JPH04129962A - 巻取機における巻芯管への粘着テープ貼り付け方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は巻取機における巻芯管への粘着テープ貼り付け
方法ならびに装置に関し、特に、フィルム、紙布などの
ウェブ巻取機に付設して、新巻芯管に対し自動的に表裏
粘着面をもつ粘着テープを貼り付けるための粘着テープ
貼り付け方法ならびに装置に関するものである。

（従来の技術） ウェブ巻取機において第１巻取位置で所定長ウェブを巻
き上げた後、該満巻ロールを第２巻取位置へ移動し、空
席となった第１巻取位置へ新巻芯を供給し、ウェブの切
断、新巻芯管への巻付けが行われている。そして、上記
一連の巻替え作業を自動化した多くの自動巻取機が提供
されているが、該作業中、新巻芯管ヘラニブの切断端を
巻き付かせる手段としてあらかじめの新巻芯管に粘着テ
ープを貼り付けておき、該テープにウェブの切断端を貼
りイ＝Ｊかせる巻付方法が多用されている。

ところが、従来このような新巻芯管に対し粘着テープを
貼り付ｃノる作業は全く人手によってなされており、該
作業を自動化した装置は現在未だ提供されていない。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は上述の如き実状に対処し、特に従来の自動巻取
機の一部残存未自動化分野である上記新巻芯管への粘着
テープの貼り付け作業の具体的手段を提供することによ
り同分野を自動化し、もって一連の巻取作業の合理化、
省人化を計ることを目的とするものである。

（課題を解決するため手段） 即ち、上記目的に適合する本発明の特徴とするところは
、先ず第１は前記巻取機における巻芯管への粘着テープ
の基本的な貼り付け方法に係り、巻取機の新巻芯管供給
保持位置に近接して上下昇降可能かつ横方向移動可能に
粘着テープ貼り付け装置を配設し、巻取機への新巻芯管
の供給、保持に伴って前記粘着テープ貼り付け装置を作
動して該装置を新巻芯管に近づけると共に該巻芯管に沿
って横方向に移動させ、この移動と共に上記装置のテー
ピングローラを巻芯管上を当接回転させて該巻芯管上に
粘着テープを引出しっつ圧接貼付し、所定の貼り付け終
了後、前記粘着テープを切断することにある。

また、本発明は上記方法を実施するための装置の基本的
構成として、粘着テープロール装着部をを備え、かつ該
装着部より引き出された粘着テープを案内するガイドこ
ろと、ガイドころを通して案内された粘着テープを巻芯
管に圧接する回転可能なテーピングローラと切断装置と
を機枠に一体に備えた粘着テープ貼り付け装置本体を巻
取機の新巻芯管供給保持位置に対し近接して上下昇降可
能かつ保持された巻芯管に沿って横方向移動可能に設け
、特にそのガイドころ及びテーピングローラを離型処理
されたころ又はローラとなずと共に該装置本体を新巻芯
管供給保持信号に対して作動せしめる如くなした特徴と
する。

請求項３ないし６記載の各発明は上記装置を基本とし、
より具体的な構成に係るものである。ごのうち、請求項
３及び４記載の発明は粘着テープとして片面粘着テープ
を用いる場合であり、従って表裏共、粘着面とするため
には２つ折りを必要とし、前者はガイドころとテーピン
グローラの間に、粘着テープ走行方向に沿って順次、片
面粘着テープを２つ折りする２ツ折りガイド板と、更に
周面が離型処理されたガイドころとを設け、片面粘着テ
ープを前記２ツ折りガイド板によって表裏面共粘着面と
して２つ折りすると共に前記ガイドころによって２つ折
り粘着テープを送出して該２つ折り粘着テープを巻芯管
上に貼り付けることを特徴とし、一方、後者はより具体
的に２つ折りガイド板に続くガイドころの下流側に位置
して中央に離型処理された粘着テープ通過スリットを有
するテープガイドと、該テープガイド出口側で粘着テー
プを切断するカッタと、装置本体に回動中心を有し、そ
の先端が前記テーピングローラの巻芯管側周面に沿って
回動可能なアームと、該アー１、の先端に装着したテー
プニッパとを設り、前記ガイドころを経て送給された２
つ折り粘着テープをテープガイド出口側所定位置に突出
させ、前記テープニッパにより該突出した２つ折り粘着
テープの端部を挟持して前記アームの回動により前記テ
ーピングローラの巻芯管側周面の一部に供給して２つ折
り粘着テープの貼り付けを行う一方、前記カッタにより
前記テープガイド出口側所定位置で２つ折り粘着テープ
を切断する如くなしたことを特徴とする。

