JP2510387Y2 - 間紙コイルの両面テ―プ貼付け装置 - Google Patents

間紙コイルの両面テ―プ貼付け装置

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JP2510387Y2
JP2510387Y2 JP8325890U JP8325890U JP2510387Y2 JP 2510387 Y2 JP2510387 Y2 JP 2510387Y2 JP 8325890 U JP8325890 U JP 8325890U JP 8325890 U JP8325890 U JP 8325890U JP 2510387 Y2 JP2510387 Y2 JP 2510387Y2
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double
tape
roll
coil
sticking
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JP8325890U
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央 松岡
進 門野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は層間に間紙を巻込んだ金属帯板(以下ストリ
ップと称す)コイルの巻戻しの際に間紙の巻取りを開始
する紙管や、前記コイルを巻取るときに供給する間紙の
接続部に両面テープを貼付ける装置に関する。
〈従来の技術〉 表面粗さが小さくて光沢を有する等の、表面性状の良
好なストリップをコイル状に巻取るとき、その表面にす
り傷等が発生しないように、間紙コイルを巻戻してスト
リップコイルの層間に供給している。また、上記ストリ
ップコイルを各種加工のために巻戻すときは、その間紙
を紙管に巻取って処理している。
第5図は前記間紙の巻取を開始するときに、その先端
部を巻取りの芯になる紙管に貼付けるために、両面テー
プを紙管に貼付ける装置の概念を示す側面図であり、第
6図は第5図の要部を示す平面図である。
上図において、54は両面粘着テープリール、55はバッ
クテンションロール、56は貼付けロール、57はデフレク
タロール、58はセパレートテープ巻取りリールであり、
上部フレーム53にそれぞれ軸着されている。
両面粘着テープリール54には回転を制限するブレーキ
59が装着されている。バックテンションロール55、貼付
けロール56及びデフレクタロール57はギア61によって互
いに連結され、セパレートテープ巻取りリール58はプー
リ62,63及びベルト64によってデフレクタロール57に連
結されている。
上部フレーム53は下部フレーム65にエアシリンダ66に
よって回動するように枢着されている。下部フレーム65
はガイドバー71に摺動自在に嵌装され、ギアドモータ73
によって回転するチェーン72に連結されている。80は間
紙巻取り機、90は押えロールである。
ストリップコイルの巻戻しに先立ち、紙管Cを間紙巻
取り機80にセットし、市販の両面粘着テープコイルTを
両面粘着テープリール54にセットする。
次いで、両面粘着テープT1とセパレートテープT2とを
バックテンションロール55及び貼付けロール56の下方を
通し、紙管Cの端部に貼付けてセパレートテープT2を剥
がし、デフレクタロール57を通してその先端をセパレー
トテープ巻取りリール58に巻付ける。
次いで、上部フレーム53をエアシリンダ66によって下
方へ回動し、両面粘着テープT1及びセパレートテープT2
を貼付けロール56によって紙管Cに押付け、チェーン72
をギアドモータ73によって回転し、下部フレーム65及び
上部フレーム53を図中左方に移動して貼付けロール56を
回転及び移動させ、他のロール55,57及びリール54,58も
回転する。
貼付けロール56が紙管Cの左端まで移動すると、第5
図に2点鎖線で示すように、上部フレーム53を上方へ回
動して貼付けロール56を持上げることにより、両面テー
プT1を引きちぎる。次いで、上下フレーム53,65をさら
に図中左方へ移動して待避させ図示しないストリップコ
イルの巻戻しによって繰り出される間紙の先端部を紙管
Cの上方に送給し、押えロール90を下降して両面テープ
T1に押しつけて接着し、間紙巻取り機80によって巻取
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来の装置では、貼付けロール56とセパレートテープ
巻取りリール58とは、ギア61及びベルト64で連結され、
両者は常時同一の減速比で回転する。
このため、セパレートテープT2の巻取りが進行してそ
の径が大きくなるに従ってその周速、すなわちテープ
T1,T2の進行速度が上昇し、セパレートテープT2が破断
しやすくなるという問題点があった。
〈課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するための、本考案による両面テープ
貼付け装置の構成は、両面粘着テープを間紙コイルの間
紙巻取り用の芯管または巻戻しのため待機している間紙
コイルの先行間紙との接続部に押圧して貼り付ける貼付
けロールと、この貼付けロールと駆動系によって連結さ
れたセパレートテープ巻取りリールとを具備した両面テ
ープ貼付け装置において、前記貼付けロールとセパレー
トテープ巻取りリールとを連結する駆動系にトルク制限
継手を設けて成ることを特徴とする。
〈作用〉 前記構成によれば、両面粘着テープコイルから巻戻し
た両面粘着テープとセパレートテープとを貼付けロール
によって芯管または間紙コイルに押圧し、セパレートテ
ープを剥がしてセパレートテープ巻取りリールによって
巻取り、貼付けロールを間紙の幅方向に移動しながら両
面粘着テープを芯管または間紙コイルに貼付けると、こ
の両面粘着テープのみを切断し、次の貼付けに備える。
セパレートテープ巻取りリールの巻取り速度が貼付け
ロール部での貼付速度よりも大きくなると、セパレート
