JP3546147B2 - 紙継ぎ準備装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製紙工場に配置された巻取紙製造関連設備に関し、特に、巻取紙製造関連設備として備えられる紙継ぎ準備装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図20は、製紙工場に設置された巻取紙製造設備の代表的配置を示す図であり、図20に示すように、抄紙機の最後尾には、一般にリールパートと呼ばれている装置1が配置されており、抄紙機において連続的に生産される紙をリールスプール9と呼ばれる巻芯上に巻き取り、大径広幅の巻取紙をつくる。
【0003】
リールパート1で造られた大径広幅の巻取紙は親巻き6と呼ばれ、この親巻き6の大きさは、最近の一例としては直径3200mm,幅8300mm,重量58トンという大きなものもある。このリールパート1に隣接して、ワインダと呼ばれる紙巻取機2がそなえられており、このワインダ2で親巻き6から印刷会社が求める寸法の巻取紙(以下、シッピングロールと呼ぶ)101を製造する。
【0004】
ワインダ2には、ワインダ構成装置の1つであるアンワインダと呼ばれる装置3がそなえられており、このアンワインダ3に親巻き6を受け入れ、アンワインダ3上の親巻き6から紙を繰り出してシッピングロール101が製造される。
リールパート1で造られた親巻き6をそのままの状態でアンワインダ3で使用することは殆ど無く、通常は最小限次のような作業がリールパート1とアンワインダ3との間で親巻き6に対して行なわれる。
【0005】
・リールパートにおける枠替時に発生した親巻き6の外層部の弛んで皺の入った不良紙を除去する作業を行なう。この作業は、図20のA部に示すようにリールパート1の出口付近でオぺレータの直接作業により行なわれる。
・親巻き6から除去された不良紙(ブローク)をパルパ7と呼ぶ溶解装置に運ぶ作業を行なう。この作業も、図20のA部に示すようにリールパート1の出口付近でオペレータの直接作業により行なわれる。パルパ7は通常リールパート1の下に配置されているので、オペレータはブロークをリールパート1床面上を運んで投入口からパルパ7内に落としこむ。
【0006】
このような作業が行なわれた後の親巻き6は、アンワインダ3に運ばれて、後親巻き6の紙の先端部がワインダ2を構成する各種の装置内に送りこまれ、ワインダドラム102によりコア(巻取り用コア)103と称する小径の紙管表面に接着されシッピングロール101の巻き取りが始まる。
図20に示すような従来の巻取紙製造設備配置では、アンワインダ3からワインダドラム102上のコア103に親巻き6の紙端を接着する迄の作業は、通常2名以上のオペレータの作業により行なわれ、その作業時間は5〜6分を必要としている。
【0007】
最近では、抄紙機の抄紙速度が1500m/minを越えるようになってきており、しかも、このような高速の抄紙機において生産される親巻き6から1台のワインダ2に対して1名のワインダオペレータによりシッピングロール101を製造するというように生産の効率化が求められるようになってきている。
この要求を満足させるためには、前述した従来の2名以上のオペレータによる所要時間(ワインダが停まる時間、通常5〜6分)のワインダ内通紙作業を、1名のオペレータにより200秒以内に行なうことが必要になる。特公平2−11493号のアンワインダ装置は、この要求のかなりの部分を満足できる手段として業界ではスーパカレンダのみならず各種ワインダに対して数多く適用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特公平2−11493号の技術を用いるためには、アンワインダに持ち込まれた新しい親巻き(新ウェブロール)の紙の先端部分表面に予め接着剤を塗布する必要がある。
図21は比較的最近の巻取紙製造設備配置を示す図であり、図21に示すように、リールパート1とアンワインダ3との間を下り勾配のレール12で連結しており、リールパート1でできた親巻き6をアンワインダ3まで自動的に搬送する方式が採用されている。なお、100はアンワインダ3で紙を巻き戻され空になったリールを上方に運び出すスプールアンローダである。
【0009】
これにより、重量の大きい親巻き6の搬送をクレーンを用いることなく安全で確実にしかも自動的にできるので、業界ではすでに稼動例もあり、今後省力省人化が進むなかで標準的に採用されていくものと予想される。
また、図21の配置例では、上述の特公平2−11493号の技術が若干形を変えて適用されている。つまり、特公平2−11493号の場合、リールパート1でできた親巻き6はクレーンによってアンワインダ3に搬入される構成のため、アンワインダ3への搬入前に親巻き6の紙の先端部分表面に予め接着剤を塗布することが可能であるが、図21の配置例では、リールパート1でできた親巻き6はアンワインダ3まで自動的に搬送されるので、アンワインダ3への搬入前に親巻き6の紙の先端部分表面に予め接着剤を塗布することは不可能である。
【0010】
したがって、図21の配置例では、リールパート1からアンワインダ3に至る親巻き6の搬送経路の途中のどこかで、親巻き6の紙の先端部分表面に接着剤を塗布することが必要になる。しかし、親巻き6が上流から移動して来る搬送装置内にオペレータが入り込んで接着剤の塗布作業を行なうことは安全上好ましくないことは明らかである。
【0011】
ところで、接着剤の種類としては接着力が強くかつ、長時間にわたって接着力が持続することが必要であるが、それらを満足させるには両面接着テープの使用が好ましい。しかし、両面接着テープを前述したような直径が3m、幅が8mという大径,幅広のロール表面に短時間内で接着することは、オペレータ1名による作業では不可能である。
【0012】
すなわち、図21に示すような設備配置では、上述のような高速抄紙機を有する製紙工場の生産効率化要求を、安全面でも、必要とするオペレータの人数面でも、満足できているとは言えない。
本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、リールパートからアンワインダに至る親巻き搬送系内で、アンワインダで必要とする紙継ぎ準備作業を親巻きに対して自動的に行なうことができるようにして、高速抄紙機による大径,幅広の親巻きロールの紙継ぎについても省力化,省人化することができるようにした、紙継ぎ準備装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明の紙継ぎ準備装置は、抄紙機のリールパートとワインダのアンワインダとの間に、該リールパートで形成された親巻きを支えながら該親巻きを次工程の該ワインダへ搬送するためのレールを備えた巻取紙製造設備に設けられる紙継ぎ準備装置であって、該親巻きから繰り出された紙の先端部分を該ワインダ側の巻取用コアに接合するために、該レールの途中に配設された支持台に支持されている該親巻きから繰り出された紙の該先端部分に、接合材を自動的に貼付する接合材貼付装置をそなえ、該接合材貼付装置が、該支持台に支持された該親巻きの下面と、下方にブロークパルパを配設された抄紙室床面との間に、介設されていることを特徴としている。
