JPH0219201B2 - - Google Patents

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JPH0219201B2
JPH0219201B2 JP11756585A JP11756585A JPH0219201B2 JP H0219201 B2 JPH0219201 B2 JP H0219201B2 JP 11756585 A JP11756585 A JP 11756585A JP 11756585 A JP11756585 A JP 11756585A JP H0219201 B2 JPH0219201 B2 JP H0219201B2
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JP
Japan
Prior art keywords
glove
resin
repellent
base material
oil
Prior art date
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JP11756585A
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English (en)
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JPS61275407A (ja
Inventor
Hiroshi Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOWA GLOVE CO Ltd
Original Assignee
TOWA GLOVE CO Ltd
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Publication date
Application filed by TOWA GLOVE CO Ltd filed Critical TOWA GLOVE CO Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の対象、産業上の利用分野) 本発明は手袋及びその製造方法に関し、特に掌
部及び甲部が柔軟性を有し、カフス部が堅硬性を
有する手袋及びその製造方法するものである。
(従来技術とその問題点) 手袋基材に撥水加工や撥油加工を施した後、塩
化ビニル樹脂やゴム等の樹脂被膜を施した手袋は
特公昭58−42281号で既に知られている。
作業用の手袋の場合は、手袋は柔軟性を要求さ
れるが、それは掌部及び甲部のみであつて手首か
ら腕へかけてのカフス部は柔軟性は必要なく、む
しろある程度の堅硬性を有することが望まれてい
る。即ち、掌部や甲部は柔軟性を持たせることに
よつて手袋の着脱が容易であるとともに作業性は
良好となり、またカフス部にある程度の堅硬性を
持たせることによつて手袋の使用中にカフス部が
ずり落ちたりまくれがなくなるばかりか、外傷に
対して保護の機能を果すからである。
しかし、従来の繊維製手袋の表面にゴムや塩化
ビニル樹脂を被覆加工して作られる手袋では、掌
部や甲部とカフス部は同一基布で一体に成形され
るため、掌部や甲部に柔軟性を持たせるとカフス
部も柔軟性を有し、一方カフス部に堅硬性を持た
せると掌部や甲部も堅硬性を有することとなる。
即ち、柔軟性か堅硬性かのいずれか一方の性状の
手袋しか得られない。
また基布の表面に形成される樹脂層は、指部を
下にして成形されるので樹脂液を塗着する際に樹
脂液は下方に流動してしまうため、カフス部の樹
脂膜ははむしろ薄くなるという問題点がある。
この問題点を解決するものとして特公昭58−
12361号には裾部を補強した塩化ビニール製作業
用手袋の製造方法が提案されている。
ここで提案されている製造方法は、柔軟性被膜
を有する手袋を製造するに当つて、繊維製手袋に
撥水または撥油処理を施すが、撥水または撥油処
理が施されているために、上記のように、指部を
下にして成形する場合、樹脂液の流動性が増し裾
部の樹脂膜が極端に薄くなるという問題を解決す
るものである。したがつて裾部を塩化ビニール樹
脂で補強するといつても余分に滴下した塩化ビニ
ール樹脂を補充するか、或はそれよりやや多く補
充して手袋を装着するときに内側に巻き込まれな
い程度に厚くするにすぎない。
しかし、この技術手段によれば繊維製手袋に撥
水または撥油処理を施しているため次の問題点が
ある。
