JP3338989B2 - 粘着剤塗布シートの巻取り方法及び装置 - Google Patents

粘着剤塗布シートの巻取り方法及び装置

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JP3338989B2 JP2000055379A JP2000055379A JP3338989B2 JP 3338989 B2 JP3338989 B2 JP 3338989B2 JP 2000055379 A JP2000055379 A JP 2000055379A JP 2000055379 A JP2000055379 A JP 2000055379A JP 3338989 B2 JP3338989 B2 JP 3338989B2
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core tube
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adhesive
turret
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實 上山
利明 三好
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Fuji Tekko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は粘着剤を一面に塗布
したシートを粘着面を表面側として巻芯管に巻取る巻取
り方法の改良ならびに該巻取り方法に使用する巻取装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】粘着剤を一面に塗布したシートを粘着面
を表面側にして巻芯管等に巻取ったロールはカーペット
等のゴミを取る粘着ロール等として日常、広く用いられ
ているが、従来、この種のロールの巻取りは図４、図５
に示す如く連続的に送られてくる上記シート又はフィル
ムＦをその粘着面Ｆ１を表面側としてタッチローラ１１
を介しターレット盤Ｔの巻芯管Ｃに巻取っており、満巻
ロールＲから新巻芯管Ｃ １に巻替える場合には新巻芯管
Ｃ１にホットメルトあるいは両面粘着テープなどの粘着
処理を予め施し、満巻ロールＲと新巻芯管Ｃ１の間で切
断刃１２により切断したシートの先端をその粘着を利用
して新巻芯管Ｃ１に巻付けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記粘着剤を
塗布したシートは巻取り時、その粘着面が巻芯管に対し
外面側にあり、裏面側には離型処理がなされているた
め、新巻芯管に粘着処理を施しても接着が悪く、良好な
接着ができない問題があった。
【０００４】本発明は上述の如き実状に対処し、特にシ
ート粘着面の利用を見出すことにより、新巻芯管にホッ
トメルトや両面粘着テープなどの粘着処理を必要とする
ことなく、切断したシートの先端の接着を良好ならし
め、該シートの連続巻取りの作業性を向上せしめること
を目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の特徴は、上記粘着剤を塗布したシートの巻取
りにおいて、連続的に送られてくるシートを一定の長さ
巻取った満巻ロールより新巻芯管に巻替えるにあたり、
移行した満巻ロールと巻取位置の新巻芯管の間でシート
を切断すると共に、この切断したシートの粘着面先端を
シートの流れ方向のまま新巻芯管表面に押し当て貼り付
けた後、新巻芯管をシートの流れ方向と逆方向に回転さ
せて貼り付け後のシートを粘着面を表面として新巻芯管
に巻取ることにある。
【０００６】請求項２に係る発明は上記巻取りに用いる
巻取装置であり、ターレット型巻取機において、ターレ
ット盤の回転方向と巻芯管の回転方向を互いに逆の方向
とし、かつガイドローラと移行した満巻ロールとの間で
シート粘着面が巻取位置の新巻芯管に接する如く構成す
ると共に、満巻ロール移行位置と、巻取位置との間に出
入り自在にシート切断刃を設けた構成を特徴とする。な
お、シート切断時、送られてくるシートは新巻芯管がシ
ートの流れ方向に対し逆方向に回転しているため、一
瞬、シートがたるむ現象を起こすので新巻芯管に近接し
た２個のガイドローラの間にダンシングローラを設けて
上記たるみを吸収せしめることが効果的である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の特徴は、上記粘着剤を一面に塗布したシート
の巻取りにおいて、連続的に送られてくるシートを一定
の長さ巻取った満巻ロールより新巻芯管に巻替えるにあ
たり、ターレット盤の回転方向と巻芯管の回転方向を逆
方向として回転させ、ターレット盤の回転により移行し
た満巻ロールと巻取位置の前記ターレット盤と逆方向に
回転する新巻芯管の間でシートを切断すると共に、この
切断したシートの粘着面先端をシートの流れ方向のまま
上記逆方向に回転する新巻芯管表面に押し当て貼り付
け、押し当てたシートを逆方向に回転する上記新巻芯管
の回転により折り返して、その後のシートを粘着面を表
面として新巻芯管に巻取ることにある。
【０００８】また、巻き付け時、シートの先端がシート
の流れ方向であるのに対し、新巻芯管は逆方向に回転す
るため、一瞬、シートにたるみを生ずるが、新巻芯管直
前のダンサーローラにより、該たるみは吸収され、従っ
てシートをたるますことなく新巻芯管に巻取ることを可
能とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、更に本発明の具体的態様を
添付図面に示す実施例装置にもとづいて説明する。図１
は本発明に係る巻取装置の要部を示す概要図であり、図
２はシートの切断時、図３はシート切断後、新巻芯管へ
の巻付け時の態様を示す。
【００１０】本発明巻取装置は図１に示すように前工程
より連続して送られてくる、一面に粘着剤を塗布したシ
