JPH08119232A - 自動管端テープ巻装置 - Google Patents

自動管端テープ巻装置

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JPH08119232A
JPH08119232A JP28901994A JP28901994A JPH08119232A JP H08119232 A JPH08119232 A JP H08119232A JP 28901994 A JP28901994 A JP 28901994A JP 28901994 A JP28901994 A JP 28901994A JP H08119232 A JPH08119232 A JP H08119232A
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秀夫 古澤
Yoshihiro Kajikawa
芳宏 梶川
Koichi Okamoto
浩一 岡本
Kazumi Uranaka
和美 浦中
Shinji Furukawa
眞治 古川
Isamu Ishii
勇 石井
Tatsunori Mitsukane
立教 光兼
Shigeki Manabe
茂樹 真鍋
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Kawanoe Zoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】鋼管の突合せ部の自動テーピング装置の提供。 【構成】端部を突合せた鋼管3を管軸方向に走行させる
搬送ラインに平行に、管と同速度で走行自在で原位置へ
復帰可能な走行台車26と、これと同一軸線上を同方向
に往復動自在な巻幅調整台車31と、巻幅調整台車上に
テープ巻ユニット47を鋼管外径に対応した位置に設定
する昇降フレーム41と、昇降フレーム側面でテープ巻
ユニット47を鋼管3と同心で回転させる回転フレーム
45と、回転フレーム側面のロータフレーム49を備
え、ロータフレームに取付けたテープ繰出装置、テープ
貼付け装置、テープ供給装置、およびテープ切断手段に
よりテープを貼付ける。鋼管の突合せ部を検出する継目
検出器8からの信号に対応して走行台車、巻幅調整台車
の走行を制御するとともに、回転フレーム、テープ供給
機構、およびカッタを制御するテープ巻制御部を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、端部を連続突き合わ
せて搬送されている鋼管の自動管端テープ巻装置に関す
るもので、特に鋼管外径が20mmから700mmと大
きく変化する搬送ライン上において、鋼管外周に樹脂等
のコーティングや薬液塗布等の表面処理する際、鋼管の
突き合わせ部にコーティング材や薬液等が内部流入する
のを防止したり、ねじ部や溶接部等のマスキングを目的
に行うテープ巻を自動的に行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】端部を連続突き合わせて搬送されている
鋼管外周に樹脂等のコーティングや薬液塗布等の表面処
理する際、部分的に吐出量を変化させることは、現在の
技術では可能と思われるが、実操業においては生産性の
面からライン速度や吐出量等を部分的に変化させること
は行われていないのが現状である。したがって従来は、
鋼管外周に樹脂等のコーティングや薬液塗布等の表面処
理する際、鋼管の突き合わせ部よりコーティング材や薬
液等が内部流入するのを防止したり、ねじ部や溶接する
管端部は、マスキングを目的にテープ巻を行っている
が、何れもライン外で鋼管の両管端別々にテープ巻装置
または人手によりテープ巻を行うか、あるいはライン速
度を遅くして人手によりテープ巻を行うのが一般的であ
った。また、ライン内での人手によるテープ巻作業は、
鋼管の搬送速度と同速度で移動しながらの作業となり、
同一作業者での長時間作業は行えず、特に鋼管外径が大
きくなると、その作業性から二人作業の連携作業が必要
であり、多くの時間と労力が必要で、作業能率が悪く、
処理コストが高くつくと共に、作業に危険が伴う等の問
題を有していた。
【0003】上記問題点を解消するため、管端テープ巻
装置が種々提案されている。例えば、電磁弁によって吸
気または排気に切換えられ、粘着テープ供給機構により
所定長さに剥離供給された粘着テープを吸気または吹き
離しするエアーボックスと、該エアーボックス後方にあ
って電磁弁によって前進または後退に切換えられ、鋼管
に吹き付けられた粘着テープを転圧着する圧着ローラと
を備えた機箱を鋼管送行部の長手方向に所要間隔を置い
て相対配置してなり、前記両電磁弁には鋼管継目部が前
記エアーボックス部および圧着ローラ部に位置したと
き、エアーボックスを排気状態にまた圧着ローラを前進
に切換える制御手段を設けてなるテーピング装置(特公
昭54−41125号公報)、鋼管管端の無塗装部を形
成するために使用するマスキングテープを巻付けたテー
プリールと、該マスキングテープを吸引し、送給するた
めのバキュームロールと該マスキングテープを管表面に
張り付けるための張付ロールと、張り付け終了後にテー
プを切断するカッターとからなる2つのブラケットを、
可動支持体に設けたシリンダー機構と、スライド機構と
を介して互いに対向して上下に移動可能に配置し、かつ
前記可動支持体をスライド機構とシリンダー機構とによ
り上下および水平方向に移動可能に支承してなる固定支
持台を配置すると共に、前記バキュームロールと張付ロ
ールは、互いにリンクにより連結されてブラケットの先
端に取付けたシリンダーにより管表面に押圧可能とした
テープマスキング装置(特開昭58−61396号公
報)、端部を突き合わせた鋼管を回転させながら軸方向
に走行させる搬送ラインの近傍に鋼管と同速で同方向に
走行自在でかつ鋼管に対して進退動自在となる移動ベー
スと、鋼管の突き合わせ端部を検出して前記移動ベース
を走行させる管端検出手段とを設け、前記移動ベースに
このベースに取付けられた複数の粘着テープを送り出す
テープ繰出し部と、繰出された粘着テープを所定の長さ
に切断するカッターと、繰出された粘着テープを受取り
前後鋼管の端部外周面に押当てて別個に貼付ける一対の