請求項2記載の本発明の紙継ぎ準備装置は、請求項1記載の装置において、該接合材貼付装置に隣接して、該先端部分のうちの該接合材貼付装置で接合材を貼付された部位よりも先端側を切断する切断装置が設けられていることを特徴としている。
請求項3記載の本発明の紙継ぎ準備装置は、抄紙機のリールパートとワインダのアンワインダとの間に、該リールパートで形成された親巻きを支えながら該親巻きを次工程の該ワインダへ搬送するためのレールを備えた巻取紙製造設備に設けられる紙継ぎ準備装置であって、該親巻きから繰り出された紙の先端部分を該ワインダ側の巻取用コアに接合するために、該レールの途中に配設された支持台に支持されている該親巻きから繰り出された紙の該先端部分に、接合材を自動的に貼付する接合材貼付装置をそなえ、該接合材貼付装置に隣接して、該先端部分のうちの該接合材貼付装置で接合材を貼付された部位よりも先端側を切断する切断装置が設けられていることを特徴としている。
【0014】
また、請求項記載の本発明の紙継ぎ準備装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置において、該接合材貼付装置が、該支持台に支持された該親巻きから繰り出された紙の該先端部分を案内するガイドビームと、該ガイドビームに対して離接可能であって該ガイドビームと協働して該先端部分を挟持しうる紙押さえビームと、該ガイドビームと該紙押さえビームとにより挟持された該先端部分に該接合材としての両面接着テープを貼付するテープアプリケータとをそなえていることを特徴としている。
【0015】
また、請求項記載の本発明の紙継ぎ準備装置は、請求項記載の装置において、該ガイドビームと該紙押さえビームとをリールワインダ方向に移動可能に支持する支持機構と、該ガイドビームと該紙押さえビームとを該リールワインダ方向に同時,同速度,同方向に水平移動させることのできる移動機構とが備えられていることを特徴としている。
【0016】
また、請求項記載の本発明の紙継ぎ準備装置は、請求項1〜のいずれか項に記載の装置において、該支持台に支持された該親巻きを正転,逆転,停止させて該親巻きから繰り出された紙の該先端部分の位置調整及び該先端部分の張力状態の調整を行ないうる親巻き回転装置をそなえていることを特徴としている。
【0017】
また、請求項記載の本発明の紙継ぎ準備装置は、請求項5又は6記載の装置において、該支持台に支持された該親巻きの径を検出する親巻き径検出装置をそなえ、該移動機構によって、該親巻き径検出装置により検出された該親巻きの径に応じて該ガイドビームと該紙押さえビームとが所定位置になるように該水平移動を行なわれることを特徴としている。
【0018】
また、請求項記載の本発明の紙継ぎ準備装置は、請求項又は記載の装置において、該支持台に支持された該親巻きの径を検出する親巻き径検出装置をそなえ、該親巻き回転装置は、該親巻きから繰り出される紙の繰り出し速度が一定となるように該親巻き径検出装置により検出された該親巻きの径に応じて該親巻きの回転速度を調整されることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明すると、図1〜図19は本発明の一実施形態としての紙継ぎ準備装置及び本紙継ぎ準備装置をそなえた親巻き搬送ラインを示すものであり、これらの図に基づいて説明する。なお、図1〜図19において、従来技術のもの(図20,図21)と同様な部分には同符号を付しており、その説明は一部省略している。また、図2,図3,図4,図5,図8,図9,図11,図12の各図において、(a)はいずれも平面図、(b)はいずれも(a)の右側面を示す側面図であり、各図の(b)における上下方向は実際の装置の水平方向に相当している。
【0021】
まず、図1は本実施形態にかかる紙継ぎ準備装置を親巻き搬送ライン内に組み込んだ場合の正面図であり、図2は本実施形態にかかる紙継ぎ準備装置を、親巻き搬送ライン内に組み込んだ場合の図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図1,図2に示すように、本紙継ぎ準備装置は、アンワインダ3のスタンド(アンワインダスタンド)3Aよりも2つ上流の(即ち、リールパート寄りの)親巻きストレージスタンド(支持台)4の近傍に配設されている。このような設置位置を選ぶことで、アンワインダスタンド3よりも1つ上流の親巻きストレージスタンド5に紙継ぎ準備済みの親巻き6を待機させることができる。なお、アンワインダ3やリールパートをそなえた抄紙室の2階に備えられている。
【0022】
本紙継ぎ準備装置における重要な紙継ぎ準備作業は、親巻き6から繰り出される紙に接合材としての両面接着テープ84を貼る作業であり、このため、本紙継ぎ準備装置には、両面接着テープ84を貼るための装置類(接合材貼付装置)20が備えられている。この接合材貼付装置20は、親巻き6の下の抄紙室2階床面(2FL)上に据え付けられている。
【0023】
また、本紙継ぎ準備装置における紙継ぎ準備作業として、親巻き6から繰り出される紙に両面接着テープ84を貼る作業以外に、紙にこの両面接着テープ84を貼付する際に紙の皺を取り除き紙を伸ばす作業や、紙の不良な部分や不要な部分を除去する作業が行なわれるようになっている。そこで、接合材貼付装置20等の本紙継ぎ準備装置は、ブロークパルパ7の上方に配設されている。
【0024】
つまり、本紙継ぎ準備装置は、抄紙室の2階床面(2FL)上に据え付けられているが、この紙継ぎ準備装置の下方の抄紙室の1階部分には、ブロークパルパ7が配設されている。したがって、このブロークパルパ7では、紙継ぎ準備過程で親巻き6から繰り出される不良紙(ブローク)を受け入れて溶解できるようになっている。
【0025】
本紙継ぎ準備装置とブロークパルパ7とをこのような配置関係とすることにより、溶解されたスラリ状のパルプを抄紙原料として抄紙機のウェットエンドに戻すことが容易になり、また、ブロークパルパ7内で渦巻く水流は親巻き6から繰出される紙を引張るため、これを利用して紙に張力を与えて紙の皺を容易に取り除くことができるようになる。
【0026】