ートＦを粘着面Ｆ１を表面にしてガイドローラ１，３を
経てターレット盤Ｔに配設した巻芯管Ｃに巻取るもので
あり、巻芯管Ｃは順次、供給部５を通じてターレット盤
Ｔの所定の位置に供給するようになっており、巻取位置
と満巻ロールＲの移行位置との間に出し入れ自在で、そ
の間のシートを切断するシート切断刃４が設けられてい
る。そして、満巻ロールＲは順次、ターレット盤Ｔの回
動により移行されて所定の放出位置において適時、受台
上に放出され、次の工程に送られる。
【００１１】しかして、上記の巻取装置において、本発
明では巻芯管Ｃの回転方向、即ち、巻取り方向は図示例
では右廻りであり、ターレット盤Ｔの左廻り回転方向に
対し逆方向となっていると共に、２つのガイドローラ
１，３の間には揺動可能にダンサーローラ２が設けら
れ、第１のガイドローラ１を経たシートをダンサーロー
ラ２に掛架して第２のガイドローラ３に送り込むことに
より、両ガイドローラ１，３間のシートのたるみを吸収
し得るようになっている。
【００１２】特に上記巻芯管Ｃの回転方向と、ターレッ
ト盤Ｔの回転方向が逆方向であることは本発明の必須の
要件であり、また、第２のガイドローラ３を経て送られ
てくるシートが第２のガイドローラ３と、満巻されて次
の位置に移行した満巻ロールＲとの間で巻取位置に回動
して来た新巻芯管Ｃ１の表面に接触し、新巻芯管Ｃ１と
満巻ロールＲとの間でシート切断刃４によりシートを切
断したとき、満巻ロールＲに巻取られているシートの終
端を満巻ロールＲに巻き付かせる一方、切断されたシー
トの先端粘着面を新巻芯管Ｃ１に押し当て貼り付けるこ
とも重要な要件である。
【００１３】かくて上記の要件の結合により本発明の巻
取機において、切断されたシートＦの先端は粘着面Ｆ１
が一部新巻芯管Ｃ１に貼り付けられ、該新巻芯管の反対
方向への回転によって上記貼り付けされた一部の以後の
シートは折り返されて粘着面Ｆ１を表面として新巻芯管
Ｃ１に巻取られてゆく。以上のようにして本発明の方式
はシート表面に塗布された粘着面を利用して新巻芯管に
巻き付けることができ、従来方式の如く新巻芯管表面に
別途の粘着処理を施す必要はなくなる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、送られて
くるシートの粘着面を回転する新巻芯管の表面に押し当
て、新巻芯管と満巻ロール間のシートを切断して新巻芯
管に粘着面を表面として巻取るものであり、シートの切
断巻替え時、送られてくるシートはシートの流れ方向に
対し逆方向に回転する新巻芯管に巻取られるため、一部
が貼り付いた後、シートは折り返されて粘着面を表面に
容易に巻取ることができ、従来の粘着剤塗布シートの巻
替えのように別途、新巻芯管に粘着処理を施す必要がな
く、しかも離型処理面に対する接着と異なり、接着も極
めて確実で品質の安定した粘着シートのロールを効率よ
く得ることができる顕著な効果を有している。
【００１５】また、巻付け時、シートの先端がシートの
流れ方向に対し逆方向に回転する新巻芯管に巻き付けら
れるため、一瞬、シートがたるむが、巻取り直前に設け
たダンサーローラにより容易に吸収することができ、シ
ートをたるますことなく新巻芯管に巻き付かせる効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明における巻取装置の要部構成を示す概要
図である。
【図２】上記装置におけるシート切断時の状態説明図で
ある。
【図３】上記装置のシート切断後、新巻芯管に巻き付け
る状態を示す説明図である。
【図４】従来の巻取装置の要部を示す概要図である。
【図５】上記従来の装置の巻替え時の状態説明図であ
る。
【符号の説明】
Ｔ ターレット盤 Ｆ シート Ｆ１ シートの粘着面 Ｃ 巻芯管 Ｃ１ 新巻芯管 １，３ ガイドローラ ２ ダンサーローラ ４ シート切断刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65H 19/28 B65H 19/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】粘着剤を一面に塗布したシートを粘着面を
    表面側としてターレット巻取機の巻芯管に巻取る巻取り
    において、連続的に送られてくる前記シートを一定の長
    さ巻取った満巻ロールより新巻芯管に巻替えるにあた
    り、ターレット盤の回転方向と巻芯管の回転方向を逆方
    向として回転させ、ターレット盤の回転により移行した
    満巻ロールと巻取位置の逆方向に回転する新巻芯管の間
    でシートを切断し、この切断したシーとの粘着面先端を
    シートの流れ方向のまま上記逆方向に回転する新巻芯管
    表面に押し当て貼り付けると共に、押し当てたシートを
    逆方向に回転する上記新巻芯の回転により折り返して、
    その後のシートを粘着面を表面として新巻芯管に巻取る
    ことを特徴とする粘着剤塗布シートの巻取り方法。
  2. 【請求項２】粘着剤を一面に塗布したシートを粘着面に
    表面側としてガイドローラを経て巻芯管に巻取るターレ
    ット型巻取機において、ターレット盤の回転方向と巻芯
    管の回転方向を互いに逆方向とし、かつ、ガイドローラ
    と移行した満巻ロールとの間でシート粘着面が巻取位置
    の新巻芯管に接する如く構成すると共に、移行した満巻
    ロール位置と、巻取位置との間に出入り自在にシート切
    断刃を設けたことを特徴とする粘着剤塗布シーとの巻取
    装置。
  3. 【請求項３】ガイドローラが少なくとも２個であり、タ
    ーレット盤に近接した２個のガイドローラの間にダンサ
    ーローラを設けた請求項２記載の粘着剤塗布シートの巻
    取装置。
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