貼付手段を設けた装置(実公昭59−35352号公
報)等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特公昭54−41
125号公報に開示のテーピング装置は、エアー圧力で
粘着テープを半周毎に吹付けて圧着ローラで転圧着する
ため、回転しつつ搬送される鋼管やテーピング幅の変動
に追従することはできない。また、特開昭58−613
96号公報に開示のテープマスキング装置は、両端個別
にマスキングを行うため、連続して搬送されるコンベア
上でのテープ巻は困難である。さらに、実公昭59−3
5352号公報に開示の装置は、鋼管回転式連続ライン
を対象とし、管端突き合わせ部での回転差を避けるため
にテープを2本個別に管端に巻付けている。これは、管
端突き合わせ部が完全にシールされていないことにな
る。また、テープリールのテープ残量が小の場合の次テ
ープリールからのテープ補給については開示されておら
ず、テープリールの交換に人手を要する。
【0005】この発明の目的は、上記従来技術の諸問題
を解消し、鋼管管端部の粘着テープによるテーピングを
自動的に行うことによって、作業の能率向上と省力化を
図ることができる自動管端テーピング装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意試験研究を重ねた。その結果、鋼管搬
送コンベア上の所定位置で管端継目を検出し、テープ巻
装置内に管端継目が入るタイミングと、鋼管搬送速度に
一致するタイミングを制御し、走行台車を起動させて管
端部の任意の位置からテープを旋回巻付けながら必要マ
スキング幅になるよう走行台車の巻幅調整台車を進退さ
せ、必要テープ長さに切断と同時に次回貼り付けテープ
先端を、貼り付け位置に保持しながら、切断テープ尾端
巻付け完了後、走行台車、巻幅調整台車およびテープ旋
回部を原点に復帰させ、次の管端継目検出信号まで待機
する動作を自動的に繰り返すと共に、テープリールの自
動交替によってテープ補給を行うことによって、鋼管管
端部の粘着テープによるマスキングを自動的に行うこと
ができることを究明し、この発明に到達した。
【0007】すなわち本願の第1発明は、テープリール
より供給された片面粘着テープを繰り出す2本のロール
の非粘着剤側に接するロールがテープのテンション調整
機構およびブレーキ機構を有するテープ繰り出し装置
と、繰り出された片面粘着テープを所定長さに切断して
供給するナイフを取付けたガイドリング付きナイフロー
ルとバキューム付きアンビルロールからなる通過テープ
長さ検出機構を有するカッティング装置と、加圧機構を
有するバキューム孔付きプレスロールとテープガイドか
らなるテープ貼り付け装置とからなることを特徴とする
テープ接着装置である。
【0008】また、本願の第2発明は、2個以上のテー
プリールの支持軸を回転軸に対称に配置した回転可能な
タレットフレームと、前記テープリールの支持軸にブレ
ーキ機構を設けたテープ供給装置と、繰り出されている
テープリールのテープが少なくなった時点でテープを切
断し、切断したテープ後端を新しいテープリールのテー
プ始端に接着する支点軸を中心に旋回する押さえロール
とカッターアームからなるテープ切断接着手段とからな
ることを特徴とするテープ自動接続装置である。
【0009】さらに、本願の第3発明は、端部を突き合
わせた鋼管を管軸方向に走行させる搬送ライン内に平行
に、鋼管と同速度で同方向に走行自在で原点位置へ往復
動自在な走行台車と、該走行台車の軸線と同軸上で鋼管
と同方向に往復動自在な巻幅調整台車と、該巻幅調整台
車上にテープ巻ユニットを鋼管外径に対応した位置に設
定する昇降フレームと、該昇降フレーム側面でテープ巻
ユニットを鋼管と同心で回転させる回転フレームと、該
回転フレーム側面のロータフレームに取付けたテープ繰
り出し装置とテープ長さ検出機構を有するカッティング
装置とテープ貼付け装置とテープ供給装置とテープ切断
接着手段と、前記走行台車と連結されて走行し鋼管を支
持する鋼管支持ロールと、前記ロータフレーム上の各往
復動駆動機構に空気圧、真空圧を送るロータリーシール
部と、鋼管突き合わせ部を検出する継目検出器と、該検
出器からの継目検出信号に対応して前記走行台車、巻幅
調整台車を走行制御すると共に、回転フレーム、テープ
供給機構およびカッターを制御するテープ巻制御部とか
らなることを特徴とする自動管端テープ巻装置である。
【0010】
【作用】本願の第1発明のテープ接着装置は、テープ貼
り付け装置のプレスロールを鋼管に押付け、テープ接着
装置が回転することによって、プレスロールに回転力が
発生し、タイミングベルトを介してテープ繰り出し装置
およびカッティング装置のロールを回転させ、テープを
繰り出してプレスロールにより鋼管管端に貼り付ける。
また、テープ繰り出し中は、テープ繰り出し装置の一対
のロールに挟まれたテープによりプレスロールを鋼管か
ら解放しても、回転フレームの回転によってテープが繰
り出されるからテープ長さ検出器が働き、テープ繰り出
し量が所定長さに達すると、カッティング装置のナイフ
を取付けたガイドリング付きロールがアンビルロールに
接してテープを切目カットまたはミシン目カットを行
う。テープ始端がプレスロールの鋼管向かい側少し手前
に達した時点で、テープ繰り出し装置の一対のロールに
ブレーキをかけてテープ供給を停止する。その時プレス
ロールは、鋼管より所定距離離れた待機位置に位置し、
テープ始端を吸引力で保持しているので、テープはロー
タフレームの回転によって引っ張られ、切目またはミシ
ン目位置で切断される。切断された鋼管上のテープ後端
は、テープ貼り付け装置直後に設けたブラシまたはロー
ル等のフラップ抑えで鋼管に押し付けられる。
【0011】また、本願の第2発明のテープ自動接続装
置は、2個以上のテープリールの支持軸を回転軸に対称
に配置した回転可能なタレットフレームと、前記テープ
リールの支持軸にブレーキ機構を設けたテープ供給装置
と、繰り出されているテープリールのテープが少なくな
った時点でテープを切断し、切断したテープ後端を新し
いテープリールのテープ始端に接着する支点軸を中心に
旋回する押さえロールとカッターアームからなるテープ
切断接着手段を設けたことによって、テープリールを支