なお、ブロークパルパ7の上部開口(以下、開口部という)7Aから吹き上がる空気や水滴は紙継ぎ準備工程の支障となるので、パルパ7内の圧力を大気圧より僅かに低くできるようにパルパ7内の空気を排出することが必要である。そこで、ここではパルパ7内の空気の排出を行なえるようになっているが、この空気排出手段については、例えば排気ファンを用いるなどの公知の技術で容易に実現できるのでここではその具体的な説明は省略する。
【0027】
また、最大径の親巻き6の下面と抄紙室2階床面間との上下方向隙間が例えば400mm以内となるように、親巻き6の下に配置される装置類の形状が特別に設計されている。これは、リールパート1からアンワインダ3に向かって勾配レール12を使用して親巻き6を撒送する方式の場合、装置全体の高さが高くなれば設備費が高くなるという不利や親巻き6に対する接近作業性が悪くなるという不利が生じるため、これらの不利を最小限に抑える上で非常に重要なことである。
【0028】
また、リールパート1からアンワインダ3に向かって親巻き6を搬送するためのレール12が備えられている。このレール12は、親巻きストレージスタンド4,5の上に固定されており、このレール12が親巻き用リールスプールの軸受け13を支えている。各親巻きストレージスタンド4,5の上部には、レール12上を上流から移動してきた親巻き6による衝撃を吸収して親巻き6をスタンド4,5上に一旦停止させ、また必要に応じて下流に送り出すために、油圧式ショックアブソーバを含むエア作動式のリンク機構10が取り付けられている。このリンク機構10は、既に数多く製紙工場で稼動しているものであり公知のものであるのでその詳細な説明を省略する。
【0029】
親巻きストレージスタンド4の上部には、親巻き径の検出装置11が設置されている。親巻き径検出装置11は、駆動側レール〔図2(a)において左側のレール12〕の外側に配置されたポスト11Aの上部から親巻き6の上方に向かって突出した腕11Bの先端部に取り付けられている。この親巻き径の検出装置11としては、例えば親巻き6の表面から約200mm離れた位置から親巻き6の径を測定して電気信号に変換できる超音波反射方式のセンサが市販の標準品として存在しており、ここではこのような公知の技術を使用するため、親巻き径検出装置11の詳細な説明は省略する。
【0030】
また、図2(a)に示すように、親巻きストレージスタンド4の側方には、親巻き回転装置8が配設されており、この親巻き回転装置8により、親巻き6を正転,逆転,停止させることができるようになっている。この親巻き回転装置8の詳細については後述する。
さらに、床面2FL上のブロークパルパ7の開口部7Aには、図2中に模様(ほぼ黒塗り状態)を付して示すように、開口部7Aの縁部に沿って安全カバー14が固定されており、この安全カバー14がブロークパルパ7内への異物の落下を防止するとともに、ブロークパルパ7の開口部7Aから吹き上がる空気や水滴から紙継ぎ準備装置を構成する各装置を保護するようになっている。
【0031】
図3は紙継ぎ準備装置の接合材貼付装置20の構成をさらに詳しく示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。図3に示すように、本紙継ぎ準備装置の接合材貼付装置20は、親巻き6から繰出される紙(ウェブ)Wを案内するウェブガイドビーム(ガイドビーム)21と、紙押さえビーム31と、テープアプリケータ37とをそなえて構成される。
【0032】
ウェブガイドビーム21は、親巻き6から繰出される紙(ウェブ)Wを案内するもので、その両端部は左右2組のアーム22,22の先端部に固定されており、その全長は親巻き6から繰出される紙(ウェブ)Wの幅よりも少し長く設定されている。
また、紙押さえビーム31は、その全長をウェブガイドビーム21よりも長く設定されており、その両端部は左右2組のアーム32,32の先端部に固定されている。また、アーム32は、アーム33の先端部下面に、リニアウェイ又はLMガイドと呼ばれる商品名で市販されている支持機構としての直線運動形低摩擦ガイド装置(以下、ガイド装置と記す)40を介して、直線的に移動可能なように取り付けられている。
【0033】
アーム33の側面にはエアシリンダ34がブラケット34Aを介して取り付けられており、エアシリンダ34のロッド35はブラケット35Aを介してアーム32の側面にエアシリンダ34の出力を伝え得る構造となっている。したがって、アーム32及びアーム32の先端部に固定されている紙押さえビーム31は、アーム33の先端部でリールワインダ方向(リールパート1とワインダ2とを連絡する方向、以下、マシン方向と呼ぶ)に低摩擦で移動可能になっている。
【0034】
アーム22及びアーム33のリール側のアーム下面(床面2FL側の面)にもそれぞれガイド装置40を構成するスライドユニット41がいずれも2組以上取り付けられている。また、ガイド装置40を構成するレール42は床面2FL上のベースプレート(図示省略)に固定されているので、アーム22及び33はガイド装置に案内されてマシン方向に低摩擦で移動可能になっている。
【0035】
また、アーム22,33には連結軸43が貫通しており、両アーム22,33はこの連結軸43により連結されている。アーム22,33はこの連結軸43を介して移動機構50に結合されている。つまり、連結軸43には、軸受け44が組み付けられており、さらに、軸受け44には、市販標準品のウォームジャッキ45のネジ軸が連結されている。ウォームジャッキ45の駆動軸にはモータ48の回転力がマイタギヤユニット47,駆動用中間軸46を介して伝えられるようになっており、移動機構50は、これらのウォームジャッキ45,駆動用中間軸46,マイタギヤユニット47,モータ48を備えて構成されている。そして、この移動機構50のモータ48を正転逆転させることにより、アーム22及び33はマシン方向に動き、これにより、ウェブガイドビーム21及び紙押さえビーム31は、ブロークパルパ7の上部開口部7Aをマシン方向に同時,同速度,同方向に平行移動するようになっている。
【0036】
そして、アーム22とウェブガイドビーム21とで囲まれたブロークパルパ7上部の空間(開口部7A)を塞ぐために、ウェブガイドビーム21には、図3中に模様を付して示すような安全カバー23が取り付けられている。
図4は親巻き6が親巻きストレージスタンド4に転入した状態を示し、(a)は要部平面図、(b)は要部側面図である。図4(a)は、マシン全体の約半分の操作側を示すが、図示しない駆動側はこの図示した操作側とマシン中心線に対して対称形状をしている。
【0037】
