JPH0219154B2 - - Google Patents

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JPH0219154B2
JPH0219154B2 JP55058509A JP5850980A JPH0219154B2 JP H0219154 B2 JPH0219154 B2 JP H0219154B2 JP 55058509 A JP55058509 A JP 55058509A JP 5850980 A JP5850980 A JP 5850980A JP H0219154 B2 JPH0219154 B2 JP H0219154B2
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JP
Japan
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adhesive
aqueous
vinyl acetate
coated
emulsion
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JP55058509A
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Masahiro Koyakata
Makoto Yamamoto
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Kanebo NSC KK
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Kanebo NSC KK
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、木質の被接着面を有する材料と、プ
ラスチツク(合成樹脂)質又は金属質の被接着面
を有する材料を接着せしめる、接着方法に関す
る。更に詳しくは、上記の両被接着面を作業性、
接着効果良くかつ容易(速硬的)に接着し得る、
接着方法に関する。 従来、ビニル系重合体水性エマルジヨン等の合
成樹脂水性エマルジヨンとイソシアネート化合物
よりなる接着剤及び該接着剤を使用する接着方法
は、例えば、特開昭49−26341号公報、同50−
69136号公報及び同50−64335号公報等に開示され
ており公知である。 しかしながら、これらの接着剤では、イソシア
ネート化合物が、該水性エマルジヨン中の多量の
水と混和しているため水との反応(副反応)を併
起して、イソシアネート化合物の消費、活性水素
含有ポリマーとの反応(硬化)の遅延化、耐水
性、耐熱性の低下、発泡による接着性の低下等を
起しやすい。また接着体の生産性、接着性能を向
上するためには、反応性を高くする必要があり、
反応性を高くすると該接着剤の粘度上昇速度が早
くなりかつ可使時間が短くなつて、接着剤の調整
回数が増加する。更に接着剤塗工用機器に付着し
た接着剤硬化物が容易に除去し難しくなる等、作
業性が低下する。 本発明者等は、上記従来技術の問題点を解消す
るために鋭意研究した結果、後記構成によれば、
後記の両被接着面を、作業性(両接着用組成物に
可使時間の制限がなく、塗工、塗工用機器の清浄
等の作業が容易)、接着効果(常態接着強度、耐
水接着強度、耐熱接着強度が高い)が良く、容易
かつ速硬的に接着し得ることを見出し、本発明を
完成した。 本発明の目的とするところは、木質の被接着面
とプラスチツク質又は金属質の被接着面を、容易
(速硬的)に強固に接着し得る、接着方法を提供
することにある。 本発明の他の目的は、上記の両被接着面に別々
に塗布し、その両塗布面を接触(接合)するとき
は常温下でも速やかに硬化(反応)して接着性
(常態接着性、耐水接着性、耐熱接着性)の高い
接着層を形成するが、両塗布面を接触しないとき
は安定で可使時間の制限なく使用性、作業性にも
良好な接着用組成物A,Bを提供することにあ
る。 本発明の更に他の目的及び利点は以下の説明か
ら明らかにされよう。 上述の目的は、ポリ酢酸ビニル水性エマルジヨ
ン又は酢酸ビニル−エチレン共重合体水性エマル
ジヨン(以下、これらの水性エマルジヨンを総称