一方、請求項５及び６記載の発明は粘着テープとして両
面粘着テープの一面に剥離紙を積層してなる粘着テープ
の用いる場合であり、この場合には両面粘着テープと剥
離紙との分離を必要として、前者は前記基本的な装置の
構成において貼り付け装置本体のテーピングローラの下
流側に剥離紙巻取軸を設け、粘着テープロール装置部よ
り引き出される剥離紙と両面粘着テープとの積層体から
なる粘着テープを剥離紙と両面粘着テープに分離し、剥
離紙を前記剥離紙巻取軸に巻取りつつテーピングローラ
により両面粘着テープを巻芯管上に貼り付ける如くなし
ている。

また請求項６記載の発明は上記構成をより具体化し、前
記基本的なテーピングローラを回動アームを介して」１
下動可能に軸支すると共に、該テーピングローラを第１
のテーピングローラとしてその下流側に表面が離型処理
された第２のテーピングローラを設け、かつ前記第１の
テーピングローラの中心軸に更に回動アームを枢着し、
該回動アームの先端に第１及び第２のテーピングローラ
の間でかつ第１のテーピングローラに近接して粘着テー
プを切断可能にカッタを固着して第１及び第２のテーピ
ングローラが共に巻芯管に当接して両面粘着テープ貼り
付けを行う一方、第１のテーピングローラだけが上界し
、第１のテーピングローラと第２のテーピングローラと
の間の両面粘着テープを巻芯管に対して浮」二せしめ、
該浮」ニした両面粘着テープを前記カッタにより切断す
る如くなしている。

（作用） 上記本発明粘着テープ貼り付け方法及び装置によれば、
新巻芯管の所定位置への供給、保持と共］　Ｏ に粘着テープ貼り付け装置を自動的に上下方向横方向へ
作動させテーピングローラによって巻芯管上に粘着テー
プを圧接することができ、巻取機で一部、自動化が遅れ
ていた粘着テープの貼り付け作業を自動化し、巻取作業
工程の全自動化へ一歩前進させる。

しかも、請求項３及び４記載の装置によれば、片面粘着
テープを利用して２つ折りすることにより両面粘着テー
プ同様、−面を新巻芯管に貼り付け、他面を以後のウェ
ブなどの巻取時の巻始め切断端の貼り付けに供すること
を可能ならしめ、また請求項５及び６記載の装置によれ
ば剥離紙を積層した両面粘着テープを利用して剥離紙を
分離しつつ、新巻芯管上への両面テープの貼り付げを容
易ならしめる。

（実施例） 以下、さらに本発明の具体的なを添付図面を参照しつつ
説明する。

第１図、第２図は、本発明の１例として片面粘着テープ
を使用する粘着テープ貼り付け装置の概要側面図及び同
正面図であり、図において（７）は本発明粘着テープ貼
りイ」け装置の装置本体を示し、該装置本体（７）は巻
取機（図示せず）に供給され、保持される巻芯管（Ｃ）
に対して接離し、かつ横移動するように配設されている
。以下、第１図乃至第６図にもとづいてその詳細を説明
すると、巻取機の枠体（１）、　（１）間で巻芯管（Ｃ
１の上方に該管（Ｃ）と平行して横架されたステー（２
）上に固着されたレール（３）に係合して走行体（４）
が該レール（３）上を摺動可能に装着されていると共に
、該走行体（４）にエアーシンリダ（５）が固着され、
該エアーシンリダ（５）のピストンロソ白６）の先端に
前記装置本体（７）が固着されている。そしてステー（
２）の両端には鎖車（８）　、　（８）’が軸支され、
該鎖車間に巻掛張架されたチェーン（９）の中間に走行
体（４）が連結され、駆動モータ（Ｍ）の正逆転により
装置本体（７）が左右に走行移動させられるようになっ
ている。