通常、親巻き6から繰り出されている紙Wの先端部分W1は、図4(b)に示すように、親巻き6から少しだけ垂れ下がった位置にあるが、このような紙Wの先端部分W1位置は、オペレータがリールパートで親巻き6の外層の不良紙を取り除く際に同時的な作業により行なわれる。また、紙Wの先端部分W1位置が、図4に示すようになっていない場合には、図2に示す親巻き回転装置8を用いて親巻き6を回転させれることでその位置を調整することができるようになっている。
【0038】
親巻き6が親巻きストレージスタンド4に転入したか否かは、ストレージスタンド4上部に取り付けた図示しないリミットスイッチで容易に検出できるようになっている。そして、このリミットスイッチの検出信号により、親巻き径検出装置11が作動して親巻き径が測定され、その測定信号が図示しないプログラマブルロジックコントローラ(以下PLCと呼ぶ)に送られるようになっている。PLCは、測定信号を受けると、モータ48に作動信号を発して、その信号によりモータを回転させて、例えば図4に示すような状態では、ウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31とをアンワインダ3寄りに移動させるようになっている。
【0039】
そして、ウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31とが親巻きストレージスタンド4に転入した親巻き6に対して最良の位置に移動して停止すると、図5に示すように、親巻き6が低速回転されて親巻き6から繰出される紙(ウェブ)Wがブロークパルパ7内に進入するようになっている。
紙Wの先端部分W1がブロークパルパ7内で渦巻く水流に届くと、紙Wの先端部分W1は溶解されるが、この作用段階で親巻き6から繰出される紙Wに引張り張力が発生するように繰出し速度制御を行ないながら、しばらく紙Wを繰出し続けるとやがて親巻き6からウェブガイドビーム21に至る区間に皺とか弛みの無い平らな紙Wが得られるので、その時点で親巻き6の回転を止めるようにする。
【0040】
そして、親巻き6からウェブガイドビーム21に至る区間に平らな紙Wが得られた後には、図5に示すように、エアシリンダ34を作動させ、紙押さえビーム31をウェブガイドビーム21側に引き寄せるようになっており、これにより、図6(図5のA部拡大図),図7(図6のB部拡大図)に示すように、ウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31とが紙Wを挟み込むことになる。
【0041】
図3,図7に示すように、ウェブガイドビーム21の下コーナ部には、ウェブガイドビーム21の全長に渡ってウェブガイド21Aが取り付けられており、紙押さえビーム31の側面にはゴム製の紙押さえ36が紙押さえビーム31のほば全長に渡って取り付けられているので紙Wはその全幅がウェブガイド21Aと紙押さえ36とによって挟まれている。また、ウェブガイドビーム21側面上部で紙Wはウェブサポート24面に全幅接触サポートされている。このような状態になった時点でテープアプリケータ37により紙W面に両面接着テープ84の貼り付けることが可能となる。
【0042】
図8は前述した図5に比較して小径の親巻き6が親巻きストレージスタンド4に転入した状態を示す。図8に示すように、親巻き6が小径の場合には、親巻き径検出装置11がこれを検知して親巻き径の信号を出力するため、この信号によりウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31のマシン方向の位置が自動的に親巻き径に応じた位置に制御されて、後述するテープ貼り動作に最適の状態が得られるようになっている。
【0043】
図9は紙継ぎ準備工程の中で必要な時に親巻き6を正転,逆転,停止させるための親巻き回転装置8を示す。親巻き回転装置8は、図9に示すように、インバータモータ51と、減速機52と、伸縮式カップリング53と、駆動軸59と、リールスプール9に対して断接可能なギヤカップリング60とをそなえており、PLCによって作動を制御されるようになっている。
【0044】
つまり、親巻き6の直径が変化すると、その変化は親巻き径検出装置11によって検出されてPLCに信号として送られ、PLCは親巻き6から繰出される紙Wの繰出し速度が一定の適当な速度となるようインバータモータ51の回転速度を制御するようになっている。
なお、親巻き回転装置8に備えるモータは、インバータモータに限るものではなく、回転速度の制御ができるモータであればどのようなものでも良い。
【0045】
このようなインバータモータ51の回転トルクは、減速機52,伸縮式カップリング53,駆動軸59を介してギヤカップリング60に伝えられる。
図10はギヤカップリング60と内歯歯車加工されたリールスプール9との関係を示し、(a)はギヤカップリング60とリールスプール9とが嵌合していない状態を示す側面図、(b)はギヤカップリング60とリールスプール9とが嵌合していない状態を示す拡大側面図〔図10(a)のC部拡大図に相当する〕である。親巻き6が親巻きストレージスタンド4に転入したり、転出したりするためには、図10(a)に示すように、ギヤカップリング60とリールスプール9との係合を解除することが必要である。また、親巻き6を正転,逆転,停止させるためには、言うまでもないが、図10(b)に示すように、ギヤカップリング60とリールスプール9とを係合させることが必要となる。
【0046】
なお、図10(b)に示すように、駆動軸59を支えている軸受け54は軸受け台55上に取り付けられており、軸受け台55はスライドユニット57を介してLMガイド(ガイド装置のガイドレール)56上で軸方向に移動可能に支えられている。ガイドレール56のベース58にはエアシリンダ61の本体が固定されており、エアシリンダのロッド先端は軸受け台55に連結されているので、エアシリンダ61によってギヤカップリング60とリールスプール9との係合状態を制御できるようになっている。
【0047】
図11はウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31とが紙Wを挟んだ状態を示す。図11に示すように、この状態の最初の段階では、テープアプリケータ37は紙押さえビーム31の操作側端部位置にあり、両面接着テープ84は紙Wには押し付けられていない。
紙押さえビーム31の上面には平ベルト71が合計5組のベルトプーリ72と1組の駆動プーリ73とによってループ状に配置されている。駆動プーリ73は紙押さえビーム31の側面に取り付けられたブレーキ付きギヤードモータ74によって正逆転停止される。またテープアプリケータ37の下部は平ベルト71と連結されているので、平ベルト71の動きにより紙押さえビーム31の操作側から駆動側に至る区間を往復することができる。また、紙押さえビーム31の上面にはビームの全長に渡ってガイド装置(LMガイド)75が取り付けられており、それにガイドされることによりテープアプリケータ37はガイド装置75の上を直線的に移動することができるようになっている。