(a) 樹脂液ははじかれるため、樹脂液が繊維糸の
間に浸透して繊維糸と絡まることから生じる堅
硬性を有せず、外傷に対して保護の機能を果す
ことができない。
(b) 裾端から樹脂膜が剥離する場合がある。
(c) 樹脂がはじかれるため堅硬性を有させようと
する場合は、何回かに分けて樹脂を塗着して樹
脂膜を形成しなければならず、時間と手間がか
かる。また、上記(a)の堅硬性を確保することは
できない。
(d) 一旦塩化ビニール樹脂が塗着されているため
塩化ビニール樹脂と接着性の悪い樹脂を塗着す
ることができない。
(発明の目的) 本発明は、特公昭58−12361号に記載の発明を
更に発展させてカフス部は外傷に対して保護の機
能を果す所要の堅硬性を有させるとともに裾端か
ら樹脂膜が剥離することがない手袋及びその製造
方法を提供することを目的とする。
(発明の構成) 上記問題点を解決するために講じた本発明の技
術的手段は次のとうりである。
手袋の発明については、 (a) 手袋基材の掌部及び甲部の表面に、撥水また
は撥油処理層を介して柔軟性を有するゴム又は
合成樹脂の薄い被膜が形成してあり、 (b) 手袋基材のカフス部表面には、撥水または撥
油処理層を介することなく、樹脂液が繊維糸の
間に浸透して繊維糸と絡まつて堅硬性を有する
ゴム又は合成樹脂の比較的厚い被膜が形成して
あることである。
手袋の製造方法に発明については、 (a) 手袋基材の掌部及び甲部の表面に、撥水また
は撥油処理を施す工程、 (b) 樹脂液面に対して手袋型を斜めに浸漬し、こ
の手袋型を回転させて手袋基材のうち撥水また
は撥油処理を施した部分に樹脂液を塗着する工
程、 (c) (b)の工程を実施しながら撥水または撥油処理
を施していないカフス部分に樹脂液を垂らしか
ける工程、 の3工程を備えていることである。
本発明を図面を参照しながら更に詳細に説明す
る。
第1図は手袋基材に樹脂液を塗着させる状態を
示す斜視図、第2図は手袋の一部断面図である。
手袋基材1としては、スフ、化繊、綿等の繊維
製の編布または織布が使用される。
この手袋基材1の掌部及び甲部2或いはカフス
部3の一部を含む間を撥水又は撥油処理を施して
撥水又は撥油処理層を形成する。撥水又は撥油処
理は手袋型5に嵌めた後に行なうが、嵌める前に
行なつても良い。
撥水剤、撥油剤としてはフツソ樹脂或いはシリ
コン樹脂等を挙げることができる。
また、撥水又は撥油剤の濃度は、ゴム又は合成
樹脂の薄い被膜50を形成することができる程度
に適宜定められる。
この手袋基材1が装着されている手袋型5を樹
脂液6面に対して手袋型5の中心軸を斜めにして
樹脂液6が塗着できる程度に樹脂液6中に浅く浸
漬する。そして手袋型5を回転させることにより
撥水又は撥油処理を行なつた部分に樹脂液6を塗
着して柔軟性を有するゴム又は合成樹脂の薄い被
膜50を形成する。この塗着と同時に撥水又は撥
油処理を施していない部分に、手袋型5の回転に
合わせて樹脂液6を同一樹脂を平均してたらしか
けて樹脂液が繊維糸10の間に浸透して繊維糸1
0と絡まつて堅硬性を有するゴム又は合成樹脂の
比較的厚い被膜52を形成する。
塗着される樹脂には、天然ゴム等の天然樹脂ま
たは塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリウレ
タン樹脂等の合成樹脂を挙げることができる。
手袋基材1の掌部及び甲部2は撥水又は撥油処
理層4が形成されているため樹脂液6に浸漬して
も樹脂液6は手袋基材1の繊維糸10の中に浸透
しない。したがつて被膜50は薄く形成される。
一方、カフス部3は撥水又は撥油処理を施してい
ないため樹脂液9を塗着すると手袋基材1の繊維
糸10の中に浸透するため撥水又は撥油処理を施
した部分より樹脂膜52は厚くなるが、樹脂液6
の塗着は垂らしかけによるため樹脂液6の浸透は
浸漬法に比較して少ない。
したがつて掌部および甲部2は柔軟性を有し、
カフス部3は掌部および甲部2と比較して堅硬性
を有する。
そして、手袋基材1に必要量の樹脂液6が塗着
された後、加熱成型して掌部および甲部2は柔軟
性を有し、カフス部3は堅硬性を有する手袋を得
る。
(実施例) 実施例 1 綿メリヤス製手袋基材を手袋型に装着した後、
手袋基材の表面にフツソ樹脂を塗布する。この手
袋基材を加熱してフツソ樹脂を乾燥させる。
その後 塩化ビニルペーストレジン(HX−M:住友化
学) 90部 塩化ビニルペーストレジン(EX−A:住友化学)