装置本体（７）は、その詳細は第３図、第４図に示すよ
うに、機枠ＱＯ）　Ｊ：に片面粘着テープロール０υが
図示しないブラケットを介し装着されており、該片面粘
着テープロールａυの軸支部に適宜公知のブレーキ装置
が枢着されていて、粘着テープ０２）を引き出す時軽く
ブレーキがかかるようになっている。

そして引き出された粘着テープα２）は途中に設けられ
たガイドころＣ３）を通り下向きに走行経過が変えられ
、該テープの非粘着面が２ツ折りガイド板０４）に案内
されて第５図に示す如く粘着面を表側として２つ折りさ
れるようになっている。

第５図において（１０）’は粘着面、（１０）”は非粘
着面である。

２つ折りされ、テープ巾が原巾の２になった該テープは
表裏共に粘着面となり、その後に配置された周面に離型
処理（例えばシリンコンゴムコ−ティング）の施された
ガイドころＣ５）を経て進行するが、そこには同じく離
型処理された１組のピンチローラ（１６）　、　（１６
）′が設けられている。

ピンチローラはその一方のローラ０６）は、機枠００）
に固着されたピン０７）上に回転自在に装着され、該ピ
ンチローラ（１６）に対向する他方のピンチローラ（１
６）’は適宜圧接機構（図示例では回動レバと発條）に
より前記ピンチローラ（１６）に圧接されているので、
２つ折りされた前記粘着テープが該ピンチローラ（１６
）　、　（１６）’を通過する時には折り目がつけられ
る。

ピンチローラ（１６）　、　（１６）’を通過した粘着
テープは次に中央にテープ通過スリットを有する離型材
で成型されたテープガイド０８）のスリットを通りテー
ピングローラ０９）に至るが、テーピングローラ０９）
も同じく周面が離型処理されており、回転自在に昇降可
能な機枠０ωに枢着されている。

また、テーピングローラ０９）の上方には回動中心（２
８）を有するアーム（２１）の先端にテープニッパ（２
２）が固着され、適宜アクチュエータ（図示例はローク
リシリンダ（２２）’によりテープニッパ位置（２３）
とテープ引出位置（２４）間をテープニッパ（２２）が
回動させられるようになっている。

テープニッパ（２２）の構造は第８図に示す如く１対の
爪（２５）　、　（２５）′が設けられ、これがエアシ
リンダのピストンロンド（２６）によりそれぞれ回動中
心（２７）　、　（２７＞’を中心に回動させられ、そ
の開閉が行ねれるようになっている。

一方、前記ピンチローラ（１６）の回動中心のピン０７
）上には更に上記の外、カッタ（２８）の回動アーム（
２９）が装着され適宜アクチュエータ（図示例ではエア
シリンダ（２９）’　）で回動させられるようになって
いる。

以上は片面粘着テープロールを装着した粘着テープ貼り
付け装置を用いた場合の実施例であるが、次にこの装置
の作動について説明すると第１図。

第２図において、装置本体（７）の定常位置はエアーシ
リンダ（５）のピストンロンド（６）をシリンダ（５）
内に引き込み該装置本体（７）を満巻ロール（Ｒ）と干
渉を避けた位置（第１図、第２図において２点鎖線で示
された位置）とし、この位置でテープニッパ（２２）の
爪（２５）　、　（２５）’を開口した状態で第３図に
示すテープニッパ位置（２３）までテープニッパ（２２
）を回動させる。

この時の粘着テープの状態は、先行テープ貼り付け動作
終了後、カッタ（２８）により切断された状態（後述）
にあるが粘着テープの切断位置は、テ−プガイド（１日
）とテーピングローラ０９）間で且つ、テープガイド０
８）により接近した位置であり、その切断先端はテープ
ガイド０８）よりわずかに突出している。該突出テープ
先端を前述のテープニッパ位置（２３）にあるテープニ
ッパ（２２）の爪（２５）　、　（２５）′を閉口する
ことによりニップし、引き続きテープニッパ（２２）を
第３図におけるテープ引出位置（２４）まで回動させる
と、粘着テープロールＯＤが巻解され、粘着テープはテ
ープガイド０８）から引き出され、テーピングローラ（
Ｉ９）の周面の下側の一部に沿って通過する。この結果
粘着テープは、テープ引出位置（２４）に回動して来て
いるテープニッパ（２２）の爪（２５）　、　（２５）
’の位置までの間に展開される。