【0048】
図12はテープアプリケータ37が紙押さえビーム31の駆動側端部迄移動した直後の状態を示す。図12に示すように、この状態においても両面接着テープ84は紙Wには押し付けられていない。
図13はテープアプリケータ37の作動を示し、(a)はテープアプリケータ37が紙押さえビーム31の駆動側端部迄移動した直後の状態を示し、(b)は(a)のD部拡大図を示し、(c)は(b)の状態からテープアプリケータ37が僅かに移動した状態を示し、(d)はテープアプリケータ37が紙押さえビーム31の操作側端部まで移動した状態を示す。また、図14は図13(c)の拡大図である。
【0049】
図13(a),(b)に示すように、テープアプリケータ37が紙押さえビーム31の駆動側端部迄移動した状態から、図13(c),図14に示すように、テープアプリケータ37が僅かに操作側に移動すると、テープ貼りローラ81がテープ繰出しリール82から繰出される両面接着テープ84を紙W上に押し付けていく。このとき、リール83はリール82から繰出された両面接着テープ84のセパレータと称する剥離層を連続的に巻き取っていくようになっている。
【0050】
そして、このようにして両面接着テープ84の粘着層84Gが紙W上に貼りつけられて残りながらテープアプリケータ37が図13(d)に示すように紙押さえビーム31の操作側端部まで移動することにより、両面接着テープ84の粘着層84Gは紙W上に直線的に帯状に転写されるようになっている。
図15,図16はいずれも両面接着テープ84の粘着層84Gの転写時のテープ貼りローラ81を示す図であり、いずれの図も(a)は要部拡大図、(b)は(a)のE部拡大図,F部拡大図である。つまり、粘着層84G転写時には、図15に示すように、エアシリンダ85によってテープアプリケータ37がウェブガイドビーム21側に移動してテープ貼りローラ81がテープ繰出しリール82から繰出される両面接着テープ84を紙W上に押し付けて、粘着層84Gを紙W上に帯状に残しながら、テープアプリケータ37が紙押さえビーム31の操作側端部まで移動したあと、図16に示すように、エアシリンダ86によって、テープ貼りローラ81が紙W面から分離して、一連のテープ貼り工程は終わる。
【0051】
図17,18はウェブガイドビーム21の下面に取り付けられている紙Wの切断装置30の構成を示す図であり、いずれの図も(a)は要部拡大図、(b)は(a)のG部拡大図,H部拡大図である。図17,図18に示すように、切断装置30は、エアシリンダ25と、エアシリンダ25で駆動されるプラットホーム27と、プラットホーム27に固定されたナイフ取り付け板28と、ナイフ取り付け板28に取り付られたナイフ29とから構成される。
【0052】
つまり、メーカの商品名でプラットホームシリンダと呼ばれているエアシリンダ25がウェブガイドビーム21の下面に約1000mmの間隔で取り付けられている。エアシリンダ25の作動エアを制御すれば案内軸26にガイドされてプラットホーム27が動くようになっている。そして、プラットホーム27には紙Wの最大幅より若干長いナイフ取り付け板28が固定されており、ナイフ取り付け板28には鋸刃状のナイフ29がナイフ取り付け板28の全長に渡って取り付けられている。
【0053】
したがって、エアシリンダ25を伸縮させることによって、ナイフ29を押引きすることができるようになっている。そして、ウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31との間に紙Wを挟んだ状態でナイフ29を押出せば、紙Wを切断することができるのである。
つまり、ナイフ29は、図17(b)に示すように引っ込んだ状態から押出されると、図18(b)に示すように突出して、紙Wを切断することができる。
【0054】
このように、紙Wに両面接着テープ84の粘着層84Gを転写した後、ナイフ29により紙Wの先端部分W1のうちの不要な部分を切断したら、その後は、図19に示すように、ウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31を開放し、親巻き6を逆転させる。この図19に示す状態は、一連の紙継ぎ準備工程が終了した状態であり、粘着層84Gの位置は時計の8時の位置に制御されている。
【0055】
そして、紙継ぎ準備された親巻き6は、次工程であるワインダ2に送られるようになっている。
本発明の一実施形態としての紙継ぎ準備装置は、上述のように構成されているので、紙継ぎ準備は、以下のように行なわれる。
つまり、まず、図1に示すように、親巻き6が、リールパート1からアンワインダ3に向かってレール12上を走行しながら親巻きストレージスタンド4に搬送される。この際、親巻きストレージスタンド4では、油圧式ショックアブソーバを含むエア作動式のリンク機構10によって親巻き6の転入時の衝撃を吸収して親巻き6を親巻きストレージスタンド4上に停止させる。
【0056】
この時には、親巻き6から繰り出されている紙Wの先端部分W1は、通常、図4(b)に示すように、親巻き6から少しだけ垂れ下がっているが、もしも紙Wの先端部分W1が親巻き6から少しだけ垂れ下がっていない場合には、親巻き回転装置8を作動させて親巻き6を回転させることで紙Wの先端部分W1の位置を調整する。
【0057】
一方、親巻き6が親巻きストレージスタンド4に転入すると、これが、図示しないリミットスイッチで検出され、親巻き径検出装置11が作動して親巻き6の外径が測定され、その測定信号が図示しないPLCに送られる。
PLCでは、測定信号を受けると、移動機構50のモータ48に所要の作動信号を発して、モータ48を回転させて、接合材貼付装置2のウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31とが、図3に示すように、転入した親巻き6に対して最良の位置、即ち、親巻き6から垂れ下がっている紙Wの先端部分W1の直下の位置にくるように移動させる。
【0058】
ここで、図5に示すように、親巻き回転装置8を通じて親巻き6が低速回転され、親巻き6から繰出される紙(ウェブ)Wをブロークパルパ7内に進入させる。
そして、紙Wの先端部分W1がブロークパルパ7内で渦巻く水流に届くと、紙Wの先端部分W1は水流に引っ張られながら溶解されていく。この段階で親巻き6から繰出される紙Wに引張り張力が発生するように繰出し速度制御を行なうとやがて親巻き6からウェブガイドビーム21に至る区間に皺とか弛みの無い平らな紙Wが得られるので、この時点で親巻き6の回転を止める。なお、繰出し速度制御時には、親巻き6の直径の変化が親巻き径検出装置11によって検出されるため、PLCではこの親巻き径の検出信号に基づいて親巻き6から繰出される紙Wの繰出し速度が一定の適当な速度となるよう親巻き回転装置8のインバータモータ51の回転速度を制御するようになっている。