持軸に取り付ける際、テープ始端部に予め両面接着テー
プを貼っておくか、またはテープ自身の粘着面をテープ
リール外周側に折返し、仮止めテープで固定しておけ
ば、繰り出されているテープリールのテープが少なくな
った時点で、押さえロールとカッターアームからなるテ
ープ切断接着手段を支点軸を中心に旋回させると、押さ
えロールが繰り出されているテープを介して新しいテー
プリールに接触し、テープリールを回転させる。さらに
テープ切断接着手段を支点軸を中心に旋回させると、押
さえロールは新しいテープリールに接触した状態の位置
を保持したままで、カッターアームがさらに旋回して新
しいテープリールに近づき、繰り出されているテープに
接触して切断する。カッターアームのカッターにより繰
り出されていたテープが切断されると、切断されたテー
プ後端は新しいテープリールのテープ始端の両面接着テ
ープまたはテープ自身の粘着面を折返した部分に押さえ
ロールによって押付けられて接続される。テープの自動
接続が完了すると、押さえロールとカッターアームから
なるテープ切断接着手段を支点軸を中心に旋回させて定
位置へ復帰する。しかるのち、前にテープが繰り出され
ていたテープリールを支持軸から取外し、タレットフレ
ームを回転して新しいテープリールの位置を前にテープ
が繰り出されていたテープリール位置に移動し、準備さ
れた新しいテープリールをテープリールを取り外した支
持軸にセットし、テープ自動接続を完了する。
【0012】さらに、本願の第3発明の自動管端テープ
巻装置は、鋼管と同速度で同方向に走行自在で原点位置
へ往復動自在な走行台車と、該走行台車の軸線と同軸上
で鋼管と同方向に往復動自在な巻幅調整台車と、該巻幅
調整台車上にテープ巻ユニットを鋼管外径に対応した位
置に設定する昇降フレームと、該昇降フレーム側面でテ
ープ巻ユニットを鋼管と同心で回転させる回転フレーム
と、該回転フレーム側面のロータフレームに取付けたテ
ープ繰り出し装置とテープ長さ検出機構を有するカッテ
ィング装置とテープ貼付け装置とテープ供給装置とテー
プ切断接着手段と、前記走行台車と連結されて走行し鋼
管を支持する鋼管支持ロールと、前記ロータフレーム上
の各往復動駆動機構に空気圧、真空圧を送るロータリー
シール部と、鋼管突き合わせ部を検出する継目検出器
と、該検出器からの継目検出信号に対応して前記走行台
車、巻幅調整台車を走行制御すると共に、回転フレー
ム、テープ供給機構およびカッターを制御するテープ巻
制御部からなり、前記本願の第1発明のテープ接着装置
および本願の第2発明のテープ自動接続装置を組込んだ
もので、自動管端テープ巻装置およびテープ自動接続装
置をロータフレームに設置し、テープ巻制御部によって
鋼管突き合わせ部検出信号に対応して前記走行台車、巻
幅調整台車を自動走行させると共に、回転フレーム、テ
ープ接着装置、テープ自動接続装置を自動制御すること
によって、搬送される鋼管管端に所定幅でテープを巻付
けることができる。
【0013】
【実施例】以下にこの発明の自動管端テープ巻装置の詳
細を実施の一例を示す図1ないし図10に基づいて説明
する。図1はこの発明の自動管端テープ巻装置の全体側
面図、図2はテープ巻ユニットを省略した自動管端テー
プ巻装置の平面図、図3は図1のA−A矢視拡大図、図
4はロータフレーム取付部の一部断面図、図5はこの発
明のテープ接着装置の全体正面図、図6はこの発明の自
動管端テープ巻装置の制御系統図、図7はこの発明の自
動管端テープ巻装置の制御流れ図、図8は同じくこの発
明の自動管端テープ巻装置の制御流れ図、図9は取付け
準備された新しいテープを示すもので、(a)図はテー
プ始端に両面接着テープを貼ったテープの斜視図、
(b)図はテープ始端の粘着面を折り返して仮止めした
テープの斜視図、図10はテープ切断準備位置を示す全
体正面図、図11はテープ自動接続装置のテープ接続位
置を示す全体正面図、図12は鋼管突き合わせ部を示す
もので、(a)図は1個の接続治具で接続した場合の断
面図、(b)図は2個の接続治具で接続した場合の断面
図ある。
【0014】図1ないし図12において、1、2は鋼管
3を搬送するコンベアロールで、図12に示すとおり、
鋼管3は管端同士を突合わせて接続治具4を介して連結
し、連続的にコンベアロール1、2によって搬送され
る。5はコンベアロール1の近傍に鋼管3を跨ぐように
立設した門型の継目検出フレームで、ハンドル6の操作
によりスクリュージャッキを介して昇降し、鋼管3に接
触する二つのロール7、7間に渦流センサーや光電セン
サー等からなる継目検出器8が設けられている。9はコ
ンベアロール2の近傍に鋼管3を跨ぐように立設した門
型の速度検出フレームで、ハンドル10の操作によりス
クリュージャッキを介して昇降し、鋼管3に接触するタ
ッチロールを備えた鋼管搬送速度検出器11が設けられ
ている。12、13はリニアガイドのレールで、レール
12に取付けた複数のベアリング14に鋼管支持ロール
15のロールフレーム16が固定されている。また、レ
ール13の速度検出フレーム9側には、レール13に取
付けた複数のベアリング17に鋼管支持ロール18のロ
ールフレーム19が固定されている。ロールフレーム1
9は、ボールねじのねじ軸20に沿って移動するナット
21に固定され、軸22をタイミングベルト23を介し
てサーボモータ24で回転させれば、タイミングベルト
25を介してねじ軸20が回転し、ロールフレーム16
と共に鋼管3の搬送方向に往復動するよう構成されてい
る。
【0015】26はテープ巻装置を鋼管3の搬送方向に
往復動させる走行台車で、コンベアロール1側のレール
13に取付けた複数のベアリング27に固定され、ボー
ルねじのねじ軸28に沿って移動するナット29と連結
され、タイミングベルト23を介してサーボモータ24
で軸22を回転させれば、タイミングベルト30を介し
てねじ軸28が回転し、リニアガイドのレール13に沿
って鋼管3の搬送方向に往復走行するよう構成されてい
る。31はレール13に取付けた複数のベアリング32
上に固定された巻幅調整台車で、走行台車26上に設置
されたボールねじのねじ軸33に沿って移動するナット
34に接続され、タイミングベルト35を介してサーボ
モータ36でねじ軸33を回転させれば、リニアガイド