一方、巻取機においては巻替え作業が終了し、満巻ロー
ル（Ｒ）が機外へ撤去され、新巻芯管（Ｃ）が供給され
ると適宜信号が発信され、新巻芯管（Ｃ）への粘着テー
プ貼り付け動作が開始される。

まず、シリンダ（５）を作動させ装置本体（７）のテー
ピングローラ０９）を新巻芯管（ｃ）に接当させテープ
ニッパ（２２）の爪（２５）　、　（２５）’を開いた
後、第６図に示す走行駆動モータ（Ｍ）を起動し、テー
ピングローラＯｇ１を新巻芯管（Ｃ１に押し当てた状態
のまま装置本体（７）を第３図に示す矢印右方向へ移動
させる。装置本体（７）の移動により粘着テープロール
ＯＤから引き出され、２ツ折りされて表裏共に粘着面と
なった粘着テープは、装置本体（７）の移動に伴って新
巻芯管（Ｃ）上を回転しながら移動するテーピングロー
ラ０９）により、新巻芯管ｔｃ＋上にその裏面が貼り付
けられて行く。新巻芯管（Ｃ１上に貼り付けられた粘着
テープは２つ折りされており、その表側（新巻芯管（Ｃ
）に貼り付けられた側と反対側）も粘着面となっている
ので、巻取機において次回巻取りのため満巻ロール（Ｒ
）から切離されたウェブの切断先端は、該粘着面を介し
て容易に新巻芯管（Ｃ１に貼着される。

なお、粘着ロールＯＤから、周面を非粘着されたテーピ
ングローラ０９）に至る間に介在するガイドローラ０９
、ピンチローラ（１６）　、　（１６）’、テープガイ
ド０８）、およびテープニッパ（２２）の爪（２５）　
、　（２５）’の先端はすべて非粘着処理されていて、
粘着テープの通過や貼り付け時、何等支障を来さないよ
うになっている。

また、以上の粘着テープ自動貼り付け作動により新巻芯
管（Ｃ）上に貼り付けられた粘着テープは、第１１図（
イ）に示す如（直線貼りとなる。

そして、新巻芯管ｆｃｌのほぼ全長にわたり、装置本体
（７）を走行させ、粘着テープの貼り付けを終わると、
該装置本体（７）の走行を停め、カッタ（２８）の作動
により、テープガイドθのとテーピングロー５０９間で
、テープガイド０８）から粘着テープ引き出しのための
テープニッパ（２２）による掴み代だけ、粘着テープが
突出する如き位置で、粘着テープを切断し、引き続き第
１図の２点鎖線で示す位置までシリンダ（５）を作動さ
せて装置本体（７）を待避させると共に、走行駆動モー
タ（Ｍ）を逆転して該装置を元の位置まで復帰させ一連
の自動テープ貼り付け動作を完了する。

なお、上記一連の自動テープ貼り付けのための順序動作
を遂行するためには公知のシーケンス制御技術が適用さ
れている。

また、上述のテープ貼り付け装置の走行機構および昇降
機構は上記実施例に限定されるものでない事は勿論であ
る。

以上、片面粘着テープを巻芯管に貼り付けるための装置
の説明について述べたが、次に両面粘着テープを巻芯管
に貼り付けるための貼り付け装置について説明すると、
第９図は両面粘着テープ貼り付け装置の１例を示す要部
側面図であり、両面粘着テープロール（１０１）が昇降
機枠（１０２）の上に装着されている。両面粘着テープ
ロール（１０１，）　　は第１０図に示す如く両面粘着
テープ（１０１）’が該テープと同−巾の離型紙（１０
１）”に貼り付けられて巻かれ、テープロール（１０１
）を形成しているものである。

なおここで、両面粘着テープ貼り付け装置において装置
本体を巻芯管ｆｃｌに接離させるための該装置昇降機構
および巻芯管（Ｃ）上を走行させるための該装置の走行
機構は、片面粘着テープのときと殆ど同様であり、装置
本体（７）′が第９図に示す両面粘着テープ貼り付け装
置用のそれに変えられる。