【0059】
親巻き6からウェブガイドビーム21に至る区間に平らな紙Wが得られたら、図5に示すように、エアシリンダ34を作動させ、紙押さえビーム31をウェブガイドビーム21側に引き寄せる。これにより、図6,図7に示すように、ウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31とが紙Wを挟み込む。つまり、紙Wは、その全幅にわたって、ウェブガイドビーム21側のウェブガイド21Aと紙押さえビーム31側の紙押さえ36とによって挟まれる。この時、紙Wは、ウェブガイドビーム21側面上部ではウェブサポート24面に全幅接触してサポートされる。
【0060】
なお、親巻き回転装置8では、ギヤカップリング60とリールスプール9との係合及び係合解除はエアシリンダ61によって制御するが、親巻き6を正転,逆転,停止させる際には、図10(b)に示すように、ギヤカップリング60とリールスプール9とを係合させる。なお、親巻き6の親巻きストレージスタンド4への転入時や転出時には、図10(a)に示すように、ギヤカップリング60とリールスプール9との係合を解除する。
【0061】
このように、ウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31とで、皺や弛みの無い平らな状態の紙Wを挟み込んだら、この工程と平行して又はこの工程の次に、図12に示すように、テープアプリケータ37を紙押さえビーム31の駆動側端部迄移動させる。もちろん、この時には、テープアプリケータ37は図11に示すように紙押さえビーム31の操作側端部位置にあり両面接着テープ84は紙Wには押し付けられていない。
【0062】
このように、テープアプリケータ37が紙押さえビーム31の駆動側端部迄移動した状態〔図13(a),(b)参照〕から、図13(c),図14に示すように、エアシリンダ85によってテープアプリケータ37を僅かに操作側に移動させて、テープ貼りローラ81によりテープ繰出しリール82から繰出される両面接着テープ糾を紙W上に押し付ける(図15参照)。
【0063】
そして、テープ貼りローラ81によりテープ繰出しリール82から両面接着テープ84を繰出して両面接着テープ84を紙W上に押し付けながら、テープアプリケータ37を図13(d)に示すように紙押さえビーム31の操作側端部まで移動させる。このときには、リール83によりリール82から繰出された両面接着テープ84のセパレータと称する剥離層を連続的に巻き取っていく。
【0064】
これにより、両面接着テープ84の粘着層84Gは紙W上に直線的に帯状に転写される。テープアプリケータ37が紙押さえビーム31の操作側端部まで移動したら、図16に示すように、エアシリンダ86によって、テープ貼りローラ81が紙W面から分離して、一連のテープ貼り工程が終わる。
次に、図17,図18に示すように、切断装置30によって、紙Wの先端部分W1のうちの両面接着テープ84の粘着層84Gを貼り付けられた箇所よりも先の不要な部分を切断する。つまり、エアシリンダ25の作動エアを制御して、プラットホーム27を移動させることで、図17に示す状態のナイフ29を図18に示すように押出して、紙Wの不要部分を切断する。この切断された紙Wの不要部分は、下方のブロークパルパ7内に落ちていき、溶解処理される。
【0065】
そして、紙Wに両面接着テープの粘着層84Gを転写した後、図19に示すように、ウェブガイドビーム21と紙押さえビーム31を開放し、親巻き6を逆転させて、粘着層84Gの位置を時計の8時の位置に制御する。
これにより、紙継ぎ準備工程が完了する。
紙継ぎ準備が完了した親巻き6は、次工程であるワインダ2に送られて、ワインダドラム102によりコア(巻取り用コア)103に接着されシッピングロール101への巻き取りを行なわれる(図20参照)。
【0066】
本紙継ぎ準備装置では、このようにして紙継ぎ準備を行なうことができるため、次のような効果を得ることができる。
つまり、抄紙機のリールパートでできた親巻きの直径は、例えば3200mm〜2000mmとかなり広範囲に変化するが、紙継ぎ準備工程の最初に親巻き6の直径を測定し、この測定信号に基づいて、親巻き6からの不良紙除去や両面接着テープ貼りに対するウェブガイドビームや紙押さえビーム等の関係装置の位置を最適位置に移動させることができるようになる。
【0067】
また、親巻き6の直径の測定信号を用いることで、親巻き6から紙Wを繰出したり、あるいは最後の工程で親巻き6を逆転させて紙Wの先端部分W1に転写された接着剤位置を最適位置にコントロールするために、親巻き回転速度を最適値に制御することもできるようになる。
さらに、ウェブガイドビームと紙押さえビームが共用される1台のモータで最適位置に移動できる構成なので、装置の構成が簡略化されるとともに、装置の制御についても簡単なものにできる利点がある。
【0068】
また、ウェブガイドビームに対して紙押さえヒームが押し付けられたり、分離される構造になっているために、親巻き6からブロークパルパ7に対して不良紙を繰り込んだりすることや、両面接着テープを貼りつけたりすることや、紙Wの先端部分W1の不要部を切断したりすることも容易に行なうことができる。
なお、図1に示すようなブロークパルパの配置は、他にエアジェット効果により親巻きから繰出される紙を引張り、皺を除去するような構成が代替案として考えられないわけではないが、そのような代替案に比べても紙継ぎ準備工程に於ける必要性を最も効率よく満足させている。
【0069】
また、紙継ぎ準備装置全体が、従来広く用いられている勾配レールを使ってリールパートからアンワインダに親巻きを搬送する装置に対して特別な配置スペースや形を求めること無く、コンパクトに共存配置されているので紙継ぎ準備工程に村する親巻きの搬入,搬出が能率良く安全に可能である。
装置の動きに対する制御装置については、説明が省略されているが、上述の装置構成を理解して市販の標準化されたセンサやPLC等の制御装置を用いれば、オペレータが操作盤上に配置されたスイッチを押すだけで全ての動きを操作できるようにすることは通常の技術レベルで可能なことである。
【0070】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは言うまでもなく、本実施形態の紙継ぎ準備装置の要部のみを適用するようにしてもよい。