のレール13に沿って鋼管3の搬送方向に往復走行し、
走行台車26の速度を鋼管3の搬送速度と同期させてテ
ープ巻を行っている時、走行させることによってテープ
幅以上の螺旋状に巻付けることが可能で、使用テープ
幅、テープ旋回速度および巻幅調整台車31の送り速度
によってテープ螺旋状巻の重なり代が調整できるよう構
成されている。
【0016】37は巻幅調整台車31上に鋼管3を跨ぐ
ように立設した門型のスタンドフレーム、38はスタン
ドフレーム37に設けた鋼管3の下端に接触する固定ロ
ール、39は同じくスタンドフレーム37に設けたハン
ドル40の操作によって昇降し、鋼管3の上端に接触す
る昇降ロール、41はスタンドフレーム37に設けた側
面に支持筒42を有する昇降フレームで、駆動装置43
の駆動によりスクリュージャッキ44を介して昇降し、
鋼管3の外径に対応した位置に設定されたのち、スタン
ドフレーム37に固定される。45は昇降フレーム41
側面の支持筒42にベアリング46を介して回転可能に
支持された回転フレームで、昇降フレーム41を鋼管3
の外径に対応した位置に設定して固定することにより、
中心部が空洞構造の支持筒42および回転フレーム45
の中心が鋼管3の中心と合致する。回転フレーム45の
一端には、テープ接着装置のテープ巻ユニット47、鋼
管支持ロールユニット48、図示しない圧縮空気蓄圧器
およびテープ供給部等を側面に支持するロータフレーム
49が着脱可能に設けられ、鋼管3の外径に対応してロ
ータフレーム49を交換するよう構成されている。ま
た、回転フレーム45の端部周面には、ギヤー50が設
けられ、巻幅調整台車31上に設けたサーボモータ51
によりタイミングベルト52を介して回転する歯車53
と噛み合う歯車54と噛み合っており、サーボモータ5
1を駆動すれば、回転フレーム45は鋼管3の出側から
見て左回りで回転するよう構成されている。55、56
は回転フレーム45と支持筒42間に設けたエアーおよ
びバキューム配管のロータリージョイント構造部、57
は同じく回転フレーム45の外周に設けた電源および電
気信号供給用のスリップリングである。
【0017】前記テープ巻ユニット47には、テープ接
着装置およびテープ自動接続装置が配設されている。テ
ープ巻ユニット47は、前記ロータフレーム49平面部
に設定位置がピンとボルトで自在に設定でき、テープリ
ール58より供給された片面粘着テープ(以下テープと
いう)59を鋼管3外面に貼り付け、テープ供給、テー
プ長さ測定、テープ切断および供給テープリール58の
接続替えを行うよう構成されている。上記テープ接着装
置は、テープ繰り出し装置とカッティング装置およびテ
ープ貼り付け装置で構成されている。
【0018】テープ繰り出し装置は、テープ自動接続装
置のテープリール58より供給されたテープ59を繰り
出す2本のフィードロール60、61からなり、フィー
ドロール60、61はギヤーの噛み合いによって回転す
る。テープ59の接着面に接するフィードロール61
は、剥離性を有する弾性体被覆ロールまたはテープ59
の接着面に接する面積を少なくした溝付きロールからな
る。非粘着剤側に接するフィードロール60は、テープ
59のテンション調整機構およびテープ切断時のテープ
保持の働きをするブレーキ機構を有している。
【0019】カッティング装置は、繰り出されたテープ
59を所定長さに切断して供給するナイフ62を取付け
たガイドリング63付きナイフロール64と、バキュー
ム付きアンビルロール65からなり、ガイドリング63
付きナイフロール64とアンビルロール65はギヤーの
噛み合いによって確実なテープ59のカッティングを行
う。ナイフ62を取付けたガイドリング63付きナイフ
ロール64は、ナイフ62の出入りを調整する作動機構
66を有し、両端にはナイフ62を保護する目的のガイ
ドリング63を設けたロールである。アンビルロール6
5は、ナイフ62の受け刃としての働きと、ガイドリン
グ63の受けとしての働きの両方を備えたロールで、ま
た、テープ59切断時のテープ保持機能を有するバキュ
ームロールである。カッティング装置は、ナイフ62を
取付けたガイドリング63付きナイフロール64とアン
ビルロール65の間を所定厚さのテープ59が通過でき
るように、作動装置66によりロール間にテープ厚さ以
上の隙間を付与するための引離しと、テープカット時の
ナイフ62を加圧し、その通過テープの長さをナイフロ
ール64の回転数より検出するテープ長さ検出器67を
有する。ナイフ62またはアンビルロール65の形状を
変更することによって、テープ59の切り離しカットや
ミシン目カット等ができる。
【0020】テープ貼り付け装置は、加圧機構を有する
バキューム孔付きプレスロール68とテープガイド69
と切断された鋼管3上のテープ後端を鋼管3に押し付け
るブラシ70からなり、鋼管3に所定長さのテープを貼
り付ける。前記加圧機構を有するバキューム孔付きプレ
スロール68は、ロール表面に一定間隔で穴が明けてあ
り、一定区域面のみ真空圧が伝わるバキュームゾーンを
有する構造で、鋼管3の走行振れ以上に離した位置に配
置し、走行振れに追従できるエアーシリンダ等の加圧機
構71を有し、バキュームゾーンでテープ59先端部を
保持し、加圧機構71によってプレスロール68を鋼管
3の外表面に押し付けてテープ先端を鋼管3の外表面に
押し付けて貼り付けるもので、同時に鋼管3外面に沿っ
てプレスロール68が移動する時、鋼管3外面との摩擦
により回転し、このプレスロール68の回転力を駆動力
としてタイミングプーリ、タイミングベルト72を介し
てフィードロール60、アンビルロール65をテープ5
9に所定の張力を付与するよう回転させ、テープ59を
鋼管3に供給して貼り付ける。また、プレスロール68
は、鋼管3より所定距離離れた待機位置よりテーピング
位置まで加圧機構71で動作する際、プレスロール保持
部に組込んだ図示しない一方向クラッチが働き、テープ
始端が貼り付け位置まで繰り出すよう構成されている。
テープガイド69は、プレスロール68保持部に取り付
けられていて、テープ59の接着面側に配置され、テー
プ保持用吸引力の補助を行う非粘着性ロール73とテー
プ59のカールを抑制する細いバー74からなる。