即ち、第９図に於いて両面粘着ロール（１０１）は、昇
降機枠（１０２）に枢着され適宜巻出しブレーキ付与機
構を有する巻出軸（１０３）に装着される。（１０４）
は該ローラ（１０１）から引き出されたテープ（即ち離
型紙と両面１１１着テープとの積層体であるテープ）　
、（１０５）は機枠（１０２）に回転自在に軸支された
ガイドころ、（１０７）　はガイドころ（１０５）の回
転中心（１０６）を回動中心とする回動アームを夫々示
し、該回動アーム（１０７）の先端に、第１テーピング
ローラ（１０８）が軸支されている。また（１１０）は
該ローラ（１０８）の回転中心（１０９）を回動中心と
して回動するカッタを示している。回動アーム（１０７
）およびカッタ（１１，０）は公知のアクチュエータで
回動操縦される（例えばエアシリンダ等）が、図示は省
略しである。

一方、第１テーピングローラ（１０８）のテープ引出し
下流側に周面を離型処理した第２テーピングローラ（１
１１）が巻芯管（Ｃ）に接当した時の接圧を付与するた
めの圧接装置（図示例ではスプリング）を介して機枠（
１０２）に枢着されている。

また、該ローラ（１１１）の上方には離型紙巻取軸（１
１２）が機枠（１０２）に枢着され、図示しない巻取駆
動源に連結されている。なお、該巻取軸（１１２）と第
１テーピングローラ（１０８）の中間位置に回転自在に
中間ガイドころ（１１３）が軸支されている。

両面粘着テープ貼り付け装置の構造は以上の通りである
が、次にその作動を説明すると、両面粘着テープロール
（１０１）から引出されたテープ（１０４）はガイドこ
ろ（１０５）を経て第１テーピングローラ（１０Ｂ）に
至り、該ローラ（１０８）で両面粘着テープ（１０１）
′と離型紙（１０１）″を分離し、離型紙（１０１）″
は中間ガイドころ（１１３）を経て、離型紙巻取軸（１
１２）に巻き付けられている。

一方、テープ（１０４）から分離された両面粘着テープ
（１０１）’は第１テーピングローラ（１０Ｂ）かられ
ずかに突出させて切断されている。

かかる状態で装置本体（７）′を前記した片面粘着テー
プ貼り付け装置と同様の操作により下降させ、第１テー
ピングローラ（１０８）および第２テーピングローラ（
１１１）を巻芯管ｆＣ１上に圧接する。

第１テーピングローラ（１０８）は回動アーム（１０７
）の回動用アクチュエータの出力により、又、第２テー
ピングローラ（１１１）は該ローラ圧接機構により、そ
れぞれ、巻芯管（Ｃ１に対する接圧が付与されている。

次いで、片面粘着テープ貼り付け装置の場合と同様の操
作で、装置本体（７）′を第９図に示す矢印方向に移動
させると、該移動と共に回転しながら移動する第１テー
ピングローラ（１０８）によりテープ（１０４）が巻芯
管ｆｃｌ上で踏みこまれて行くので、両面粘着テープロ
ール（１０１）が巻き解かれると共に両面粘着テープ（
１０１）’は離型紙（１０１）”からはがされ、巻芯管
（Ｃ）上に貼り付けられて行く。一方、装置本体（７）
′の移動と同時に離型紙巻取軸（１１２）の駆動源を付
勢することで、両面粘着テープ（１０１）′から分離し
た離型紙（１０１）’は該離型紙巻取軸（１１２）に巻
き取られる。

なお、該巻取軸（１１２）−ヒの離型紙ロール（１１４
）は巻取りの進行と共に巻径が増大して行くため、該巻
取軸（１１２）の駆動源にはトルク制御機能を有するも
のく例えばトルクモータ或いは滑りクラッチ等）が適用
されている。