例えば接合材は両面接着テープ84に限定されるものではなく、例えば接着剤を用いてもよい。この場合、テープアプリケータ37に代えて、接着剤を塗布するローラ等を備えるようにして、このローラ等をテープアプリケータ37と同様に、紙押さえビーム31に沿って移動させるようにすることで、接着剤を紙W面に自動的に塗布することができる。
【0071】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の本発明の紙継ぎ準備装置によれば、抄紙機のリールパートからワインダのアンワインダに至る親巻き搬送経路の途中において、接合材貼付装置が親巻きから繰り出された紙の先端部分に接合材を自動的に貼付するため、親巻きから繰り出された紙の先端部分をワインダ側の巻取用コアに接合するための紙継ぎ準備作業を自動的に行なうことができるようになり、高速抄紙機による大径,幅広の親巻きロールの紙継ぎについても省力化,省人化することができるようになる。
さらに、接合材貼付装置の下方に、ブロークパルパが配設されているため、親巻きから繰り出された紙の先端部分のうちの不要な部分を容易にブロークパルパ内に送り込むことや、紙の先端部分をブロークパルパ内に送り込んでブロークパルパ内の水流を利用して紙継ぎ準備作業時に紙の先端部分に張力を与えることにより、紙の先端部分の皺や弛みを解消させることも可能になる。
また、請求項2,3記載の本発明の紙継ぎ準備装置によれば、接合材貼付装置に隣接して設けられ切断装置が、紙の先端部分のうちの接合材貼付装置で接合材を貼付された部位よりも先端側の不要部分を切断するので、紙の不要部分の除去を適切に行なうことができる。
【0072】
また、請求項記載の本発明の紙継ぎ準備装置によれば、接合材貼付装置では、支持台に支持された親巻きから繰り出された紙の先端部分を、ガイドビームで案内しつつガイドビームと紙押さえビームとの間に通し、ガイドビームと紙押さえビームとにより親巻きから繰り出された紙の先端部分を挟持した状態で、かかる紙の先端部分にテープアプリケータによって接合材としての両面接着テープを貼付する。これにより、親巻きから繰り出された紙の先端部分をワインダ側の巻取用コアに接合するための紙継ぎ準備作業の自動化を容易且つ確実に実現することができる。
【0073】
また、請求項記載の本発明の紙継ぎ準備装置によれば、ガイドビームと紙押さえビームとが、支持機構によりリールワインダ方向に移動可能に支持され、移動機構によりリールワインダ方向に同時,同速度,同方向に水平移動させることができるため、ガイドビームと紙押さえビームとによる紙の先端部分の挟持を適切な位置で行なうことができ、テープアプリケータによる紙の先端部分への両面接着テープの貼付をより適切に行なうことができる。
【0075】
また、請求項記載の本発明の紙継ぎ準備装置によれば、親巻き回転装置により、支持台に支持された親巻きを正転,逆転,停止させて、支持台に支持された親巻きから繰り出された紙の先端部分の位置調整及び該先端部分の張力状態の調整を行なうことができるので、不良紙(ブローク)の発生を極力抑えながら、紙継ぎ準備作業を適切に行なえるようになる。
【0076】
また、請求項記載の本発明の紙継ぎ準備装置によれば、移動機構により、親巻き径検出装置により検出された親巻きの径に応じてガイドビームと紙押さえビームとが所定位置になるように水平移動されるので、テープアプリケータによる紙の先端部分への両面接着テープの貼付を一層適切に行なうことができる
【0077】
また、請求項8記載の本発明の紙継ぎ準備装置によれば、親巻き回転装置は、親巻き径検出装置により検出された親巻きの径に応じて、親巻きから繰り出される紙の繰り出し速度が一定となるように親巻きの回転速度を調整されるので、紙の先端部分の処理をより適切に行ないやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置を親巻き搬送ライン内に組み込んだ場合の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置を親巻き搬送ライン内に組み込んだ場合の図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成をさらに詳しく示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、(a)は要部平面図、(b)は要部側面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、(a)は要部平面図、(b)は要部側面図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、図5のA部拡大図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、図6のB部拡大図である。
【図8】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、図5に比較して親巻きが小径の場合を示す図であり、(a)は要部平面図、(b)は要部側面図である。
【図9】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、紙継ぎ準備工程の中で必要な時に親巻きを正転,逆転,停止させるための親巻き回転装置を示す図であり、(a)は要部平面図、(b)は要部側面図である。
【図10】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、(a)はギヤカップリングとリールスプールとが嵌合していない状態を示す側面図、(b)はギヤカップリングとリールスプールとが嵌合していない状態を示す拡大側面図〔図10(a)のC部拡大図に相当する〕である。
【図11】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、ウェブガイドビームと紙押さえビームとが紙Wを挟んだ状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図12】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図13】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、(a)はテープアプリケータが紙押さえビームの駆動側端部迄移動した状態を示す図、(b)は(a)のD部拡大図、(c)は(b)の状態からテープアプリケータ37が僅かに移動した状態を示す図、(d)はテープアプリケータ37が紙押さえビーム31の操作側端部まで移動した状態示す図である。
【図14】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、図13(c)の要部拡大図である。