する場合は、酢酸ビニル系ポリマーエマルジヨン
という)中にポリビニルアルコール(以下、
PVAと略記)とジブチルチンジラウレートとを
含有している接着用組成物Aを塗工した木質の被
接着面と、 メタフエニレンジイソシアネート及び/又はメ
タフエニレンジイソシアネートとポリマーグリコ
ールとから形成されたウレタンプレポリマー(以
下、これらをポリイソシアネート系化合物とい
う)を主成分として成る接着用組成物Bを塗工し
たプラスチツク質又は金属質の被接着面とを、 両接着用組成物A,Bの塗工面を対向し、重合
するように接合して、硬化せしめることによつて
達成される。 本発明に使用する前記の接着用組成物Aは、 (1) PVA水溶液の中で酢酸ビニルを乳化重合し
て生成したポリ酢酸ビニル水性エマルジヨン、
又はPVA水溶液の中で酢酸ビニルとエチレン
を乳化共重合して生成した酢酸ビニル−エチレ
ン共重合体水性エマルジヨンと、ジブチルチン
ジラウレートの水性分散液を混合する。 (2) PVAを含有していない水の中で酢酸ビニル
を乳化重合して生成したポリ酢酸ビニル水性エ
マルジヨン、又はPVAを含有していない水の
中で酢酸ビニルとエチレンを乳化共重合して生
成した酢酸ビニル−エチレン共重合体水性エマ
ルジヨンと、PVA水溶液と、ジブチルチンジ
ラウレートの水性分散液とを混合する。 等によつて調整される。 これらの組成物の中で上記(1)の組成物は、
PVAの一部が酢酸ビニル系ポリマーに結合して
いるので、該ポリマー及びジブチルチンジラウレ
ートの水中分散をより安定にし、しかもその
PVAが接合時に前記ポリイソシアネート化合物
と反応して前記接着効果をより向上し得るので、
特に好ましいものである。 前記酢酸ビニル−エチレン共重合体における酢
酸ビニルとエチレンとの共重合比率は重量比で
70:30〜90:10が好ましい。また接着用組成物A
における、PVA(完全鹸化PVAに及び/又は部
分鹸化PVA)の含有量は3〜7重量%、前記酢
酸ビニル系ポリマーの含有量は40〜60重量%、ジ
ブチルチンジラウレートの含有量は前記酢酸ビニ
ル系ポリマーに対して0.01〜20重量%が好まし
い。 ジブチルチンジラウレートの量が上記範囲より
少ないと硬化時間が遅延し、長時間の圧縮が必要
となり、又逆に多過ぎると接着性が低下する傾向
にある。また配合するに際しては、前記の如く水
に分散した分散液の形で用いることが好ましく、
この様にすることにより、均一に分散でき、接着
用組成物Aの経時による保存安定性及び触媒とし
ての活性持続性が一層増大する。 接着用組成物Aは、前記の主要成分に加えて、
接着剤組成分として通常使用される充填剤、でん
粉、小麦粉等の増量剤等を本発明の効果を阻害し
ない範囲内で配合使用してもよい。接着用組成物
Aは、PVA(保護コロイド)によつて酢酸ビニル
系ポリマーとジブチルチンジラウレートの微粒子
を安定に分散しており、そして可使時間の制限は
なく、経時安定性も優れているので、従来技術
(前記)のような粘度上昇や塗工時の問題(塗工
性がわるくなる。塗工量が激変する。塗工用機器
の清浄が困難。)が皆無であり、作業性も良好で
ある。そのため、始終一定の粘度で一定均一な塗
工層を形成し得る上に、その被接着材料は多孔質
でかつ吸水性の木質材料であるから、該組成物A
中の酢酸ビニル系ポリマーとPVAとジブチルチ
ンジラウレートが共存状態でよく浸透して塗工層
を形成すると共に過剰の水分は吸収される。この
ように該組成物Aの塗工層における含水量が木質
材料によつて低減されるので、該組成物Bとの接
触時には、ポリイソシアネート系化合物と水との
反応(副反応)や発泡が抑制され、しかも硬化反
応(ポリイソシアネート化合物と、遊離常態の又
は酢酸ビニル系ポリマーに結合しているPVA等
の活性水素結合反応や架橋反応、ポリイソシアネ
ート系化合物の重合反応)が選択的に進行し、常
温下でも容易に硬化して、接着効果の高い接着層
を形成し得る。 接着用組成物Aの木質の被接着面に対する塗工
量は100〜200g/m2が好ましく、その塗工手段
は、ローラー塗り、刷毛塗り等の慣用技術を適用
することができる。 前記接着物用組成物Bにおける、『メタフエニ
レンジイソシアネートとポリマーグリコールとか