かくして巻芯管（Ｃ１のほぼ全長にわたり装置本体（７
）′の移動を終えると、回動アーム（１０７）を回動上
昇させ、更にわずかに貼り付け装置を移させると、第９
図鎖線で示す如く両面粘着テープ（１０１）′は上昇位
置にある第１テーピングローラ（１０８）で離型紙（１
０１ｙ′からはがされるが、その下流側は第２テーピン
グローラ（１１１）により巻芯管（Ｃ）上に踏み込まれ
ているので、第１テーピングローラ（１０８）と第２テ
ーピングローラ（１１１）間の両面粘着テープ（１０１
）’は巻芯管（Ｃ）から浮かされ、巻芯管（Ｃ）には貼
り付けられていない状態とある。そして核部で既知の手
段によるカック（１１０）の作動により両面粘着テープ
（１０１）’を切断し、しかる後、片面粘着テープの時
と同様に装置本体（７）′を巻芯管（Ｃ）から離脱させ
ると共に走行装置を逆走して元の位置へ復帰させ、一連
の貼り付け動作を終了する。

ところで、以上述べた説明では、本発明貼り付け装置は
、いずれも粘着テープを巻芯管（ｃ＋に対して第１１図
（イ）に示すようにその軸線方向に直線貼りしているが
、本発明粘着テープ貼り付け装置は、このような直線貼
りたけてな（、第１１図（ロ）に示す蔓巻き貼り、ある
いは第１１図（ハ）に示す鉢巻き貼りを行うことも可能
である。

次に引続き、これらの貼り付け方法についてその概略を
説明すると、まず蔓巻き貼りの場合は、第７図（イ）　
、　（０）に示す如くまず所要憂巻角（α）を決める。

そして直線貼りと同一構造のテープ貼り付け装置のテー
ピングローラ　（１９）’を蔓巻角（α）に合わせて巻
芯管（ＣＬの軸線と交叉する如く、走行体（４）にエア
ーシリンダ（５）を固着する。

さらに巻取機側で巻芯管（Ｃ）をν。なる周速で回転さ
せ、テープ貼り付け装置の横行速度Ｖをν　。

■− ｔａｎα になる如く巻芯管周速ν。を検出し上記計算式に基く演
算結果を貼り付け装置走行用モータ（Ｍ）の速度信号と
して該モータ（Ｍ）　と制御し、テープ貼り付け装置を
走行させる事によりテーピングローう（１９）’の巻芯
管（Ｃ）の軸線に対する交叉取付と相俟って無理なく粘
着テープを巻芯管（Ｃ１に蔓巻き状に貼り付ける事が出
来る。

一方、鉢巻き貼りの場合は、装置本体（７）′の走行を
停め、テーピングローラ（１９）’を巻芯管（Ｃ）の軸
線と直交するよう配置し、巻芯管（Ｃ）のみを回転させ
ることで鉢巻状に粘着テープが貼り付けられる。

なお、この鉢巻状に粘着テープを貼り付ける方法は、走
行中のウェブに対し、切断装置をウェブの流れに対し直
交して走らせて得られたウェブのバイアス切断先端を止
着する場合に好適である（第１１図（ニ）参照）。

また、上記鉢巻き貼りの方法は、これを利用すると、第
１２図に示すようにウェブの巻終端を自動的に止着する
こともできる。勿論、この場合、粘着テープ貼り付け装
置は、片面粘着テープとしてそのまま貼り付けるもので
なければならず、本発明装置をそのまま利用することは
できないが、例えば第３図に示す装置から２ツ折りガイ
ド板等、粘着テープ２つ折り機構を除去し、粘着テープ
引き出し時に粘着テープの粘着面が満巻ロール周面に接
当する如くガイドころおよびテーピングローラを配列す
ることにより容易に、そのだめの粘着テープ貼り付け装
置を構成することができる。そして複数個の該装置を所
定間隔でウェブの１１１方向に配置し適宜タイミングを
取り、巻き終端をねらってテープを貼り付けるか、或い
は１台のテープ貼り付け装置を所定ピッチでウェブの巾
方向に間歇送りし、それぞれのステーションで適宜タイ
ミングを取って、巻取り終端をねらいテープを貼り付け
る事により満巻ロールの巻き尻を止着する事が出来る。

（発明の効果） 本発明は以上述べたように、巻取機の巻芯管に対して接
離可能かつ相対移動可能な装置本体に粘着テープロール
とテーピングローラを配設し、片面粘着テープは勿論、
両面粘着テープであっても、粘着テープを表裏共粘着面
として巻芯管に貼り付けるようにしたものであり、従来
、人手に依存していた巻芯管への粘着テープ貼り付けを
機械的、かつ自動的に行うことを可能とし、巻取機の新
巻芯管にウェブ切断端を巻き付ける上で極めて効果的で
あり、該巻き付け作業の自動化を促進し、連の巻取り作
業の合理化、省人化を達成する顕著な効果を有する。

