ８は、その外層に巻取られる後続金属
ストリップ１に接着する。これによって、巻取られた金
属ストリップｌのコイルをリール２から抜出した際に、
コイルの内径部のたれを防止することができる。

本発明の装置は、両面テープ貼付装置４をベルトラッパ
３のベルト支持アーム３Ｃの先端に配設したので、両面
テープ貼付装置のために大きなスペースを必要としない
、また、ベルトラッパ３の前方で金属ストリップ１の両
面テープ８を貼付けする場合には、両面テープ８を金属
ストリップｌに貼付けした所からリール２の間において
、金属ストリップ１上の両面テープ８が接触するピンチ
ロール（図示せず）やベルトラッパ３のベルト３ｂに両
面テープ８が接触しないように、ピンチロールやベル）
３ｂに逃げ部を設ける必要があるが、本発明の装置は両
面テープ貼付ロール５をベルトラッパ３のベルト支持ア
ーム３ｃの先端に配設しであるので、このような逃げ部
を設ける必要はない。

次に、第２の金属ストリップの仮止め方法の発明の一実
施例を図面に基づいて説明する。

第２の発明では、第３図に示すように、金属ストリップ
１の先端から巻取機のり−ル２の外周長に等しい距離を
おいた位置でかつコイルに巻取られる際の内奏面に、両
面テープ８を貼付け、巻取機において、両面テープ８を
その内層に１＠だけ巻取られた金属ストリップ１の外巻
面に接着することにより、金属ストリップ１の最内脊部
の先端部と２巻目の金属ストリップ１は、両面テープ８
を介して接合する。これにより金属ストリップコイルの
内置部のたれを防止することができる。

第２の発明に使用する両面テープ８は、第１の発明と同
様、第２の発明のように、適当な間隔をおいて複数枚、
摩擦係数の小さいベルト状台紙９上に貼付けされている
。

第４図は、第２の発明に使用する装置の一例を示した側
面図である。

第４図において、１２はフレームであり、金属ストリッ
プｌに対して一定角度で押付けられるようなガイド（図
示せず）に取付けられている。

１３は、両面テープ８が貼付された台紙９をコイル状に
巻かれた供給リールである。供給リール１３は軸１４に
よりフレーム１２に取付けである。

１５は、軸１６によりフレーム１２に回転自在に取付け
られた両面テープ貼付ロールである。

■７ば、両面テープ８を金属ストリップ１に接着した後
の台紙９を巻取る台紙巻取リールである。

台紙巻増リール１７は軸１日によりフレーム１２に取付
けられている。

供給リール１３にコイル状に巻かれた台紙９は、両面テ
ープ貼付ロール１５を経由して、台紙巻取リール１７に
巻取られる。

１９は、両面テープ貼付ロール１５を金属ストリップｌ
に押付けて、両面テープ貼付ロール１５上の両面テープ
８を、金属ストリップｌがコイル状に巻取られる際の内
奏面に接着するための貼付ロール押付は用シリンダであ
る。貼付ロール押付は用シリンダ１９は、ビン２０を介
してフレーム１２に取付けである。

なお、軸１４には、供給リール１３が自由に回転して台
紙９が送り出されないように、、ブレーキ（図示せず）
を設けである。

また、軸１日には、金属ストリップ１の搬送速度と同期
して回転し、両面テープ貼付ロール１５で両面テープを
金属ストリップｌに貼付けるときの台紙８のたるみをと
るために、駆動モータ（図示せず）を設けである。

これらの装置は、巻取装置の近くのベルトフラッパー等
金属ストリップ１の巻付けを助ける装置に取付ける。

しかして、金属ストリップ１の先端が通過して巻取機の
リール又はゴムスリーブの外周長分送られたタイミング
で、貼付ロール押付は用シリンダ１９により、フレーム
１２を介して、両面テープ貼付ロール１５を金属ストリ
ップ１に押付けると、両面テープ貼付ロール１５は金属
ストリップｌに従って回転する０台紙９は、両面テープ
貼付ロール１５と金属ストリップ１の間に位置するので
、台紙巻取り−ル１７側に送られ、台紙９上の両面テー
プ８は、台紙９上からはがれて金属ストリップｌに接着
する。

なお、両面テープ８がｌピッチ送られたことは、エンコ
ーダーや光学的なセンサーで検出し、貼付ロール押付は
用シリンダ１９を膜方向に動かす。

また、台紙９は、前記のように、供給リール１３と台紙
巻取リール１７０間で張られた状態に保たれる。

金属ストリップ１に接着された両面テープ８は、そのま
ま金属ストリップ１と共に巻取機のリールに巻かれ、両
面テープ８のもう一方の面が金属ストリップｌの先端外
周部に接着されて固定される。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明の装置によれば、うインを停
止する必要がなく、人手が不要であり、スクラップの発
生がなく、安定して金属ストリップコイルの内径部のた
れを防止することができる。

また、両面テープ貼付装置をベルトラッパのベルト支持
アームの先端に配設したので、両面テープ貼付装置のた
めに大きなスペースを必要とせず、またピンチロールや
ベルトラッパのベルトに両面テープの逃げ部を設ける必
要がなく実用上極めて優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１及び第３の発明の一実施例を示す側面図で
ある。第２図は本発明に使用する両面接着テープの一例
を示し、第２図（１）は平面図、第２図（２）は側面図
である。第３図は第２の発明による両面接着テープの貼
付状態を示す説明図である。 第４図は第２の発明の一実施例を示す側面図である。第
５図は金属ストリップコイルの内置部のたれの状態を示
す説明図である。 １・・・金属ストリップ、 ２・・・巻取機のリール、 ３・・・ベルトラッパ、 ３ａ・・・本体部、 ３ｂ・・・ベルト、 ３ｃ・・・ベルト支持アーム、 ４・・・両面テープ貼付装置、 ５・・・両面テープ貼付ロール、 ６・・・貼付ロール押付は用シリンダ、７・・・両面テ
ープ供給装置、 ８・・・両面テープ、 ９・・・台紙、 １０ａ、１０ｂ１１０ｃ・・・ローラ、１２・・・フレ
ーム、 Ｉ３・・・供給リール、 Ｉ４、】６、ＩＢ・・・軸、 １５・・・両面テープ貼付ロール、 １７・・・台紙巻取リール、 １９・・・貼付ロール押付は用シリンダ、２０・・・ビ
ン。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属ストリップの先端部でかつコイルに巻取られ
   る際の外巻面に両面接着テープを貼付け、巻取機におい
   て前記両面接着テープをその外層に巻取られる金属スト
   リップに接着することにより、金属ストリップコイルの
   内巻部のたれを防止することを特徴とする金属ストリッ
   プコイルの仮止め方法。
2. （２）金属ストリップの先端から巻取機のリールの外周
   長に等しい距離をおいた位置でかつコイルに巻取られる
   際の内巻面に両面接着テープを貼付け、巻取機において
   前記両面接着テープをその内層に巻取られる金属ストリ
   ップに接着することにより、金属ストリップコイルの内
   巻部のたれを防止することを特徴とする金属ストリップ
   コイルの仮止め方法。
3. （３）ベルトラッパのベルト支持アームの先端に、配設
   した、両面テープ貼付ロールを有する両面テープ貼付装
   置と、前記両面テープ貼付ロールに両面テープを供給す
   る両面テープ供給装置とからなることを特徴とする金属
   ストリップの仮止め装置。