【図15】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、(a)は要部拡大図、(b)は(a)のE部拡大図である。
【図16】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、(a)は要部拡大図、(b)は(a)のF部拡大図である。
【図17】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、親巻き先端部の紙の切断工程を示し、(a)は要部拡大図、(b)は(a)のG部拡大図である。
【図18】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、親巻き先端部の紙の切断工程を示し、(a)は要部拡大図、(b)は(a)のH部拡大図である。
【図19】本発明の一実施形態にかかる紙継ぎ準備装置の構成及び動作等を説明する図であり、一連の紙継ぎ準備工程が終了した状態を示す。
【図20】従来技術としての巻取紙製造設備の代表的配置を示す模式的側面図である。
【図21】比較的最近の従来技術としての巻取紙製造設備の配置を示す模式的側面図である。
【符号の説明】
1 リールパート
2 ワインダ
3 アンワインダ
4,5 親巻きストレージスタンド(支持台)
6 親巻き
7 ブロークパルパ
7A ブロークパルパ7の上部開口(開口部)
8 親巻き回転装置
9 リールスプール
10 リンク機構
11 親巻き径検出装置
12 レール
13 軸受け
14 安全カバー
20 接合材貼付装置
21 ウェブガイドビーム(ガイドビーム)
21A ウェブガイド
22 アーム
23 安全カバー
24 ウェブサポート
25 エアシリンダ
26 案内軸
27 プラットホーム
28 ナイフ取り付け板
29 ナイフ
30 切断装置
31 紙押さえビーム
32,33 アーム
34 エアシリンダ
35 ロッド
36 紙押さえ
37 テープアプリケータ
40 支持機構としての直線運動形低摩擦ガイド装置(ガイド装置,LMガイド)
41 スライドユニット
42 レール
43 連結軸
44 軸受け
45 ウォームジャッキ
46 駆動用中間軸
47 マイクギヤユニット
48 モータ
50 移動機構
51 インバータモータ
52 減速機
53 伸縮式カップリング
54 軸受け
55 軸受台
56 LMガイドレール(ガイド装置のガイドレール)
57 スライドユニット
58 ベース
59 駆動軸
60 ギヤカップリング
61 エアシリンダ
71 平ベルト
72 ベルトプーリ
73 駆動プーリ
74 ブレーキ付きギヤ
75 支持機構としてのLMガイド
81 テープ貼りローラ
82 テープ繰出しローラ
83 リール
84 両面接着テープ
84G 粘着層
86 エアシリンダ
100 バーチカルアンローダ
101 シッピングロール
102 ワインダドラム
103 コア(巻取り用コア)
W 紙
W1 紙Wの先端部分

Claims (8)

  1. 抄紙機のリールパートとワインダのアンワインダとの間に、該リールパートで形成された親巻きを支えながら該親巻きを次工程の該ワインダへ搬送するためのレールを備えた巻取紙製造設備に設けられる紙継ぎ準備装置であって、
    該親巻きから繰り出された紙の先端部分を該ワインダ側の巻取用コアに接合するために、該レールの途中に配設された支持台に支持されている該親巻きから繰り出された紙の該先端部分に、接合材を自動的に貼付する接合材貼付装置をそなえ
    該接合材貼付装置が、該支持台に支持された該親巻きの下面と、下方にブロークパルパを配設された抄紙室床面との間に、介設されていることを特徴とする、紙継ぎ準備装置。
  2. 該接合材貼付装置に隣接して、該先端部分のうちの該接合材貼付装置で接合材を貼付された部位よりも先端側を切断する切断装置が設けられていることを特徴とする、請求項1記載の紙継ぎ準備装置。
  3. 抄紙機のリールパートとワインダのアンワインダとの間に、該リールパートで形成された親巻きを支えながら該親巻きを次工程の該ワインダへ搬送するためのレールを備えた巻取紙製造設備に設けられる紙継ぎ準備装置であって、
    該親巻きから繰り出された紙の先端部分を該ワインダ側の巻取用コアに接合するために、該レールの途中に配設された支持台に支持されている該親巻きから繰り出された紙の該先端部分に、接合材を自動的に貼付する接合材貼付装置をそなえ、
    該接合材貼付装置に隣接して、該先端部分のうちの該接合材貼付装置で接合材を貼付された部位よりも先端側を切断する切断装置が設けられていることを特徴とする、紙継ぎ準備装置。
  4. 該接合材貼付装置が、該支持台に支持された該親巻きから繰り出された紙の該先端部分を案内するガイドビームと、該ガイドビームに対して離接可能であって該ガイドビームと協働して該先端部分を挟持しうる紙押さえビームと、該ガイドビームと該紙押さえビームとにより挟持された該先端部分に該接合材としての両面接着テープを貼付するテープアプリケータとをそなえていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙継ぎ準備装置。
  5. 該ガイドビームと該紙押さえビームとをリールワインダ方向に移動可能に支持する支持機構と、該ガイドビームと該紙押さえビームとを該リールワインダ方向に同時,同速度,同方向に水平移動させることのできる移動機構とが備えられていることを特徴とする、請求項記載の紙継ぎ準備装置。
  6. 該支持台に支持された該親巻きを正転,逆転,停止させて該親巻きから繰り出された紙の該先端部分の位置調整及び該先端部分の張力状態の調整を行ないうる親巻き回転装置をそなえていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか項に記載の紙継ぎ準備装置。
  7. 該支持台に支持された該親巻きの径を検出する親巻き径検出装置をそなえ、該移動機構によって、該親巻き径検出装置により検出された該親巻きの径に応じて該ガイドビームと該紙押さえビームとが所定位置になるように該水平移動を行なわれることを特徴とする、請求項5又は6記載の紙継ぎ準備装置。
  8. 該支持台に支持された該親巻きの径を検出する親巻き径検出装置をそなえ、該親巻き回転装置は、該親巻きから繰り出される紙の繰り出し速度が一定となるように該親巻き径検出装置により検出された該親巻きの径に応じて該親巻きの回転速度を調整されることを特徴とする、請求項6又は7記載の紙継ぎ準備装置。
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