また、本発明粘着テープ貼り付け装置は、巻芯管に対し
て粘着テープを直線状は勿論、蔓巻状にも、あるいは鉢
巻状にも貼り付けることが可能で、各場合に応じた貼り
付け方法ができるという利点も有する。

なお、請求項３及び４記載の発明は粘着テープロールを
片面粘着ロールとし、該テープロールとテーピングロー
ラとの間に２ツ折りガイド板及びガイドころを配設して
片面粘着テープを表裏面共２つ折りするようにし、さら
にテーピングローラに該２つ折り粘着テープを供給する
ようにしたから、巻芯管に対して、片面粘着テープでも
両面共粘着面となった２つ折り粘着テープとして容易に
貼り付けることができると共に、２つ折り粘着テ−プを
テーピングローラの周面一部に供給する手段として回動
アームの先端にテープニッパを設け、該テープニッパに
よりテープガイド出口側で２つ折り粘着テープを挟持し
、アームの回動によりテーピングローラの周面一部に２
つ折り粘着テープを供給可能とし、テープガイド出口側
において２つ折り粘着テープをカッタにより切断可能と
しているから、２つ折り粘着テープを極めて効率的かつ
自動的に貼着し、かつ切断することができる。

更に、請求項５及び６記載の発明は以上の装置とは異な
り、粘着テープロールを両面粘着テープロールとし、剥
離紙巻取軸を装置本体に設けたものであるから、両面粘
着テープ使用の場合でも剥離紙から分離して両面粘着テ
ープだけを貼り付けることができると共に上記貼り付け
装置の装置本体に対して第２のテーピングローラ及びカ
ンタを設けていることにより、粘着テープを切断する場
合、両テーピングローラ間の粘着テープを被貼付物から
浮上せしめ、該浮上した粘着テープを切断することがで
き、両面粘着テープを貼り付けると共に極めてスムーズ
に切断することができる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明粘着テープ貼り付け装置の概要側面図、
第２図は同粘着テープ貼り付け装置の概要正面図、第３
図は第１図における粘着テープ貼り付け装置の装置本体
の構造を示す概要側面図、第４図は同装置本体の概要正
面図、第５図は第１図に示す粘着テープ貼り付け装置に
おいて粘着テープロールから展開されたテープを２ツ折
りする場合の説明図、第６図は本発明粘着テープ貼り付
け装置のトラバース装置の説明図、第７図（イ）及び（
ＩＩ）は蔓巻貼りのためにテーピングローラの交叉用説
明図、第８図は第１図における粘着テープ貼り付け装置
のテープニッパの説明図、第９図は本発明粘着テープ貼
り付け装置の他の実施例を示す概要側面図、第１０図は
両面粘着テープロールの説明図、第１１図（イ）は粘着
テープを直線貼りした巻芯管の斜視図、同図（ロ）は粘
着テープを蔓巻き貼りした巻芯管の斜視図、同図（ハ）
は粘着テープを鉢巻貼りした巻芯管の斜視図、同図（ニ
）は粘着テープを鉢巻貼りした巻芯管の使用説明図、第
１２Ｍは巻終端を粘着テープで止着した満巻ロールの斜
視図である。 （７）、　（７）’・・・装置本体、 θＤ・・・片面粘着テープロール、 ０４）・・・２ツ折りガイド板、 ０ω・・・ガイドころ、 θ８）・・・テープガイド、 α９）・・・テーピングローラ、 （２１）・・・アーム、 （２２）・・・テープニッパ、 （２８）・・・カッタ、 （１０１）・・・両面粘着テープロール、（１１２）・
・・剥離紙巻取軸、 （１０８）・・・第１のテーピングローラ、（１１１）
・・・第２のテーピングローラ、（１１０）・・・カッ
タ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、巻取機の新巻芯管供給保持位置に近接して上下昇降
   可能かつ横方向移動可能に粘着テープ貼り付け装置を配
   設し、巻取機への新巻芯管の供給、保持に伴って前記粘
   着テープ貼り付け装置を作動して該装置を新巻芯管に近
   づけると共に該巻芯管に沿って横方向に移動させ、この
   移動と共に上記装置のテーピングローラを巻芯管上を当