【0021】鋼管支持ロールユニット48は、往復動機
構75、鋼管支持ロール76、往復動部77および往復
動機構75を支持するフレーム78とからなり、前記ロ
ータフレーム49側面に設定位置がピンとボルトで自在
に設定でき、前記テープ巻ユニット47と対向する位置
にあり、小径鋼管等が前記プレスロール68の押し付け
力によりたわむのを防止する。鋼管支持ロール76は、
2本で一対をなす大径鋼管用と小径鋼管用の2対を有
し、該鋼管支持ロール76のロール間隔は、鋼管3外径
に応じて3段階にロール間隔が調整可能で、往復動機構
75により鋼管3に対して該鋼管支持ロール76が接触
または非接触可能に構成されている。テープ巻ユニット
47のテープ貼り付けプレスロール68でテープ59先
端を鋼管3に押し付け、同時に反対方向から鋼管支持ロ
ール76で鋼管3を支持しながら、サーボモータ51を
駆動して鋼管3の外周部に沿ってロータフレーム49を
回転させると鋼管3の外周にテープ59が巻付けられる
よう構成されている。
【0022】自動テープ接続装置は、2個以上複数個の
テープリール58の支持軸79を回転軸80に対称に配
置した回転可能なタレットフレーム81と、テープリー
ル58の支持軸79に図示しない往復動機構によるブレ
ーキ機構を設けたテープ供給装置と、同一の支点軸82
に配置したテープ接続ロール83の支持アーム84とテ
ープカッター85の支持アーム86と、支持アーム84
と支持アーム86を支点軸82を中心に旋回させる2段
往復駆動機構87とからなる。
【0023】自動テープ接続装置は、繰り出されている
テープリール58のテープ59が少なくなって設定値に
達すると、図10に示すとおり、2段往復駆動機構87
の1段目が作動してテープ接続ロール83の支持アーム
84とテープカッター85の支持アーム86を旋回させ
て準備位置に待機し、ついでテープ接続信号により2段
往復駆動機構87の2段目が作動してさらに旋回させ、
図11に示す通り、テープ接続ロール83が繰り出され
ているテープ59を介して補給テープリール58のテー
プ59先端部に接触し、図示しない捻じりコイルばねの
ばね力によってテープ接続ロール83が押し付け状態を
保持され、繰り出されているテープ59が補給テープリ
ール58のテープ59先端部に接着し、同時に引き出さ
れ一定長さを接続し、テープカッター85の支持アーム
86が2段往復駆動機構87の2段目ストローク限界に
達する直前に繰り出されているテープ59にテープカッ
ター85の刃が接触切断するよう構成されている。
【0024】88は巻幅調整台車31とシャフト89で
連結された鋼管3の支持ロール台車で、リニアガイドの
レール13に取付けた複数のベアリング90に固定さ
れ、巻幅調整台車31と共にレール13に沿って往復移
動する。91は支持ロール台車88上に鋼管3を跨ぐよ
うに立設した門型のスタンドフレーム、92はスタンド
フレーム91に設けた鋼管3の下端に接触する固定ロー
ル、93は同じくスタンドフレーム91に設けたハンド
ル94の操作によって昇降し、鋼管3の上端に接触する
昇降ロールで、鋼管3を固定ロール92および昇降ロー
ル93で支持するよう構成されている。
【0025】95はテープ巻制御部で、継目検出器8か
ら鋼管3の継目検出信号が、鋼管搬送速度検出器11か
ら鋼管3の搬送速度検出信号が、また、テープ長さ検出
器67よりテープリール58から繰り出したテープ59
のテープ長さ検出信号が入力される。また、テープ巻制
御部95には、操作卓96からテープ幅、テープ巻幅、
ロータフレーム49の回転数、定位置巻回転数、巻幅調
整台車31送り速度等の初期条件が入力設定されるよう
構成されている。テープ巻制御部95は、鋼管3の継目
検出信号、搬送速度検出信号が入力されると、鋼管3の
継目が設定位置を通過した否かを演算し、鋼管3の継目
が設定位置を通過すると走行台車操作部97に走行台車
加速前進走行を指令し、サーボモータ24を駆動してタ
イミングベルト30を介してねじ軸28を回転させて走
行台車26の速度を鋼管3の搬送速度と同調させると共
に、タイミングベルト25を介してねじ軸20を回転さ
せ、ロールフレーム16、19を走行台車26の1/2
の速度で鋼管3の搬送方向に走行させる。これによっ
て、コンベアロール1と固定ロール38との中間位置で
ロールフレーム16上の鋼管支持ロール15が鋼管3を
支持する。
【0026】テープ巻制御部95は、走行台車26が鋼
管3の搬送速度と同調すると、鋼管3の搬送速度検出信
号およびテープ長さ検出信号ならびに入力設定されたテ
ープ幅、テープ巻幅、ロータフレーム49の回転数、定
位置巻回転数、巻幅調整台車31送り速度等に基づき、
テープ貼付け操作部98にテープ貼付け指令を出力し、
加圧機構71によってバキュームゾーンでテープ59先
端部を保持したプレスロール68を鋼管3の外面に押し
付け、往復動機構75を操作して反対方向から鋼管支持
ロール76を上昇させて鋼管3を支持しながらテープ5
9先端を鋼管3の外面に貼り付ける。テープ巻制御部9
5は、同時に旋回フレーム操作部99にロータフレーム
49の旋回指令を出力すると共に、巻幅調整台車操作部
100に送り開始を出力し、サーボモータ51を駆動し
て鋼管3の外周部に沿ってロータフレーム49を回転さ
せ、鋼管3とプレスロール68の摩擦駆動によりプレス
ロール68の回転力を駆動力としてタイミングプーリ、
タイミングベルト72および歯車等を介してフィードロ
ール60、61、ナイフロール64、アンビルロール6
5をテープ59に所定の張力を付与しつつ回転させ、テ
ープリール58からテープ59を繰り出し鋼管3の外周
にテープ59を巻付けると共に、サーボモータ36を駆
動してタイミングベルト35を介してねじ軸33を回転
させ、巻幅調整台車31を設定された送り速度で走行さ
せる。さらにテープ巻制御部95は、加圧機構71を操
作してプレスロール68を鋼管3から離脱させて所定位
置に後退させる。鋼管3とプレスロール68の摩擦駆動
が停止するが、ロータフレーム49の回転によってテー
プ59が繰り出されているので、プレスロール68、フ
ィードロール60、61、ナイフロール64、アンビル
ロール65が回転している。
【0027】テープ巻制御部95は、テープ長さ検出器