テープに張力が発生して貼付けロールとセパレートテー
プ巻取りリールとを連結する駆動系のトルクが大きくな
るが、トルク制限継手によってこのトルクを設定値以下
に減少させてセパレートテープの張力を軽減し、その破
断を防止する。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例を図面によって具体的に説明す
る。なお、従来技術の装置と同一の部材には同一の符号
を付し、重複する説明を省略する。
第1図は本考案の第1実施例としての、間紙巻取り装
置に用いた両面粘着テープ貼付装置の要部を示す平面
図、第2図は第1図のII-II断面図である。
上図において、1はトルク制限継手としての、市販の
パウダクラッチであり、プーリ63とセパレートテープ巻
取りリール58の駆動軸間に介装されている。
両面粘着テープT1を紙管Cへ貼付けるに際し、予めパ
ウダクラッチ1の上限トルクを設定しておく。
両面粘着テープリール54に装填した両面粘着テープコ
イルTから開端した両面粘着テープT1を、貼付けロール
56によってセパレートテープT2を介して紙管Cに押圧
し、セパレートテープT2を剥がしてセパレートテープ巻
取りリール58によって巻取り、チェーン72をモータ73に
よって回転して(第5図参照)上下フレーム53,65を図
中左方に走行させると、貼付けロール56、他のロール5
5,57及びリール54,58が回転しながら図中左方へ移動し
て両面粘着テープT1を紙管Cに貼付け、この貼付けが完
了すると、上下フレーム53,65を図中左方に走行させな
がら上部フレーム53をエアシリンダ66によって上方へ回
動して貼付けロール56を持上げることにより、貼付けロ
ール56は回転を中止し、モータ73による上下フレーム5
3,65の走行力で両面粘着テープT1が引きちぎれる。
セパレートテープ巻取りリール58の巻取り開始時の巻
取り速度は貼付けロール56での貼付け速度よりも僅かに
速くしてセパレートテープT2に巻取りの最初から張力が
作用するようになっていて、この張力によってセパレー
トテープ巻取りリール58の軸のトルクがパウダクラッチ
1に設定した上限トルクを超えると、パウダクラッチ1
が滑り、セパレートテープT2の張力を許容値以下に制限
してその破断を防止する。
上述した両面粘着テープ貼付け装置は、第3図及び第
4図に示すような2リール式の間紙アンワインダ10の各
々のリール12,13によって巻戻す、先行間紙コイルP1
後続間紙コイルP2を自動的に接続する両面粘着テープT
の貼付けにも使用することができる。
この間紙アンワインダ10を概略説明すると、第3図に
示すように、一方のリール12に装填した先行間紙コイル
P1の巻戻し中に、予め両面粘着テープ貼付け装置によっ
て、両面粘着テープT1を後続間紙コイルP2の開端部に沿
ってその幅方向に貼付け、この後続間紙コイルP2を他方
のリール13に装填する。
次いで、先行コイルP1を巻戻しながらドラム11を回転
して双方の間紙コイルP1,P2の位置を第4図に示すよう
に入替え、先行間紙コイルP1の巻戻しが終了すると、間
紙Pを押付けロール20によって後続間紙コイルP2の両面
粘着テープT1の上に押付けて接続し、カッタ30によって
間紙Pを切断すると、後続間紙コイルP2の開端部は、接
続した間紙に引張られ、開端部を仮止めした強度の低い
小さい粘着テープT0は引きちぎられる。
〈考案の効果〉 以上詳細に説明したように、本考案では、貼付けロー
ルとセパレートテープ巻取りリールとを連結する駆動系
にトルク制限継手を設けたことにより、セパレートテー
プの巻取りが進行してその周速が速くなり貼付けロール
の周速とに差異が発生し、セパレートテープに大きな張
力が作用しようとすると、前記駆動系に大きなトルクが
作用してトルク制限継手が滑るので、セパレートテープ
の張力を許容値以下に制限することができる。このた
め、セパレートテープの破断を未然に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る間紙巻取り装置に用い
た両面粘着テープ貼付け装置の要部を示す平面図、第2
図は第1図のII-II断面図である。 第3図は本考案の両面粘着テープ貼付け装置によって両
面粘着テープを貼付けた間紙コイルを巻戻す間紙アンワ
インダの作用を示す側面図、第4図は第3図の作用によ
る変化を示す側面図である。 また、第5図は従来の両面粘着テープ貼付け装置を間紙
巻取り装置に用いた正面図、第6図は第5図の要部を示
す平面図である。 また、図面中1はパウダクラッチ、54は両面粘着テープ
リール、53は上部フレーム、56は貼付けロール、58はセ
パレートテープ巻取りリール、61はギア、62,63はプー
リ、64はベルト、65は下部フレーム、Cは紙管、P1は先
行間紙コイル、P2は後続間紙コイル、T1は両面粘着テー
プ、T2はセパレートテープである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面粘着テープを間紙コイルの間紙巻取り
    用の芯管または巻戻しのため待機している間紙コイルの
    先行間紙との接続部に押圧して貼り付ける貼付けロール
    と、この貼付けロールと駆動系によって連結されたセパ
    レートテープ巻取りリールとを具備した両面テープ貼付
    け装置において、前記貼付けロールとセパレートテープ
    巻取りリールとを連結する駆動系にトルク制限継手を設
    けて成ることを特徴とする間紙コイルの両面テープ貼付
    け装置。
JP8325890U 1990-08-08 1990-08-08 間紙コイルの両面テ―プ貼付け装置 Expired - Lifetime JP2510387Y2 (ja)

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JPH0443410U JPH0443410U (ja) 1992-04-13
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