   接回転させて該巻芯管上に粘着テープを引出しつつ圧接
   貼付し、所定の貼り付け終了後、前記粘着テープを切断
   することを特徴とする巻取機における巻芯管への粘着テ
   ープ貼り付け方法。 ２、巻取機において、新巻芯管供給保持位置に近接して
   粘着テープ貼り付け装置を取り付けてなり、該粘着テー
   プ貼り付け装置本体は粘着テープロール装着部を有し、
   かつ該装着部より引き出された粘着テープを案内するガ
   イドころと、ガイドころを通して案内された粘着テープ
   を巻芯管に圧接する回転可能なテーピングローラと切断
   装置とを機枠に一体に備えて前記新巻芯管供給保持位置
   に対し上下昇降可能かつ保持された巻芯管に沿って横方
   向移動可能であり、かつそのガイドころ及びテーピング
   ローラには離型処理が施されていると共に該装置は新巻
   芯管供給保持信号に対応して作動可能であることを特徴
   とする巻取機における巻芯管への粘着テープ貼り付け装
   置。 ３、請求項２記載の装置において、テーピングローラの
   間に、粘着テープ走行方向に沿って順次、片面粘着テー
   プを２つ折りする２ツ折りガイド板と、更に周面が離型
   処理されたガイドころとを設け、片面粘着テープを前記
   ２ツ折りガイド板によって表裏面共粘着面として２つ折
   りすると共に前記ガイドころによって２つ折り粘着テー
   プを送出して該２つ折り粘着テープを巻芯管上に貼り付
   けることを特徴とする粘着テープ貼り付け装置。 ４、請求項３記載の粘着テープ貼り付け装置において、
   ２つ折りガイド板に続くガイドころの下流側に位置して
   中央に離型処理された粘着テープ通過スリットを有する
   テープガイドと、該テープガイド出口側で粘着テープを
   切断するカッタと、装置本体に回動中心を有し、その先
   端が前記テーピングローラの巻芯管側周面に沿って回動
   可能なアームと、該アームの先端に装着したテープニッ
   パとを設け、前記ガイドころを経て送給された２つ折り
   粘着テープをテープガイド出口側所定位置に突出させ、
   前記テープニッパにより該突出した２つ折り粘着テープ
   の端部を挟持して前記アームの回動により前記テーピン
   グローラの巻芯管側周面の一部に供給して２つ折り粘着
   テープの貼り付けを行う一方、前記カッタにより前記テ
   ープガイド出口側所定位置で２つ折り粘着テープを切断
   することを特徴とする粘着テープ貼り付け装置。 ５、請求項２記載の装置において貼り付け装置本体のテ
   ーピングローラの下流側に剥離紙巻取軸を設け、粘着テ
   ープロール装置部より引き出される剥離紙と両面粘着テ
   ープとの積層体からなる粘着テープを剥離紙と両面粘着
   テープに分離し、剥離紙を前記剥離紙巻取軸に巻取りつ
   つテーピングローラにより両面粘着テープを巻芯管上に
   貼り付けることを特徴とする粘着テープ貼り付け装置。 ６、請求項５記載の粘着テープ貼り付け装置において、
   テーピングローラを回動アームを介して上下動可能に軸
   支すると共に、該テーピングローラを第１のテーピング
   ローラとしてその下流側に表面が離型処理された第２の
   テーピングローラを設け、かつ前記第１のテーピングロ
   ーラの中心軸に更に回動アームを枢着し、該回動アーム
   の先端に第１及び第２のテーピングローラの間でかつ第
   １のテーピングローラに近接して粘着テープを切断可能
   にカッタを固着して第１及び第２のテーピングローラが
   共に巻芯管に当接して両面粘着テープ貼り付けを行う一
   方、第１のテーピングローラだけが上昇し、第１のテー
   ピングローラと第２のテーピングローラとの間の両面粘
   着テープを巻芯管に対して浮上せしめ、該浮上した両面
   粘着テープを前記カッタにより切断することを特徴とす
   る粘着テープ貼り付け装置。