67から出力されるテープ長さ信号から繰り出しテープ
長さを演算し、繰り出しテープ長さが所定長さに達する
と、テープ接続操作部101にテープ切断指令を出力
し、作動装置66を操作してカッティング装置のナイフ
ロール64がアンビルロール65に接してテープ59を
切断またはミシン目カットを行うと共に、テープ59始
端がプレスロール68の鋼管3向かい側少し手前に達し
た時、フィードロール60、61にブレーキを掛けてテ
ープ59の供給を停止すると、ロータフレーム49の旋
回によってテープ59がミシン目カット部で切断され
る。その時プレスロール68は、鋼管3より所定距離離
れた所定位置に待機していてテープ59始端をバキュー
ムゾーンで保持している。鋼管3上のテープ59後端
は、ブラシ70によって鋼管3に押し付けられる。
【0028】テープ巻制御部95は、テープ59が切断
されると、走行台車操作部97に走行台車減速停止を出
力し、サーボモータ24を停止したのち、巻幅調整台車
操作部100に原点位置復帰指令を出力し、サーボモー
タ36を逆回転させて巻幅調整台車31を原点位置に復
帰させる。また、テープ巻制御部95は、走行台車操作
部97に走行台車加速後退指令を出力してサーボモータ
24を逆回転させて走行台車26を加速後退走行させ、
走行台車26を後退定位置に停止させると共に、旋回フ
レーム操作部99に指令してサーボモータ51を制御
し、ロータフレーム49を原点位置で停止させる。この
時サーボモータ24の逆回転により、タイミングベルト
25を介してねじ軸20も逆回転し、ロールフレーム1
6、19も原点位置に復帰する。テープ巻制御部95
は、走行台車26が後退定位置に停止すると、空気圧を
補給し、1サイクルのテープ巻を完了し、次回の継目検
出信号が入力されるまで待機する。
【0029】テープ巻制御部95は、テープ長さ検出器
67から出力されるテープ長さ信号の累計を演算し、テ
ープ59を貼り付け中に繰り出されているテープリール
58のテープ59が少なくなり、接続準備設定値に達す
ると、テープ貼付け操作部98にテープ接続準備指令を
出力し、2段往復駆動機構87の1段目を作動してテー
プ接続ロール83の支持アーム84とテープカッター8
5の支持アーム86を旋回させて準備位置に待機し、つ
いでテープ繰り出し長さが接続設定値に達すると、テー
プ接続指令を出力して2段往復駆動機構87の2段目を
作動してさらに旋回させ、テープ接続ロール83が繰り
出されているテープ59を介して補給テープリール58
のテープ59先端部に接触し、図示しない捻じりコイル
ばねのばね力によってテープ接続ロール83が押し付け
状態を保持され、繰り出されているテープ59が補給テ
ープリール58のテープ59先端部に接着し、同時に引
き出され一定長さを接続し、テープカッター85の支持
アーム86が2段往復駆動機構87の2段目ストローク
限界に達する直前に繰り出されているテープ59にテー
プカッター85の刃が接触切断し、テープ59の接続が
完了すると、2段往復駆動機構87が後退して定位置に
復帰するよう構成されている。しかるのち、作業員は、
使用済みテープリール58をタレットフレーム81の支
持軸79から取り除き、タレットフレーム81を回転軸
80を中心に反時計回りに回転させ、新しいテープリー
ル58を先ほどまでテープ59を繰り出していたテープ
リール58位置に移動させ、位置決めピンで固定し、テ
ープリール58を取り除いた支持軸79に新しいテープ
リール58をセットする。
【0030】上記のとおり構成したことによって、搬送
される鋼管3の外径が変更になっると、搬送される鋼管
3は一定外径毎にあるロットで搬送されるので、鋼管3
の外径に対応してハンドル6を操作し、スクリュージャ
ッキを介して二つのロール7、7を鋼管3に接触する位
置に設定する。また、ハンドル10を操作してスクリュ
ージャッキを介して鋼管搬送速度検出器11のタッチロ
ールを鋼管3に接触する位置に設定する。さらに、ハン
ドル40を操作してスクリュージャッキを介して昇降ロ
ール39を昇降させて鋼管3に接触する位置に設定す
る。さらにまた、ハンドル94を操作してスクリュージ
ャッキを介して昇降ロール93を昇降させて鋼管3に接
触する位置に設定する。次いで駆動装置43を駆動して
スクリュージャッキ44を介して昇降フレーム41を昇
降させ、昇降フレーム41の中心が鋼管3の中心に位置
するよう設定して固定する。これによって、中心部が空
洞構造の支持筒42およびロータフレーム49の中心が
鋼管3の中心と合致する。
【0031】さらに、ロータフレーム49は、小径用と
大径用の二種類があり、搬送される鋼管3の外径に対応
して必要であれば取替える。そして、ロータフレーム4
9にテープ巻ユニット47をピンとボルトで鋼管3の外
径に対応した位置に固定すると共に、鋼管支持ロールユ
ニット48の鋼管支持ロール76を鋼管3の外径に対応
して必要なれば大径鋼管用または小径鋼管用に取替える
と共に、該鋼管支持ロール76のロール間隔を鋼管3の
外径に対応して調整したのち、鋼管支持ロールユニット
48をピンとボルトで鋼管3の外径に対応した位置に固
定し、手動調整を完了する。また、操作卓96からテー
プ幅、テープ巻幅、ロータフレーム49の回転数、定位
置巻回転数、巻幅調整台車31送り速度等の初期条件を
テープ巻制御部95に入力設定し、自動テープ巻装置の
運転準備を終了する。
【0032】上記手動調整が完了すると、図示しない鋼
管入側スキットから鋼管3の管端同士を突合わせてを接
続治具4を介して連結し、連続的にコンベアロールによ
って搬送する。鋼管3の管端突合わせ部が継目検出器8
に至ると、継目検出器8から鋼管3の継目検出信号が、
テープ巻制御部95に入力される。テープ巻制御部95
は、図7、図8に示すとおり、鋼管3の継目検出信号、
搬送速度検出信号が入力されると鋼管3の継目が設定位
置を通過した否かを演算し、鋼管3の継目が設定位置を
通過すると走行台車操作部97に走行台車加速前進走行
を指令し、サーボモータ24を駆動してタイミングベル
ト30を介してねじ軸28を回転させて走行台車26の
速度を鋼管3の搬送速度と同調させると共に、タイミン
グベルト25を介してねじ軸20を回転させ、ロールフ
レーム16、19を走行台車26の1/2の速度で鋼管