ら形成されたウレタンプレポリマー』とは、ポリ
エーテルグリコール、ポリエステルグリコール、
ポリエーテルエステルグリコールからなる群より
選択されたポリマーグリコールとメタフエニレン
ジイソシアネートより形成された末端に2つ以上
のイソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ーを意味する。 前記接着用組成物Bは、該組成物Aと同様に可
使時間の制限がなく、経時安定性も良いので、従
来技術の如き粘度上昇や塗工時の問題無く、更に
作業性も良好である。しかもこの組成物Bも塗工
する被接着面(プラスチツク質又は金属質)も疎
水性であるから両者間の接着親和性が高く、かつ
濡れも良いので密着性の高い塗工層を形成し得
る。 接着用組成物Bの該疎水被接着面への塗工量は
20〜30g/m2が好ましい。 尚、該組成物Bには必要に応じて、例えば塩化
メチレン等のハロゲン化炭化水素や不活性有機溶
剤を稀釈剤として添加使用することができる。 前記の接着用組成物A,Bを夫々別々に塗工し
た被接着材料は、その塗工面が対向するように接
合(圧縮)して、放置すると、常温下でも速やか
に上述の如く硬化(反応)して、前記の両被接着
面を強固に接着することができる。 本発明の接着方法によれば、 (1) 使用する接着用組成物A,Bは、両者が接触
しない限り反応(硬化)しないので、可使時間
の制限なく安定で、使用性、作業性も良い。 (2) 両塗工面を接合してから初期強度が発現する
までの時間が1〜5分間と短い。 (3) 室温下でも速やかに硬化できるので、加温す
る機器を必要とせず、また接着体の生産性も高
い。 (4) 上記の如く可使時間の制限がなく、かつ速や
かに硬化するため複雑な部分や、接着作業の困
難な部分へ適用しても、充分その接着効果がも
たらされる。 以下、実施例について説明する。 尚、実施例に示した部とは重量部を、%とは重
量%を意味する。 実施例 1 撹拌機、温度計、逆流冷却器、窒素導入管を付
した反応器に、水159.7部、過硫酸アンモニウム
0.15部、ポリエチレングリコールエーテル型の非
イオン界面活性剤であるプロノン(日本油脂株式
会社製)2部、酢酸ビニル10部を加え、70℃にて
窒素雰囲気下で30分間反応後、酢酸ビニル75部を
1時間にわたり滴下しながら70℃で反応させポリ
酢酸ビニル水性エマルジヨンを得た。 この水性エマルジヨン100部に対して、PVA−
205(倉レ(株)製品、部分鹸化ポリビニルアルコー
ル、重合度500)の25%水溶液を10部添加し、更
にキヤタリスト#32(第一工業製薬(株)製、ジブチ
ルチンジラウレートの水性分散液、濃度35%)を
4部添加し、混合してこれをA液とした。 一方、ハイプレンAX−621(三井日曹ポリウレ
タン(株)製、メタフエニレンジイソシアネートをポ
リプロピレングリコールに付加反応して生成した
ウレタンプレポリマー、遊離NCo=9.1%)をB
液とした。 A液を2.7mmのタイプ合板(ラワン材)の上
に100g/m3の量で塗工した。一方ウレタン塗料
にてコートされた2.7mmの木質化粧板のウレタン
塗料面上に30mm2/m2の割合でB液を塗装し、A液
の塗工面をB液の塗工面とを合わせ、3Kg/cm2
圧力で10分間プレスして24時間後に測定した常態
接着強度は30Kg/cm2であつた。 また、耐水接着強度は12.1Kg/cm2、耐熱接着強
度は35.5Kg/cm2で接着効果は極めて良好であつ
た。 また、前記プレスを3分間行つた後の引張剪断
強さを常態接着強度の測定法に準じて測定した結
果、16.1Kg/cm2であつた。この結果から前記接着
用組成物A,Bの反応速度(硬化速度)が早いこ
とを確認した。 また、上記の常態接着強度を測定した接着体の
接着層を50倍の拡大鏡で観察した結果、微小気孔
も無く、発泡していないことも判明した。 尚、上記の常態接着強度は、テンシロンUTM
−1を使用し、引張速度10mm/分で引張剪断断強
さを測定した。 耐水接着強度は、30℃の水中に20時間浸漬した
後の引張剪断強さを測定した。 耐熱接着強度は、80℃の乾燥器中に3日間放置
後、18℃まで放冷したときの引張剪断強さを測定
した。 比較例1 (実施例1のA液とB液との混合物を