10部 可塑剤DOP(モンサント) 80部 可塑剤DBP(協和油化) 45部 ゲル化剤(ゲルトン:白石工業) 7部 安定剤(SC:品川化工) 0.5部 安定剤(KP−69A:共同薬品) 2部 顔料(TV−2019:東洋インキ) 1部 からなる樹脂液中に、手袋型を斜めにして浸漬す
る。この手袋型を自転させて手袋基材の掌部およ
び甲部に樹脂液を塗着すると共に、手袋基材のカ
フス部には同一樹脂液を垂らしかける。その後手
袋型を引き上げ、180℃で20分間加熱して掌部お
よび甲部が柔軟性を有しカフス部が堅硬性を有す
る手袋を得る。
実施例 2 実施例1と同様の手袋基材を手袋型に装着し、
手袋基材の表面にフツソ樹脂を塗布する。この手
袋基材を加熱してフツソ樹脂を乾燥させる。
その後 クロロプレンラテツクス(ネオプレンラテツクス
#650固形分) 100部 安定剤(アクワレツクスSMO:デユポン) 3部 安定剤(アクワレツクスWAQ:デユポン) 1部 促進剤(サンセラーTT:三進化学) 2部 促進剤(ノツクセラーTP:大内新興) 2部 加硫剤(コロイド硫黄:鶴見化学) 1部 促進助剤(一号亜鉛華:三井金属) 1部 充填剤(クラウンクレー:オリンクラフト)10部 着色剤(カーボン:白石工業) 1部 分散剤(ウルタモール:バデツシユ) 1部 増粘剤(ラテコールAS:バデツシユ) 5部 からなる樹脂液中に、手袋型を斜めにして浸漬す
る。この手袋型を自転させて手袋基材の掌部およ
び甲部に樹脂液を塗着すると共に、手袋基材のカ
フス部には同一樹脂液を垂らしかける。
この後手袋型を引き上げ、80℃で60分間乾燥
し、120℃で40分間加熱して掌部および甲部を柔
軟性を有しカフス部が堅硬性を有する手袋を得
る。
(発明の効果) 本発明は上記構成を有するので、掌部および甲
部は柔軟性を有し、カフス部は堅硬性を有する手
袋が得られる。この手袋は掌部や甲部は柔軟性を
もたせることによつて手袋の着脱が容易であると
ともに作業性は良好となり、またカフス部にある
程度の堅硬性を持たせることによつて手袋の使用
中にカフス部がずり落ちたりまくれがなくなるば
かりか、外傷に対して保護の機能を果す。
又、手袋基材の全面に撥水又は撥油処理を施さ
ないので高価な撥水又は撥油剤も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は樹脂液が手袋基材に樹脂液を塗着させ
る状態を示す斜視図、第2図は手袋の一部断面図
である。 1:手袋基材、2:掌部および甲部、3:カフ
ス部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 手袋基材の掌部及び甲部の表面に、撥水
    または撥油処理層を介して柔軟性を有するゴム
    又は合成樹脂の薄い被膜が形成してあり、 (b) 手袋基材のカフス部表面には、撥水または撥
    油処理層を介することなく、樹脂液が繊維糸の
    間に浸透して繊維糸と絡まつて堅硬性を有する
    ゴム又は合成樹脂の比較的厚い被膜が形成して
    ある手袋。 2 (a) 手袋基材の掌部及び甲部の表面に、撥水
    または撥油処理を施す工程、 (b) 樹脂液面に対して手袋型を斜めに浸漬し、こ
    の手袋型を回転させて手袋基材のうち撥水また
    は撥油処理を施した部分に樹脂液を塗着する工
    程、 (c) (b)の工程を実施しながら撥水または撥油処理
    を施していないカフス部分に樹脂液を垂らしか
    ける工程、 の3工程を備えた手袋の製造方法
JP60117565A 1985-05-30 1985-05-30 手袋及びその製造方法 Granted JPS61275407A (ja)

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JPS61275407A JPS61275407A (ja) 1986-12-05
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CN101945592B (zh) * 2008-02-15 2012-07-11 株式会社东和公司 手套及其制造方法
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JPS58180604A (ja) * 1982-04-16 1983-10-22 東和グロ−ブ株式会社 塩化ビニ−ルまたはゴムを表面に被着せる布手袋の製造法

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