3の搬送方向に走行させる。これによって、コンベアロ
ール1と固定ロール38との中間位置でロールフレーム
16上の鋼管支持ロール15が鋼管3を支持する。
【0033】テープ巻制御部95は、走行台車26が鋼
管3の搬送速度と同調すると、鋼管3の搬送速度検出信
号およびテープ長さ検出信号ならびに入力設定されたテ
ープ幅、テープ巻幅、ロータフレーム49の回転数、定
位置巻回転数、巻幅調整台車31送り速度等に基づき、
テープ貼付け操作部98にテープ貼付け指令を出力し、
加圧機構71によってバキュームゾーンでテープ59先
端部を保持したプレスロール68を鋼管3の外面に押し
付け、往復動機構75を操作して反対方向から鋼管支持
ロール76を上昇させて鋼管3を支持しながらテープ5
9先端を鋼管3の外面に貼り付ける。テープ巻制御部9
5は、同時に旋回フレーム操作部99にロータフレーム
49の旋回指令を出力すると共に、巻幅調整台車操作部
100に送り開始を出力し、サーボモータ51を駆動し
て鋼管3の外周部に沿ってロータフレーム49を回転さ
せ、鋼管3とプレスロール68の摩擦駆動によりプレス
ロール68の回転力を駆動力としてタイミングプーリ、
タイミングベルト72および歯車等を介してフィードロ
ール60、61、ナイフロール64、アンビルロール6
5をテープ59に所定の張力を付与しつつ回転させ、テ
ープリール58からテープ59を繰り出し鋼管3の外周
にテープ59を巻付けると共に、サーボモータ36を駆
動してタイミングベルト35を介してねじ軸33を回転
させ、巻幅調整台車31を設定された送り速度で走行さ
せる。さらにテープ巻制御部95は、加圧機構71を操
作してプレスロール68を鋼管3から離脱させて所定位
置に後退させる。鋼管3とプレスロール68の摩擦駆動
が停止するが、ロータフレーム49の回転によってテー
プ59が繰り出されているので、プレスロール68、フ
ィードロール60、61、ナイフロール64、アンビル
ロール65が回転している。
【0034】テープ巻制御部95は、テープ長さ検出器
67から出力されるテープ長さ信号から繰り出しテープ
長さを演算し、繰り出しテープ長さが所定長さに達する
と、テープ貼付け操作部98にテープ切断指令を出力
し、作動装置66を操作してカッティング装置のナイフ
ロール64がアンビルロール65に接してテープ59を
切断またはミシン目カットを行うと共に、テープ59始
端がプレスロール68の鋼管3向かい側少し手前に達し
た時、フィードロール60、61にブレーキを掛けてテ
ープ59の供給を停止すると、ロータフレーム49の旋
回によってテープ59がミシン目カット部で切断され
る。その時プレスロール68は、鋼管3より所定距離離
れた所定位置に待機していてテープ59始端をバキュー
ムゾーンで保持している。鋼管3上のテープ59後端
は、ブラシ70によって鋼管3に押し付けられる。
【0035】テープ巻制御部95は、テープ59が切断
されると、走行台車操作部97に走行台車減速停止を出
力し、サーボモータ24を停止したのち、巻幅調整台車
操作部100に原点位置復帰指令を出力し、サーボモー
タ36を逆回転させて巻幅調整台車31を原点位置に復
帰させる。また、テープ巻制御部95は、走行台車操作
部97に走行台車加速後退指令を出力してサーボモータ
24を逆回転させて走行台車26を加速後退走行させ、
走行台車26を後退定位置に停止させると共に、旋回フ
レーム操作部99に指令してサーボモータ51を制御
し、ロータフレーム49を原点位置で停止させる。この
時サーボモータ24の逆回転により、タイミングベルト
25を介してねじ軸20も逆回転し、ロールフレーム1
6、19も原点位置に復帰する。テープ巻制御部95
は、走行台車26が後退定位値に停止すると、空気圧を
補給し、1サイクルのテープ巻を完了し、次回の継目検
出信号が入力されるまで待機する。
【0036】一方、テープ巻制御部95は、テープ巻中
テープ長さ検出器67から出力されるテープ長さ信号の
累計を演算し、テープ59を貼り付け中に繰り出されて
いるテープリール58のテープ59が少なくなり、接続
準備設定値に達すると、テープ接続操作部101にテー
プ接続準備指令を出力し、2段往復駆動機構87の1段
目を作動してテープ接続ロール83の支持アーム84と
テープカッター85の支持アーム86を旋回させて準備
位置に待機し、ついでテープ繰り出し長さが接続設定値
に達すると、テープ接続指令を出力して2段往復駆動機
構87の2段目を作動してさらに旋回させ、テープ接続
ロール83が繰り出されているテープ59を介して補給
テープリール58のテープ59先端部に接触し、図示し
ない捻じりコイルばねのばね力によってテープ接続ロー
ル83が押し付け状態を保持され、繰り出されているテ
ープ59が補給テープリール58のテープ59先端部に
接着し、同時に引き出され一定長さを接続し、テープカ
ッター85の支持アーム86が2段往復駆動機構87の
2段目ストローク限界に達する直前に繰り出されている
テープ59にテープカッター85の刃が接触切断し、テ
ープ59の接続が完了すると、2段往復駆動機構87が
後退して定位値に復帰する。したがって、テープリール
58の取替え補給は、テープリール58の入替えとタレ
ットフレーム81の180°回転を行うことになるが、
次の接続替えまでに同作業を行えばよい。なお、テープ
リール58の取替え補給は、多関節自在駆動機構や多軸
直交座標自在駆動機構等の装置を用いることによって、
自動化することが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明のテープ接
着装置は、過剰テープ巻の排除、巻じわが極端に少なく
なり、品質が安定したテープ巻を行うことができる。ま
た、この発明のテープ自動接続装置は、自動運転を停止
することなく、テープ巻動作中に自動的に補給側のテー
プリールのテープに接続替えできる。さらに、この発明
の自動管端テープ巻装置は、鋼管管端部の粘着テープに
よるマスキングを自動的に実施でき、作業能率の向上と
省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動管端テープ巻装置の全体側面図
である。
【図2】テープ巻ユニットを省略した自動管端テープ巻