接着剤として使用する場合。) 実施例1のA液とB液とを混合した後、この混
合物を実施例1のタイプ合板(ラワン材)と、
ウレタン塗料でコートされた化粧板の夫々に塗工
する他は実施例1と同様に行なつた。その結果、
常態接着強度は21.5Kg/cm2、耐水接着強度は3.2
Kg/cm2、耐熱接着強度18.3Kg/cm2で接着効果は低
いことが確認された。また、実施例1と同様に行
なつた3分間プレス後の引張剪断強さは4.5Kg/
cm2であり、初期接着強度は極めて低く、前記の硬
化(反応)速度は著しく遅いことがわかつた。 更に前記常態接着強度の測定に使用した接着体
試料の接着層を50倍の拡大鏡で観察した結果、気
孔が多く生成しており、硬化(反応)時に発泡し
たことが判明した。 比較例2 (実施例1のA液を接着剤と使用した
場合) 実施例1のA液をタイプ合板(ラワン材)と
ウレタン塗料でコートされた化粧板の夫々に塗工
する他は、実施例1と同様に行なつた。その結
果、常態接着強度は3Kg/cm2、耐水接着強度は0
Kg/cm2、耐熱接着強度は2Kg/cm2で接着効果は極
めて低く、実用的な接着効果は認められなかつ
た。 実施例 2 実施例1で使用した反応器中に水115部及び
PVA−205(部分鹸化PVA)を15部入れ、70℃に
昇温しPVAを溶解後、0.2部の過硫酸アンモニウ
ムと10部の酢酸ビニルを加え30分反応させた。そ
の酢酸ビニル90部を2時間を要して添加して、ポ
リ酢酸ビニル性エマルジヨンを得た。このエマル
ジヨン100部に対し、キヤタリスト#32は10部を
加え、これをA液とした。B液にはハイプレン
AX−621を50%まで塩化メチレンにて希釈した
ものを用い、実施例1と同様に、A液を2.7mmの
タイプ−合板(ラワン材)面へ100g/m2の量
塗工し、B液を下記第2表に示す各種の材料に50
g/cm2の割合で塗工し貼り合せ、5Kg/cm2の圧力
で10分間プレスし、3時間後及び7日後の引張
断強さを測定した。結果を第2表に示す。測定機
器、条件は実施例1と同様である。
【表】 上表から、本発明方法により接着するとプラス
チエツクに対する接着性が良く、合板の破断をす
るような強度に達していることがわかる。 実施例 3 実施例2で得たポリ酢酸ビニル水性エマルジヨ
ン100部に対し、コーンスターチ20部及びPVA−
205の25%水溶液20部を加え10分間撹拌した。こ
の水性分散液100部にキヤタリスト#32(ジブチル
チンジラウレート水分散液)を15部添加しA液と
した。B液はハイプレンAX−621(ウレタンプレ
ポリマー)の100部にメタフエニレンジイソシア
ネートを20部加え、この溶接にアセトンを50部加
えたものとした。A液の厚さ10mmのカバ材に100
g/m2の割合で塗工し、B液を同じ大きさ、厚さ
のウレタン塗料で被覆されたカバ材に50g/m2
割合で塗工し、貼り合せ5Kg/cm2の圧力で、0
分、3分、5分、10分、20分の圧縮時間をとり接
着し、圧力をはずしてから30分後にJISK−6852
のブロツク剪断強さを測定した。測定は圧縮速度
を3mm/minに設定し、テンシロンUTM−を
使用した。結果を第3表に示す。
【表】 また3分間プレスし、7日経過後の圧縮剪断強
度は145Kg/cm2、5分間プレスし、7日経過後の
圧縮剪断強度は159・9Kg/cm2であつた。これら
の結果から、本発明の接着方法によると高い初期
接着力を発揮することがわかる。 実施例 4 スミカフレツクス#400(住友化学(株)製品、酢酸
ビニル−エチレン共重合体(重量共重合比率=
82:18)の水性エマルジヨン)50部と、スミカフ
レツクスCY−46(住友化学(株)、酢酸ビニル−エチ
レン−アクリル酸共重合体(重量共重合体比率=
84.5:15:0.5)50部との混合物にキヤタリスト
#32(ジブチルチンジラウレート水性分散液)5
部添加し、撹拌下に混合した。次にこの混合物に
PVA−117(クラレ(株)製、完全鹸化PVA)の10%
水溶液を10部添加し、混合した組成物をA液とし
た。 ハイプレンAX621(前記のウレタンプレポリマ
ー)をB液とした。 A液を2.7mmのタイプ合板(ラワン材)の上
に100g/m2の量で塗工した。一方2.7mmのポリエ
ステル塗料にて被覆された木質化粧板のポリエス