装置の平面図である。
【図3】図1のA−A矢視拡大図である。
【図4】ロータフレーム取付部の一部断面図である。
【図5】この発明のテープ接着装置の全体正面図であ
る。
【図6】この発明の自動管端テープ巻装置の制御系統図
である。
【図7】この発明の自動管端テープ巻装置の制御流れ図
である。
【図8】同じくこの発明の自動管端テープ巻装置の制御
流れ図である。
【図9】取付け準備された新しいテープを示すもので、
(a)図はテープ始端に両面接着テープを貼ったテープ
の斜視図、(b)図はテープ始端の粘着面を折り返して
仮止めしたテープの斜視図である。
【図10】テープ自動接続装置のテープ切断準備位置を
示す全体正面図である。
【図11】テープ自動接続装置のテープ接続位置を示す
全体正面図である。
【図12】鋼管突き合わせ部を示すもので、(a)図は
1個の接続治具で接続した場合の断面図、(b)図は2
個の接続治具で接続した場合の断面図ある。
【符号の説明】
1、2 コンベアロール 3 鋼管 4 接続治具 5 継目検出フレーム 6、10、40、94 ハンドル 7 ロール 8 継目検出器 9 速度検出フレーム 11 鋼管搬送速度検出器 12、13 レール 14、17、27、32、46、90 ベアリング 15、18、76 鋼管支持ロール 16、19 ロールフレーム 20、28、33 ねじ軸 21、29、34 ナット 22 軸 23、25、30、35、52 タイミングベルト 24、36、51 サーボモータ 26 走行台車 31 巻幅調整台車 37、91 スタンドフレーム 38、92 固定ロール 39、93 昇降ロール 41 昇降フレーム 42 支持筒 43 駆動装置 44 スクリュージャッキ 45 回転フレーム 47 テープ巻ユニット 48 鋼管支持ロールユニット 49 ロータフレーム 50 ギヤー 53、54 歯車 55、56 ロータリージョイント構造部 57 スリップリング 58 テープリール 59 テープ 60、61 フィードロール 62 ナイフ 63 ガイドリング 64 ナイフロール 65 アンビルロール 66 作動機構 67 テープ長さ検出器 68 プレスロール 69 テープガイド 70 ブラシ 71 加圧機構 72 タイミングベルト 73 非粘着性ロール 74 バー 75 往復動機構 77 往復動部 78 フレーム 79 支持軸 80 回転軸 81 タレットフレーム 82 支点軸 83 テープ接続ロール 84、86 支持アーム 85 テープカッター 87 2段往復駆動機構 88 支持ロール台車 89 シャフト 95 テープ巻制御部 96 操作卓 97 走行台車操作部 98 テープ貼付け操作部 99 旋回フレーム操作部 100 巻幅調整台車操作部 101 テープ接続操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 浩一 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内 (72)発明者 浦中 和美 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内 (72)発明者 古川 眞治 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内 (72)発明者 石井 勇 愛媛県川之江市金田町342−3 (72)発明者 光兼 立教 愛媛県新居浜市中西町5−33 (72)発明者 真鍋 茂樹 愛媛県伊予三島市具定町271

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープリールより供給された片面粘着テ
    ープを繰り出す非粘着剤側に接するロールがテープのテ
    ンション調整機構およびブレーキ機構を有する2本のロ
    ールからなるテープ繰り出し装置と、繰り出された片面
    粘着テープを所定長さに切断して供給するナイフを取付
    けたガイドリング付きナイフロールとバキューム付きア
    ンビルロールからなる通過テープ長さ検出機構を有する
    カッティング装置と、加圧機構を有するバキューム孔付
    きプレスロールとテープガイドからなるテープ貼り付け
    装置とからなることを特徴とするテープ接着装置。
  2. 【請求項2】 2個以上のテープリールの支持軸を回転
    軸に対称に配置した回転可能なタレットフレームと、前
    記テープリールの支持軸にブレーキ機構を設けたテープ
    供給装置と、繰り出されているテープリールのテープが
    少なくなった時点でテープを切断し、切断したテープ後
    端を新しいテープリールのテープ始端に接着する支点軸
    を中心に旋回する押さえロールとカッターアームからな
    るテープ切断接着手段とからなることを特徴とするテー
    プ自動接続装置。
  3. 【請求項3】 端部を突き合わせた鋼管を管軸方向に走
    行させる搬送ライン内に平行に、鋼管と同速度で同方向
    に走行自在で原点位置へ往復動自在な走行台車と、該走
    行台車の軸線と同軸上で鋼管と同方向に往復動自在な巻
    幅調整台車と、該巻幅調整台車上にテープ巻ユニットを
    鋼管外径に対応した位置に設定する昇降フレームと、該
    昇降フレーム側面でテープ巻ユニットを鋼管と同心で回
    転させる回転フレームと、該回転フレーム側面のロータ
    フレームに取付けたテープ繰り出し装置とテープ長さ検
    出機構を有するカッティング装置とテープ貼付け装置と
    テープ供給装置とテープ切断接着手段と、前記走行台車
    と連結されて走行し鋼管を支持する鋼管支持ロールと、
    前記ロータフレーム上の各往復動駆動機構に空気圧、真
    空圧を送るロータリーシール部と、鋼管突き合わせ部を
    検出する継目検出器と、該検出器からの継目検出信号に
    対応して前記走行台車、巻幅調整台車を走行制御すると
    共に、回転フレーム、テープ供給機構およびカッターを
    制御するテープ巻制御部とからなることを特徴とする自
    動管端テープ巻装置。
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