テル塗料面に30g/m2の割合でB液を塗工し、実
施例1と同様にして接着し、引張剪断強さを測定
した。結果を本発明として第4表に示す。 比較参考例として、第4表に示す比較1〜4の
各接着用組成物を前記両方の被接着材料に塗工す
る他は、前記の本発明と同様に行なつた。結果を
第4表に示した。
【表】
【表】 尚、比較4の接着体試料の接着層を50倍の拡大
鏡で観察した結果、微細気孔が多数存在してお
り、硬化(反応)時に発泡したことが確認され
た。 第4表の結果からも明らかなように、従来技術
の一液型の接着用組成物を両方の被接着面に塗工
して接着する方法(比較較1〜4)に比較して、
本発明の接着組成物A,A液と接着用組成物B,
B液を別々に両方の被接着面に塗工して接合して
硬化させる本発明の方法は接着硬化においても著
しく優れている。 実施例 5 実施例1で製造したポリ酢酸ビニル水性エマル
ジヨンの代りに、実施例2で製造したポリ酢酸ビ
ニル水性エマルジヨンを使用する他は、実施例1
と同様に行なつた結果、常態接着強度は35.0Kg/
cm2、耐水接着強度は15.1Kg/cm2、耐熱接着強度は
40.2Kg/cm2であつて、接着効果に優れていた。ま
た3分間プレスした後の引張剪断強さな16.9Kg/
cm2で高い初期接着強度を示した。また接着層を50
倍の拡大鏡で観察したが、微細孔も無く、硬化
(反応)時に発泡しなかつたことが確認された。 実施例 6 実施例1で使用ポリ酢酸ビニル重合体水性エマ
ルジヨンの代りに、実施例4で使用したスミカフ
レツクス#400(前記の酢酸ビニル−エチレン共重
合体水性エマルジヨン)を使用する他は、実施例
1と同様に行なつた。その結果、常態接着強度は
30Kg/cm2、耐水接着強度は15.1Kg/cm2、耐熱接着
強度は32.1Kg/cm2で接着効果は極めて良好であつ
た。また3分間プレスした後の引張剪断強さは
16.5Kg/cm2で高い初期接着強度を示した。また接
着層を50倍の拡大鏡で観察した結果、微細気孔も
無く、硬化(反応)時に発泡が起らなかつたこと
が確認された。 実施例 7 常法に従つて、ポリビニルアルコール水溶液の
中で酢酸ビニルと、エチレンを乳化重合反応を行
なつて、得られた酢酸ビニールエチレン共重合体
(重量共重合比率=85:15)の水性エマルジヨン
(固形分濃度及びPVA含有量が実施例2のポリ酢
酸ビニル水性エマルジヨンと同じ)を、実施例1
のポリ酢酸ビニル水性エマルジヨンの代りに使用
する他は、実施例1と同様に行なつた。その結
果、常態接着強度は30.3Kg/cm2、耐水接着強度は
17.9Kg/cm2、耐熱接着強度32.1Kg/cm2で、接着効
果は極めて良好であつた。また3分間プレスした
後の引張剪断強さは16.9Kg/cm2で高い初期接着強
度を示した。また接着層を50倍の拡大鏡で観察し
た結果、微細気孔も無く、硬化(反応)時に発泡
が起らなかつたことが判明した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリ酢酸ビニル水性エマルジヨン又は酢酸ビ
    ニル−エチレン共重合体水性エマルジヨンの中に
    ポリビニルアルコールと、ジブチルチンジラウレ
    ートとを含有している接着用組成物Aを塗工した
    木質の被接着面と、 メタフエニレンジイソシアネート及び/又はメ
    タフエニレンジイソシアネートとポリマーグリコ
    ールとから形成されたウレタンプレポリマーを主
    成分として成る接着用組成物Bを塗工したプラス
    チツク質又は金属質の被接着面とを、 両接着用組成物A,Bの塗工面を対向し、重合
    するように接合して、硬化せしめることを特徴と
    する、木質の被接着面とプラスチツク質又は金属
    質の被接着面とを接着せしめる方法。
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JP2001354913A (ja) * 2000-06-12 2001-12-25 Konishi Co Ltd 湿気硬化型接着剤を用いる接着方法

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